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810:
ニール・グレイ [×]
2024-05-05 12:48:00
>ハイネ(>808)
(己の問いに答えは無い。しかしそれを気にした様子も無い。伸びてきた指を視線で追いながらも、その所作を見詰めるばかりで怯えも怒りもせずに、されるがままに彼に触れさせる。「……どうして、って?」開けた視界の明るさに瞬きを幾度か。それから彼からの疑問を意を捉えかねたようで、先の挨拶より尚の事きょとんと気の抜けた仕草で首を捻る。しかしそれはまた直ぐに戻されて、また口元は笑みを浮かべる。「オレちゃんねぇ、眩しいものに弱いから、これをカーテンの代わりにしてるの。」すらり淀まずにこやかに、己が白髪を指して返した答えは、この部屋の絞られた照明が裏付けを示して尤もらしく。「それとねぇ、」そこに続けて、もう一つ。「目は口ほどに物を言う、って言葉があるよねぇ。だからこうやって隠してる方が、オレちゃんちょっとでもお行儀良く――」楽しそうな笑顔を頬は形作って、巻かれた綿飴のような曖昧な茶化す調子で連ねていって、「――“人間らしく”見えるかな、って。」その、最後に。眼前のエルフを隔たりの無い真正面から見据える。口元は愉快そうに微笑む弧を描いたまま、声も戯けた音を置いたまま――彼を覗く瞳だけが不釣り合いに、底無しに喰らう貪欲なケダモノ、はたまた愛を求める幼子が如く、歪に渦巻いた仄昏い火焔にぎらついて。それから一秒、二秒、三秒……不意に身一つ分だけ後ろに足を移して、彼の手からゆっくりと退く。「あ、でもねぇ、」また瞳を隠した後には、ころり一転。出会った瞬間と同じ嬉々が飛び出す言葉に顕れる。次いで今度は彼を真似て、自ら前髪を緩く掻き上げ、「エルフさんが望むなら、貴方と過ごす内はこうして“カーテン”を開けててもいいよ。」純粋そうなそれに直した笑い顔を向けながら、「その代わり、オレちゃんのお願いも聞いて欲しいなぁ。ほら、オレちゃんの招待状、受け取ってくれたんでしょ?」いかが、なんてまた大袈裟に首を傾いで、遊びに誘う無邪気を纏わせた、駆け引きとも言えぬ稚拙な台詞を彼へと並べた。)
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