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ありったけの砂糖を貴方に / 〆/794


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自分のトピックを作る
681: 三好 涼太 [×]
2019-03-14 19:19:04







…っしゃ、 ( 午後の仕事が始まる前、デスクで仕事を始める前に少しリラックスしていると、スマホに通知が来て、行く意思のあるメッセージが届き、パッと表情を明るくさせ。 嬉しそうにスマホを両手持ちし、 “ やった! 薫さん大好き ” と勢いよく打ち、キャラクターの周りにハートマークが飛んでいるスタンプを送って。それからテンポよく仕事を終わらせ、そろそろ仕事も終わるという頃に、相手の姿が見え手を振り。どうやら自分に用があったらしく、椅子から立ち上がり相手から書類を受け取るまでの間はしっかりと職場での顔でいたのだが、飲む誘いを受けるとそれは崩れ嬉しそうに顔を綻ばせ、 「 俺もうちょっとで終わるから、待っててください。 この前スイーツが美味しい個室の居酒屋、見つけたから行きましょう。 」 と耳打ちして片目をつぶりウィンクをするとデスクに戻り相手から受け取った資料を確認して。 少し歩くが、以前友人と行った評判のいい居酒屋に相手と行きたいと思っていたので丁度良いと気分は上々で仕事を終え。 鞄の中に忍ばせておいた今日渡したいものをちらりとみて確認し、待っている相手の元へと早足で向かい。 )








682: 檜山 薫 [×]
2019-03-15 22:37:42








… 給湯室の近くの椅子に座ってるから。仕事頑張れよ。(  会社なので相手のことを苗字で呼ぶように気を付けていたのに、当の相手は誘えば直ぐに表情は二人っきりの時のようになり。得意げにウィンクまでしてくるので、周りに見られないように相手の足を軽く叩き。それから相手が仕事を終えるまで自分が待っている場所を伝え、自分は相手の部署を後にして。給湯室の近くにソファがあるので、そこで座ってスマートフォンを弄りながら待ち。スイーツが美味しいという言葉を聞き逃すはずもなく、今から楽しみで仕方なくて。暫くすると相手が来たので会社を出て共に歩き始め。電車でも通勤できる為今日は車は会社に置いていくことに。会社を出て少し歩くと一つの居酒屋に着き。中に入ると個室に通されたので、ジャケットを脱いでネクタイを緩めてから椅子に座り 「 すげぇ腹減った 」と早速メニューを見始め。  )











683: 三好 涼太 [×]
2019-03-15 23:19:22







お待たせしましたー、 と、これ。 帰ってから食べてください。 ( 給湯室に向かうとソファに相手がいて、駆け足で向かいスマホを見ている相手の視界に腰をかがめ入り。 そして鞄の中に入れていた小さな箱を手渡すと、ホワイトデーだから、と付け加え。中にはマカロンが入っていて、店員に色々惚気話を聞いてもらいながら選んだもので、軽く手渡したものだが喜んでくれると嬉しいと思い。 地図を見つつその居酒屋に辿りつき、自分もジャケットを脱いで向かいの椅子に座り。 相手の手元にあるメニューを覗き込み、先日友人と食べて美味しかったものをいくつか指差して。 最後の方のスイーツのページには色々なケーキやパフェ、さらに特大サイズなんかもあって、相手の反応をうかがいつつ 「 普通のメニューも美味いっすけど、きっとスイーツも美味いっすよ。 個室だから、気にせず食べられるでしょ。 」 とテーブルに頬杖をつき微笑んで。 )








684: 檜山 薫 [×]
2019-03-16 23:01:03







… その、… これ、ありがと。(  メニューを見ている途中でぴたっと動きを止め、恥ずかしくてもごもごと上記を小声で話し始め。会社に居た時は周りに誰が見てるか分からなくて礼を言えなかったので、二人っきりになってからホワイトデーのお返しに対してのお礼を伝え。早く開けたいが、せっかくなので帰ってからのお楽しみにしようと思い。再びメニューを捲り、辿り着いたスイーツのページで釘付けになって再び動きが止まり。メニューは写真付きで載っており、どのスイーツもキラキラしていて美味しそうで。甘い物が好きということが周りに知られるのが恥ずかしくて、あまり人前で甘い物を食べることを好まないので個室を選んでくれる気遣いが本当に嬉しくて。自分としては最初からスイーツを食べてお酒を飲みたいが、取り敢えず店員さんを呼ぶと相手が美味しいと教えてくれた品を幾つか注文して、お酒が弱くて尚且つ甘いお酒しか飲めない自分はフルーツ類のカクテルを注文し。  )









685: 三好 涼太 [×]
2019-03-16 23:30:12







いーえ。 薫さんのくれたものとは比べ物にならないっすけど、‘ ありがとう ’ の気持ちは渡したつもりです。 ( 相手からの反応がなかったので、もうすこしちゃんとしたものがあるよかったのかなと不安に思っていたが杞憂で。相手から一ヶ月前にもらったもののお返しと、日々のお礼という気持ちが伝わればと微笑み。 「 ってか、飲みに誘ってくれるなんて思ってなかったっすよ。 めちゃくちゃ嬉しい。 温泉旅行も快諾してくれたし。 」 メニューを頼みつつ今回は自分もカクテルにしようかと強めのカクテルを注文し。 注文したものが届くまでお通しと水を口にしながら、相手からの誘いに先ほどから嬉しさでいっぱいだと言わんばかりに笑みを浮かべ。 相手と初めての旅行となると嬉しくて、泊まる部屋はどんなものなのだろうかとか、美味しいご飯だとか、浴衣姿の相手だとか、そんなことで頭はいっぱいで。 料理と酒が出てくると、 「 さっきスイーツ頼んでなかったっすけど、いいんすか?、 」 と店員が料理を並べている間に、あんなに嬉しそうに見ていたのに頼まなかったのを不思議に思い首を傾げ。 )









686: 檜山 薫 [×]
2019-03-17 22:45:39







旅行の予定も立てたいし、偶には酒でも飲みたくなったから誘っただけ。(  相手から温泉旅行に誘われたのが嬉しくて楽しみでソワソワしており、行くと決まれば早く予定を立てたくて柄でもなく相手を自ら飲みに誘い。勿論、温泉旅行が楽しみですとストレートに言える性格でもないので、楽しみにしていることを悟られないように淡々と話し。運ばれてきた料理は美味しそうだし盛り付け方や皿もお洒落で、見ているだけで満足してしまいそうで。相手の問に対して「 いや、好きな物とかは最後に食べたいタイプ。それと夕飯なんだし、最初からスイーツってのも変だろ 」と理由を説明しつつ、てきぱきと相手の分と自分の分を取り分け。グラス同士をくっ付けて乾杯をした後、甘い香りが漂うカクテルを一口飲み。甘い物好きな自分には丁度いい甘さで満足気な様子で。料理を食べてみると文句なしに美味しくて、これはスイーツも期待できそうだと思いつつ。  )










687: 三好 涼太 [×]
2019-03-20 19:27:19







ってことは最近飲んでないんすね。 よかったー、今日はたくさん酔っていいっすよ、俺が介抱してあげる。 ( 旅行の予定、と聞くとああそう言えばと自分から誘ったのに相手から飲みに誘われたのが嬉しくてそっちのけで。 一緒に予定を考えてくれるんだなぁとほっこりしつつ、相手がどうやら久しぶりに飲むようで、どこか安心していて、頬杖をつき、に、っと笑って見せ。 相手の酔っている姿をあまり他人に見せたくない、なんて典型的な嫉妬心は健在し。 とりわけようと手を伸ばすも相手がすでに手際よくやっていて、手を引っ込め任せ。 「 遠慮してないんなら良かった。 へー、俺は先に食べるなぁ。 ショートケーキの上の苺とか、一番最初に食べる。食べないと持ってかれてたんで。 」 取り分けてくれた料理をいただきます、と手を合わせ食べ始め、やはり外れていないと満足げに食べ進め。 相手とは正反対で、好きなものは最初に食べてしまうのは、きっと兄弟構成なのだろうか。そういう違いを知れるのも嬉しく思い嬉しそうに話し。 )








688: 檜山 薫 [×]
2019-03-21 23:25:42







最近は飲んでないけど … って、よかったって意味わかんねぇよ。あと、酔うつもりはないから。(  相手に言われて、そういえば酒は久しぶりだと気が付き。普通なら、酔うと面倒臭いし酔わないでほしいと言う所を、相手はよかっただとか酔っていいだとか歓迎しているようなので不思議に感じ。最後にそもそも酔うつもりはないと言い切り。「 なんつーか、お前の兄弟には会ったことないけど、苺を食べられて拗ねてるお前は直ぐに想像出来る。 俺の場合は上にとことん甘やかされてきたから、最後に食べる余裕があったのかもな 」相手との共通点を探すのも好きだが、自分との違いを発見するのも好きで。相手の話を聞いている間に簡単にその姿は想像出来てしまい、思わずクスッと笑い。一人だけ男の末っ子なので、姉達からはショートケーキの苺を取られるどころか寧ろ貰っていたことを思い出し。懐かしい話はお酒とよく合い、弱いくせに話す度にお酒は進み。  )










689: 三好 涼太 [×]
2019-03-22 00:24:36







酔っても大丈夫、ってことっすよー。 俺しか見てないから。 ところで旅行なんすけど、 ( 少し意味合いが違うが、相手が酔っても自分は酔っている相手を見られて役得な訳だし、相手は周りを機にするだろうけど個室だから問題ないしと色々含め大丈夫だと。 切り替えは早く、旅行の話に移り。運転は二人で交代でいいかとか、場所は箱根あたりだとか、料理も豪勢なようで旅館の名前を調べ画像を見せたりして、声を弾ませながら話を進め。 「 そうなんすよ!、姉貴もそうっすけど、弟もわがままで…基本俺が我慢してる感じ。 いいなぁ、薫さんのお姉さんたち、見てみたいかも。きっと薫さんに似て美人なんだろうな。 」 追加の料理や酒を頼みつつ、弾む話や相手の笑顔が見れ嬉しくて酒も進み。普段あまり見えない相手の甘やかされている姿見てみたい気持ちがあり、じーっと相手の顔を見つめそうぼやき。 )









690: 檜山 薫 [×]
2019-03-22 22:46:07







すげぇ料理美味そう。旅館も広くて綺麗だな。って、チケット用意してくれてありがと。ちゃんと半分出す。(  取り敢えず大丈夫だと伝えてくる相手を不思議そうというか怪しそうに見てから、あっそ、と素っ気ない返事を。自分達が泊まる旅館の写真を見ていると、旅行に行くという実感が湧いてきて楽しみで仕方なく。貰ったチケットとは知らないので、途中でチケットを用意してくれたことを思い出してお礼を述べ、料金はしっかり自分の分ぐらい払おうと思って財布を取り出し。「 我慢してんのは偉い。んじゃ、お前が一番上みたいな感覚なんだな。あー … そういえば、… これ、こっちが一番上でこっちがもう一人の姉貴。」男兄弟が羨ましいなんて呑気に思いつつ、酒を飲みながら話すたわいもないことが今は楽しくて。相手の面倒見が良い面はきっと兄弟構成故だろうと納得し。さも自分が美人という前庭で話すので、そこは否定したいが相手の言葉に文句を言っていたらきりがないと思い。そういえばと思い出してスマートフォンを出し、この前姉二人が旅行に行ったらしくて、その時に写真が送られていたので相手に見せ。自分と違って煌びやかというか派手な姉二人を恋人に紹介するのは、何となく擽ったい恥ずかしさがあり。  )










691: 三好 涼太 [×]
2019-03-23 19:54:27







んーん、必要ないっす。 これ、もらったやつなんで、気兼ねなく行けます。 んまぁ、もらわなくてもいこうとは思ってたんで、すげーいいタイミング。 ( 財布を取り出した相手の手を制止し、昼間もらったチケットを鞄から取り出し、相手に見せるとそこにはご招待の文字が。 ペアチケットとあるのが余計に恋人同士で行くもののように見え、嬉しさは増して。 「 えらい、っすか。 なんか言われたことないから照れますね。 …おー、すげー、系統違うけどやっぱ似てる。 綺麗なお姉さんたちですね。 んじゃ俺も見せますねー、 最近はこれ、ついこの前のやつ。 」 いつもしていた我慢は定常化していて特に億劫とも思っていなかったが、飾りなく褒められると嬉しくて頬をかき。 相手の見せてくれた写真には相手と似た顔立ちの、しかしパッと見で系統が異なるタイプの女性がうつっていて。相手と写真とで視線を動かし、目鼻立ちが似てい改めて綺麗な顔立ちとおもうがそれは口に出さず、写真に写る相手の姉を褒め。 相手が見せてくれたなら自分も、と画像を探すとついこの間3人で夕方から夜にかけての短い時間で行った遊園地での写真を何枚か見せ。 そこにはお揃いで買ったつけ耳を付けた写真が並んでいて。 )








692: 檜山 薫 [×]
2019-03-23 23:18:54







なら、チケットくれた人にお礼言わないとな。今度会ったら俺の代わりにお礼宜しく。(  相手と旅行に行く機会をくれたチケットの元の持ち主に本当は直接お礼を言いたいが、もしもその人が会社の人たちだったら下手に自分がお礼を直接言えないと思い。代わりに相手にはお礼を伝えてほしいと律儀に伝言を頼み。「 後輩だから忘れてたけど、お前って一応兄貴だもんな。… 似てる、のか?それこそ初めて言われた。って、お前のところは弟そっくりだな。お姉さんも可愛らしいし 」自分が照れることはあっても、相手が照れることは珍しいのでレアなものが見れたと満足し。兄弟の話を聞くと、普段は後輩なのでそこまで感じないが、そういえば相手は家族では兄だったということを思い出すと。姉と歩いているとカップルと間違われたこともあるので、似てると言われるのは新鮮で。そんなことよりも相手が見せてくれた写真の方が気になり。遊園地で耳を付けている恋人は勿論可愛いのは前提で、相手そっくりな弟が先ず目に留まり。相手と付き合っていることで自分がノンケということを忘れかけていたが、やはり女性を見ると素敵だと思い。素敵だと思えるのも、目の前にいる大好きな恋人に似ているからだろうと思い。  )










693: 三好 涼太 [×]
2019-03-25 20:12:42







会社の人なんで、うまく言っときますねー。 ( もちろん相手とお付き合いをしていることは相手のためにも一切口外していなく、家族や親しい友人には最近付き合いが悪いとかなんだとかで恋人がいる察しはつかれているようだが、口上は得意なので問題ないと。 「 そうっすよ?、一応兄貴だし、一応弟。 似てますよ、目元も、口元も。 恋人になる前なら多分似てないって言ってたと思います、近くで見たからわかる違いっつーか。 」 世話焼きな時もあれば甘えたい時もありな真ん中で、兄貴と他人から言われるのはなんだか久しぶりなきがして照れくさく。 自慢気に自分の鼻に指をさせばにんまりとした笑顔を見せ。 ぱっと見ただけでは相手と相手の姉は似ているとは思わなく、至近距離で見たことがあるからこそで、似ている部分である、自分の口の端をトントンと指先で叩き。 「 こいつすげーモテるんすよ、遊園地行った時も同じ学校の女の子たちがいてキャーキャー言われてて。 姉貴みたいな系統の女の子、好きっすか?、 」 弟のことを言われるとこの写真の時のことを思い出し楽しそうに話し。姉を可愛らしいと言ったのを聞き逃さず、ニィッと口角をあげながら相手のタイプの女性はこんな感じなのかと興味が湧き。 )








694: 檜山 薫 [×]
2019-03-26 20:34:46








お前も兄ちゃんとか兄貴って呼ばれてんだよな。… うわ、すげぇ得意げな顔。(  弟から少しでも兄として扱われている相手の姿を想像すると、普段自分の前ではカッコイイ恋人ではあるが大型犬の様でもあるし弟の様でもあるので、違和感があってクスッと笑い。自分のことを確りと見てくれていることが分かると照れくさく感じ。照れ隠しも込めて、得意げな様子の相手の頬をむにと摘み。「 人懐っこそうで顔もカッコよくて、そりゃモテるよな。… なんで恋人の前で好みの女性のタイプを言わないといけねぇんだよ 」楽しそうに話す相手の話に酒を飲みながら相槌を打ち。楽しそうに弟の話をするので、弟思いで素敵な兄なのだろうと思うと何だか和み。再び写真を見ると、これはモテるのも当たり前だと思い。相手と出会う前は女性が好きで、けど今は男性である相手と付き合っているので、きっと自分は恋愛する上で性別は特に関係ないのだろう。故に好きな女性のタイプはあるが、恋人の前で話すのは恥ずかしくて。逃げるように酒をぐびっと飲み切り、追加で先程よりもアルコール度数が高めの酒を注文し。  )











695: 三好 涼太 [×]
2019-03-28 23:53:10








そう、兄ちゃんって呼ばれる。 んん、仕返し、…っはは、かわいい、薫さんのこんな顔俺しか知らなかったらなぁ。 ( 姉も弟も小さい頃から仲がいいので兄弟の話は嬉しそうに話し。 これまた得意気な顔でいると、頬を摘まれ呂律が回らず、片頬をやられたので両手を伸ばし相手の頬もむにむにと。いつも相手は自分と正反対の締まった表情でいるので、頬をつまんだ時の顔なんてそうそう見れるものじゃないので笑いつつ堪能し。 この表情を見るのも恋人の特権であって欲しいと願ってしまい。 「 そ、前に高校の学祭行った時なんか人気で人気で。 えー、いいじゃないっすか、減るもんじゃないんだし。 それはそれ、これはこれ。 …ってペース早いっすよ、介抱しますけど程々にしてください、 」 弟のことを話す時は心底楽しそうに口元に手を当てながら笑みを浮かべ話し。好みのタイプはないと否定はしないということはあるだろうと結論に至り、気になって前のめりになり問い詰め。 すると酒の量が一気に減り、だんだんとペースが上がって来ているようでその手元を見ながら小言こぼし。 )









696: 檜山 薫 [×]
2019-03-29 23:06:26







… これもお前の中では可愛いのかよ。俺にこんな顔させんのお前しかいないから。(  相手の頬を摘んでいたのを離したら、今度は自分が両頬を摘まれてしまい。不可抗力で締まりのない表情になってしまったが、目だけは不満ですと訴え。こんな時でも相手は当たり前のように可愛いと言ってくるので、相変わらず相手の可愛いの基準は分からないと思い。自分の頬を摘んでくる人なんて相手ぐらいなもの。なので自然と相手の望む通り、相手しかしらない表情で。「 … 本当に兄弟で仲良いんだな。… お前に介抱される程酔わねぇから大丈夫、 」相手の姉や弟の話をしている時の相手はとても楽しそうなので、聞いているこちらまで楽しくなり。そんな相手を見ていると微笑ましく感じ、兄弟を大切にしている面は好感度も上がり。元から酒が弱いだけで、飲むこと自体は大好きで。なので一度ペースが上がると止まらなく。大丈夫と言いつつも、普段よりもぽっと頬は少し赤みを帯び、いつも引き締まった表情は若干柔らかくなりつつあり。  )










697: 三好 涼太 [×]
2019-03-30 00:21:59







ッ…、…全部かわいい。というか、全部かわいがりたい。 たくさんかわいいとこみて、そんでそれを独り占めしたい。 ( 不満を訴える目で見られると手の力を緩めるが、自分しかいない、という言葉が刺さりわなわなと唇を震えさせ耐えきれなくなり頭を垂れて悶え。こんなにもすぐに願望が叶ってしまうなんていいのだろうかとか思いつつ、摘んでいる指を離し代わりに両手で頬を包み込み、垂れた頭を半分ほどあげ下から視線を合わせ口を開くと、願望というより欲求が口から溢れ出て。 「 自慢の姉と弟っす。 薫さんは仲良いんすか?、 知りませんよー、酔ってる時に襲われても。男はみんな狼っすからね。 」 仲良いと言われるとしっかりと頷き自慢気に笑い。相手は相手の姉とどういう関係なのか気になり。 酒を飲んでいる人の大丈夫は信憑性にかけると持論があるので、肩を竦めてから自分の分の酒を頼み。料理もからの皿が多くなって来て、デザートを頼むであろう相手にメニューを手渡して。 )









698: 檜山 薫 [×]
2019-03-30 23:27:09







… やっぱりお前の言ってるのことは俺には理解出来ねぇよ。けど、素直なのは嫌いじゃない。(  かわいいと言われたかと思えば、勝手に相手は項垂れるので、心境も知らない自分は相手が理解出来ず。唯一分かることは、先程から相手が言っている願望は本音ということ。相変わらず釣れない言葉を並べるが、最後は自分なりに相手の素直なところが好きだと、あまりにも遠回しすぎる言い方をして。「 カップル限定のスイーツメニューとかあるから、そん時は彼女のフリしてって頼んで一緒に行くことはある。んまぁ、仲良いんじゃねぇの?つーか俺に対してはブラコンって言うのか?そういう感じ 」女、女と来て漸く生まれた男で、しかも末っ子ということもあって姉二人からも母親からも幼い頃から溺愛されてきており。一方的なブラコンなので、それが仲がいいと言っていいのか分からなくて何故か疑問形になり。ぐびぐびとお酒を飲み、相手の言葉も入っている様子ではなく。直ぐに店員さんを呼ぶと、アイスクリームやプリンからミニパフェまで色々な種類のデザートをまとめて注文し。勿論追加で先程から同じ酒を注文して。出来上がりつつあり、既にぽやぽやとした様子で 「 狼か、」と相手の言葉に緩く返し。  )










699: 三好 涼太 [×]
2019-04-01 23:27:26







嫌いじゃない、ね。 “ 素直なとこが好き ” とか言ってくださいよ、 んまぁ好きって言わせたいだけだけど。 ( 嫌いじゃないということは受け入れられているということだし、どうせなら好きと言わせたいと欲丸出しで、素直にも口に出すとくしゃりと笑みを浮かべると肩を竦め。 「 へー、カップル限定、ね。 ブラコンなお姉さんに囲まれる薫さん見てみたいっす。 …薫さん、出来上がってんじゃないっすか。もー、一緒にいるのが俺でよかったっすね。 それ食べ終わったら帰りますよ、家まで送りますから。 …旅行の話はまた今度かな、 」 カップル限定というのはきっと男女のという暗黙の了解なのだろう、自分じゃ役に立たないことを察すると一瞬視線を落とし、それに気づかれないように、すぐに視線を戻して話を続け。 気付けば空のグラスが並んでいて、自分より多くはないがかなり飲んでいることに気付くと新しくきた酒を自分の方に寄せこれ以上飲ませないようにし。相手が食後のデザートを食べている間にぱっぱと会計をすませると、帰る支度をしつつ、できればしたかった旅行の話はまた次の機会かなと苦笑して。 )








700: 檜山 薫 [×]
2019-04-02 22:25:59







お前、付き合いたての頃より我儘で図々しくなってる。懐かれてるって解釈でいいよな?(  今も好きって言ってほしい等、前に比べて相手は我儘というか素直になっている気がして。それに対して嫌とも思ってなく、寧ろ素直になる程自分といるのが当たり前になってきているのではないかと思うと嬉しく感じ。そんな気持ちは言葉にしなくても自然と表情に出ており。「 … お前みたいな人懐っこいのなら、直ぐに気に入られると思うけど。… まだ完全に酔ってない。また近いうちに旅行の話のために飲みに行くか。今度は絶対に酒飲まねぇ 」相手の反応を見て、やはりカップル等の言葉は言わない方がよかったかと言った後に後悔し。ここで謝っても変な空気になるだけだと思って、敢えてスルーを。相手の人懐っこい性格なら姉達も喜んで可愛がるだろうと思い。店員さんが運んでくれたスイーツに直ぐに食べ始め、酔っているからか普段よりも穏やかな表情で、美味い、と幸せそうに一言漏らし。ぱくぱくと飽きずに甘い物を食べながら、酔っていると言ってもまだ大丈夫だと言い張り。然し呂律は少し覚束無くなっていて。いつも自分ばかり酔っているのは情けないので、近いうちに再び相手と飲みに来て、今度は自分は一滴も飲まないと宣言し。そんなことをぶつぶつ言っている間に、あっという間にデザートを綺麗に完食して、満足そうに、ごちそうさまでしたと。  )










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