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569:
ギンハ [×]
2021-05-01 11:44:38
>プリケル(>568)
……左様。
(中には屋敷の理を獲物に秘密にし続け、それを切り札として使用して獲物をコントロールしようとする怪物も存在する。九尾は誇りにかけてどの獲物にも平等に真実を告げると決めており、震える声には肯定を返すことしか出来ず「 そうしてこの屋敷はずっと在り続けておる。吾が生き長らえておるのもそういう事だ 」閉じたままの扇子を顎に添え、揺らがぬ双眸はずっと貴女を見つめる。凄まじい理不尽に巻き込まれたというのに取り乱すことのない姿から読み取れる強がりに切なそうに片方の眉を少しだけ歪め「 この屋敷で僅かでも命を繋ぎたいのであれば、独りでこの部屋を出ぬように。何かあれば衣食の世話をする使い魔に申し付けるがよい 」トン、トンとゆったりしたリズムで鎖骨あたりに扇子を当てながら、ソファの背もたれには到底収まりきらない尾がそれぞれゆらゆらと動き出し。簡潔な忠告の後、閉じた扇子の先端を貴女へと向け「 美食、と言うたであろう。並の人間がこの屋敷に選ばれる事は無いのだ 」かく言う自身も貴女はきっと美味だろうなと胸に抱く感想を声に乗せるほど野暮ではなく。ともあれ眼前に鎮座する九尾すら貴女を喰らうかもしれぬ怪物であると伝えたからにはゆったりと立ち上がり、注意を引くためか扇子でパチンと手のひらを打ち「 そちは美しい。それだけで怪物どもには――吾には十二分に価値あることだ。さぞ、恐ろしかろう 」見目麗しい獲物を好む怪物は多いが、それに加えて幼さという嗜好を持つ自身にとってはまさに貴女は上質な美食。それをはっきりと告げておくのは捕食者と被食者の線引きをしておくためか。紅い装束が絨毯を引きずる衣擦れの音のみを残して扉の方へと歩み寄るのは、命を狙う怪物がいつまでも獲物の傍にいては気が休まらぬであろうという精一杯の配慮のつもりで。)
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