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159:
シャトン [×]
2020-10-07 21:18:55
>>ロメロ様(>>158)
(甘い薔薇の香りに鉄の匂いが混ざり落ちていく。綺麗なものを汚してしまった、この庭の持ち主に見つかったら怒られてしまう…混沌とした思考を奪うように、“色々な人の香り”が混ざった誰かの気配が。続いて、誰かに快い挨拶をされた覚えのない貴族の娘には…耳から髪の先、しっぽの先までぶわっと毛が一瞬揺れる程度に“刺激的な”声が。耳が人より敏感に音を拾うものだから、その知らない体験に驚いたまま顔を向ければ、最初に目に入ったのは薄紫色のキャンディのような瞳。その後ゆっくりと視線は髪、耳、頬、喉元…と輪郭を辿り。少しばかり緩まされた襟元を含めたとして有り余る気品と、相反した夜の湿った気配、暗い部屋の中に住む猫でも聞いたことのある見目_追っ手に怯え、とんでもなく目立つ場所に逃げ込んでしまったらしい。絡め取るような言葉と共に伸ばされた指先から、本能的に逃れるように手を引いて「__御手を汚してしまいます、それよりも薔薇が」と言い訳で唇を汚す。けれど、非礼があったことが知れたら?…それはそれで恐ろしい、「流石の私も、御尊顔は数度お見掛けしております…皇子様の薔薇を穢してしまって」と頭を垂れるように僅かに膝を折り挨拶を。“姫”だなんて恐れ多い、と思うのに、溶けた砂糖のように“その呼び名は正しいのだ”と勝手に受け入れた自分自身には気が付かないまま。逃げている最中、あまり目立ちたくはないと望めば望むほど、神様は意地悪をするようで通り過ぎる人々がちらりちらりと視線を寄越してくる。数歩後退し、逃げ道を望む小さな迷い猫はにゃあとも鳴かずに、血が伝う指先ごとぎゅっと胸の前で握り締めて)
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