(差し出された綺麗にラッピングされは縦長の箱を宝物を受け取るように大切に受け取る。高価でなくても手作りじゃなくても…彼が自分のために選んでくれたこのプレゼントが自分は欲しいと伝えて。嬉しくて嬉しくて…彼にプレゼントを貰えたことだけで胸がいっぱいになる。お礼を口にしつつラッピングを丁寧に解いていくその過程すらドキドキ、ウキウキと気分が弾んでは箱を開いて中に輝くネックレスと対面して。箱とラッピングを小脇に抱えて中からチェーンの部分をそっと掴んでネックレスを取り出せば「これ…アイオライト…俺の誕生石ですね…とても綺麗です…。……Sono semper accanto a te…─こんなに…素敵なネックレス…俺のために選んでくれて…ありがとう…ございます…すごく…嬉しいです…ずっと…ずっと…大切にします…俺の…宝物を…また…増やしてくれて…ありがとう…貴方がくれる全てのものが…俺にとって…宝物です…」輝く小さな宝石は自分の誕生石。そしてチェーンの部分を持っているからかクルリと回転したネックレスの裏側に彫られた文字を読み上げる最中にその意味に気づいては喜びが内から溢れ出すが如く自然に瞳に涙が浮かんで。ぎゅっとネックレスを抱き締めるように胸に抱え喜びを言葉を詰まらせながらも言葉にしてはずっと大切にすると告げて。彼が自分にくれるもの全て…物だけでなくその気持ちや言葉や行動は自分にとって宝物だと涙ながらも嬉しそうに表情を綻ばせて)