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愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた__指名式、BNL/560


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375: リル=フィシー [×]
2021-02-20 15:24:51



>>セス(>>370)

(第三皇子の揺り籠で上った階段はどこにあるのかしら。彼の居所が分からないため頭に浮かぶのは出会った庭園くらいのものだが、しかし道順など憶えておらずぼんやり考えていた頭に飛び込んできたのは弾んだ知らない声で、反対側から聞こえてきたそれに反応するより前に声の主が回り込んで現れれば驚いているのかも曖昧な表情のまま二、三度瞬いて繊細な服の柄を凝視し。頭上にゆっくりを顔を向ければそこにある褐色の肌と大きく開いた口から覗く牙のような白い艶の輝きを見つめ、「ご機嫌よう。あなたも、わたしに優しい皇子様なのね」思い出されるのは夜が明けたら兄弟たちが放っておかないと言った第三皇子の言葉。雰囲気も容姿も何もかもが違うものの自身に向けられる瞳には昨晩の皇子様の好意的な心地良さと同じものを感じて僅かに目を細め。上背のある皇子がどこか詰め寄るように一歩近付けば本能的に重心が踵に寄りそのままに扉に凭れ、そうすると目の前の第四皇子は影を落とす壁のようであるがこっくりと深みのある琥珀色の双眼には圧迫感ではなく縋るような迫るものがあり、愛らしさを自負しながらもその瞳を可愛らしいものに感じると「そんな、怯えた子猫のような目をしないで」よりのぞき込めばその視線を真っ直ぐに見つめ返し、獣のような鋭い歯も頬に触れることのなかった手に現われた躊躇いを思えばもはや臆病な小動物にさえ思える。「わたし、本当は忙しいのよ。おうちに帰らないといけないし、放っておかれたからハインツ皇子を探さないといけないの。でも、そう見つめられたら……」“かくれんぼの得意な侍女”が家に知らせたにしろ子女がこのまま無断外泊を続けられないという本人の理屈に、独り占めというあのひどく満たされる甘美な誘惑と彼の子猫の目付きを正当化させるべく出した答えは「……レモネードを、ご馳走してくださる?」おしゃべりに夢中で飲み損ねた涼し気な名前の飲み物を理由に、頷いてくれれば一緒にいられるのだと意味を込めて首を傾げてみせ)



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