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自分のトピックを作る
638:
飯山 駿 [×]
2019-10-03 19:32:36
>>637 晃太
(教習所までの道のり、正直“安全運転”なんて気を向ける余裕なんて無かった。勿論、他の車に迷惑を掛けるようなことはしなかったが、スピード違反くらいは軽くしていたかもしれない。──自分は馬鹿だ。あんな危険な男を、彼が数日前からSOSを出していたというのに確信が持てないからと言って野放しにして…。事が起きてからでは遅いというのに。自分自身に嫌気が差す。もし彼の身に何かあったら…大事な彼を、愛しい彼を傷付けたのは自分だ。ギリッと奥歯を噛み締めて、腹の底から煮えたぎる激情にハンドルを握る手が微かに震えてグッと強く握り直し。この時の自分はまだ彼が鈴木にどこまでされたかまでは把握しきれておらず、どうかどうか彼が何もされていなく無事であってくれることを願っており、最短のルート、渋滞のない道、信号も一度も止まること無く車を走らせ、通常掛かる時間の何十分も短縮して教習所内の駐車場へと車を滑り込ませて)
(仕事終わりに来たため当然格好はスーツのまま、車を降りてすぐに事務所に行こうとして足を止める。彼は今何処にいるのか。もし無事なら合宿部屋…いや、まだ教習所内のどこかにいるかもしれない。そう思った瞬間、サァァと後ろから強い風が吹き耳がキーンと耳鳴りがする感覚を覚え、そしてその中に微かに混じる人の声……“駿さん”と彼の声がして。「…晃太?」彼が自分を呼んでいる。足は自然と動き出し気付けば走り出していて駐車場を抜けて建物の表に回り、事務所のある建物の前を通り過ぎて教習所付近に来た所でその姿を見つける。──ずっとずっと会いたかった愛しい彼の姿。暗がりで見えづらいが少し痩せた気がする。「こう…、」晃太、そう呼びかけようとした瞬間その身体がフラリと横に傾く。まるでそこだけスローモーションのように世界がコマ送りに見えて──「晃太っ!! 」普段大きな声なんて出さないがこの時は叫ぶように彼の名前を呼んでいて、彼の元へ走り、その体が地面に倒れ込む前に正面から抱き止めて。「──晃太!?晃太!しっかりしろ。どうして…ここに……っ、」ぐったりする体をしっかり支えると軽く体を揺すって意識があるのか確認し、キリキリと胸が締め付けられる想いで彼の名前を呼んでいて)
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