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新・戦闘恋愛なりちゃ(イベント)/1149


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912: 多キャラの龍さん [×]
2022-03-29 03:16:38

(大変おくれました事を謝罪します。長文失礼します。)
<908 <ルミナスさん

「あんた、無理するなって言ったそばから血を流すな。あと降りるなよ。.......地面の方がどうもきな臭い。下の階か?上手く言えん。だがこの土人形には感謝する。どうも俺は今の空間のせいもあるが魔力の類の反応は低いらしい。こいつらとあんたの反応があればなんとかなるだろ。」

そう言えば進みゆくゴーレムの後ろを、砂金はルミナスさんをシーツで包み背中に負って歩いていく。
薄暗い廊下を暫く歩けば曲がり角が見えゴーレムが曲がった瞬間ガランゴロンと音が響く。
砂金がゆっくり除けば曲がり角は直ぐ階段になっており、転落したようだ。
幸い、ルミナスさんの魔力がまだあるゴーレムは形を保っており、ムクリと起き上がる。そのままゆっくりと降りて行くため、砂金はそのまま着いていく。
降りていけば行くほど、2人には、どんどんと足が重くなるような優しさ、偽善、覆うような魔力が沼のように沈み、足取りを悪くする。
2、3回回った頃階段は途絶え、目の前に長い廊下が再び続く。
ゴーレムがその廊下を進む為、砂金はそのままルミナスを担ぎ直すと足を踏み出す。途端、傍の花瓶が転がる。
砂金は銃を構えるが何の姿も見えない。
そう、魔力が元々低い砂金には見えないのだ。
ゴーレムはその存在に気づき、ルミナスさんは弱っていてもはっきり見えるだろう。
赤く染った大狹を持つ木製の人形。
老朽化が激しく動く度ボロボロと木屑が零れるが「それ」は今、この施設内にいる存在にはとてもきけんであることを。
何故なら、その人形からホテルと同じ魔力を出している事。大狹がバチンっと砂金の銃を構えていた腕を切った瞬間、砂金の切られた左腕が銃を落とし、ぶらりと力を無くす。
だが腕は切れていない。切られたのは「左腕の存在」であることをルミナスさんは分かるだろう。それを示すように切られた左腕から零れる赤い魔力を吸って、大狹は赤く染まっていた。

廊下に文字が激しく描かれる。

「If you can't escape to the right room, you're done.
I cut the wings of an angel.
I can't enter the room of an angel without wings.
(正しい部屋に逃げられなければお終い。
私は天使の羽を切りました。
翼のない天使の部屋には私は入れない。)」

砂金は自分の腕の異常に気づいた瞬間には走り出し、人形は大狹を掲げて追いかけていた。

ルミナスさんのゴーレムは、どこかの部屋のドアを開けようとしているが、此処は一層「偽善」とも言うべき覆う魔力が強く、感知はかなりの難易度だろう。
2人が気付いていたかは定かでないが、フロアは、6Fと書かれていた。

【赤き箱の力 砂金及びルミナス 対戦】

<909 <黄泉さん

「ん~。」
生柔らかい返事をしつつ黄泉さんの傍に立つと火打石の音が背後から。振り返ればピシャンと絢爛豪華な鳳凰の障子が閉まっているだろう。
小太鼓、尺八、琴の音が蛇味線の連打に合わせて題名のない音楽を流していき部屋中のコンクリートがひっくり返って畳が彩る。蛍光灯は吊るし提灯が立ち並び背後以外の三方面の障子が閉まれば縦、横、斜めと開いていき、かなりの広さの空間を作り出す。そして畳は上下の段差を作り梯子はかけられどこかの鬼を殺す漫画のような幻想的かつ和風の空間が出来上がる。

黄泉さんと疾風を中心として姿を変えた部屋の一番奥には南京錠のかけられた梅の障子が見える。
全ての舞台が出来上がった時、音楽が止み詩が一節。

「貴女の血は醜い事。」

その言葉を皮切りに疾風は間違いなく自分に「バリア」の魔法をかけていたがそれごと破るように穴あき竹が竹藪の障子から生え、疾風の首を貫く。

声を出す前に疾風はどんな意味かは分からないが目を開き、ごぷッと口からも刺さった竹からも血を零してその場に倒れ込んだ。

「あんさんの血はさぞ綺麗そうですなぁ。では、参りましょか?」

黄泉さんを見定めるような視線が上から来れば移動して、疾風が零した血は形を織り成し血液だけの人型が蠢き始め、障子から、提灯から、模様だった花や鳥が鉄臭い醜悪な.......川と肉だけを残した継ぎ接ぎが集い始めた。

【一の護衛 継接縫姫 黄泉 開戦】

<910 <ディーリスさん

「そうね。でも、もう少し明るくて、私に似合う綺麗なホテルに案内されたいものだっわっ!!!」

ディーリスさんの発言に反応しつつ近寄れば突然倒れた花瓶に、ターナは過敏に反応する。転がる花瓶は平面に見えるフロントを右斜め下に転がっていくだろう。

「それより、どんどん魔力が強まってるわ。早く探索して脱出を考えましょう。」

ターナは感じ取れる魔力の濃さに嫌悪感を見せていた。が、次の瞬間下の方から何か大きなものが落ちる音が響けば女王は素早く鞭を持ってディーリスさんの傍に寄る。

「何何何!!もうっ、嫌っ!何なのよこのホテルはっ!!」

ややキャラ崩壊し始めた頃に2人は同時に感じるだろう。重く、苦しい魔力が背後に居ることに。
首が重たい。その中振り返れたターナが見たのは、赤いシミが見える棺桶を鎖で身体にしばりつけて迫る、包帯まみれの「何か」だった。
それはこのホテルの魔力と同じものであることに容易に気づくだろう。

それは手を伸ばし、迫り来る。
ターナは逃げようと足を後ろに擦り寄せていた。
フロントから見える逃げ道は、上に登る階段くらいだろうか。


2人が気づくか分からないが、その魔力の棺桶.......包帯の何かはずっと呟いている。
恐怖、及び敵対しているターナに比べ落ち着いているディーリスさんはもしかしたら聞き取れるかもしれない。

「where? where? I'm here ... Let's get rid of it, let's get rid of bad boys.
We are together.
I'm lonely, where are you, take me to the referee ....
Do not be afraid........
(何処?何処?私は此処だよ.......。仕舞おうね、悪い子は、仕舞おうね。
私達は一緒だよ。
寂しいよ、何処なの、審判に連れて行って.......。
怖がらないで.......。)」

<911 <桜さん
遊園地に向かった桜さんには血のない死体が転がる静かな遊園地と、気味の悪い建物。そしてその入口が空いておりその直ぐに鳳凰の障子が見えることだろう。
そして、魔力を感知すれば、ホテルからにじみ出る魔力から逃げる様な力を感じることも出来る。だが、建物に入り交じっているが他の魔力も確認できる。
少なくとも、遊園地で行動が起こせそうなのはあの不気味な施設だけだろう。

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