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ロスト・グリム/85


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66: ピノキオ [×]
2019-05-31 23:25:49

>アリス
お、いよいよかい?折角だからお供しますとも。(アリスの太刀の言葉を聞き、ついていくと宣言し)

67: グロリオサ [×]
ID:4661082a2 2019-05-31 23:37:13

>ピノキオ

「…そうか…」

《主、何か乗り気じゃねェなァ。
何か気がかりでもあんのかァ?》

アリスはお喋りではあるが良き助言者である
太刀レッド・クイーンの言葉を、無視した。

「…黙れ…考え事をしているだけだ」

《…そうかヨ》

太刀はそれっきり黙り込んでしまった。

68: グロリオサ [×]
ID:4661082a2 2019-06-01 17:10:53

>ALL

「…レッド・クイーン」

《んァ?何だヨ》

「…【本当の姿】を解放しろ」

彼女の一言で全てを察したのか、
レッド・クイーンは

《…おうヨ》

と答え、鞘ごとアリスの腰から落ちる。

周りを赤い光が包み、その中にいたのは…

《ふふ、久しぶりに解放するわね》

目の覚めるような赤髪に、切れ長の赤い瞳。
赤い口紅を引いた美貌に、派手な赤いドレス。
手には鎖鎌が握られた美女が、そこにいた。

《あら…パンドラちゃんの使い魔がいるのね》

その美貌に皺を寄せ、【赤の女王】は呟く。

「…ああ…気配的に、かぐや姫本人だろう」



(【災厄の乙女】パンドラは彼女たち以外の
物語の人物を使い魔としています。
(例)【赤ずきん】の狼、おばあちゃん
【アリス】の姉、トランプ兵
【人魚姫】の王子、意地悪な魔女
【白雪姫】の王子、魔女など。
例外で、〔覚えられている〕物語の
主人公たちは使い魔とされています。
倒すと基本はパンドラの束縛から逃れて
そのまま消滅しますが、稀に恩義を感じて
仲間になってくれることがあります)




69: ピノキオ [×]
2019-06-01 17:21:32

>アリス
使い魔が来るのか、ちょっと人形を彫ろうかな。(腰からノミを取り出し、直径20センチ程の石を手にすると慣れた手つきで彫り出して)

70: エレナ [×]
2019-06-01 17:47:27

>アリス
遂に来るのですね。私も用意しましょう…。(そう言うと能力を発動しワンピースに輝きが宿り)
そんなもの、蹴り飛ばせば良いだけだ。(ほんの少し笑みを浮かべ敵の襲来を待ち構え)

71: グロリオサ [×]
ID:4661082a2 2019-06-01 18:09:03

>ALL

「…来るぞッ!」

彼女が叫ぶや否や、彼女に勝るとも劣らない
絶叫がその場に響き渡る。

【…あ、ァ…コロ…ス…ゼ、ンブ…】

ゆらゆらと、黒い霧を漂わせる影がやけに、
怠慢な足取りで歩んでくる。

十二単を纏い、扇子を持ち、長い黒髪を
引きずってくる美女はまさに、
【かぐや姫】その人だった。

【…ユル…サ…ナイ…パンドラサマ…
アダ、ナスモノ…コロ…ス】

「レッド・クイーン!」

《…ふふ。【スカーレット・タイフーン】!》

【赤の女王】は手にした鎖鎌を振るう。
鎖がイキモノじみた動きで、【かぐや姫】に
絡みつく。

【コ…ンナ…モノ…ッ!】

だが【かぐや姫】はいとも容易くそれを
引きちぎって、こちらへと進んでくる。

「…チッ!
~奇妙なお茶会~【マッド・パーティ】!
マッドハッター、チェシャ猫!力を貸せ!」

彼女の呼び声に応え、チェシャ猫と
マッドハッターが姿を現す。

〔おや、お困りかね?アリス〕

〔仕方あるまい…力を貸そう〕

チェシャ猫はニヤニヤと笑いながら。
マッドハッターはため息をつきながら。

狂った【かぐや姫】へと向かって行く。


72: エレナ [×]
2019-06-01 19:49:43

>アリス
私が先制する!(ただそれだけ伝えると常人とはかけ離れた加速でかぐや姫へと向かって行き、そのスピードを利用した蹴りを繰り出し)

73: グロリオサ [×]
ID:4661082a2 2019-06-01 21:04:53

>ALL

【…ジャマ…スル…ナ…ァァァ!】

【かぐや姫】はその長い黒髪を振り乱し、
ひたすらに絶叫する。

シンデレラの蹴りを辛うじて扇子で
受け止めるが、扇子からは嫌な音が鳴る。


「…隙だらけだ」

アリスはエレナに一瞬微笑み、
太刀の姿に戻っていたレッド・クイーンで
【かぐや姫】を斬った。

【…ヴ…アァ…っ!…う、ぅ…。
…はっ!私は、なにを…?】

【かぐや姫】の身体からは真っ黒な霧が抜け、
彼女はその場にへたりこんだ。

しばらくすると彼女は目を覚まし、
きょろきょろと辺りを見回す。

「…戻ったようだな」

【あ、あら!私は何てことを…
申し訳ありません!
お詫びに、と言ってはなんですが…私も、
貴女方の仲間に加えてはいただけない
でしょうか?】

「…さて、どうするか…」

74: エレナ [×]
2019-06-01 21:38:27

>アリス
私は別にどちらでも良い。もし仲間になったとしても使えなければ捨てるのみだろうな。(まだ能力が終了していないようでそう言い放ち壁に寄り掛かり目を瞑り)

75: グロリオサ [×]
ID:4661082a2 2019-06-01 21:57:48

>ALL

【あ、あのう…私、他に操られている人の
居場所を知ってるんです。
操られているのは、【ジャックと豆の木】の
【ジャック】さんです…】
かぐや姫は、おずおずと言う。

「…ふむ。他の奴らの居場所を知っているのは
頼もしいな。…お前、名前は?」

【わ、私は…〔覚えられている〕かぐや姫の
かぐやですわ】

76: エレナ [×]
2019-06-01 22:23:42

>アリス
ふぅ…。あっ、かぐや様ですね。先程は申し訳ありませんでした!(能力を発動した時の性格で酷い事を言ってしまったと思い一生懸命謝り)

77: グロリオサ [×]
ID:4661082a2 2019-06-01 22:47:52

>エレナ

【いいえ。私こそ、申し訳ございませんわ。
操られている間に、随分と酷いことを…】

かぐやは首を横に振り、深々と頭を下げる。

78: エレナ [×]
2019-06-02 08:40:28

>かぐや姫
いえ、貴女は何も悪くありません。悪いのは貴女を操ったパンドラが悪いのです。(操られたかぐや姫を見て更にパンドラへの怒りが増してきたのか少し眉を潜めながらそう言い)

79: グロリオサ [×]
ID:4661082a2 2019-06-02 08:53:30

>ALL

【…あ!そう言えば…【グレーテル】さんも
いらっしゃいましたわ】

80: グロリオサ [×]
ID:4661082a2 2019-06-03 19:55:25

「…グレーテル、だと?あの知的な少女が?」

【え、ええ…私の記憶が間違っていなければ、
確か】

アリスはその言葉を聞くなり、苦々しげに
顔を歪める。

「…あの少女まで、囚われてしまったのか。
パンドラの見せる、思い出される幻想に」

アリスは太刀をひとつ叩く。

《…なァんだヨ、アリス》

「…【ハートのジャック】を呼べ、
聞きたいことがある」

《おうヨ。繋いでやッから、
ちょッとだけ待ッとけヨ》

暫く太刀が黙り込み、そして張りのある
若々しい青年の声が聞こえてくる。

《…はい、【ハートのジャック】です。
アリスさんですか?》

「…ああ。聞きたいことがある。グレーテルは、
パンドラに囚われているのか?」

《そこは、僕からは何とも言えませんね。
ですが…彼女がマトモでないのは確かです》

「…そうか、つまらない事を聞いたな。
ありがとう」

《いえ》

81: グロリオサ [×]
ID:4661082a2 2019-06-09 06:55:12

上げです。


「………なあ、お前ら」

アリスは、仲間たちに呼び掛ける。

「…こいつの言うことを、信じるか?」

アリスはその長い指でかぐやを指差す。

《俺ァ…信じても良いと思うけどねェ。
【ジャック】が操られてんのは冗談抜きに
マジだかんなァ》

レッド・クイーンは気の抜けた様子で喋る。

普段のお喋りな【彼】…いいや、
【彼女】からは想像もつかない。

【ハートのジャック】に繋いで
疲れたのだろうか。

82: エレナ [×]
2019-06-11 08:39:59

(/お久しぶりです。なかなか来れず申し訳無いです…。

私は信じます。かぐや様は操られていた時、本当に辛そうでした…。(操られていたかぐやを思い出し少し悲しそうな顔で頷くと少し俯き)

83: グロリオサ [×]
ID:4661082a2 2019-06-11 21:25:50

「……あの少女は…痛手だな」

アリスは苦々しげに呟き、かぐやを見つめる。

【わ、私は…大丈夫ですわ】

《…ちょっと、話しても大丈夫かァ?
アリスの過去》

「…構わん、いずれ知れる」

《それでこそ俺のアリスだなァ。
んじゃ、語るとしますカ…アリスの過去をヨ》

レッド・クイーンは、喋り出す。

アリスの過去を。

自らの、過去を。


~〔認知された〕不思議の国のアリス~

好奇心旺盛な少女アリス・ウェルダンディ。

彼女はウサギを追いかけ、異世界へ通じる
穴へと飛び込んでいった…。

これは、〔認知された〕お話。

本当のお話は、全く違う。

〔忘れられた〕不思議の国のアリス

【災厄の乙女】パンドラの力によって
狂ってしまった物語。

快楽殺人鬼の少女、
アリス・ウェルダンディは進む。

パンドラの使い魔を切り裂き、狂った
登場人物たちを斬りながら。

真っ白な頬に血が飛び散ろうが、
真っ白なリボンが血で真っ赤に染まろうが。

彼女のすべては自らを描いてくれた作者、
ルイス・キャロルのために。

真っ青なワンピースの裾を生温い風に靡かせ、
その頃はナイフであった武器を鳴らしながら。

【赤の女王】の城へと進む。

【赤の女王】は、其処に居た。

玉座に腰掛け、気だるげにアリスを見つめた。

《…あら…貴女のような可愛らしい少女が、
〔忘れられた〕アリスかしら?》

上品で、甘ったるい声。

アリスは、吐き気がした。

故に、【赤の女王】に飛び掛かった。

だが、攻撃はしなかった。

いや、【出来なかった】。

彼女からは、自分とおなじ孤独の匂いが
漂っていた。

その時、パンドラの使い魔たちが城へと
押し入ってきた。

アリスはナイフを構え、迎え撃つ姿勢を取る。

【赤の女王】は…鞭を構えた。

何とか勝ったが、アリスはもう満身創痍だ。

《…私を使いなさい。貴女が認知する限り、
私は何にでもなれるのよ》

アリスは、欲しかった武器を念じた。

【赤の女王】は、お喋りな太刀になった。

《んァ…?何で俺、男になってんだァ?
俺ァ…女だぜェ?》

「………黙れ」

《はいはい…黙っとくサ。あんたが命令を
出してくれるまでは、ナ?》

【ハートのジャック】は、【赤の女王】の
認知下にあったためにトランプの木になって
助かった。

アリスは、パンドラに堕ちかけていた
〔奇妙なお茶会〕の奴らを、闇の力を
使える状態で仲間にすることが出来た。

アリス・ウェルダンディは…《束縛》の
復讐鬼となった。

《…とまァ、こういう訳さネ》



84: エレナ [×]
2019-06-14 07:36:35

壮絶ですね…。(少し悲しげな表情で相槌を打って呟く。そして、意を決した表情へと変わり「私も話します。」とアリスを見つめて言う。)

私は魔女にこの能力を与えられました。そして王子様からはこの靴を…。(アリスから懐中時計へ視線を移すとかなり小さい声で話し始める。彼女は王子様と幸せになる…はずだった。忘れられるまでは。
[忘れられた]彼女はガラスの靴を貰ったあと能力が発動したまま姉達の元へ向かった。勿論、復讐する為だ。能力を使った彼女は躊躇い無く姉達を蹴って、蹴って、蹴って。
姉達が立ち上がれぬ程ボロボロになった頃、ようやく能力が切れた。それと同時にとてつもない罪悪感を感じた。
彼女は、能力を使った彼女を見ている事しか出来ない。それを知った瞬間だった。)

…すいません。(そこまで話すとこれ以上は話せないというように俯き自分の手を握り力を込める)

85: グロリオサ [×]
ID:4661082a2 2019-06-14 07:44:44

「………………そうか」

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