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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
261:
東雲 藤吉 [×]
2019-11-08 15:50:33
──私は、てっきり……お前さんが、居なくなると思って──…
(哀しげな色を浮かべた相手の瞳は、また涙の粒が零れ落ちそうな程に危ういもの。続いて聞こえた言葉は、自分が頑に聞きたくなかった筈の内容とは正反対のもので思わず数回目を瞬かせた。見合いを断って居たなどと、予想だにしなかったのだ。此れ程までに傷付けられても尚、側に居たいと言う相手の何と健気な事か、そしてこの数週間勝手な思い込みでどれ程彼にきつく当たっただろうか。言い訳のような言葉が零れるのと同時に指の間で紫煙を立ち昇らせる煙草は既に吸殻が幾つも捨てられた灰皿の中へと。彼はもう泣いては居なかったが、いつも気丈な相手が子どものように乱雑に涙を拭った姿が、此方を見つめる涙に揺れる瞳が、自分の過ちを認識するには十分なほど傷付いて見えた。目の前に立ったままの彼の手を咄嗟に引き、自分の肩口に抱き寄せたのは、これ以上泣き出しそうに弱々しい彼の姿を見ていられなかったからだろうか。自分でも行動の理由は判らぬままに、子供をあやすように彼の後頭部を軽く撫でては、「悪かった、」と小さく呟くように謝罪の言葉を。)
(いえいえ、お返事いただけただけで嬉しいです!^^*そうですね、この場面は無事仲直りにしてその後のちょっと甘酸っぱい展開に移行していきましょう!ギャグで言えば恋心とまでは認識していないけど、これまではツンばかりだったのが少しだけ棗くんにデレたり、恋心を自覚してしまった棗くんを余計にやきもきさせる先生というのも面白そうです!笑)
262:
棗 総一郎 [×]
2019-11-21 23:33:14
…、はなから決まっていました。僕は、僕は…
(ぐらり、と揺らぐ視界とバランスを崩す体を受け止めたのは温かさ。其れに絆され、つい自分の気持ちを表す言葉を言いそうになるのをぐっと堪える。ふと後頭部に添えられる優しく包み込んでくれる手に、そっと目を閉じ一考。恋心を自覚したとは言え、性別立場年齢を考えると自分達に立ちはだかる壁は多すぎる上、一方的な想いをぶつける訳にもいかない。しかし知ったからには意識してしまうだろう。自分に出来る事は今まで通り、自然に、先生のお役に立てるよう振る舞うだけ。そこに余計な感情を挟んではいけない。これからもお側に置いて頂けるという事実に嬉しさと切なさが入り乱れる感情から逃れるように、今だけは先生の温もりに甘えて「…申し訳ありません。」と静かに零した後、やや遠慮気味ながらも背中に伸ばした腕で着物をきゅっと摘んで、)
(そう言っていただき、有難うございます。嫉妬ネタいいですね!告げる訳にもいかない上、恋仲になってもいないのであまり干渉も出来ないけど気になって気になってついやきもちやいてしまうお世話役…ぜひ、その展開しましょう!
263:
東雲 藤吉 [×]
2019-11-28 22:08:27
…夕食が冷めてしまうね。悪いけど、お茶を一杯貰えるかい。
(着物を軽く握る相手の髪を撫でて、どれくらいそうしていただろうか。謝罪には応える事はなく、少しして彼を解放すると、彼の目尻に出来た涙の筋を軽く指で拭ってやりつつ呼びに来てから随分と時間が経ってしまったと思いながらそう言って。安堵からなのかどっと疲れが押し寄せて息を吐くといつもならお茶は食後なのだが先に茶を要求しつつ、机の上に溜まった大量の原稿用紙はそのままに立ち上がり、軽く首を捻りながら居間へと向かい。意固地になって書斎で食事を済ませる事が多かったため、居間で食事を摂るのは隋分と久しぶりの事。自分の定位置に腰を下ろすと食卓に並ぶものは相変わらず自分の好みのものが多く彼の優しさが身に染みるようで、今更ながら自分の早とちりと大人げなさが気恥ずかしく、再び溜息を。)
(物語が始まってから一周年ですね。いつもありがとうございます。そして今後とも宜しくお願い致します!
そうしましょう!例えばですが、担当編集が長期休暇なり入院なりしてしまいその代わりとして短期の担当になった編集さんが、棗君と同い年くらいでしかも先生愛の強い人だった…とか、弟子にして下さい!みたいな小説家志望タイプか、はたまた追っかけ女子みたいな存在とか…棗君のライバルになり得るような人物の登場が無難でしょうか?)
264:
棗 総一郎 [×]
2019-12-13 22:31:40
…失礼致しました。すぐにご用意致します。
(しばらくは温もりに甘ては、髪や頬を伝う手の感触の余韻に浸ら。離れても尚触れられた場所は熱さえ帯びているような気もする。しかしいつまでも惚けていては仕事にもならない、気を引き締めて、言われた通り熱い緑茶を2人分用意して、夕ご飯を配膳する。向かい合わせに鎮座、「今日は新鮮な鰆が売っていたので、塩焼きにしました。」と言いながら手を合わせる。いつも通りと言えばいつも通りの光景だが、久しいのも事実。当たり前であった日常が、こうも幸せだったのだと改めて実感しては1人でに笑みさえ溢れ。)
( 1年、あっという間でした。移りゆく季節を貴方様、そして先生と過ごせた事とても嬉しく思います。今後とも末長く宜しくお願い致します…!
ライバル!とても燃える展開ですね!先生愛の強い同い年の女の子で、棗君と同じく恋愛感情も持っており…な子だと、お見合いの時とはまた違う葛藤もあって楽しそうですね!
265:
東雲 藤吉 [×]
2019-12-29 14:13:13
ん、魚は塩焼きか西京焼きに限る。
(熱い煎茶を受け取ると口にして、ようやくほっとひと息吐く事ができて。自分の勘違いと嫉妬心のせいで暫く食べられていなかった相手の腕を振るった料理を前に手を合わせると二人で食事を始めて。旬の焼き魚は好物で、鰆にも箸を付けると口に合う味に些か満足そうな表情を。二人で話をしながらの食事は久々で、かつ相手がこれからも此処に留まると分かった今、これまで拗ねていたのが嘘のように分かりやすく機嫌は良くなった様子で。──突然電話が鳴ったのは食事を終えようとした頃で、時計に視線を向け。出版社からだとすれば、この時間に掛かってくる電話は、直近で言う代わりの世話役の話も含め良い内容であった試しがない。相手に電話に出るよう促しつつ茶を啜り。)
…出てくれるかい、面倒事じゃ無ければ良いけどね。
(此方こそ、これからも末永く宜しくお願い致します!
いいですね、では現在の担当者が長期休暇で1ヶ月代わりの人が担当を任される事になり、その人が棗君と同い年の女性で、先生の作品が好きで編集になることを決めた、というくらい愛が強く、実際に直接関わる事で一層本気の恋愛感情を抱くようになってしまい…というような感じにしましょう!
自分の作品を好きなだけあって指摘や感想も的確で、人見知りが激しい先生も割と受け入れていて、というような感じで棗くんの嫉妬を誘えればなと…!電話は、担当が1ヶ月変わる旨と代わりを務める担当者の概要を伝える内容というイメージでお願いします。)
266:
棗 総一郎 [×]
2020-01-08 23:10:34
ご馳走さまでした。…はい、分かりました。
(不意に鳴り響く音に、すくっと立ち上がり電話を取る。聞きなれた声は先生の担当の方で、長期休暇を取る事になりその間の代わりの担当が今日挨拶も兼ねて来訪すると、の事。手短な電話、「-…はい、…嗚呼、そうなんですね。分かりました。お伝えしておきます。」と静かに切る。代わりとなる担当の方の性別や年齢までは事細かに聞いてはおらず、長年世話役をやっていたが担当が変わることは度々あった。今回の事を、特段きにする訳もなく、先生の元へ戻る。せっかくの機会、先生と2人で顔合わせをした方が新しい方も心の準備が出来るだろう、尋ねかけ、)担当の方が長期休暇を取られるそうで、1ヶ月だけ別の方が代わりに担当して下さるそうです。今日午後、原稿の受け取りの際ご挨拶にお伺いするそうで…先生も、もしお手隙でしたら一緒にどうでしょう。
(遅れましたが、明けましておめでとうございます。
マイペースながらも棗くんと先生のお話がこんなにも長く続きました事、とても幸せに思います。今年も変わらぬ日常を紡いでいけたらと思います。
場面展開の文ありがとうございます。同じような気持ちを持った異性となると性別の葛藤もありそうですね!もし可能であれば、女性の気持ちには気付いていない先生は、仕事の都合上話している棗くんと担当代理、その場面を見ては、なぜかもやっとした気持ちになりつつ…なんてすれ違い要素を含むなんてなあでしょう?先生が恋心に気付く場面はここでもその他でも、お任せ致します!
267:
東雲 藤吉 [×]
2020-01-11 12:27:56
…嗚呼、そんな事かい。煩く口出ししてくるような人間じゃ無ければ誰になろうと構わないけど…家に来るって言うなら、名前くらいは聞いておこうかね。
(居間に戻ってきた相手からの報告に納得したように頷きつつも、本人としては担当が一ヶ月変わる事など大した問題ではないようで。現に担当とのやりとりは何かと相手に仲介してもらう事も多く、直接関わる機会と言えば家にやってきた時に話をしたり資料探しを頼む程度。担当の事は信頼しているとはいえ、過度に干渉したり注文を付けたりしてこないからこそ上手くやれている面もあり、自分のスタイルに口出しをしてくるタイプでなければ特段こだわりは無いと言いつつ、家に来るというなら挨拶くらいはと了承して。担当が来たら呼んで貰えば良いと、執筆に戻る旨伝えつつ立ち上がり。)
少し執筆に戻るから、来たら声を掛けてくれるかい。今回渡す分を纏めておかないと。
(明けましておめでとうございます!今年も変わらず、2人の日常を一緒に紡いでいける事が楽しみです。
明るくて愛情表現もストレートで、どことなく初めて会った時の棗君と同じ印象を受ける女性編集者、というイメージで動かしていきますねー!
良いですね!そのモヤモヤとした気持ちはやっぱり嫉妬に近いもので、自分が何かと相手に対して独占欲を抱いてしまう事に悩む…というのも良いかもしれませんね。後に恋心と気付くのは、例えば以前の棗君の家出と反対に、頭を冷やす為に棗君に何も告げずに家を出てしまい、普段一人で外に出る事など滅多にないため棗君が心配して探し回って…とかの末に、胸の内の感情をぶつけるとかも良いかなあと画策しています!)
268:
棗 総一郎 [×]
2020-01-12 03:20:06
そうだ、せっかくなので夕食にお誘いしませんか?これも何かの縁です、短期間ではありますが、同じ作品を作り上げる1人として歓迎致しましょう。
(現在担当に着いている方は数年と決して短くはない方で、先生の事も分かっているであろう。それに1つの作品が世に出る過程には、色んな方がバックアップした上で成り立っている。その為には互いの協力が必要不可欠、自分も最初働き始めは毎日緊張と不安で一杯だった。きっと新しい方も同じ気持ちを抱えているであろう、親睦を深め少しでもほぐし、働きやすい環境を整えるために今自分が出来ることはおもてなしする事だと考えた。先生に確認を取った後、1人になっては、こうしてはいられないとやる気満々で、買い出しから仕込みまで、済ませた頃にはあっという間に夕刻に。ふと鳴るはベルの音、)─はい、今開けます。…あ、今日は。世話役の棗総一郎と申します。宜しくお願い致します。
(目の前には見慣れた担当と、その隣に自分と同い年くらいであろうか綺麗な女性が1人。深々お辞儀と、自己紹介を済ませば相手方も笑顔で応えてくれて、「宜しければどうぞお上り下さい。……今、先生をお呼び致しますね。」とリビングへ通す。お茶を人数分用意、執筆部屋へ向かい、先生へ来訪のお声掛けを行なって。)
(此方こそ、宜しくお願い致します!
とてもいいですね、棗くんも最初は自分と重ね懐かしいなと微笑ましく思っていましたが段々とヤキモチにも似た感情が芽生え…という流れでいこうと思います。先生の方の流れは了解致しました、とても楽しみです。*
269:
東雲 藤吉 [×]
2020-01-12 14:28:14
(相手の思いを汲んで会食の提案を了承すると、代理の担当を歓迎すべく腕を奮う相手に其方の準備は任せ再び部屋に戻ると筆を進めて。一方、約束通りの時間に屋敷に到着した編集者たちは居間に通されていたが、肝心の女性編集者は落ち着かない様子。屋敷の立派な門構えに、迎え入れてくれた人の良さそうな世話役を名乗る青年、そして少しお香の香り漂う整頓された室内。憧れの先生の住む所と思えばその全てに感動してしまい、ピンと背筋を伸ばして座りながらも緊張した面持ちで。呼びに向かった相手の足音と共に静かな足音が聞こえて居間に入って来たのは長年憧れ続けた先生本人で、「ご苦労様です」というなんの気ない声に本物だという実感が湧いてきて思わず感動を露わにしつつ、ガタンと立ち上がり。尻尾があれば左右にブンブンと振っていただろうというくらいに瞳を輝かせて挨拶を。)
し、東雲先生…!一ヶ月代理の担当を務めます、三木梓と申します!私、先生の大ファンで…まさかこんな幸せな機会が自分に訪れるなんて、信じられないくらいです。先生に憧れてこの業界に入ったようなものなので、感動しちゃって…新作も、何回も読み直しました。特に好きなのは「鶯の夢」で、言葉のひとつひとつが本当に綺麗で切なくて…毎日持ち歩いてます!彼処の表現も──
(三木、と呆れたように隣の編集者に呼ばれて我に帰ると興奮して喋りすぎてしまったと慌てて顔を赤くして「一生懸命頑張りますので、よろしくお願いします!」と付け足して再び座り。その様子を見ていた本人の表情は、一見しただけでは分からないがどことなく普段よりも優しさを感じるもの。全く同じようなことが7年ほど前にもあったと、相手が直談判に来た時の様子と目の前の彼女が重なって見えていて。その後は腰を下ろして当たり障りのない挨拶を。)
…随分と威勢の良いお嬢さんだ。分からない事はこっちの総一郎に聞いてくれ。
(昔の棗君を彷彿とさせる感じの女の子にしてみました!結果的に二人の距離を縮める役割を担ってもらいましょう…!
二人の想いが通じる瞬間も楽しみですね*)
270:
棗 総一郎 [×]
2020-01-28 15:40:46
─、短い間ですが宜しくお願い致します。
(来客用の湯のみ2つと先生と自分の分、計4つの緑茶を淹れてお出しする。見慣れた編集の方に、齢は同じくらいの女性の方。先生を前に、瞳に緊張と感動の色を滲ませながら、並べられた言葉。思わず、自分もまたあそこの場面ですよね…!なんて相槌が溢れそうになるのをぐっと抑え、ふと昔の自分を脳裏に。大好きな作品の魅力を、作者本人に語れる事の幸福感に密かに共感を覚え、微笑みながら挨拶を。それから、業務の引き継ぎをメインに事務的な打ち合わせは進みあっという間にお外は日が落ちる時間に。話もまとまった所で、こちらから提案を投げかける。)あ、もし三木さん達がよろしければ夕ご飯を食べていかれませんか?僕の手料理なので、大層なものをお出しする事は出来ませんが…旬の食材をご用意しましたので、素材はピカイチの、はずです。親睦会の意も込めて…なんて。(来客に手料理を振る舞う事など殆どない為、腕は振るったつもりだがやや自信に欠ける気持ちも反面、旬の食材を揃えているのできっと大丈夫だと言い聞かせる。了承得ると、お待ち下さいと既に調理済みの物を食卓に配膳していく。円卓の真ん中に、鍋敷きと大きな鍋に、あたまに取り皿と、小鉢諸々並べてゆき。)冬が旬の、金目鯛を使った塩鍋に、こちらがほうれん草とじゃこを使った和え物と、蕪と柚子の煮物です。
(お待たせ致しました。夕飯までの流れを作ってみました。三木さん、とても愛らしくて魅力的な女性です*想いが通じる場面、とても楽しみです!
271:
三木 梓 [×]
2020-02-10 00:55:40
わあ…!これ、全部棗さんが作られたんですか?こんな豪華なお食事、お店でしか見たこと無いです…!ありがとうございます、頂きます。
(初めての憧れの人との打ち合わせは緊張もあってかあっという間に時間が過ぎ、先方のご厚意で夕食をご一緒させて貰う事になれば運ばれてきた料理の数々を前に感動した面持ちでそう言って。豪華だが決して派手さはなく、旬の食材にこだわった綺麗な料理の数々に感動しきりで。やがて全員が席に着くと箸を進め談笑しながらも、考え事を始めるとつい目の前の事がおろそかになってしまうのが悪い癖。時折食卓を挟んで向かいに座る先生にちらりと視線を向けては、憧れの人と一緒に食事をしている現状に頭が追いつかず、思わず惚けたように先生の所作を見つめていて。視線を感じたのであろう先生が此方に視線を向けそうになると慌てて視線を逸らして箸を進める事を繰り返しては、今度こっそりとサインをお願いしてみよう、なんて考えながら柔らかく煮えた金目鯛の綺麗な白身を口に運んで。一方、明るく朗らかな印象の世話役の彼は自分たちが話しやすいようにとさりげなく会話をリードしてくれていて、その様子を見ながら、優しくて料理も得意な彼は先生と毎日一緒に暮らしているのだと再び自分の世界に入りかけては、羨望とも尊敬とも付かない眼差しを彼に向けていて。)
(ありがとうございますーー!こちらは、時々話を忘れて自分の世界に入り込んでいる三木さんで続けてみました!先生と棗君に向けているそれぞれの視線も、2人の受け取りようによっては何とでも解釈できますからね!笑
先生は黙々と食事をしながらも目敏く棗君への視線には気付いて、三木さんが棗君に一目惚れをしたのではないだろうか、なんて考えに既に向かっているかもしれません*笑)
272:
棗 総一郎 [×]
2020-02-23 03:12:32
次の新刊も、心待ちにしております。
(何時もは2人の食卓も、倍の人数となると賑やかさも増す。元より、騒がしい場は好まない先生も、担当の方と代わりの女性の穏やかな賑わいに悪い気はしていないご様子。寧ろ、時折笑顔のような物も見られて、安堵の気持ちを胸に、釣られるように笑って。お魚を摘みながら、女性の方を見ると視線は先生の方へ向けられており、交わろうとすると逸らして。そんな一連の流れを眺めては、ふと自分と同じ感情を持っているのかな、なんて先走った思い。齢変わらない立場だが性別が違うだけで、こんなにも絵になるんだと勝手ながら1人静かに落ち込みかけるが、ぐっと持ち直し話に加わる。そうこう話し込んでいる内に、あっという間に時間は過ぎた。19時を回る頃には、下膳し食後の緑茶とちょっとした甘味を提供。女性の方をあまり遅くまで残してはと自分なりの気遣いから、言葉投げかけ。)…お時間は大丈夫ですか?楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいますね。夜分遅くまで、引き留めてしまい申し訳ありませんでした。(頬をぽり、眉下げ笑いつ、)
(初期の棗君のような初々しさがとても眩しいです…!視線一つですれ違う心…繊細なもどかしさ、がとても良いです*
273:
三木 梓 [×]
2020-02-27 23:50:19
──…、とんでもない!今日がずっと続いて欲しいくらい、本当に幸せな時間でした…お料理も全部美味しかったです。ご馳走さまでした。
(美味しい料理の最後に甘味と煎茶を戴き、料亭でフルコースを食べた時のような満足感を感じながらほっと息を吐いて。先生も席を立つ事なくこの場に留まって下さるものだから、ついお茶を都度注ぎ足して貰いながら食事を終えても変わらず会話には花が咲いていて。やがて会話が途切れたタイミングで、なんの気なく目の前の先生が煙草を咥え火を付ける動作に思わず目を奪われたのは一瞬の事。担当するとしてもこれまでは同性の先生が多かったこともあってか、普段あまり嗅ぐ事のなかった煙の香りにも、どうしようもなく心動かされた。大好きな小説を生み出した憧れの人、手の届かないはずだったその人をすぐ近くに感じる事のできたこの数時間で、長年抱いていた憧れや尊敬の念はその感情に留まらなくなりそうな程に膨れ上がっていた。此方を気に掛けてくれる言葉にはっとして時計を見遣れば思いの外時間が経っていた事に驚きつつ、最高のもてなしをしてくれた彼にお礼を述べて。いつまでも浮かれた気分ではいけないと再び気を引き締めて、同行の編集者と共に帰り支度をすると次の予定を伝えては深々と頭を下げて。)
1週間後に、進捗を伺いにまた来ますね。改めまして、短い間ではありますが、これからお世話になります!
(棗くんに似てる、という所が先生的にもつい可愛がってしまうポイントですね!笑 今後先生にしっかりと恋愛感情を抱きそうな雰囲気の編集さんですが、先生と棗君とお互いが彼女を通して嫉妬を経験して、同じく彼女を通してお互いの感情に気づくという過程が非常に楽しみです!)
274:
棗 総一郎 [×]
2020-03-14 09:40:45
宜しくお願いします。帰り道、気をつけて下さいね。
(頭を下げる彼女に此方も、頭を同じく下げて。玄関先まで見送り、彼女と先生が一言二言交わすのを見守り、簡単ながら再度挨拶を。角を曲がり見えなくなるまで、見送るとふと先程の事を思い出した。お時間は大丈夫か、問おうと視線を彼女に向けると、彼女の視線は先生に釘付けだった。恍惚とした輝きを纏う視線、その瞬間は先生と彼女が主役の空間だった。太陽のように明るく、真っ直ぐで、一生懸命で、正直な性格に、彼女のような方が先生の隣に居て欲しいな、と感じた。傷心の気持ちは少々、すとん、と気持ちが落ち着いて、「…すごく、誠実で明るい方でしたね。」と微笑ましく、笑ってみせて。)
(たびたび遅れて申し訳ありません…;
お互いの感情に気づく瞬間が楽しみでたまりません!*
275:
東雲 藤吉 [×]
2020-03-15 23:06:43
どうにも、誰かさんの面影が重なって仕様がないお嬢さんだった。
…お前さんもそう思っただろう。
(彼女の後ろ姿を見送り少し冷えた夜の空気に着物の袖口に腕をしまいつつ、玄関の戸を閉めて振り向いた相手の好意的な言葉を聞いては笑みを浮かべて。暖を求めて居間へと戻りながらも、おそらく相手も同じ事を感じていただろうと同意を求め。時折感じた彼女の視線も、話している時の僅かに上擦った声も、小説の話をするときの輝いた瞳も、彼女の仕草のひとつひとつに過去を思い出して重ねてしまうのは自分だけだろうか。お互いに「尻尾を振っているのが見えるような」という比喩は心の内にしまっておこう。自分の小説をよく知ってくれているというのは担当としては非常に心強い事、相性の面でも心配は無さそうだ。加えて相手との年も近く話も合うようで、その点も問題はなく現時点で気を揉むような要素は無く、初顔合わせにしては珍しく機嫌も上々だった。)
(お気になさらず。小説家にお付き合い頂き、のんびりとでも一緒にお話を紡いで行けることが嬉しい限りです!)
276:
棗 総一郎 [×]
2020-03-28 09:31:03
━…温かい緑茶をお持ちしますね。
(振り返った先で柔こい表情の先生に、微笑ましくもあり、自分以外を対象に笑顔を見せる姿は珍しく、彼女の温かな人柄を一段と感じた。自惚れていた感情を押し込んで、袖口に腕をしまう姿に、お身体を冷やしてはいけないと執筆部屋に戻るであろう後ろ姿に上記の声かけを。その後、緑茶を部屋まで届けに行った後は、夕食の後片付けと、翌日朝食の下準備を済ませ、いつもと変わらない日が終わって。)…今日の予定は、担当の方が13時に進捗を確認しに伺います。如何なさいますか?(あれからあっという間に1週間が経ち、朝食後の一息に本日の予定を述べる。担当が家に来る事は珍しくなく、先生の進捗によっては伝言を貰い自分が対応する事もしばしば。可能であれば彼女が担当となってからは初の対面、先生が相手をした方が良いのでは、とやんわり告げつつ、首を傾け、)
277:
東雲 藤吉 [×]
2020-04-09 23:53:25
…嗚呼、今日が初仕事だったね。来たら声を掛けてくれ。
(今朝は起き抜けに執筆を始めたのか、寝巻きの浴衣に羽織を掛けただけの格好で机に向かって居ては今日の予定を伝える相手の声を背中に聞きながらも原稿に視線を落とし筆を進めており。カレンダーに目を向けると今日が彼女の初仕事の日だと思い出した様子。声を掛けるように、という反応の時は自分で応対する場合が殆どで。編集者との打ち合わせがある事を失念していたのか早々に着替えなければならないと、些か面倒臭そうな反応を見せ。一度執筆部屋に来て筆を執ってしまうと自室に戻るのは億劫なもので、相手に着物を持って来て貰うよう頼み。)
…来客があるんじゃあ、いつまでもこの格好で居る訳にもいかないね。悪いけど、着物、出しといてくれるかい。
278:
棗 総一郎 [×]
2020-04-23 17:26:40
承知しました。では、来訪次第お声かけ致します。
(約束の時間まで幾分かあり、此方も家事は早々済ませておくことにしよう。ふと、相手に声をかけられると振り返る。他所行き用の着物姿は案外珍しく、思わず笑みこぼれつつ了承。)はい、分かりました。お持ちしますね。(別室にある棚を開けると、様々な色・柄の着物が並んでいる。どれも高価な物で、一つ一つ丁寧に保管されており、その中から自分の目利きで選択。春らしいもの、と手に取ったのは長春色の差し色が入った着物。初仕事であり、彼女はきっと緊張するだろう、柔い色で少しでも和やかな雰囲気作りにでもなればと思案も一つ。手に持ち、静かに戸を開け、鏡のすぐ傍に置いて。)ご用意致しました、こちらに置いておきますね。
279:
東雲 藤吉 [×]
2020-05-06 03:08:20
嗚呼、ありがとう…おや、良い色を選んだね。こういうセンスは昔からお前さんには敵わないよ。
(程なくして戻ってきた相手の声に一度筆を止めて振り返ると、鏡の傍に掛けられていたのは久しく袖を通していなかった春長色の差し色が入った着物。今の季節にも今日の場にも合う選択だと納得し乍、気遣いに長けている相手だからだろうか、着るものからもてなしの食事、出掛ける際の手土産に至るまで、昔から時と場合に合ったものを選ぶセンスは自分よりも光るものがあると素直に感心し。先に着替えてしまおうと鏡の前で着物に袖を通すと改めて着るもの一つでも心持ちがしゃんとするのを感じつつ帯を締めて、)
280:
棗総一郎 [×]
2020-05-20 20:36:02
有難う御座います。先生はどんなお着物もお似合いになられますね、今着ているお色もとても似合っています。
(更衣し、自分が選んだ着物に袖を通す姿を見ると、前に着ていた物とは真逆の色合いとて、様になって、格好の良く色も映えていた。小さく微笑み、一旦退室。再度、迎え入れる準備は整っているか、お茶菓子や座布団とのヨレ等細かい所までチェック。終えた頃に丁度よく鈴の音が響き渡った。玄関で、彼女を迎え入れ、客室にご案内。次に、先生の執筆部屋へ「先生、担当がお見えです。」と一言添えて。)
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