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【 指名制 / Remake 】耽溺のグランギニョル【 提供人外 / マルチエンド式 】/1582


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1311: リーパー [×]
2024-07-20 15:20:42





>レナード( >1304


……本当に、ちょっとも聞いてねェの?
( 彼の様子を見るにきっと初めて聞いたのだろう事は伝わってくるものの、昔馴染に悪いからと誘いが無い限り己の部屋を訪れないと譲らなかった彼女が伝え忘れてたなんて事も考え辛く。彼の眉間による皺を見るに口にするべきでは無かったかと僅かな後悔を。ベッドの元へと辿り着くまで掴まれたままの手首が痛む事が無かったのは、彼が加減をしてくれていたからだろうか。「 どーだろうなァ 」 勢いのままぼすり、とベッドに倒れ込むように乗り上げ体制を変えて彼の方へと視線を向け。人の気配のする室内で眠るのはいつ振りの事だろうか。それに加え長らく人の気配に敏感に、ある程度の警戒心を持って過ごしてきた自覚もあるが果たして。いそいそとシーツに包まり寝転がる体制は横を向いて身体を丸めるようにした、まるで胎児のようなそれ。そんな状態でにぃと口端を持ち上げ、普段のような意地の悪い笑みを浮かべたところで大した虚勢にもならず。 「 寝るまで居るつッたのはレナードなんだから、ちゃんとそこに居ろよなァ 」 普段よりもやや間の伸びたような物言いは傍に居るのが彼ゆえの安心感からだろうか。伸ばした片手で緩くマントコートの端を持ち、くいくいと彼に伝わるか伝わらないかの力加減で遊ぶこと暫く。ふと先程己が喰われかけた相手の事を思い出し 「 あぁ、そうだ…また今度聞きてェコトが…… 」 最後まで言葉を紡ぎ出す事なく語尾が虚空へと消えていったのは意識が半分夢の世界へと誘われ始めたから。多量に血液を失った事に加え地下でも頭を働かせる時間が多かったためか限界を迎えつつあるらしく、落ちてくる瞼に抗っていられるのも時間の問題だろう )





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