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1586:
ナミル・アッシャムス [×]
2025-03-14 02:19:47
>ゼズゥ(>1584)
(言葉の終わりに、ぽつり問われた一言。無論と肯定を返すその前にもう一つ、それは彼女自身の答えで纏められた。「……そうだなあ。必ず助けてやれるヒーローみてえな万能なぞ、誰の何処にもありゃしねえ。一人の両手じゃあ、どうしたって出来る事に限りがある。」きっと、此方もそう言葉を綴るだけの“心当たり”があったのだろう。答える声は寄り添うようで、ほんの少し沈んでいたのは気の所為では無いと、苦く眉の下がった笑みが伝えている。しかしそれは直ぐ様、一瞬きの間に消え失せて、「――でも。それでもだ。」切り返す音に、瞳に光がまた点る。「頼ってくれた奴に、“何とかしてやりたい”と向き合う事そのものに意味がある。結果が何一つ変わらなかったとしても、伸ばされた手に出来る最善を尽くす事は決して間違っちゃいない。」骨太の芯を通して告げる。“己の助けを求めた者から目を逸らさなかった事”にこそ意義はあると。どんな結果だろうと、その者の為に足掻いて藻掻いて踏ん張った想いは無かった事にはならないと。「少なくとも、俺はそう信じてここまで生きてきたさ。」とんだ綺麗事でも貫けば揺るぎない鉄柱の信念。そんな忠告への対抗とも、彼女への慰めともつかない話を終わらせて。差し出したそれは彼女には物足りなかったらしい、「ふむ。まあ確かに、ちっと遠慮はあったな。」評価の終わったその試作一号を素直に引っ込め、その入れ替わりに此方の胸元へ渡った擂鉢を受け取る。咳き込む彼女の忠告に頷いて、自身の試作は一旦テーブルに置き、言われた手順で鉢の中身を仄かに窺えば鼻に刺激が走り――一瞬くわんと視界が眩み、喉にも辛みが残る。思わず己も咳を二度払った後、「……成る程。いやあ強いな。」ただ扇いだ淡い匂いを嗅いだだけで味わった感覚を、からからと笑い飛ばしてから数秒思考の巡回を。次いでおもむろに足を向けたのは棚の一角、其処に置かれたマリーゴールドに似た鮮やかな黄の葉をまず一つ、それとはまた別の、夾竹桃を思わせる濃く甘い香を持つ白黒マーブルの葉も一つ、各々持って彼女の元まで戻り。それから手にした瓶の内前者の黄色を彼女が混ぜたものに少量追加し、新たに入れたそれの軽やかに香ばしいナッツのような薫りが立つよう荒めに擂って、「……ん、悪くねえかもな。」加えた葉の効果なぞ知る由も無い直感ではあったが、もう一度確かめた時には刺々しさが抜けた気のするそれを白く冷たい手元へ返し。「これならどうだ、嬢ちゃん。」その改めた中身の評定を問うその間、先程より渋みを減らした己の調合に、持ってきたもう一方のマーブル模様の葉を多く振って試作二号を創り出す。)
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