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( __二振一具__ )〆/192


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142: 膝丸 [×]
2019-03-25 23:37:38

 
 
 
…──少しだけ迷っていたのだが、やはり覚えているうちに伝えておくべきだろうな。兄者はきっとお忘れだろうが、実は今日で兄者と言葉を交わして季節が1周したらしい。兄者と過ごす日々は楽しくなんとも早いひととせであった。これからもこうして過ごせることを切に願う。……いつもは俺ばかりが良い思いをさせて貰っているが、兄者も俺に甘えたくなれば沢山甘えて欲しい…し、兄者にしたいことがあれば俺に出来ることならば須らく叶えたいと思っているのでな。遠慮はせずにどんな事でも言ってくれ。

…最後に、今までは兄者が離れたいと望めばどんなに離れがたくとも手を離そうと決めていたのだが──…、これからは兄者が離れる事を望んでも、そう簡単には手放してやらん故、覚悟なされよ。俺の、俺だけの…いとしい兄者。こちらへの反応は必要ないのでな、兄者が戻られる時をここでのんびりと待っている。( ふ、 )
 
 
 

143: 髭切 [×]
2019-03-26 02:16:26


髭切.
弟は意地悪だなぁ、こんなにおねだりしているのに。ふふ、そう言ってお前は僕を置いていったことがないじゃない(己に甘い弟を揺り動かすのはお手の物とばかりにわざと幼い言葉を選んでは僅かに頭を下げ普段は同じの目線から見上げる形に視線を絡めて、次いで急かすような台詞投げかけられるとそれに急ぐどころか笑い声を混ぜて返すは愛しい弟に置いていかれることはないと揺るぎなく信じた故の言葉と同じ場所への口付けをひとつ。すり抜けた手のひらを追って向けた視線の先で先ほど口付けたばかりの唇から紡がれた睦言の様なそれを聞いて思わず口角吊り上げては負けたとばかりに両手を持ち上げると大人しく相手追うように歩を進めて)…そう言われると弱いなぁ。仕方がない、部屋に帰ろうか。


鶴丸.
きみが早起きをしているところなんてそうそう見たことのない気がするんだが?…湯呑みを洗うだけだぜ、何もついてこなくとも…まぁ、良いか。転ぶなよ、きみ(刷り込みの後の雛のごとく後ろについて早起きだなんだと宣う相手を見かけるのはいつも早朝とは言い難い時間帯で、だからこそはっきりと否定はできないもののあっけらかんと言い放たれたそれ聞いては眉間にしわ寄せながらも薄暗い明りの中厨へ向かい歩き慣れた道をゆったりと進み。ここまで来たなら先に寝ることはないのだろうと言葉を止め眠気に負けた鶯が足をもつれさせやしないかと意識を後ろへやりながらもたどり着いた暖簾を持ち上げると中へ入るよう促し、作業を終わらせて雛を寝かしつけるために早速と流しへお盆を置くと重ねられた湯呑みを手に取り)ほら、ここもぶつけるなよ。…きみ寝かせなきゃいけないことだ、さっさと済ませてしまうか。

------------------------------------------

ふふ、だって、いつも真面目で理性的なお前が獣のようになっているのは一層可愛らしいだろう?ぁ、(咎める言葉と苦々しく皺の寄った表情に怯むことなく寧ろ誘うよう顎先持ち上げては楽しげに笑みを浮かべて、引き寄せられるまま抵抗することなく体寄せ押し付けると急所へ食い込む牙の感覚に小さく声漏らしては恍惚に瞳細めて)んー?ん、…食べないと無くなってしまうよ?お前へのお返しなのに…んぐ(これをねだったのではなかったのか、律儀に唇を閉じたままくぐもった悲鳴をあげる弟を不思議そうに眺めながらもその行動を止める気はないらしく、一瞬唇開き固まる弟へ言葉をかけるも再び大きくくわえては詰められていく距離も気にすることなく咀嚼して)

襲撃事件、僕は好きなんだけど僕の手腕が追いつくかと言われると…ね。まぁ、どちらにしろこの後になるだろうしそれはゆっくり考えようか。…お前は本当に可愛いねぇ、そうして取り乱しているところも可愛いよ。ねぇ、いろんなお前をもっと見せて?見られたくないなんていじわるいわないで( じぃ、)やだなぁ、迷子にはならないよ、多分。だってお前が見てくれているから…ありゃ、やっぱり離れると駄目なのかな。…ううん、そうだなぁ…取り敢えず、相手は折ってしまっても良い?駄目?駄目なら駄目で他の方法にするけれど( にこ )

144: 髭切 [×]
2019-03-26 02:19:42

日が変わってしまったや、せっかく伝えてくれたからその日のうちにと思っていたのだけれど。…うん、実際、お前と過ごす日々が楽しくて、時間の流れが早くって…一年が経つだなんて、考えることもしていなかったよ。そうか、もうお前と出会ってからそれだけ同じ季節を過ごしたんだねぇ。こう考えると感慨深いけれど…また次の節目まで同じ様に隣にいてくれるのなら感傷に浸っている暇はないねぇ、まだまだたくさん甘やかしてあげるから覚悟しておいで。弟が隣にいてくれるだけで僕は十分満たされているのだけれど、折角だからひとつお願いをかなえてもらおうかな。…この先も僕の隣で幸せでいてほしい。

僕の、僕だけの大事な弟。誓っただろう?病める時も健やかなる時もお前の隣にいることを。僕からこの手を離すつもりは少しもないから、安心してくれて良いんだよ。そのかわり、お前もきちんと兄の手を握っていて。さ、此方は僕が返したくて返しただけだから切ってくれて構わない。…これからもどうぞよろしくね、膝丸。

145: 膝丸 [×]
2019-03-28 00:39:22

 
 
 
膝丸 :
ん、ふふ、俺も大概だが兄者も甘いなぁ。──ああ、兄者、少しだけ待っていて頂けないだろうか。床を整えてくる。( 己にしては少々狡い手を使ったものの、効果はあったようで兄が両手を上げたのを確認すれば先導するように歩みを進めつつ、背後に感じる気配に気が緩んでは思わず背を向ける前に触れた唇を独り指先でなぞり。やがて私室の前に辿り着くと両開きの襖に手を掛け、ふいに中の状況が脳裏を過ると伺い立てるように控えめに首を傾げては兄へと問いかけて。 )兄者を外で待たせてしまうのは心苦しいのだが…。


鶯丸 :
それこそシュレディンガーの猫というやつさ。…お前こそ、俺をなんだと思ってるんだ。これくらい躓いたりしないぞ。( ふあ、と大きく欠伸を零しては眉間に皺を寄せ怪訝そうな顔付きで前を向く鶴丸の言葉に曖昧などうとも取れる言葉を返し。促されるまま暖簾をくぐり重い頭のせいで重心が定まらず、くらりと軽く前に傾くも既の所で留まり何食わぬ顔で否定の言葉を並べては蛇口の栓を捻る。ざあざあと皆が寝静まった時間に似つかわしくない音が厨に響き渡らせながら湯のみ一つ手に取ると、依然流れたままの水を掠めるようにして指先でちょいちょいと引っ掻いて )……冷たい。目が覚めそうだ。


***


…獣のようであるにも関わらず可愛らしいとは酔狂にも程があるぞ。俺が理性的だと言うならば、兄者が羽目を外しすぎんよう律しているだけに過ぎん。( 誘われるがまま真白い首筋に突き立てた牙を僅かに離しては数度かぷかぷと甘噛みし、その場で吐息混じりに兄の言葉に答え。耳を擽る甘やかな声に高揚感高まり、珍しくも幾許か強めに吸い付き白皙の肌に赤い印を残して )──む、そ…それはならんぞ!ん、っ。( 初めに強請ったのは己からであるにも関わらず、目を白黒とさせ現実逃避していたのもつかの間、どんどんと詰められる距離に慌てて言葉を返すと必死で逆側から食し。やがてあと少しで唇が触れそうな所まで距離が詰まると ぱきん、と小気味良い音を響かせ自ら降参して )

……そうか、兄者がお好きなのであれば前向きに検討してみようではないか。それに、俺に問題があれども兄者の手腕に問題などありはせんぞ!俺が相手なのだから変に身構える必要もなかろう。( 唇弧を描き )─う、あ、うぅ…( 唇はくはく )心の準備が出来るまでは…だ、だめだ。( 視線ふより )……お、折っ──、いいや、構わぬ。理性を失ってしまうような奴だ。人であれ刀であれ、手を下してやるのも優しさだろう。……と、思う、ぞ?( ぶるりと笑顔に滲む狂気に背筋を凍らせては数回頷き )ちなみにだが鶴丸と鶯丸はしばらくの間回収でも良いし、続けてもらっても構わぬ故、…キリの良い所でとなると部屋に戻って眠った所だろうか?兄者のやりやすいようにして欲しい。( こくん )

返事は切ってもらって構わんと言ってくださったにも関わらず、こうして筆をとってしまう事を許して欲しい。くどいと思われてしまうやもしれんと思っていたのでな、兄者からの言葉はとても嬉しかった。──長く言葉を残してはご負担になられるだろうから手短に。……俺は兄者の伴侶…と、なったのだ、言われずともあなたの傍を譲る気は無いのでな。( たどたどしく紡ぎながら、きゅ、と手を握り )……しかし幸せで居られるかどうかはわからんなぁ。…何せ俺の幸せは兄者にかかっているのだから。なあ、兄者よ、俺を幸せにしてくれるのだろう?( 唇に三日月描かせ )
 
 
 

146: 髭切 [×]
2019-04-02 01:12:44


髭切.
僕が甘いのはお前にだけだよ、まったく……うん?構わないけれど…ああ、(前を行く弟からこぼされる笑い声に怒るどころか愛しく頬を緩めながらもおとなしく釣られてしまった己は悔しいのか窘める言葉をかけ、僅かに訪れた眠気に口元を手で覆いあくび?み殺しては部屋の前で止まった弟の肩へ顎を置き顔覗き込んで。問いかけられた言葉にそのまま首をかしげるも整える理由に思い至っては腕を辿りふすまへかけられた手へ己の手のひらを重ね、軽く握っては悪戯を含め耳元で答え)それなら僕も手伝うから、早く整えてしまおうよ。


鶴丸.
ってよりシュレディンガーの鶯だな、小鳥は猫よりか弱いはずだが大丈夫かね。おっと、…そりゃあきみ…こうもふらふらされたら心配もするだろうに…(これ以上論を重ねても答えは出ないとばかりに乗せられた思考を冗談交じり言い換えると肩すくめては結論付けることは諦めたのか首を傾げて本筋からずれた疑問を零し。揺れた体見ると咄嗟に腕を伸ばして服の背を掴むもたたらを踏んだ足みては安心したようため息つきながらも手を離し、さも水を嫌う猫かのように水滴を弾いた指みては思わず吹き出しながらも肩で体を押しながら持ち上げられた湯呑みへ手を伸ばして)ふ、…わかった、洗うから少し開けてくれ。ここにきて睡魔を飛ばされてもかなわん。

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…ん…だって、どんなお前も可愛らしいんだもの。…ありゃ、なら僕が真面目にしていたらお前はどう崩れるのかなぁ…ふふ、お前のしるしだね(痛みはないながらも肌へ感じる感覚は吐息の堪えられないほど甘やかで、思いのまま食らいつくその背をむしろ褒めるように優しく撫で。次いで感じた滲むような痛みに所有印残されたこと悟っては楽しげに笑い声を漏らして)んー、んん。…折れちゃった、残念。はい、罰げえむ(慌てたように返された言葉と彼方からも進み始めた唇をじっと見つめながら食べ進めていたものの触れる直前に折られてしまった菓子をみてはため息漏らし、口に残る甘味飲み込むとかるく唇を重ねて)

うん、せっかくお前が提案してくれたっていうのもあるしねぇ。…ふふ、お前は相変わらず優しいね。うんうん、お互い気負わずに行こう( 良々と頭撫で )嫌だよ、心の準備なんてさせたら繕ってしまうだろう?だから今見せて欲しいの(優しく頤へ手を添えぐいっと此方向かせ) …そう、良いんだね。出来るだけ我慢はするけれど…僕の弟に手を出したんだもの、どうなっても仕方がないよねぇ。(浮かべた笑みは変わらぬままに声低く響かせてはそっと刀の柄を撫で)折角お前と出かけることだしそちらに集中したいかな。お前が良いなら、眠ったら一度幕の内へ戻ってもらおう。

…お前から言葉を返してもらうのはどんな時でも、どんな内容でも…何度聞いた言葉でも嬉しいよ。ありがとう、僕の可愛い弟。ふふ、伴侶…伴侶かぁ、そうだね、お前以外を隣に置くつもりもないけれどお前の意思でここにいてくれるのならこんなに嬉しいことはない(ふやけた笑みで言葉を繰り返しては握る手の指先を絡め)──…勿論。お前が嫌という程幸せにしてあげるから、覚悟しておいで。(目を細めると絡めた手を持ち上げ指先へと誓うよう口付けを落とし)

147: 膝丸 [×]
2019-04-04 23:43:04

 
 
 
膝丸 :
……そうか!ならば直ぐに済ませてくるのでな、今しばらく───ッ、ひ、あああ兄者ッ、兄者の手を煩わせる訳には…ッう、わ、( 背中に掛かった言葉は窘めるような物でありながらも、そこに滲む感情は己が不快に思うどころか寧ろ気分を上向きにさせるものであり。襖を前にして立ち止まった己を不思議に思ったのか不意に肩へ乗せられた顎を振り払うことなく、しかし当たらない程度に軽くそちらへ顔を向けては求めていた返しに成功したが故の安堵感をありありと滲ませた表情を浮かべ再び襖へ視線を向けると両手に力を入れ左右に力を掛けて。僅かに空いた隙間から見えた室内は案の定整えられていない状態。これ幸いと身体を滑り込ませるべく足を一歩踏み出した所で己を囲うようにして己の手に重ねられる手のひら、そして耳元へと吹き込まれる言葉に小さく悲鳴を上げると、そのまま逃げるように部屋に逃げ込んでは襖を閉めてやろうと画策しようにも真っ暗の室内は何も見えず、畳の目につま先を引っ掛け躓いた拍子にぐわんと身体が大きく前傾し )


鶯丸 :
……─ん゙、ああ、任せた。お前はまるで親鳥のようだなぁ。( ここに来るまで、そして今ここに立つまで。幾度となく支えられてきた事にのらりくらりと交わしてはいたものの、相手のその面倒みの良さに遂にはぽつりと親のようであると零し。湯呑みに伸びる手から逃げることなく大人しく明け渡すと手持ち無沙汰に他の湯呑みを流しへと並べ、身体を押されるがままに横へ少しずれると鶴丸の後方へ周り肩に額を乗せ すう、と音を立てず息を吸い込んでは落ち着く香りに身を委ね、水音が止まるのを待ち )


***


ん、俺のという証だな。消えてしまうのが口惜しい。──ううむ、兄者が真面目にしていたら…、…そうだな、俺は兄者のお役に立てぬという事。…となればこうしてひっつき虫になってしまうやもしれんな?( 撫でる手のひらに鼻にかかる甘えた吐息を漏らしては、くっきりと残る己が施した赤い印を指先でひと撫でし。不意に口から零れ落ちたであろう兄の疑問にぱちぱちと大きく瞳を数回瞬かせると、両腕を首の裏に回し先程までの獣のようななりは潜めて幼子のように甘え )む、折ってはならぬとは聞いていな──…、ん、う( 大きなため息と落胆隠しきれない言葉に間違いであったかと瞳を揺らし、反論しようにも塞ぐようにして重なる唇から逃げようという選択肢は無く、ほんのりと眦染めては程なくして ちゅ、と態とらしい音を立てながら離し、軽い触れ合いであっても舞い上がる己を隠さず )…これでは罰ゲームにならぬ。

う、うぅ、…こ、心得た。兄者もどうか手柔らかに頼む、( 有無を言わさない兄の手にそちらへ向かざるを得ず、刺さる視線におろおろと視線を彷徨わせては往生際悪く加減を求め )ああ…我慢と言いながら全く出来ていないではないか。ふふ、本当に弟の事になれば途端に狭量になってしまう…、困った兄者だな。( 柄を撫でる指先を捉えるようにして己の手のひら添え、口から零すのは諌めるような言葉でありながらくすくすと笑いを混じらせ )承知した。長くてもあと2、3回で先に進めるとしよう。( うむ )

ふふ、兄者に喜んで頂けたのならば何よりだ。…そうだぞ、一生を共にする仲となったのだから兄者が取る手は後にも先にもこの手だけなのだからな。(  指先に落とされる口付けを瞳細めながらうっとりと見つめ、やがて兄の前でしか見せることの無いとろりと蕩けた笑みを浮かべては、指先絡んだ兄の手の甲へ頬を寄せ )ああ、しかと心に刻みつけておこう。だが俺が嫌になることは万に一つもありはせんぞ。欲張りになってしまった弟を持って兄者は大変だな。( 殺し文句に見事に撃ち抜かれ、意図せずじわじわと上がっていく体温に気付かないはずもなく、茶化す言葉を混じえながら咳払いを大きくひとつ響かせて )
 
 
 

148: 髭切 [×]
2019-04-10 00:49:22


髭切.
散らかしたのは僕もだし、その手伝いくらい…ぁ、危ない…わ、わ(戯れも込めてそっと乗せた頭が拒まれることなく受け入れられるとこれ幸いと肌を寄せて見つめ、その視線の先に緩んだ表情見とめてはつられて目尻緩めながらもなぞった手のひらを緩やかに握り。捉えた手は悪戯じみていたもののかけた提案は善意からのもので、それに色好い返事のないどころか腕の中から弾かれたよう離れていく体に態とらしく頬膨らませるも部屋の中へ逃げ込み廊下からの薄暗い光に照らされた体が大きく揺れたことを察しては思わず伸ばした腕を腰元へと回し。然し咄嗟に起こした行動では同じ体格の弟刀を支えることはできず回した腕ごと体引かれると同じく体勢崩しながらのしかかることがないようにと床へ腕を伸ばして)

鶴丸.
ああ、まかせておけ…と、はは、親鳥か。鶯の子守をする鶴とはそれこそ驚きだな(湯呑みを洗い流す動きは止めないままに零された言葉を聞き取ってはぱちりと瞬きをひとつ、雛だなんだと揶揄ってはいたものの相手の口から紡がれることを予想していなかった言葉に笑い声を漏らすと至極楽しげに応えて。童の手伝いの様に並べられていく湯呑みを次へ次へと流しながらもたれ掛かる体を支えて横目に見ると最後の一つを洗い上げ、擽った気に肩すくめながら濡れた手をぬぐい優しく声をかけ)…終わったぞ、鶯。こら、そこで寝るなよ。

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消えたらまた付けて貰うから良いの。…ううん、ひっつき虫のお前も可愛らしいだろうけど僕の役に立とうと頑張るお前も捨てがたい…どちらを見せてくれるんじゃあだめかい?(撫でる指先を心地良さ気に受けさも当然かの様に呟いては己の手を重ね指絡め離れない様にと押さえ、抱きついた体へ腕を回し支えながらただ甘やかしたいと背を撫でて。取り留めなく頭に浮かぶ声を言葉にすると初めの疑問からは遠い場所で相手へ問いかけ同じく首を傾げて)ん、ん…僕が今決めたからそうなの。…ふふ、嬉しかったんだね。お前は本当に愛らしいよ(触れた温もりが逃げることなく応える様子見せると満足気に目を細め同じ菓子を食べたはずだというのに随分と甘く感じる唇へ柔く吸い付いて、離れた番の表情に一切の嫌悪がないこと確認してはくすくすと笑い声を混ぜ)

お手柔らかに…できるかなぁ、一応頑張ってみるよ。可愛い姿が見たいからだめかもしれないけれど。(強請られたなら応えねばなるまいと紡いだ声は肯定の意をもてど、惑う視線すら愛らしく感じては受け入れたばかりのおねだりに曖昧な言葉を付け加え)…僕がどれだけお前のことを好いていてどれだけ大事にしているかなんて、とうの昔に分かっているでしょう?そりゃあ狭量にもなるとも、大事な大事なお前のことだよ。(添えられた手のひらへ視線落としては掛けていた柄から手を返し握りながらあっけらかんと紡ぐは当然のことの様で、咎める言葉に混じる笑い声を聞くまでもなく一切の怯みを見せずゆったりとした笑みを浮かべて)うん、そうだね、頑張ってその辺りに収めようか。

一生を共に…僕らは終わりのある刀だけれど、どうせなら死が2人を別つとも、愛し合っていたいなぁ。(かけられた言葉を同じ様に繰り返してはわずかに首を傾げ逡巡しはたと思い至ると緩みきった表情見せる弟へ顔を寄せて額合わせ、一対の琥珀を愛しげに見つめながら蕩けた声で呪いの様に紡ぎ)ありゃ、それならずっとずっと愛して甘やかしてあげないといけないかな。大変どころか、僕のやりたいことをさせてくれるんだから幸せだよ?だから同じだけ幸せにしてあげないと、ね(一寸の迷いもなく否定しながら響いた空咳聞くと不思議そうに見つめ、赤みのさす頬に気がつくと下からじっと顔を覗き込み満面の笑みを見せ)

149: 膝丸 [×]
2019-04-13 14:01:10

 
 
 
膝丸 :
───ッ、………ぅ、ん?…ッ!あにじゃ…!?…す、すまない…、俺が兄者を出し抜こうなどと良からぬ事を考えたせいだ。どこか痛む所は無いか?俺など捨ておけば良かったのに……。( 受け身を取ろうにも時すでに遅し、勢い良く迫る畳に為す術なく叩き付けられるのを待ち。やや大きな衝撃の後、覚悟していた痛みが来ない事に薄らと瞼を開けると外からの月明かりが差す中でも己の上に掛かる影と支える腕少しばかり浮いた身体に察しては うつ伏せの状態から上半身捻り兄の方へと向き、身体を起こす事もおざなりに両手でぺたぺたと心配あらわに兄身体に触れ。眉を下げつつ逆の立場であれば意地でも聞き入れることも出来ぬ言葉を放つと、ふと視線を外に向け兄を出し抜くどころか自ら誘い込んでしまったような状況に困ったような笑みを浮かべ、視線戻し数拍間を置いて一度は遠慮したが故にやや遠慮がちに、そして伺い立てるように軽く二の腕辺りの袖を引いて )───、つまらぬ意地を張るのはよそう。なあ、兄者よ。手伝ってはいただけないだろうか?


鶯丸 :
ははあ、良かったじゃないか。鶯の子守りは退屈はしないだろう?お前の天職だなぁ。( 白い羽織に顔を埋め視界閉ざしたまま応える声はどこか楽しげな色を宿し、軽口の応酬を重ねて。やがて水音が止むと正しく子へ語りかけるようなまるく角のない声に顔を上げ、否定の意味と霞む思考を振り払うべくふるふると頭を振り、隠す気配の欠けらも無い欠伸をひとつ零しては何の気も無しに冗談を口にし )…ね、て、ないぞ。…じゃあそろそろ帰るか。寄り道なんかしたら今度こそ寝てしまいそうだ。なんなら泊まってもいいんだぞ。


***


ん…、ふふ、欲張りめ。ほんとうに…仕様のない兄者だ。そして、そんな兄者の強請りには応えたいと思ってしまう俺も仕様がないな。( 背を撫ぜる慈しむ様な手のひらの動きに心地良さを覚えては薄く目を細め、言葉通り身体全体で甘えるように強請られるがまま身体を寄せた状態で揶揄う言葉を並べながらも兄からの問いに対しては渋るどころか丸ごと頷いてみせ )……む、兄者に触れて頂いたのだから、当たり前だろうに。…しかし次は負けぬぞ。( 無意識のうちにとはいえ滲み出てしまった己の感情を悟られてしまえば羞恥を覚えざるをえず、両手で顔の半分を覆うと視線をわざと笑みを浮かべた兄から外しぽつりと天邪鬼にひと言。次いで紡いだ言葉は幾重にもオブラートに包んだものの、いつか訪れるであろう ” 次 ” を意識したと言わんばかりで )

う、兄者ぁ…。今ほど兄者の言葉が信用出来んと感じたのは後にも先にも無いのだろうな。…──っ、勿論心得ている。兄者の心を乱せるのは俺だけだと自惚れてしまうほどに。( 加減を強請りそれに応えた兄へあからさまに安堵の表情浮かべるも、次いだ言葉に情けなく語気を弱めては諦め半分に、然しそれも兄らしい所である事には変わらず眉下げ困ったようにくすくすと笑を零して。兄の手に重ねるようにして添えた手のひらが握り込まれた事に意識戻すと、あっけらかんと紡がれた眩暈がする程の直接的な言葉に息を呑み。愛されていることを改めて意識させられてしまえば、勝手に緩む顔を見られまいと兄の片口へ額押し付け )ああ、任された。──と、そうだ。兄者にもうひとつ聞いておきたいことがあったのだ。話の流れでどうしても町の方で離れ離れになることもあろう。合流するまでどれぐらいの回数を挟もうかと迷ってな。俺は別に一度の返しで離れた所から噛みつかれる所までを一気に回しても良いし、2、3回に分けても良いと思うのだが…兄者はどちらが良いだろうか?

ああ、もう…。ふふ、兄者は俺の一生だけでは足らぬと申されるか。ならばもっとどろどろに溶けてしまう程に愛して、甘やかして、俺を兄者なしでは居られんようにしてくれ。……──それこそ、しあわせ、で息が出来なくなるくらいに。( 兄の透けるような飴玉色の瞳にすら感情があるのではと錯覚してしまうほど、饒舌に語る視線を真っ直ぐに受け止めながら甘い毒を帯びた言葉に既に己の全て丸ごと明け渡しているにも関わらず、熱を帯びた挑戦的な瞳を向け独占欲を駆り立てるような言葉を紡ぎ。 )
 
 
 

150: 髭切 [×]
2019-04-30 23:44:42


髭切.
ん…びっくりしたぁ、……ふふ、それは構わないけれどお前こそ怪我はない?…あのね、僕がお前を放っておくはずがないでしょう。(体支えた腕はそのままに髪はね上げて勢いよく顔をあげるとあっけらかんと放ち、体の下にある人影がこちらを向いたこと察しては視線を向けるも言葉を返すより先に肌を確かめるよう触れる手のひらにはふっと笑みを浮かべながら視線で傷のないことを確認しては言葉でもと声をかけ。慌てた様子を隠しもしない弟の口から紡がれるのは謝罪と心配の言葉ばかりで、それに重ね身を投げ出すような台詞を吐かれると浮かべた笑みをわずかに潜め自由なままの手のひらでぺちりと額を叩いて。ようやっと体を確かめる動きが止まるとゆったりと体を起こしながらもこちらを伺うように恐る恐ると袖を引く手つきは愛しく、断る理由などかけらもないそれに一も二もなく返答しては相手起こすために手を差し伸べ)…ああ、もちろんさ。ほら、早く片してしまおう。

鶴丸.
退屈しないのは間違いないが、自分で言うなよな…何が天職なんだか、全く(言葉には否定の意味を含ませながらもそれを紡ぐ声色は柔らかく、軽くなった背の感覚と視界の外からわずかに聞こえる欠伸の音にそちらを振り向いてはせめて部屋まで持たせろとばかりに両の頬を軽く叩いては撫でて。冗談であろうそれをわざと拾い上げては笑い声含ませて頷き、腕を撫で手のひらまでたどり握っては厨を抜けて部屋へと向かい)ああ、帰るか…はは、そりゃいいな。きみを抱き枕にできるのかい?


------------------------------------------

ああ、間に合った。…待たせてばかりで本当にごめん、非番の兼ね合いの遠征が重なって忙しなくてね。…というのは言い訳になってしまうかなぁ、ごめんね。それでも最後の日をお前と迎えたくて頑張ったんだ、少しだけ褒めて欲しいなぁ。ふふ、わがままで勝手な兄でごめん。…次の時代も、お前の隣にいても良いかな。

弟のことに関しては欲張ってしまうんだもの、仕方がないよ。…お前がそうして甘やかすからつけあがってしまうんだけどなぁ(求めるまま体全てを許し委ねる相手をじっと見つめてはむしろその欲深さは自分のせいでないと言葉に乗せて、撫でる手のひらから伝わる温もりに満足げに息を漏らして)…おや、負けず嫌いだこと。次も僕が勝つから、楽しみにしておいで(表情を隠すために置かれたであろう手のひらの隙から見える視線を追って覗き込んでは口角を吊り上げ、兄弟といえど譲れぬ矜持からか言葉を返しながらも包まれた次の言葉に目尻を緩め)

あはは、ひどいなあ。これでも努力するつもりは一応あるんだから、そこは評価して欲しいところだよ。…それで間違えてはいないよ、僕の心を動かせるのは愛しい僕の弟だけだ(小さく萎んだ語尾の原因が救いようもなく根拠のない己の言葉であるとはわかりながらも返す声には褒めろとねだり、ふと表情を変えわずかに真剣な目元写しては握る手から指先を絡め間撫でるように深く組みながらも曖昧な部分などなくはっきりとそれを肯定してみせ。押し付けられた頭に数度瞬きするも表情緩めると受け入れる様頭を撫でて)…分けた方が回しやすい、とは思うけれど…分け方が少し難しいかなぁ、お前相手なら良いけれど他相手になってしまうものね。でもあまり長いと僕が長考してしまうから…ううん、やっぱり数度に分けた方が僕は助かるかもしれないや。それで構わないかい?

足りないよ、一生なんて隣にいたらすぐに過ぎてしまう。…ああ、お前が良いと言うのなら戻れないほどに甘やかしてあげよう。息すらも食らって、何も分からなくなるくらい…(逃げることもなく隠すこともなく己全てを所有物だと告げる視線に恍惚の息を漏らしては繋ぐ楔をさらに打ち込もうと言葉を重ねて、両の手のひらで頬を抑え視線そらすことのできない様捉えては吐き出す息を煽る言葉ごと飲み込む様に長く口付けて)



151: 膝丸 [×]
2019-05-03 17:11:24

 
 
 
膝丸 :
っ、う……。い、今のは言葉の綾で──…!…と、すまない。では兄者は枕を押し入れから出してもらえるだろうか?俺は布団を敷き直すのでな。( 己の言葉がひっかかったようで、柔和な笑が途端になりを顰めてしまった事に固まり額を軽く叩かれ漸く動き出せば撤回の言葉を吐き出し。こちらへ伸ばされた手を取り地に足を付けると兄へと頼み事一つ残し、畳んだとは言えないくしゃくしゃに丸まった布団を襖の方へ、その逆側へは綺麗な布団を敷直し。既に皺の入った布団はどうせすぐに寝てしまうのだからと少々適当に引き伸ばし、皺の入っていない方を丁寧に整えてはふんわりと日光を浴びたあとの掛け布団の上をぽんぽんと叩いて )兄者はこちらへ。俺はこちらの布団で寝よう。


鶯丸 :
ふふ、我ながら的を射たと思ってるんだがなぁ。そんなにしなくてもここで寝たりしないから大丈夫だぞ。( ぺちぺちと力無く両頬を張られながらも楽しげに笑みを浮かべ、子のように手を引かれながら厨を後にして。普段ならばこのように誰かと手を繋ぐこともないがふわふわと睡魔で緩んだ思考は疑問も抱かず、やがて己の部屋の前で立ち止まると繋いだままの手を軽く引き。このまま相手の部屋まで送り届けても良いが何せ今は自身を送り届けるのだと聞かんだろう。ならば大人しく部屋に戻るのみだと手を離し )寝相は保証しないがなぁ。……と、着いたな。一人で寝れなかったら枕を持ってきたらいいさ。……なんて冗談は程々に、月に見つからないように寄り道せずに帰るんだぞ。


***


いいや、俺は兄者がこうして忙しい中会いに来てくれた事が嬉しい。──と、褒める、褒める……か。ううむ…兄者、少し失礼するぞ。( 少しの迷いを見せた後、兄の頭を胸に抱き込み自らの鼓動の音を聞かせるようにしては鳥の子色の髪を撫で )…いいこいいこ。ええと、その、他の者に聞いたのだ。愛しい者との抱擁はふかふかの布団での睡眠と同じくらい癒されるのだと。兄者に如何程の効果があるかはわからんが──…どうだろう、少しは気も紛れただろうか?( 覗き込むようにちらり )…俺の隣も腕の中も全て兄者の物なのだから、遠慮はいらぬ。どうか新たな時代もその先も、俺をあなたの傍に置いてくれ。

ふふ、困ってしまうなぁ。兄者が俺のせいだと申される。( くすくすと可笑しそうに笑みを零しては揶揄う言葉をひとつ残し )兄者の弟としても勝負事を前にすごすごと尻尾を巻く訳にはいかんのでな。兄者に退屈させんようしっかりと努めさせて頂く。( 逃げた視線を追うように覗き込まれてしまえば逃げ場は無く、そんな己を面白がるような表情に触発され強気に振る舞い )と、こちらは軽くしておいたから蹴ってもらって構わんのでな!無論他もだが。( うむ )

本当か?ならば俺が嫌と言えば必ず止めてくれるのだな?……ふふ、よかった。知っているか?俺の心を動かすことが出来るのも兄者だけなのだぞ。( 眉を下げたまま褒めるどころか何処か訝しげに兄を見遣りながら、試すような言葉を紡ぎ。片手の指が絡むと他意は無いとしても、指の間を擽るような感触に少しばかり絡む指から逃げうち。己の頭を撫でる手のひらの邪魔をしないように肩口に片耳を押し付けたまま、そろりと顔半分持ち上げては愛しい愛しいその姿を目に焼き付けるかのように見つめながら言葉を返し )うむ、ならばそうしよう。俺も長考する時は長考するのでな、お互い様だ。( ふ )床に入る頃合に明日の予定はとお誘いしたいのだが兄者の方から誘ってくださっても良いのでな、タイミングが良い方で進めよう。( うむ )

…ふ、はは、うれしい。全部全部もらってくれ───ッ、ん、( 兄の恍惚とした表情へ湧き上がる歓喜隠さず、重なる言葉に絡め取られるような心地でずれた感謝の言葉を並べ、そのさなか呼吸全てを奪うような口付けに瞳を瞠るも直ぐにとろりと蕩けさせ、しかしながら時折漏れる声は己の耳を疑うほどに甘えた声であり。兄の耳を塞ごうと両手を耳へ添えて、暫く甘い口付けに酔いしれながらも霞み始めた脳内の信号に少しだけでも唇を離そうと背に力を込めて )
 
 
 

152: 髭切 [×]
2019-05-08 00:08:18


髭切.
…分かっているよ、心配してくれたんだね。でも、次に言ったら僕も怒るから気をつけておいで。うん、これで良いかなぁ…っと(紡がれた言葉にふっと表情緩めては幼子を褒めるようにゆったりと頭を撫でながら言葉には諭すような色を乗せて語りかけ、伸ばした手に重さがかかるとそれを難なく引き上げては受け止めるように軽く背を叩いて。頼まれるまま押し入れ覗き込み膨らんだ枕を二つ重ねて引き出すと見るからに様子の違う二つの布団とその片方を己に指し示す弟の姿みては小さく首を傾げ、整えられた片方へ一切の迷いなく二つの枕並べるとこれが正しいと言わんばかりの笑顔で相手を手招き布団を軽く叩いて)……うん、これで良し。お前もこちらで寝るんだよ、早くおいで。

鶴丸.
天職だというならきみから離れられなくなるが、きみはそれで良いのかい?…こうでもしないと今すぐ寝てしまいそうじゃないか(多少の意地悪を込めて相手に、そして己にも響くであろう問いかけを一つ残しては冗談めかして重ねた手を強く握りその体温に小さく吐息漏らして、つないだそれが軽く引かれると立ち止まっては相手を振り返り。離された温もりを視線でおいながらも言葉に紡ぐは未だ母のように心配するものばかりで、それに己で気付いては小さな笑みとともに夜の挨拶を付け足し。口元に淡い笑み浮かべながら背を向けてはひらりと手のひらを振ったのみに己の部屋へと歩き出して)1人で眠れないのは鶯の方じゃないのかい?それこそ寝相悪く腹を出して寝るなよ、風邪をひくぞ。明日に用があるなら寝坊もしないように…はは、これじゃあ確かに子守だな。…ああ、見つけられたところでとは思うがさっさと部屋に戻るとしよう。おやすみ、鶯丸。

------------------------------------------

またそうして僕を甘やかして、もっとつけあがっても知らないから…、…うん。…うん、任務の疲れも吹き飛んでしまった。…お前はすごいねぇ、こうしているだけでとても心地が良いよ(伸ばされる腕に瞬きしながらもその身を納めると耳を塞ぐ体温と心地よく響く音にどこか包まれるような感覚おぼえ瞼を下ろし、撫でる手のひらには無意識に擦り寄りながらも問われた言葉に視線上げ目尻緩ませて答え) ふふ、そうだったね。お前の全ては僕のもので、僕の全てはお前のものだ。大事にそばに置いておくから、この先も離れてはいけないよ。

だって本当のことだもの、欲しいだけもらえるのなら欲張りにもなるだろう?(何も間違いはないとばかりに言い募っては緩む頬を軽くつついて)ふふ、良いね。お前のその顔、好きだよ、僕。次が待ち遠しいなあ(覗き込んだ表情が己の言葉に反発したように固められるのを見ると至極楽しげな笑みを浮かべて、逃げることができないようにと言葉を重ね)何から何まで有難う。次に無くしてくれても構わないから少しだけ返させてね。

努力はすると言っているじゃない、必ずと約束はできないけれど。…うん、知っているとも。僕のことが大好きだものね?…僕も大好きだよ。(幾度言葉を結ぼうと未だ信用ができないのか此方を見つめる弟に向けてさらに曖昧な答えを返しては誤魔化すように指挿し入れて肌なぞり髪を梳き、逃げる手のひら追ってさらに深く指絡み合わせてはその手ごと引き寄せ手の甲へと口付けて。答えるどころか問いかける形に紡ぐも声色は迷いなく己へ向けられる愛を語っては感じた視線へと瞳を向け、絡んだその琥珀色がどうにも愛しく顔寄せては目元へと唇を触れさせ囁いて)有難う、お互い様にしても時間をかけすぎるところはあるけれど…そう言ってもらえると助かるよ。うん、隙があれば僕からも声をかけられるようにするから任せて( こくん )

…ふ、…可愛い可愛い僕だけの弟。…お前の体温も吐く息も髪の一本さえも、全て僕のものだ。誰にも触れさせてはいけないよ(重く重く響いたであろう言の葉を聞いて尚逃げる素振り見せずそれどころか感謝の言葉すら紡ぐ唇は触れる側から甘さを伝え、混ざる呼吸も唾液も全て飲み干さんとばかりに深く唇を重ねて。普段の凛としたものとは似ても似つかぬ甘い声が耳に届くと心残りながらも背を引く仕草に僅かな隙を作り、鼻先が触れ吐息のかかるその距離で視線絡ませたまま言い聞かせるように紡ぎ)

153: 膝丸 [×]
2019-05-11 11:04:45

 
 
 
膝丸 :
…う、心得た。兄者が怒るとこわいのでな。…兄者も寝着に着替えよう。寝違えでもしたら大変だ──…う、ん?枕はひとつこちらへ渡して頂きたいのだが──……( 最後に兄が怒った姿を見たのはいつだったか。険しい表情から一転していつもの柔らかな笑みにあからさまに胸を撫で下ろし、そそくさと一人寝着に着替えるとその間にふたつの枕を手にした兄が不思議そうに首を傾げたのを皮切りにどちらも片側の布団へ並べられていく姿へ疑問を投げかけるも、答えは既に己の中でも出ており。己の首裏に片手を回し逡巡するも答えは一つしかないのだからと早々に切り上げ、寝着を手に兄の待つ布団へ潜り込んでは掛け布団にくるまり籠城し、暫しの後ひょこりと布団より鼻から上を出して )……よくない、良くないぞ兄者。しかし今日は兄者に添い寝するかわりに俺の願いをひとつ聞いて欲しいのだが。


鶯丸 :
俺は別に構わないんだがなぁ。鶴と違って鶯は留鳥なんだ。寧ろお前が音をあげる方が早いだろうさ。…──と、本当に子守りと変わらないな。そこまで心配されずとも誰かが起こしに来るだろうに。それじゃあ、おやすみ、鶴丸。( 相手の背に向けて声を掛けつつも最後の最後まで己を気遣う様子に喉奥で笑いを零しつつ手を振り、世話焼きの刀らを思い浮かべては結局駆り出されるであろう今別れたばかりの白い羽織を思い浮かべ。やがてその背中が小さくなった所で自室に足を踏み入れ、大雑把に入眠の準備を済ませるとそのまま瞼を下ろし )


***


思ったよりも効果的であったようで何よりだ。…──ふふ、思う存分つけあがってくれ?俺が……兄者がそうなるように仕向けている、と言ったら兄者はどうする?( いつもとは逆と言っても過言ではない、腕の中に収まる兄に優越感に口元を綻ばせては背中を届く範囲で上から下へ、労るかの如く撫で下ろし。まるで猫のように己の手のひらに擦り寄ってみせる兄を更に更にと甘やかすように撫で、言葉尻に喜び滲ませ優しく囁き掛けるとこちらを見上げる瞳へ視線を合わせ、ふと試すような言葉を紡いで )ああ、勿論。今更兄者が要らぬと申されても離れてはやらんのでな、覚悟されよ。しかし…飾られるだけは御免こうむる。傍において、十二分に愛でてくれ。なんて、少々らしくないことを言ってしまった…、聞かなかったことにしてくれると、うれ、しい。

ぐ、ぐう……、そんなことでは誤魔化されんぞ…!ッ、んな!?ずるい。ずるいぞ兄者ぁ…!( あくまで約束は出来ないと言い切る兄にやはり、と口を開こうにも自身を甘やかす手指に釣り上げた瞳は意に反して徐々に解け。籠絡されまいと可愛げのない言葉を返しつつも、逃げる己の手のひらを目敏く見破られ再び引き寄せられてしまえば抗えず、ばっちりと目撃してしまった口付けに白旗は上げずともわかりやすく狼狽し。真っ直ぐに語られる愛情に込み上げる照れについ逃げそうになりながらも堪えてはほんの少し迷った後、両手を兄の肩へ乗せると勢いに任せ愛を語る唇へ触れるだけの口付けを送り、不器用な言葉で気持ちを返せば半ば照れ隠しに眉をへにゃりと力なく下げ )──うむ、俺は、兄者が好きで、兄者が思うよりもずっとずっと兄者のことが大好きだぞ。っふふ、兄者が任せろと仰るならば心強いなぁ。ある程度決めたことだ、そろそろ次の日に移るとしよう。鶯丸はここで回収しておく故、兄者も頃合で鶴丸を回収してもらって構わんのでな!

ん、ん──、は、あ…っ。ちかおう、あにじゃに全て捧げると。──ああ、しかし兄者がよそ見をしようものなら触れさせてしまうやもしれんなぁ?わるいこの俺はそうやって兄者の目を奪おうとしてしまうのだ。( 言葉に込められる支配に近い独占の欲にすら浅ましく胸を高鳴らせ、より深くなる口付けに最早どちらのかすら分からなくなった唾液を飲み下しては、初めは舌を縺れさせながらも兄の言いつけを是と答え。絡まる視線そのままに ふ、と目を細めると僅かに擡げた悪戯心のゆくまま誇張した言葉で挑発し己を見つめる目尻をそっと撫で、戯れに音を立てて軽く下唇を吸っては離し )
 
 
 

154: 髭切 [×]
2019-05-22 00:44:31


髭切.
怖がらせるつもりはないんだけどなぁ……ふふ、ありがとう。よくないという割にしっかり入ってるじゃない、…お前がお願いだなんて珍しいね。いいよ、なんでも言ってごらん(意味もなく声はあげないものの叱るとなれば容赦はしない己のことを棚に上げながら立ち上がっては困惑の色を隠すことなく問いかけられた言葉が寝場所を整える頃にはすっかりなりを潜めてしまったことに小さく笑い声をこぼし、その手に持たれた寝着を取り上げ労わるように頭撫でては潜り込んで行く弟を尻目に着ていた服を床に落として。肌隠すことなく寝着へ袖を通しながら何時もであればこちらからねだっても尚口には出されない言葉が珍しく紡がれたことに驚き隠せず瞬いて、一も二もなく頷き先を促しては側で着替えた残り香がふわりと揺れる甘さに目を細め突き出された鼻先を軽く指でつついては首を傾げて)…寝ている間、寝ぼけてお前をかじってしまったらごめんね?

鶴丸.
月に、連れ去ってもらえるならそちらの方がずっと…なんてな。さて、俺も寝るか(忠告の通りに真っ直ぐ部屋へ戻る道すがら空へ浮かびこちらを見下ろす金色をぼんやりと見つめて、手のひらには収まらず腕を伸ばしても届かないそれが落ちて来てくれたならと夢物語に苦笑してはあくびとともに布団へと潜り込み)
------------------------------------------

だって、弟と話しているだけで幸せなんだもの。触れ合ったら勿論もっと幸せでしょ?……わるいこ。でも、そうしたいと思うほど僕に囚われてくれているなら…ん。僕の勝ちだよ(わずかに持ち上げた視線の先見えた口元へ浮かぶ笑みに小さな愉悦を見出してはそれに釣られたか口元を緩めて、撫でる手のひらに応え背中へ回した腕に軽く力を込めて抱きしめ。紡がれた問いかけにはゆったりと目を細め言葉と裏腹に楽しげな色を弾ませ、困惑するどころか至極嬉しげな答えを返すと触れるだけに唇を重ねながら瞼閉じることなくその表情を見つめ)要らないなんて言わないよ、全く。ありゃ…ふふ、そうだねぇ、お前も今はひとのこだ。たくさん触れて、愛でてあげないと勿体無いや。…聞かなかったことにはできない、かな?

ふふ、誤魔化されてくれないのかい?それは困るなぁ、だって僕にはお前がどうしたって可愛いんだもの…あはは、顔が真っ赤だよ、ねえ?(言葉は固く曖昧に紡いだ己のそれを打ち砕かんとするものながらもこちらへ向けられた視線はたやすく緩み、自身が弟の弱みであることを理解した上で落とした口付けは予想に違わず心を射抜いたようで赤く染まりきった肌にくふくふと楽しげな笑い声を含ませさらに揶揄う色混ぜて問いかけ。尚も愛を続けようとした唇が寄せられた柔らかいものに止められると緩やかな瞬きをひとつ、言葉を唱え直す暇もなく単純な、それでいて甘く満たされた台詞が耳に届けば思わずとその体を抱き寄せ頬が触れ合う場所で温もりに息を吐き出し)んっ……ああ、お前は本当に…ありがとう、僕もお前が思うよりずっとお前のことがだいすきだ。うんうん、心強いだろう?そうだね、のんびりしていると進まなくなってしまう。こちらも回収しておくよ、進めると変に長引かせてしまいそうだ。

ん、…は。…うん、いいこだ。…うーん…そんなことをしなくても僕は弟しか見ていないけれど…そうだね、お前が他の誰かに指の一本でも触れさせたら僕はきっとその相手をかけらも残さず壊してしまうよ。それから…わるいこのお前は、誰にも触れられないような場所に首輪でもつけて閉じ込めてしまおうか(唇の端から溢れる雫すら勿体無いと舌を這わせ一度きり口付けては緩みきった肯定を満足げに受け入れて、ただ甘やかすように手のひらで頬をなぞりその体温を楽しみ。己以外の誰かが弟に触れたなら、考える間もなく答えた声は幼子が玩具で遊ぶかのように無邪気ながらもその中はいっそ清々しいほどに淀んだ執着の形で、戯れ付いた唇を追って軽く食んでは言葉になぞらえ爪の先で相手の首筋なぞりいつも通りの笑みを浮かべて)

155: 膝丸 [×]
2019-05-25 15:24:35

 
 
 
膝丸 :
う、俺とて兄者に甘えたい日くらいあるのだぞ。──その、な、大したことではないのだが、もし明日どちらも非番であったなら共に出掛けたいと思ったのだ。…もちろん、兄者がお嫌でなければ。( 布団から顔を出した所で一番に視界に入ったのは真白い滑らかな肌色。生娘のように声を上げるつもりも照れるつもりも無いが、まじまじと見てしまうのは兄に対しても失礼のように思えては視線をうろうろと彷徨わせつつ、時折兄の方へと視線向けるだけにとどめ。願い出たのはこちらだと言うのにも関わらず、己以上に前向きに聞く姿勢を取る兄に呆気に取られぱちぱちと瞳を瞬かせるも、言いよどみながら促されるままぽつぽつと口に出し。最後に逃げ道を残して置きつつ窺うような目線を向けると、返答よりも先に伸ばされた指先に双眸をきゅっと瞑り、やがて鼻先に訪れる僅かな感触にうっすらと視界開き両腕伸ばしては兄の腰元へ抱き着くように腕を回し、自分では感知できぬ甘い香りを漂わせながら悪戯な笑みを浮かべて )……兄者のおすきに。兄者が良い夢を見られるようにくっついて眠るのも悪くはないな。


***


ああ、しかしこうして触れていると兄者に依存してしまいそうで恐ろしくもあるのだが──…。……ッああもう、兄者に勝てた試しがない。それは今までもこれからもそうなのだろうなぁ。( 緩んだ兄の表情にどうしようもなく湧き上がる愛おしさを噛み締め、そんな情を伝えるようにするすると指の腹でひとしきり背を撫でた後、額を撫で上げ前髪をかき上げると顕になった肌に口付けをひとつ。触れ合うことで満たされる幸福感に身を委ねたい気持ちと、後戻り出来なくなりそうな恐ろしさに眉を下げて。悪戯に掛けた問いには気を悪くするどころか、寧ろ楽しげな様子で応える兄にぱちりと大きく一度きり瞬かせ。言葉を返す間もなく重ねられた唇に強ばる眉は徐々に和らぎ、こちらを見つめる瞳から逃げるように視線を逸らせば瞼を伏せほんのりと耳元を赤らめさせて )…ん、兄者のいじわる。今は情けない顔をしてるのでな、しばしこちらを見ないで頂けると……助かる、のだが。うう、恥ずかしい。なんてことを口走ったのだ俺は……ッ!

ッ、────!あ、に、じゃ!( 兄に隠し事は通用せず、すました顔を繕うも見破られた上に揶揄いの色を含んだ声音で問われてしまえばぐうの音も出ず、耳を擽る笑い声といい様に弄ばれた悔しさにぽこぽこと力無く胸を叩き。いつもは胸の奥に大切に閉まったままの気持ちを口に出す──その満足感に身を浸しては無防備に兄を見つめたのもつかの間、前触れもなく引き寄せられ驚きに瞳を白黒とさせながらも、触れた頬から伝わる常より少しばかり火照った熱に嬉しさ覚え滑らかな肌に頬を擦り寄せ。もしや己の言葉が兄の心を動かしたのではないか、そんな想像からひとたび口に出せば堰を切ったようにぽろぽろと唇から情の言葉を紡ぎ )──ふふ、珍しい。兄者がこんなにも乱されるだなんてなぁ。…すき、好きだぞ。誰よりも何よりも兄者の事が大好きで愛おしく思う。ああ…口に出すだけでも満たされようとはな。

ん、ふふ、兄者を独り占めしたいと願う欲張りな弟なのだ。……それと同時に兄者からも同じように求められるのも堪らなく心地よい。まあ…兄者しか見えていない事には変わりないが──…その腕に囚われるのなら本望というもの。兄者はどうやって閉じ込めてくださるのか。( 慈愛に満ちた手のひらが己の頬に触れると、移る温もりに身体の境界さえも曖昧に感じては纏う雰囲気から表情全て甘く綻ばせて。互いの纏う空気は恋仲らしい甘ったるいものでありながらも己にとっては甘美な毒でしかない言葉を全て受け入れ、そればかりか擦り合わせやや色付いた唇を引き上げると毒を食らわば皿まで──向けられる執着全て楽しむように喉元晒し )
 
 
 


156: 髭切 [×]
2019-06-04 23:41:53


髭切.
うん、もう少し甘えてくれてもいいくらいだと思うけどねぇ。…お出かけ。ふふ、勿論いいとも。僕たちだけで外へ出るのも久方ぶりかな、明日が楽しみになってきた(歪ながらも襟を合わせ胸元に視線落としたまま紐を結びつつねだられた言葉に視線あげると視線を彷徨わせる姿に小さく笑い声こぼし、その視線が伺う色込めてこちらへ定められると床へ落とした服をたたむのもそこそこに布団の膨らみへ近寄っては断る選択肢などないとばかりに大きく頷いて笑みを深め。腰元へ回された腕へ手のひらを置き愛しげにゆるゆると撫でながら堪えた自身に反してこちらを煽る表情浮かべた恋しい相手へわずかに口角釣り上げ、上半身かがめて緩んだ唇へ噛み付くと舌先でなぞり吸い付き)…ん、…お前ね、僕にかけら残さず食べられてしまっても知らないよ。

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…依存、かぁ…ふふ、重たい鎖だね。そのまま縛られてくれても構わないんだけど。…僕に勝とうなんて100年早い、出直しておいで。100年後にまた同じことを言ってあげる(背を伝う温もりがどうにも心地よく感じ入るようにゆっくりと瞼を閉じるとその穏やかな表情のまま紡がれた言葉引き継いで眉下げる相手を引き止め捉えようと答え、従順であることの多い弟とはいえ刀である相手の反抗心を掻き立てようと自信に満ちた声紡いで見せて。息交わらせたまま見つめる表情が緩んで行く度につられて目尻和らげると触れるだけで甘く感じる唇を指先で押さえ、こつりと額重ね相手待つように動くことはなく)いじわるでも、お前を愛でられる方が良いよ。ううん、とっても可愛い顔をしているから大丈夫。逃げないでちゃんと僕に見せて?

ごめん、ごめん。ほら、そう怒らないでさ(からかいが過ぎたか未だ赤く染まる頬や目元を眺める間も無く幼子が癇癪を起こすように胸元へ当てられる手を受け入れながら怒るでもなく楽しげな笑み浮かべては軽く握っては手のひらくすぐって指を絡め取りそれ以上動くことのないようにと背へ回して抱きしめ。言葉には不満を紡ぎながらも緩みきった表情隠すためにすり寄せた頬が応えるとそれすらも嬉しく感情抑えきれず瞼を閉じて、幾度も重ねられる甘い言葉耳に拾い上げて唯一度頷いては伝えるべき想いを言葉へと形作り)お前のせいだよ、全く。…うん、僕も好きだよ、愛してる…何よりも、お前を幸せにしたい。お前と、幸せになりたい….…ふふ、不思議だねぇ。言えば成るような気がするよ。

もっと欲張って、もっと欲しがってご覧。お前の欲しいだけ僕をあげる。…あはは、お互い様ってわけだ…どう、閉じ込めてしまおうか。まずは誰の目にもはいらないところで、何処へも行けないようにしてあげたいかなぁ(押し当てた爪先に怯むどころか寧ろ晒された首筋に誘われるまま撫でる手のひらをそのまま滑りおろして背中へ指を辿らせると軽く引き寄せ、唇を押し付けたならそのまま噛みつき痛みを与えるであろう強さで肌を食み淡い跡を残し。それを満足げに撫でながら紡いだ全て肯定する声はただ甘く蜜のように絡め取れたならと目を細め、声色は朗らかながら己1人に繋がれた愛しい相手の姿想像しては瞳に食い尽くす執着を見え隠れさせて)

157: 膝丸 [×]
2019-06-08 13:55:28

 
 
 
膝丸 :
………!本当か!…俺も楽しみだぞ。──っ、ふ、ンん……、っふ、ははっ、望む所だ。……が、しかしこのままでは些か褥がつめたい。なあ、早く来てくれ。( 本丸に属する他の兄弟よりは甘える事も少ないことすら己自身も承知の上で、呟かれた言葉は依然として聞こえない振りを貫き、視界の端で見えたお世辞にも整えられたとは言い難い脱いだ衣類に普段ならば小言の一つや二つ呟こうものの、己の誘いに返された色良い反応に意識全てそちらに向かえば、何処かそわそわと幼子のように浮ついた様子で。ぎゅう、と兄を抱き締める腕を撫でた手のひらに不思議と心の奥底が擽られるような心地抱いては、くふくふと笑みを零し。そうして不意に自身にかかった影に視線上向けると、瞬きの間もなく落とされた口付けは ままごとのような唇を合わせるような物でなく、食われるかと錯覚するほどに荒々しく、意図せず鼻にかかる甘えたような声を漏らし。しまいにと音を立てて離す唇眺めては先程まで触れていたそこを舌で濡らし、身体を屈めたままの兄の首裏めがけて両腕回すと布団の中に引きずり込むように背中に力を入れて身体ごと引いて )

***

ならぬ、これ以上縛られたらどうにかなってしまいそうだ。……む、俺をそう見くびらないでもらいたい。それに既に兄者も同じではないか。兄者とて俺を追わずにはいられんだろう?( 鈍になってしまわぬよう、均衡を崩し傾いてしまいそうな瀬戸際で揺れる自身を突き落とさんとばかりの言葉に和らいだ表情とは裏腹に口だけの否定で緩く首を振り、何処かこちらを煽るような口振りに乗せられきゅっと眉を上げ薄く唇で笑みを形作れば、髪に触れていた指先で視線を揶揄するかの如く目じりをなぞり戦場で見せる勝気な笑みを浮かべて。額合わせてしまえばそっぽを向くことすら出来ず、負けたとばかりに視線交わらせては己の唇に触れる指先をぱくりと唇で挟むように食み。 )──っ、兄者のたわけ、俺は見せたくないと言ったのに。覚えておれ、兄者にも仕返ししてやる。

ぬ…ぬう、反省が感じられん。……ふふ、今日の兄者は存外愛らしい。──が、これ以上はだめだぞ。…身が持たない。( 謝る言葉を並べながらも零れ落ちる笑い声には遊ばれているとしか思えず、軽く唇への字に曲げるも背に腕を回すよう兄によって誘導されてしまえば逆らうことなく抱き締め返し。返された言葉はやや不満さを滲ませたものだが、仕草の一つ一つにそれが照れ隠しの類だったのだろうと察すれば、緩む頬と同じように緩んだ声音で愛でる言葉を零し。ひとつを皮切りに次々と形作られる思いに意識せずとも火照る恥ずかしさに耐えかね、唇を再び押し付けることで少しの間を作り )

ッ、は──…、っく …ふふ。兄者がずうっと俺の傍にいて下さるならば、何処にも行けぬようにして良いのだ。……この部屋だけならば枷をつけていただいても。( 引き寄せられるがまま身体を預けては首筋にくい込む揃いの牙の感触に溜まる熱を吐息とともに吐き出し、声の響きは普段と変わらず視界が閉ざされた状態ならば冗談であろうと錯覚してしまうものであり、しかしその瞳が語る溢れんばかりの執着に胸を高鳴らせては ただひたすらに甘く誘うように己の脚を兄へと擦り寄せ。そうして紡ぐ言葉は二人だけの秘密だと言わんばかりに囁いて )
 
 
 

158: 膝丸 [×]
2019-06-09 01:41:57

 
 
 
( その、すまぬ兄者。推敲はしていたのだが少々寝惚けていたようでな…、今回余りにも酷すぎるゆえ、色々と気にせず蹴っていただいて構わぬということを残させて欲しい。知らぬふりをしていようと思ったのだがあまりにも酷すぎて…ッ何たる不覚、きっととてもじゃないが読めたものではなかろう。書き直す覚悟は出来ているのでな、気にせず言ってくれ( ずきりと痛む額抑え ) )
 
 
 

159: 髭切 [×]
2019-06-18 12:43:53


髭切.
うん、本当さ。僕がお前に嘘をついたこと…は、あったかもしれないけど、この約束はきちんと果たそう。…よしておくよ、折角のお出かけを寝坊で潰してしまうのも勿体無いや。きっと今始めると、それこそ止めてやれないだろうから。(受け入れた言葉ひとつで小言を零すどころか幼くも喜んで見せる弟の普段は見ることのできない笑顔がただ愛しくふと眦緩めてはさらに硬く言葉重ねようと唇開き、しかしほんの少し前までは気遣いからとはいえ弟を欺き表情に陰を落とすまでさせた己の言動思い返しては困った様に眉尻下げて。少しの間を置いて小さなことながら今回こそはとはっきり言い重ね、笑い声漏らす弟の頬を指先で柔らかくつつきじゃれついて。唇なぞる赤い舌に煽られ拒むどころか求める様な言葉通り隅の隅まで食い尽くしたいと身の内で燻る欲望を吐息とともにかき消しては先ほどとは一変額へ触れるだけの口づけを落とし、引き寄せる腕に逆らうことなく布団へ潜り込み背へ腕回しては足先まで絡めて体温を伝え)おっと…ふふ、可愛らしいおねだりだね。これで寒くはないかい?

--------------------------------------

わかってないなぁ、僕はお前にどうにかなってしまってほしいんだよ。ふふ、僕に勝てるつもりでいるのかい?…ありゃ、ばれてしまった。縛られているのはお互い様、かな(未だ地に足つけたままでいようとする弟を不満げに見つめてはどこまでも絡めとりたい欲望をそのまま言葉へと変え、想像通りに眉尻上げたすがたも愛しく肌に温もり伝える指先へと自ら擦り寄り柔らかな棘の混ざるこのやり取りすら楽しいと笑みを浮かべてみせ。ようやっと重ねられた視線を満足げに受けると指先包む唇ゆったりとなぞりながら紡がれる恨み言に怯む様子はかけらもなくむしろ笑みを深めて)うん、うん。それでもみせてくれるお前が好きだよ。…それは困った、どんな仕返しをされてしまうのかな。

これでも反省しているんだよ?…愛らしいの言葉はお前の方が似合うと思うけれど……ん。…ほら、ふふ。僕よりずっと可愛いよ。(不満隠すことなく表情に浮かべながらも言葉と裏腹に引き寄せた手のひらがおとなしく背に回されるとやはり緩んだ笑みを抑えることができず、己も回した腕に力込めて抱きしめ。普段は伝える側である己へ届けられた愛でる言葉はどうにもくすぐったく、小さな声で否定しては押し付けられた唇にこれ幸いと視線合わせて言い聞かせるようにゆったりと言葉紡いで)

良いのかい、僕を受け入れてしまって。…勿論離れるつもりはないとも。だからずっと僕の、僕だけのもので居るんだよ。…ふふ、枷をつけて繋いでしまうのも良いかなぁ(確認する言葉を吐きながらもそれに対する答えは出ているようなもので、首筋にはっきりと残る跡へ幾度も口付けながら胸元へ手のひらなでおろしては己のものだと主張するように指先押し当て。繋がれるはずの相手より告げられた提案に楽しげな笑み浮かべ首傾げると絡められた足を辿り細くくびれた場所を軽く手のひらで捉え)

おかしな所はなかったよ、大丈夫。むしろひどいのはひとつ前の僕の方かな…何も言わないでくれてありがとう。…それより、体調が思わしくないのかい?少しでも辛いなら無理をしないで、きちんと休んでおいで。任務があるだろうから難しいかも知れないけれど、体を壊しては元も子もないよ。…今回もそうだけど、いつも僕が待たせてしまっているんだ。僕への返事はいつまででも待っているから己の身を一番に考えること、良いね?(そっと頬を両手で挟み視線合わせて)

160: 膝丸 [×]
2019-06-26 00:00:52

 
 
 
ん、ふふ。兄者に隠し事は出来んなぁ。( 一対の琥珀眺めながら己の頬挟む両手の上から自身の手のひら重ね )…体調はすこぶる良好なのだが、月末に遠征が連続していてな。月が変わればまたひと月程のんびり出来るとは思うのだが…それまであと少しの辛抱だ。( 眠たげにゆっくりと数回瞬きし )…しかし、兄者のお言葉に甘えてもう暫くだけ時間を頂きたい。頂くと言っても差ほど掛からんだろうが…それまで待っていてくれるか。( 目線同じかながらも下から覗き込むように )──それと、兄者の言葉におかしな点など何一つ無かったぞ!どれだけ忙しくとも、兄者のお姿を見にここに来れば元気が出る。だから、その……おかしいどころか、いつも助かっているくらいなのだぞ( ふふ )それでは俺は先に休ませてもらおう。兄者もゆっくり休んでくれ。 
 
 


161: 髭切 [×]
2019-06-26 23:48:50



お兄ちゃんだもの、お前のことはちゃんとわかっているんだから。…よしよし、忙しない中お前はよく頑張っているよ。終わりが見えているならそこまで、しっかりと励んでくるように。嗚呼、けど、無理はしないようにね(添えた手へ相手の手のひらが重ねられるとゆったりと頬撫でながら目尻緩めて、そのまま首元絡めるように腕滑らせ抱きしめては軽く背を叩き) 勿論だとも、僕が断るはずがないだろう?お前の帰りをちゃんと待っているから、任務を終えてしっかり体を休めたらまたここへおいで。( 此方を伺う視線に額合わせては幾度か頷いて見せ ) ありゃ、そうだったかな。…ふふ、僕は構わないけれど、相変わらず弟は僕に甘いや。僕もお前がここに来てくれて、言葉をくれるだけで、面倒事もどうでもよくなってしまうからお互い様かな。いつもありがとう、僕だけの愛しい弟。 ( 軽い口付け送り )うん、ありがとう。お前こそ、ゆっくりおやすみ。良い夢を見るんだよ。

162: 膝丸 [×]
2019-06-30 09:55:38

 
 
 
膝丸 :
そうか、それは楽しみだ。……ん、兄の珍しい姿が見れたからな、それで満足しておくことにしよう。( 額に触れた兄の唇が離れ再びまみえた頃には己に注がれる身の内を焦がさんとばかりに燻った熱は引いており、しかしながら残念に思う反面その珍しい姿が見られた事に優越感抱けば薄い唇を引き上げ、至極楽しげに言葉を返しつつ悪戯に柔らかな唇に指の腹を押し付けて。悪戯に引いた身体は逆らうことなく己を包み込み、絡まる足に何も感じないわけではないにしろ じんわりと伝わる兄の柔らかな温もりと、己の頬を突きじゃれつく兄の稚い仕草に欲のそれよりも募る愛しさ覚えては、お返しとばかりに軽く背を伸ばし白い頬に口付け送ると片手で掛け布団引き上げ二人の肩を包み。その手で枕の上で弛む鳥の子色をした髪を眠りを誘わんと梳くように撫でては眠たげな緩慢とした動きで瞬きし )…ん、兄者はあたたかいなあ。ふふ、たまには俺から強請るのも良いだろう?…──さあ、明日寝坊しないためにも寝なければならん。兄者も、だ、ぞ。


***


ああもう……、俺の悩みなど兄者の前では詮無き事のように思える。…兄者が言ったのだからな、後悔しても遅いぞ。──ふふ、そうだろう、そうだろう。俺とて兄者のことはよーく分かっているのでな。( 言葉に滲んだ欲を受け、何よりも大切な人物から求められるならば態々自らの意思に背き目を逸らさずとも良いのでは。憑き物が落ちたと錯覚するほどに脱力すれば、くすくすと漏れ出る笑い声と共に首を傾げ言質取るように言葉遊びを続け。本気で無くどちらかと言えば幼子の様に拗ねた口振りながら紡いだ恨み言は、受け入れられるも到底響いた様子はなく。深まる笑みに悔しさ募らせては己の唇なぞる指先にちゅう、と音を立てて口付け、ふと思い浮かんだ悪戯を愉悦あらわに口に出し )…ん?仕返しか。仕返し…なぁ。俺が満足するまで兄者は触れてはならぬ、なんてどうだろうか?

ッ~~反省、ッし、してないではないか……!うう、うーー…恥ずかしい。その、後生だから可愛いとやらはやめてくれ。誰に言われてもなんとも思わんが、兄者に言われると…ここ、が、ぎゅうっとなるのだ。( 腕を背にまわした途端、反省したと言う唇に不釣り合いな笑みが響くと堪えきれずぶるぶると身を震わせながら苦言を呈すも、自ら仕掛けた触れるだけの唇が離れては余韻にぽやんと兄の姿見つめ、やがて不変であると言わんばかりの言い口で紡がれる言葉に唸ることしか出来ず。己の意志とは関係なく煩く高なってしまう胸の内を上手く言葉に表せず、兄だけを意識していると言わんばかりである事に気付くことなく辿々しく事実を述べ )

受け入れるも何も。どんな兄者であろうとも全て俺のものなのだから。──ッん、ぅ……ふ、はは、それこそ愚問だな。俺に触れることが出来るのも、俺を独り占めできるのも全て兄者だけだ。生まれ落ちた時から俺はずうっと兄者だけのものゆえ。( 己がなんと答えるか──それすら知った上での問いに兄の存在丸ごとを肯定する言葉のみを返し、皮膚の薄い箇所を何度も唇が触れることで次第に広がる心地に自然と鼻から甘えた声が漏れ、胸元滑る手のひらから伝わる痺れは背筋を周り、反射的に反る背は兄の思いを自ら迎え入れるように指先に胸元押し付ける形になり。自ら口に出したとは言え兄の手のひらが足首に触れると兄の手ずから囚われる想像し、自身でも認識出来ない被虐的な本質からか唇から吐き出される息は常より熱っぽく。産毛を撫でるように指先浮かせ、兄の腕から手の先までなぞり )こうして繋いだなら兄者は俺の元に帰ってくる他なく、兄者は俺を手の届く範囲にずっと置いておけるなぁ。

ッあにじゃ!戻ったぞ…!兄者の激励のおかげで遠征も無事成功を収めることが出来た。しかしあまり長く返しては兄者のご負担になられるだろうから、礼だけ言わせてくれ。──兄者からの言葉で何度救われたか。感謝してもしきれん。…俺からも兄者へ安息を返せているのならば、これ以上に誇らしいことは無いなぁ。…こちらこそ、いつも感謝している。俺だけの愛しい愛しい兄者。( 兄の成すこと全て受け入れ、うっとりと瞳細め )…そうだ、こちらは蹴ってくれ。もっともっとと欲張って長くなってしまう前に( ふふ )
 
 
 


163: 髭切 [×]
2019-07-09 01:18:31


髭切.
お前も意地悪だねぇ…こんな所、弟にしか見せないよ(優越を混ぜた言葉とともに浮かべられた笑みを視界に収めてはそれを咎める気にもなれず、肩をすくめつつ声色は柔らかく己が弟には甘いことを自覚した言葉を紡ぎ。押し付けられた唇を指先でつまみゆるゆると遊びながらそれを離しては再び顔を寄せて触れるだけに唇を重ね。抱き寄せた体から伝ういつもより少し高い体温から眠たげな相手様子察しては撫でる手のひらへ一度頭擦り寄せてから頬へ添えていた腕を持ち上げ胸元に額押し付けるよう頭抱きしめると旋毛へ鼻先を埋め、ゆっくりと瞼閉じながら呟き)僕も暖かいよ、…これならよく眠れそうだ。ふふ、そうだねえ……こうしてねだってもらえるのは嬉しいとも。わかっているさ、ちゃあんと兄も眠るから。ほら、おやすみ弟

---------------------------------------

むしろ何を悩むというんだい、どうなってもこの兄がお前を抱いていてあげると言っているのに。後悔なんてしないとも、だから遠慮はしなくて良いよ。…ふふ、流石は僕の弟だ。やっぱりお前に隠し事はできないなぁ(未だこの手に落ち切らない相手に僅かに拗ねるような声色隠すことなくこぼしては脱力する相手の体を緩やかに抱きしめて満足気に背をなぞり、求む言葉を躊躇うことなく肯定しては相手真似るように髪揺らして首傾けながら目を細めて微笑んでみせ。冗談であろうそれに具体性を求めた言葉から返されるその内容に唇の触れた指先ひいては悩むように首を傾げ、腕伸ばしては頬や首筋へ触れない距離に手のひらを添わせ普段触れる仕草なぞってゆったりと揺らし)…それは…困るなぁ、お前を撫でてあげられないし、気持ちよくもしてあげられない。いつ、満足してもらえるのかな?

…お前、それ、わざとかい?そう言うところが可愛らしいんだけど…ああ、もう。可愛い可愛い僕の弟、大好きだよ(兄である己の言葉だからこそこの可愛らしさを引き出しているのだと、当の本人の口から紡がれるその事実に思わずと幾度か瞬いては止められたばかりの言葉を再びこぼしては抱きしめる腕に無意識のうちに力を込めて。釣り上がる口角を抑えることできず不恰好な笑みを隠すように肩口へ額押し付けてはもはや八つ当たりのごとく額押し付けながらただ一言愛の言葉を伝え)

…どんな僕も弟のものかぁ…ふふ、良いね。ちゃんと大事にしておくれよ。…でもお前はたまに意地悪を言うでしょう?僕が妬くのをわかっていてこの腕から逃れてみたり。まあ、だからこそこうして繋いでしまいたいのだけど(思い至ったことは唇より滑り落ちるような己とは違い、普段であれば思いこそすれはっきりと言葉に出されることの少ない弟の独占欲は厭わしいどころかその重さも心地よく、むしろねだるように首を傾げて紡ぎ。緩み落ちた甘い声に目を細めては甘い跡へ重ねづけるようにさらに唇押し付けては吸い付き、指先の下で脈打つ心の臓すら己のものだというように胸元軽く叩きながら態とらしく苦言を呈し。足首捉える金具から辿る鎖まで思い起こさせるようにゆっくりと指先でなぞっては己の腕を這う指先捉えて絡めとり握りしめ、楽しげな声色にて呟けばそれをしないどころか受け入れる景色思い浮かべる弟に笑み深めて)こんなものがなくても僕はお前のそばを離れるつもりはないけれど、…ふふ、どんな金具をつけたところで逃げようと思えば逃げられるだろうに。

おかえり、僕の弟。お前のことだもの、任務はしっかりこなしてくるだろうし心配はしていなかったけれど…うん、よくできました。…僕は、伝えたいとおもったことを伝えているだけだよ、お礼を言われるようなことはないさ。…ああでも、僕もお前に感謝しているからお互い様かな、ふふ。いつもありがとう、この先もずっと愛しているよ。 ( 短い言葉のみ返しては労わるよう慈しむように額へ一つ口付けを落として )

164: 膝丸 [×]
2019-07-20 12:22:57

 
 
 
膝丸 :
ふふ、俺が意地悪なのは兄者が甘やかすからだなぁ。…ん、おやすみ、あにじゃ。あにじゃも良い夢を見るのだぞ。 ( 靄がかかったように纏まらぬ思考の中だからこそ何時もの重宝としての有り余る矜持はすっかりと鳴りを潜め、ただ一振りの弟の表情で笑みを浮かべたまま己が一等安らげる温もりに身を委ねては、抱き寄せる腕に抗うことなく胸元に額擦り寄せ、うつらうつらと押し寄せる睡魔に身を落とし )

…──ぅ、( 普段と変わらない、まだ少しばかり涼しさが残る時間に目を覚ませば眼前を覆い隠す揃いの寝衣に一人小さく息を飲み。それだけでなく兄の腕を枕にせんとばかりな体勢に恐れ戦くと同時に、兄が起きていない今だけはとそんな思いに駆られ、重みを与えないように懐に入る形で腕より頭を降ろし控えめに顔を埋めて )

***

ふッ、擽ったいぞ、兄者。…ああ、兄者は悪戯好きだが嘘は吐かん故、ならば遠慮する方が無粋であろう。ずっと抱いていてくれ?…なんて。…ふふ、そう拗ねんでくれ。どうにも欲しがりなのは俺だけでは無いようだ。( 背をなぞった指先に擽ったさを訴えながら身動ぎひとつ。その最中、自ら強請った言葉全てに首を縦に振られてしまえば少しの冗談と共に無遠慮に兄の背に腕を回し、己の思いが如何程か表さんとばかりに強く引き寄せては抱き締め返すと、兄の声音に滲む何処か不満げな色の理由も語られはしないものの容易に察することが出来るそれに 許された願いを敢えて自ら口に出し、そのまま平静を保っていられるはずもなく揶揄いを混じえた軽口を足して。薄い口端引き上げたまま兄の動きを探り、やがて答えが出たのだろう伸ばされた腕に疑問抱く間もなく産毛を撫で這う手のひらにどっと熱が篭もる感触に慌てて身半分反ることで逃げ、互いの間を隔てるように兄の胸へ両腕突き立てて )っ、う、そうやって直ぐに誘惑するのだから兄者はずるい。俺とて、兄者を撫でたいし、…き、気持ちよくしたいのだ。だから兄者が満足すれば俺も満足して仕返しは終わる、やもしれん。

わざ、と?何を言う、ッーーああもう!言ったそばから…!…っ、俺も兄者が大好きだ。…なあ、兄者よ。俺は兄者が見えなくて寂しいと思っているのだが。優しい兄者は俺の気持ちを汲んで下さるだろうか?( 兄の零した答えを求めていないであろう問いに首を振る間もなく、止めるよう願い出た言葉を次々と掛けられ不満あらわに諌めるも己を囲う腕の力が強まったこと、そして肩口に押し付けられる額の熱に結び付いた兄の表情にきゅうと胸の奥が騒ぎ。勢いに任せた愛の言葉に律儀に返しながら優しく髪を梳いては、兄の心に訴えかけるように自ら頬を髪に擦り寄せ少しばかりずるい問い掛けを残して )

無論、これから先もずっとだぞ。だから忘れてくれるな、兄者の事を一等理解してやれるのも愛してやれるのも俺だけなのだということを。──ふふ、追いかけるのも好いているくせによく言う。しかしなぁ、兄者よ。俺とて男士なのだ、確かにどのような楔であろうとも断つことは造作もない。…が、何よりも俺自身がそれを良しとする意味、聡明な兄者ならば理解出来よう?( 普段ならば余り表に出さない欲を孕んだ言葉はいとも容易く受け入れられ、その事実にゆるゆると眦を柔く細め やや身勝手で独りよがりな言葉を続けながらも声音には甘えや愛しさ滲ませた幼子のような色を添えて。胸元差した指先はその奥にある物を示すかのようで、苦言諸共腹の中に収め笑みを浮かべると全てさらけ出していながら滑稽にも含みを持たせた返しを紡ぎ。ゆっくりと足首から先を意識させるかの如く辿る指先に は、と無意識に漏れた吐息は微かな期待を滲ませ、次いで己の手を捕らえた兄の手に口付けひとつ落としては悪戯に動き封じるように腰に足を絡め、そのまま引き寄せ何処か強気な笑みを浮かべ問い掛けて )
 
 
 


165: 髭切 [×]
2019-07-30 23:12:25


髭切.
…、…んん(先を越された昨晩の悔しさからか珍しくも弟より早く重たい瞼を薄らと開いては愛しい眠り顔を覗き込もうと思い立ちつも、それより早く埋められる顔に意識覚醒し思わず瞬いては起きていることを悟られないように暫く押し付けられる温もりを受け入れ目を細めて。夢現のそのままに視界埋める薄緑を眺めるも愛しさ溢れては堪えることできず、回した腕にて強く抱きしめ耳元へ言葉を漏らし)…おはよう、弟。よく眠れたかい?

------------------------------

ごめん、ごめん。…うん、お前の困るような嘘はつかないさ。僕は欲張りなのだから、勿論この腕から逃がすつもりはないよ…っと。ふふ、捕まえた(逃げるような体に大人しく腕を引いてはその指先で頬をなぞり返された答え受け入れ満足げに頷いて見せ、こちらへ伸ばされる腕をちらりと視線で追っては捉える言葉と共に引き寄せられる勢いに任せて相手に覆いかぶさり頬の触れる距離で肩口へ顔を埋めて。耳元へ口付けては遊ぶように耳朶へ噛みつき態とらしく音を立てて唇話すと顔持ち上げて表情を覗き込み。沿わせた手のひらが触れる前に身が逃げるとそれを追うでもなく笑み深めては続ける意志のないことを示すように両手持ち上げてひらひらと揺らし、然し続いた言葉聞くと相手へ手のひらを差し伸べ)…ふふ、そう、僕次第ってことだね?ねえ、愛しい僕の弟。もう意地悪をしないから仕返しはやめにしてこちらへおいでよ。

だって、ふふ、どうしたってお前が愛しいんだもの。知っているかい、可愛いは愛しいのその上なんだよ。…その言い方はずるいなぁ…ほら、これで満足かい?(額押し付けたままにくぐもった声でなおも愛情溢れる言葉紡いでは髪を通す指先の感覚に擽ったいと笑い声漏らしながら抱いた腕を緩めて、ゆったりと顔上げては拗ねるような言葉と裏腹に嬉しげな表情晒し解いた腕を両の頬に添えて視線絡まるようにと持ち上げ)

ああ、良いね…僕のことをわかってくれるのも、僕の隣にいて良いのも、この先ずっとお前だけだ。逃げられると追いたくなるでしょう?ほら、僕、獅子ノ子だからさ。目をつけた獲物を逃がすつもりは……、お前も刀だからねぇ。それでも尚此処に居る理由は、ちゃあんとわかっているよ。(言葉で己を縛るように、単純なそれが重ねられていく音を満足げに聞き入れてはひとつひとつと肯定しては手のひらを持ち上げただあやすように頬をゆっくりと撫でて。茶化す声と言葉に出した獣を真似るように掲げた手のひらは戯けた様を見せながらも視線には言葉に違わず捉えるような光を宿し、それを抑えることもなく握る手を引き寄せようとするもそれより早く絡め取られた体にぱちりと瞬いては表情崩して、額押し当て吐息の混ざる距離でゆっくりと答え)



166: 膝丸 [×]
2019-08-10 11:08:05

 
 
 
膝丸 :
───ッひ…あ、あにじゃ、目を覚まされていたのか。( 小さく漏れていた兄の声は寝言ではなく覚醒の兆しだったようで、” 兄が寝ている今なら ”という免罪符は意味を成さないことに気付くと格好の付かなさに更に胸元深く潜り込もうとするも強く抱きしめられてしまえば目論見叶わず囁きから逃げるように顔をおずおずと上げて。不意に合う己を真っ直ぐに見つめる視線から伝わる感情に妙に照れが勝り、理解してしまえば見つめ返すこと出来ず視線を鎖骨まで降ろして )……ん、よく眠れたぞ。兄者も休めただろうか?……そ、その、頼みがあるのだが。…このことは忘れては頂けないだろうか。


***


ん…ふふ、捕まってしまった。ッん、──こら兄者( 胸がぴったりと合わさり伝わる温もりに胸の奥が騒ぎ、肩口に埋まる髪を撫で込み上げる愛しさ噛み締めるも悪戯に音を立てて耳朶弄ばれるとぴく、と反応しこちらの表情を覗き込む琥珀の瞳にむ、と軽く唇突き出しては耳まで赤く迫力ないまま諌める響き持たせて名前をひとつ。差し伸べられる手に己の手のひら重ね、外向きに手首捻りながら指先絡めて互いの絡む指が上を向くように握り直し、口早に言葉を紡いでは最後に良しと仕返しの終了を告げ )……無論、先に行っておくが仕返しだけでなくとも兄者には返したい気持ちがあるということだけは伝えておく。──しかしこれ以上は兄者が寂しがってしまいそうなのでな。…ふふ、これくらいにしておこう。

ッッ──、覚えているか、兄者。以前も俺に同じことを言ったのだぞ。…それを聞いてから、兄者に可愛いと言われるのはその、意識してしまうようになってしまった。……ん、満足。かわいい兄者。俺の、かわいい、…ふふ。( 困ったと眉を下げながらもほんのりと頬を染めては満更でもないような表情で笑み、相手の言葉借りるように可愛い可愛いと繰り返しながら漸くまみえることの出来た愛しい表情に額へと口付けを落とし、兄から伝わる幸福感にとろりと表情蕩けさせ )

本当にな、……もう、誰にもやれぬ。後悔することがあれば俺を懐に招き入れたご自身を恨んでくれ。──ンン、蛇も捕食者ゆえ、どちらが先にくたばるか楽しみだなぁ。蛇はなぁ、堕ちてくるのをずっとずっと待って、堕ちてきた所を食ってしまうのだ。( あやすような手つきで撫でる手のひらに自らも頬を擦り寄せ、その中央に渇望の口付けをひとつ。愛らしくも逸話に通ずる獣の真似事してみせる兄に普段ならば口元緩めるものの、瞳に宿る光に恐怖ではなく身を焦がすような熱に身体をふるりと震わせ、揶揄を返すかの如く自らの逸話に近しい動物に例え浮き出た首筋につうっと舌を一度きり這わせると緩く笑みを浮かべ。己の思いが伝わっていると感じられる兄の反応に気を良くすれば、言葉を紡ぐ度に視線を引き寄せる唇を軽く啄み )……ふふ、愚問であっただろうか。口に出さぬずるい弟ですまないな。
 
 
 


167: 髭切 [×]
2019-08-25 08:54:20


髭切.
ふふ、どうしたの?そんな情けない声を出して。…たまにはお前の寝顔でも眺めようと思っていたんだけど…それよりもずっと愛らしいものが見られたかなぁ(漏れ出る弱々しい声に思わずからかう言葉紡ぎながらも抱きしめた体の温もりが心地よく口元には穏やかな笑みを浮かべて、絡む視線外すことなく見つめたままに額を重ね擦り寄せ。次の間にはそらされた瞳を無理に追うことはしないながらも頼む言葉には首を振って応え甘やかすようにゆったりと背を撫でて)よかった、僕もお前のおかげでぐっすり眠れたよ。…それはできないかなぁ、ちゃんと覚えているから諦めてくれるかい?


---------------------------------------------

これじゃあ逃げられないねぇ。…ふふ、僕の弟はどこもかしこも可愛らしいものだから、つい(捉えるような言葉とは裏腹に紡ぐ声は触れる肌の温もりで緩み勢いもなく、諌める声に視線持ち上げるもその先に朱へ染まる肌収めては真面目な顔取り繕うこともできず笑い声交じりに謝罪の言葉を漏らし突き出された唇へ己のそれを重ねては楽しげに微笑み。己の仕草に応え伸ばされる腕みては目尻緩め絡んだ指先を甘えるように擦り寄せながら軽く握り返して、寂しがると幼子へ向けるようなそれを否定することもせず大仰に頷いては絡んだ手を引き寄せ手の甲へ頬を擦り寄せ)…仕返しじゃなくとも、かい?…うんうん、お前の兄は寂しがりなんだよ。ああ、やっと触れられる。

ありゃ、そうだったかな。随分お前といるものだから、忘れてしまっていたみたいだ。ふふ、そう、意識してくれているんだね?…ん。…もう、そう何度も言わなくたって聞こえているよ(ぱちりと瞬き惚けた言葉を漏らすも微笑みにはつられ表情崩しては触れた頬を優しく撫でて、愛情に沈むような声が幾度となく紡がれるとそれと止めるように唇重ねて息すら飲み込み、吐息交わる距離で相手を見つめて)

それはこちらの台詞だよ、…離してやれないのだからもう後悔したって遅いけれど。おお、こわいこわい。…それなら、お前の手へ堕ちる前に前に腹へ納めてしまわないといけないかなぁ(離れた唇を追って自らも口付けては遊ぶように柔く噛み付いて、その柔い唇から溢れた言葉を拾い返しては楽しげに笑みを浮かべて。首筋を這う舌ははまごうことなく自身を捕食対象と見る熱に染まり、それにつられ己の体温すら上がることを自覚しながらも声はそれを払うように緩めては紡ぎ。兄としての矜持か、食らう欲を伝えては鼻先へと軽く噛み付いて。触れた唇へ柔く吸い付きながら笑う相手を見つめては穏やかに微笑み)愚問も愚問だねぇ。…でも良いよ、言わなくったってわかっているもの。

168: 膝丸 [×]
2019-09-08 09:12:35

 
 
 
膝丸 :
───ッ、( 楽しげな声音と揶揄うような言葉に声にならない声を上げ、しかしながらおずおずと再び視線持ち上げると眼前いっぱいに広がる穏やかな笑みに胸が苦しくなる心地を覚え、今度は相手の意識がないときを狙っての不意打ちでは無く自らの意思で相手の首筋へ擦り寄り。ただ慈しむような手のひらの感触に寝起きでとろりと蕩けた瞳を更に細め、常時よりも気の抜けた笑みを浮かべると天邪鬼にも可愛げのない言葉を紡ぎ )……は──、兄者には敵わんな。ならばもうしないのでな、しっかりと目に焼き付けて置いてくれ。……さて、あまりぐずぐずとしていたら出かける時間を過ぎてしまいそうだ。離れ難いがそろそろ布団から出ねば。


***


逃げるつもりも無い故、望む所だが。しかし…つい、ではないぞ。あまりそう弱い所に触れられると──、( 相手の勢い緩まった言葉にあくまでじゃれ合いの域を超えない言葉を返し、不満あらわに尖らせた唇に兄の唇が触れるとまるで反省の欠けらも無い謝罪を受けつつも、勿論兄に触れられて嫌なはずもなく満更でもない様子で言葉を続け。絡む指先を擦り合わせる感触はどうにも擽ったさを己に与え、睫毛をふるりと震わせながら兄の問いかけに頷き )ん。そうだぞ、兄者はいつも俺に触れてくださるだろう。兄者の手は気持ちよくて好きなのでな、俺もそう思って頂きたくて、兄者に返したい、と。しかし寂しがり屋の兄者は触れられるだけでは満足して頂けんようだから、……ふふ、俺の事も沢山触れて愛でてくれるか。

ふふ、本当に初めの頃にな。…──い、意識しない訳がなかろう。兄者のせいで可愛いと言われる度に愛しいに変換されるのだぞ?本当におかしくなるかと……ッ。( 意識と言われてしまえば素直に頷く他なく、かと言って嫌な訳では無いからこそ照れてしまう己を隠さず責任転嫁してみせ、頬を撫でる手のひらに顔を半分埋めて相手から顔を隠し。幾度となく感情をそのまま口から零すもそこまでと言わんばかりに口を塞がれ言葉を飲み込み、こちらを見つめる揃いの瞳をしっかりと見つめ返しては離れる少しの時間すら惜しいと自身からも唇啄み )──んッ、は、……仕方あるまい。兄者があまりにも愛らしい顔をするものだからつい。ふふ、いつもと逆だな。

ん……ぅ、互いに絡まって解けなくなってしまえば良いのにな。……ああ困った。兄者を食べてやろうと思っていたのに、そんな顔をされると食われても良いかもしれんとさえ思ってしまう。( 幾度となく触れ合わせやや色濃くなった唇で三日月を描き薄く笑みを浮かべると、相手の首裏に回した腕に力を込めさらに引き寄せようとし。首筋に沿って這わせた舌が耳裏まで到達するとそこに柔く吸い付き薄らとした跡を残し、次第に熱を持つ兄の身体に気分良くさらに悪戯をけしかけてやろうと画策するも、咎める意味があってか鼻先に噛み付かれ伝えられるそれに捕食者であるにも関わらず無意識に湧き上がる矛盾した欲をぽろりと零して。差し向けられる穏やかな微笑みに先程までの応酬はなりを潜め擽ったさを覚えると、ゆるゆると蕩けた笑みで応え )ふふ、さすがは兄者だ。兄者にはなんでもお見通しなのやもしれんなぁ。
 
 
 


169: 髭切 [×]
2019-09-23 20:34:16


髭切.
ありゃ、もうしてくれないのかい?いつでもああしてくれて良いんだけどなぁ…ふふ、わかったよ。今日は折角のお出かけだものね、…ああ、その前に(返されたそれが本意でないとはわかりながらも言葉通りに飲み込むと緩みきった表情見つめたままわざとねだる声色で答え、首筋へ寄せられる肌が擽ったく笑い声交えながらも頭ごと抱き込み指先で乱れた髪を整えるように梳っては急かす言葉へ頷いて。体を起こそうと身動ぎするもはたとその動き止めては顔覗き込むように視線重ねそのままに口付け、逃げる間も与えず唇なぞった舌先忍び込ませては軽く口内なぞり糸を引いて離し)…うん、今日もおいしい。ご馳走さま。


---------------------------------------------

お前のそうしてはっきり伝えてくれるところ、好きだよ。…弱いところに触れられると、僕の弟はどうしてしまうんだい?(幾度となく繰り返した問答ではありながらも迷いなく紡がれる言葉には嬉しさ押し隠すこともなくまた同じようにわかりやすく紡いで、止まる声の先を促す様に問いかけては触れたばかりで僅かに湿る唇を指の腹でゆっくりとなぞりながら首を傾げ。しばらくと相手の手へ甘えていたもののこちらを慮る相手には笑みを深め頷くとともに指先絡めたままに持ち上げては恭しく甲へと唇触れさせ、それに次いで誓う言葉を述べ)ふふ、伝えただけ同じものを返してもらえるのは幸せなことだねぇ…お前の手は僕も好きだよ、こうして触れるだけでも頬が緩んでしまうくらい。…勿論だとも。満たされて蕩けてしまうくらい、たくさん愛でてあげるよ。そうしないと僕も満たされないのだから、ね。

お前がそういうならそうなんだろう、…よく覚えているね、流石は僕の弟。ふふ、だって本当のことだもの…愛しいから可愛くて、可愛いから言葉にしてしまうんだよ。うんうん、僕のせいでおかしくなるくらい伝わっているならうれしいなぁ(照れる相手を認めながらもそれを気に留めることもなく変わる意味が誠であるかとばかりに言葉を重ねては押し付けられた責任をむしろ嬉しげに受け入れて、隠れる顔は無理に覗き込むことはせず触れたままの手のひらでゆっくりと撫でて。離した唇が再び重ねられると相手から求められるその心地よさに目を細めつつ体ごと抱きしめて、兄としての矜持からか不満げな声こぼしながらも幸せ隠すことができず目尻緩め)…もう、愛らしいのはお前の方なんだから。僕に愛でさせておくれよ。

解けなくとも、離さないから…ふふ、同じことだよ。…お前は良い子だねぇ。やわい肌も、可愛いその目も、骨のひとかけらまで、ちゃんと食べてあげるから安心しておいで。(浮かぶ笑みにつられるよう口角釣り上げては引き寄せる腕に逆らうことなく身を寄せて、手のひらで腕を辿り指先絡ませながらその手を握ると口元へ引き寄せ手首の内側へと口付けて。淡く甘い痛み感じては残された赤色を察し吐き出す息に熱灯してはそれを相手へ向ける欲へと変え、言葉通り視線で舐めながら口元に堪え切れない笑みを浮かべて。絡めた指も欲に塗れた瞳もぱっと離しては幼子が甘えるように勢いよく体を抱きてのひら弾ませて背を撫で)よいしよ、っと…ふふ、お前は僕の半身だもの。なんでもわかるよ。

170: 膝丸 [×]
2019-10-06 12:58:53

 
 
 
膝丸 :
恥ずかしいから、いやだ。…うん?兄者?…──ッ、ん……ふぁ、…ぁ( まったくの本心からの言葉では無いにしろ、ねだる言葉には否と返しそれがただの照れ隠しである事も相手には筒抜けなのか真っ直ぐに注がれる視線から逃げるように軽く瞼を伏せ、寝起きで温もった肌からほのかに香る石鹸と兄の香りを吸い込み触れるだけの口付けをそこに送ると、身体を起こそうとした相手に倣いころりとまずは背を布団に着けて天井の木目に視線を移したところで不意に眼前が兄でいっぱいになり、不思議そうに双眸を細め。やがて深く口付けられ応えようと舌を伸ばそうにもすぐに引いたそれに足りぬと言わんばかりの声を小さく漏らし、その浅ましさと互いを結ぶ糸にかああっと頬を赤らめ片手で自身の口元を覆いながら、起きねばと思いながらも衝撃で動けず 相手にとっては食事の一環でもあるだろうに自身はそれだけだと割り切ることも出来ず、くぐもった声で迫力なく言葉を紡ぎ )……ッ、お粗末さまでした。しかし朝から、ふっ…ふしだらだぞ。──兄者のたわけ。


***


ふふ、兄者にそう思って頂けるのならば重畳。俺も余すことなく伝えてくれる兄者のそういう所を好ましいと思っているぞ。…──ッッ、弱い所を…兄者に触れられてしまうと、意識しすぎてしまって…その、……っ兄者、この先も言わせるおつもりか。( 向けられる好意に鈍い自身にでも分かるように告げられる言葉に自然と頬は緩み、甘ったるく蕩けた瞳を兄に向けるも次いだ言葉にまん丸く瞳を開き、続きを求めるかの如く己の唇に触れる指先を傷付けないように注意を払いながら たどたどしく言葉を紡いで。しかし意識しすぎて快感を拾ってしまう等と口が裂けても言葉に出切るはずも無く、じわじわと目尻を朱に染めながら最後は兄の指先に犬歯を軽く突き立て、ちゅうっとそこを吸い上げて誤魔化し。
甘えるようにして自身の手の甲へ擦り寄せられる頬とは逆の方へ愛しい気持ちを込めて口付け、甘ったるい雰囲気を満喫するも流れるような所作で甲へ落とされた口付けとさらに追い立てるように告げられる口説き文句に似た誓いに意識しないなんてことは出来ず、きゅううんと苦しくなる胸に片手を添え瞼を伏せてぽつぽつと胸中を吐き出すも、際限なく募る欲に満たされるべきはずの器すら既におかしくなってしまったのでは無いかと最終的には遠慮をするのではなく更に強請る形で収めて )兄者とこうして触れていると俺はなんて果報者なのだろうかと思うことがあるぞ。ふふ、兄者も同じなのだな。……!?ッ、もう……兄者はどれだけ俺を口説けば気が済むのだ。既に蕩けてしまっているというのにこれ以上満たされたらおかしくなってしまいそうで、…困る。…のに、もっとと求めてしまうのは既に壊れてしまったのやもしれん。責任を取ってくれるか?

なあ、兄者よ。こんな風に色々と俺は変えられてしまったのだぞ。兄者の手で、兄者が知らぬうちに。…しかしそれもまた堪らなく心地良いと感じてしまうのは、俺が兄者を一等好いているからなのだろうな。( 兄から逃げるようにして手のひらへと顔を埋めたのにも関わらず、追うことは無く優しく撫でる温かさに自然と視線は相手の方へ向き隠れるのをやめて。手のひらの中央へちゅうっと音を響かせながら唇を押し付けては己の責任転嫁すら嬉しそうにしてみせる兄に意地を張るのは辞め、口元を緩ませると今度は甘えるような色を乗せた声で愛しい思いを言葉に紡ぎ。啄む唇を名残惜しくも解放し離れる寸前でぺろりと兄の唇を舐めて濡らすと、触れ合わせることでいつもより濃く色づいた薄い唇を引き上げ悪戯な笑みを浮かべては、抱き締められるがまま首裏へと両腕を回し衣服越しにぴたりと肌を合わせ不満げな声とは裏腹に緩んだ表情を見つめ、言葉は勿体ぶるような物を選びながらも既に甘えるように指先で兄の項に触れて )……ふふ、どうしようか。そう言われては迷ってしまうなあ。

ぁ……っ、──それはまた随分と魅力的な誘いだな。ふふ、約束だぞ。俺の頭の先から足の先まで須く兄者の物なのだから途中で放棄などせずきちんと平らげてくれ。( こちらに身を寄せる兄を片腕で引き寄せつつ、取られた手の太い血管が通るそこを口付けられてしまえば自然と期待する様なあえかな吐息が唇から溢れ、向けられる欲に塗れた視線はべったりと己に張り付き、その視線だけで身体を暴かれているような心地さえ覚えてしまうと釣られて湧き上がる熱を抑えようと身をぶるりと震わせて。は……っ、と熱の籠った吐息を吐き出すと同時に勢いよく抱き着かれ、瞳を大きく瞬かせてはこちらからも甘やかすように髪を書き上げるように梳いて顕になる額へ口付け )……ん、ッふふ、兄者には敵わんなぁ。俺の兄者、…俺の半身。いつか兄者に食われてひとつになるまではこうして対であることを楽しむとしよう。ぽっかりと空いた互いの穴を埋めるこの時間も俺は十二分に好いているのだ。
 
 
 


171: 膝丸 [×]
2019-10-27 21:23:28

 
 
 
んん、あまりこういう事を言ってしまうのは良くないとは思っているのだが……近頃色々とあっただろう…?それで、少し心配になってしまってな。…堪え症のない弟だと笑って頂いて構わぬ。( 瞼伏せてぽつり呟き )
…兄者がご無事なら良いのだ。俺はいつまでも、兄者が終わりと言うまで此処で待っている故、余裕が出来た時にでもまた顔を見せてくれ。こちらは催促のつもりでもないのでな、気にせずご自身の身を一番に考えて欲しい。…ただ、無事を祈るくらいはさせてくれ。

また兄者が元気なお姿を見せてくれる日を待っている。
 
 
 


172: 髭切 [×]
2019-11-12 12:09:15



随分と心配をさせてしまったね、そろそろ愛想を尽かされているかと思ったけれど…お前から言葉が届いているのを、嬉しいと思ってしまったよ。待たなくて良いと言えないわがままな兄でごめんね。
お前の考えていることで僕の本丸に直接大きな被害はなかったのだけど、それに関した任務とか、他にも色々と重なってしまってね…忙しなくしてここへ顔を出す暇もなかったんだ。というのはまあ、言い訳にしかならないかな。せめて一筆残しておくべきだった。不安にさせてしまったこと、長く待たせてしまったことは謝らせて欲しい。

もう暫くすれば忙しいのも落ち着くだろうと思うんだ、そうしたらまたお前のもとへ帰ってくるよ。ここが僕の帰る場所だもの、これは約束しよう。だからあと少しだけ待っていて欲しい。(緩やかな動きで腕を回し抱きしめ)僕の可愛い弟、まだ兄でいさせてくれてありがとう。愛しているよ。


173: 膝丸 [×]
2019-11-13 23:41:29

 
 
 
ッッ…あ、兄者…!( 素直に相手の腕の中に収まるとこちらからも背中に両腕を回しぎゅっと抱き締め、安堵から兄の肩口をほんの少しだけ濡らしつつ存在を確かめるように腕に力を込めて )……よい、良いのだ。兄者がご無事なのであればそれだけで俺は…っ──すまない、あまりこういう所は見せたくはなかったのだが、安心したら止まらなくなってしまった。…また次に見える時はいつも通りの兄者の弟であると誓おう、……今だけは情けない俺を許してくれ。( すん、と鼻を小さく啜って相手から見えない事を理解した上で濡れた目元も拭わず乾いた笑いを零し )

落ち着くとは言え、きっとこれから年の瀬にかけてまたさらに忙しくなるだろう、兄者が体調を崩されることの方が俺は辛い。俺は兄者の帰る場所として、兄者の帰りをいつまでも待っているゆえ、無理せず今はやるべき事を果たして欲しい。返事の方も必要な所だけで構わないのでな。
……ただ一つだけ、わがままを許して頂けるのならば、どうか桜が咲く頃には一度顔を見せて欲しい。兄者と三度目の桜を見たいのだ。──愛しい俺の兄者。俺の方こそ…兄者が再びこうして顔を見せてくれて本当に嬉しかったぞ。…変わらず兄者だけを愛している。今までも、これからも。

……おやすみ、兄者が良い夢を見られるよう祈っている( ふ、と柔らかな笑みを浮かべ )
 
 
 


174: 髭切 [×]
2019-11-30 17:28:14


髭切.
…ふふ、たわけというわりにお前も随分気持ち良さそうたけれど……拗ねてしまいそうだからこれ以上は言わないでおくよ。…なぁに、足りないのかい?(飲み込む唾液の甘さは起きたばかりの体に染み渡るようで無意識のうちにほうと吐息を漏らしては濡れた唇を舌でゆっくりとなぞって拭い、その下で百面相を見せる弟の定まった表情から何処か求めるような気配拾い上げては大きく口を開け唇ごとくらうように噛みついて。戯れ付くその仕草をしばらく続けては仕上げとばかりに唇へ吸い付き態とらしく音を立てて離すと動かないままの体に笑い声漏らし軽く胸元叩いては此処へおいでとばかりに相手へと向かい腕を広げて)…ん、…ふふ、駄目だねぇ。ずうっとこうしていたくなるけど…折角のお出掛けだもの、支度をしないと。ほら。

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言葉に甘えて随分省いてしまった。折角の言葉なの勿体ないけれど…お前に会いたくて、気が急いてしまったんだ。ごめんね。
うんうん、僕はこの通り元気にやっているよ、ありがとう。お前も変わらず元気でいてくれているかい?僕の弟が体を壊さず、心満ちて日々を送っているならそれ以上に幸せないことはないよ。(潤む瞳が己のせいであると自覚してはわずかに眉を下げながら抱きしめた腕に力を込めて、あやすよう背を撫でながらこぼれる前にと目元へ唇を触れさせ吸い取り)泣かせてしまってごめんね、兄失格だなぁ。そうまでして待っていてくれてありがとう。ふふ、お前の弱いところもたくさん見せておくれ。どんなお前でも僕は大好きだ。

年の瀬の波に飲まれてこうしてまた日を開けてしまったけれど、此処から離れるつもりはないからそれは覚えておいて欲しい。…そうか、もう3度目になるんだね。勿論だとも、ゆっくりにはなってしまうかもしれないけれど顔は出すからさ。一緒に桜を見よう、膝丸。約束だよ。



175: 膝丸 [×]
2019-12-16 00:07:17

 
 
 
膝丸 :
ッ、そ…そんなことは…。……俺がどう思っているかなど分かっているくせに、そうやって聞くのは卑怯だぞ。( 兄の前で見せる実に弟らしい甘ったれた天邪鬼なきらいから反抗して見せるも、色付いた唇を這う赤に自然と目が引かれ腹が空くような感覚から口内に滲んだ唾液を喉を鳴らして飲み下し、自身がどれだけ兄を欲しているかなど知っているであろうに甘い声で意地悪く問いかける兄に乾いた唇をはくりと震わせながら薄く開閉させ言葉を紡いで。やがて柔らかなそこを噛み付くように唇を重ねられ、それに応えるように唇を食み、最後に軽いリップ音を立てて離れた上下の唇をむずりと擦り合わせ、そのまま兄の誘いに逆らうことなく片手を布団に着いて身体を起こすと広げられた腕の中に身体を滑り込ませては、首筋に顔を埋めて温い体温で立ち上る兄の香りを楽しみ満足がいったところで顔を上げ頷き )……ん。兄者と出掛けるのを楽しみにしていたのだ。万屋とて外に出ることには変わらん故、装束で良いだろうか…。ああ、そう言えば兄者は万屋に出たことはあるのか?


***


また兄者はそう俺の喜ぶような事を言うのだから…、俺は兄者がこうして会いに来てくれるだけで嬉しいのだ。( ゆるゆると首を振り )──っ、ふ、ふふ、兄失格など悲しいことを言わんでくれ。それにこれは嬉しいの涙なのだぞ。だから兄者がそう気負う必要は無いのだ。……だが、何時までも兄者の前でぐずぐずしているわけにはいくまい。兄者に格好悪いところは見せられんのでな( 強まる腕の力にすり と白く柔らかなまろい頬へ自身の頬を擦り寄せ、優しく背を撫でられ兄の唇から紡がれる言葉に少しだけ顔を上げ揃いの琥珀へ視線を合わせて。そうではないのだと伝えるために小さく笑って応えてみせ、その拍子にほろりと目じりから雫が零れるも、落ちる前に吸い取られる涙に更に耐えきれずくふくふと笑い声を漏らし )……ありがとう、俺も優しい兄者が大好きだぞ。

……ん、兄者が元気そうで本当に良かった。俺も年の瀬に追われバタバタとしてしまっているが元気に日々を過ごしているぞ。……──ッ!ああ、しっかりと心に刻んでおこう。それに、俺は兄者が必ず俺の元へ帰ってきてくれると信じているのでな。( ふ、と双眸を細めて )
……うむ、初めて兄者にお会いした時も桜が咲いていた故、今年で三度目になるのだぞ。本当に早いものだな。……うれしい。兄者よ、言質を取ったからな。今更撤回は聞けんゆえ、覚悟してくれ。( くすくすと至極楽しそうに笑い声を零しつつ、食指を相手の口元へぴっと添え悪戯っぽく口角を引き上げて )……すまない、返したそばから長くなってしまった。良い塩梅で削ってくれ( もごもごと口篭りつつ呟き )
 
 
 


176: 髭切 [×]
2020-01-12 12:41:28


髭切.
そう、気持ちよくないんだね?…だって、お前の口から直接聞きたいんだもの。(応える唇の柔らかさが心地よく離れたそれを追って再び幾度か口付けると素直な言葉を吐くことのない唇を諫めるように指の腹でゆっくりとなぞり、しかし表情や仕草から漏れ出る己を求める想いに思わずと笑みを深めては腕の中へ収まる体を逃さないよう強く抱きしめ首筋をくすぐるぬくもりに笑い声を漏らして。問われた言葉には首を傾げ朧げな記憶思い起こしながら赤子をあやすかのように背中で掌弾ませて撫でると目についた鼻先へと唇を触れさせ)ふふ、くすぐったいなぁ…僕も、お前と外へ出かけられるのを楽しみにしていたよ。…ううん、ここへ来てから何度か行ったような、行かなかったような…お前はよく行っていたんだったかな。

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あけましておめでとう…というには三が日も何もすぎてしまったけれど。今年もどうかよろしくね、僕のかわいい弟。どれだけ時間を開けてしまっても、お前に会いたいのは本当なんだもの。…ふふ、嬉しいことを言ってくれるね(揺れる仕草抑えるように頬を挟み唇重ね)嬉しいの涙、か…その涙も全て食べてしまいたくなるな。…うんうん、僕の弟は強い子だものね?ほら、涙をお拭き。そうでないと兄がまるっと飲み込んでしまうよ(溢される涙すら再会を喜ぶものとわかれば滲む滴を見つめながら伝えるでもなく呟き、強がるように続く言葉にはそれを奮い立てるよう声重ねると濡れることのなかった頬をすり寄せて)お前にそう言ってもらえるのが一頭嬉しいよ。

いいこいいこ。僕がお前を愛していること、僕の戻る場所がここであること、それだけはきちんと覚えておいで。(掌を頭へ載せるとゆっくりと撫で)もう少し、寒い日を待てば桜の季節だねぇ…ありゃ、言質をとられてしまった。ふふ、強かな弟だなぁ。(唇を抑える指先にわざと音を響かせて口付けると揶揄うように紡いで)ふふ、気遣いありがとう。話したいことは尽きないねぇ

177: 膝丸 [×]
2020-02-09 11:02:02

 
 
 
膝丸 :
っ、~~~きもち、よかった。兄者に触れられてそうならぬわけがないのだ。( 幾度かの口付けの後、唇を這う指の腹を熱持ってややぽってりと腫れたそれで食み舌先で押し返すように舐め、言葉にせずとも理解は得られたのだろう。己を抱き締める腕の力と耳を擽る笑い声に安堵し軽く肩の力を抜くも、愛しい兄からの願いを聞いてやりたいと思うのも何らおかしなことは無く、続けざまに恥じらいからほんのりと目尻を染めながら視線をしっかりと合わせて兄の強請った言葉を自身の言葉で紡ぎ。布団に腰を下ろした状態で続ける甘ったるい触れ合いの中で満たされる思いに和らいだ表情を浮かべるも、やがて己の問いと同じものが返されると自身の体質が原因とは気付かず無意識に少しだけ表情に陰りが差して )……んー、そうだな、一人では出たことは無い。数回、…主の付き添いや、酒類の買出しの荷物持ち程度なのだが…決まって不躾な視線を感じることが多く、外を歩くのが気味が悪くて。…すまない、おかしな事を言ったな。年頃の娘でもあるまいし、きっと勘違いだろう。聞かなかったことにしてくれるか?


***


あけましておめでとう。今年も兄者と共に新たな年を迎えられたことを嬉しく思うぞ。ふつつかな弟だがどうか今年もよろしく頼む。……俺のいとしい兄者。……なんて、新年の挨拶をするには些か遅すぎるだろうか?( ふっと悪戯っぽく口元を緩め )……──ん。兄者に食われるならば本望なのだが…それはお役目が終わるまではお預けだな。( 頬がそれぞれ兄の手によって包まれじんわりと温もりが伝わると、涙はとうに引っ込んで幸せそうに微笑みを浮かべながら口付けを受け入れ。直ぐに寄せられる頬にこちらからもすりっと愛玩動物のように甘えては、楽しげに勝手に決めた最期の予定を口に出し )

ああ、任された。……本当に兄者はいつも俺が欲している言葉をくれる。こんなにも思われて俺ほどの果報者はおらんな。……きちんと覚えているから、兄者も帰る場所としてここを俺のために空けておいてくれるか?( とん、と兄の胸元を食指の腹で優しくついてはにかみ )……うむ、今年は暖かい日が多かったからな。あっという間に桜も咲いてしまうぞ。 ん…?強か…ッふふ、兄者に甘えているのだ。こうして俺が我儘を言うようにしたのは兄者なのだからなあ( 音を立てて口付けられるとぷにぷにと何度か唇の感触を楽しむように触れて離さし、代わりに自身の唇を重ねてから遠慮ばかりの自身がこんな風に甘えるのは兄にだけなのだと遠回しに伝え )話したい事ばかりで困ってしまう。きっとこれは俺達が仲の良い兄弟だからだな( ふふ )
 
 
 


178: 髭切 [×]
2020-03-24 01:33:46


髭切.
…よしよし、よく言えました。僕もとっても気持ちが良かったよ。(拭う様に押し付けた指先が柔らかいものに包まれるとその心地よさにすら小さな吐息を漏らしいたずらに濡れた舌を押し込んでは唇から抜き取り、自らねだったながらも意地らしい仕草で応える相手に口角緩めてはただ幼子にする様ひとこと褒める言葉を落とし同じくと耳元へ同意の声を囁きながら背中へと添えた掌を軽く弾ませてあやし。浮かんでいた表情が問い掛けとともにくもりゆく様とその答えから読み取れる視線の意味に今までの甘い心地など忘れた様に体固めるもそれを晒さないようにと視線を逸らして、強張る背筋解そうと息吐き出しては回していた腕を引き頬を撫でながらねだる形で相手の行動に細い鎖をかけ)…そう、僕の弟は美しいから良くも悪くも目を弾いてしまうのかもしれないな。でも、僕の弟をそう不躾な目で見られるのは面白くないから…ねえ、これから先は僕以外と外へ出てはいけないよ。お前は僕のものだと見せつけて歩かないと、ね?

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思っていたより随分間を開けてしまった、待たせてごめんね。約束にはなんとか間に合ったかなぁ。…ふふ、もちろん。一年の縁を約束するのに遅いなんてないのだから、これからもよろしくね。僕の愛しい弟。ええと、ひとまずこれが一月遅れのばれんたいんで…(勢いよく体を寄せ抱きしめて謝罪と愛情の言葉を紡いでは甘く溶けるかけらを唇へ押しつけ、ついでその上から軽く口付けると甘い唇を舐めながら緩やかに笑み浮かべ)…これが待たせてしまったお詫び。…に見せかけた、僕のしたかったことかな。…ふふ、僕に食べられたくて始めたんだものねぇ。ちゃんと一つ残らず血肉にしてあげるから、もう少し待っておいで(紡がれる未来には思わず瞬くもそれを否定するどころか期待する様に口角吊り上げながらすり寄せる頬の仕草にじゃれつく様力を加えて)

お前が僕を想ってくれるからこそ、だよ。安心してお前のところに帰ることができるのは。…ふふ、もちろん。この場所は僕の弟…何処かの弟だったお前のためだけの場所だもの、時間がかかっても構わないからちゃんと帰っておいで。(己を指す手を取り上げては指絡めて握り胸元へと押し当てて微笑み)そう言われてしまっては、責任を取る他ないかな。…ふふ、三度目の春をこうして迎えることができるのは本当に嬉しいや。ね、兄はちゃんと約束を守れただろう?今は桜だけれど…向日葵でも、藤でも、紅葉でもなんでも構わないからさ。これからも共に眺めようね、膝丸。これは僕からのわがまま。(滅多に見せることのない幼いおねだりを否定することなどできず、重なる唇へは愛情伝える様に柔く吸い付き
緩んだ瞳で見つめ)今は大変な時だからと削るつもりでいたのだけど…いざ文を考えると離れていた時間だけど伝えたい言葉が増えてしまって困るねぇ。辛い目には合っていないかい、任務で困ったことはないかい?僕のできることは少ないけれど、お前のことならば支えたいから。何かあるのなら、やりとりを止めても構わないから頼っておいで。僕の弟が頑張り屋さんだってことは一番よく知っているからね、無理をしてはいけないよ。


179: 膝丸 [×]
2020-03-25 00:08:15

 
 
 
───っ、ふふ、開花の宣言と一緒に兄者が。( ぱち、ぱちと琥珀を大きく瞬かせた後、嬉しそうに眦を和らげ )本当に三度目の桜を共に見られるとはなあ。信じていなかった訳では無いのだが、こうもぴったりに兄者のお顔が見られるとは思っていなかった故、素直に驚いてしまった。……本当は全て返したかったが、今日中にはきっと間に合わないだろうからまずは少しだけ。( 触れた唇の優しさから伝わる兄の思いにうっとりと瞳を細め、一心に注がれる視線に見つめることで答えつつ幾度か音を立てて啄んで )……ん、ふ……、ッ無論だ。これから先もずうっと兄者のお傍に居るのだから、同じものを見て、同じものを見て笑い、そして同じものを見て泣きたい。兄者のわがまま──…否、願いを必ず叶えて見せよう。これからもどうか共に( きゅっと兄の手を取り祈るように指先絡めて握り )

沢山の暖かな言葉をありがとう。兄者もきっと似たようなものだろうが、色々とあって忙しくしていたのは確かだ。今は頑張り時ゆえ、弱音を吐いている場合ではないが、兄者に心配をかけぬよう よく肝に銘じておこう。支えたいと言ってくれてとても嬉しかった( ふにゃりと緩んだ何処か稚い笑みを兄に向けて )勿論、そう思うのはこちらとて同じなのでな。兄者が辛く苦しい時はお傍にいることしか出来んが、俺にも支えさせてくれ。改めて、二年の月日を兄者と共に居られて本当に嬉しかったぞ。……また後程きちんと返事はするつもりだが、あまり長々と書いてしまっては堂々巡りになってしまう故、今宵はこの辺りにしておこう。
───おやすみ、兄者。いついかなる時も変わらず俺は兄者をお慕いしている。
 
 
 


180: 髭切 [×]
2020-03-25 01:29:01


ふふ、本当に滑り込みだったみたいだけれど…よかった、お前との約束を違えずに済んだ(琥珀の瞳が緩んだことを見て取ると指の腹で目元を撫で)どこぞの白い刀じゃないけれど良い驚きを届けられた様で何よりだ、…待っていてくれてありがとう。うんうん、こうして言葉を聞かせてもらえるだけでも十分嬉しいよ…ああ、僕の弟だ(ただ触れるだけの口付けが愛しく両腕を差し伸べ存在確かめる様に体抱きしめては頬をすり寄せて離し)…そこまで言い切ってくれるのかい?これまでと同じ様に、この先も我らふた振りが同じ時間を過ごせます様…これからも、隣でいろんな表情を見せてね。これも僕のお願い、叶えてくれるのを楽しみにしているよ(独りよがりと伝えた言葉は相手の手の中で願いとなり、もう一つ重ねては握り合わせた手を引き寄せ誓う様に指先へ口付けて)

よしよし、たくさん頑張っていて偉いね。心配しかできないのだから、そのくらいは好きにさせてよ。…でも、お前に何事もないのがもちろんなによりだから、一息つけるまで辛いだろうけれど自分を一番にね。…ふふ、兄である僕の役目だもの。甘えるのが弟の役目でもあるんだよ?(幼子を褒める様にゆっくりと頭を撫でてはそのまま頬へと掌添え、言い聞かせる様に声を紡ぎ額を重ね)うん、こうしてそばにいてくれることがわかっているだけでも十分力になっているとも。いつもありがとう。来年も同じ様に言えると良いなぁ…ううん、同じ様に笑い合おうね。ふふ、ひとまずと言ってくれたのに返してしまってごめんね、残りの返事はのんびり待っていることにするよ。愛しい僕だけの弟、愛してる。今日はゆっくりお休み、良い夢を見るんだよ。

181: 膝丸 [×]
2020-03-28 15:26:28

 
 
 
膝丸 :
……ッ、ああ、兄者の望むままに。なあ、兄者よ。兄者が気が向いた時で良いのだ、兄者が出る際にも俺をお傍に置いて欲しい。……だめ、だろうか?( 兄の身体が行動に鎖を掛けられることなど兄と天秤にかけてしまえばどちらに傾くかなど分かりきったことで。一度目を瞠るも直ぐに嬉しそうに頬へ添えられた手に自身の手のひらを重ね、うっとりと瞳を蕩けさせながら兄の温度を求めるように頬を擦り寄せると、兄に比べ少し控えめな言葉を選び、逃げ道も用意しながら同じように行動を制限する願いを口に出し。
先程までの沈んだ気持ちは兄のおかげですっかり上向きに戻り。頬に触れたままの兄の手のひらへ唇を押し付けてからもう一度、今度はちゅっと何処か稚い触れるだけの口付けをこちらから送ると兄の身体へ腕を回して抱き締めて愛しい思いをそのまま口に出し。やがてそっと身体を離すとしっかりと身体を起こして兄の手を引き )……やはり兄者はお優しいな。そんな優しい所が俺は大好きだ。──では、そろそろ支度をしていこう。そして俺が兄者のものだと見せ付けてくれ。…なんて。


***


どうしても早く兄者に伝えたくて少しだけフライングして返してしまったが、少し削りながら返す前の分と先日の分を。( ふっと眦を和らげ )……そう言えばひと月遅れでバレンタインを兄者から貰ってしまった訳だが──…つまり俺は兄者へホワイトデーのお返しをせねばならぬ様になったわけだ。これの三倍か……、んー…( ころりとしたチョコレートをそのまま自身の舌へ乗せると、兄の顎下へ指を持ちやり軽く持ち上げ。口を閉じないように歯のあわいに親指を掛けて、チョコレートごと舌をねじ込み一度きり甘ったるくなった舌を擦り付けて )

ふふ、こんなにも嬉しい驚きならば大歓迎だな。──ああ、そうだ。ちゃんと兄者の、兄者だけの弟だぞ。( まるで夢かどうかを確かめる様に触れられ、兄の前のみで見せる柔らかな微笑を浮かべると、抱き締められるがまま兄の胸に身体を預け。すり寄せられる頬にこちらから擦り寄りながら、空いた手で優しく鳥の子色をした髪を梳き )……無論だ。伴侶の願いくらい、幾らでも。──ッふ、くく。誓いの口付けか。しかしこれでは俺が叶えると言うより兄者が叶えるようだぞ。( 指先に口付けられ 兄をからかって見せるも、やや照れたように瞼を軽く伏せてきゅっと握る手の力を少しだけ強めることで応え )

あ、あにじゃあ……!ん、うむ。では……もうすこし、もう少しこのままで…。兄者に触れていたい。( 頭を撫でてくれる手のひらの暖かさにうっとりと目を瞑り、やがて額が付き合わさると瞼を持ち上げ眼前に広がる飴色の瞳を見つめ。甘えるのが…と兄の言葉を一度頭の中で呟くと、軽く視線を逸らしながら小さく小さく強請りを口に出し )……──ああ、よかった。俺も兄者の力になれていたのだな。
またそのような…。兄者が侘びることなど何も無いのだぞ?それだけ喜んでいただけたという事なのだろう。それに、俺も朝目覚めて兄者からの言葉があってとても嬉しかったのだから、寧ろ兄者には礼を伝えたいくらいだ。( ふふ )……今回は前より早めに返事ができたから、少しでも驚いて頂けたり、喜んで頂けたのならば重畳だ。これからもずっと俺をその瞳に映していてくれ。俺も、兄者を愛している。( すっと兄の目元を指の腹でなぞると、そこへ口付けて満足そうに笑み )
 
 
 


182: 髭切 [×]
2020-08-04 00:05:27

髭切.
…ふふ。お前がそう願うのなら勿論、断る理由はないとも。僕の隣にはいつもお前がいて、お前の隣にはいつも僕がいる。約束だ、…ゆびきりげんまん、ね(掛けた鎖は厭われるどころか触れた掌を包む温もりとその表情に蕩けた色を認めては思わずと吐息まじりの笑い声を漏らしながら寄せられた頬をゆったりと掌で撫で、次いで紡がれるこちらを慮る気配を乗せた言葉にぱちりと瞬いては嬉しげな声を隠すつもりもなく肯き鎖を重ねるように形ある言葉とし、重ねられた手のひらをそっと持ち上げると小指を絡め好き勝手に揺らしながら小さくうたい。普段と違いつたなく重ねられる唇が数を重ねるごとに愛しさが募り最後にと離れた唇を追いかけ押し付けては抱きしめた形のまま頬をすり寄せて、握られた手のその指を絡め握り返しては優しさよりは嫉妬で形作られた言葉と己でわかりながらも同じ想いを返しつつゆるんだあわせを片手に揃え?笥へと足を向け、所有を望む言葉には握る力をわずかに強め)優しいというよりは…ううん、そうだね。僕もお前が、誰より大好きだ。ああ、折角起きたのに時間が過ぎてしまうね。早く着替えてみんなに僕のかわいいかわいい弟を見せつけにいかなくちゃ。

--------------------------------------

まだ待っていてくれるかな。長く待たせてしまってごめん。こちらもずいぶん短くしてしまってごめんね。
お前が早くに返事をくれたことも、ばれんたいんのお返しをくれたこともとっても嬉しかったよ。
色々と、慌ただしくなったりで暫くここへ来られなかった。僕が鬼じゃなくて病魔を斬っていたならもう少し話せたかなぁ…なんて言っても仕方がないのだけど。(両の腕を伸ばして相手の体を強く抱きしめては首筋へ鼻先を埋め、ゆるゆると額を押し付け)これからはもう少し早く返事ができると思うから、また気の向いた時にでもここにきてくれると嬉しいなあ。そうでなくとも、お前が息災でいてくれるなら十分なんだけど。今日も好きだよ、僕の大事な弟。明日もきっと。その先も。

183: 膝丸 [×]
2020-08-09 21:18:11

 
 
 
膝丸 :
──っっ、勿論だ。俺だけでなく兄者が望んで下さるならば俺はいつまでも兄者のお傍に。……俺も、愛らしくて格好良い俺の…俺だけの兄者を皆に見せつけてやらねばな。
( 幾重にも掛けられる執着を滲ませた言葉に幸福感すら抱いてしまうのは人の子に振るわれる刀であるが故か、それとも自身の奥底に眠る願望からか。きゅうんと胸を捕まれ締め付けられる思いに駆られ、こちらの手を取り絡め取られる小指と共に弾んだ声でうたう兄の姿をしっかりと目に焼き付けては、自身からも望むとばかりに小指に力を込めて応えて。何度も触れ合う唇も名残惜しいが最後──…と口付けを解くも、最後に兄から送られた口付けにほんのりと頬を染めてしっかりと視線を絡め、真っ直ぐに向けられる思いを全て受け止めて頷き。そうして終いに告げられた言葉には普段ならば照れて口に出さない、寧ろ俺は可愛くないと天邪鬼な言葉を紡ぐだろうタイミングで、敢えて兄の戯れの言葉へ乗るような言葉を選んで告げ悪戯っぽく微笑んでみせて。 )

いくらぷらいべーとの、お…逢瀬、だとしても外に出るならばこちらの方が良いだろう。兄者の篭手を整えたい。良いだろうか?
( 仮に兄がそう思っていなくとも自身には愛しい人と二人きりでの外出故に、少々意識した様子で唇を開き。やがて箪笥の前に辿り着くと手を離してしまうのはどうにも寂しく感じてしまい、きゅっきゅっと甘えるように幾度か手に力を込めた後、片手を箪笥の引き出しに掛けたまま兄の顔を覗き込んで伺いたて )


***


あ、あに、あにじゃ………!いいや、またこうして兄者にお会いできて嬉しいぞ。待ってはいたのだ。だが、本当に、もう会えないかと…!( ぐす、と小さく鼻を鳴らして目元を袖で擦り )
色々と気を使わせてしまってすまない。流行病が本丸周辺でもかなり出ていてその煽りを受けているのは確かだが、俺は今のところ大事無く普段通り過ごしているぞ。兄者は──…やはり忙しくしていたのだな。とてもお疲れのようだ( 力強く抱き締められるその安心感に双眸を伏せて酔いしれつつも、そっと兄の背中へ腕を回しては優しく背を撫でて労り、髪の奥に隠れた耳元へ口付けて )気が向いたら…だなんてそんな。寧ろこんなにも早く返してしまって、飢えていたのだと思われたら少し恥ずかしい、な( 視線をふよりとさ迷わせつつ、耳を染め恥ずかしそうにぼそり )俺も兄者が大好きだ。あなたが居るから俺が在るのだぞ。今日も明日もずっとずっと、兄者を愛している。俺が帰る場所は兄者の隣だからな。
 
 
 


184: 髭切 [×]
2020-08-31 12:42:36

髭切.
…あはは、僕のことも見せつけてくれるのかい?それは光栄だなぁ(素直ではなくともそこも愛しい弟のこと、いつものごとく照れと共に諌められてしまうだろうと思いつつも言葉にしたそれは想像と違う言葉にて受け入れられ、返された言葉にも思わず瞬き口を止めるもすぐに表情緩めると握られた手にこたえるよう緩やかに握り返して。外に出るということは弟に魅せられる輩もそこにいるということ、整える衣装に文句はなく、こちらを伺う言葉と視線もまた拒む理由も なくひとつうなずいては代わりとばかりに頬をつついて応え。)うん、そうだねえ。お前と揃いならなんでも良いけれど、外には鬼がいるかもしれないから。…ふふ、それじゃあお願いしようかな。お前の分は僕が整えてあげよう。

--------------------------------------

よしよし、待たせてしまってごめん。ちゃんとここにいるから泣かないで、僕の弟。ほら、腫れてしまうから(目元を擦る手を捉え指絡めると滲む滴を唇で吸い取り)
そう、お前が元気でいるならそれだけで十分、安心したよ。忙しくなることもあるかもしれないけれど、無理をしてはいけないよ?肉の体は流行病にもかかれば暑さにも弱いんだから、今は特に、ね。…ふふ、こうして話していたら疲れも吹き飛ぶとも。…ねえ、こちらにも。(背へまわされた腕の温もりに満足したようまぶた閉じては耳元へ触れる感覚に薄らと目を開き、額突き合わせたまま唇をとんとんと叩いてはねだる言葉を伝え)あはは、…恥ずかしく思うことなんてないよ。お前からの返事がどれほど嬉しいことか…いつもありがとう、ね。…こうして温もりを感じられて、愛しいお前から愛しい言葉をもらえて…ふふ、僕は幸せ者だ。(愛しさに胸の締め付けられるような感覚覚えては腕に収まる体を強く抱きしめ)うん、お前の帰る場所はこの兄が守ろう。それに…これからも僕はきっとここに帰ってくる。我ら兄弟の居場所はここだから、ね。

185: 膝丸 [×]
2020-11-17 07:48:00

 
 
 
長らく顔を出せず申し訳なかった。兄者は息災に過ごされているだろうか?昨夜中に兄者に顔を見せに行きたかったのだがあまり夜に強くなく…、…だがどうしても俺の口から直接伝えたかったのだ。我らにその機会があるかどうかはさておき、貴方の帰りをこの膝丸はずっとお待ちしているということを。今日も明日もその先も、俺は兄者だけをお慕いしている。ご武運を( そっと兄の手を取り、両手で祈るように握り瞼を伏せて )

もう暫くは忙しい日々が続きそうだが、年が変わる前には必ず兄者の元へ帰ろう。このような事を聞くのも心苦しいがもう少しだけ待っていては頂けないだろうか?……否、我儘が許されるのならば待っていて欲しい。誰でもない、兄者に( 伏せた瞼を持ち上げ、琥珀の瞳には懇願の色を宿しながらもしっかりと視線を合わせて告げ )
近頃は本当に冷える。兄者もお身体には気を付けて。無理だけはしないように過ごすのだぞ。
 
 
 

186: 髭切 [×]
2020-11-17 08:30:33

…嗚呼、よかった。時間なんて構わない、お前が顔を見せてくれて嬉しいよ。帰る場所があるから僕はどこへだっていけるんだろうねぇ…もしその時が来たなら、きっとお前のところへ帰ってくる。弟にその時が来たとしても、僕ら兄弟は離れたりしない。そうだろう?(僅かに見開いた目を緩めては触れた手を握り返して額に引き寄せ)

よしよし、頑張っているんだね…お前こそ息災にしているかい。いつもは僕が待たせることが多いのだからたまにはこちら側も悪くないよ。…馬鹿な子だねぇ、問われずとも僕はここで待っているとも。それとも、この兄が契りを破るように見えるのかい?(瞳の色に小さく笑うと額重ねて視線合わせ、言い聞かせるよう言葉を紡ぎ)いつまでも、此処が終わりを迎えるまではお前を待ち続けているから安心して励んでおいで。…ああ、でも、無理だけはしてはいけないよ。お前に何かあったら落ち着いていられないもの。忙しない上に寒いのは堪えるだろうけれど、どうか無事で。待っているよ、膝丸。

187: 膝丸 [×]
2020-12-30 23:58:25

 
 
 
膝丸 :
…言わぬだけでいつも思っていることだぞ。いつも兄者の半歩後ろで、この御方こそが俺の兄なのだと…な。知らなかっただろう?…ッこら、何をするのだ!全く源氏の惣領ともあろう者が、これではちょっかいをかける幼子の様だぞ( 絡まる指の先で悪戯に兄の手の甲へ浮く骨をなぞりながら顔を覗き込むように首を少し傾げて小さな秘密を明かし、飴色をした瞳を愉しそうに細めたのも束の間、お世辞にもふっくらと──…とは言えない頬を突かれ、そのまま紡がれる言葉はケーキである自覚がない、そしてただ兄が一番凛々しく美しく格好よく映るという理由だけで戦装束を選択したがゆえに、兄の脅し染みた言葉は子ども扱いをしているようにすら聞こえてしまい大人げない態度で小言をひとつ。それでも兄からの許しは嬉しいものであり、向けられる指先のほうへ顔を向けてその指の腹へちゅっと音を立てて口付けを残し名残惜しくも手を離せば、手をかけた箪笥から装束一式を取り出して甲斐甲斐しく支度の手伝いをし。合間合間で自身も装束を軽く身に着ける程度の支度を済ませると、兄の籠手を手に向き直り )──兄者が良いと仰るのならばいくらでも。さあ、腕を出してくれ。動かしにくい、締めすぎているというのがあれば我慢せず言うのだぞ。


***


本当はいただいた言葉すべてに返し、俺から伝えたい言葉もすべて兄者のもとへ届けたいのだが、そうしては何時になっても兄者の元には帰れんだろうからな。ある程度削りつつ返させてもらおう…──まずは、待っていてくれてありがとう。兄者からの暖かい言葉は本当に励みになるだけでなく俺の支えにもなってくれた。感謝してもしきれんほどに俺の糧になったのだぞ( ふ、と眦和らげ )…それと、もしかした気付いていただけないかもしれない…と不安になっていたのだが、その不安が杞憂であったと思えるほどにすぐ声をかけていただいたのも本当に──っ本当に、うれしかった。兄者はいつもご自身で幸せ者だと仰るが、きっと俺のほうがずっとずっと果報者だ。それもそのはず。言葉を交わすだけで、そして触れ合うだけでこんなにも満たされるあなたと出逢うことが出来たのだからな。( すり、と額をすり合わせてから強請られるがまま色付く唇へ口付けて甘く柔らかなそこを音を立てずしっとりと啄み )
──ふふ、話したいことが多すぎて前後してしまったが、ただいま戻ったぞ。無事かどうかは兄者自ら見分してほしい。…なんて、流石に無理があるだろうか( 強請る代わりに一度無理のあるこじ付けで済まそうとするも、すぐに諦めて何処か恥じらいを含んだ笑みを浮かべながら戦装束のまま両腕を大きく兄へ向けて広げ )きっと次は年が明けてからになってしまうだろう。だから今少し早いが挨拶をさせてくれ。今年も一年、あなたの隣に在れた事を何よりうれしく思う。来年もまた同じように兄者と共に居られるよう祈っているぞ。今年もあと二日──…否、もう一日か。この期間は特に冷える日が続くようだがお身体には気を付けて。また兄者の元気な姿が見られるのを楽しみにしている。
 
 
 

188: 髭切 [×]
2021-03-25 21:29:06

…お前はやっぱり可愛いねぇ。いつも僕をそう見つめてくれていることは、ちゃぁんと知っていたよ?ふふ、僕はお前のお兄ちゃんだもの、わかっているさ。だって、あんまりにも美味しそうだから…お腹が空いたらかじってしまいそう。少しなら許してくれるかい?(首を傾げる仕草の愛おしさにおもわずほうと吐息漏らしながらも問われた言葉には小さく笑い声を漏らし、偵察の低い太刀とはいえ愛しい弟の視線に気づかないわけもなく此方もと秘密を明かせばつついた頬へそのまま口付けを施し。近付けば漂う甘い香りに思わずとそれを吸い込んではねだる言葉に重ねて態とらしく首を傾げては琥珀を見つめて。差し出した指先へ柔らかい感触覚えると眦緩めつつ自身の支度よりも此方へ意識を向けたまま忙しなく支度を進める姿を逐一視線で追いかけては揺れる尻尾が見えるようで、つぶやき一つ落とすと籠手を備えやすいようにと真っ直ぐに腕を伸ばし全てを任せたと言わんばかりに肩をすくめて)…ふふ、わんこみたいだ。…うん、頼んだよ。お前がつけるならきっと大丈夫だろうから後は任せよう。

------------------------------------------------

もう、いつものことになってしまったかもしれないけれど…待たせてごめんね。お前がまっていてくれるのだから、僕が待てないわけがないだろう?それこそ忠犬…ひげ公かなぁ?ちゃんとまっているから、お前も無理をしないこと。…ふふ、支えてもらっているのはお互い様なんだけどな ( 釣られたように穏やかな笑みを浮かべ )僕がお前の声に気づかないはずがないじゃない、…自分でも早くに気付きすぎてどうなんだと思ったくらいだけれど。…ふふ、お前は大袈裟だねぇ。幸せなのは僕も同じなんだから、きっとお互い様なんだよね。(ねだるままに唇を重ねられると甘えと悪戯を含んで柔く歯を立て、楽しげな笑い声を漏らしては触れるだけに口付けて)
…うん、おかえり。ふふ、しょうがないなぁ、弟は。僕がしっかり確認してあげるから大人しくしておいで(言葉には恥じらい含みながらもねだる姿を拒むことなどできず照れ隠しの如くつけられた理由をそのまま拾い上げては広げられた腕の中へ体を収め体温を確かめるように手のひらで背をなぞっては頬を擦り寄せ)あけましておめでとう…には少し時間が経ち過ぎてしまったかな…。過ぎた一年を、ともに過ごしてくれてありがとう。今年もよろしくね、弟。…お前と桜が見たくて、また一年共に過ごせたことに感謝したくて急いだのだけれど、随分ぎりぎりになってしまったね…間に合ってよかった。本当に一年という長い時間を過ごしてくれてありがとう。今日も変わらず愛しているよ。鬼に笑われてしまうかもしれないけれど…また次の節目も共に迎えられたら嬉しいなぁ。


189: 膝丸 [×]
2021-04-10 15:40:09

 
 
 
膝丸 :
し……ッ、知っていたの…か。兄者を飢えさせる訳にもいかん、好きなだけ……と言いたいが、食べてしまいたいほどに何とやら──何て話ならば頷きかねるぞ。可愛らしいのは兄者であって、俺では無いのだからな!( 頬へ受けた口付けに嬉しさからほんのりと白い頬を上気させるも、自身の秘密に気付いていたという兄の言葉に知らないとばかり思って他の者達に自慢をしていた事に対し急に恥ずかしくなり、じわじわと少しの間を置いて耳まで真っ赤に染めて下を向き、そのついでに少々可愛げのない天邪鬼な言葉をひとつ。そのまま緩く紐を通した篭手に兄の腕を通すと、編み上げ状の緩んだ紐をしっかりと整えながら慣れた手つきで結び。次いで兄の美しく気高い様を表すような真白い上着を手に取り、肩に掛けてから首元で蝶々結びに結びながら少しだけ視線のみを上げ、身長が殆ど変わらない故に上目遣いで兄を見つめて )…──見すぎだぞ、…穴が飽きそうだ。それに俺が犬のようなどおかしなことを。ほら、出来たぞ。兄者に見られていると落ち着かん、俺もあとは革帯と手袋だから兄者は先に外に出ていてくれ。……もしくは、良い子に外を見ていてくれ。

***

ふふ、気にしないでくれ。俺は兄者がこうして戻ってきてくださると信じて……否、知っているのでな。…──ふむ、それにしても忠犬か。良い子にしていた兄者には褒美をやらねばならんだろうか( 穏やかな笑みを浮かべる兄の頬をふわりと揺れる横髪ごと両手で包むと、ついっと目の形に沿って優しく目尻まで撫で )……いいや、俺も毎度毎度すぐに気がついてしまうから同じだな。無論、今回とて例外ではないぞ。( 悪戯に食まれふっくらと色付いた唇を愉しげに笑みの形を変えて、どこか誇らしげに呟き )
……ん。( こっくりと控えめに頷き、兄の背に両腕を回して抱き締め返しながら柔らかく温い頬へこちらからも擦り寄って甘え。背を撫でる大きな手のひらに心地良さを覚えては双眸細めて )…──こちらこそ、今年もふつつかな弟だが宜しく頼む。なあに、鬼など笑わせておけば良いのだ。兄者と俺が居れば鬼など恐るるに足らず!…む、そういう話ではなかったか。少々話が逸れてしまったが、兄者がこうして俺の事を覚えて逢いに来てくれたのは本当に嬉しかったぞ。俺も兄者に負けぬくらい、あ……あいしている。( 照れが混じり少しばかり言葉を詰まらせるも、血色の良い桃色の頬を緩ませて幸せそうに微笑み )来年の桜も是非とも共に見よう。初めの桜も合わせると次で五回目、きっとこれは凄いことだぞ。
 
 
 


190: 髭切 [×]
2021-11-23 19:09:14

弟、弟。
随分長く待たせてしまってすまない。…と言うにも、あまりにも時間が経ち過ぎてしまったね。もしかしたらもう呆れて僕のことなど忘れてしまったかもしれないけれど、それならそれで構わない。ただ、お前がもしまだ待ってくれているなら少しだけ伝えたいことがあるからここに残すことにするよ。待っていてくれただろうに、本命の返事でなくてごめんね。
伝えるのはまず…これだけ期間が空いたのもそうだけれど、僕が本丸の彼是で忙しなくしていること。長い文章を返す余裕がなかなかできなくて、此処にも顔を出せずにいたんだ。それから、それがまだしばらく続きそうだということ。
結論なのだけれど、この先もこれが続いてお前がもう待てないと…そうなるのも当然だけれど、そう答えるならここで締めてしまおうと言う提案が一つ。…もし、お前がまだ待ってくれるなら僕の任務が落ち着くまではこうして短く話せないだろうか、と言うのがもう一つ、こっちは僕のわがままかな。
虫のいい話をしているのはわかっているつもりだよ、でも僕はお前が大好きだから手放すのは惜しくて。ただお前の時間を無駄にしたいとは思わないから、これが落とし所だと思うんだ。
勝手ばかり言ってごめんね?返事はいつでも…なくても構わない。何方にしろ、僕はお前を愛しているよ、唯一の弟。
長い時間をありがとう、それじゃあね。


191: 膝丸 [×]
2021-11-28 18:52:44

 
 
 
あ、あに……じゃ?驚いた、もう忘れられてしまったかと思って……──いや、その、信じていなかったとかそういうのでは無いのだが( おろ、と視線をさ迷わせた後、兄の手を両手で緩く握り )
兄者からの声にはすぐに気づいたのだ、だが……言葉が中々出てこなくて待たせてしまった。悪い意味ではなく、柄では無いが少々浮かれてしまって。~~ッ、兄者からの言葉なのだ、仕方ないだろう!きっと今も同じように浮かれていて、上手く言葉が紡げん事に違いない。だからこそ端的に。俺は兄者の事を大切に思っているし、好いている。それは今も変わらぬ。……今は兄者と同じように忙しなくしていることもあって、待たせてしまうこともあるやもしれん。それでも良ければ俺も兄者と話したい。虫の良い話なんてことはない、兄者も俺も離れ難いと思っているのならばそれが全てなのだ。そうだろう?( ふふ )
のんびり待っているゆえ、兄者の良いタイミングで戻ってきてくれ。兄者の無事の帰参こそが一番の願いなのだからな。
 
 
 

192: 髭切 [×]
2021-12-26 19:12:37


うんうん、お前だけの兄者だよ。…よしよし、そう思わせてしまったのは僕の責任だからね。弟が安心できるまで何度でも答えるとも。お前の兄はここにいるよ(触れた温もりにふと淡い笑み浮かべ相手の手のひら包むように自身の空いた手のひらそえ口元へ引き寄せては指先へと唇触れさせ)
…お前は相変わらず愛しくて可愛いねぇ、僕は思い切り叱り飛ばされるくらい仕方がないと思っていたのに。浮かれて言葉が出ないなんて、…そんな弟から貰えた言葉なら僕はなんでも嬉しいよ。…とはいったけれど…それにしても随分甘い言葉をもらってしまったな。…僕も変わらず膝丸のことを大切に思っているし、愛しているよ。こうして時間が経ってなお諦め悪く声をかけてしまうくらいには。…本当に、応えてくれてありがとう。お前からの返事ならいくらでも待つから、無理のないようにするんだよ。寒さも厳しくなってきた、肉の器は季節の変わり目に弱く脆いからね。十分に暖かくして、ちゃあんと休むこと。そうでないと少し乱暴をしてても寝かしつけてしまうから、なんてね。
…いけないなぁ、短くといったのは僕なのにお前と言葉を交わせると思えば話したいことが山のように出てくるよ。この辺りで切り上げておくとしよう。
また共に年を越せること、嬉しく思うよ。愛しい弟、僕も返事をのんびりと待っているからね。

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