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【 指名制 / Remake 】耽溺のグランギニョル【 提供人外 / マルチエンド式 】/1582


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1510: 秋天 [×]
2024-09-16 17:57:15


>クォーヴ ( >>1507 )

そうかな……そうだといいな
( 僕を"強い子"だと評する怪物に曖昧な言葉を返した。僕が本当に強い人間であるなら何よりだが、自惚れてはいけないなと強く思う。この状況に適応出来ているのだと思い込んで、それで満足するのだけは避けなければならなかった。そんなことを考えつつ、クォーヴが本題を切り出そうとしているのを察すると静かに耳を傾ける。僕を見つめる蒼い目の様子が先程までとは別物に映って、今から怖いことを言われるのだと半ば確信した。聞きたくないとは思わない。このお屋敷にまつわることは何でも聞いておかねばならなかった。知らないことは少ないほうがいい。
──怪物たちの食事。"尊い"と称されたそれに選ばれたと聞かされて思わず視線を彷徨わせた。部屋には僕と怪物しかいないのに。誰も助けちゃくれないのに。ふらついていた視線を戻すと、捕食者が眉尻を下げていて困惑する。彼が今抱いているものが哀れみなのか優しさなのか、被捕食者の僕にはまるで検討がつかなかった。「美味しそうな貴方、って書いてあったっけ……」母の傍らで手にした黒薔薇のメッセージを思い出しぼそりと呟く。僕はその後に続いた"お迎えに上がります"の文にばかり気を取られていて、一体なんのために攫われたかなど考えもしなかった。クォーヴの言葉を頭の中で反芻する。彼は"僕の食事"ではなく"僕たちの食事"と言っていた。度々示唆される他の住人たちを指しているのだろうなと予測して、思考する。目の前の男は努めて優しい死神だが、その気になれば人間などひと捻りであろうことは想像に難くない。つまるところ、魔法を操る者たちの捕食に抗える方法など僕は一つも思いつかなかった。「……教えてくれてありがとう。知ったところで何かができるとは思えないけど、知れて良かった」嘘偽りない感謝を伝えて、いつ訪れるかわからない最期の瞬間を想像する。母もそうであったように、死はそのほとんどが突然だ。後悔のない生き方をしたいと強く思った。「閉じこもっていた方がいいならそうするけど、あまり意味がないなら……したいことをたくさんしたいな」捕食者のあなたへ精一杯の微笑みを向ける。今の僕には過去を悔いている暇も未来に怯えている暇もないのだ。「終わるときはどうしようもないんだから、楽しく生きなくちゃ」彼の返答を待たずに付け加える。すぐには終わらないかもしれないし、もし終わってしまったとしても思い出になればそれでいい。今はただ"次"に繋がるものが欲しかった。 )


彼の手記はここへ参加する前に目を通していたんだけど、改めて読み直してきたよ。物語の外から眺めていたときと、自分が同じ場所に立ってみてから読むのとでは思うことが全然違うね。すごく興味深かったし、今後の展開がますます楽しみになった。勧めてくれてありがとう。
ところで、クォーヴが否定的でないのなら他の住人の手も借りつつ積極的に部屋の外へ出てみたいと思うんだ。その道中で件の備忘録を見つけられたらと思ってる。といっても存在を知らないものを偶然見つけるのは難しいと思うし、すぐに手に入れたいと思ってるわけではないからいつかいいタイミングが訪れたときで大丈夫。他にも、日常イベントの「九死一生」も体験してみたいと思ってるんだ。ちなみに、襲われる怪物はこちらで指名できたりするのかな?もしそうなら相談させてもらえると嬉しいな。
愛しきルネコへ黒薔薇を。花言葉はなんだったかな。ちょっと怖かったような気がする。



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