TOP > BLなりきりチャット

BL 血液型擬人化(人数制限あり)/2815


最新 50レス ▼下へ
自分のトピックを作る
1865: 飯山 駿 [×]
2020-04-19 12:10:11


>>1864 晃太

ん…、───ッ

(この状況でも彼は自分に何処までも優しい。目元や額に当たる柔らかな熱、そしてスーツを軽く直してくれるのにまた少し泣きそうになる。本当なら自分が護ってやらないと駄目なのに…身勝手にも痛みだす胸にやや目を伏せた時、またNo.5が動き出す。今度はスタンガンを持って。やけを起こした無茶苦茶な形。それでも彼に何かあってはと足に力を居入れて立とうとするもその前に彼が自分を庇い動いてくれて。その鮮やかな身のこなしに目を奪われ、それをまともに受けたNo.5は一溜まりもなく…。『…ぐぅッ…くそ、コイツ何なんだよ。』醜い呻き声を上げ、手首の痛みに耐えかねてスタンガンを落としては、悪態を吐き捨て彼を睨みつける。しかし彼の鋭く冷たくも慈悲のある言葉に男は息を飲んで。男が消沈している間に彼は此方に向いてネクタイを優しく付けてくれて、その付け方1つでも気遣いが伺えて胸がキュッとなりながら彼の視線の意図に気付けば異論はないと目を伏せて。これでひとまず事は落ち着いたかに思えた。しかし、『はッ、短期のヘルプの分際で何を偉そうに!お前に指図されるいわれはないんだよ!』と呆れることにNo.5はまだ吠えており、今度は倉庫にあった丸椅子を手に襲い掛かろうとしてきて勢い良く丸椅子を振り上げる。が──『はい、ストップ。…晃太くん、駿くん来るの遅くなってごめんね。』丸椅子は振り落とされることなく颯爽と現れた人物が片手で塞いだことによって止められて。『…レ、イさん……』レイは自分たちに向けていた笑顔をスッと消すと震え立つNo.5を一瞥する。レイは先程の彼の言葉を聞いていて、軽く室内を見回しては大方の状況は把握した模様。丸椅子をコトンと床に静かに下ろすと小さく溜息を吐いて呆れた視線を男に向けて。『君もさ、馬鹿じゃないんだから晃太くんの気遣いはちゃんと分かってるんでしょ?…なのにコレ(椅子)は駄目だよ。…悪いけど君はオーナーに話すまでもなくクビ。……ただし今回は晃太くんの優しさに免じて“この店を”クビってことで君にはオーナーのお兄さんの経営してる店に行って貰うから。』『…いやでもあそこはほぼ社畜…』『いやもでももないよ。そこでボーイとして働いて0から人としての性根叩き直して貰ってきな。…本来ならこの業界から消すことも出来るんだ。……もし君が身を粉にして改心したあとも此処に来たいと思ったのなら戻ってきて。』レイの言葉にNo.5は漸く戦意喪失したのか抜け殻になったようにふらふらとよろめき、其処にボーイ数人が駆けつければNo.5と伸びている男を手早く回収していき倉庫にはレイと彼と自分の3人だけになって。『はぁ…こんなものまで。…あの子も根はいい子だったんだけどね。……と、晃太くん足は平気?扉少し凹んでたけど…あれ君でしょ?ほら、こっち座って。』お金は時に人を変えてしまう。特に競争社会のこの界隈では。レイはやや声を落として目を伏せるも、表情を切り替えては彼の元へ近付いて。先程はアドレナリンが出ていて平気だったかもしれないが落ち着いたときにそのしわ寄せが一気にくる場合もある。彼の場合そうなのかは分からないが念の為とレイは彼の腰に優しく手を添えると備品庫を出てロッカールームの長椅子に座らせて。『気持ち悪いとかない?平気?』と優しく声を掛けてはぽんぽんと髪を撫でる。「……、…。」自分はその様子に歯痒さと嫉妬を覚えつつ少し震える足を叱咤して立ち上がっては倉庫から出て彼の元へ向かい。「……晃太、」やや眉を下げては名前以外はすぐに言葉に出来ず彼の前にしゃがんでは情けない顔を見られないようにその膝にコツンと額を押し当てて)





最新 50レス ▲上へ

名前: 下げ

トリップ: ※任意 半角英数8-16文字
※画像を共有する場合は、外部の画像アップローダなどをご利用ください

規約 マナー
※トリップに特定文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます

【お勧め】
初心者さん向けトピック



[0]セイチャットTOP
[1]BLなりきりチャット
[9]最新の状態に更新
お問い合わせフォーム
(C) Mikle