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7984: 四月朔日砂金&ターナ・キャンベル [×]
2020-06-10 11:39:35

>7978 >7979 >7982
>ノアの方舟イベント参加者様

了解した。砂金が返事をして飛び降りればそのまま赤の世界へ、方舟の中へ飛び込んでいく。けたたましい音の中耳を片方塞ぎ到着した男と同時に、女王の夫、キースさんが桜さんが置いた楽譜を共に並べ、鍵を置く。それでもピアノは止まらず誰かが後退りをした時、ポーンと、ピアノが1つの音を弾いた。その音がやかましい音楽をとめ、舟の暴走が静かに収まる。

『僕の舟。僕の箱庭。帰ってきた。帰ってこれた。』

椅子の前には白布を巻き付けた、薄らぼんやりとした人のようなものが座っている。
ノアさん。
ターナはその白い存在をそう呟いた。白い人間、魂でも、魔力でもない不可思議な存在はゆらりと体を全員に向ける。

『__この子は序章。【ノアの方舟】……能力は不滅、呪いは破滅。所持者に永久なる時を与え、全てが終わりに向かっても撥条は回り続ける。止まることは許されない。
撥条は既に回された。回った物は動き出す。あらゆる現象が、物語がこの世界に始まりを告げる。終わりを告げるか、始まりを告げるかを任された僕の舟。僕の舟は君たちによって始まりを告げるだろう。逃げる事は許されない。二つに分かれた時から、1つの運命は決まっているのだから。

ありがとう。あともう少し、手伝って。
僕はこの子と、海に行くんだ。希望と命を乗せて。』

顔のないノアは笑う。少年のような少女のような。混ざりあった声はまるで台本のような言葉を放つと、椅子に座り、「僕の舟。一緒に協力いこう。」と呟いて指を滑らせた。

ドビュッシーの『月の光』。そんな題名の曲だったはず。紡がれる曲は先程よりも優しく、そして小さな音だ。明らかに押さえつけられたような小さく、弱い音。それでも地面が震え始める。しかし、その揺れだけで変化が起きない。
羽ばたく力がない、飛ぶだけの動力がこの長い年月と蝕む孤独で失われていったのだろう。
その場にいる全員に芳醇な魔力が手を貸してと言わんばかりにまとわりつく。ターナが構えていた弓の弦を引けば青白い光の矢が構成される。

「ええ、飛ばしてあげますわ。やらないなんて言わせないわよ。あら、坊やも来たのね。何も言わずに飛びっきりの攻撃をあのピアノちゃんにしてあげなさい?」

そう言って矢を放つ。閃光のような矢は周りの魔力を纏ってピアノに当たり、光となって弾け、ピアノの音が少しばかり大きくなる。
やってきた途端に知らない女からの命令。また舌打ちをすればどこからか殺気を感じたが周りの様子を見て男……砂金は冷静にコルトを引き抜き、魔力を込める。

「覚えてろよ。あんた。」

放たれた重く、強靭な弾丸もまた周りの魔力を纏い、しっかりとピアノを捉えてぶつかり光となってはじけまたひとつ音が大きくなった。

あともう少し、飛ぶには力が足りないようだが。

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