自分のﾄﾋﾟｯｸを作る
■：助手　[×]
2019-08-08 16:13:08　

――は～い、どちら様でしょう？
あっ、ご依頼の方ですか？え、違う？
ここは魔王城じゃないのかって？
――確かにここは魔王城ですけど……。

もしかして最近こちらに来られた方ですか？
でしたらいろいろご説明いたしますね！
お茶淹れてくるので、こちらのソファでお待ちください。

あ、くれぐれもお静かにお待ちくださいね。
そうしないと魔物に食べられてしまいますから……。

1：助手　[×]
2019-08-08 16:45:49

お茶、お持ちしました～。良かったご無事だったんですね。
ええと、何から説明しましょう？
依頼とは何のことかって？

ではそれからご説明しますね。

――魔王城とは
その言葉の通り、魔王様や魔物の皆さんが住んでいるこの城のことです。私もここに住んでいます。
――意外でしたか？私のことも後でご説明いたしますね。

――魔王様について
皆さん誤解されているんですけど、世界征服は全く望んでいません。確かに魔物の味方って態度で、人間には手厳しい所もあるけれど、お優しい人ですよ。私も助けてもらいました。
世界征服を望んでいなければ、何を望んでいるのかって？
謎です。ええ、謎なんです。――あ、分からないという意味ではなくて……、そう！事件です！
魔王様は今探偵をしているんです。魔物、人間関係なく謎を解いてくれます。もうそれはすごいんですよ！――あ、し、失礼しました。

――種族について
これに関してはご存じかもしれませんが、種族には大きく分けて二種類います。
ええ、そうです。魔物と人間です。
神や天使、悪魔は想像上の生き物。この地に降り立ったことはありません。いたとしたら魔物に部類されていたことでしょう。人間は自分と大きく違う者を同じ人間だと思わないですから。
あ、話がそれましたね。魔物には、人間と違っていろんな見た目の者がいます。人間とあまり変わらない見た目の者から、動物に近いものまで様々です。そして魔物は魔力を直接摂取することによって、魔力の量や魔法の威力が変わります。例えば、魔力を含む植物を食事で摂るより、人間や動物の血肉を食べるほうが多く魔力を得られて、より強力な魔法を使えます。またそちらの方が傷の治りも早いです。だから、魔物は人を襲いやすいのです。
人間に関しての魔力は、潜在能力に値します。生まれ持った才能ってやつです。
どんなに魔力が多くても、魔物と違って魔法道具がなければ魔法は使えません。その代わり自然にある魔力を消費するので、あまり魔力切れになることはありません。

――魔法道具について
魔法道具は人間が魔物に対抗するために造られた、魔法を放つための武器です。
基本的には自然の魔力を消費しますが、自然の少ない魔力が枯渇した土地などでは使用者の魔力を使います。
基本的に属性は火、地、風、水に分類されます。それ以外の属性は基本的にありませんが、魔物の中には生まれ持った才能として光や闇、雷などの属性魔法を使えるものもいるそうです。

とりあえず、ここのご説明はこんな感じでしょうか？
あ、ご質問は全て話し終わってからでお願いします！
まだ近くに魔物がうろついていますから。

魔族の王は謎がお好き/38