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694:
リーパー [×]
2021-05-31 12:45:27
>レンブラント( >693 )
( 此方へと歩み寄ってきた彼の指が触れるまで目元に溜まったものに気が付く事はなく、間の抜けたような声を漏らし手の甲で彼が触れたのとは反対側の目尻をぐいと拭い。確かな湿り気を感じ、泣いているのだと理解すれば乾いた笑い声混じりに「 泣くつもりとか無かったんだけどな、 」困ったような普段とはまた違う笑みを見せる彼と同じように眉尻を下げて見せ。礼をする姿に思い出したかのように、ぱちぱちと数回の拍手を。意図あっての事なのか、はたまた唯の独り言なのか判断を付け難い物言いに首肯を一つ「 ん、したい。すげぇ綺麗な音紡げそうだし 」この世界へ来て恐らくはじめて口にする直近以外の未来への希望。音楽に対しては貪欲らしい、なんて自分でも知らなかった一面に目を伏せて。耳へと届く低い音。その反響すらも無くなる頃に届いた言葉にはどう伝えるべきか一瞬の迷いを見せ「 ──俺が唯一、個として見られるモンだったからな 」趣味とも違えば生きる術でも無い。一言で表すならばこれが適切か。そんなものを足掛かりにして「 俺さ、一応わりと名家の出でさ… 」ぽつりぽつりと落とし始めるのは過去の独白。どの程度までのものを求められるのかは分からないが、楽器を前に語るのならば過去の中でも一番奥深くに仕舞い込んでいた話の一択。人に聞かせるには体裁の整っていない不恰好な記憶の断片は、途中で口を挟まれる事が無ければ終いまで途切れ無く紡ぐ筈で。隣から送られる視線には気付きつつも其方へと向く事はせずに「 みぃんな見てんのは家柄ばっか。親も友達だって思ってた奴も、恋人も 」そういうものだと思ってた。だからこそ、自分自身愛嬌を振り撒いて権力や金で物事をどうにかしようとしていた時期だってあった。だってそれ以外に自分を見てもらえる方法なんて知り得なかったのだから。沈んだ表情の中、ふっと口元に笑み浮かべ「 1人だけ、家が落ちぶれても離れていかねぇ奴がいてさ。ソイツ、俺の弾く音が好きだッつーの 」正直馬鹿なんじゃねぇかッて思った。そんな言葉は口の中で小さく呟くように。今迄受けていた自分の後ろにあるものへと注がれる興味関心では段々と納得できなくなっていったのは、その人物に出会ってからの事だったか。個人として向き合い、叱咤され、同年代の子供たちと同じように扱われる事が嬉しかった。──それが終わりを告げたのは初めて人を殺めた翌日の事。チェアの上に置かれていた一枚続きの楽譜とカセットテープ。その旋律に愛想を尽かされたと痛い程に理解が出来たのは音を通じ語り合っていたところが大きかった筈。とここまで話したところで終着点などがある訳もなく、延々と出てくる過去の記憶に深く息を吐き出すことで区切りをつけて「 まぁ、ソイツも俺から離れてって無事今の俺の完成ッてワケ。……ど?対価になった? 」さも何事も無いようにあっけらかんとした調子を装いつつも、妙に明るい声色は不自然さを演出する要因になってしまうだろうか。一応は疑問系の形を取ってはいるが、疑問点以外には答えるつもりも無く )
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あーッと、途中で出てきて悪いな。すげぇソロル色強くなっちまったのと、中々に悲壮感漂ってるなッて思ったから謝罪。あと台詞外のトコもある程度話してるッて認識しといてくれたら嬉しいッて報告だけ。
お前はどっか省略出来ねぇのかッて文句は何時でも受け付けてッけど、コッチの返信は要らねぇから把握よろしく。
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