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1021:
レオ [×]
2024-06-05 00:28:36
>ミリアム(>1020)
……私自身も、自分を捕食する相手に対して抱くものではないだろう、と思っている。
(驚愕の声と音の後、此方と同じ困惑を引き連れながら求められた同意に、殆どそっくりに言葉をなぞって肯定を返す。……そう、己を喰らうものというだけなら他にもいる。獣も範疇なら、元居た山の熊や狼だって視野に収まる。しかしそちらにここまで強烈な感情を抱いていないのが、その肯定に対する何よりの裏付け。自身が決めた縄張りを一歩越えてしまったような違和に眉間へ皺が寄って、流石のもどかしさに唸る声は大きさを増し――不意にぴたりと止む。投げられた問いに、感情が大きく波打ったからだ。「私を、喰わない…会わない…」ゆらゆらと波紋を広げていく言葉をじっくり噛んで飲み込む最中、胸の辺りがじくり痛むような、ひゅうと冷えるような感覚を覚えて。知れず服越しにそこを掌で擦りながら、思考に潜った後。「……それは、」長く思える一分の間を置いて、口が開く。「………困る?」まず始めに落ちたのは戸惑いか困窮。だが、それはしっくりとこなかったらしい、疑問符がその後を追った。「いや………悲しい、か?」続いては哀情、憂い。それも馴染まず今度は首を捻る。どちらにしろ、出た答えは二つとも前向きではなく、その時点で既に“普通”とはかけ離れているのだが、「――――寂しい?」一番最後に零れた寂寥。それこそが、今の己にぴったり当て嵌まって、「……は。あ、え?さ、寂しい?」目を瞠り、動揺のあまりに珍しく吃りを落とし、もう一度その感情を転がす口を一度塞いで。――数分後。「……すまない、取り乱した。」何とか揺らぎを落ち着けて、彼女に詫びる。「どうやら、私は。ラザロに喰われないのも、会えないのも、寂しい…ようだ。」まだはっきりとした自信は持てない、些か曖昧さが残る物言いながらも、出た結論は真っ直ぐ伝えて。「……どうなっているんだ、本当に。」未経験の感情、余計に膨れた気もする願い。どう考えても異常なその想い迷路に狼狽える心を、声の微かな震えに混ぜ込んで。独り言なのか彼女への問いなのかも解らない二言を互いの間に溢しては、また一層と頭を抱えた。)
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