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【FGO】嗚呼、日常。【3L】/4504


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自分のトピックを作る
4423: アンリマユ/オベロン [×]
2024-07-15 03:23:24


御影尋.

アンリマユ:あの顔、寂しいって顔だったんかい。
( 追手の足音が横を通過する間際、ぽつりと届いた声。咄嗟に腕を伸ばすと共に、彼女がこんな人気の無い場所にやって来た理由が何となく分かり、目を細め。お互い急ぐ必要はない、歩速落としつつ手首掴む指先から力抜いては、そのまま滑らせ双方の指絡ませるように握り。等価交換、というワケではないが、彼女の口から“ 寂しかった ”と聞けたのは、嬉しかったから…視線を前に固定し己も告げる。それは酷く曲がりくねっていて、暴言だが同じ想いを抱えていたことを伝えたい捻くれ者なりの下手くそな意思表示、)
…出先で花とか甘い物見ると、アンタのこと思い出すんだよ。勝手に人の思考に横入りしやがって…図々しい女。


オベロン:おや、どういう心変わりかな。
( 毒づいてきたと思ったら、今度はどういう風の吹き回しか…お手伝いの申し出をしてくる。怖いと言いながら積極的に関わってくることと言い…相変わらず、秋空のように移ろいやすい心を持った少女だ。許可を求められるがブランカは己のペットではないし、ましてや意思を持たない所有物でもない。ゆえに、「助けが必要かどうか決めるのはブランカだから…彼女に聞いてみて。もしだめだった時は…、君の労働意欲は僕が満たしてあげよう!」なんておちゃらけた様子で伝え先を行き、)
 

4424: 御影尋 [×]
2024-07-15 11:34:54

>>アンリマユ
…自分のこと大好きですね、アンリマユさん
(後ろに手が引かれる感覚に、かくんと身体が少しだけ戻る。掴まれた手首から、きっと早歩きしたせいで少しだけ早いのであろう鼓動が伝わっていなければいいと思いながら、そのまま絡んだ指先に少しだけ力を込めて。寂しいって顔をしていた、のだろうか。自分でも分からないけれど、ただ、言葉足らずな憎まれ口でも“どこに居ても姿を思うよ”という一言の意味に少しだけ目元を緩めて生意気な台詞を吐き…「忠犬に躾た甲斐があったというものです」と意地悪を。先に意地悪を言ったのはそちらだもの、許されるはず) 

>>オベロン
ただの善意です、オベロンさんともう少し話がしたいだけ___ね、ブランカさん。自分たちはもう仲良しなのにね、王様ったら意地悪ですよね
(心変わりとは失礼な…最初から自分は、この王様のことが別に嫌いでは無いもので。なんだろう、こう、好感を持てるのは白い方では無いのだけど。揺れる外套を横目で追って、どうせ全部見られてしまうなら隠さずに…と本音をそのまま音に。余所見の間に手に掛かった重さには、僅かに目元を緩め…もちろん喜んで持ちますよ、女王様の分はね!と示すように荷物を持ち、頭に白いふわふわな体を乗せたなら「ヒトのブランカさんへの好意を労働意欲と履き違えないでください、オベロンさん」と背中を追って)

4425: アンリマユ/オベロン [×]
2024-07-16 01:34:42


御影尋.

アンリマユ:え、ご存知ない?
( 常套句に加え、早歩きにしては些か忙しない鼓動が伝わってくると余計に、この生意気ながらも愛らしい主人を困らせてやりたい欲が高まる。しみじみと笑い掛けてくる彼女に、此方も“ 今更かよ ”と言わんばかりに目を、表情を…柔らかく弛め。ハグが出来ない代わりに、繋いでいるほうの手の甲にそっと薄い唇を押し当て、そのまま頬に滑らせては擦り寄ってみる。慣れた低い体温に、大袈裟だが…“ 帰ってきたんだなぁ ”と全身から力が抜ける感覚。昏い目を伏せ、吐息混じりに吐き出された声は作り物ではなく、)
…今ここで、アンタに腹グサッといかれてもいいわ。って思えるくらいには顔見れてハッピー。


オベロン:それはそれは…大変失礼した。
( 後ろからキャンキャンと聞こえる文句を聞くと必然的に、花の種をせかせかと埋める後ろ姿を思い出す。“ 結構、労働好きじゃないか君 ”なんて、ツッコミは内に秘めるとして。この後の予定や、彼女への返礼などを考えていた為、若干おざなりな返答を送り。その後も都度、女性陣の様子を確認しながら進むこと数分…自室へと到着し。「──さあ着いた。靴は抜かずそのまま入っておくれ。」と言って扉を開き。開いた先には、カルデア共通の真っ白な室内…ではなく、秋の森の風景が少女を出迎えることだろう、)
 

4426: 御影尋 [×]
2024-07-16 02:25:59

>>アンリマユ
…狡いヒト。同じことを自分が口にしたら怒るくせに
(優しくて甘ったるくて胸焼けしそうな表情を視界に捉えて、それから柔らかい体温が手の甲に触れて、指先に這って____此処が廊下でなければ、きっと沢山撫でて甘やかして、ドロドロに、拒否されるまで砂糖漬けにするのに。吐き出された息と確かな本音に口角を少しだけ持ち上げて、指先で貴方の頬をふにふにと愛でながら「今日明日と、休むように言われているんです。アンリマユさんが気絶するまで猫可愛がりして差し上げようかと思って」と、最期も傷も自分に望むことは許さない貴方が、自分からの痛みを望んだことを咎めるように、一歩、距離を詰めて)


>>オベロン
絶対思ってな____ぁ、は、い
(小さな手には重たかったであろう荷物は自分には随分と軽くて、いつもの様に貴方に毬栗でも投げつけるように言葉を…選ぼうとして、扉の向こうの景色に小さく息を飲む。殺風景な見慣れた部屋ではなくて、どうしてか、小さい頃見たことがあるようなその森は、やっぱり美しいと思ってしまって。言われるがままに踏み込んで、肩から腕にかけて移動をしていたらしい女王様に少しだけ頬を寄せ、それは一人と一匹だけの秘密になる程度には小さな声で「…綺麗ですね、とても」と一言だけ)

4427: アンリマユ/オベロン [×]
2024-07-16 20:23:47


御影尋.

アンリマユ:き、気絶って…。パブロフの犬みてーに、近寄って偽物だったらどうしようかと思ったんだが…その調子じゃあホンモノっぽいな。
( 怒るというか多分呆れる。責めるような言い方にイイ気味だと優越感に浸っていたものの、すぐに摘まれているほうの頬がひく、と痙攣を起こす。彼女のことだから深い意味は無いと分かっていても、こう、何というか…コノートの女王にでも吹き込まれたのか。返り討ちにされたような気分味わいつつ、人の足音やらが聞こえてきた為、腕を降ろし。「なあ食堂寄ってもいーい?お宝がありそうな予感がする。」と野生の勘か、そんなことを聞いて、)


オベロン:や、ただいまみんな。
( 女の子達を先に部屋に入らせた後扉を閉め。パタン──その音がまるで合図かのように、小さな命達が次々と花や草木の間からひょっこり顔を出してきて。わっ!と一斉に群がってきては周囲を取り囲んでくる様は綺麗というより賑やか、もっと言うならめちゃくちゃに手を振りたくなる。己とブランカにおかえりを言った後、すぐに彼らは久しぶりの来客に興味を示し。妖精語で『オベロンのオトモダチ!』『遊ぼう!』『仲直りできた…?』と…最後に関しては、暫く彼女がここに来なかったものだから自分と喧嘩したと勘違いしている模様、)
 

4428: 御影尋 [×]
2024-07-16 21:30:32

>>アンリマユ
…はい、行きましょうか
(してやったり、なんて言いはしないけれど。指の下でほんの少しだけ筋肉が動く感覚がして、目を細めるように笑いながら同調するように手を離す。仮に自分が偽物だったなら、貴方はぱっくり頭から喰らいついていただろうに…本当に、自分なんかに甘い復讐者だこと。提案を呑むように頷いて、足を向ける先は先程影を探してしまった食堂。ないと分かっていて、はぐれないように揺れる飼い犬の腰布を指先で摘んだならどこか満足気に廊下の先に視線を移して)

>>オベロン
わ、ぁ____ええと、こんにちは。お邪魔します
(もしも相手が妖精王でなかったなら、逃げ道がなくなったと警戒したかもしれない、けれど、自分から離れた女王様に促されるように森の中へと足を踏み出せば小さな命たちに返事をするように少しだけ屈みながら挨拶を。何を言っているか、は、分からないし、もしかしたら歓迎されていない可能性もあるけれど、攻撃的でないということは多分悪い反応ではないのだろう。辺りを見回したあと、ぱちりと妖精王を視界に捉えて「…お荷物、何処に置きましょう?」と首を傾け)

4429: アンリマユ/オベロン [×]
2024-07-18 13:28:54


御影尋.

アンリマユ:ん~これじゃねぇ、これも違う───あった。
( ──場所は変わり、食堂内に備え付けられたキッチンにやって来た。所狭しと食材が保存された冷蔵庫に身ごとつっこみ、ここ掘れワンワン!とばかりに中を漁った結果。とてもよく知った魔力の気配につられるがまま、綺麗にラッピングされた小箱を掴み、発掘してくる犬。かるぅくソレを揺らすと恐らく四角い…固形物が入っている音が聞こえ。匂いは…よく分からなかった。頭上に?を浮かべ小首を揺らした後、「これアンタのだろ、開けてみてもいい?」と箱の持ち主に聞いてみて、)


オベロン:喧嘩はしていないし、彼女はトモダチじゃなくて日雇いの助っ人。“ 君たちの願いもきっと叶えてくれるよ。 ”
( この森に足を踏み入れたら誰しもが一度は味わうことになる無邪気な洗礼を受け、戸惑う少女。いくら言っても治らない彼等の悪癖を、諦念することで慣れてしまった己は、彼女の代わりに疑問に応えて。己の放った、主に後半の言葉を聞いた妖精達は『うれしい!』と少女の周りをクルクル飛んだり、指を握ったりしながら喜びの感情を目一杯伝え。それから此方を見つめるぼんやりとした目と視線が合えばにこり、形の良い爽やかな笑みを浮かべ、)
──そうだろう?ほらほら、君の担当はこっちだよ。
 

4430: 御影尋 [×]
2024-07-18 17:07:02

>>アンリマユ
ええと____自分はコーヒーを淹れてきます
(二人並んでいる姿をいつも通りだと、無反応に通り過ぎていく職員たちの順応力の高さたるや…とはまあ、思いつつ、せっかく辿り着いた場なのだから元の目的通りにコーヒーを持って帰ることに。と、なにやらガサゴソしている飼い犬の動きを横目に眺めていればその手に握られた何かに、ぽかんとした顔を…よくもまあ、自分の気配を探し当てるものだと。どうぞ、というように頷いては、少し高い位置の棚からマグカップを取り出そうと背伸び…貴方もコーヒーを飲むだろうか)


>>オベロン
____まあ、それは、ええ、喜んで
(なるほど、喧嘩をしていたと思われていて、友達だと思われていて、歓迎もされていた、と。妖精王の無責任ともとれる言葉に今度こそ嬉しそうに反応を示してくれる小さな姿に少しだけ微笑みを返して、それから…絵画のような笑みを見せた貴方にこちらは少しだけ眉を下げるようにして反応を返しながら歩み寄り「はい、貴方の願いも、皆さんの願いも、自分にできることであれば喜んで____自分は妖精王の“トモダチ”ですので」と。たっぷりの嫌味と皮肉と本音を贈っておこう)

4431: アンリマユ/オベロン [×]
2024-07-18 22:58:29


御影尋.

アンリマユ:んじゃあ遠慮なく…オープン!
( 本人から許可が降りれば早速、リボンをスルスル解いてゆき蓋を開けて。中身は半分予想していた通り四角い形をした角砂糖サイズの…「…チョコ?」と見た物をそのまま呟き。リボンや丁寧な包装から察するに、恐らく誰かからの贈り物。しかも、甘い物に目がない彼女がまだ一口も手をつけていない様子を見ると相当、大事な物と見た。であるのなら…流石に無断で食べるのはマズイ。冷蔵庫を閉じ、棚から食器を取り出そうとしている飼い主を見遣ったのなら、)
何これ土産?食っていーい?


オベロン:……。さすがはカルデアのマスター、普段から多くのサーヴァントの要望に応えてるだけある、話が早くて助かるよ。
( 何だか無性にスカイダイビングしに行きたい気分、受け止め役はもちろんトモダチである彼女を指名する。…が、これからの事を思えば想像するだけに留め、当たり障りのない返答を。──暫く歩くとツリーハウスほど豪華じゃないにせよ、一軒の小屋がポツンと佇んだ空間に出て。そのすぐ近くには、まだ空気の入っていない赤子用のビニールプールがぺしゃんこになって潰れていて。それを指差し、)
単刀直入に言うけど、あれに空気を入れてほしいんだ。
 

4432: 御影尋 [×]
2024-07-19 00:40:38


>>アンリマユ
____ああ、なるほど。まだ眠っていたんですね、それ
(冷蔵庫に入っていたというそれ、自分の記憶があまりに昔だからか何かと思っていたけれど…いや、仮にそうだとして渡す相手は貴方しかいないだろうし。逆に自分宛なのだとしたら、自分は迷わず口にしただろうし…でも、貴方は自分の気配がするから手に取ったに違いないわけで。コーヒー用のカップを手に取りながら、そんな思考に終止符を。理由はそう、コーヒー用の角砂糖を見て思い出したから。納得がいったように視線を向けたなら「それ、バレンタインです。自分から貴方宛の」と。道理で自分が食べていないはずだ)

>>オベロン
____夏ですねぇ
(嗚呼、絶対そうは思っていないな。と察しがつくくらいには慣れているのだと思う。森の中、少し先、本当に御伽噺の中にでもありそうなそこに置かれた潰れたプールは少しばかり寂しそうで、膨らむのを楽しみに待っているのは…妖精王か、彼の仲間か。その場にしゃがみ、ビニール製のそれを持ち上げたなら「足踏みポンプとか、あります?無ければ普通に口でやりますが、私物にあまり触れられたくはないでしょう?」と下から眠たげないつもの表情のまま見上げ)

4433: アンリマユ/オベロン [×]
2024-07-20 10:07:48


御影尋.

アンリマユ:渡す相手は捕まったってのに、肝心のプレゼントの存在忘れてちゃあ世話ねえよ。
( さらっと告げられた言葉に“ 今年も貰えたんだ。 ”なんて…離れていた期間が長かったからこそ、尚更そう思い。ポカンとした間抜け面晒したまま再度、プレゼントに目を向け、己が行方をくらませていた期間の飼い主を想う。いつ帰ってくるか分からない犬の為にチョコを用意して待っていたのか、彼女はずっと…。その光景を思うと、作り物の心臓が軋む、し、少しだけ呆れてしまう。大切な貰い物を片手におさめ、嬉しそうに隣に並んだのなら、己よりよっぽど忠犬気質な飼い主の頭を撫でようと腕伸ばしつつ、)
気絶するまで猫可愛がりされんのは、そっちの方じゃね~?ご主人よぉ。


オベロン:そこは抜かりなく!ダヴィンチに頼んで用意してもらったんだ。あの店、何でもあって便利だよねぇ。
( 途中で酸欠により挫折したからこそ自力でという提案には、緩やかに首を横に振り。…まあ、そんな苦い経験があったからこそ、わざわざ現実なんぞに足を伸ばす気になったワケだ。地に降ろしたダンボールを開封し、彼女の足元近くにエアーポンプを置いて「嗚呼、もし途中で空気が入れにくくなったら、こっちと交代しよう。」と伝え、自分は水を確保しに行くことに。と、その前に濡れぬよう外套は近くの切り株に、腕捲りして、)
 

4434: 御影尋 [×]
2024-07-21 02:36:33

>>アンリマユ
…だって、貴方はいつまでも受け取ってくれるわけではないのでしょう?
(いつだか、毎年貰うつもりは無いと言っていたから、それが今かと思った。でも、もし受け取ってくれるのなら…作っていなかったと知ったら貴方は盛大に拗ねるだろうから。頭に伸びた手に怯えもせずに、喉を鳴らす猫のように目を細めては「ちなみに、一粒一粒に甘すぎる毒を仕込んでいるので苦いコーヒーをご用意することをオススメしますよ」と小さく微笑んで)


>>オベロン
おお、助かります____よいしょ、と
(さては経験者だな、と小馬鹿にも取れる目を向けたあと、エアーポンプを差し込もうと膝を折りビニールプールに触れる。懐かしい気がするけれど、最後に触れたのがいつだったかは覚えておらず…用意をしたなら黙々と空気を送り込み…水を取りに行った妖精王の後ろ姿は視界の端で捉えていて、白い腕だとか、綺麗な外套だとか、全部が飼い犬や自分との共通点があるとすればひねくれていることくらいだろうか。空気がいっぱいになるまで、あと五割)

4435: アンリマユ/オベロン [×]
2024-07-22 20:15:41


御影尋.

アンリマユ/何もかも焚べてでも果たしたい復讐があるのなら、そん時ゃ共謀者になってやらぁ。そうじゃねえなら───、
( どんなに心境に変化が起きようとも召喚された際、心に決めたルールは曲げられない。途中でぶつ切りにした言葉の先、もしも…彼女が恩讐の炎に取り憑かれることなく、自分達とは異なる答えに至ったその時は、“ 力になれない ”。付き合いの長い相棒のことだ、口にせずとも言いたいことはお見通しだろう。頭から手を退けたのなら親切な毒殺者をフ、と鼻で笑い。白い手とカップの間に褐色の壁を作り、)
相手を嵌めたいならそこは黙っとけよ。…ところでアルコールっていけるクチ?


オベロン:……あっつ、
( ──プールを設置した位地からほど近い場所にある水道場にて。蛇口に散水用のリールホースを繋いでいた最中、妖精たちとはまた異なる視線を背後越しに感じた為、眼球のみを動かして。汎人類史の初夏を再現した温度設定で普段より蒸し暑いのに、それに加えてじぃっと。背を刺してくる観察眼のおかげで余計に暑さが増した気が。頬に流れた横髪を耳にかけつつ上記呟く…と、呪いが発動したのか。燦々とした太陽が顔を出してきて、思わず眉寄せ、)
 

4436: 御影尋 [×]
2024-07-22 22:23:55

>>アンリマユ
____お酒、少しだけなら大丈夫ですよ。度数が高いものをたくさんは、少し辛いけれど
(多分だけれど、貴方は自分がいなくなっても貴方のままで、次に自分が再び貴方に出会ったとして…また、自分は上手く人を憎むこともできないような気がして。だから、合間に空いた時間を受け入れるように一度だけ瞬きをして、それから唐突な問いかけに返事を…「貴方こそ、アルコールとは無縁そうなのに」と、青年と少年の間のような見た目もありしげしげとその顔を見上げ)


>>オベロン
(ちらちらと室内なのに刺す刺激に夏を覚えながら目を逸らしたのは、光を反射した色素の薄い髪が何だかとっても綺麗に見えてしまったから。ぎゅむっと押すとある程度反発を覚えるようになった生意気なビニールプールにさっさと仕上げをしてしまおうと空気を送り込みながら、頬から首筋に落ちていく汗を雑に手の甲で拭って「____本当の夏みたい」と、少しだけ嬉しそうに目を細め)

4437: アンリマユ/オベロン [×]
2024-07-23 20:38:10


御影尋.

アンリ:確かに。ビンボーな村には過ぎた嗜好品…だが、殻の奴は違うんだな~。
( 積極的にアルコールを口にするタイプでないことは自覚済み、では何故こんな提案をしたかというと黒コートの後輩から美味いコーヒーの飲み方を教えてもらったのを、ふと思い出したから。氷が底までぎっしり詰まったグラスにコーヒーと、いつもより少なめのウイスキーを投入し、かき混ぜて。仕上げにバニラアイスをトッピングすればチョコの返礼品の完成、)
只今バンダナは品切れ中につき、こちらをお納めクダサイ。


オベロン:( 感慨深そうな声。それは逆に言うとこの世界は空想だと…妖精達の口からは聞けない、外の世界からやって来た客人らしい感想だ。蛇口を捻ればポンプと格闘している彼女を、何の気ない素振りで見遣り。ホースの照準を後頭部にセット、毒気のない声で「─────御影、」と、口にしたことのない単語をはじめて音にし。もし、少女と目が合ったのなら…引き金を引こう、)
 

4438: 御影尋 [×]
2024-07-23 22:15:05

>>アンリマユ
…美味しそうです、とても
(けして貴方を小馬鹿にするつもりはなかったのだけど…多分貴方もそういう意図があって言った訳では無いと分かっているから曖昧に目を細めて。手際よく作られたそれは何だかオシャレなバーで出てきそうなもので、一転きょとんと目を丸くしつつそっとグラスを持ち上げて…光に透かすと苦そうで甘そうで綺麗だ。「…部屋でいただこうかと思います、折角だから、ゆっくり味わいたい」と、溶けないようにグラスのふちを指先で教えつつ不器用に少しだけ笑みを浮かべて)


>>オベロン
え____
(おおかた空気もいい感じ、あとは最後までぎゅっと入れ込んで、口を閉めて…と、もう一押しの瞬間、呼ばれた名前に当然のように返事をしようと息を吸って____呼んだ相手が誰かを思い出して驚いたように目を見開いて。少なからず自分に心を開いてくれている相手では無いから、名前なんて呼ばないと思っていたから、慌てて振り向いたところで向けられた銃口から逃げる術もないのだけど…中途半端に身体を捻ったせいで、顔を手で守る時間がなくなった)

4439: アンリマユ/オベロン [×]
2024-07-25 01:12:07


御影尋.

アンリ:アイスの代わりに生クリームのせてみ、そっちもトぶくらい美味いから。
( 好感触な反応にこちらも満足、あとはカクテルが彼女の口に合うことを願うばかり。もう1つ飼い主の食指が動きそうな情報を共有しつつ、自分のグラスと…チョコも、忘れずに小脇に待ち。「ならシアタールーム行かね?個室だったらゆっくり出来るだろ。」どちらかの部屋でまったり過ごすのも好きだが、新作の作品が入ったと小耳に挟んだ為、そちらさえ良ければ一献傾けつつ映画鑑賞したい。ほろ苦そうな瞳を見つめ返答を待ち、)


オベロン:( 珍しく感情が全面に押し出された顔を見ると、少しは溜飲が下がるというもの。一度引いてしまったが最後、止まる術を持たないソレは容赦なく少女の顔面を襲い。パシャッ!と飛び散った水の冷たさは現実のソレと寸分も変わらない、という事実を彼女にもたらすだろう。十中八九苦情が飛んでくる前に、薄ら笑いを浮かべ、)
どう?所詮は想像の産物に噛み付かれた気分は。
 

4440: 御影尋 [×]
2024-07-25 01:55:43

>>アンリマユ
それは、…美味しかったらまた貴方に作ってもらいましょうか
(甘いアイスと少しのアルコール、コーヒー…どれをとっても美味しいに違いないのに、生クリーム変更だなんて贅沢な…!これは次回の楽しみにしておこうとキュッと笑みを浮かべるように唇を引き結んだなら、こちらに向いた双眸に当然のように頷いて。映画なんて滅多に観ないから…少し楽しみ。行きましょうかといつも通り手を差し伸べようとして、貴方の荷物がいつもより多いことに気がついてうろうろと手を泳がせたあと、自分のコップを両手で持つ形に留め)


>>オベロン
____オベロン、さん!
(びしゃ!と可愛くない音がして顔も服も髪も濡れた。ぽたぽたと水を滴らせながら、何が起きたか理解するまで数秒かかり…きょとん、とした後、ギャン!と吠える。冷たくて気持ちがいい、だけれど不意打ちで水をかけるとはどういう了見だ!キッと睨むように妖精王を見据えたまま、足早に距離を詰めたなら、正面で犬のように首を振って…避けなければ、かけられた水を散らすように水を飛ばし相手を軽傷ながらも巻き込んでやるつもりで)

4441: アンリマユ/オベロン [×]
2024-07-25 21:16:48


御影尋.

アンリ:へいへい…なに見ようかねぇ。好きなジャンルとかある?
( 此処にはバーもバーテンダーもいるのに。さも当然のように指名されては、表向きは気だるげながらも前向きに検討することに。迷子になったままの手を引っ込め、スン…と何事もなかったようにグラスを待つ不器用な様子を見ると、つい笑いが込み上げてきてフッ、と鼻が鳴る。プレゼントをお腹と腰布の間にしまうと右手をひらひら…軽く揺らし、空いていることを示唆しつつ、お喋りしながら次なる目的地に移動しようか、)


オベロン:…ッ!本当みたい、なんて言うからだ。
( フリーズから一転。ムキーッ!と悔しげに吠え、ズンズン!と早歩きで距離を詰めてくる様は、まんま怒った時の魔猪の氏族、もとい我が弟子にそっくりだ。…なんて悠長に見物していたら報復とばかりに冷たい飛沫に襲われた為、煩わしそうに片目を眇め。腕で防ごうとしつつ上記を、続け様に「ニセモノなら問題ないだろーが。」と。理不尽な反論を差し引いても、こうもピーカンだと体も服もすぐ乾きそうな気が、)
 

4442: 御影尋 [×]
2024-07-26 00:47:15

>>アンリマユ
…怖くないやつ、あと人があんまり痛い目に合わないやつ、とか
(邪険な返事、と言うには少しだけ甘やかすような優しさがあって、多分貴方はまた作ってくれるのだろうなと…随分と自分は許されているらしいから。こちらの一連の動きを見ていたらしい飼い犬は、慣れたように片手を空けて居場所を作ってくれる。グラスで少し冷たくなった片手を伸ばして、緩く揺れる手を掴んだなら足を前へ「でも、貴方が観たいものがいいです。せっかくなら」と少しだけ目元を緩め)


>>オベロン
偽物だろうと____あっ、それより、オベロンさん、さっき
(面白いものでもないだろうに、余裕な表情は崩れることなんてなくて、いけ好かない王子様のような顔から溢れる言葉は随分と意地悪で…だから、不満そうな顔が一瞬でも見れたことに少しだけ満足感を覚えたりもしたけれど。偽物だろうと水を他人に急にかけるのはどうなんだ!と言うより先に、思い出したのは何故自分が振り返ったのか。「自分のこと、呼びましたよね?」と、確認するようにまた一歩距離を詰めて…気紛れでも、誰かに呼ばれる名前は存在証明のようでいつだって嬉しいものだから)

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