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【 指名制 / Remake 】耽溺のグランギニョル【 提供人外 / マルチエンド式 】/1582


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1248: レオ [×]
2024-07-05 20:50:55



>ラザロ(>1243


(タオルを渡す際、労うその一言が快い気安さを纏っている気がして。その後に続く褒め言葉にも礼にも何やら擽ったい心地を覚えて、むずむずと照れくさそうに口許をはにかませた後、「…そうか、何よりだ。」髪を撫でるその感触を切っ掛けに、此方からも満面の笑顔を彼へと返す。布ヤスリを返却した次、彼に勿論と頷き歩みを追っていくが、身を包んだ熱気に浴槽の目の前で足を止める。「……む、」先程浴びた熱湯のシャワーと遜色無さそうな湯加減を肌身に感じ、思わず渋い色を表情に滲ませ彼を見やった直後。向こうもそれに気付いたらしい、凄まじい勢いで水が注がれていく様にほっと安堵に胸を撫で下ろし、適温に下がるまでその場にしゃがんで暫し待つ。「……うん、よし。」そっと指先で確かめた浴槽の湯が、程好い熱さに変わった頃合い。一度はそのまま入ろうとして、しかし垂らしたままの髪を思い出して少し悩みに止まり、一先ず肩に掛けていた手拭いでくるくると頭上へ適当に覆い括ってから改めて。――彼と肩を並べて湯に浸かる。それはシャワーのみの習慣に慣れきっていた狩人の少年には物珍しい経験のようで、波立つ水面や浴槽そのものを繰り返しそわそわと見回す。だが次第にその心地好さに骨抜きと弛めた頬は、ほんわり柔こい紅色に。「……悪くないな。」ついでに瞳も細めてその身体の暖まっていく感覚を、吐息混じりの呟きを零しながら享受していたものの、上がり時の知識が無い頭は些か茹だり気味に、彼の方へとふらり傾いていってしまう。)




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