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1010:
レオ [×]
2024-06-02 21:16:44
>ミリアム(>1007)
そうか、感謝する。
(特別緊張をしていた訳では無い筈だが、是の答えを貰えた事に、ふっと小さな息を抜いて胸を撫で下ろす。笑う彼女に礼を返す傍ら、その整然と並ぶ見事な牙に、ラザロのようだ、と己が悩む種でもある彼を想起して、自ら知れず表情が和らいで。「ああ、解った。有り難う。」その後で差し出されたバスケットを受け取り、その内をよくよく覗き込んで中身を確かめる。葉書のようなチケット、それに複数種の菓子類。その一方へご丁寧に貼られた付箋の、己の字にも似た丸い形で綴られた喚起までを確と目に捉えた後、顔を上げたタイミング丁度に彼女からも声が掛かる。「勿論だ。…話が長引く可能性もある。君が楽になるよう、好きに座ってくれて構わない。」まずは快諾の一言。それから彼女の物言いや纏う空気に釣られてだろうか、相談を持ち掛けた時よりも幾らか固さの取れた穏やかさで着席も促しつつ、身体は真正面から一歩側面に退き、行動でも彼女を部屋へと招き入れる。――入室を見届け、ドアを閉めた後。バスケットは一先ずベッドサイドに、己自身は背凭れ付きの小椅子に。背はぴしりと伸ばした姿勢で彼女と向き合う形に座り、「……さて。」態勢を整えた数秒後、一つ深呼吸をして徐に口を開く。「私は前置きも、遠回しな話し方もあまり得意ではない。だから、要点だけを話す。」会話において、湾曲な道筋を辿る事は苦手中の苦手。それ故、彼女にも先にそう伝えてから、「相談したい事柄は二つ。どちらも私自身の感情…思考に関わるものだ。私だけでは度し難いこれらが、君からどう見えるのか聞かせてほしい。」相談の概要と、彼女へ求める行動も朗々と真っ直ぐに提示して、咳払いを一つ。「では、まず……あの祭りの日の話になるが。私は、“この者には絶対に喰われたくない”という相手に遭遇した。そしてその者に、“ラザロになら良いのか”と訊かれて……私は咄嗟に答える事が出来なかった。」始めに持ち掛けるのは、あの不完全な怪物の問い掛け。彼是と脱線する事も無く、簡単に掻い摘まんで置いた事情の上に、「……此処に居る私は獲物という立場であって、いつどの相手に喰われたとしても、それは自然の流れだ、おかしくはない。おかしくはない、筈なのだが…」悩む言葉は多少弱々しく、困惑している色は流れる視線や垂れる眉尻にも正直に現れる。「……今の私はどうやら、自分を喰う相手を自分で選びたい、らしい。そんな考え、獲物としてあってはならないのではないか?」獲物側からの拒絶や受容の選択、自らが信じる摂理に逆らう意思表示の思想。固めた地が割れていくようなそれを尋ねる声は震えこそしなかったが、肯定を求めて不安がる色が含まれ、何処か頼りなさを感じさせた。)
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