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16951:
斎藤晶 [×]
2022-03-02 21:11:32
>大海原疾風さん
「確かに『全力を尽くせば』、この金額は持ち運べるわね。生憎私は体力や筋力には恵まれていないから」
札束を見せられた瞬間、晶はすっと目を細める。それと同時に、バチリと火花の迸る音が部屋に響き渡った。ボサボサとした髪は瞬時に後ろで纏められ、着ている服も白衣を基調とした服に変わる。赤と緑のグラデーションを流し込んだような瞳が疾風さんを再び捉えると、紡ぐ言葉は先ほどとは全く違い。それは先ほどの人格が「奴隷」ならば、今の人格は「女王」そのものだと思わせるほどだった。
「……なるほど。貴女は恐ろしく『理解して』いるのね。ええ、こちらこそよろしくね疾風さん」
大人しいもちうさを抱っこすると、撫でながら検分するような視線を向ける。晶は決して馬鹿ではない。元から持つ知能、さらには全てを見通す能力を合わせれば「天才」の域に入るだろう。だからこそ理解した。疾風さんの持つ頭脳が半ば人智を越したものであり、自分はその下位互換に過ぎないことを。伯父が道を踏み外したのは、このような天才を目の当たりにしたからか。口調こそ不遜だが、晶の言葉にこもる敬意は本物だった。
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