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オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
202:
ジェイド/アッシュ [×]
2019-05-19 15:15:21
>シェリー
上出来ィ!(大きく広げた両手をばちんばちんと力任せに打ち鳴らす、それは貴女に贈る歓迎の拍手。獲物は活きが良いに限る、だからこそ貴女から返ってきた返答には御機嫌そうに声を上げて笑って。「元気なら俺と遊ぼうぜェ!今日はこォんなに月が綺麗だからよオ、いつまでも寝てちゃ勿体無いぜッ」ゆらゆらふらふら、左右にぐちゃぐちゃと歪む動線を描きつつ、貴女の居るベッドへと近付く。そんな覚束ない足取りとは正反対に、張り上げられる声音はひどく力強く。黒い薔薇と茨に彩られた窓からは、確かに冴え冴えと月光が降り注いでいる。ゾンビと遊ぶ、それが何を意味するのかを説明するような脳がゾンビに備わっているわけがなく、血だらけの手を貴女へを差し出せば「遊びを選べよ新入りィ、俺ァ楽しけれりゃ何だって大歓迎だぜィ!」何か選択肢を与えるわけでもなく、それでいて選べという辺り所詮はゾンビのおつむ。けれどどんな遊びも歓迎するという言葉に嘘は無く、打算や駆け引きといった概念をそもそも持たないゾンビは、口許に不気味なほど明朗な笑みを浮かべながら貴女の答えを待って)
(/ご了承いただきありがとうございます!それでは背後は一旦失礼致しますが、ご質問や指名の変更等、何か御座いましたらお気軽にいつでもお声掛け下さいませ…!/蹴推奨)
203:
アリソン [×]
2019-05-19 15:33:36
>ジェイドさん
( 彼の見せる朗らかな笑みに此方まで嬉しくなるようで、つられてくすりと笑みを溢して。ゆるりと話すことができるのなら、双方にとって良い時間が過ごせるだろう。「……良かった、変だと思われてなくて」吸血鬼の彼女は初めてこの屋敷に来てから出会った相手。彼女にとっては獲物の一人に過ぎなくても自分にとっては初めて出会った怪物だ。悪く思われていないことに安心すれば小さく息を吐いて。嘘ばかりつく性分だったり、強がって余計なことばかり言ってしまったり。そんなことが彼に伝わっていないことにも良かった、と思ったと同時に気をつけなければいけない、とも思って。「ううん、何でもないよ」彼に向けていた視線をふとコウモリにうつせば、彼の言葉に頷いていた気がして少し驚き。とはいえ、使い魔なのだから言葉が理解できるのは当たり前なのだが。「子狐にとかげ……凄い色々な種類がいるんだね。黒猫とかは会ってみたいかも。絶対可愛いもの」沢山の種族がいるとわかれば感心したような声を漏らし。カップを手に持って冷ますように息を吹き掛けてからゆっくりとミルクティーを啜れば満足そうに頷き。「うん、見たことない。会ったことのある使い魔は今のコウモリとマリーシュカさんのコウモリだけだから」他に使い魔の姿を知らなかったことからもわかるように未だ会ったことがあるのはコウモリだけ。屋敷を歩けば会えるのかもしれないが、部屋から出たことがないのもその一因だろう。また外に出てみたいとは思っているが、怪物と一緒でなければ危ないという忠告から一人での外出は避けていて )
204:
ジェイド/アッシュ [×]
2019-05-19 15:56:48
>アリソン
相手が怪物でも、変だと思われるのは嫌か?(安堵する様子を見れば、ふと胸に去来した疑問に首を傾げる。考え方や価値観のまるで違う相手にどう思われても不可抗力のような気もするが、貴女が吸血鬼を他の怪物とは違う位置づけにしているのならばきっと話は別だろう、と。「黒猫の使い魔を持つのは誰だったかな…」コウモリの淹れたミルクティーが貴女の口に合うか少しだけ心配だったが、満足そうな表情を見ればそれも杞憂と証明されて。自分が黒猫の使い魔を持っていれば話が早かったのだが、生憎そう上手くもいかず。貴女を黒猫に会わせてあげる為にはその主である怪物を紹介しなければならず記憶を辿る。けれどもし貴女が他の怪物と引き合わされることを望んでいなかった場合、此処で具体的な名前を出すと貴女に気を遣わせてしまうだろう。だからこそ、思い出すのに時間がかかっている振りをして遠巻きに貴女の興味の天秤を窺おう。「そうか、リーシュもコウモリだったか」貴女が返してくれた返事に浅く頷く。その裏に部屋から出てみたいという要望が忍ばされていたことには気付けず、再度カップの中身を嚥下して「そういえば、体調はどうだ?何か困っていることがあるなら、俺で良ければ聞くぞ」大抵の怪物は、獲物は活きが良いのが一番、という前提のもとに人間へ身体の調子を問う。けれどこの人狼だけは、真心と親切心から貴女を気遣い、話しやすいようにと目尻を細めて見せて。困っている事と言えども、この屋敷からの脱出という類の相談は非常に耳が痛いもので、それをぶつけられないことをひっそりと祈りながら貴女の瞳を見つめて)
205:
アリソン [×]
2019-05-19 16:34:37
>ジェイドさん
やっぱり、変かな。( 相手が人間だろうと怪物だろうと嫌われるのは嫌だ。そう思うのはきっと普通ではない。もしかしたら、彼らと楽しく話したいと思うことすらおかしいのかもしれない。そもそも人間は怪物の存在を知らないし、"前提"というものがあるのかすらもわからないのだが。そっと眉を下げればいくらか寂しげな視線を彼に向けて。相手に嫌われることが何より怖い、なんて口にしたら笑われてしまうだろうか。否、優しい彼のことだから気を遣ってくれるに違いない。己が望むのは気を遣って貰うことでも、自身の発言を肯定して貰うことでもない。「なんて、ね」余計な心配はかけまい、へらりと笑ってそう付け加えよう。彼に優しくされたら再び彼女のときのように余計なことまで話してしまいそうだから。詮索されないとしても、様々な怪物に弱みを見せてしまうのは避けたい。「あ、あの……悪魔さんだったら、それはちょっと苦手かも」人間界では魔女の使い魔として黒猫が書かれることが多い。だからこそ黒猫を使い魔にしているのが悪魔だろうかと思い当たるも、以前話した悪魔の彼を思い出せばふるふると小さく首を振って。見透かされるような笑みがどうも好きになれない、偏見だが他の悪魔も仲良くはなれないだろう、と思い苦笑いを。「うん。マリーシュカさんのコウモリもお茶淹れてくれたの」吸血鬼の彼女が紅茶好きなのは恐らく他の怪物も知っていることだろう。それに紅茶を飲んだことくらいは隠す必要もないはずだ。あっさりと話せばミルクティーを口に運んで。「特に悪くはないから大丈夫だよ。数日前はちょっと頭痛がしてたけど、今は大丈夫だし。強いて言うなら、ずっと此処にいるの暇だからどこか外に出てみたいなって……あ、脱出したいってわけじゃないよ?ただ、探検してみたくて」彼の親切心の込められた視線に自然と考えていたことがぽろりと口から零れ出て。もう一週間近く部屋から出ていないのだ、体を動かしたくもなる。"だめかな?"とでも言いたげに視線を合わせつつ反応を待って。もし彼がこの部屋の外から出ることを快諾してくれたのなら、嬉々として立ち上がるだろう )
206:
シェリー [×]
2019-05-19 16:56:47
>アッシュ
……良かった(力加減をまるで気にしていない拍手は殆ど破裂音で肌がビリ、と痛む気がする。気のせいでなければ挙動のたびに両手の血が派手に飛び散っているが相手はそんな事は気にする素振りもなく自分を歓迎する笑い顔で、見るからに怪物めいた相手の機嫌を損ねなかったからか受け入れられた錯覚からかその顔中の穏やかでない鮮血さえ眩しく感じて独り言めいた感謝を呟き。ふらつく足取りがベッドに近付くほど臭いは噎せかえり思わずう、と込み上げ口を押さえ。良く見れば包帯を巻いている事に気付いたが負傷している様子でもなく、冷めたような美しい月光で青黒さを増す相手を見上げてああこの怪物はゾンビなのだ、とひどく納得をして。映画で観るよりあまりに人間じみているが事実は小説より奇なりというし、違っていても怪物には違いない。口を押さえていた手をおそるおそる下げ、差し出された血塗れの手から視線をその笑み、蜂蜜色の瞳へと移せばもう何度目か分からない生唾を好物を前にした時のように飲み込んで、やや歪だが隠せない喜びの滲む口角を上げ「良いね、遊ぼう。……質問には答えてくれる?」握った相手の手は生肉に触れたような奇妙な柔らかさと冷ややかさをしていて、このまま遊びと称して自分の手が潰される、引き抜かれる、その可能性がゼロではない直感は純粋な恐怖でありまた純粋な欲求。遊びといってこれとは浮かばないが、開けっ放しの扉を視界の隅に見れば疑問は浮かんできて僅かに首を傾げ)
207:
ジェイド/アッシュ [×]
2019-05-19 17:04:22
>アリソン
人間らしいな、と思うよ。それにきっと、それがお前らしさなんだろ?なら恥じることも恐れることもないさ(基本的に他者との繋がりにおいてドライな考え方を持つ怪物サイドから見れば、周囲に変だと思われたくない、嫌われたくないという思考回路が人間らしさをより際立たせるもので。元々群れる生き物である人間だからこその発想だろう、けれどそれには個人差がある――貴女はきっとそれが顕著なのだろう。であればそれも個性、と括りつつ「只、仲良くなり過ぎるのは少し寂しいかもな」寂し気な視線を受け止めつつ、此方も少し物憂げに眉尻を下げて。口許に微かに漂う微笑みが、その寂莫感を助長する。もしも万が一怪物と人間が深い関係になろうものなら、その先に待っているのは仄暗い別れ。長命の怪物と短命の人間、若しくは相手が他の怪物に食べられてしまったら―。この屋敷で怪物と仲良くなるということは、その延長線上にある深い闇へ足を突っ込むことを意味する。それを暗に示唆すべく、忠告ともつかないやんわりとした言葉を贈ろう。「悪魔?何か嫌な事されたのか?」貴女が吸血鬼と自身以外にも怪物に遭遇していたことを初めて知る。貴女の苦々しい表情を見れば、瞼の裏で悪魔たちの高笑いが聞こえる様だ。やれやれ、と肩を竦めれば「誰だか知らないけどよ、そいつに代わって俺が謝る。あいつらは楽しければついやり過ぎるんだ、悪い奴じゃないんだが――ご免な、アリソン」犯人捜しは不毛だろう、どうせ言っても聞かない連中だ。愉快犯、まさにそんな言葉が似合う悪魔の哄笑を頭から追い払えばぺたんと耳が垂れて。尻尾も力なくしゅんと項垂れ、貴女に不快な思いをさせたことを誠心誠意謝ろう。「ん、なら良かった。何かあったら我慢せずに言えよ、出来る限り協力する」嘘を言ったり空元気を回しているようには見えない、安心した様に目許を細めて。体調以外にも何か困り事や要求があれば、手が空いている時は力を貸す旨を伝えて。遠慮がちに告げられたお願い事は、怪物たる自身にとっては造作も無いこと。むしろ自身と一緒にいる今は探検の絶好のチャンスで「外か、そういえば来たばかりだもんな。勿論いいよ、今から――…」行こうか、と言いかけて停止したのは、ちらりと工具箱が目に入ったから。元の予定を変更して貴女の部屋を訪れたと言う事を、ついつい楽しくて忘れてしまっていた。そんなそそっかしさに自嘲気味な笑みを浮かべては後頭部をかりかりと掻きつつ「悪い、やらなきゃいけねえことがあったんだった。今度手が空いたら迎えに来ようか、それともそれまで待てなければ他の怪物に声掛けとくよ」そっと椅子から立ち上がりつつ、空になったカップを持ち上げて。次貴女に会えるのはいつか分からない、そもそも貴女が再会を望むかどうかも分からないからこそ、二つの案を挙げつつ貴女の選択を待とう。他の怪物、とは恐らくジェイドが信頼する怪物か、或いはあの吸血鬼を指しているのだろう)
208:
ジェイド/アッシュ [×]
2019-05-19 17:16:41
>シェリー
そンでよ新入りィ、ユーは名前なんてンだあ?俺はアッシュ、ゾンビのアァァァッシュ!(貴女の抱える複雑な感情、そんなものを慮る能力を持たないゾンビは遠慮なく貴女のパーソナルスペースへと立ち入り、ずい、と顔を近付けては名を問う。勿論自分の事も存分に知って欲しい寂しがり屋は、両手の親指・人差し指・小指を立てて顔の前で交差させて見せつつ、自身の名前を大声で叫んで。「あァん?臭ェのか、やっぱり俺臭ェのかア?臭いのは嫌いかよゥ、なァ嫌わないでくれよォ」ふと目に入ったのは吐き気を抑えるかのような貴女の仕草、それを見るなりぎょろりと目を見開けば、心底悲しいと言わんばかりに眉尻を思いっきり下げて。擦り寄る様に貴女に近付き、血塗れの顔で貴女の肩口にぐりぐりと頬擦りしよう。まるで甘える猫を彷彿とさせるが、それで余計に振り撒かれる臭気がその可愛げをかき消してしまうだろうか。「おォ?ノリ良いじゃねェか最高だぜィ!勿論だぜェエ!」経験則から言って、新入りの獲物には大抵嫌われるか拒否されるかの2パターンが相場だ。けれど遊びの誘いを受け入れ、尚且つこの汚れに汚れた手を握り返してくれた人間は初めてで、まさにテンションハイと言わんばかりに馴れ馴れしく貴女の肩に腕を回して。御機嫌な様子のゾンビは、今なら訊かれたことになんでも明け透けに返答するだろう)
209:
アリソン [×]
2019-05-19 17:53:52
>ジェイドさん
そっか、良かった。( 肯定されることは望んでいなかったとはいえ、否定されることは嫌だと思っていたからか安堵の息をつき。やはり彼は吸血鬼の彼女に似ている。優しさにこくりと頷きながらも、忠告ともとれる言葉にはふっと目を伏せて。わかっている。怪物は百年以上余裕で生きるだろう。でも、人間は本当に長くても百年が限度。健康に生きる、と考えればもっと短い。それなら、この屋敷から出られることがないのなら早いうちに捕食されて怪物の血肉となるのも良いのかもしれない。そんな風に思うようにさえなってきた。深い関係になったらきっと辛いだけ。行き場のない気持ちがどれだけ苦しいものなのかは、この数年で充分思い知ったから。「わ
かってる。深入りはしないよ。きっとね」ゆるりと微笑む姿に寂しさなどは読み取ることはできないだろう。ただ、感情の読み取ることのできぬ笑みを浮かべながら、他に聞かれることを静かに拒み。「されたっていうか、あんまり仲良くできないなって。多分合わないと思うから、悪魔さんには会いたくない」詳しく話すのは憚られ、緩く首を振ってはぽつりと簡潔に告げようか。彼に話したとて悪魔が改心するとは到底思えない。「え、ジェイドさんは謝る必要なんてないよ」彼に謝罪の言葉を告げられれば驚いたように目を丸くして。己が苦手だと思ったのは悪魔の彼であって目の前の彼ではない。顔の前で手を振って謝らないでほしいと態度に示そう。自分がしたわけでもないのに悲しげにしゅんとする彼を目に映すと心が痛む。なぜ彼がこんなに寂しそうに、辛そうな表情を浮かべなければならないのだろう。否、その必要は微塵もない。心痛に目を細めれば自然と手は彼の頭へと伸びて。拒否されなかったのならそのまま撫でるだろう。「有り難う、ジェイドさん」この優しい怪物は誰にでもこうして優しく気遣っているのだろう。だとしたら彼は疲れているのではないか____。どうしたら疲れを癒せるのだろう、ということに考えは及んで。怪物が喜ぶことはやはり捕食しかないのか、他に何か喜んでもらえる術はないのか。屋敷に来てから変化しつつある思考に我ながら笑ってしまう。以前は周りへの興味なんて全然なかったのだ。様々な怪物に思考を占領されつつあるんだなぁ、と苦笑いを。「ううん、大丈夫。有り難うジェイドさん。楽しかった。他の怪物とも話してみたいし、でもまたこうやってゆっくり話したい。マリーシュカさんともお茶会しよって話したし……あ、そういえばマリーシュカさんが好きなものってどうやって用意したら良いんだろう」以前より考えていたことをそのまま口に出してしまうくらいには頭が足りておらず、うーんと首を捻る様子からは彼を引き止めてしまっているという自覚はないようで。"どう思う?"と意見を求めるよう視線を向けたところでようやく気付けば、"ごめんね、忘れて"と眉を下げて )
210:
ジェイド/アッシュ [×]
2019-05-19 18:33:06
>アリソン
気を付けよう、お互いにな(怪物と仲良くなることを望むのは悪いことでは無いが、それが悲劇を生まない保証もない。分かっていても誰かの温もりを求めたくなるのが人間の本能ならば、それに手を差し伸べずにはいられない自分は怪物としては究極の異端なのだろう。淡く微笑む姿は月光に晒されればそのまま透けて消えてしまいそうで、儚さすら感じさせる雰囲気にぐ、と拳を握って。「―ん。そうだよな、俺がこうしたって困っちゃうよな」ぽす、と髪の毛越しに感じる体温に伏せていた瞳を上げる。するとそこには何故か辛そうな表情を浮かべる貴女、どうしてそんな顔をするのか分からないまま努めて明るく笑おう。そっと身を引くことで貴女の手から離れれば「ま、あんまり毛嫌いしないでやってくれ。これでも付き合いは長いんだ」悪意のない悪戯に振り回されたことはトラウマにすらなりえる、それは充分に理解できる。それでも悪魔が悪く言われるのは、同胞の自分としても複雑で。ぽつりとお願いを言い残すに留め、そろそろ工具箱を担ごうと一歩踏み出した矢先、新たな話題を振られればぴたりと移動する足を止めて貴女へと視線を向けて「お茶会に持っていく手土産のことか?どんなものを持っていくつもりなんだ?」乗り掛かった舟とはまさにこのこと。困り事なら聞くぞ、と言っておいてその舌の根の乾かぬ内に自分の仕事を優先させてしまうのは、この怪物にとっては気が引けることで。忘れて、なんて狡い事を言う子だ、と苦笑いしながら、貴女に気を揉ませないように再度椅子へと腰を下ろしてはどんなものが欲しいのかを問おう)
211:
シェリー [×]
2019-05-19 18:40:18
>アッシュ
! おっ、と……(間近に顔がくれば一瞬身構えたがまさか怪物から自己紹介を受ける日がこようとは夢にも思わず、ふっとごく自然に笑みが零れ、灰、というにはくすぶった印象を受けないが自分の名前だって響きの愛らしさはこの見た目には似合わない。応えようとした矢先に白目の目立つ目玉が更にぎょろりと開かれればつられて自分も目を丸くし、そうして泣き言と一緒にいっそう距離を詰められれば鼻を刺すのは血よりも腐乱臭。先程まで欲望に高鳴っていた心臓も口呼吸でもごまかせない臭いに表情が険しくなると同時にぐぅっと心拍は下がり、パニックどころかある意味で平常心になるとここにきて家族の事がふと思い出されて。弟がいたからだろう、嫌わないでくれという言葉を肯定してあげなくてはならない気持ちがふつりと湧き、「まぁ……臭いは、ね。するけど。あなたは、アッシュは……嫌いじゃないよ」必死にえづきを抑え込んで努めて穏やかに、よく知りもしない間柄でのこの言葉になんの意味があるかは分からないが、ないよりはマシだろうという気持ちを込めて。幼いというのとも違うがこのゾンビは子供っぽいところがあるのだろう、肩に回された腕とシャツの汚れた肩口を順番に見てからなるべく表情を緩め相手の顔へと視線を戻せば「あー、まず私が答えようか。私はシェリー」名乗りながらシャツの袖口を伸ばし「それで、ここは、あなた以外にも誰かいる?」未だ口元に残る汚れを拭ってやろうかとそうっと手を伸ばして)
212:
ジェイド/アッシュ [×]
2019-05-19 19:00:47
>シェリー
ホントか?ホントにホントだなァ?(嫌いではない、その言葉を額面通り単純に受け取れば、肩に埋めていた顔をがばっと上げ、貴女に詰め寄る様に瞳を輝かせる。今更嘘だなんて言ったってもう歯止めは効かない、初対面の獲物に"嫌いじゃない"なんて大層な言葉を贈ってもらえたことが、怪物の中でも忌避される部類に入る己にとっては奇跡も同然で。スンスン、と自分の身体を匂ってみるが、腐乱臭に慣れ過ぎて麻痺した嗅覚では何の刺激も得られない。けれど貴女にとっては相当臭いのだろう、それならば、と更に顔と顔を近付けて「ならコレどーにかすりゃア、俺達ブラザーになれるよなァ?!」押しつけがましい飛躍した考えはまさにイカれている。貴女の気持ちを考えない独り善がりな言葉、それでもゾンビは心底嬉しそうに表情をほくほくと輝かせていて。「シェリー、シェリィ、俺の未来のブラザーシェリィィィイ!勿論だぜ、此処にゃアお前を食べたくて食べたくて仕方ねェモンスターがうじゃうじゃいんだア!だから退屈でも一人で夜遊びしちゃダメだぜエ、シェリーを食べるのは俺だからよオ!」此方に伸びてくる腕、その意図が分からないため受容も拒否もせずに、されるがままに声を張り上げて。最早つんつるてんの脳みそ、それに何とか貴女の名前を刻み付ける為に喧しく何度もその名を呼ぼう。質問に対しては悪びれもせず残酷な真実を突きつけ、おまけに最も血生臭い宣言を高らかと告げれば"そォだよなア、シェリイ!"と高ぶる感情に任せて、その柔く暖かい頬に親愛のキスでも贈ろうか)
213:
アリソン [×]
2019-05-19 19:00:53
>ジェイドさん
お互いに、って……( もしかしたら、彼にも大切に思っている人間がいるのかもしれない。自然とそんな風に考えてしまえば、それを掻き消すようにそっと目を伏せて。きっと、彼だったら本音を溢したとしてもそれを受け止めてくれるのだろう。それどころか手を差し伸べてくれるのかもしれない、そう思うと彼を見る目を緩く細めて。「……ジェイドさんは優しすぎるんだよ」彼を見ているとどこまでも彼女と重なるようで、苦しいものを吐き出すように小さく息を吐いては真っ直ぐと視線を合わせ。彼女も優しくて、だからどうしても甘えてしまうのだ。悪魔の彼の言葉を思い出す。そう、受け身でいてもどうにもならないから。「うん、大丈夫。きっと何度も話せば和解できるような気がするから」もう一度話すことは今のところ気が進まないが、きっと仲良くできる可能性だってある。彼と同じ"怪物"を悪く言ってしまったと気付けば拳を小さく握り。「うん、手土産もなく手ぶらで行くのは気がひけるから。タルトとかマドレーヌ、それから香りの良いお茶かな。香りが良かったらそれだけでも楽しめるし」申し訳ないな、とは思いつつ此処で何でもないと彼を送り出しても後で困る。材料を集めるのはまた後日にするとして、話だけでもと希望を指折り数えながら話し。彼女が好きなものはベルガモットの紅茶くらいしか知らない、だが仲間である彼なら何かアイデアが貰えるかも、なんて考えていて )
214:
レベッカ・アンダーソン [×]
2019-05-19 19:16:14
>188 シャルロット
うん、……うん?シャルロットちゃんはそうじゃないの?(嫌われるよりも好かれる方が何倍も嬉しい。お互い好意があるなら尚更。誰でも抱くような共通認識だとばかり考えていたが、確認するように"コレ"と称し、まるで今覚えたとばかりに言葉をなぞられては首を捻る。相手は違うのだろうか。自分と彼女の認識と言う名の歯車が噛み合っていないかのような、僅かな違和感。それを後押しするかの如く、体のどこにそんな力が秘められているのか、さらに強さを増す小さな掌。相手の反応は自分が予想していたものとはまったく違う行動であり。じわり、じわりと締め付けるような痛みに、肩をピクッと揺らし眉間の皺を深めては表情を歪ませて。「っ……その可愛いは嬉しくない、かな。優しくされる方が好き。痛い事は嫌いだよ。だから手を離すか、力を抑えてくれないかな?そんな嫌いな事をするシャルロットちゃんまで嫌いになりそうで、私……嫌だよ」純真な、心から可愛いと思ってくれているかのような言葉。痛みさえ伴っていなければ嬉しいはずのそれに、どうしたら伝わるだろうか。嫌がらせ等の悪意や意図が感じられないが故に、困惑してしまう。折角仲良くなれると思ったのに、怖いと感じてしまう。それは嫌だ。自分の拙い言葉が一欠片でも伝わってほしいと、一言一言考え選択しながら今の胸の内を明かし。右手に冷たい頬を添える姿を、切なさが入り交じった瞳で真っ直ぐ見詰め。「──……へ?薔薇って、人を食べるの?本当に?そんなの初めて聞いたんだけど……!」さも当たり前とばかりに告げられた、薔薇へのまさかの解答。脳がそれを理解するまで時間を要し、無言のままパチパチと瞬きを数度繰り返す。嘘を付く必要は今は無いはずだ。もし本当ならば、"美しい花には棘がある"その諺を体現するように、無数の薔薇達が切っ掛けさえあれば鋭い牙を自身に剥け突き立てる様をつい脳内で再現してしまい。思わず声をワントーン高くさせ瞳を見開き、サァッと血の気が引いた顔色は忽ち青へと染まり。「わ、分かった。絶っ対摘まないって約束する。教えてくれてありがとね」屋敷から視線を外しては、コクコクと首振り人形宜しく何度も頭を縦に揺らし。"絶対"とやけに強調しつつ言う通りにすると誓いの言葉を。もしかしたら、綺麗だからとそんな理由で不用意に一輪自室に飾ろうとしたかもしれない。相手が自分の身を心配しての優しさからの忠告か、ただ事実を述べただけか。真意は不明だが、お陰で死へと続く分かれ道を一つ回避出来た。ありがと、と感謝しながら空いている左手で軽く相手の頭をよしよしと優しく撫で。──黒薔薇の枯れない、魔法以外の理由。逆に問われてしまえば直ぐには思い付かず閉口し、薔薇への感情と頭を切り替え働かせる。ヒントは何処だろうか。美しいから、との説明だけでは片付けられない、相手の薔薇への強い関心と熱視線。それは自身に先程向けられた蕩けるような瞳にも、どこか似ているような気がする。しかし点と点がイマイチ繋がらない。膨大な数にも何か意味があるのだろうか。「えっと……人の寿命を食べてるとか、もしくは実は造花とか?んー、さっぱり分かんないよ」思考をあちら此方に飛ばし悩みつつ、薔薇は人を食べるとの発言から1つ切り取り、2つ目はそもそもの前提として命の無い作られた存在と自信無さげに解答。そのどちらも辻褄に無理がありそうだとの自覚はあれば、お手上げですとばかりに軽い声音で白旗を上げ最後は肩を竦め。次いで振り向かず一心に黒薔薇に瞳を向ける鮮やかな赤髪を視界に映し。答えを知るのは何故か少し怖くもあるが、好奇心が僅かに勝ってしまえば「正解は……何なの?」と、再度その後ろ姿に問いを投げ掛け)
(/主様こんばんは。お言葉に甘え度々お邪魔してしまいすみません。もしまだ募集停止では無いようでしたら、また前回の続きからお相手をお願いしても宜しいでしょうか…?お忙しいようでしたら、後日日を改めますので遠慮無くおっしゃられて下さいませ!ご検討の程宜しくお願い致します)
215:
ヴァレリオ [×]
2019-05-19 19:24:31
指名:レナード様、キルステン様のいずれか様を
希望:補食、流れ次第で共依存ルート
名前:ヴァレリオ
性別:男
年齢:22
職業:牧師(見習い)
性格:責任感と正義感が強く、骨太。良くも悪くも正直で隠し事や駆け引きは不得手。誰に対しても正面から真っ直ぐ向き合う姿勢は美徳であると同時に一抹の危うさを孕んでいる。喜怒哀楽の変化が手に取る様に分かるので嘘は吐くだけ無駄である。一方で、他人の吐いた嘘にコロッと騙される愚直であるが、時に鋭い。人を甘やかすことは得意だが、甘えることは苦手。自分自身の優先順位が低い。
容姿:黒髪蒼眼。身長180cm。引き締まった体躯だが着痩せしがち。癖のない黒髪はサイドと襟足を刈り上げたこざっぱりとしたショートカット。垂れ気味の双眸は深海を思わせるような、深く、濃い、ミッドナイトブルー。瞳とは逆にキリと吊り上がった眉からは意思の強さと活気が窺える。黒の司祭服を身に纏い、上衣の下には白いワイシャツ、下衣は黒のスラックス。足元は黒の革靴。胸元で揺れるのは祈具である銀のロザリオ。
備考:親の顔を知らない捨て子。小さな孤児院が併設された教会が職場件住処。親の顔も愛も知らずとも、与えられた温もりの中で育った少年は終ぞ自分の境遇を嘆くことなく大人になった。現在は一人前の聖職者になるべく奮闘する傍ら、年少の孤児たちに読み書きや一般常識を教えている。余談であるが生まれ落ちて以来、夢を見たことがない為、他人の夢に深い興味を示す。(実際は起床と同時に夢の内容を全てを忘れる為、当人がそう認識しているだけ)
ロルテスト:
……ン、ん。(カーテンの隙間から差し込む光に、寝惚け眼を擦って気怠そうに身を起こした早朝。清廉な空気と柔い日射しの中、暫くぼんやりと毛布の起毛した面を見詰めていたが意識が覚醒し始めると同時に枕元へ勢いよく振り向き。そこに今夜は帰れないかもしれないと告げて教会を空けた筈の神父の疲れた寝顔があるならミッドナイトブルーの瞳を丸めた後、じわじわと湧き上がる喜びに目淵を細め「いーこ、いーこ」幼子特有の澄んだ声音でやや舌足らずに彼の口真似を。緩む口許を隠そうともせず、再びシーツの中に潜り込んで大きな背中に抱きつきながら頬を擽る金糸にくすくすと喉奥を震わせ。嗅ぎ慣れた煙草の匂いと温もり。今はただ、ぬるま湯に浸るような幸せを小さな体一杯に享受するべく瞳を閉じる。そんな満たされた幼少期の一コマを霧散させたのは扉を叩く音。来訪者の気配にゆるりと瞼を押し開くも、室内に降り注ぐ照明に眩しげに瞬きを繰り返しただけで、イレギュラーな現状の把握には至らず、再び視界を閉ざせば、寝返りを打って真っ白なシーツに包まる。洗濯を何度も繰り返してすっかりすり減ったブランケットとは似ても似つかない、仄かに香るシャボンと素肌に触れる柔らかな感触の布地が心地好く、相好を崩しながら二度寝を貪ろうと)
(/お初にお目にかかります。トピ発足時より素敵なコンセプトだなぁとひっそり拝見させていただいていたのですが、思う様なPCが作れず参加を断念していました。この度は休日に少しずつ作っていたPCがようやく形になったので恐れ多くも参加申請に参った次第であります。相性の面なども含めて、お手すきの際に一度ご検討いただければ幸いです。それでは、お話中に大変失礼いたしました)
216:
ジェイド/アッシュ [×]
2019-05-19 19:24:53
>アリソン
(温もりが欲しくて足掻いてしまう者、その姿を見れば構わずにはいられない者――単なる需要と供給、なんてドライに片付けてしまえればどんなに楽だっただろう。けれどそれが出来ない異端の怪物は、目を伏せてしまった貴女に只々物言わぬ視線を送ることしか出来ず。やがて真っ直ぐに視線がかち合えば「ハハ、よく言われるよ。リーシュ曰く、怪物でいるには甘すぎるってさ」最早笑い飛ばすことしか出来ず、零れた笑い声は意図せぬうちに乾いていて。自身と吸血鬼には通ずるものがあるが、彼女には理性的に突き放せる強さがある。が、自分は助けを求める者を無尽蔵に甘やかしてしまうのだ。それが悲劇を生むと分かっていても、目の前で泣く誰かを無視することは出来なくて「でもそれが俺なんだ、仕方ないよな。こんな話滅多にしないよ、知ったからには俺に甘えすぎちゃ駄目だぞ」そんな甲斐性を自分自身で受け入れることは出来るが、誇りに思うことは出来ない。だからこそ諦観を含む声音でお道化るように冗談とも本気ともつかない忠告を。「偉いな、アリソンは。たると、まどれーぬ……人間界のお菓子か、良いじゃないか。けど俺達怪物は、人の食べるものでは腹は膨れねえし、味も分からない。あいつのことだ、その気持ちだけで充分喜ぶと思うが、これだけは一応伝えとくな」耳に馴染みのない横文字に首を捻る事数秒、文脈から推察するにそれは人間の口にしか合わない菓子の名前なのだろう。けれど、この不自由な屋敷の中で頑張って手土産を用意した、という事実が吸血鬼にとっては喜ばしいことになるだろう。ふむ、と口許に手を添えて思案するポーズを取りつつ「レシピが分かるなら、俺の使い魔に材料を集めさせて、今度一緒にキッチンに行こう。それか、使い魔に作らせて持ってきてもらうことも出来る」貴女がお茶菓子を手作りするか否か、それによっても協力の方法が変わってくる。しかしそのどちらでも対応は可能であることを告げつつ「紅茶には疎いんだ、済まん。けど、薔薇のフレーバーティーがあるなら、きっとあいつも気に入ると思うぞ」紅茶を嗜むなんて高尚な趣味は無い、いかにも肉体派と言わんばかりの筋肉質な腕を組みつつ苦笑を。知識は無いがアイデアを出すことくらいは出来る、ふとあの吸血鬼が黒薔薇を愛でている光景を目にしたことがあると思い起こせば、人差し指を立てつつ提案を)
217:
ジェイド/アッシュ [×]
2019-05-19 19:31:36
>只今より、今宵の募集を一旦停止させて頂きます…!ご質問やご相談、新規PFの投下等は随時受付中ですので、どうぞお気軽に…!
218:
アリソン [×]
2019-05-19 19:49:47
>ジェイドさん
甘すぎる怪物、かぁ……( 確かに彼は見た目を除けば怪物らしさがあまりない。話していると近所のお兄さんのような錯覚を覚えてしまう程。まるで己の知り合いだったのではないか、と思えるくらいには人間らしい彼。渇いた笑いに彼も辛いんだとわかるようで。よく考えれば彼は本当に優しい。今日話していて冷たい物言いを聞いたことはなかった。吸血鬼の彼女は忠告をしてくれていたし、だからこそちゃんと警戒心も持っているが。「うん。わかってるよ。頼りすぎるようなことはしないし、でも多分抱え込むようなこともしない……でも、それはジェイドさんも同じだからね」彼は自身よりもずっと大きなものを背負っているのだろう。だから悩むことだってきっとある。手を傷つけぬようそっと彼の手の上から自身のそれを重ねては真っ直ぐ彼の瞳を覗き込んで。「それは知ってる……ねぇ、もしお菓子に血を入れたら、わかるのかな?」怪物の食事は人間の血肉。それなら怪物にもわかるのではないか____。ふと思い付いた言葉を述べつつうーんと首を傾げて。人間は自分の血の味なんて不快にしかならない。気持ちはわからないが、それで味がわかるのならそうした方が良いのではと考えて。「使い魔さんに全部やって貰うのは申し訳ないよ。全部の材料が此処で揃えられるわけじゃないだろうし、材料集めは頼むことになるかもしれないけど。でも、お菓子は自分で作りたい」お世辞にも自分は器用とは言えない、ちゃんと綺麗に美味しく作れるかは定かではない。だからといって他の者に代行して貰うのは何かが違う気がすれば、ゆるりと首を横に振って作る意思がある旨を伝え。「薔薇のフレーバー、かぁ。此処って薔薇咲いてるの?だったら乾燥させれば良い感じになるかも」好物の紅茶も良いが、他の紅茶も良いだろう。それも良い、と頷けばすぐさま問いかけを返して )
219:
ジェイド/アッシュ/シャルロット [×]
2019-05-19 19:50:28
>レベッカ
――なァニ?(口許だけに浮かんだ笑み、けれど病んだ瞳は決して笑っていない。自分の好き嫌いの定義なんてはっきり自覚していない、だからこそ投げられた問いには同じく疑問符を投げ返して。痛みに歪んでいく顔、耐えようと奮闘する身体の反応、全てが愛おしく思えるのは捕食者としての歪な強さゆえか。そして丁寧に並べられる言葉に耳を傾ければ、口に漂っていた笑みは見る見るうちに掻き消え、小振りな唇は真一文字に引き結ばれる。「…ドウシテ、そんなコト、言うノ」貴女はきちんと理由を説明してくれていた、けれど要領の少ない頭には"嫌い"の二文字がぐわんぐわんと木霊していて。ギリギリ、と拳を握り締めればそれに伴って押し潰されそうなほど圧迫されるであろう、繋いだままの貴女の手。何で、どうして、好きって言ったのに――幼稚な疑問を再度ぶつけるべく貴女の顔を見上げれば、そこでかち合った複雑な視線にぴたりと全身の動きが制止する。嫌いになるのが嫌、そう言ったのだろうか。理解が追い付かないが、貴女の瞳から伝わる何かに、自身の中にある熱情がしゅるしゅると音を立てて風船のように萎んでいく。それに伴ってするりと繋いでいた手を解放すれば「優しく、シテル。だって、シャルがアナタを守ってあげてるノ」ぽつん、どこか遠くで雫が一滴垂れるようなか細い声。フリルがふんだんにあしらわれたスカートの裾をぎゅうと握り締め、俯いたまま微かに震える姿は、悲しみに打ちひしがれるようにも、思い通りに運ばない怒りに打ち震えているようにも見えて。人喰い薔薇の真偽を明らかにしないのは、故意なのか否か。それでも茨が人を食べるのは紛れもない事実であるし、青ざめた貴女の表情を見れば薔薇を折らないという忠告効果は絶大だったようで「イイ子ネ、レベッカ」またしても頭上に降り注いだ柔らかな体温、それに心地良さげに目を細めれば、お返しとばかりに背伸びをして貴女の髪をそっと撫でよう。撫でている内に掌に触れる貴女の髪の感触が気に入ったのか、それを愛でるゆったりとした手の動きは止めないまま「――魂、ナノ」当たらずとも遠からず、そんな回答に耳を傾けながら、くるりと振り返る。貴女に対面する形となり、夜闇の中でも煌々と輝く黄緑の双眸が底光りして「アナタの、未来の姿」不親切なまでに短い言葉で紡がれた解、けれどもその内容は闇に満ち、黒く重く貴女に圧し掛かるだろうか)
(/今晩わ、ご来館有難うございます!レベッカちゃんとお話したいと常々思っておりますので、お邪魔だなんてとんでもございません…!今後作業をしながらのお相手となりますので通常より遅筆となってしまいそうなのですが、それでもよろしければ是非是非お話させてくださいませ…!)
220:
ジェイド/アッシュ/シャルロット [×]
2019-05-19 19:57:43
>ヴァレリオPL様
(/初めまして、ご来館有難うございます!素敵な息子様だけでなく、暖かいお言葉痛み入ります…!捕食ルートを第一にご希望されているという点と、ヴァレリオさんは甘えるよりも甘やかす方がお好き、という点から申し上げますと、キルステンよりレナードの方が相性が良いかと思われます。なので初回の怪物はレナードにてお迎えを、と思ったのですが、現在作業をしながらの交流であり通常より遅筆になることが予想されまして…!それでも良い、と仰って下さる場合は早速お迎えに上がりますが、また後日、をご所望の場合はまた日を改めてゆるりとお相手をさせて頂ければと思っておりますが、如何でしょうか…?)
221:
ジェイド/アッシュ/シャルロット [×]
2019-05-19 20:11:42
>アリソン
可笑しいだろ、(我ながら笑ってしまうほど間抜けな字面だ、甘すぎる怪物だなんて。それでもそれが事実なのだ、この心は誰も変えることは出来ないし、自分でもとうに受容できている。ふと掌に重なった体温に僅かに目を瞠って貴女の顔を見る。自身の心を慮る様な瞳に思わず口許が緩めば「優しいのはお前も、だな。大丈夫、俺にはあいつらが居るさ」怪物の心を案じるなんて、中々出来ることでは無い。いくら自身が人間臭い怪物であったとしても、だ。だからこそ空いている手で貴女の髪をくしゃりと撫で、手を引っ込めては自身の胸板を軽く叩いて。同胞にも理解はされないが、それこそ吸血鬼の彼女の様に暖かく見守ってくれる仲間はいる。その分、孤独な貴女よりは抱え込んでしまうリスクは少ないと示して。「……一応、言っとくが。リーシュは喜ばない、と思うぞ」貴女の可憐な口から吐き出されたとは思えない、血生臭い案にぴくりと指先が震える。血を混ぜるということは自分を傷付けるということであり、吸血鬼が食事に抱くこだわりのことも勘案すれば、推奨は出来ないと真剣な表情で首を左右に振って。「使い魔は魔法が使えるから、気にする事ないぞ。だが、お前が自分で作りたい、って言うならその方がいいかもな」文明の利器の何百倍も便利なスキルを使いこなす彼らにとって、お菓子の一つや二つ焼き上げることは造作も無い、だから申し訳ないなんて思う必要は無いと告げておこう。けれど利便性よりもっとずっと大切なのは、貴女自身の意思。だからこそ、自分で焼くという意思表示にこくんと頷けば微笑みを浮かべて「見ての通り山ほどあるが、黒いのは折っちゃ駄目なんだ。他の薔薇はどうだったかな…、庭園へ探しに行かないと駄目だな。お前があげたいフレーバーは無いのか?」窓の外へ視線を遣りつつ、夥しい数で咲き誇る黒薔薇を指し示す。けれどそれを手折ることはこの屋敷では許されない、無論貴女がその理由を知る筈もなく、ジェイド自身も血生臭いストーリーを語る気は無く。自然は好きでも花を愛でる趣味は無く、人間界の花である普通の薔薇に見覚えがあったかどうか。ふむ、と考えを深めつつ貴女のアイデアも聴いてみようと)
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