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1384:
グルース・リヨン [×]
2024-08-22 12:37:53
>ジョネル(>1382)
(いつから“そう”だったかは解らない。ただ、彼が欲しい、彼に求められたい――そんな己らしくない我欲を自覚した一夜だけを、はっきり覚えている。その翌夜からはご覧の通り、声で、笑顔で、仕草で惜しみ無く熱烈に、けれども淑やかに“惹かれてほしい”とアプローチ。同時に恋を告白する舞台や小道具の贈り物、それに彼の使い魔達を筆頭とした外堀を埋める計画だってちゃっかり準備を進めていたのに、それら全てがこの場で総崩れ。しかし、そんな事は思考の巡りからは弾けてしまって、「…ふふ、ははっ、」今は彼の愛が存分に詰まった言葉を聞く度、熱く擽られる胸に笑い声を零すばかり。「ああ、嬉しいね。…幸せだ。」力強いのに優しい腕の内、とろり溶けてしまいそうで、ふわり舞ってしまいそうな、まるでメレンゲの羽でも生えた心地に、呟く言葉には夢うつつの色が混ざる。――ねだられたのは、自分自身。真っ直ぐで遠慮の無い答えに撃ち抜かれた心から、愛おしさが際限無く溢れ落ちて、「…もちろん。君が欲しいなら、幾らだってあげる。」見詰め返す瞳に籠った熱そのまま、自分でも驚く程に浮かれた音でそれを受け入れ、寄せられる頬を撫でた後。額の感触に幸福の吐息を小さく吹いて、繋ぐ手を此方からも柔く握る。導きに寄り添うその道中、「おや、」彼からのお返しに戯けた所作で小首を傾いで、「僕にとっては他でもない君自身こそ、幾億の星よりもこの手に捕まえたくなるひとだっていうのに。」彼が彼自身に下す謙虚の過ぎる評価を、丸々羽毛に包み込んで慈しむ。微笑ましく子を諭すようで、口説にも似た艶を帯びたそれを括った一呼吸の次、不意と差した魔に口許を悪戯の色に弛めて、「…ジョネル。今日は僕の部屋においで。面白い話を聞かせてあげる。」そう甘い誘いを掛ける。…どうせ崩れた己の計画。その全貌を伝えれば、きっともっと正しく想いが伝わるだろう。そこに現れる彼の表情は照れた朱色か、それとも驚くライムグリーンか。――その答えは箱庭を抜けた先、いつか在るかもしれない淡い夢の向こう側に。)
***
ふふ、此方こそ有り難う。楽しくてあっという間の、正しく夢のような一時だった。…本当に、こんな素敵な愛を見付けられる夜を願ってしまうほどに。
さて。物惜しいけれど、そろそろ夢から覚めなくてはね。早速お屋敷に拐われてしまおうか、と言いたい所なのだけれど…その前に、サー・ニールの手番かな。彼、サー・クォーヴとお出掛けがしたいらしいから。…ふふ、その為にお手紙も準備したそうだよ。それと時系列としては、レディ・フェロメナと過ごし始めて一週間後が良い、とも聞いたかな。
僕の初夜はその次。…折角だから、二夜続けてお話をさせてもらいたいな。そして最後にサー・レオ。僕らの指名や展開については、順番が巡る頃にまたお話しするよ。
……うん。それじゃあ、この辺りで。いつかお屋敷で言葉を交わすその夜まで、いい子で待っていておくれ、可愛いハニー。
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