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『 淡く、ほどける 』 〆/97


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47:  [×]
2019-03-08 23:32:06




っ、変な触り方するから…!
( 揶揄する台詞に加えて煽りともとれる囁きが耳に入ると現にこうなってしまった状態では何を言っても無意味だろうと都合悪そうに顔背けては言い訳を。火照る体に休む隙すら無く与え続けられる心地好い刺激や艶っぽい相手の囁きと息遣いに一層気分が高まれば、時折漏れる声をまた揶揄されてはいけないと手の甲で抑えるようにして隠し )




48: 冬樹 [×]
2019-03-08 23:42:43



ごめんって。俺のせいだよな。
(当然の批難を受けてまた笑みが零れるが、すっかり声を聞かせてくれなくなってしまうと困り顔の笑みに幸福感を滲ませ。身を屈めて耳元へ唇を寄せると、耳朶にリップ音を響かせながら口付けを落とし、その合間に軽い謝罪を告げて。口元を覆い隠して此方を向く掌に手首から這わせた指先を絡ませては「声聞かせて」と乞い)




49:  [×]
2019-03-09 00:03:58




……意地悪、
( 謝罪述べられるもその後続いて快感を掻き立てる行動にびくびくと好反応示せば下唇噛み締め今にも出てしまいそうになる声を更に抑え込み。顔は背けたままちらりと様子伺うようにして視線のみ相手へ戻すと絡まれた指を恐る恐る握り込み恥じらい含んだ呟きを )




50: 冬樹 [×]
2019-03-09 00:41:46



それ煽ってる?
(細い身体が刺激に悶えるように震えるのを感じる度、それに呼応するように内に燻る熱が増幅して行き。そっと手を退かすよう誘導すれば現れた形の良い唇を見詰めていると、微かな声で呟かれたその言葉にきゅう、と胸が締め付けられるような心地がして。思わず口角が上がってしまうのを耐えられないまま翳りさえ感じさせる笑みを浮かべると、潜めた声で問い掛け)




51:  [×]
2019-03-09 01:10:24




…どっちだと思う?
( 口元隠していた手が離れるのを不安げに目で追いながら此方見詰める彼の視線にそわそわと落ち着かない様子でいて。妖艶な雰囲気のある笑みで問われたことへの返しをどうしようかと暫し思案した後、実際のところ全くそんな余裕など皆無なのだが態と挑発的な態度をとれば熱のこもった視線を向けて質問を返し )




52: 冬樹 [×]
2019-03-09 01:19:07



うーん…煽っててくれたら良いな、と思う。
(挑発的な問い返しに愉快気に口元を緩めると、思案の間呻き声を上げるその時も首元に顔を埋めて柔肌に舌先を這わせて。しかし考える素振りも意味を成さない物、ふ、と鼻から笑みを漏らすと単なる自らの希望を述べて。身体を起こせば素肌を隠すパジャマの前を寛げ始め、意識的な緩慢な手付きで衣服を開けさせていき)




53:  [×]
2019-03-09 01:48:18




( そう簡単には己の挑発でむきにならない相手のゆとりある態度へ悔しさから一瞬顔付き曇らせ、毎度一枚上手な彼をどうにか負かす方法はないかなどと思考し。そうした間にも首元で甘えていたはずの相手がゆっくりと慣れた手つきで衣服を緩ませているのに気がつけば、その行動へ待ったをかけるかかけまいか物言いたげな表情浮かべつつもなぜか目を離さすことなくじっとしているのみで )




54: 冬樹 [×]
2019-03-09 21:05:12



──見すぎ。
(相手から痛い程の視線を受けているのを感じながらも一心に手元に視線を落としたままで居たが、上半身に纏っていた薄い布を脱ぎ去りベッドの脇の床の上に落とした所で漸く目を合わせ。小さく笑いながら短い指摘の言葉を口にすると「心配しなくてもちゃんと聖さんのも脱がせてあげるよ」等と勝手且つ実に都合の良い解釈をしながら相手の素肌を覆い隠す布を留めるボタンに手を掛け)




55:  [×]
2019-03-09 22:19:10




…えっ、あぁ。ごめん──…!?
( 食い入るように見詰めていた視線も指摘されることにより我に返っては即座に別方向へと逸らし慌てて謝罪の言葉を述べ。変に誤解されていないことを切に願いながら呆けていると聞こえた台詞に目を丸め、「そういうつもりじゃなくて…!」なんて弁解しながら此方に伸びてくる手の動きを止めるべく腕を両手で掴み制止させ )




56: 冬樹 [×]
2019-03-09 23:57:57



え、違うの?どっちにしろ脱ぐじゃん。
(1つ目のボタンを外した丁度その時否定の言葉と己の行動を静止する両手に動きを止めると、わざとらしくも目を瞬かせて首を傾げて見せ。しかし何方にしても脱がせてしまう事は変わりなく、されるがまま据え膳を目の前にしてお預けを食らいながら僅かばかり眉根を寄せて)




57:  [×]
2019-03-10 00:39:58




……好きにしていいよ、もう。
( 自分の何が間違っているのか、かえってこちらの制止する動作に疑問を持つ反応見せる彼へ返す言葉が見つからず唖然としており。しかし己の待てが無ければ今すぐにでもと言うほど焦れったそうにお預け食らうその様子が何とも可愛らしく、掴んでいた両手の力徐々に緩めれば深く溜息ついた後に承諾して )




58: 冬樹 [×]
2019-03-10 23:21:09



好きにして欲しい、じゃなくて?
(唇を尖らせて年相応にもそれ以下にも見える子供染みた表情を浮かべながら相手の返答を待っていたが、自らの動きを封じる手に込められていた力が緩まるのを感じた時その唇が紡いだ言葉に満足げに両の口角を上げ。許しを得れば無遠慮にボタンを外しにかかる一方、容易く調子に乗ると揶揄い口調で言葉を告げて)




59:  [×]
2019-03-11 00:19:39




あんまり大人を揶揄うなよ、
( 相手の腕を掴んでいた両手の力は完全に抜けきり、行き場無くしたせいで暫く宙を彷徨わせるもそれぞれを顔の横へ掌向けるように置くことで安定し。一連の流れで熱くなった体を纏う衣服は次第にはだけていき、幾らか涼しさも感じられた時、先程の己の返事に対しまたも揶揄う発言をする彼へ不満そうにじとりと反抗するような視線を送り )




60: 冬樹 [×]
2019-03-11 00:26:57



ごめんごめん。聖さん可愛いからつい、
(遂にお咎めを受けてしまい困り顔で笑うと、機嫌取りのつもりで身を屈め柔らかい頬に口付けを一つ落とし。ボタンを全て外してしまえば衣服を開けさせてその白い肌を晒し、腹筋から胸元にかけて指先に感じる感触を堪能するように指を滑らせ)




61:  [×]
2019-03-11 00:52:00




んっ…ぁ、( 年下からの"可愛い"に果たして素直に喜んでも良いのか否か、複雑そうに顔顰めるも頬にキス受けてはあっさりと心の内で悶々としていたものが消え去ったため己の単純な思考に不甲斐なさを感じ。全ての留め具が外され露わになった肌をなぞる感触はとてもむず痒く、触れられる度に吐息漏らしては逃げるように体捩らせ )




62: 冬樹 [×]
2019-03-11 21:36:06



…すごいぞくぞくする…。
(己の下で素肌を晒した華奢な体を捩らせる姿を目の当たりにすれば否が応でも劣情が煽られ、瞳の奥に確かな欲を湛えて目元を蕩けさせ。両手で端整な曲線を描く腰の輪郭をなぞりながら殆ど無意識の呟きを落とすと、再び体を重ね合わせるように上体を倒してリップ音を響かせながら唇を食み)




63:  [×]
2019-03-12 23:45:50




( いくら恋人と言えど素肌を晒すのはやはり恥ずかしいもので、そのうえ鍛えられ程よく引き締まった相手の体が目に入れば否が応でも自身の貧相な体型と比べてしまい余計に羞恥を覚え。直に肌をなぞられる感触は服の上からのものとまた異なり、一段と心地の良い刺激が走れば頬を赤らめつつ嬌声を漏らし。重なりあって触れた人肌の温かさに顔綻ばせ、口付け受けながら片手で彼の頬包み込むと愛おしさ感じる手つきでそっと撫で )




64: 冬樹 [×]
2019-03-13 23:01:45



…ちょっと寒いよな。
(掌に吸い付くような心地良い弾力のある柔肌を堪能しつつも唇を重ね、その上少しひんやりとした指先に優しく触れられるのは紛う事無く至福の時間。深くも一方的に求めすぎてしまわぬよう理性を働かせながらの口付けを交わす最中、体の奥は熱いまま冷めやらぬ熱を抱える一方相手の肌が徐々に温度を失っていくのを感じていて。まだ寒い初春の朝に素肌を晒して居れば寒気がするのも当然の事、徐に唇を離すと眉を下げて苦笑しながらぽつ、と囁き。布団を手繰り寄せて互いの体を覆うと、それまで胸元や腹を撫でていた手を腰から下へと滑らせ「良い?」そう短く問い掛け)




65:  [×]
2019-03-14 00:05:58




大丈夫、ありがとう。
( 手触りの良い滑らかな肌を掌いっぱいに感じながら親指の腹で目元を撫でる。恐らく彼なりに制御をかけているのであろう控えめな口付けがまた可愛らしく、自然と口角も上がり表情は緩まって。次第に視界閉ざされ暫し彼へと身を委ねているもふと唇に柔らかな感触が無くなったのに気がつき再び瞼を開く。と同時に布団によって体が覆われたことにより長らく晒されていた素肌は隠され、小さく聞こえた彼の呟きとその行動から自分に気を遣ってくれたのだろうと推測しては温かさ戻りつつある身を縮め問いかけに応えるよう頷き )




66: 冬樹 [×]
2019-03-14 00:45:50



(温かな布団の中、相手が頷くのを視界に捉えるとゆるりと口角を上げ、瞳を欲で濡らしながら再び体を重ね合わせて。素肌同士が触れ合うだけで少しずつ思考が溶けていくような倦怠と身を焦がす劣情に苛まれながら、再び唇を触れ合わせたのを合図に細い身体のより奥深い場所へと手を伸ばし。そっと触れられていたのも初めのみ、色香に濡れて乱れる様を双眸に映す程思考ごと理性は崩れ、思うまま相手を求めている内に気付けば日も傾き出し。未だ微かに汗ばむ体をくたりと横たえ、腕の中には相手の体を抱いたまま眠るでも無く瞼を伏せていたが、ふと目を開け視線をベッドサイドの置時計に向け何気なく時間を確認し)


あ、ごめん。一個前のロル、もう昼なのに朝って書いちまってた…。訂正しといて。こっちは蹴ってくれて構わないから。




67:  [×]
2019-03-14 15:23:30




──…冬樹、
( 意識が戻った頃には鳴り止まないでいた鼓動も大分ましになっており、安心感のある彼の腕に抱かれながら尚もやや赤く染った頬に残る熱を確認するよう手の甲で抑え先程までの甘く濃密な時間を計らずも思い出し。今までに感じたことの無い快楽は己の容量を大幅に超えるものであり意識があやふやとなるのも無理はなく、いつしかその波に溺れて自我を失う程一心不乱に相手へ縋り善がっていたことだけは曖昧な記憶の中で唯一鮮明に覚えており。いくら悦楽に浸っていたとしても情けなくみっともない醜態を晒したことに今更後悔の念に駆られながら恐る恐る顔を上げると時刻を気にする姿が目に入り。思わずぽつりと相手の名を呼べば少しの沈黙を挟んだ後に「…お腹空いたでしょ、ご飯作る?」と尋ねて )




68: 冬樹 [×]
2019-03-14 17:31:33



…ん、なに?
(ふと腕の中から控えめな呼び声が聞こえると微笑んでそこへ視線を落とし、乱れた柔らかい相手の黒髪を手櫛で撫で付けながら問い掛け。束の間の無言の後の言葉に「あ、忘れてた」なんて笑いながら零すと、未だに1日何も食べていない事を今更思い出し空腹を自覚し始め。しかし己よりも体の負担を強いていたであろう彼にこの倦怠感の中で料理をさせる気にもならず、腰に腕を回してしっかりと抱き込んでは額に唇を触れさせ「その前に風呂入ろ。俺沸かしてくるから」そう囁いては相手の意思を確認すべく視線を合わせ)




69:  [×]
2019-03-14 18:55:48




ん、わかった。
( 髪を撫でる温かな手の動きからは優しさが感じられ、それにそっと自身の手を添えては甘えるように頬を擦り寄せ戯れつき。手を重ねたまま輪郭に沿って下降させると掌へ唇を落とし満足げに微笑み、続いて彼の放った一言により更に口角を上げてはくすくすと肩を揺らして。夕飯の前に入浴を勧めるところや彼が行動しようとしてくれているところなど言葉の端々に自分への心遣いが見られると、お返しに此方からも額へ口付けしてから視線交えさせ頷き )




70: 冬樹 [×]
2019-03-14 20:15:34



聖さん可愛い…。
(思考が吹き飛ぶ程の濃厚な触れ合いの後の愛らしく戯れる仕草には胸の奥が締め付けられるように疼き、つい微かに眉根を寄せると掌に柔らかな感触を受けた途端何やら感情を抑え込んだような声色で呟き。不可抗力的にまだ触れ合っていたい衝動に駆られるが、額への口付けに送り出されるままそっと布団を抜け出し。それまで身に纏っていた衣服に薄手の上着を羽織り振り返れば、再度軽いリップ音と共に唇を重ねて「待ってて」と囁き寝室を後にして)




71:  [×]
2019-03-14 22:30:07




( 少しその場を離れるだけというのにそれまで相手の存在を身近に感じていた為か、布団から出る後ろ姿に名残惜しそうな視線送れば空いた空間へ手を伸ばし。再び視界に彼の姿捉えたかと思うと口付けを受け、囁きへ了承の返事をする代わりに頷いてみせると寝室を去ったことを確認してから徐に状態を起こし広く感じるベッドの上で一人静かに帰りを待ち )




72:  [×]
2019-03-14 22:30:39




( 少しその場を離れるだけというのにそれまで相手の存在を身近に感じていた為か、布団から出る後ろ姿に名残惜しそうな視線送れば空いた空間へ手を伸ばし。再び視界に彼の姿捉えたかと思うと口付けを受け、囁きへ了承の返事をする代わりに頷いてみせると寝室を去ったことを確認してから徐に状態を起こし広く感じるベッドの上で一人静かに帰りを待ち )




73: 冬樹 [×]
2019-03-14 22:53:00



(浴室へ向かい軽く浴槽を流してから風呂を沸かし始め、リビングへ戻ると暖房の電源を入れ。そのまま寝室に戻ろうかと足を向けた時、ふと別の考えが過りキッチンへ方向転換すればヤカンに水を入れて火にかけ。相手は寝室の布団の中で温まっているに違いない、ともすれば微睡んでいるかもしれないと思考を巡らせながら二つのマグカップを取り出すと、そこへドリップバッグをセットしゆっくりと湯を注ぎ始め)




74: 冬樹 [×]
2019-03-14 22:54:13



(浴室へ向かい軽く浴槽を流してから風呂を沸かし始め、リビングへ戻ると暖房の電源を入れ。そのまま寝室に戻ろうかと足を向けた時、ふと別の考えが過りキッチンへ方向転換すればヤカンに水を入れて火にかけ。相手は寝室の布団の中で温まっているに違いない、ともすれば微睡んでいるかもしれないと思考を巡らせながら二つのマグカップを取り出すと、そこへドリップバッグをセットしゆっくりと湯を注ぎ始め)




75:  [×]
2019-03-15 17:46:23




( 浴槽を掃除していたとしても風呂を沸かすには些か時間がかかり過ぎている、待てども来る気配の無い寝室の出入口を不安げに見遣りながらベッドを出る決意をすると近くに放られていた毛布を肩にかけ扉の取っ手を回し。微かに音のする方へ足を進めればそこにはキッチンに立つ相手の姿があり、静かに背後へまわると腰に手をまわして「何してるの?」と手元覗き込みながら問い )




76: 冬樹 [×]
2019-03-15 21:50:44



…コーヒー淹れてる。聖さんも飲むだろ?
(ぼんやりとした意識が手元へ一心に注がれ扉が開け閉てされる微かな音に気付かぬままで居たが、ふと腰に柔らかく絡み付かれる感触があると漸く相手の存在に気が付き。相手の行動が予想とかけ離れていた事を些か意外に感じるも気持ちはふわりと熱を帯び、思わず口元を綻ばせながら答えると問い掛けを付け足し)




77:  [×]
2019-03-16 21:03:13




( 手元の動きと問いへの答えから行動の意図を理解すれば嬉しそうに口元緩ませ小さく肯定の返事を。その後ゆっくり乗り出していた身を戻し甘えるように相手の背へぴたりと寄り添うと快い湯が注がれる音に耳を傾けながら瞼を閉じて。その瞼の裏には今日一日の恋人との出来事を浮かばせひとり相好を崩し、鼻をかすめるコーヒーの香りを堪能しつつ改めてまわしていた腕を組み直すと先程より僅かばかり力を入れて抱き締めて )




78: 冬樹 [×]
2019-03-16 21:26:48



…いつもより甘えん坊だな。
(小さな返答を背中に受けて浮かべた笑みに噛み締めた幸せを滲ませながら、湯を注ぐ傍ら空いている片手で体の前に回る相手の腕を撫で。背へ寄り添い身動ぎする恋人の温かさに緩んだ表情を引き締める事ができず、囁くように言葉を掛けつつ自分の物よりも冷たい腕の上を這った指先は相手の細い指へと絡め「待っててって言ったのに、寂しかった?聖さん」そう問い掛けては湯を注ぎ終えたヤカンをコンロへ戻しコーヒーを蒸らして)




79:  [×]
2019-03-17 13:47:59




そうかな、……偶にはね。
( 心強い彼の背に頬を寄せて凭れながら絡み合う指を解いては絡ませ弄び、普段の彼への接し方と異なることを自覚しつつも態とらしい返しをしては少し間を置いてから小さく呟き。図星をつく質問に思わず目を開けると下唇を軽く噛み都合の悪そうな表情浮かべ、背後にいる限り見られることはないにも関わらずそれを隠すように額を強く背へ押し付ければ「そんなことないよ」と否定し )




80: 冬樹 [×]
2019-03-17 14:44:38



頻繁にでも良いのに。
(手遊びする相手の指先の滑らかな感触を楽しみながら好きにさせている傍ら、程良い加減でドリップバッグを片手で外し。薫り立つコーヒーの匂いに目を細めながら、控えめな声量での返答には小さな笑みを含んだ声で冗談に留まらない願望染みた言葉を返して。背後から聞こえる言葉は否定でありながらも背中に感じる身動ぎの気配にはその心境も察する事ができてしまい、絡み合っていた指を解くと相手の腕の中でくるりと振り返り。両手で頬を包むようにして此方を向かせれば額に口付けを落とし「ごめん、寂しい思いさせて」等と一方的な謝罪を告げ)




81:  [×]
2019-03-17 16:24:36




こんなことで寂しくなるなんて子供みたいだよね…。
( それまで額を押していた背が急に動いたことで慌てて下を俯くも抵抗虚しく彼によって顔を上げることになればキスを受けたあとではにかみながら自虐的な台詞述べ視線を横に逸らし。恥じらう素振り見せつつ腰にまわしていた手を両肩に乗せると額合わせ距離縮め、左側の横髪を耳にかけ伏し目がちに見遣っては「今日は我儘許してね」なんて断りを入れ、それからゆっくりと幾度も軽く口付けを落とし )




82: 冬樹 [×]
2019-03-17 18:25:31



(恥じ入るその言葉を肯定する事も無く、そればかりか大人びた相手の心を揺らす事が出来る事に淡い優越感と堪らない愛おしさが募り。その反応を喜ばしく思ってしまう事も、そんな彼自身を酷く愛らしく思う事も、口にしたい言葉は溢れんばかりであったが、目の前で髪を耳に掛ける仕草や恥じらう姿、視線に応じて震える睫毛に見惚れるあまり少しの声さえ発せずに居て。許しを乞うそれに返そうとした言葉までも甘い口付けに呑まれ、結局何も言えないまま柔らかな唇に翻弄されてうっとりと目を閉じ頬にあった両の手を相手の腰に回し。唇が重なる度吸い付くように啄み応じるが、ふと僅かに顔を離すと「…好きだよ、聖さん」それまで口に出来なかった言葉をそんな短い一言に代えて囁けば、此方から再び唇を触れ合わせ)




83:  [×]
2019-03-17 22:14:40




( 肩に置かれていた手は体を滑らかに這い胸元でとまり、手をついた箇所を弱い力で押して身を乗り出せば唇が離れるその都度彼を煽情するよう艶かしい息を漏らして再び異なる角度で唇を重ね。薄らと開いた目で此方の口付けに応じる姿をしっかり見据えているもふいに囁かれた告白に一瞬呆気に取られては直ぐに幸福感に満ちた笑顔を浮かべて。その後幾度となく口付けを交わした後、満足したのか胸に当てていた手を離すと同時に半歩後退し「折角コーヒー淹れてくれたのに冷めちゃうね」と微苦笑しながら放置されたままのキッチン台を指差して )




84: 冬樹 [×]
2019-03-17 22:54:53



(こんなにも彼の方から求められる様な口付けを受けるのは記憶にある限り然程経験が無く、頭の芯がぼうっとしてしまうように感じる程官能的で。相手の瞳が己を映しているとも知らず目を伏せたまま思考が蕩けるような心地良さに身を浸していた最中、ふと唇が離れればそれに伴い双眸を開き。苦笑を浮かべる相手が指差す先を辿り、すっかり存在を忘れつつあったマグカップ二つを目に留めればつられるようにくすくすと笑って。甘やかな口付けを名残惜しむように相手の下唇を軽く食んだ後、互いの鼻先を触れ合わせながら「まだ大丈夫。聖さん砂糖とミルク入れる?」そう囁くように問い掛けて)




85:  [×]
2019-03-18 00:11:01




いや、何も入れないでいいよ。大人だからね。
( 今までの時間は己の要望から始まったことであったのだが折角の彼の手間が水の泡になってしまったのではないかと眉を下げてながら不安げに相手と台の上とを交互に見て。大丈夫との一言に安堵から胸を撫で下ろし、続けての問いには大人の部分をやたら強調した調子で意気揚々と答え。それから束の間視線を交わしたあとでふと思い出したように口を開くと「さっきの返事だけど……俺も冬樹のこと好きだよ」鼻先へ唇を落として柔く笑み、今度こそ邪魔をしないようにゆるりと身を翻せばリビングの方へ移動。ソファまで足を進めて徐ろに腰を下ろし、背もたれに肘をつきながら後方のキッチンへ立つ彼の姿を眺め )




86: 冬樹 [×]
2019-03-18 00:29:41



了解。
(最後の一言は確実に口にしない方が相手の意図するところに適っているとは思ったものの、そんな様子さえ愛らしく感じてしまい敢えて指摘する事無く笑みを漏らすのみに止め。その後の束の間の沈黙は何らかの言葉が継がれる為かと此方も視線を合わせていたが、不意打ちにも程があるその返事には思わず目を見開いて。否が応でもじんわりと胸の奥が熱くなるのを感じながらされるがまま相手が離れて行くのを見守り、浮き立った気持ちのまま蒸らしていたコーヒーの準備を進め。しかしどうにも視線を感じるやら言い残された言葉が耳元に残って頬が緩むのを隠せないやら、恰好が付かないまま二つのマグカップを手に相手の元へ向かうと「狡い大人だな」と口先ばかりの苦言を呈して片方のカップを相手に差し出し)




87:  [×]
2019-03-18 00:59:31




んー?なんのことかさっぱりだなあ。
( 相手の後背を愛おしげに眺めながら出来上がりまでの時間を退屈することなく過ごし、暫くして彼が手にカップを持って振り向いたのを確認すると同時に正しい向きで座り直し一人分の空間を開けて横にずれ。差し出されたカップを両手で受け取り、立ち上がる湯気と香りに目を細め、その際に自身へ投げかけられたお咎めには知らぬ振りで澄まし顔を。窄めた口で二三度カップへ息を吹いてから恐る恐る口にしたそれは愛する相手が淹れてくれたからこそ感じることの出来る味わいがあり、身も心も芯から温まっていくのを感じながらまた一口と喉を通らせ )




88: 冬樹 [×]
2019-03-18 01:36:51



…どう?
(振り返ると同時に此方に背を向けたのを見逃しはしなかったものの、然して隠す気も無さそうなわざとらしい返答には思わず吹き出してしまい笑いながら隣に腰を下ろし。背凭れに深く身を預けてマグカップに口を付けるまでの相手の仕草を堪能するようにじっと見詰めていたが、その表情が心成しか綻んだように感じると目を細めて柔らかく微笑み問い掛け)




89:  [×]
2019-03-18 22:26:41




凄く美味しいよ、冬樹が淹れてくれたからね。
( 受け取ってから口をつけるまでの一連の流れを見られていたとは露知らず、息を吹き冷ましては飲みを何度か繰り返してから一旦口を離すと、そこで漸く気がついた視線の方に顔を向けこちらからも微笑みを返し。かじかむ指先をカップ越しに伝わる熱で暖めながら目線もそちらへ落とし、幸せに満ちた声色で受け答えれば再びゆったりとした動作で口元へカップを運び )




90: 冬樹 [×]
2019-03-19 00:27:37



ほんと、聖さんて俺を喜ばせんの上手いよな。
(一言問い掛ければ此方の期待していた以上の言葉が返って来てしまい、再び口元が緩んでしまうままに破顔して。その声が柔らかく鼓膜を揺らし周囲の空気さえふわりと和ませるような心地良さを感じながら、心成しか静けさを帯びた声色でぽつりと呟き。徐に其方へ身を傾ければカップに口を付ける相手の邪魔をしないようそっと耳元に口付けを落とし、ついでに「聖さんて猫舌?」と先程から気になっていた事を問い掛け)




91:  [×]
2019-03-19 21:39:47




んー、猫舌なのかな。確かに熱いの苦手だけど…。
( 誇張すること無く感じたままのことを伝えただけであるのに思いのほか喜ぶ素振りを見せる彼を可愛らしく思えばつられて口元が緩んでいくのがわかり。柔い唇が耳に触れるのを心地良さそうに受け、また徐ろにカップを膝上に置いてから問いかけに少し思案した後、自身では感じたことが無かったのかはっきりしない曖昧な答えを返し )




92: 冬樹 [×]
2019-03-19 22:53:05



へぇ、可愛い。
(特に抵抗が無いのを良い事に耳へ触れさせていた唇を更に下方へ、首筋に這わせると軽やかなリップ音と共に弱く吸い付くような口付けを落とし。その甘えるような戯れの最中に帰って来た返答は然したる感慨も湧かない些細な物のはずなのだが、他でも無い相手の身の上の事と思えば途端に愛らしく感じてしまい囁くように呟き)




93:  [×]
2019-03-19 23:59:04




可愛い?冬樹は面白いね。
( 初めこそ軽い戯れだと特に制止することなく穏やかな笑みを浮かべたまま受け入れていたものの、段々とその触れ合いに濃密さが増すのを感じては未だ中身の残るカップを考慮して彼の膝上に待ったをかけるよう手を置き。目の前に設置されたテーブル中央へとそれを避難させ改めて相手側にやや体を向かせて座り直すと、その際に返ってきた予想外の言葉に驚いたのか目を丸めてはくすくすと込み上げる笑みに肩を揺らして )




94: 冬樹 [×]
2019-03-20 00:19:00



…聖さんだからだよ。
(その手付きが意図する事を察して動きを止め、それをお預けと解釈し大人しくソファに背を預けて座り直すも、カップに口を付け一口コーヒーを含んだ際視界の中にマグカップをテーブルに置く姿があれば微かに口元を綻ばせ。此方もテーブルにマグカップを置くと半ば覆い被さるように相手の方へしな垂れ掛かり、惜しみない甘さを乗せた声で答えながら細い首筋へ頬を寄せ。ふわりと香る相手の匂いに思わず瞼を下ろしながらそこへ唇を触れさせた時「でもまだ聖さんの事全然知らないな」擽るように唇を付けたままそう呟いて)




95:  [×]
2019-03-21 23:23:59




…冬樹こそ俺のこと喜ばせるのうまいよね。
( 身を預けてくる彼を支えながら自身もやや相手側に体を傾け寄り添うと、首元で甘える可愛らしいその様子やかかる吐息の擽ったさに思わず笑みを零しては嬉しそうに呟き。顔は正面を向いたまま特に抵抗することなく相手の好きなように甘えさせているも、ふと聞こえた台詞にぴくりと反応すれば視線のみそちらへ遣りながら妖しく口元緩ませ「俺のこと知りたいの?」と首筋に口付けを落とす彼の頬を指先で撫でつつ問いかけて )




96: 冬樹 [×]
2019-03-22 00:03:54



好きな人の事、知りたいって思わない奴なんて居ないだろ。
(耳に心地良く触れるような相手の声を聞けば同じ気持ちを共有している事を実感して一人表情を緩ませ。緩やかな戯れの最中ふと蠱惑的な響きを持った問いが降って来ると、頬に触れられるのに応じるように顔を上げ。いつになく大人びて艶めいた視線に意識を絡め取られれば、じっと其方を見詰めたまま口元に微かな笑みを湛えて告げ)




97:  [×]
2019-03-31 00:47:26




じゃあこれから沢山教えてあげるよ、色んなこと。
( 相変わらず指先で柔く滑らかな肌を堪能したまま小首を傾げて投げかけた問への返答を待っていると、何とも可愛らしく心擽る表情と言葉に撫でる手を止めては一瞬の間を挟んだ後耳元へ唇を寄せ吐息混じりに囁き。鼻先が触れる程度の間隔を保ちながら濁りのない綺麗な瞳に引き付けられるようにこちらも見つめ返すと、そのまま視線逸らすことなく額や頬、口横等敢えて唇を避けた箇所に焦れったさすら感じられる長めの口付けを落として )

返事が遅くなって本当にごめん。事前に一言でも伝えてられていたら良かったんだけど…寂しい思いをさせてごめんね。まだ待ってくれているのかな、もしそうであったなら自分勝手過ぎる願いだけどこれからも傍にいさせてほしい、です。




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