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【 指名制 / Remake 】耽溺のグランギニョル【 提供人外 / マルチエンド式 】/1577


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628: リーパー [×]
2021-05-09 12:23:44






>レンブラント( >627


悲観してても仕方ねぇだろ。それに誰にも看取られずに逝くよりか何十倍もマシだしな。
( 好き勝手して生きてきた分生への執着は恐らく他者と較べても極端に薄く、代わりに本来の自分を見て欲しいといった欲は命を投げ出すことが出来てしまう程に強い。自身が他の人間よりも異常な思考を持っている事など自覚済みのために然程気にも留めない口調ではあるが、その瞳の奥に一瞬だけ寂しさの色が意図せず滲んでしまった事に彼は気付いただろうか。「 楽しいやり方…? 」所謂娯楽の類とはほぼ無縁の生活を送ってきていた為に思い当たる節などあるはずも無く、無いに等しいその類のものに触れた記憶を探す事も早々に諦めて。突然近くで強風が吹いたかのような音に反射で目を閉じ顔を背け。恐る恐る瞼を持ち上げれば視界に入ってきたのは先程まで居た位置とは違い、見覚えの無いソファに座する彼の姿。此方へと見せる手指の間には賽子、続く言葉とダイスカップに納得したようで「 要するに賭け事ッてワケか 」提示された条件はそのまま信じるのであれば自分にとって不都合がある訳では無い。味見と称される事だって既に一度されているのだから抵抗も無い──無論彼の言葉を信じるなら、という前提が付くのだが。死んだら死んだ時、いつもであればそう割り切っていたのだろうがふと先日の吸血鬼の彼の言葉が頭を過れば言葉を発そうとした口を噤み。そんな事を知ってか知らずか挑発するかのような彼の様相にぴくりと反応を示せば「 ……ハッ、誰が何時怖いつッたよ。その勝負乗った 」どうやらこんな状況下であっても自身の負けず嫌いは健在らしい。テーブルを挟んで向かい合うように座り直せば、左腕で頬杖をつくようにテーブルに肘を乗せて )






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