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【 指名制 / Remake 】耽溺のグランギニョル【 提供人外 / マルチエンド式 】/1162


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1040: 蘭玲 [×]
2024-06-09 15:52:34





指名:ヴィンス or ウーミン
希望ルート:

名前:蘭玲 ( ランレイ )
性別:女
年齢:18歳
職業:マフィア構成員

性格:外見からか纏う空気感からか、冷たそうだなんて第一印象を抱かれる事が多いが実力主義且つ男社会に生きている為にそうせざるを得なかっただけに過ぎず、実際は好奇心旺盛且つ欲に忠実なタイプ。気に入ったものや人に対する独占欲が強く物持ちが良い反面、与えられた物に対しても好みで無ければ放置をする事が多い。歯に衣着せぬはっきりとした物言いをし、所謂お世辞のようなものは苦手。倫理観の壊れた世界に身を置いていた割にはまともな思考回路の持ち主で、声を荒げる事も少なく理性的。一度懐に入れてしまった人に対する面倒見は存外良く

容姿:暗い赤色の髪は胸下辺りまでの長さのロングウルフ。前髪は目が完全に隠れる程度の長さを左側に流した状態。つり目がちな瞳は黒い虹彩が収まっているが、前髪で隠れている左側は殆ど視力が残っておらず垣間見える事があるのなら白濁した目が見える事だろう。身長163cmで女性らしい凹凸は少ないものの、メリハリはきちんとついた体躯。深くスリットの入った黒いチャイナドレスは目を凝らして良く見れば生地と同色の糸で刺繍が入っている事がわかるだろう。スリットから覗く太腿には枯れた薔薇のようなデザインのタトゥーが一つ。10cm程のヒールを履き、左の足首にはシルバーのアンクレット。

備考:所属組織の当時首領補佐をしていた男に拾われるまでは貧民街の路地で暮らしていた元孤児。その為親の顔も知らず、今現在名乗っている名前も男に拾われた際に付けられたもので実際の名前すらも知らない。左目の失明も、お世辞にも発育の良いと言えない体躯も孤児生活の影響。自分を拾った男に嫌に執着されており、一時期は自由に部屋の外に出る事が出来ない程の生活を送っていたが男が首領へとなった際に仕事を任されるように。その為任される仕事といえば色仕掛けのような物では無く、男性構成員と遜色ない物。身体応力が高い事が幸いしてか大きな怪我をする事も無くこれまで生きてきている。組織内ではそれこそ初めのうちは 「 首領のお気に入りってだけで贔屓されている 」 だのなんだのと言った言葉が飛び交っていたものの、実力を示しているうちにそんな言われは無くなり、段々と地位も上がってはきたがそんなものに興味も執着も無く、ただ命じられるからしているに過ぎないとは本人談。薬物で身を滅ぼす人間を数多く見てきたからか、薬に対する警戒心が強く否定的な見方が目立つ。基本的には中国語で話すも、英語やフランス語など鈍りはあるものの日常会話をする程度であれば支障がない程度の知識はある。左足首のアンクレットは男に拾われ部屋に閉じ込められていた際の足枷の名残。

ロルテスト:
( 窓を雨粒が叩く音で意識が浮上する。独房かと見紛う程に物の少ない部屋は紛れもなく自室のそれで、中途半端に眠ってしまっていたのかそれとも低気圧のせいか鈍い頭痛に顔を顰めながら卓上に置いてある水差しから直接水分補給を。目前の机の上にある報告書は眠りに落ちる前の己が片付けていてくれたのかびっしりと文字が並び、あとは封筒に入れて首領たるあの男に提出に行くだけの状態なのだが何分気が乗らない。提出期日までは時間があるし、もし期日間際に忙しくなったとしても誰かしらに届けさせれば良い話だ、とばかりに結論付ければ扉近くの?笥の上へと提出書類一式を置き一度しっかりと眠ろうかとベッドへ向かおうかと。そんな折、目に止まったのは扉の隙間から差し込まれたのであろう宛名の類は無い黒薔薇の封蝋が印象的な一つの手紙。根城内に誰かが侵入してくる事も無ければ、こんな事をする構成員にも心当たりが無い。本来であれば首領か首領補佐にでも報告をしに行く事が望ましいだろうこの状況。然し何故だか早く開封し無ければいけないような気がして──ぱきり、小気味の良い音と共に中の便箋を取り出せばそこに記してあるのは薄気味の悪い一文。何も後ろ暗い事の無い人間であれば質の悪い冗談か、何かの悪戯で片付けるような台詞でも裏社会に身を置く己からしてみればそれでは済ます事の出来ない文言。ぞわりと背筋が泡立つような感覚は、命の危機を感じたというよりも “ お気に入りの玩具 ” は盗られないように大事に大事に閉じ込めておけばいい、そんな考えを知っているが故の事。本能的にこれは見つかってはいけない、そう感じ取りビリビリと破いて屑籠の中へと。激しく鼓動する心臓には気がつかない振りをして、それから──いつの間に眠っていたのだろうか、先程まで感じていたはずの頭痛はすっかりといなくなり頭がスッキリとした感覚がある。ゆっくりとした動きで体を起こせば、見たことの無い調度品に囲まれた室内。少なくとも根城の中では見た事の無い内装に、自然と目を細め辺りを見渡すのは命の遣り取りが多く行われる世界に身を置いている性か。そんな中確かに聞こえてきた扉をノックする音に視線を勢いよく音の聞こえてきた方向へと向けて 「 ……誰 」 ピリ、と声色からも見て取れる警戒心は扉の外にいる人物からはどう感じるだろうか。その場から動く事はせず、じっと扉を見つめ )


****


こんばんは、物語を返す訳じゃないから下げで失礼するね。先に話は通してたから分かるとは思うけれど、普段は殺人鬼と舞台役者の二人がお世話になっているって言えばきちんと伝わるかな。この後でピアニストの子も来ると思うけど驚かないでやってあげて。

懸念点は先に伝えさせてもらっていた通りだから割愛させて貰うとして、指名と希望ルートに関しての話だけさせて貰おうかな。
指名はどちらでも構わないし、その二人の中で私の対応に大きな差が生まれる事も殆ど無いと思う。ルートに関してはどんな関係を築くが大きく関わってくるだろうから空けてるけど、私と深く関わってくれる誰かさんが諦め半分でこの屋敷にいるのだとしたら……多分その段階で 【 秘密の共犯者ルート 】 一択になるだろうなって事は先に伝えさせて貰っておくね。

後は……そうだ。基本的にそんなに長い間母国語以外を使うつもりは無いけれど、分かりやすいように母国語以外で発音しているときは『』こっちの鉤括弧を使わせてもらうつもり。描写外でも鉤括弧が出てくるのが暫く続くだろうけど、分かっててもらえると嬉しいな。

個別での返事は大変だろうし、今物語を紡いでいる殺人鬼宛にお返事出してもらうでも特になにも無ければ確認だけに留めてもらうでも好きにしてもらって大丈夫。





1041: リリー・フリント [×]
2024-06-09 15:53:31





指名:レンブラント or カナニト
希望ルート:

名前:リリー・フリント
性別:女
年齢:16歳
職業:ピアニスト

性格:ふわふわとして優柔不断そうな外見からは反して存外しっかり者で自分の意見はしっかりと持っているタイプ。顔を合わせる事の少ない両親からは蝶よ花よと甘やかされながら育ち、我儘放題では無いものの王室育ちの令嬢さながら少々世間一般とはズレた感覚を持つ世間知らず。何かイレギュラーが起こった際には自己犠牲の精神が前面に出る事勿れ主義で、外的要因のストレスには弱く溜め込みがち。感情表現豊かで表情がくるくると変わるものの、喜怒哀楽のうち怒の感情のみが大きく欠落しており滅多な事では機嫌が悪くなるだなんて事は無いだろう。自分自身でも気付いていないが、執着心並びに独占欲が強く心の隙間にするりと入り込んでくるものに対して無条件に信じ、依存してしまう節がある。

容姿:淡い栗色の髪は緩く巻いたような癖のついた腰の辺りまでの長さのロングヘアで、前髪はセンターパート。サンタマリアアクアマリンのような透き通った水色の虹彩は少し垂れ目がちな瞳で、持ち上がった口角と合わさり柔らかくゆったりとした印象を与える事だろう。シフォン素材の淡色ワンピースにウエストの辺りでブラウンのベルト、足元は3cm程度の高さのパンプス姿。身長は158cmで女性らしい凹凸がはっきりとした体躯。アクセサリーの類は左右のロブに1つずつのワンポイントピアスのみ。

備考:コントラバス奏者の父とフルート奏者の母の間に生まれた一人娘。有名オーケストラに属する両親は世界中を飛び回っている為に、別で暮らす時間のほうが長く幼少期からお世話になっているのは母方の兄であるピアノ講師の家。音楽の才能は両親から多分に引き継いでいたようで、音楽に興味を持ったのは3歳の頃。よく耳にしていた音がピアノ且つ師となる人物が身近にいた事が影響してか、瞬く間に上達し大きな舞台へと立ったのは10になる年の事。弱冠10歳のピアニストなんて持て囃される反面、クラシックの世界では親の七光だとコソコソされる事が多く満足に弾く機会が無い事がストレスだったが音楽のストレスは音楽で晴らしてしまえ、との考え方をしており名前も顔も出す事無くジャズバーで週に2回程の演奏を行い気を紛らわせている。趣味も特技も音楽、と答える程度には音楽の世界にどっぷりと浸かっており浮世離れした思考は携わった舞台演劇だったりバレエの演目だったりによるもの。

ロルテスト:
( 最後の一音を余韻たっぷりに弾ききれば一瞬の静寂の後に会場中に響き渡る割んばかりの拍手。椅子から立ち上がり優雅に一礼をした後に舞台袖へとゆったりとした足取りで捌ければブザーの音と共に段々と下がってくる幕。ヒソヒソとされている声が聞こえない訳では無いが、親の名があるのは事実。にっこり、何も聞こえていないような振りをして 「 お疲れ様です、お先に失礼致しますわ 」 なんて声を掛ければ罰の悪そうな顔をするのならば初めから言わなければ良いのに。小さく溜息を吐きつつ与えられた控室へと到着すれば初めに窮屈なコルセットを外し、次に綺麗に結い上げられていた髪を解くためにピンを外そうか。心に残るモヤモヤとした黒い影を見て見ぬふりをしても良いが、確か今日は伯父さんも教室があるからと不在だったはず。普段お世話になっているあの場所は開いていたかしら、ああその前に一度家に戻ってから……思考をあちらこちらに飛ばしながら着替えを済ませ結っていた後の付いた髪は高い位置で一つに纏めて帰宅の準備を整え、さあ帰ろうと振りむいたところで部屋の中央、机の上に置いてある封筒の存在に気が付いた。「 こんな物、入ってきたときにあったかしら…… 」 ぽつと口を突いて出た言葉は誰の耳に届く事なく宙に溶けて消えてしまう。おずおずと手に取ったのは、今日一日この部屋を使う人間は己だけだと知っているからの事。きっと頭を巡らせている時に誰かが入ってきて置いたんだわ、そうじゃ無ければおかしいもの。そんな風に結論付けてしまうのは己の短絡的な思考のせいか。お行儀の悪い行為だとは理解しつつも、この場にあるはずの無いペーパーナイフの類を探すよりも先に封筒の隙間へと細い指を差し込み開封すればパラパラと落ちる黒い封蝋。中に目を通し、誰かの悪戯かしら?そう首を傾げたところで意識が途絶えた。再び意識を覚醒させる材料となったのは扉をノックする軽やかな音。くあ、と小さな欠伸を漏らしつつ片手で霞む目を擦りながらベッドから降りて 「 ……伯父さん?ノックするだなんて珍しい 」 己の部屋を訪れる人間なんて同じ屋根の下に住んでいる血縁者くらいもの、と対して警戒心を抱きもしないのは未だ周囲を見回し自室との相違に気がついていないからこそ。「 どうかしたの?昨日も変わりなかったわよ 」 ドアノブを回して扉を開き、廊下に立つ見慣れたはずの姿を視界に入れようと視線を持ち上げ )


****


こんばんは、ご機嫌麗しゅう……だなんて堅苦しい挨拶からごめんなさい。先に来ているお姉さんがいるから、私の方からは簡単に失礼させてもらうわね。

先ず指名に関してのお話なんだけれど、悪魔の兄弟のうちどちらに先に会ったとしても翻弄される事は変わりがないだろうしお好きな方でお迎えに来てくださって構わないわ。
それと、ルートに関する事なのだけれど、空欄なのは初めのうちは全ルート視野に入れたまま交流を深めたいってお願いなのと……お恥ずかしながらこの歳まで “ 恋愛 “ というものに触れた事が無くって…。恋愛ルートに入るのなら少し自分の気持ちに気がつくまでに時間がかかってしまうかも知れないという事だけ先に理解しておいてくださるかしら。

あとは……そうね、明らかな依存先だったピアノに満足に触れられない状態が長く続くとしたらきっと私の依存先は簡単に変わってしまうと思うわ。それを許してくれる人たちと深い仲になれたら嬉しい、だなんて我儘かしら。

あまり多く話すぎるとご迷惑だろうし、お伝えしておきたい事はお伝え出来たから私はこの辺りで失礼するわね。ふふ、本当は私が出てお話をしたいのだけれど、私もお姉さんも、お兄さんのお話もってなったら大変な事ぐらい重々分かっているつもりだし、迷惑になる事は避けたいもの。先に来ているお姉さんと一緒で何かあれば今お話をしているの最中のお兄さんにでもお伝えくださればお答えさせてもらうわ!





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