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1363:
グルース・リヨン [×]
2024-08-04 12:25:37
>ジョネル(>1360)
(問いに答えた花弁達は、しゃがんでしまった彼の頭上に。それが意味する事は明白で、しかしその応答以上に耳へ届いた彼の呟きに胸はぎりぎりと痛んで、己が表情を悲哀に曇らせる。「……ごめんね。嫌な思いをさせてしまった。」両膝を床へと落とし目線を合わせて、面持ち同様弱り陰った音で詫びながら、そっと髪に積もる黒い花の欠片を掌で払う。そのまま指でシナモン色の毛先を何度か梳いた後、俯く彼の頭を自らの腕の内に囲って、両手は己よりずっと大きなその身に回して。「…落ち着けるまで、こうしていようか。」時間が決められている以上、あまり悠長にしてはいられない。けれども今は己が傷付けた彼の痛みに寄り添い、その背にぽんぽんと優しく掌を当て、努めて穏やかに慰めを紡ぐ。「それとも、何かしてほしい事があったりするかい。」泣いた愛し子をあやすように、その旋毛へと静かにキスを降らせて、「大事な君の願いなら、何だって叶えてあげるよ。」彼に問う声、彼を慈しむ言の葉は至極寛容で柔らかな音色。「……君の言葉を聞かせておくれ、」その底にほんの少し滲んだ掠れと共に、頬を髪に埋めて、「――ジョネル。」もう一度、名を呼ぶ。それは、胸焼けしそうな程に甘ったるい声。先程抑え込んだ分だけ溢れ返った慕情と恋情で蜜浸けにするような、ともすれば閨で睦む誘いにも似ている、口説く以上に相手を蕩かさんとする切ない音。「ねえ、」彼の顔が間近に添う胸からは、きっと声と同じだけの熱を帯びて早鐘を打ち、彼への想いを捲し立てている。――題目が無ければこんなもの。名を口にするだけで少年の全身が、“君に恋をしている”と、“君を愛したい”と。こんなにも真っ正直に、慎みも臆面も何処かに追いやってわんわん喚き散らす。「……ジョネル、」ぎゅっと両手に力が籠る。微笑む頬も囁きを受けた耳も、僅かに赤色が兆している。言われなければそもそも隠すつもりなんて微塵も無いものだから、返答を促すだけの呼称にも、慰撫を含めて注ぐ視線にも、溺れる甘さを増していく。)
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