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混沌の竜はヴァルハラにて啼く【 ダークファンタジー / 換骨奪胎 / 一対多数制 】/41


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29: レオ [×]
2019-12-29 22:17:09




【 風都ガウィエド - 広場 - / レオ / ( >25 ) 】

>泥棒3人組 & ???


流石に3対1は分が悪いな ( 正面に立つ3人組がただの泥棒ではないことは構えやその隙の無さから判断できる。啖呵切った割には特に作戦もない。絶体絶命とはこのことだ。今更ながら自身の後先考えない思考が嫌になる。だが、今この状況で自分にできることは戦うこと、自分で蒔いた種は自分で刈り取らねばならない。額から冷や汗を流しつつもそんな様子を見せないよう強く構える。リーダー格の男の強い言葉は脅しではないのだろうが「 悪いが俺には時間がたっぷりあるんでね、それについて話すまで付き合ってやるよ 」口角を上げ笑みを浮かべ余裕の表情を見せる。強がりだとしても、弱気にでていいことなどないことを知っていた。三人が攻撃準備に入ったと同時に自身も相手へ向かって走り始めたその瞬間、目の前に突如として現れた炎柱。目を見開き驚きを隠しきれず足を止める。誰の仕業かと首を横に振り、辺りを見回せば聞こえてきた声と、足音。音のする方へ目を向ければそこには1人の青年が。誰がみてもわかる常軌を逸した雰囲気に思わず見惚れるも、ハッと我に返り、あの3人組と相対していた自身がよそ見をしている場合ではないと、今一度3人組へ目を向ける。しかし、そこにいたのは先程とは打って変わって青年の鋭い眼光にたじろぐ姿。自身の敵ではないのだろうが、一体彼は何者なのかと疑問が頭から離れない。そんなことを考えている間に、3人組の2人が加護を発動させ煙幕を作り出し、青年の登場によって形成逆転とも思えた状況が一気に面倒なことになる。「 くそっ、煙幕か! 」眉間にしわを寄せ目を細めながら、男たちの姿を探す。同時に青年の声も聞こえ「 は?え、___わかった! 」急な彼からの指示に戸惑いながらも、若干動揺していた自身の気持ちが落ち着き1人の男の姿を捉えれば了承の返事をする。既に駆け出した青年に続くように自身も姿を捉えた長身の男を追い始め )

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