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 幾年の縁 ( 〆 ) /82


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63: 千歳 [×]
2020-05-04 02:29:18





…、栞の言葉は本当に暖かくて心地良いな。勝手じゃが救われた気持ちになる。有り難う。 ( 触れた指にぴくり肩跳ねて / 微笑みながらも、おず、と指先絡め )





64:  松島 栞  [×]
2020-05-04 14:01:18





 そんな大層なことは何も … ( 首横にふるふる )お忙しい中でも私を忘れずにいてくれたこと、何よりこうしてまた会いに来てくださったことが、ただただ嬉しいだけなのです( 柔らかく笑み落とせば、控えめに絡まる指にしっかりと力を込めて )





65: 千歳 [×]
2020-05-06 15:16:23





……っ、はあ…。 ( 安堵の含まれた溜息をひとつ、相手の肩にこてんと頭乗せて ) …儂も歳を食ったな、栞の優しさが染みて目頭にきそうじゃ。 ( 絡まる指そのままに空いてる方の手を相手の腰に回し抱きしめ )






66:  松島 栞  [×]
2020-05-08 17:00:40





 ふふ、千年のお狐さまですもの 。人よりきっと何倍も、涙もろくなってしまわれたのですね( その腕の中で幸福そうに瞳閉じ、穏やかな声音と共に相手の胸に顔を埋めて )





67: 千歳 [×]
2020-05-11 20:23:51





歳を重ねると良くも悪くも脆くなるのう。 ( 乾いた笑い零し ) ──よし、栞。埋め合わせ、というには違うかもしれんが、行けず仕舞いだったでーとに行かぬか? ( ぱっと顔上げ、相手の頭優しく撫でながら反応待ち )





68:  松島 栞  [×]
2020-05-12 23:19:28





 ! 、はい ! ぜひ行きたいです( 嬉しいお誘いに、ぱああと瞳輝かせ相手見上げて )そうです、千歳さんのお洋服を見に行こうとしていたのでした( ぴこんと思い出したように頷いて )





69: 千歳 [×]
2020-05-13 01:46:02





今のままで人の街に下りては目立つだろうからな…。栞と共に生きてゆく為にはやはり人の世に馴染まなくては。 ( こくり ) …──耳と尾は仕舞うとして、取り敢えずは此の儘で行くしかないのう。まあ最初だけじゃ、何とかなるだろう。さあ行こう、栞。 ( 言葉には出したものの余り気にしてない様子で自らの服ちらりと見ては直ぐに視線上げ、初めて街に行く事に対し若干そわそわと )





70:  松島 栞  [×]
2020-05-14 02:01:57





 けれどあまり無理はしないでくださいね …。そうすることで千歳さんの心や身体に負担がかかってしまっては大変ですから( 心配そうに相手を見上げ )── はい、それにもし何かあればきっと私が上手く対応してみせますから、ご安心ください( 相手の心の揺れを微かに感じ取り、無意識のうちに繋ぐ手にきゅうと力を込めて )





71: 千歳 [×]
2020-05-14 18:41:59





なに、心配はいらん。千年を生きた儂はそんなに柔ではないぞ? ( くす / ぽんと頭に手を置き ) …ははは、栞は頼もしいのう。 ( 力の込められた手から伝わる温かな優しさに頬緩ませ ) だが儂とて怖じている訳ではない。此の人の世が昔とどれほど変わっているのか…栞の生きてきた世界を見てみたくてうずうずしておる。 ( きらきらと目を輝かせ屈託のない笑顔見せて )





72:  松島 栞  [×]
2020-05-15 21:04:29





 そうですよね、きっと私には想像も及ばないほど多くのことを乗り越えて来られたのですものね。でも、そう聞いて安心しました( 胸に手を当て、ふわり、柔らかく微笑んで )でしたら何も心配はいりませんね。きっとあまりにも様子が変わっているから、千歳さん、びっくりすることが沢山あると思いますよ( 相手の眩しく楽しげな表情につられ、此方もほっこりと頬を緩ませて )





73: 千歳 [×]
2020-05-16 02:01:45





儂は中々に肝が据わっていると自負していてな。ちょっとやそっとじゃ驚きはせんぞ? ( ふふん ) ……──とは言ったものの…こ、これは何じゃ?人の街とはこんなにも賑やかなのか…。 ( 一転、街へ着くと物珍しさにきょろきょろと落ち着きなく ) っ、おお!風の噂で鉄の塊が走っているとは聞いた事があったが……何とも不可思議な光景じゃ…! ( 周りの人の視線など気にする素振り無く、街中を走る車に興味を引かれた様子で )





74:  松島 栞  [×]
2020-05-16 20:56:14





 あれは自動車と言って、人が移動に使うものなんです。今はもう、あれが無いと人の世は成り立ちません( ふふ / その純粋な少年のような驚きようが微笑ましくて )… 千歳さん、私たち、やはり少し目立っているようです … 早めにお店に向かいましょう?( その端麗な容姿か、それとも現代において極めて稀な服装故か。ふと、想像していた以上に周りの注目を浴びていることを敏感に肌に感じれば、少し不安そうに相手を見上げて )





75: 千歳 [×]
2020-05-18 09:10:40





人はあのような凶暴な物を飼い慣らしているのか!?…侮れんな、 ( 行き交う車に見入っていたものの、相手の不安げな視線に気が付き ) ──おお、すまない栞。そんなに注視されているとは気付かなんだ。やはり栞の美しさは皆を魅了しておるのだな…だからと言って儂以外が栞の隣に立つ事は許さんが。 ( 自分の服装の事などすっかり忘れては見当違いな言い分で自己完結させて ) さて、では店まで案内してくれるか? ( にこ / 首傾げ )





76:  松島 栞  [×]
2020-05-18 22:10:49





 慣れてしまえばあまり難しいことではないみたいですよ。私も自分で動かしたことはないので、その感覚は分かりませんけれど( 飼い慣らす、という表現が新鮮で面白く、ふふと小さく笑い声漏らした後に )い、いえ、皆さんが注目しているのは私ではなく千歳さんの方で … 。── はい、実はもうそこに見えている白い建物がそうなんです。車 … 、自動車が止まったら行きましょう( 相手の言葉を嬉しく思う余裕も無く、ひとりあわあわと / このまま横断歩道を渡った所、落ち着いた雰囲気の複合商業施設を指差し信号が青になるのを待って )





77: 千歳 [×]
2020-05-19 16:20:59






ふむ、自動車か…栞がいつか奴を飼い慣らして、尚危険が無ければ良いのだが…。 ( ちらり / 相手の様子に疑問符浮かべながら ) ──あれか、中々の大店じゃな!……儂らが待っているというのに、自動車とやらは止まらんのう。何とも気遣いの心が無い連中じゃ。 ( 目前に見える大きな建物に目を丸くして / 相手に倣って待っているものの直ぐには止まらない車に首を捻りながら )





78:  松島 栞  [×]
2020-05-20 09:51:20





 千歳さんがお望みならば、飼い慣らすためのお勉強をしに行くのもいいかもしれません。そうすれば誰にも邪魔されず、ふたりきりでお出かけが出来ますね( 怪訝そうな視線受けてもなお、にこやかな表情で想像巡らせて )── はい、なんでも揃っているのです。… 大丈夫ですよ、もうすぐきちんと止まってくれますから … !、信号が変わりました、行きましょう( なぜかちょっぴり得意げに / 相手見上げ笑み見せた後、その手を取って歩き出し )





79: 千歳 [×]
2020-05-23 13:58:00





あれは勉強すれば飼い慣らす事が出来るのか?……ふむ。栞とふたりきりで、か…それは唆られるのう。 ( 顎に手を当て思案し、未知の物への恐怖よりも甘い誘いに口角上がり ) ん、もう良いのか?…人の世には決まり事が多いのう、覚える事が多そうじゃな。 ( 手を取られるままに足を進めて / 青へと変わった信号機を興味深そうに見ながら )





80:  松島 栞  [×]
2020-05-28 20:48:07





 はい、少々時間とお金がかかりますけれど。… でも運転中は、いちゃいちゃラブラブしてはいけないのですよ、危ないですからね( 人差し指ぴこんと立て、きりりと安全運転を説いて )大丈夫ですよ。一緒に少しずつ、慣れてゆきましょう。あれは信号機といって、青は進め、赤は止まれの合図です。車と事故を起こさない為にも、あの合図はきちんと守らなくてはならないんです( どうか不安に思わないでほしいと、繋ぐ手にそっと力を込めて / 相手の視線の先を目で追えば、それを説明する言葉を探して )





81: 千歳 [×]
2020-06-01 01:20:12





……何?あんな狭い箱の中にふたりきりだというのに何も出来んとは…。やはり儂は、こうして外を歩く方が好きじゃ。 ( 目を丸くさせた後、態とらしく落ち込む素振り見せては伺うようにちらりと相手見て ) 信号機、か…。成る程、確かにあれとぶつかっては人の身体ではひとたまりも無いのう。栞は儂の先生じゃ、これからもご教授願おう。 ( 信号により止まっている車の中で一際大きいトラックを見遣り ) …──おお、近くに寄ると益々迫力があるな! ( 目的地に辿り着き、そびえ立つ建物を見上げ )





82:  松島 栞  [×]
2020-06-05 21:13:47





 ふふ、そんなに残念がらないでください。お散歩、いつでも喜んで付き合いますから( 優しくそっと相手の腕に触れながら )何かと頼りないかとは思いますが、先生役、精一杯努めさせていただきます …!( 胸の前でそれぞれの両拳を握りしめ、小さく気合を入れて )── 中の賑やかさにも、千歳さん、圧倒されてしまうかもです。では、さっそくお洋服のお店に向かいましょう( 目的地に着けば、これがデートであることを改めて実感し、楽しそうに歩みを進め )






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