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【 指名制 / Remake 】耽溺のグランギニョル【 提供人外 / マルチエンド式 】/1211


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1112: レオ [×]
2024-06-22 05:45:54



>ギンハ(>1109


……ああ、確かに贅沢、だな。
(彼からの指摘で初めて意識した奢侈に、苦いような困ったような、眉の下がった笑みを浮かべる。……本当に、こんな悩みは久方ぶりだ。退屈など、遠い昔に師から留守居を頼まれて以来だろうか。益体の無い追憶は彼が部屋に入るまでの間のみ、自らが扉を閉める音を切っ掛けにまた思考は今に帰り、美しい九尾を追って己もその向かいへ座らんと一歩踏み込んだ、矢先。歴然とした物言い、それから此方を差した扇の先に思わずまた足をその場に揃え、びっと背筋を伸ばしたその直後、「な…――っ!?」突如と床へ現れた不可思議な紋様、見た事も無い文字らしき何かに瞠った視界は眩さに塗り潰され、堪らず固く閉じた瞼と頬を風が一瞬撫でていき――瞑った視界を通した光も落ち着いた数秒後。「今のは、どういう……」開く瞳を何度か瞬かせて余韻をいなしながら見回した風景に違和を覚え、もう一度、改めてよくよく視線を辺りに巡らせてみる。「……ん、おや?」普段見下ろしていた棚の上部が、明らかに己の頭よりも高い位置にある。掴めない状況から直ぐ傍のそれへと腕を伸ばした――その手が。普段の胼胝や節が目立つ荒く厚いそれではなく、まだ柔く薄い、一回り以上は小さなものである事に今しがた気が付いて。「…?これは……」まだ状況の理解が追い付いていない、呆けた声と共に引き戻した両掌を自らに向けて丸い目で眺めた後、「ギンハ、君は一体、」顔を上げ彼の方へ一歩踏み出した瞬間に、僅かに増した頭の重みと、脚の妙な軽さにバランスを崩して倒れ込んで――きょとんと窺った足が見慣れない近さにあった事で、只の違和から明らかな異常事態を確信する。「な、っ……これ、は…!?」驚きのあまりに上手く言葉も成せず、無意味に口が開閉する事数回。立ち上がるのも忘れたまま、この状況の説明を求めるように、緊張に結ばれた唇と混乱に回る瞳で彼の方を見上げた。)




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