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オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
601:
晶&クエ&エフィス [×]
2021-05-17 13:03:56
>ビルの外
エフィス「随分と律儀なんだな…………いや、いいんだ。ありがとな銀河」
焚きつけたとはいえ、実際に行動するのは自分たちなのだから銀河さんが責任を負う必要なないはず。柱の一件でも垣間見た銀河さんの律義さに純粋な驚きを見せるエフィスだったが、すぐにほっとしたように微笑んだ。
>御剣家
『ゲルマン・マルティネスがこの街に現れて、実験と称してこの街を襲撃した。その際に知枝は『星界魔力』をゲルマンに打ち込まれる。その魔力が悪魔の血と結びついたことで、知枝は悪魔「ベルゼブブ」化した。その際に鉤爪のようなものを発現。感覚障害は、その際の後遺症だと思われる。』
冥さんが資料を探している間、クエと晶は促されるままにソファーに座る。晶はその後、声代わりとなったスケッチブックに知枝さんに起こった経緯を記していき、書き終えると叩きつけるようにテーブルの上に置く。文章は事実と考察のみを並べた淡々としたものだったが、筆跡の荒さからその心中は容易に察せられるものだった。
602:
天乃川 銀河/光野 知枝/石動 氷華/蒲生 炎邪/御剣 冥 [×]
2021-05-17 14:40:12
>ビルの外
銀河:
私自身、この星で生きる者達に関わるのが好きなんだ。だから放任したくもないし、一度関われば最後まで面倒見るべきだと思うからね。
とはいえ、大事な決断を急かしたり茶々入れたりする気はないから、そこら辺は心配ご無用。
……さてさて、随分と長話になったが、少年はこれからどうするんだい?彼女達の帰還を待つのか?
(自分が律儀であるかはともかくとして、少なくとも地球上の知性体にはとても興味があるし、その関係を手放したくないというのが本音だった。
だが他人の決断を急かしたりするつもりはないとだけ述べ、気長にゆっくりと考えさせるべきだと判断する。……ただまあ、長話になってしまったのは事実なので、これからエフィスさんはどうするのかと尋ねた。)
>御剣家
(冥がスケッチブックの内容に目を通したのは、分厚くファイリングされた資料を持ち出してテーブルの上に置いたときだった。開かれたファイルの中身にはゲルマンに関する資料と、星界魔力、並びに星界魔力を用いた魔法体系が記されていた。)
冥:
恐らくそいつが打ち込まれたのは"二重トラップ"の魔法だ。1つは人体に毒性のある"ヘグリ"。もう1つは"ヘグリ"を何らかの手段で除去すると自動的に発動する"バインドアンカー"。ゲルマンが最も得意とする常套手段だよ。
(そう話す冥の指先は、ゲルマンに関する資料の文献を指していた。特に"バインドアンカー"については事細かく詳細が記されており、発動した後遺症の症例は知枝の触覚障害を含め、味覚障害、半身不随、精神汚染etc……
更に下記には"バインドアンカーは高質量の魔力を有する物体に対して異常な執着性を持っている"と記されていた。)
603:
晶&クエ&エフィス [×]
2021-05-17 15:09:09
>ビルの外
エフィス「ああ、俺はここに残るよ。晶たちもそうだが、ビルの中に入っていった奴らがいるからな。そいつらに晶たちのことを簡単に伝える」
ビルの中には、まだ関都たちが残っているはず。彼らに対し晶たちがここを去ったことを伝えるのが役目だと考え、エフィスは即答した。ただし銀河さんにそれを強要するつもりは全くなく、それを示すかのように答えたあとあくびをした。
>御剣家
『成程。その「バインドアンカー」は知枝さんのもっている魔力に執着しているのかも』
クエ「えーっと、『へぐり』に『ばいんどあんかー』?兎に角、それってどうやりゃあ治るんだよ」
晶は冥さんの答えを聞き、自身の考察を述べながら知枝さんの持っているパンドラを見る。一方のクエは魔法体系やらの専門用語を理解できていない、いや理解する気もないのだろう。晶のスケッチブックをバシバシと叩きながら、性急に解決方法を尋ねた。
604:
天乃川 銀河/光野 知枝/石動 氷華/蒲生 炎邪/御剣 冥 [×]
2021-05-17 15:52:31
>ビルの外
銀河:
そうか。じゃあ、私はそろそろこの辺りでお暇させてもらうよ。ビルの中にいる人に一声挨拶をとも考えてたんだが、ややこしくなるだけだろうからね。御剣とやらに向かった彼女達にもよろしく言っておいてくれたまえ。……あ、因みにこれ私の連絡先と例の施設の住所ね。
(そう言うと銀河は腰を上げ、移動用のブラックホールを開いてエフィスさんに他の人達によろしくと伝えて別れようとする。……ただ、何かあれば一報寄越せばすぐにでも駆け付ける意味を込めて、例の施設の住所と銀河個人の連絡先が記されたメモを渡して、せっせとブラックホールの中へと消えていった。……まあ問題があるとすれば、メモに書かれてる連絡先はともかく、住所の方はSAN値爆葬しかねない字体と文字で書かれていたことだが。)
(/ビルでの絡みはここまでとさせていただきます。ありがとうございました。)
>御剣家
冥:
結論から言えば"バインドアンカーは除去できない"。コイツはヘグリを媒介して対象の奥深くまで一気に"枝"を伸ばす。魔法として具現化した以上、バインドアンカーそのものを除去しようとすれば、枝が食い込んだ心臓を傷付け即死する。……そういう代物だ。
("死ぬ" その事実を告げられ、聞いていた知枝は一瞬だけぶるぶると身体を震わせた。知枝の隣に座って腕を組みながら話を聞いていた氷華はと言うと、公園で知枝の腕が動かなくなったという事実を知った時と比べて、恐ろしく落ち着いていて澄ました顔で冥の顔を見据え……口を開いた。)
氷華:
そう言い切るという事は……"対策"が無いってわけでもないんじゃろう?お前さんが断じる時ってのは、大体打つ手が残ってる時じゃからのう。
605:
晶&クエ&エフィス [×]
2021-05-17 16:18:44
>ビルの外
エフィス「ああ、ありがとな」
去って行く銀河さんに軽く手を振り、メモをポケットに入れる。ただしその前に、SAN値直葬待ったなしの住所の部分は破り捨てていたが。
(/こちらこそ、ありがとうございました)
>御剣家
クエ「これはあたしの勘なんだが、あんたの考えている対策は『やったらあんたに不利になる』か『不可能に近いもの』なんじゃねえか?それでもいい。『嘘つき』にならんうちに答えろ」
氷華さんの言葉に続けるように、クエが口を開く。紡がれた言葉の調子は穏やかなものだったが、少しでも戦闘に従事している者だったら感じられる「圧」があった。少なくとも、嘘をついたら禄でもない目に逢うことは確かと思わせるぐらいの。
『知枝、大丈夫だから。貴女は必ず助かる。いや、私が必ず助けるから』
冥さんの結論を聞いたときの晶の最初の反応は、抑えられない殺意だった。しかし知枝さんの震える様子を見て、落ち着きを取り戻しスケッチブックに手を伸ばす。先ほどより丁寧な筆跡で書かれた文字を見せ、少しでも安心させられるように知枝さんの肩を抱いた。
606:
光野 知枝/石動 氷華/蒲生 炎邪/御剣 冥 [×]
2021-05-17 20:44:57
>御剣家
冥:
まあ…確かに2人の言う通り、バインドアンカーの除去は無理でも、心臓に食い込んでいる"枝"の方だけを消滅させる事は出来る……いや、"出来た"が正しいか。
氷華:
……どういう事じゃ?
冥:
そうする事が出来た魔法は、今はもうこの世で機能していない。うちにもその魔法を保有していた陰陽師がいたんだが、爆発事故を起こす前のゲルマンの素性を調べさせている内に素性がバレてな。実験体にされた挙句、研究所ごと葬り去られたんだ。
…だが、"博打"にも等しいが"存在"自体はしている。大昔、ある一族の屋敷の地下深くに封印された大妖魔がその魔法を持っていたんだが…どういうわけか、その大妖魔の封印は解かれ、当時の8割以上の力を喪失した状態だが今も何処かに彷徨っている。そいつを引き入れる事が出来れば、恐らくバインドアンカーの"枝"を滅ぼす事が出来るはずだ。
607:
真空仁 [×]
2021-05-17 20:56:33
>天神団アジトの皆さん
仁「ああ。私は今のところ10体ほど所持している……今さっき召喚してあの小娘を回復させたのもクインという毒風を操る使い魔だ。」
クイン「私の事を呼んだかしら?」
仁は自分が持っている使い魔の数の説明をするとさっきほど末唯さんを回復させていたのもクインという使い魔だと言うことを話す。
それを耳にしたのかまだ戻っていなかったクインがこちらの方へと人間の姿で来る。
>ビルの中
快飛「順列と言う訳では無いけど僕らは学園で魔機討伐隊の4番隊。「クロスファイア」に所属していて仁はその隊のリーダーだったんだよ。」
紅音「それも俺らが3年の時は10人ほどいたな!変わり者ばかりを結集させた隊でそりゃああいつまとめるのが大変そうだったな!」
奥歌「……紅音さんも変わり者だと思うけど……」
快飛は関都さんの質問に対して説明を含めて仁がクロスファイアという隊のリーダーだったとことを話す。
すると紅音が思い出話を語るように隊の人数や隊のメンバーは変わり者ばかりだと言うことを話しており、奥歌は首を傾げながら紅音も変わり者の1人のような気がすると考えていた。
608:
晶&クエ [×]
2021-05-17 21:18:12
>御剣家
クエ「一族の屋敷に封印された大妖魔、ねえ。………まあその辺は、あんたらの方が詳しいか。んあ、そいつの魔力の残存とかねえか?もしかしたら、それを頼りにそいつを探してひっ捕まえられるかもしれん」
妖魔の知識については、大悪魔の血を引く氷華さんや陰陽師の冥さんの方が詳しいと考え口を噤む。しかしもし大妖魔の力の残存、それか大妖魔と似た魔力があれば。自身の探知能力で探し出せるのではないかと考え、口を挟んだ。
609:
天神団組/関都 [×]
2021-05-17 21:25:27
>天神団アジトの皆様
老人「ほう、一見すると普通の娘にしか見えんが………確かに、戦う者の圧を感じさせる。ただの人間でないことは確かだな」
老人はクインさんを一目見ると、分析するように真剣な表情を浮かべる。自分が想像していた使い魔と雰囲気は違うものの、クインさんが只者ではないことは感じ取ったようであった。
>ビルの仲
関都「うわ、随分と面白そうな隊ですね。それこそリーダーが胃痛になりそうなぐらい」
朗らかな笑顔で酷い返答をする関都に、紅音さんをフォローする様子は全くない。しかし別にここにいる人たちを嫌っているわけではなく、ただただ捻くれた性分が出ているだけだった。しばらく楽しそうに三人を眺めていたが、やがて話を変えるように話題を切り出す。
関都「そろそろ、このビルから出ません?確か外で戦ってくれている人もいましたし
610:
光野 知枝/石動 氷華/蒲生 炎邪/御剣 冥 [×]
2021-05-17 21:51:57
>御剣家
冥:
無理だな。ヤツの魔力は長らく封印されていた影響か一定の期間を過ぎると"魔力の性質そのものが変わる"仕組みになっている。そのせいで、こちらの情報網には中々引っかからなかったんだが…。
氷華:
……おい待て?まさかその大妖魔ってのは―――
冥:
…ああ。お前達が"石動"と名乗るキッカケにもなった存在。石動 黎葉―――いや、"ディアブロ"と共に平安時代に"百鬼夜行"と呼ばれる怪異の集団を蹂躙し、やがて第二の"百鬼夜行"を造り出そうとしてディアブロに封印された"絶対殲滅"……"バックベアード"だ。
(その名前を耳にした氷華の表情は一瞬だけ険しくなり、石動に50年間世話になっていた炎邪も、バックベアードと黎葉の因縁を知っているのか、表情を険しくさせる氷華に目配せをする。…ただ、石動の血を引いているだけの知枝の方は、"一族の屋敷の地下深くに封印されていた"と聞けば、ふと思い当たるようにその名を呟いた。)
知枝:
―――…えっと、それってもしかして……"似蛭"のこと?
611:
晶&クエ [×]
2021-05-17 22:20:26
>御剣家
晶『似蛭?知ってる人?』
黎葉さんの因縁と聞いて首を傾げていた晶だったが、知枝さんの呟いた言葉に不思議そうな表情を浮かべる。一方でクエは、しばらく表情を険しくしたあと口を開いた。
クエ「なあ。バックベアードはディアブロに恨みとかあるのか?それなら…………」
ディアブロを利用してバックベアードをおびき出し、利用できるのではないか。しかしそれはあまりにも残酷かつ賭けに近い案であり、流石のクエも途中で言葉を切った。
612:
光野 知枝/石動 氷華/蒲生 炎邪/御剣 冥 [×]
2021-05-17 23:05:42
>御剣家
知枝:
う、うん……いつからだったか、ぼくの研究所にナツのように突然訪問してくるんだ。この間の襲撃までは、結構頻繁に来てたんだけど…最近だと来ていないし、光野家にもあまり帰っていないのかも。
冥:
なるほどな……十中八九、そいつがバックベアードだろう。ベアードが封印された地殻の真上には、光野家の屋敷がそのまま建てられたんだ。ディアブロの手引きで光野家の初代当主にあてがわれた人間が、その秘密を守り続けるためにな。…だがその封印が解かれたという事は、当代まで守られ続けてきた秘密が、光野 八紘によって破られたんだろう。
(晶さんに尋ねられた知枝は、似蛭の近況を自分の知る限り教えた。ナツのように、時々研究所を訪れていたのだが、ある時を境にめっきり来なくなってしまった事を明かす。それを聞いていた冥は、似蛭がバックベアードであると確信を持った上で、その根拠を話した。
一方で、バックベアードがディアブロに対して恨みを持っているかと尋ねてきたクエさんに対し、すかさず氷華が釘を刺した。)
氷華:
恨みとかそういう問題じゃない。数百年間の封印は実質的に"死んでいた"のと同義なんじゃ。それ以前に、ディアブロ―――クソ親父はあの山から下りる事は出来ん。冥と交わした約定があるからな。
613:
晶&クエ [×]
2021-05-17 23:53:50
>御剣家
クエ「まー親父さんに山からホイホイ降りられちゃあ、いくら害なしとはいえ陰陽師としてどうかと思うしな。あたしの案は却下だ却下」
御剣家の沽券のことも考えると、冥さんとの約定も納得がいくという風に両手をひらひらさせる。ディアブロを利用してバックベアードをおびき出し計画に利用するという自身の計画を即座に斬り捨てたクエは、知枝さんと晶の会話に注意を移した。
『その口ぶりだと、害されているってことはなさそうね。似蛭は知枝と、どんな関係なの?例えば、頼めば協力してくれそうな関係?』
ナツさんのようにと例えられたことから、仲の良さはともかく知枝さんを害している気配はないと判断。少し思案した後、スケッチブックに新たな文を書き加える。「頼めば協力してくれるか」とペンを走らせた手は、いつもより早く動いていた。
614:
光野 知枝/石動 氷華/蒲生 炎邪/御剣 冥 [×]
2021-05-18 00:21:34
>御剣家
知枝:
一応、似蛭は自分の事を"ぼくの妹"って言い張ってる。出自が…その…ぼくが出て行った光野家の部屋に残ってた魔力の残滓をお父さんが持ち出して、封印されていた地下に充満していた魔力とを重ね合わせて生まれたのが…似蛭だって言ってた。
でも……ぼくはそんなの知らなかったし、いきなり言われても簡単に受け入れられなかった…だから、ぼくは敢えて似蛭を"妹"だとは認知してこなかった。それに…そもそもの話、物凄く気ままな奴だから…頼んでも協力してくれるかどうかは……。
(知枝の口から語られる、"似蛭"という人物の出自。知枝の妹を自称するあまり、当の知枝からは受け入れがたいとして認知はされてこなかった事。また、とてもではないが自由気ままな性格をしているため、知枝が頼んだところで協力してくれるかどうかは微妙なところであるらしい。話を聞いていた冥は顔を右手で覆い天井を見上げて"はぁ~……"と溜め息を吐く。
知枝の先ほどの口ぶりもあって、恐らく似蛭の現在の居場所は、ここにいる誰も把握していないという事実。そして氷華の話も付け加えると、確実に言えるのは知枝を除いて"石動"に関わる人間に並々ならぬ憎悪を抱いているであろうという事。振り出しに戻ったような雰囲気に呑まれつつある中、知枝は肩に乗っていたマドナックの頭をちょんちょんと突いて、言う。)
知枝:
…ねえマドナック。ナツに連絡は取れる?光野家の関係者だったら…多分、ナツが把握できると思うから…。
615:
晶&クエ [×]
2021-05-18 01:03:21
>御剣家
『そんな経緯じゃあ、妹と認知できなくても当然よ。そしてその性格だと、協力は難しいと』
クエ「残骸、あるじゃねえか。……おい知枝、あんたの魔力を元にその似蛭って奴探せるぞ!その機械より早えこと間違いなしだ」
『ちょっと待って。似蛭は氷華さんたちのこと恨んでるし、第一協力してく』
クエ「話聞いてくれねえならボコるまでだ」
知枝さんの言葉に対し、話を整理するように文字を紡いでいく晶。しかし知枝さんがマドナックさんに話しかけるのに割って入る形で、クエが自身の魔力探知を提案した。それに対して反論した晶だったが、ペンを持つ手を遮られる。その後クエが語る物騒な提案に晶は、ため息をつきながら文字にならなかった文字を見つめているだけだった。
616:
光野 知枝/石動 氷華/蒲生 炎邪/御剣 冥/藤堂 ナツ [×]
2021-05-18 01:24:41
>御剣家
知枝:
…え。でも、それって……
冥:
…さっきの話聞いてたか?似蛭―――ベアードの魔力は長期間の封印の影響で"性質そのものが変わる"。つまり不定形の状態にある。知枝の魔力をベースにしているとはいえ、ヤツはベースにした魔力そのものも変質させている。…まあ、普通そんな状態だと魔力が巡る身体にも異常が発生して極度の"飢餓"状態に陥るはずなんだが……だが結果だけ見れば、ヤツはその性質のせいで如何なる手段を用いても追跡が出来ない身体となっている。……それに協力を前提としている状況で、力でねじ伏せるのは後から蟠りが募るだけだ。
で、知枝だったか?そのナツってヤツに連絡を取って、ここに来るまで何時間かかる?
知枝:
……あ。いや、その事なんだけど……"もう来てる"って。
冥:
………は?
(知枝の返答に呆気に取られた冥だったが、それは話を聞いていた氷華と炎邪も同様だった。ここに来るまで、公園からはそこそこ距離がある。加えて、御剣家はナツが所属しているキタのアジトとも相当距離が離れているはずなので、黒幻を用いたとしても数十分以上かかるはずだ。それを"もう来てる"とはどういうことなのかと疑っていると、マドナックの頭部センサーから緑色のデジタル数字が幾重にも放出されて知枝と氷華の傍に固まっていくと、それらは人の形を為していく。
マドナックからの"数式魔力"の放出が終わると、そこにはいつかで見た紫色の長いお下げともみあげが特徴的な、中性的な顔立ちの少年がニコニコと笑顔で立っていた。)
ナツ:
―――いや~お久しぶり。お?初めて見る顔立ちもそこそこいるね……じゃあ軽く自己紹介をば。ボクは"藤堂ナツ"。似蛭に関する事で聞きたいなら、ボクがこの中で一番情報を持ってるよ~。
617:
晶&クエ [×]
2021-05-18 01:37:46
>御剣家
『彼は光野家由来のAI。恐らく自身を0と1に変換して来た。理由は不明。』
クエ「えーあい?ああ、禁忌やユーリと同じ類の奴か。まあいい。…………似蛭って奴はどこにいる?そんで、協力させるにはどうすりゃあいい?」
冥さんの答えに対してクエが少し拗ねたようにしている間に、晶は初めてナツさんに会った人のため簡単なナツさんの紹介をスケッチブックに記し一同に見せる。AIとそれを開発した知人がいるせいかクエは驚く気配も見せず、端的に聞きたいことを尋ねた。
618:
光野 知枝/石動 氷華/蒲生 炎邪/御剣 冥/藤堂 ナツ [×]
2021-05-18 01:59:06
>御剣家
ナツ:
まあまあ落ち着いてくださいな。大体の状況は把握してるつもりだけど、まずは順番に1つずつ。
似蛭の居場所なんだけど、最近は光野家にすら帰ってないみたいなんだ。
知枝:
えっ…?どういうこと?
ナツ:
どうも"夢魔"と接触してるみたいなんだよ。そのせいで"夢"と"現実"を頻繁に行き来しててさ。まあ……今はちゃんと"現実"の方にいて、知枝の研究所の傍にいるみたい。…ん~、何だろ。日向ぼっこでもしてるのかなコレ。
氷華:
居場所については分かった。知枝の研究所の傍にいるんじゃな?…で、協力させるにはどうしたらいいんじゃ?
ナツ:
まあ当然そこが本題だよね。率直に言うよ。"無理"。
冥:
……断言できる理由は?
ナツ:
理由って…言わなくても分からない?ここにいるでしょ、似蛭が絶対協力しそうにない"最大の理由"が。
(冥の疑問に、ナツはある人物の名を伏せて遠回しに指摘する。それに気付いたかどうかはさておいて、それまでの話から情報を整合して理解した知枝と冥は、腕を組んでずっと話を聞いていたその人物に視線を配る。
―――"氷華"だ。
似蛭が最も憎悪する相手でもある石動 黎葉……ディアブロの実の娘でもある氷華が関わっているとなれば、例えそれが姉と慕う知枝の為であっても、似蛭が協力するハズがない。それがナツの見解だった。
……その話を聞いた上で、渦中にいる氷華は敢えて告げた。)
氷華:
―――だったら話が早いな。儂が直接、似蛭と話をつけてくればいいだけの事じゃろ。
3人:
……は?
炎邪:
―――呵破破破破破破破破!!呵ッ破破破破破破破破!!!
(ナツの話を聞いた上で出した氷華の結論に、炎邪を除く3人は呆気に取られ、炎邪はと言うと、火の海にガソリンをぶちまけかねないような氷華の言動がツボに入ったのか豪快に笑いだし始めたのだった。)
619:
晶&クエ [×]
2021-05-18 02:11:07
>御剣家
晶「…………。」
クエ「まあそうだな。氷華のことを隠したとしても、すぐにバレる。かと言って何もしなけりゃ知枝はそのまま。……ってな訳で、氷華が似蛭を説得するなりボコすなりして協力させる。それが一番だろ」
晶は話せたとしたら、3人と同じく「は?」とでも口に出していただろう。呆気にとられる4人と爆笑する炎邪さんに代わってその場を仕切るように、この時点における結論を述べたクエだった。
最もクエもまた火に灯油をぶちまけかねない氷華さんの発言がツボに入ったのか、一通り発言し終わったあと「あっ……あははははは!」と爆笑し始めたのだが。
620:
光野 知枝/石動 氷華/蒲生 炎邪/御剣 冥/藤堂 ナツ [×]
2021-05-18 02:41:45
>御剣家
冥:
…ああクソ。こうなった氷華は"本気"だ。本気で似蛭と接触するつもりだって言うなら、私の方も準備しておかなくちゃならない事がある。…氷華、出立する前に、この部屋を出てすぐ左の部屋で炎邪と一緒に待機していてくれ。…お前はそのままで良いのかもしれないが、その左目と言い自分も怪我人だっていう事を忘れるな。
氷華:
……?ああ、そういえばお前さんまだこいつらに自己紹介していなかったのう。そういう事なら、炎邪と儂は少し席を外させてもらうかの。行くぞ炎邪。
炎邪:
呵破破破破破破!!2人きりになった途端に鍛錬を始めるのだけは勘弁な!!
(氷華と炎邪の2人は席を外すと、冥に教えられた通り部屋を出てすぐ左に用意されている部屋へと移動する。2人が席を外したタイミングで、冥は"はぁぁぁぁぁ~~~~……"と深いため息を吐いた。"どこから話そうか……"と零す冥の声が聞こえたのか、知枝が恐る恐る尋ねてみた。)
知枝:
その……聞きそびれていたんだけど、貴女は一体…?陰陽師だっていうのは分かったけど、そんな数百年前に封印されてたっていう大妖魔の事や、ゲルマンの事まで知ってて……何者なんだ?
冥:
ん……?ああそうか。自己紹介もまともにしていなかったなそういえば。
私は"御剣 冥"。陰陽師とこの御剣家の70代目当主を務めている。氷華や石動とはちょっとした盟友関係を結んでいてな。当主が大悪魔、一族のほとんどもハーフデーモンと言った石動家が世間からあまり認知されていないのは、その盟約を結んだ際に提示された条件で、うちが隠蔽工作を担ってるんだ。
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