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961:
ニール・グレイ [×]
2024-05-26 10:05:51
>クォーヴ/キルステン(>959)
ふふ、そっか。じゃあこの甘い一時、胸張って自慢しちゃおうかなぁ、なんてね。
うん、うん、了解。それじゃあ、遠慮無くお外出ちゃおうかな。お部屋でじっと待つだけじゃ、何だか勿体無いからねぇ。ここまでじっくり育てられたオレちゃんが、どんな事になってるか……ちゃあんと知っておいてね。
ありがとねぇ、キルステン。貴方、とっても頼もしくて素敵だねぇ。そう、何か言いたい時は貴方に耳打ちしに行くから、その時は受け止めてねぇ。
それから、今お支度中の怪物さんの事も楽しみに待ってるよ。ふふ、早くお話したいねぇ。
それじゃあ、オレちゃんハイネに会いに出掛けてくるね。いつか貴方と会えた夜には、一緒にお歌でも歌おうねぇ。
***
(幾夜を経て、ベッドの中で目を覚ます。瞼を閉じても開いても変わりの無い暗闇で思い出すのは、牙に残る感触と、甘い甘い窒息感。ひたり自らの喉に掌を当て、それから口許に指を這わせて、幾度もそれを反芻しては頬を弛めていた。――しかし。繰り返し至福を飲み込む度、肚が空いていく。“あれ”はあまりにも強烈で、鮮烈で、だからこそより一層とケダモノは貪欲に満たされたがって思考を食い荒らす。「……たりない。」シーツに包まるその内側、痕がびっしりと犇めき、所々赤が滲む程に立てた牙を肌から離し、呟く。「寂しい、」ヒトらしい感情の色など、含み忘れた音声で、言葉と裏腹に口の端を大きく裂きながら。……牙が疼いて仕方が無い、ヒトの営みなんてしている暇は無い。今はただこの飢えを、己が消える寂寥を、“存在証明の渇求”を、苛烈な甘味で埋めなければ。――ふらり、立ち上がる。栄養も摂らず削れた身体を、衝動と熱が突き動かす。世話をする使い魔を振り切って、覚えたドアまでの道を辿り、部屋の外へ。何処にも頼らない鈍い歩調、故に進む度ぶれる上体。乱れた髪も痩けた手足も、纏めて包み目深に被るシーツの尾を、ずるりずるり引き摺って。「……だれ、か、」裸足が鳴らす弱々しい音の陰に、他者を求める吐息を時折零しながら、いつ何があるとも知れない通路を彷徨い歩いていく。)
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