TOP > 1対1のなりきりチャット

□ 160万℃のレチタティーヴォ / 〆/4381


最初 [*]前頁 次頁[#] 最新 50レス ▼下へ
自分のトピックを作る
281: 宝飾 周 [×]
2020-04-06 19:55:17





参考になるものと言えばサイトの売れ筋ランキングくらいだし、例を挙げるのはいいかもね。芸能人のチョイスなら外れがないだろう~なんて補正がかかって真似してくれる人も多いかも……ん?ああ、そういえば他人事じゃないんだっけ
(敷地面積、テナント数、バリアフリーに対応した各種サービス、季節に合わせて展開される催し物。例外なく多で大である情報を流す様に漁っては、迷子の素因である品目数にも納得がいく。これ程の規模だ、狙わずとも流れ星の観測者になる者だって大勢生まれることだろう。改めて大きな仕事だと悟っては、バイタリティーを仕舞う心に炎が灯り。相手が強大であればこそ熱が入るのは腐っても男児である証拠か、相手に感化され変形した気質故か。変わらぬ顔に人知れず艶を足しては表情の代わりに現れた両腕の持ち主が放る案に賛同を。語るは大衆へ、仕事の色に染まった其処へ突如として個が融けた。斜め後に向ける瞳は何も捉えられなかったけれど、飽きるほど摂取したカカオの残り香を想起するには十分で。愛だの恋だのそれ以外でも、大きな粒に込められた想いはなんだって構わないが、貰ったままで終わりにするのはどうにも落ち着かない。「押し付けられた、って言う方が正しいかもしれないけど。そうだなあ……」軽口のワンクッションを敷きながら二度目のタップで特集に飛べば、与えられた問いへの回答を探す。プレゼントの力は時として強大だ。名も無き光が虫籠の引き戸を抉じ開けるくらい。それを痛いくらいに知っているからこそ、方々に目が移る。どうやらガイドに就任するには修行が足りないらしい。今この瞬間、導きを受けるべきは間違いなく己であった。)
これ。で、君には__これ、…いや、こっちかな。
(シンプルな銀のアルミ缶に並んだクッキーを見つければ、後ろ手にすいと端末向け。さくさくと軽い淡白な食感。見る者を楽しませる豊富な形。飾り気のないパッケージ。誰にだって大量に振り撒けるそれは、馴れ合いを好まぬ本質の表徴。無難故に失敗はせずとも最深部には辿り着けない…否、辿り着くのを拒んでいるのが難点か。ただしこちらはあくまで前座、端末を正面に戻しては__チョコレート、マカロン、ブレスレット、香水、パジャマにリップクリームまで。開いては消し、開いては消しを繰り返しつつ、時々濁音で唸ってみたり。浮遊したまま定まらない心は霞を吐き、確かに存在するはずの正解を曇らせる。蝶々に小麦の焼き菓子を与えていた少年は新たな餌を求め消息を絶った。「んん…直ぐには選べないなあ。君なら何にするか、参考までに教えてよ。」眉根寄せ苦笑するも、最深部の分かれ道に囚われている事は見透かされないように。ほっそりとした手々をちょんちょんと突付けば生温くなった端末を押し付けようと。あわよくば欲しい"物"が溢れたりしないかと可能性の低い期待を込めて。)






282: 漆戸 アゲハ [×]
2020-04-07 21:58:06




うわ、これ以上ないくらいアマネ~って感じ。……俺? そうだなあ……やっぱりお菓子が安全だし、甘いのとアレルギー大丈夫な子だったらここのプリンとか、こっちのお店のバウムクーヘンとか。リサーチできてないなら最悪自分の独断と偏見でも良いから、その子の好きそうな味選んで渡す。他は……渡せて入浴剤や人形とかの雑貨までかな、服や化粧品はよっぽど仲良くないと失敗しそうだから、指定されたとかでなければ俺は避けちゃう。
(絶対にハズレはないがアタリもない、むしろ当たることを避けるためのチョイスにかけて彼以上に信頼できる人間は恐らくいない。液晶に写された、形もさながら豊富な味のバリエーション、デコレートされたドライフルーツやナッツは無関心に触れないギリギリを突く。想像通りの方向に想像以上に優秀な相棒を賞賛も批難もし兼ねては思った通りの心情を吐き出して。ビジネスパーソンなどを中心に彼の意見が必要な人も少なからずいるだろう、それなら此方は気になるあの子を振り向かせたい男性諸君の手助けに回るべきか。ひっつき虫のまま端末を操作する訳にもいかず、控えめな要請に応じて離れると裾引きながら隣に腰落ち着け。下の欄までやってきていたページを人差し指を上から引いて勢い良くスクロールすると、検索フォームから店舗一覧に切り替えて表示。記憶にある名前を何度かタップして、相応に値の張る商品を数点挙げ。「……で、」予行演習も兼ねた一般公開の内容はここまで。ここからはオフレコ、彼限定のスペシャル特典……は流石に言い過ぎか)
ひねくれてて負けず嫌いで、努力家で見る目がなくて、笑った顔が暖かくって、ともすれば本命と誤解しそうなヤツ贈ってきてて、脈はありそうだけど暫く観察してみてもこっちのことどう思ってるのかイマイチ分かんない子には、
(イケメンだけに許された暴挙に出ようと思う。端末を脇に置いて、相手の前に腕を一本ついて、逃げる時間を十分に与えながら__ちゅ。背けたなら頬、俯いたなら額、拒絶したなら掌へ。どこでもいい、唇を狙ったことが伝わっていれば。「こーいうのあげる」上目遣いにとびきり愛らしく、心底楽しそうに。緊張で心臓の音が聞こえるのを表してしまうようでは俳優なんてまず務まらない。それでも見破られないように意識を張り巡らせ、聞きたくない気もする長らく自分を悩ませた命題の真偽を相手の反応から探しながら)






283: 宝飾 周 [×]
2020-04-08 16:21:50





へえ……あ、ここは聞いたことがある。食品なのに無難って感じがしなくていいね。覚えとくよ
(瞳を瞬かせると、指先が示すものを興味深そうに覗き込み。同じ時を刻みたい相手に、お世話になった相手に、どのような気持ちにも形を変えて溶け込みそうな品々を迷い無くチョイスする彼は恐らくこのような機会に幾度も遭遇してきたのだろう。心と心の贈り合い。なる程、どうにも上手い訳だと足枷にしては美しい装飾品を想いつつ記憶のメモを増やしていく。……ふと、違和感。熱心なリスナーであったからこそ、話の流れが変わるのがよくわかった。軽口のような口調で始まったそれが形を変えていくのを溢れる靄の中で何も出来ずに見守るだけ。そうして顔が近付けば、耳打ちでもくらうのだろうと沸騰を始める前の脳味噌に一先ず待機司令を出し。十五センチ、十センチ、五センチ__違う。咄嗟に頬で受け身を取り、これ以上ない勢いで柔らかな感触の持ち主を向けば蕩けた紅が花を咲かせていた。ハートの臓器が早鐘を打つ。頭を入れたコーヒーカップは加減と絶え間を知らぬまま廻り続け、少し傾ければ熱湯と化した中身が零れ落ちそうだった。たった今目の前に鏡が出現すれば、肌色こそ変わっていないもののカテゴライズ不能なお間抜け顔と鉢合わせることだろう。意図を探る余裕もない。平時なら当たり前に展開される思考という行為を何者かにハックされ、できるのはただ疑問符を量産することのみ。スキンシップの一環、日常の一コマ。ほんの数分までゼロ距離で密着していたのと同じこと。それなのに何故、可能性を孕むだけでこんなにも動揺してしまうのだろう。落ち着け、落ち着けと心に真水を掛けるのは狼狽の証。無作為の抽出だ。偶々選出されたのだ。隣に座っていたのが別の何者かなら、其方がターゲットに__…。そこに辿り着いた瞬間、突如として火の手が上がった。起爆剤に名前をつけるなら、不安。「こら、」考える間もなく片腕を伸ばしては、大きく広げた掌で両頬を包み)
駄目だよ、人間は都合のいい事を都合のいいように解釈するんだから。本気になられちゃ困るでしょ、
(例え揶揄いだとしても、先程の彼を他人と共有するのは許せなかった。彼から伸びる矢印が、与り知らぬ方角へ逃げてしまうのが怖かった。怒りに似て非なる黒い炎。恐らく独占欲と呼ばれるそれに、誰よりも縁遠い位置に居た光は気付かない。人の心を説けたのは無知故か。両の眼を射抜きつつ額と額が触れる直前まで顔を寄せれば、不服を示す上がった眉で至って真剣に。自分で選んだ言葉なのに何故か我が身に突き刺さる。これが逃げであるのは分かるのだが、何から逃げているのかが分からない。そう、と指の拘束を取ればそのまま距離を離し。何をしでかすか分からない危険生物を相手の側に放置しておくことはできない。ね、と念を押す声は自己への暗示に通じていた。)






284: 漆戸 アゲハ [×]
2020-04-09 16:42:30




【WHITE】

(眼差しが完全に勉強家のそれで、どんなときもブレないなあとけらけら笑いながら「美味しいよ、仕事終わったら買って帰って一緒に食べよう」当日のモチベーションを上げる小さな魔法を。__近年稀に見る惚け顔。吃驚によるものであることは言うまでもない。間際の反応からも完全に予想外だったのだろう。悪戯が上手くいったような嬉しさと全く期待されていなかった少しの落胆のようなものを同時に抱えて前者のみを表現する。考えてみればスキンシップも甘やかしもただの自己満足にすぎないのだから、今回だって喜びこそすれ他の感情を抱くのは妙な話なのである。そのはずなのに、チクリと胸を刺す痛みがあるのは何故なのだろう。分からない、分からないけれど、多分、自分は確かめたかったのではなくて、何かを彼に期待していたのだ、裏切られたときの落胆に今とてもよく似ているから。__そんな思考も、頬に伸びてきた感触の前では遠く彼方へ消え去って。叱られているのだというのに、彼からアプローチがあった、それだけで幸せで仕方がなくて。とろとろにとけた瞳は何かの病気みたいに大好きな蜂蜜色を見つめていた)
困ることになるくらいなら最初からしないさ。……でも、そっか。きみが困るならもうしないよ、ごめんね。
(顔の固定は言い聞かせるのに逆効果だと気づかれてしまったらしい。やや不服そうな素振り見せつつ、あんな状態でもきちんと耳に入れていたらしい内容を咀嚼して返事を。口付けされるのが彼にどう都合が良いのか知らないけれど、そのまま俺に都合良く解釈すればいいのに、と言いそうになる口を黙らせ、あくまで彼の意思を尊重するように眉尻を下げて笑う傍ら、半ば癖のようにその理由を探して。言葉で綺麗に区分けされている程情の表現の領域が明確に離れていない己とは違って、彼にとってキスは己から彼に向けるにははっきりと不適切であったのだ、『本気』になるから。……そこまで考えて、はたと気付く。嗚呼、やっぱり。彼のその『本気』は自分でなく他の別の誰かに向けられるべきだと、彼自身も気付いていた。なんだ、何も心配いらなかったじゃないか、鑑定に長けた彼の見る目がないなんてやはりある訳がなかった。彼はちゃんと賢かった、己は予定通りその日が来るまで彼を育てて見送る、それでいい、それで、……あとで思い切り泣こう、そこまで大人じゃない。早くも絞まりそうな喉を精神力で押し広げ、ついた手と逆の手で頭を撫でて頬を拭いごめんねを重ね。再度近付いた拍子にもう一つ何かに気が付いて、ピタリと動きを止めるともしかしたら傷付いたように見えたかもしれない顔を真剣なそれに切り替えて)
……嫌だった、かな。……ちがう、……怖い?
(言葉にも表情にも態度にも、どこにも一つも表れていない感情を、思考過程を全て吹き飛ばし首元がチリリとするような本能的な共感力で察知して。一足飛びで辿り着いた分彼が今苛まれているそれがかえって恐ろしく思え、勘違いかもしれないなどという懸念の一切を母親の胎内に忘れてきたような確信を元に一刻も早くそれを取り除かないとという焦燥に駆られては、正面側に脚を持ってきて体勢立て直し。拒絶ではないにしろ許容でもなかった先の反応に躊躇いがちに肩に触れると、「嫌だったら突き飛ばして」ぐっと此方に引き寄せ。互いに覚えのあるだろうゆっくりとしたリズムで背中を叩いては、「何がこわい? 何がいや? アマネ、俺におしえて」この役目がじきに自分のものではなくなるのだと思うと酷く気分が悪くて、いっそ脚でも切り落として本当に心中してしまえたらと、できもしないバッドエンドを想った。)



【RED】

(吸い付いた肌は掌を滑らせたときと同じようにすべすべとしていた。物凄い勢いで離れて此方を向いた顔、目と口がぱっかりと開いていて、何か信じられないものを見るよう。何だか可愛くて可笑しくて、少しだけ笑ってしまいそうになるくらいに落ち着いていた。拒否反応や生理的嫌悪が少しでも感じ取れれば完全な失態だったけれど、どうもそうではないようだったから。相手が自分をどう思っているのかを探るという当初の目的を綺麗さっぱり忘れ、好きな子の頬っぺにちゅうができた嬉しさと今までと同じように慣らしてしまえばキスという好きを伝える手段を増やせるという確信に舞い上がってなぜだか謎に勝った気になっているお馬鹿さんを本気で遠ざけるつもりなら、嘘でももっとキツく言い含める必要があった。貴方のためを思って、なんて美談に包んで生半可に離れる素振りなど見せられようものなら噛み付きたくなる性なのである。相手からの接触に喜んでいた顔から表情が抜ける。綺麗な蝶が持っていてはいけない汚さを詰め込まれて口封じに殺されていたのを、誰かさんのせいでまた呼吸を始めてしまった、未だ本物になりきれない紛い物の人間が淡々と口を開いて)
……ふぅん。じゃあ俺も、櫛を貰ったこともその反応も都合良く解釈して構わない訳だ、ありがとう、とても勉強になったよ。きみの前で俺が欠陥品になるの、知ってるでしょう、きみがそうさせたんだものね。はは、いい気味。放っておけば良かったのに、わざわざ化け物を人間に引き戻したりなんかするから。……きみは俺のだ、夢でも勘違いでも何でもなく。俺以外の奴に本気になるなんて認めない、きみの一番は俺だろ。……ねえ、そうだって言って、きみも望んで。酷いことしたくないんだ。
(そっと離れていく手首を捕まえて、絶対に逃がさないと血液の流れを止めない最低限の配慮だけして骨をギリギリと握る。彼が好きで好きで大切なことに、これまでの自分も今の自分も違いなんかないのに、平然と相手を傷付ける言葉を吐ける、相手の為にならないことを強要できる自分が我ながら恐ろしくて仕方がない。こんなものを当たり前みたいに身の内に飼える他者を尊敬すらしたい。ぐっと握った腕を此方に乱暴に引いて相手の身体を自分の元に収める。もう片方を背面に回し、相手のうなじをつうぅとなぞった。白い、何にも染まらないそこを、赤黒くて穢い所有印だらけにしなければ気が済まないように思えていた。__「吃驚した?」ぱっ。重苦しい雰囲気を全て取り払って、両肩を押して対面した顔ににぱぱと笑って。相手を困らせなくない理性によりやさしいみんなのおにいちゃんの面が動員された)
知ってると思うけど。きみが本当に、心の底から嫌って思ってるのじゃない限りは俺は自分のやりたいや面白いに忠実だから、そんな遠回しな言い方じゃふとした時に多分またやっちゃう。だから、俺を傷付けないために気を遣ってるなら、本音を今言っておいてよ。そうじゃなくて、本当にその俺には良く分かんない理由でやめてって言ってるなら、ハグとか頭撫でてるのと同じ要領で暫く我慢してほしいな、きっと直ぐに慣れちゃうよ。
(ぽふぽふと頭を撫でながら。辛いならマトモに取り合ってくれなくていい。考えてくれなくていい。好きなだけ逃げて、目も耳も塞いでくれて構わない。ただ、気持ち悪くないなら、嫌じゃないなら、大切にすることだけは許してほしかった。今度は先程掴まえた手を労るようにそっと取って、謝罪も兼ねた習慣化のための第一歩を脈の集まったそこに、極上の果実を口にするように恭しく落としては、どう? 嫌? と尋ねるように視線上げて。「避けてたみたいだから、ここは控えた方が良いかい?」ふに、隙を見てお預けを食らったそこに触れてはこれ幸いといつかもやった間接のそれを有難く頂いて)



(/背後から失礼致します、二種類ございますがお好きな方へお返事くださいませ!前者の方が本編寄りでして、元々こちらで書いていたのですが周くんを大事に想うあまりすれ違いが終わらない気配が致しまして、急遽もう一つちょっと我儘と阿呆の入ったアゲハにて回させていただきました。すれ違い大好物すぎて永遠にもだもだやってたいのですが早くちゅっちゅしたいのも事実で……(もうやってる)優柔不断故に決められないのでどうぞ背後様のお好みでお願い致します……!/蹴可)







285: 宝飾 周 [×]
2020-04-10 23:25:15





(磔にされた状態で弾丸を撃ち込まれた気分だった。筋力も勿論ではあるものの、自由に動く事を許されなかったのは、恐らく言葉に込められた魔力のせい。聞き逃したらきっと後悔する赤黒いそれは、血液に溶けて己を蝕むだけで形としては何も残らない。細い指が触れる全てに神経が集中するのが分かる。ぱちん。呪いを解いた素振りで笑顔を見せた彼であるが、実際の所解放する気など微塵も無いのではなかろうか。手頸に走った短い震慄が、薄い唇を通して伝わらない事を祈りつつ)
……待って、違う、嫌だなんて一言も言ってない。ただ俺以外の誰かにああいう事をしたらって、考えたら、…?__……ごめん。わからないから少し時間を頂戴。
(思ったことをそのまま口に出したはずである。それなのに、他人の綴る科白のようだと感じたのは自分だけだろうか。考えたら、何だというのだ?見上げる赤を向く前に、解析班を派遣する必要があった。何に対してかを明示しない謝罪を呟いては、腕を緩慢に引き抜き顔を背ける。炎の元にあったもの。それを丁寧に辿っていけば、綺麗な虫を何処にもやりたくないという所有の欲に辿り着く。では、最初のアプローチに背いたのは?それはきっと、その行為が示す感情を悪戯に使われるのが気に食わなったのだ。本能で守りたいと感じた暖かな心緒。背を正して、答え合わせをして、二つに橋を掛けたなら__瞳を大きくする。彼に対して抱くものが、自身のよく知るそれから明らかに変質していた事実に衝撃を隠せない。弾かれたように上げた顔は正面へ。大切な基準が欠損した研究者は、検証の手段など選ばなかった。「ちょっと失礼するよ」唐突に断りを入れては頬を摘んだ手で顎を支え。くいと押し上げ照準を定めれば、陽だまりを瞼の奥に隠し挨拶を交わすような自然さで柔いそれを押し当てる。されたならしていいだろう、という位の呆れる程簡素な犯行理由。たった三秒、優に三秒。触れた箇所が同じでも、そうでなくても構わないのは先程の相手と同様か。気配を離し世界に光を取り戻すと__健康診断。体温…上昇。脈拍…急速。皮膚感覚…鋭利。思考…液状化。心臓…ぎりりと締め付けるような鈍痛。手早くチェックリストを埋め尽くせば、溶けた脳味噌を何とか冷やし固め。間違いない。人々に光を、歌声を届ける下準備として学んだ心理状態の一種、たった一つ、最後の最後まで理解することのできなかった情感のバグ。診断名は__恋である。全てを解決する名称が浮かべば、根拠を求める頑固者は途端に納得を示す。成る程、確かにこれは一大事だ。"心がふわり宙を舞う"のも、"二人融ければ蜜の味"なのも、今なら全部理解できる。何の気無しに消費していたラブソングのフレーズが津波のように押し寄せれば、世紀の大発見をしたとばかりに瞳の一番星を瞬かせ。迷子のピースが埋まっていくようだ。胸の痛みを少し我慢すれば、きっと今迄で一番上手な唄が生み出せる。ああ、凄い、早く彼に報告したい!霧が晴れた先に感動と興奮を見出だした笑顔になって改めて目の前を直視すれば、__音符の代わりに、ひゅ、と渇いた音が喉を通った。未知に湧く無邪気な子どもの胸を、一筋の無慈悲な針が貫いて。)
……あ、えっと、……その。…なんて言おうとしたんだっけ、
(言の葉が泡となった。輪を描く髪の艶が、血を垂らした双眸の宝石が、瑞々しく潤う口許の桃が、グリッターを撒き散らしたかのようにきらきらと輝いていた。酷く似た別の生き物を見ているような感覚。恐らくこれが恋愛におけるフィルタ機能というやつだろう、知識から原因を特定しても視覚の故障は治せない。出来るのはただ魚と同じ口の動きをしつつ出てきた搾り滓を並べるのみ。酸素が足りない。否、足りていないのは脳味噌か。知らなければ強がれる。危険を予知して逃げられる。けれど、知ってしまえば言い逃れなんて出来やしない。初めての、なんて初心で愛らしい称号はとうの昔に使用済みの烙印を押されてしまったが、恋愛感情と調べた時に出てくる答えを渡した相手は間違いなく蝶の翅を宿した人間のみであった。)
…そうだ。あのね、どこで分岐したのかは特定できないけど、俺は君の事が好きみたい。ほら__わかる?こんなに速い。症状はウイルス性の風邪に似てるけど、体調管理は徹底してるからその可能性は低いはず。だから日常でキスをするのも許可を下ろしてあげたい所だけど、こうも心臓の負担が大きいと不安になるね。ああ、別に嫌悪感がある訳じゃないよ、酷く動揺してるだけだからじきに治まると思う、……
(片方の手を掴んでは、聴診器代わりに胸の中央までエスコート。狂ったメトロノームが騒音を撒き散らすのが伝わっただろうか。どこまでも不器用に診断結果を説明する顔は冷静なようでいて焦りと緊張がはっきりと透けている。形になった部分を吐き出し終えると一先ず息継ぎ。空白が容赦無く過ぎていく。稀に見る視聴率を叩き出したドラマのシーンも、一大ブームを巻き起こした漫画の一コマも、調べる為の媒体が遠ざけられていては参考にすら浮上しない。「……それで、この後はどうすればいい?」選んだのは不本意、打って変わって弱く脆く、掬いを求める仔羊の台詞を。)



(/蹴可のお気遣いをいただいたにも関わらず反抗する形を取ってしまい申し訳ございません、だって最高なんだものーーーー!!!!!(大声)一応REDなアゲハ君にお返事をしたつもりなのですが、WHITEなアゲハ君の繊細な優しさを潰してしまう事が余りにも辛く若干引き摺られているような気がしてなりません、上手くお返しできずごめんなさい…あと今回かなり阿呆です…突き飛ばして…。一気に二回分のお返事を頂いた気分になりテンションが爆上がりました、気が滅入るような報道が多い中幸せをありがとうございます…!引き続きどうぞよろしくお願い致します!/蹴可)






286: 漆戸 アゲハ [×]
2020-04-11 18:45:37




(待っても違うもない、先の反応が全てじゃないかと、嫌な癖に受け入れた振りなんかしないでと剥きかけた牙を噛む。どういう訳か混乱と思考の渦に嵌ってしまった相手に追い討ちのような真似をするのも憚られて、不承不承に許可を出して待機。軽率だったなあと溜まった息を吐き出して後方に寝っ転がると横向きに膝と頭を抱えるように。終わったのか他の用事か、動いた気配を察知しては腕をついて起き上が、「え、なに、どうし__んっ、ぅ、」る過程で。呼気として排出される予定だったものが塞がれて鼻に抜け何度かふ、ともう、ともつかない声に化けたのが悔しい。生え揃った睫毛が綺麗に見えた。変な雰囲気になるかもしれないという此方の危惧を他所に奴はまた自分の中に篭ったようで、何か彼の中の問題を解決するためであって他の、ちょっとくらいあってもいい他意が欠片もないと気付いてしまえば不満の一つも漏らしてしまいたくなるもので。)
……俺の唇で実験なんて、後にも先にもきみだけだろうね。
(完全に身体を起こして胡座をかいては溜息混じりに。何を言っても聞こえていないだろうから無駄にいちゃもんをつけているみたいになってしまうのが納得いかない、否自分も他人のことは言えないというか、こんな所まで似なくていいのに。__ふと、違和感。エネルギー切れで動けないときに似ている。飢餓だ。今日は随分早いな、と胃の辺りを触ろうとしたとき、既に自分の手は口元にあった。……嗚呼、似ているけれど違う。おなかすいたなあ、と軽くぼやけばこちらに注意が向く気配。やっとか、と思ったのも束の間、此方の顔辺りに固定されたまま機能を忘れてしまったらしいそれぞれに「今度は何だい、俺の顔に何か付いてる?」挙動不審の四文字が良く似合う相手が怪訝というより何だかいっそ面白くなってきて。困ったように笑えばそれだけでおかしな方向に影響を受ける彼は初めて憧れの芸能人に会ったファンのような真っ白でふわふわな可愛さがあった。悪くないけど、どうしたものかな。笑顔の裏で自分の元まで堕ちてくれるような奸計を企む半面、汚したくもないエゴとエゴの狭間で動けないでいると、あの宝物を触る手つきで手を取られて運ばれる。どく、どく。力強く刻まれるビートは正に生の象徴だ。あの日の約束を守ってくれているから逸るのだ。手の平を押し付けたまま指を軽く曲げた)
うん……うん、ええと……、取り敢えず、深呼吸して頭を冷やしなさい。……あっつい、本当に熱病みたい。
(とめどない捲し立てに動揺を見抜けないほど鈍感ではない。お手本のようにすぐ側で深い呼吸を聞かせ、自分と相手の額にそれぞれ手を宛てがい温度較べを。火傷しそうな熱量を以て恋と呼ぶなら、日光を浴びてやっと人並みに温かい己のこれはきっと、恋と名付けるまでに遠く及ばない。目の中にハートの浮かんだファンとの握手会も、恋愛映画の撮影も舞台公演も、最大の売り上げを記録したCMでの演技も、必要以上に心のどこかが冷静で。夢を見させるばかりが得意で、人を魅力することだけ上手くなって、疑似恋愛の一つも楽しめなかった己は、きっと恋をする器官が壊れている。__でも、それでも、「他の子の前でそんな顔しちゃ駄目だよ」見せられない、見せたくない。相手と違って未だ無自覚の、余程厄介な庇護欲の成れの果てを代弁するように、二つの保冷剤が相手の頬を包み込んだ。)
……そのまま名前なんか付けないで、有耶無耶なままとっておけば良かったのに。まんまと引っ掛かっちゃって、本当に莫迦な仔。俺なんか選んで、ろくな目に遭わないの、辛い思いするの、分かってるだろうに……ふふ、そっか、……そっかあ、
(高熱が出たときのようなぽやぽやと浮いた瞳で彼が見ているのは、ドーパミン漬けになった脳が捻じ曲げて結んだエフェクトを振り撒く虚像。いつかどこかで、現実との差異に彼は裏切られるのだろう。それとも魔法に掛けられたまま、此方の方が本懐を遂げるのが先で、復讐の被害を一番に受けて一生ものの傷を作るのだろうか。或いは、彼の両目が捉えているのが実は都合の良い理想じゃなくて都合の良い現実で、裏切りも別れもないまま、ずっと先の未来まで寄り添い合えるような奇跡みたいなことがあると、都合良く信じても赦されるのだろうか。……何でもいいや、それで彼が手中にいるなら。改めて自分が如何に事故物件かを自覚すればするほど相手が憐れで仕方がない。それでも彼の好きは、秘密を明かした唯一の人間からのそれは、何も知らない有象無象からのものとは訳が違う。怒涛の勢いで吐かれた台詞を少しずつ、じわじわと理解し始めると、溢れ出した愛の行き場を求めて腕が伸びた。ぎゅう。大事なひと、宝物。言葉なんて面倒な過程を踏む時間が惜しい。幸せオーラ全開でぽぽぽと空中に小さな花々を咲かせながらいつかのように鼻先を寄せた。胸中にじわりと取り巻いて離れない、これまで誰もに抱いて振り撒いて配り歩いた愛しさとは似て非なる、形容できない感情があった。自分などが抱いてもいいのかと心配してしまうような何か。触れられないから解析もできない。伝え方もよく分からない。何より眩しかった。多分、その気持ちが光のいろをしていたからだろう。分からないけど、全部全部伝われと、ぐりぐりと頭を胸肩の辺りに押し付けて)
もうちょっとこうしてよう。それで、きみの心臓がゆっくりになったら、もう一度だけキスさせて。さっきので終わって次はまた今度、なんてあんまりだもの、……ねえ、きみも、そう思うでしょう?
(そもそも彼は仕事の話をしにやって来ている訳であるから、先に終わらせる前にあまり横道に逸れるのもよろしくないのだけれど、あと少しで良いからこの温かさを抱えたままにしていたくて。と言っても、真面目な話に戻ったからといって消えるものでもないのだけれど。幸せに閉じていた瞼を開いて少し高い両目を見上げては、迷える子羊に啓蒙という名の誘惑を。色も厚みもまだ薄いそこにそろりと食指を伸ばして、触れるか触れないかの際、辛うじて触れるに振り分けられるような空気を含む距離で下唇のラインを上からなぞり過敏さを呼び覚まして。一方上側では突出した中央部をふにりと強くプレス。散々に玩んだ後駄目押しに耳元で囁いて。ソプラノからバリトンまで、広い音域と夫々の魅力を熟知した声帯が、拍動が落ち着いたら、なんてそれこそあたかも貴方のためを思ったように見せ掛けながら、熱々の珈琲が冷める前に砂糖を溶かし込むように、思考力の落ちた脳に毒を差し入れて)





287: 宝飾 周 [×]
2020-04-12 22:19:04





……本音を言えって言うから脳味噌の使わない所まで回して一生懸命考えたんだよ。それなのにバカ呼ばわりだなんて気に食わないな、俺の蝶々様は本当に酷い奴だね。
(冷えた手々に日輪の熱が伝導し温暖化を進めていく。極々凡常な現象であるにも関わらず、陶器のような指先が暖色のペンキで塗り潰される様に妙な幸福を見出していた。サーモグラフィーの赤は相変わらず、されどそれが齎す作用には少しずつ順化してきた頃、久方振りの応答は不満で突き出す唇を添えて。変梃で歪だけれども向き合うと決めれば真摯を貫くのが性合だ。傍らに添うと決めた相手なら、尚更。簡潔とは真逆の過程を経て得られた気付きをもとの巣穴で眠らせてやれば、等と揶揄するのは、単なる冗談であっても真面目には看過する事が出来ないようで。そんな不服を燻らせていたからだろう。主格でも、目的格でもなく、所有の格が落ちるのを、意識の網が取り零す。何処にでも飛んでいけるよう、有能な照明係は私物が増える事を良しとしない。けれど__軽くて、自由で、とびきり大きく鮮麗な荷物。大切に抱え込んで動けなくなった体は、新天地への出立を絶念した。「おっと、」いつからか埋め込まれた強力な磁石が腹の側を引き合せる。きらきらとした何かが弾けて飛び散れば、一拍ののち艶やかに落ちる黒に似た頂点へ笑みが引き摺り出され。…今なら、成功するだろうか。そろり、そろり、自然を装う不自然で、襤褸の吊橋を渡るみたく慎重に。そうして長い時間をかけ、やっとの思いで再会した両手をきゅうと結ぶ。衝動も打算もない、ただ慎ましいだけの抱擁が完成した。触れた先が混じり合って細身の身体が一層近くになった気がする。ブレーキの効かない熱とは違う、羽毛に埋もれたような温かさ。人々の求める幸せに、指頭で触れたような気がした)
っ、……はは。さあね、俺は君ほど器用じゃないからよくわからない。でも、今度の的は動かない分狙い易くなってるよ。
(攪拌する意識の渦に足を飲まれる手前で何とか逃げ延びる。笑声を構成するのは安堵、そして未確認の高揚か。わからないのは嘘じゃない、但しそれを盾とするのは黙って傀儡と化すのを良しとしない自我の為。高熱で弱っているとはいえ彼の発する音には抗体を持っている。時に毒性があることも、その毒が意図して用いられることも、身を持って検証し続けてきた。ゆったりと肩を押してはポジションのリセット。一等気に入りの宝石に緩くした視線を投げ掛ければ、お好きなようにと両腕を広げ態とらしく見え透いた罠を張り。戯れに付き合って尚その場を動かない口先が信憑性を高めてくれる。肝心のリズムはアップテンポを貫いているけれど、彼の為ならば心臓のひとつくらいは潰しても悔いのないはずであった。)






288: 漆戸 アゲハ [×]
2020-04-13 18:00:40




あはは、ごめんごめん。きみの蝶々、あんまり可愛いことされるとつい意地悪言いたくなるみたいだ。……、優しくない俺は、嫌い?
(不満に脹れた顔ですら今までで最高に愛おしくて、その少し尖ったそこに悪戯したいのをぐっと抑えては笑い声あげ。相手の意識外から滑り落ちた“俺の”が大変お気に召したようで、嬉嬉として引用しては性悪で可愛くない言い訳と、__不意に襲われた小さな不安に言葉が消え、微かに震えた唇からはく、とただ息が吐き出される。触れていただけの指先が縋るための意思を持って、揺れる瞳で恐る恐る見上げると、さらりと一房の髪が肩から滑り落ち__「なんちゃって。後になって後悔しないか心配なのは本当だけど、向き合ってくれたこともその気持ちも嬉しい、ありがとう。」ちょっとした演技を。嫌いじゃないと好きの選ばせる気のない二択をみっともなく迫るくらいなら怒られる方がましなように思えたのだ。今度こそ、言わなくても本心と分かる真摯さを備えていつものように微笑むと好かれたくて嫌われたくないもう一つの本音を全て上塗り、これが全てとばかりに更に回した腕に力を込めて。そうして乗った背中の、きっとどこにでもありふれた、けれど自分たちにとっては特別な、吹けば飛ぶような質量__嗚呼、漸く。必要でないと言いながら、どこかでずっと待ち侘びていたように思う。肩甲骨に接続し皮膚を突き破って、背丈を越えて床に撓む程に、前方に抱く相手を何者にも傷つけられないよう包み込めるくらいに広がる両翅が、そんなことで破れたり欠けたりはしないのを、彼自身が一番良く知っているはずで、だからこそ彼が一番触れなかったのだ。擽ったそうな、心地良さそうな表情で頬を寄せて。愛していると口にしてしまえば途端にチープになるような気がして、結局その言葉の甘さを舌に馴染ませることしか叶わないのがもどかしかった。……予想よりずっと早くに離される身体、どう控えめに捉えても通常の周期とは呼べない心拍。「……へえ。」めらり。片眉を上げて面白そうに見開かれた赤目には恐らくは相手の狙い通りに火が灯っている。「一つ先に忠告しておくね。俺は今、とてもお腹が空いてる」気持ちのいい笑顔で。煽ったのは其方だという事実に全てを押し付けて、穏やかで睦まじい二回目にするはずだった予定を変更する。合図もなにもなく距離を詰めると、動かないターゲットに触れる__前に。ぴたりと急停止してはおかしくはなくとも少し似つかわしくない、慈愛に緩んだ柔らかな表情。最も効果的で性格が悪くて、忘れられないような、狡いことをしよう)
__俺も好きだよ、周。
(間を置かず大口を開けて犬歯を覗かせながら。同時に、甲に骨筋をくきりと浮かせた手で後頭部と背面をがっちり捕まえ、喉仏を晒しながら少し高い標的を狙い。騙し討ちのような告白の返事が少しでも動揺を誘うことに成功していたなら、獲物を逃がす気のない捕食者に隙を突かれて咥内への侵入を許してしまうかもしれない。大事に大事に大胆に、欠片も残さないようにするのは気質の他、彼がどうされると善いのかを探る意図もひっそりと忍んでいて。どうあれ、ご存知の通り体力も肺活量もプライドも無駄に一級品であるため、相手がやめてと言うまで離すつもりも緩めるつもりもないのは明白だった)






289: 宝飾 周 [×]
2020-04-14 16:16:12






(平行線で投げられた爆弾は隙を作るという目的にしては些か強力過ぎた。何も特別な意味はない、文字通りそこら中に溢れる三つの音色。一年と少し、太陽と月を限界まで見送って漸く外に出された蝶の種類と違い、ネクタイの色と紅葉が重なるあの秋場から己の呼ばれる名は下のそれだった。耳も体も日常として受け入れる響き。喜び、愛しさ、怒り、悲しみ、全ての感情を蔽って与えられてきた、とある光を表す言葉__それなのに。この場では決着なんて付かないだろうと諦めていた心の返書に添えて届けられた称呼は、隙間に潜り込む新しい風となり拍動する中心へと一直線に吹き荒ぶ。答案に刻まれた合格の印、本来それ単体でも揺さぶりをかけるには十分なのだけれど。あの文字があれ程綺麗に鳴ることがあっただろうか?製品テストを受ける器具よろしく何度も何度も何度も何度も受け入れてきたからこそ、その変質には誰よりも敏感で。先程の彼が用いたのが液体に溶かすタイプの毒だとすれば、これは注射針で直接流し込むタイプの毒である。患者を油断させる温かな顔に唆されればもう遅い。破壊された皮膚から動脈に侵入する異物に一切の抵抗は封じられていた。)
え、__っん、ぅ…!ふ、
(二度目の羽化。あの夏に遭逢した紅蓮を宿す黒い獣。喰われる、と予感した瞬間にはもう遅い、身構える間もなく深く、深くまで。事情を知らぬ目撃者が存在したとしてもよもや合意が取れた愛の行為だとは思うまい、ただただ強者の捕食シーンが繰り広げられているだけと解釈するだろう。一瞬にして忘失した呼吸の方法をじわじわと取り戻すと、瞬き程の合間に見出した鼠穴から吐息の対価に空気を補給して。めらり。従順の裏に隠れる負けず嫌いがO2を取り込み勢力を増していく。両腕を背の側に回しては、片方は括れの溝へ、もう片方は頂点へ。さらさらとした毛髪を宥めるように撫ぜては滑り台を降りるように下方で待つ片割れまで、優しさと愛おしさを一心に込めた特別な五指で丁寧にコーティングして。時間はかかればかかるほど良い。心配せずとも、目覚まし時計のアラームはとうの昔に故障済みなのだから。手々がシンメトリーに辿り着けば、先端にぐいと力を入れ体重を乗せていく。身体機能で敵わない分、これくらいのハンデは容赦していただけるだろう。異常な心搏が届いてしまうだとかそんなことはどうでもいい。ちゅ、と跳ねる水の音に、綿飴のような質量の無い柔らかさとその奥に潜む温室の楽園に、正気をちらつかせつつ奪わせない事こそが力を注ぐ最優先事項であった。砂糖細工の甘味が鼻に抜ける。味覚と脳味噌と、何方に異常があるのかと問われれば認めたくはないが何方にもが正解で。少しずつ、防衛ラインは奥の方へ。大切なものが溶けるその時に抱いたのは、恐怖ではなく浮遊したしあわせだった。)
__っ、ふぅ、…はぁ。…
(無尽蔵ではない体力の底がちらつく。最後の力を引き剥がしに用いれば、ちう。置土産とばかりに表面へ軽いそれを寄越したのち、崩れるように肩口へ頭部を落とし。何とか生きているけれど彼との張り合いはどう足掻いたって生命を削る。影響を受けるつもりは毛頭ないのに、動物じみた荒々しい呼気を吐いてしまうのが気に入らない。まるで格闘技だ。不意に浮かんだ例えが我ながら可笑しくて、意味もなく笑みを溢してしまう。何だか無性に彼の顔を眺めたい気分だった。止まり木から離れぱちりと視線を合わせれば、垂れた目尻を更に蕩けさせて。「お腹は満たされた?」小首を傾げゆうるりと。聴きたいのはイエスでもノーでもない、彼だけが奏でる美しい喉の音。)






290: 漆戸 アゲハ [×]
2020-04-15 06:07:30




(上手くいった。思わず喜色が表情に乗る。先手を取った勢いのまま覆ることがないと、口付けの心地良さに目が眩んで慢心してしまっていたのだ。「__んぅッ……、 ふ ぁ、う…… ?  ッひ、ぁ……っ、」既にまともな働きをしない頭が、その手が乗ると更に沸き立つ錯覚がした。与える側に回ってからというもの、予想外に頭に触れられることは歳上からすら殆どない、ましてや相手からは尚更。歓喜の衝撃が大きすぎたせいか処理能力の低下によるものか、何が起きた、とクエスチョンマークを飛ばしてから、嗚呼髪を梳いているのだと。多分特筆されるくらいには気に入られている。切るの止めようかな、と決意が揺るぎかけた頃、__ぞわ。その手が最後の地点に到達したことで、意識の外にあったもう片方と合わさって先程とは別の脳の回路を刺激してどろどろに掻き乱し。なに、なにこれ。かかる重さを当然のように受け止めながら知らない何かに甘い悲鳴が漏れ。隙間がなくなったことでダイレクトに伝わる熱と拍動に引き摺られたのではない軒昂が確かにあった。分からないけれど、委ねる他に道もなく、……ごめん周、ほんとに止まれないかもしれない。伝わらない謝罪を胸中で吐くと相手の頭を捕まえる役目が手のひらから手首、腕へと譲られ、空いたそこが首と顎骨に宛てがわれた。もう片方も腰よりは背を引き寄せ、指は肩に掛けて。より捕まえて掴まってするだけになったのは抱き締めてくれた彼への信頼のようなものがあったのだろう。俺の、俺の、俺の周、俺の相棒、俺の、つがい。愛する人が自分の愛を摂取して生きると決めて、あまつさえ欲しがってくれることのなんと幸福なことか。すき、だいすき。恋人がする中で、いちばんきみを幸せにするキスがしたい、そうして、きみも俺以外の何もかもを分からなくなって。綺麗な食べ方で残さず激しく貪っていたのが、隅々までじっくり丁寧に愛でるためのそれに替わる。それで満たされる。互いに煽りあってやってきた高みで、最終的に勝敗に興味が薄れてそれ自体に夢中になってしまう辺り、やっていることは普段と変わらないなあとどこかでぼんやりと気付いていた。)
__ぁ、……ふふ。ありがと、ごちそうさま。
(明らかに落胆と分かる声。表情も一切取り繕っていない今、何なら副音声で“行っちゃうの”とでも付いていそうな程分かりやすく。愛の深さに反してライトな、最高に甘やかされている故に落とされたそれにより、唇に僅かに残った蜜をぺろと舐めとる。どうにも妖艶になる口許から小さく笑い声落とすと、落ちてきた身体を全身で受け止めてゆるゆると背をさすり。肩での呼吸とドッドッという地響きのような鼓動に多少申し訳なさを感じつつも、自分も彼もこうならない道を選ばないのだからこうなるのは致し方ないことでもあった。「ん、しあわせ」やたら楽しそうな相手に。やや舌足らずなのは夢見心地に侵されている証拠)
すごく満たされてる、ちょっと怖いくらい。モルヒネの10倍の鎮痛作用も当然って感じだなあ、他のことなんにも考えられないもの。あ、そうだ、あとねえ、くったりしてるきみがとってもアンニュイでかっこよくてかわいい。今度写真の仕事来たらカメラマンさんに言っとく……、でも、ううん、なんかやだ……? それとね、今ね、きみを見てると、おなかの中にちょうちょがいる感じがするんだ。ふふ、へんなの、おれがちょうちょなのに。
(相手の希望を知ってか知らずか、普段取捨選択と整理を経て口にする思考を浮かぶままに並べ。理性が麻痺した今の言動は自白剤の投与後と大差ない。枕を交わした翌日の歌手の声が甘やかなように聴く者を惑わせる声で無垢さの目立つ言葉を使い飛躍しかしていない感想をつらつらと。「もしどっちかが怪我しても大丈夫だね」「あとね、さっき思ったけど、きみ春より身長伸びてるでしょ、」放っておいたら多分延々と垂れ流す困ったお口、そのくせ外面だけはやけに大人びていて、熱っぽい瞳も緩んだ口角も何故だか夜を思わせるのだった)






291: 宝飾 周 [×]
2020-04-16 15:45:48





……ふ。なあにそれ
(彼の味が混ざった水飴を飲み込んだのは叶うなら自分だけの秘密にしておきたいけれど、遮蔽物のない咽喉が上下したのは誰の目にも明らかであっただろう。天使のふりをした悪魔か、悪魔のふりをした天使か。本来であれば敵対する両者を器用に飼い慣らした鳳蝶は無色透明の鱗粉を撒き散らす。フルコースのラストに相応しいデザートを目の前にしていた。シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ、艶めくカラメルを添えて。チェリー酒の幻覚は理知を歪ませ、慾望の皮を躊躇無く削ぎ落とす。ただ、ただ、御馳走が見えていた。ぐしゃぐしゃに溶けた脳髄がモザイク加工も無しに溢れ落ちなかっただけマシだと思いたい。飢餓の充足を尋ねた後にこの有り様とは、獣は一体何方なのだか。本能の先導を受けるままに伸ばした指が緩慢に、然し着実に距離を縮め、そして__むにり。分かれ道の間際、直前で軌道修正。色に色を重ねて塗り合うよりも空っぽの頭で真白な子どもを愛でていたい、…今は、まだ。キメ細やかな求肥を遠慮なしに堪能しつつ、心の柔いところを刺激する鈴の音から音符の詳細へ意識の主軸を移動させて。ふわふわとまとまりのない戯言は花の蜜を求めるリボン結び。整理しようと並べてもくにゃりと倒れ、その癖量産が止まらないそれが酷く愛らしく思考を鈍らせる。かわいい、なんて無意識が溢れていたとすれば、初めての観測者として彼の名前が刻まれるのだろう。)
これくらいの幸せを怖がってるんじゃそのうち息も出来なくなるよ。しっかりしてね、君とやりたい事も見たい景色もまだまだ沢山あるんだから。……モンキチョウがお邪魔してるのかな
(どうにも幸福を否定しがちな彼には、千と万を越えても刷り込みを続けようと決意している。知らぬ他人ならどうぞご勝手に。然し日溜まりを身内に数えるのであれば温かさには十二分に慣れてもらわねば。解放した頬へ念押しとばかりに指の腹を沈ませて、一先ず満足。続く台詞にははてと不思議そうな顔で向こう側の腹を眺め。特に意味を持たないであろうそれを気紛れに取り上げては自身の色を反映させた安直な考察を、同時に目の前の物に取り敢えず差し向けられる子どもの手が出動すれば薄い其処へぺたぺたと指紋を残し。平時に近いつもりではあれど、恐らく此方もなかなかどうして呆けている。調査期間はふとした隙に正解を指摘されるまで。「あ~……1.5センチ、だったかな。よく気付いたね、俺でさえあんまり自覚はないんだけど」目蓋の開閉とともに瞳の直線を交差させては記憶の隅に走り書きしたメモのお呼び出し。レッスン漬けの日々、苦楽を共にした筋肉の痛みには縦の成長によるものも含まれていたらしい。こうして隅に放ってしまうくらいには無関心を貫いていたのだが、何気ない魔法の力でこんなにも実感する。知った頃と変わらない彼の頭が心なしか離れてしまった気がして、不自然にならない程度前のめりに)
成長期なんて終わったとばかり思ってたんだけど。衣装の丈が合わなくなる前に止まらないかな、これ。






292: 漆戸 アゲハ [×]
2020-04-17 08:06:07





(無意識か、本当は気付いているのか。どちらにせよああは言えど名残惜しく物足りなかったのは事実としてあった。人を魅了する生き物。有翼種が人間を誑かして手篭めにする典型的シーン。だから生唾を呑み込んだ“おれのえもの”が汚れのない長い指を此方へ差し向けたとき、何の違和もなく、ごく自然に、それを対価として自ずから己に差し出してくれるのだと思ったのだ。__思ったのだけど。「んゆ、うゆゆ」深層の意識の遷移に気付けないまま垂れ流されていたそれを一時中断して妙な鳴き声を。ただ彼が何かするのを控えて多分先送りにしたのは分かっていた。大丈夫、きっといつか分かるはずだ。互いが望んでいる限り、時間はたくさんあるはずだから)
ええ、そっちのほうが怖い……、けど、きみといろんなものを見て、いろんなことしたいのは俺も一緒だ。……、周、……。
(苦しいような気がした。窒息する。いつか壊れる。自分がいてはいけない。恐ろしいことを知っている。産まれたのは誰かを幸せにするためで、決してそうなるためではなかったから、なり方が分からない。路傍の花、双子の卵、そんな小さな幸せで十分生きていけた。__全て言い訳にすぎないけれど。単にそこに足を踏み入れるのが、幸せの中に不安を、憂慮を残さないことがこわいだけだ。受け入れるスペースが、準備がないのだ。ふにふにと頬で遊ぶのと反対の手を両の手に引き取って。与えることに慣れきった己が初めて、神様じゃない誰かから貰った宝物。おひさまが味方だと分かるだけで、彼が傍にいるだけで、見えなかった本当の色が見えるような気がした。それは混ざりあっていて、やっぱり美しいだけではないけれど。どうしてか泣きそうになるのだ。待ってもらっているのは此方なのかもしれなかった。誰もいないときにしか言えない三文字で彼を呼んで、何かを言おうとしたのだけれど、何を伝えようとしたのか自分でも分からなくて、興味を引かせただけになってしまった。ずっと一緒にいようねとか、好きだとか、ごめんとか、ありがとうとか、もっと他の何かだったのかもしれないけれど、多分、全部既に伝わっていたのだろう、だから言葉がなくなってしまった。ちょっとだけ困って、そうしたらまだ頬っぺたに攻撃があったから、「あんまりつつくとたべちゃうぞ」んあ、と口を開いて、片手で全ての指を折り曲げたがおーのポーズ、もう片方で人質に取った片手の甲をとんとんと叩くのだった。「寝てる間に食べちゃったかなあ? でもきみとちゅーしたから、きみのがこっちに来たのかも」蝶が生きて腹の中にいるという発想をさも当然のように語り、この辺、とか言いながらその手を感覚のある辺りへ導いて。平時とはかけ離れた状態にあるのだから仕方がないといえばそうなのだけれど、二人揃って子供のできた新婚のように片方の腹をぺたぺた触るというのは後々中々の、二人だけの笑い話にでもなるのだろう。ところで余談だが、一部では愛しい想いが溢れて胸がきつく締め付けられる感覚の代わりに、腸の辺りで何かがはたはたとはためくような感覚を得る人間が一定数いるとか、いないとか。)
ふっふーん、相棒のことなら何でもお見通しなのだーって、気付いたの今だけど。……え、なんで? 良いじゃない、かっこいいし有利だ。それに大きい方が抱き上げ甲斐があるし、あと俺が多少飛び付いても許される感出るよね、ほら、身長が同じくらいだと弱いものいじめしてるみたいに見えるというか……? あとはやっぱり見栄えがす、あ。……もしかしてこれ?
(腰に手を当て鼻高にどや。相手に体格という天賦の才が宿ることを純粋に喜んでいたため、否定的なそれに両目を瞬かせて首を傾げては自分にとってのメリットも含め思い付く順に高身長プレゼンを繰り広げ。最中に相手が憂う理由が見つかった気がして、言葉を宙に浮かせる作業をぴたりと止めてなんだか寂しそうなその顔をじっと見遣った。納得ができたのだ、何でもできて何でも吸収して何でもやる彼が何かに悩むとき、それは大抵困った主に頭を抱えているときだから。舞台上ではあった方が映える対比が、身長のそれでついてしまうのが複雑なのだろう。同じでいたかった場所だったのかもしれない、少しだけ分かるような気もした。近付いた顔を左右に手のひらを添えてそっと捕まえ、相手の額と己のそれをこつんと合わせ。猫は好きだが猫背はいただけない。悩みの種、諸悪の根源の分際ながら、優しいお説教のお時間。幾ら自然に見えようとも、何でもお見通しらしい。)
きみより体格がないからって引けを取るつもりは全くないけど、お望みなら厚底でも何でも履いちゃうぜ。ふふ、デートで恋人にヒールを履かせてあげられる男だ、ひゅう。アゲハさんは10cm越えたブーツで走ってジャンプができるので、何ならもっと伸びたって構わないんだ、だから、背中丸めないの。セナさんの物真似で怒っちゃうぞ。





293: 宝飾 周 [×]
2020-04-18 12:23:45





……まだ何も言ってない。そんなことしたら"アゲハが貴方の物真似してました"って告げ口するからね
(感情の収納ラックはクリア素材で出来ている訳ではないのだが、透視のプロには敵わない。そのまま高く高く、上だけを見ていればよかったのに、急降下で此方までやって来た心の目はらしくもない淋しがりをあっさりと探し出す。前額が衝突する柔らかな衝撃。ふわふわのミルクティーと交じる濃口醤油。鼻先を掠めるシャボンに、ほっそりとした左右の包装。存在を感じるだけで灯る小さな明かりは、気付いてしまえば少し恥ずかしい。それでも相手の名の付く峡谷を這い上がる気は毛頭無いのだけれど。近くなった音は迎えの準備をしようとする横から勝手に侵入し、励ましを与えて融けていく。きっと視線の共有点なんていうのはほんの一例で、変化しないものの方が少ないのだ。生涯発達。こうして柔らかな口調であやされている間にも、何処かで自分の知らない自分が産声を上げているのかもしれない。…それでも。かっこいいと、素敵だと、囀る彼のひんやりした手々と温かな祝福は紛れも無いいつも通りで。片割れの刻印が蝶である限り、鍵付きの宝箱で守られる大切なものは何も変わらないのだと理由もなく信じることができた。反抗は安心の裏返し。理解は有り難いけれど筒抜けは気に入らないらしく、近すぎて見えづらい顔にむっすりと雲を乗せながら。)
まあ、現実的に考えれば君の言う通りメリットだらけな訳だし、気にし過ぎるのもよくないか。…合わせなくていいよ、俺がファンなら困惑する。あと、今の身丈で誰にも負けないくらい大胆に飛ぶ君が好__ぁ。
(同意と納得。言葉として放出することで固まるそれらを並べつつ、身長を晦ませた彼を思い描く。似合っていない訳ではない。ただ、これは好みの問題だろう。愛しのピジョンブラッドが近くなるのは好ましいが、さらと流れる御髪を俯瞰するのも悪くない。それに、…自力で高さを上げる為のほんの僅かな背伸び。あの数センチの脚の踏ん張りが、何故だか妙に気に入ってしまった。此方の一言で失くしてしまうにはどうにも惜しいそれを守るため、比較的まともな真実を持ち出せば__ウェストミンスターの鐘の音。定刻を告げるメロディーは、目覚めのいい優等生を覚醒へ導くのに十分なボリュームを満たしていた。はっと顔を上げれば、両頬の緩い拘束から解放される。…夢を見るだけで仕事になればいいのに。離れることで見易くなった綺麗な顔を眺めれば、きらきらの背景効果に紛れ少しばかりの切なさが突き刺さった。)
…随分と脱線しちゃったね、そろそろ元の話に戻ろうか。君のお陰で今ならいいアイディアが浮かびそうな気がする。俺のスマホは…ああ、そこか。
(切り替えは十八番である。表情を何処にだって通用する柔い笑みの形にすれば、夜の空に光の塊を浮かべよう。愛すべき胸の拍動も、自分だけのふにゃふにゃの子どもも、侵食する蜜の味も、きっと全てを糧にできる。渡される愛から振り撒く愛へ。この仕事が舞い込んだのも運命なのかもしれない、なんて、そこまで浮かれることはないのだけれど。彼の隣、通常では己のポジションに鎮座する端末を見付けては「取ってくれない?」再開に必要なそいつに腕を伸ばしつつ頼みごと。)






294: 漆戸 アゲハ [×]
2020-04-19 19:22:36




(見なくても不機嫌と分かる声にからからと笑い。幾ら英才教育を受けた天才といえど千里眼もテレパスも持っていない。故に得られる洞察は注意深い観察と思考を必要とする。しかし別に特段意識して、苦労して出てきたものでもない。とどのつまり、普段から自然と視線が彼を追いかけ、四六時中頭が勝手に相手について考えていた結果がコレというだけの簡単な話で、何も特別なことではなかった。想像だけで厄介な密告に軽く肩竦ませて降参の意を示せば、流れる動作で包んだ手のひらを一度耳の辺りに移動させ、色も手触りも柔らかな髪に埋めながら頬と頬を擦り寄せ。他者との会話に出されるそれであっても嬉しいものは嬉しいのである、これでも力いっぱい抱き締めたいのを堪えた結果なので許してほしい。再度互いに鼻先にいる距離に戻って、聞きたかった言葉の直前でタイミングの悪い時報が相手を正気に戻してしまったのにむ、と)
残念。__続き、今度聞かせて。
(アン・ドゥ・トロワで美しいルルヴェ。一枚の絵画になりそうなしなやかな曲線的直線美を全身で描きながら、離れていった高い額に天使のキスを落とそう。途切れたとはいえそれを伝えてくれようとしたご褒美か、はたまた鐘の音で起きられなかった自分の切り替え用か。前者だとすれば必要もないだろうと言われそうなお願いを生憎とシニヨンではない黒髪を揺らしながら口にすると、預かったまま放ったらかしにしてしまった他人のスマホを拾い上げて手渡し。いつもと何かが違うような、案外そうでもないような距離で、揃って小さな画面を覗き込む二人の姿があった)



(やっと修理から返ってきた端末で、暇にかまけてエゴサーチ。今回の盛況を綴る記事が既に複数、返礼祭と検索をかければ昨日とは比べ物にならない件数がヒット。中々貢献できたようだ。普段なら此処で終わるところを、今日は何の気紛れか更にSNSに飛んでファンの反応を見る。最高すぎた、やっぱり好き、から、新しいモール行ってみたらインフォレいてびっくりした、プレゼントのアドバイスマジ有難い、果ては否定的コメントまで様々。__良くも悪くもいつも通りだ。何も変わらない。この関係を指摘する声も、非難も賞賛も何もない(一部にいらっしゃる特殊なファンの存在を否定している訳ではなく、彼らは彼らでそういう想像をするのが通常運転だ)。変わらないまま、少しずつ変わりながら生きていく。それが生きとし生けるものの宿命で、これも所詮はそのひとつに過ぎないのだろう。疲れきって隣で静かに眠る愛しい人があらぬ方向に傾くのを此方の肩に着地させる。人の疎らな電車内、窓の外は逢魔が時。まだ明るい空に一番星が見えて、既に暮れた紫色の部分に黒い雲が浮いていた。衣装と必要道具の入った荷物と、隣に置いた紙袋には帰りに買ったプリンが二人分。たったそれだけ。膝上に乗る力の抜けた手に己のそれを重ねる。どことも知れずにどこかには歩いていくのだ、この手を繋いで。なんとなく、どうにかなるような気がしていた)




(/終わるのが嫌すぎて!!いい感じに続けようとしたんですがいい感じのビジョンが見えず!!無理でした!!!!(大号泣)背後様のものには遠く及びませんがなんとなーく後日談〆っぽいもの回しましたのでどうぞお収めください、なんだったら上塗りお願いします背後様の〆大好きなんです(n回目)
いやしかし恋愛って難しいですね!!(?)周くん本当に無理すぎて理性が何度も吹っ飛んで溶けました、うわーこれは後からロルを読み返して爆発するやつですね知っているぞ七夕祭と同じ感じが凄い……(死)いやほんとありがとうございました、幸せ過ぎて頭がどうにかなりそうでした(なってる)個人的にアイドルしながら恋人やるのが思ってた100万倍ハードル高かったのでもし、もし次があるなら次は一般人設定でお願いできると泣いて喜びます……。
さて。少しお話したいことがございまして、まずお察しの通り次のシーンはどうしましょうか。当方といたしましては背後様に何もなければ新章の時系列のお話かif関連かなあと。4月ってユニット結成時と被ってていい感じのイベントが思い付かず……勿論春のお話以外を回しても構わないんですがそうすると何やろう……となってしまって……!何か良い案がございましたらお教えくださいませ~!!
もう一つ、投稿時間と投稿頻度についてご意見をうかがっても宜しいでしょうか?既にうっすらとお気付きかもしれないのですが、流行病の影響で当方ゴールデンウィーク明け頃までかなり空き時間ができております。一方背後様は普段通りということで、あまり頻繁にお返事差し上げるのはご負担になっていないかと、正直なところ少し心配でして。もしそうであれば、誤字も多すぎることですしもう少し校正の時間を増やそうかと考えております。また、それに応じて生活も段々と不規則になってきていて、このままではまずいということで朝活を試みている最中でして、先日の朝の投稿はその一環でした。お返事するという目標があれば早起きできるかなあと思いまして……。此方も背後様のお心を乱すようであれば普段通り夕方~夜のみの投稿に戻そうと考えております。背後様のお考えをお聞かせくださいませ!
最後に、当方に何か言っておきたいことがございましたら併せてお知らせくださいませ!これは先日の背後様とのお話より定期的にお聞きしておきたいなと感じた故にお尋ねさせていただいております。真面目な話でも不満でも新しい妄想の内容でも何でも、お気軽にお話くだされば嬉しいです~!)





295: 宝飾 周 [×]
2020-04-19 22:57:20







(/サイッコ~~~~!(雄叫び)夕日が落ちて夜になる直前の宙に浮かんだきらきらをぎゅっと濃縮したような繊細で素敵な〆でした、既に何周もしていますがとっても…すき…触って崩してしまうのが勿体無いので今回はこのままラストということで、もう暫くの間堪能することをお許しください。は~~~染みる感謝でしかない……。
もう本当に難易度が高い上にあまりの尊さで少し読み進める度に一旦画面閉じて無理!!!!脳味噌パンクする!!!!を繰り返していたんですが正直言語化できないくらい楽しかったです、ただ心臓にはすこぶる悪いですねこれ!!(※良い意味です)一般人設定同意です絶対絶対やりましょうね…駄目だもうやりたい…(早)
次のシーンに関しても概ね同じ意見です、暫く季節のイベント事を主体としていたので新章の軸で日常の二人を描いてみるのはどうかな~と。でもでも日常って何だかんだいって一番難しくないですか!?歴代の行きあたりばったりで鍛えられているので軌道に乗ってしまえばいくらでも話を広げられると思うんですが、そこに辿り着くまでに時間がかかりそうだなあなんて…うう~ん未熟者で申し訳ございません、日常大好きなんですけどね…その子のちょっとした行動や仕草が映えて…。それか似非覚悟で(やるからには全力で寄せる努力は致しますが!)既存アイドルさんと絡んでみるとか…。if関連をするとすれば思い切って世界観の違う話を扱ってみたいなあと思います、インフォレのオタクなのでアイドルしてない二人というのは若干解釈違いではあるんですがそれはそうとアイドル以外の二人が!見たい!!(矛盾)以前挙がった中で現在特に気になっているのは会いましょうタグ、生物兵器、妖怪化なんかにみられる人外系です、ヒィ範囲が広い…!片っ端からやりたいんですが背後様は世界観問わず気になっている事はございますでしょうか…!
また、投稿頻度と時間帯に関して。今回のやりとりですが、白状致しますと負担などは一切考えず毎日うはうは楽しんでおりました。以前から薄々自覚はしていたんですが背後様と対照に当方の思考があまりにも楽観的と言いますか、お気遣いを無下にしてしまっているようで大変申し訳ないです……。何より大好きな貴方様の文章がハイペースで供給される事が嬉しくて嬉しくて、それと作者は当然自分達なのですが早く続きが読みたいという気持ちが爆発して、アドレナリンを大量放出しながらお返事を綴っておりました。時間帯に関しても同様で、朝から通知が届いているとその日は一日中ハッピーな気持ちで過ごせたので大変有難かったです。ですのでどちらに関してもどうかお気になさらず、けして無理をしている訳ではございませんのでこの先忙しくなるんだから意図せず時間のできた今のうちに…!くらいのノリでお相手していただけますと幸いです。勿論当方だけでなく貴方様自身のご負担にならない程度に、ではございますが…!
言っておきたいことですか…!すこぶるどうでもいい話なんですが当方定期的に概念料理を並べてコラボカフェごっこを楽しんでおりまして(突然の暴露)、次回のメニューがいいとこのプリン×2に決定致しました。間違いなく今一番の楽しみですありがとうございます!!!あと口癖と化してますが今日も大好きです!!!ううん毎度の如く主旨とズレている気しかしないのですが今の所これが全てです、お納めくださいませ…!)






296: 漆戸 アゲハ [×]
2020-04-20 21:53:59




(/わああお褒めの言葉ありがとうございます~~~~!!!やばい嬉しいとける嬉しい……気持ち悪くふへへとしか言えなくなる……(やめて)前に日の出夕焼けがエモいってお話をしてから脳内で何かと二人のバックを茜空にしがちな当方です、普段青or暗闇なのにこの時間帯だけ二人の色になるの改めて本当にエモすぎませんか???
いや何から何まで同意でしかないですこれ絶対寿命縮まってるだろ……。そうそうそうそうそうなんですいざ日常描写するぞってなるとぬーんどうしよってなっちゃうというか!ぶっちゃけ着手の仕方が分からない!ううんいくら行き当たりばったりのプロ()である我々といえどなんとなく目指すヤマというか、指標は必要ということでしょうか……。久々にオフが合って朝ゆっくりしてお出掛けとか、一日お家というか寮でのんびりするか……そうだちょっと話逸れるんですが隣の本人そっちのけで過去の映像を熱心に研究する周くんと構ってもらえなくてしょんもりする提供は絶対にいると思うんですがどう思われます……?あとどっちかが風邪ひいてもう片方が看病とか考えましたがよく考えたら普通に非日常でした。うーんどうしましょう、当方このまま進めるも他をやるもどちらでも構いませんが、背後様がぱっとしないようでしたら一度温めるのもありかなと思っております。
版権ドルくん達との絡み実を言うとめちゃめちゃ気になってたんです、周くんとリッツ君との緩い会話聞きたいしテニス部部室覗きたいし絶対可愛い仲良しトリオ見たい~~~!!(欲張りの権化)でも本当にできる気がしないんです辛い……絶対似非になる……自信がある……。なんというか似非になることそのものより自分ですら納得のいかないお粗末な版権君を周くんと背後様にお相手させることが一番許せそうにないんですが、一方で練習しないことには上達もしないし周くんとの絡みも永遠に見られないというジレンマが……!ど、どうしましょう、当方といたしましては取り敢えずやるにしても何かとストレスの溜まりがちな今の時期は控えた方が良いのかなと思ったり、でも時間のある今のうちにやっぱりやっておくべきなのかなとか思ったりな感じです。(どっち)
ifの解釈違い分かりみが深すぎてもう……なんか常に自分の中の解釈違いと戦ってるところありますよね(?)人外全部やりたいんですがどうして私は三人に分裂できないんでしょうくっ……この中で選ぶのなら一番前から言っていた魔女集会かなあと。いずれにせよノリと勢いとお相手様があれば当方怖いものなしですのでどうぞお好みでお選びいただければと思います~!
頻度と時間についてですが、温かいお言葉をありがとうございます……!どちらもご負担ではなかったようでほっとしました。背後様が申し訳なく思われる必要は全くございません!寧ろどうにも当方無駄に考え過ぎるきらいがございますので、二人でバランスがとれていていいなあなんて少し思ってしまいました。今日みたいになんとなく朝返信きそうな気配なのに来なかった日は多分9割くらいの確率で寝過ごしてるのでどうぞ笑ってやってくださいませ。
なんですかその楽しそうな遊び……!えっこれまでのメニューはちゃめちゃに知りたいですね??かく言う当方も一時はただの鶏肉をめちゃめちゃ楽しそうに食べる変人になっていたのですが!はい私も大好きです~~!!やったー今日も両思いですね!背後様が今思っていらっしゃることを聞きたかったので何もズレていません、大丈夫です!お答えくださって大感謝ですありがとうございますー!)






297: 宝飾 周 [×]
2020-04-21 16:20:00





(/わっわかる~~~!色ももちろんなんですがあの時間帯特有の包み込まれるような雰囲気といいますか、緩やかに融けていく感じがめちゃくちゃインフォレみ(インフォレみ?)強いなって……夕日が綺麗な日はにこにこしちゃいますよね……。
います(即答)(確信)それを見た別の子に漆戸アゲハを横に置いて放置できるのは君くらいだよって呆れまじりに指摘されるところまで想像しました、のんびりごろごろするの魅力的すぎますしご提案いただいたオフの日設定にこの話を組み合わせてみるのもいいかもしれませんね…!えっ看病したいしされたいんですがそれは、風邪ネタいつか絶対やりましょう…お粥あーんとすりおろしリンゴ大好き芸人よりでした(?)
そうなんです私も空手部で稽古したり生徒会室でギスギス地獄会話したり奇人組や革命児達と戯れるアゲハ君が!!!見たい!!!ただ口調を拝借するだけならまだしもその子なりの信念だとか思考回路だとかまで理解しようとすると本当に勉強不足で…やるとしたら以前のように会話メインの短ロル形式にすると粗()もある程度隠せるし相互提供もできそうだなと思いました、採用されるようでしたら今は長いの回したい気分なので時期としてはまた今度でいいのかなあと…!魔女集会把握と同意です、とすれば先程の日常系とこちらの二択ですかね??究極すぎて早くも泣きそうなんですがご意見などはございますでしょうか…。
わーんそう言っていただけて安心しました優しい……無理なく楽しくマイペースを貫いていきます……。メニューという割には発想が安直でお恥ずかしいんですが生ハムのチョウチョとチーズのキラキラを乗せた森のサラダだとかひび割れクッキーの隙間に宝石に見立てたドライフルーツ乗せたりしてました、あとお馴染み鶏丼は二段階お茶漬け仕様が鉄板ですよね…!あーーッよかったウレシ!!!!背後様も何か思うことがあれば何時でもお気軽に仰ってくださいね!即刻駆け付けさせていただきますので…!)






298: 漆戸 アゲハ [×]
2020-04-21 21:38:38




(/ああそうか当方めっちゃ二人きりを想定してたんですが寮だから他の子がいるんですね、うわ~~偶然通りがかった藍良君とかに泣き付いて皆を混乱とカオスの渦に巻き込みたい~~~(悪質)二人が皆と楽しそうにしてるの絶対に可愛いですよね、嗚呼こうなってくるとNPCしこたま放り込んで大人数でわいわいしたくなります……うーむしかし技術的に難しそうなのでこの辺りは妄想で補填して満足しておきますね。はい是非組み込んでくださると嬉しいです~!風邪ネタもそうなんですが恋愛感情とかは一旦抜きにしても世の中のCP様方がやってる小ネタとか全部やってほしいんですよね、二人でアイス食べてほしいし世界と相手の命どっち選ぶか聞いてみたいし軽率に○○しないと出られない部屋に突っ込みたいし30日CPチャレンジとかチェックシートとかやりたい……。
版権相互短ロル後日了解しました!当方相互は初めてですので不慣れな分お手数おかけするかもしれません、予めご了承くださると有難いです、混乱しそう……!うわー究極の二択になってしまった!うっうううう悩みすぎて爆発する……あの言うだけ言ってみてるだけなので全然蹴ってくださって大丈夫なんですが、両方はなしですかね……?この感じだと多分誕生日挟んでハロウィン回収までに二つくらいならできると思うので、先にやる方だけ決めて、それが終わった段階で様子を見ながら気分が変わっていなければもう一つの方やる、みたいな……勿論先のものが終わった時点で他のを回したいって気持ちになってる可能性も全然あるのでその時は後になった方が更に後回しになっちゃうんですが!
おっ、オシャレだ~~~~!?!?料理になるInForestという概念も凄いしそれを作れちゃう背後様も凄い!えっ凄い!(小並感)(語彙力)お気遣いありがとうございます了解です~!!)





299: 宝飾 周 [×]
2020-04-22 17:30:27





(/小ネタ系大好きですし既にいくつかは妄想済みです、いいですよね性癖詰め込み欲張りパックみたいなお題…診断メーカーさんにもよくお世話になってます…。ストライクゾーンが広いと何が来ても美味しくいただけるので節操のないオタクでよかったな~~~と!!(?)普段中々話題に上がらないような内容もあって新鮮ですし、イベントの合間なんかにちょこちょこ消化できたら嬉しいです…!
あっっっやりにくいなあと思ったら片道でも全然楽しめますので…!こちらも提案しといてなんですが相互の経験はゼロですので、ちょっとずつ模索しながら進めていきましょう!
は~~~~神????いや決して合わせたとかそういうんじゃないんですけど実は当方もあわよくば両方…ああでも絞った方がいいのか…?とうんうん悩んだ末のお伺いでしたので思わぬ意思疎通ができてめちゃくちゃハッピーです、是非是非是非両方やりましょうやらせてください!!! (必死)どちらか先攻の希望はございますでしょうか?ちなみに当方はぽかぽかお出かけ日和が続く今日この頃ですので、まったりした日常を進めるのがぴったりかなあなんて考えております…!
ううううんお褒めいただき光栄です照れた…(過去形)ぼっち自己満でこれだけ楽しいので背後様と一緒にクッキングできたらもっと楽しいんだろうな~と考えておりました、えーんこれからも楽しみます…ありがとうインフォレ…人生の潤い…)






300: 漆戸 アゲハ [×]
2020-04-23 16:45:46




(沈む。深海に忘れられた船のように、その息苦しさを少し心地よいものにするために。塞ぐ。棺桶に花を詰めるように、その寒さに耐えるために。死が救いであるのと同じように、深い深い泥濘に落とされた嬰児になることを許された。どんな人間も眠りを克服できていないのだから。……それにもう、一人では、ないから__すると光があった。神様は良くても今の自分には全然良くなかった。ぎゅう~と顔の中央の縦線に色々と集めたような渋い顔を作ると)
……ま、ぶし、んん__
(正面にあるものを掻き抱いて。それが布団なのか枕なのか他の何かなのかはさしたる問題ではない、態々死んでいる己に生命を吹き込まんとする太陽から逃れられさえすれば何でも良かった。目と鼻と耳を全て隠すようにそれにうずまって。各部に残る気だるさ、メンテナンスが完了しきっていない感覚。加えて身体を動かすエネルギーも足りていないことを自覚すると、同意を示すように腹がくきゅるうと切なく鳴いた。……なんだっけ、昨日。そうソロの仕事で面倒なのに捕まって、栄養補給し損ねた上に帰るの真夜中になって、シャワー浴びてそのまま布団潜って、寒くて、それで__駄目だ眠い、お腹減った。中途半端に行っていた演算を中止、直ちに正しくスリープモードを起動。今季より名前で呼ぶことが禁じられた彼女に言われたらもうお終いのような気のする過労危険すぐ休むべしとの圧力により捩じ込まれた終日休暇が丁度今日なのもあって、あと少しだけ息を止めていたかった。殻にこもるようにそれを抱いたまま丸くなって)



(/発車しました!!!(事後報告)イメージと違っていたら大変申し訳ないんですが早く始めたくて……。珍しく寝起きの悪い提供でお送りしております、恐らくお察しのこととは思いますがまあなんというか猛犬注意な感じです、侵入されるも様子を見に来るも、捕まるも叩き起すもお好みでどうぞ!
えっいいんですか!?ひゃああお題とかそういうの絶対妄想で終わると思ってました嬉しすぎる……!お気遣いの方もありがとうございます優しさが胸に沁みます、多少不安はあれど挑戦はしてみたいので是非その際は相互形式でお願いできればと思います!
いやほんとに凄いとしか言えない……語彙力ェ……当方これまでとんと料理に凝ってこなかった人種だったのですが今かつてないほど興味が湧いております、これがお相手様パワーか……。丁度遠隔で共に食事や飲酒を楽しむような時勢ですし、言葉だけなら当方にも届けられるので、画面越しではありますがこれからも是非応援と賞賛を贈らせてくださいませ!)





最初 [*]前頁 次頁[#] 最新 50レス ▲上へ

名前: 下げ

トリップ: ※任意 半角英数8-16文字
※画像を共有する場合は、外部の画像アップローダなどをご利用ください

規約 マナー
※トリップに特定文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます

【お勧め】
初心者さん向けトピック



[0]セイチャットTOP
[1]1対1のなりきりチャット
[9]最新の状態に更新
お問い合わせフォーム
(C) Mikle