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【 指名制 / Remake 】耽溺のグランギニョル【 提供人外 / マルチエンド式 】/1577


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632: レオ [×]
2021-05-12 01:48:02



>ラザロ/ミリアム(>609

(屋台の前まで進んだ所で出迎えに立ち上がったのは、己よりも随分と華奢な女性。その鮮やか過ぎる程の髪の色と、目の部分を覆い隠す布の柄に目を奪われたのも一瞬。彼女が歓迎に鳴らす軽やかな音と何処か幼い仕草に、祭で浮かれる自身の心が重なって、思わず笑みの吐息が零れる。しかし、不意に彼とやり取りしていた彼女の顔と声が此方に近付き向いて、それに何か返す前に無遠慮に肩が叩かれる。「あ、ああ……?」その距離の近さに疑問とも返事ともつかない音を、驚きに目を瞬かせながら発した後、彼女が取り出した黒板へ視線を移す。色彩豊かで賑やかな其処に綴られる文字をじっと見詰め、自らの乏しい語彙と照らし合わせて内容を概ね掴んだ辺りで響いたのは祭の供たる彼の不機嫌そうにも思える声。単純な文句等ではなく、心遣いの見えるそれに一度彼女の様子を窺い、次いで彼の方へと面を向ければ丁度目線がぶつかる。それから何とも複雑に顔を顰めた彼に問われて、また小さな黒板と見つめ合う。「ふむ……私としては水風船を取る事そのものが目的だったからな…」人差し指を上げて黒板を差し、景品を記す文字を宙を隔てて上から緩やかになぞった数秒の間の後、「どれか、というのならお茶請けが良い。」選んだのは、参加賞。「これは君の分もあるのだろう?なら次に話をする時、君と食べられる。」祭の“次”、細やかだが重ねられる彼との経験の共有。それらを楽しみに綻んだ頬のまま、疑いも無く求めた故の選択を彼に告げた。)




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