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新・戦闘恋愛なりちゃ(イベント)/1149


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920: 黄泉 [×]
2022-04-02 00:55:16

    >大海原疾風さん、継接縫姫さん

バリアをあっさりと首もろとも貫かれ、血を零しながら倒れ込む疾風。
その光景は何故か黄泉の目には唐突にスローモーションに映った。 

(【………キ……………リエ……………?】)

禁忌との一騎打ちにて変換された禁忌の魔。
その魔そのものの奥底に秘めた封印されし記憶が酷似した状況がトリガーとなり黄泉の脳裏にフラッシュバックしていく。

信じていた唯一無二の両親。
同僚の組織の連中。
それら全てに裏切られ、血反吐を吐き地面に這い蹲る烏丸桐恵。

これらが見せるのは全て禁忌の記憶。
黄泉がこの様な過去を思い起こす事自体が有り得ない事。
だが結果として魔を通じて今の黄泉は嘗ての禁忌の記憶を垣間見ている。

そして………聞こえるはずの無い幻聴がまるでテレパシーの様に心に響く。

(【守れ……という事か。】)

傷付き倒れていく者達。
嘗て自分自身が守れなかった大切な存在を守って欲しい。
そう言われている気がしてならなかった。

黄泉の中で何かが切り替える。

すると黄泉は倒れ込んでいる疾風を軽く片手で揺り籠の様に体の前で疾風を抱え始めた。
零れる疾風の血であっという間に血塗られていく黄泉の両腕。

【弱い者から狙い相手の数を減らす。実に合理的かつ効果的だ。………だが。】

そんな血塗られていた両腕は黄泉の言葉の区切りと共に雲散霧消の如く消え失せる事となる。

【この場、この時に限ってはミステイクと言っておこう。】

黄泉を起点に突如光の柱となって天に伸びていく黄泉の極光魔。
それは疾風をも包み込み貫かれた首や今の今まで零れていた血が嘘のように無くなっていった。

それも束の間

天に伸びていく光の柱と相反する闇の如き黒の光の柱が出現し、2つの光の柱はやがて屈曲を始め黄泉の周囲を包み込んでいく。

混ざり合う極光魔と極黒魔。
それらが生み出すフィールドは正に混沌と化していた。
それは言うならば地獄

疾風と黄泉を守護する様に荒れ狂う2つの魔が生み出す余波は対峙する全ての障害を容赦無く消し飛ばしていく。
そんな魔の暴風とでも表現すべき地獄の戦場が今此処に再現されたのだ。

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