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883:
山田 晃太 [×]
2019-10-25 07:43:27
>>882 駿さん
…康介…遅くなってごめん…心配かけてごめん…。…違う……違うよな…。…待っててくれて、ありがとう…心配してくれて…ありがとな…康介…俺、来たよ。康介の顔、見たくて来た。
(彼の墓石まで先陣きって歩く。後ろには彼が着いてきてくれている。会話はなかったが彼が居てくれるだけで一歩一歩確実に踏みしめて歩を進める。ここに足を踏み入れたのは二度目。一度目はもう一人のバンドメンバーに半ば引きずられるようにして。康介の葬式が終わって二週間経ったくらいに。抜け殻のようになっていた俺を心配してのことだったのは当時の自分でもわかっていた。その時は確か…この位置。彼の墓石まで数歩、後数歩のこの場所。一度そこで歩みを止める。あの時はここから一歩も俺は動けなかった。どれだけ一緒に来ていた友人に声をかけられても腕を引かれても体が石になったみたいにそこから動くことが出来なかった。でも──今は違う。そこから足を前に踏み出す。あの日踏み出せなかった一歩をしっかりと踏み出す。墓石には康介の好きなもので溢れていた。人が絶えずに訪れている証拠だ。ふと墓石の後ろに影が見える。きっと康介だ。顔を見なくてもわかる。彼が発するこの気が彼の気なのだと認識すれば同時にもう一つの事実にも気づいてしまい。…まぁこれはまだ後でいい。一旦沸き上がった感情を抑えて彼に声をかける。でも口から出たのは謝罪の言葉。なんか違う…こんな言葉をかけたいんじゃない。一旦深呼吸をして本当に伝えたかった言葉をふわりと浮かべた笑みと共に伝えて。すると漸く背を向けていた体が此方を向いてはにかっと嬉しそうな笑顔で『おせーよ、バーカ。待ちくたびれちまうとこだっただろ?…なんて会いに来てくれてすっげー嬉しいよ。ずっとお前が来てくれるの待ってた』開口一番に憎まれ口を叩くのはあの頃と変わらない。その後にすぐに本心を言うところも…。久しぶりなのにずっと傍にいたようなそんな感覚に襲われる。…当たり前か、だってこいつは唯一無二の親友なんだから。「花…康介に似合いそうなの持ってきた。駿さんも一緒に選んでくれたんだ」他愛ない話を口にする。『二人ともサンキューな。でも俺花のことよくわかんねえけど』笑み浮かべたまま康介はさらりとそんな言葉を返す。選び甲斐のない…苦笑いを浮かべて。あの頃と変わらない康介の姿に嬉しさと何とも言えない感情が湧いてくる。そして康介が徐に口を開く『俺さ…お前が好きだったんだ…マジで大好きだった…あの時もちゃんと俺…お前に言えばよかった…んで…お前に振って貰えばよかった…弱くてごめん…』彼の謝罪と告白を黙って俺は聞いていた。彼は俺に伝えたいことがあったはすだ。ずっとずっとここで自分を待っていてくれた彼の話を真摯に耳を傾けていて)
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