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自分のトピックを作る
141: 膝丸 [×]
2019-03-24 23:12:26

 
 
 
膝丸 :
う、──ッ、だめだ。そんな顔しても言わぬ物は言わぬ。…っほら、兄者、はやく。置いていってしまうぞ。( 強ばった肩の力を抜いて漸く兄へと視線向き直れば、その表情と声音で己の反応がさぞ面白かったのだろうと察し、このまま兄のペースに飲まれまいと早く切り上げたい一心でさらに腕を引こうとするも、それよりも先に手を取られ、挙句の果てには指の股を擽るようにされては堪らない。酷い擽ったさに上がりそうになる声を既の所で飲み込み、絡まる指ごと引いて唇を掠める程度の口付けを送り、少しばかり緩む手を解いてくるりと踵を返せば可愛くない憎まれ口を一つ残して1歩踏み出し、兄に通用するか分からない狡い手を使うべく少しの間を置いて振り向いては口を開き )──それよりもはやく兄者と二人になりたいという弟の気持ちを組んで頂けやしないだろうか…?


鶯丸 :
俺の朝は早いんだ。だからこうして早く眠くなるのは仕方がないことさ。………ん、いいや、お前が行くと言うなら着いていく。どちらにせよ通り道だからな。( 早起きだろうがなんだろうが皆が集まる頃合いにしか起きてこない時点で、誰一人と己が早起きであることを肯定できない事すら理解しておきながらいけしゃあしゃあと口にしては、差し出されそうになった盆が再び相手の元へと戻されていくのを不思議そうに眺め。眠気はとうに峠を迎えてはいるものの、ただの同胞であるなら構いやしないが相手自身も深くは理解出来ていない性質、更には自分以外のフォークも現れてしまったこの場で一人残して帰る事は出来ず、向けられる気遣いに頭を軽く振り )お前が帰れば大人しく床に就くから、早いところ済ませてしまおう。


***

ッ──、誘惑する兄者はわるいお人だ。そうして煽り立てるのだから始末に負えん。( 唇を離す瞬間わざとらしく立てられる音に瞳孔うっすらと細め、そしてそれだけでなく純真な瞳で見上げながらもその唇から紡がれる煽るような言葉に眉を寄せて。ならば期待に応えてやるまでとばかりに兄の頬を解放し、片腕を首裏に回せば軽く引き寄せ首筋に犬歯を柔く突き立てて )……んっ!?んん、んー!( 兄相手に何をしているのか、後悔に苛まれ僅かに反応が遅れた頃には目を疑うほど近くに見える兄のかんばせに声にならない悲鳴と抗議の声を上げて。そこから一口だけ食べ進めるとそこでキャパオーバーを起こし、意識のし過ぎで瞬きすら忘れ時間が止まったようにぴしりと固まり )

そうだな、それでなくとも色々と盛り込んでいるような気もする故、そちらはまたおいおい考えるとしよう。──い、いや、俺が兄者の弟であることには変わりないが…心の準備が出来ていなかった所に突然だと、その、みっともなく取り乱してしまうのだ。こればかりは兄者には見られたくなかったのに。( ぐう )…うむ、人も多ければ刀も多かろう。兄者はそれでなくともあちらへ此方へと気の多い時がある故、目が離せん。…では兄者からの了承も得た所でそのように進めよう。後、の事は……どうにか許しを乞うしかあるまい。兄者のご機嫌が少しでも良いことを祈らねばならんな( 視線おろ )
 
 
 

142: 膝丸 [×]
2019-03-25 23:37:38

 
 
 
…──少しだけ迷っていたのだが、やはり覚えているうちに伝えておくべきだろうな。兄者はきっとお忘れだろうが、実は今日で兄者と言葉を交わして季節が1周したらしい。兄者と過ごす日々は楽しくなんとも早いひととせであった。これからもこうして過ごせることを切に願う。……いつもは俺ばかりが良い思いをさせて貰っているが、兄者も俺に甘えたくなれば沢山甘えて欲しい…し、兄者にしたいことがあれば俺に出来ることならば須らく叶えたいと思っているのでな。遠慮はせずにどんな事でも言ってくれ。

…最後に、今までは兄者が離れたいと望めばどんなに離れがたくとも手を離そうと決めていたのだが──…、これからは兄者が離れる事を望んでも、そう簡単には手放してやらん故、覚悟なされよ。俺の、俺だけの…いとしい兄者。こちらへの反応は必要ないのでな、兄者が戻られる時をここでのんびりと待っている。( ふ、 )
 
 
 

143: 髭切 [×]
2019-03-26 02:16:26


髭切.
弟は意地悪だなぁ、こんなにおねだりしているのに。ふふ、そう言ってお前は僕を置いていったことがないじゃない(己に甘い弟を揺り動かすのはお手の物とばかりにわざと幼い言葉を選んでは僅かに頭を下げ普段は同じの目線から見上げる形に視線を絡めて、次いで急かすような台詞投げかけられるとそれに急ぐどころか笑い声を混ぜて返すは愛しい弟に置いていかれることはないと揺るぎなく信じた故の言葉と同じ場所への口付けをひとつ。すり抜けた手のひらを追って向けた視線の先で先ほど口付けたばかりの唇から紡がれた睦言の様なそれを聞いて思わず口角吊り上げては負けたとばかりに両手を持ち上げると大人しく相手追うように歩を進めて)…そう言われると弱いなぁ。仕方がない、部屋に帰ろうか。


鶴丸.
きみが早起きをしているところなんてそうそう見たことのない気がするんだが?…湯呑みを洗うだけだぜ、何もついてこなくとも…まぁ、良いか。転ぶなよ、きみ(刷り込みの後の雛のごとく後ろについて早起きだなんだと宣う相手を見かけるのはいつも早朝とは言い難い時間帯で、だからこそはっきりと否定はできないもののあっけらかんと言い放たれたそれ聞いては眉間にしわ寄せながらも薄暗い明りの中厨へ向かい歩き慣れた道をゆったりと進み。ここまで来たなら先に寝ることはないのだろうと言葉を止め眠気に負けた鶯が足をもつれさせやしないかと意識を後ろへやりながらもたどり着いた暖簾を持ち上げると中へ入るよう促し、作業を終わらせて雛を寝かしつけるために早速と流しへお盆を置くと重ねられた湯呑みを手に取り)ほら、ここもぶつけるなよ。…きみ寝かせなきゃいけないことだ、さっさと済ませてしまうか。

------------------------------------------

ふふ、だって、いつも真面目で理性的なお前が獣のようになっているのは一層可愛らしいだろう?ぁ、(咎める言葉と苦々しく皺の寄った表情に怯むことなく寧ろ誘うよう顎先持ち上げては楽しげに笑みを浮かべて、引き寄せられるまま抵抗することなく体寄せ押し付けると急所へ食い込む牙の感覚に小さく声漏らしては恍惚に瞳細めて)んー?ん、…食べないと無くなってしまうよ?お前へのお返しなのに…んぐ(これをねだったのではなかったのか、律儀に唇を閉じたままくぐもった悲鳴をあげる弟を不思議そうに眺めながらもその行動を止める気はないらしく、一瞬唇開き固まる弟へ言葉をかけるも再び大きくくわえては詰められていく距離も気にすることなく咀嚼して)

襲撃事件、僕は好きなんだけど僕の手腕が追いつくかと言われると…ね。まぁ、どちらにしろこの後になるだろうしそれはゆっくり考えようか。…お前は本当に可愛いねぇ、そうして取り乱しているところも可愛いよ。ねぇ、いろんなお前をもっと見せて?見られたくないなんていじわるいわないで( じぃ、)やだなぁ、迷子にはならないよ、多分。だってお前が見てくれているから…ありゃ、やっぱり離れると駄目なのかな。…ううん、そうだなぁ…取り敢えず、相手は折ってしまっても良い?駄目?駄目なら駄目で他の方法にするけれど( にこ )

144: 髭切 [×]
2019-03-26 02:19:42

日が変わってしまったや、せっかく伝えてくれたからその日のうちにと思っていたのだけれど。…うん、実際、お前と過ごす日々が楽しくて、時間の流れが早くって…一年が経つだなんて、考えることもしていなかったよ。そうか、もうお前と出会ってからそれだけ同じ季節を過ごしたんだねぇ。こう考えると感慨深いけれど…また次の節目まで同じ様に隣にいてくれるのなら感傷に浸っている暇はないねぇ、まだまだたくさん甘やかしてあげるから覚悟しておいで。弟が隣にいてくれるだけで僕は十分満たされているのだけれど、折角だからひとつお願いをかなえてもらおうかな。…この先も僕の隣で幸せでいてほしい。

僕の、僕だけの大事な弟。誓っただろう?病める時も健やかなる時もお前の隣にいることを。僕からこの手を離すつもりは少しもないから、安心してくれて良いんだよ。そのかわり、お前もきちんと兄の手を握っていて。さ、此方は僕が返したくて返しただけだから切ってくれて構わない。…これからもどうぞよろしくね、膝丸。

145: 膝丸 [×]
2019-03-28 00:39:22

 
 
 
膝丸 :
ん、ふふ、俺も大概だが兄者も甘いなぁ。──ああ、兄者、少しだけ待っていて頂けないだろうか。床を整えてくる。( 己にしては少々狡い手を使ったものの、効果はあったようで兄が両手を上げたのを確認すれば先導するように歩みを進めつつ、背後に感じる気配に気が緩んでは思わず背を向ける前に触れた唇を独り指先でなぞり。やがて私室の前に辿り着くと両開きの襖に手を掛け、ふいに中の状況が脳裏を過ると伺い立てるように控えめに首を傾げては兄へと問いかけて。 )兄者を外で待たせてしまうのは心苦しいのだが…。


鶯丸 :
それこそシュレディンガーの猫というやつさ。…お前こそ、俺をなんだと思ってるんだ。これくらい躓いたりしないぞ。( ふあ、と大きく欠伸を零しては眉間に皺を寄せ怪訝そうな顔付きで前を向く鶴丸の言葉に曖昧などうとも取れる言葉を返し。促されるまま暖簾をくぐり重い頭のせいで重心が定まらず、くらりと軽く前に傾くも既の所で留まり何食わぬ顔で否定の言葉を並べては蛇口の栓を捻る。ざあざあと皆が寝静まった時間に似つかわしくない音が厨に響き渡らせながら湯のみ一つ手に取ると、依然流れたままの水を掠めるようにして指先でちょいちょいと引っ掻いて )……冷たい。目が覚めそうだ。


***


…獣のようであるにも関わらず可愛らしいとは酔狂にも程があるぞ。俺が理性的だと言うならば、兄者が羽目を外しすぎんよう律しているだけに過ぎん。( 誘われるがまま真白い首筋に突き立てた牙を僅かに離しては数度かぷかぷと甘噛みし、その場で吐息混じりに兄の言葉に答え。耳を擽る甘やかな声に高揚感高まり、珍しくも幾許か強めに吸い付き白皙の肌に赤い印を残して )──む、そ…それはならんぞ!ん、っ。( 初めに強請ったのは己からであるにも関わらず、目を白黒とさせ現実逃避していたのもつかの間、どんどんと詰められる距離に慌てて言葉を返すと必死で逆側から食し。やがてあと少しで唇が触れそうな所まで距離が詰まると ぱきん、と小気味良い音を響かせ自ら降参して )

……そうか、兄者がお好きなのであれば前向きに検討してみようではないか。それに、俺に問題があれども兄者の手腕に問題などありはせんぞ!俺が相手なのだから変に身構える必要もなかろう。( 唇弧を描き )─う、あ、うぅ…( 唇はくはく )心の準備が出来るまでは…だ、だめだ。( 視線ふより )……お、折っ──、いいや、構わぬ。理性を失ってしまうような奴だ。人であれ刀であれ、手を下してやるのも優しさだろう。……と、思う、ぞ?( ぶるりと笑顔に滲む狂気に背筋を凍らせては数回頷き )ちなみにだが鶴丸と鶯丸はしばらくの間回収でも良いし、続けてもらっても構わぬ故、…キリの良い所でとなると部屋に戻って眠った所だろうか?兄者のやりやすいようにして欲しい。( こくん )

返事は切ってもらって構わんと言ってくださったにも関わらず、こうして筆をとってしまう事を許して欲しい。くどいと思われてしまうやもしれんと思っていたのでな、兄者からの言葉はとても嬉しかった。──長く言葉を残してはご負担になられるだろうから手短に。……俺は兄者の伴侶…と、なったのだ、言われずともあなたの傍を譲る気は無いのでな。( たどたどしく紡ぎながら、きゅ、と手を握り )……しかし幸せで居られるかどうかはわからんなぁ。…何せ俺の幸せは兄者にかかっているのだから。なあ、兄者よ、俺を幸せにしてくれるのだろう?( 唇に三日月描かせ )
 
 
 

146: 髭切 [×]
2019-04-02 01:12:44


髭切.
僕が甘いのはお前にだけだよ、まったく……うん?構わないけれど…ああ、(前を行く弟からこぼされる笑い声に怒るどころか愛しく頬を緩めながらもおとなしく釣られてしまった己は悔しいのか窘める言葉をかけ、僅かに訪れた眠気に口元を手で覆いあくび?み殺しては部屋の前で止まった弟の肩へ顎を置き顔覗き込んで。問いかけられた言葉にそのまま首をかしげるも整える理由に思い至っては腕を辿りふすまへかけられた手へ己の手のひらを重ね、軽く握っては悪戯を含め耳元で答え)それなら僕も手伝うから、早く整えてしまおうよ。


鶴丸.
ってよりシュレディンガーの鶯だな、小鳥は猫よりか弱いはずだが大丈夫かね。おっと、…そりゃあきみ…こうもふらふらされたら心配もするだろうに…(これ以上論を重ねても答えは出ないとばかりに乗せられた思考を冗談交じり言い換えると肩すくめては結論付けることは諦めたのか首を傾げて本筋からずれた疑問を零し。揺れた体見ると咄嗟に腕を伸ばして服の背を掴むもたたらを踏んだ足みては安心したようため息つきながらも手を離し、さも水を嫌う猫かのように水滴を弾いた指みては思わず吹き出しながらも肩で体を押しながら持ち上げられた湯呑みへ手を伸ばして)ふ、…わかった、洗うから少し開けてくれ。ここにきて睡魔を飛ばされてもかなわん。

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…ん…だって、どんなお前も可愛らしいんだもの。…ありゃ、なら僕が真面目にしていたらお前はどう崩れるのかなぁ…ふふ、お前のしるしだね(痛みはないながらも肌へ感じる感覚は吐息の堪えられないほど甘やかで、思いのまま食らいつくその背をむしろ褒めるように優しく撫で。次いで感じた滲むような痛みに所有印残されたこと悟っては楽しげに笑い声を漏らして)んー、んん。…折れちゃった、残念。はい、罰げえむ(慌てたように返された言葉と彼方からも進み始めた唇をじっと見つめながら食べ進めていたものの触れる直前に折られてしまった菓子をみてはため息漏らし、口に残る甘味飲み込むとかるく唇を重ねて)

うん、せっかくお前が提案してくれたっていうのもあるしねぇ。…ふふ、お前は相変わらず優しいね。うんうん、お互い気負わずに行こう( 良々と頭撫で )嫌だよ、心の準備なんてさせたら繕ってしまうだろう?だから今見せて欲しいの(優しく頤へ手を添えぐいっと此方向かせ) …そう、良いんだね。出来るだけ我慢はするけれど…僕の弟に手を出したんだもの、どうなっても仕方がないよねぇ。(浮かべた笑みは変わらぬままに声低く響かせてはそっと刀の柄を撫で)折角お前と出かけることだしそちらに集中したいかな。お前が良いなら、眠ったら一度幕の内へ戻ってもらおう。

…お前から言葉を返してもらうのはどんな時でも、どんな内容でも…何度聞いた言葉でも嬉しいよ。ありがとう、僕の可愛い弟。ふふ、伴侶…伴侶かぁ、そうだね、お前以外を隣に置くつもりもないけれどお前の意思でここにいてくれるのならこんなに嬉しいことはない(ふやけた笑みで言葉を繰り返しては握る手の指先を絡め)──…勿論。お前が嫌という程幸せにしてあげるから、覚悟しておいで。(目を細めると絡めた手を持ち上げ指先へと誓うよう口付けを落とし)

147: 膝丸 [×]
2019-04-04 23:43:04

 
 
 
膝丸 :
……そうか!ならば直ぐに済ませてくるのでな、今しばらく───ッ、ひ、あああ兄者ッ、兄者の手を煩わせる訳には…ッう、わ、( 背中に掛かった言葉は窘めるような物でありながらも、そこに滲む感情は己が不快に思うどころか寧ろ気分を上向きにさせるものであり。襖を前にして立ち止まった己を不思議に思ったのか不意に肩へ乗せられた顎を振り払うことなく、しかし当たらない程度に軽くそちらへ顔を向けては求めていた返しに成功したが故の安堵感をありありと滲ませた表情を浮かべ再び襖へ視線を向けると両手に力を入れ左右に力を掛けて。僅かに空いた隙間から見えた室内は案の定整えられていない状態。これ幸いと身体を滑り込ませるべく足を一歩踏み出した所で己を囲うようにして己の手に重ねられる手のひら、そして耳元へと吹き込まれる言葉に小さく悲鳴を上げると、そのまま逃げるように部屋に逃げ込んでは襖を閉めてやろうと画策しようにも真っ暗の室内は何も見えず、畳の目につま先を引っ掛け躓いた拍子にぐわんと身体が大きく前傾し )


鶯丸 :
……─ん゙、ああ、任せた。お前はまるで親鳥のようだなぁ。( ここに来るまで、そして今ここに立つまで。幾度となく支えられてきた事にのらりくらりと交わしてはいたものの、相手のその面倒みの良さに遂にはぽつりと親のようであると零し。湯呑みに伸びる手から逃げることなく大人しく明け渡すと手持ち無沙汰に他の湯呑みを流しへと並べ、身体を押されるがままに横へ少しずれると鶴丸の後方へ周り肩に額を乗せ すう、と音を立てず息を吸い込んでは落ち着く香りに身を委ね、水音が止まるのを待ち )


***


ん、俺のという証だな。消えてしまうのが口惜しい。──ううむ、兄者が真面目にしていたら…、…そうだな、俺は兄者のお役に立てぬという事。…となればこうしてひっつき虫になってしまうやもしれんな?( 撫でる手のひらに鼻にかかる甘えた吐息を漏らしては、くっきりと残る己が施した赤い印を指先でひと撫でし。不意に口から零れ落ちたであろう兄の疑問にぱちぱちと大きく瞳を数回瞬かせると、両腕を首の裏に回し先程までの獣のようななりは潜めて幼子のように甘え )む、折ってはならぬとは聞いていな──…、ん、う( 大きなため息と落胆隠しきれない言葉に間違いであったかと瞳を揺らし、反論しようにも塞ぐようにして重なる唇から逃げようという選択肢は無く、ほんのりと眦染めては程なくして ちゅ、と態とらしい音を立てながら離し、軽い触れ合いであっても舞い上がる己を隠さず )…これでは罰ゲームにならぬ。

う、うぅ、…こ、心得た。兄者もどうか手柔らかに頼む、( 有無を言わさない兄の手にそちらへ向かざるを得ず、刺さる視線におろおろと視線を彷徨わせては往生際悪く加減を求め )ああ…我慢と言いながら全く出来ていないではないか。ふふ、本当に弟の事になれば途端に狭量になってしまう…、困った兄者だな。( 柄を撫でる指先を捉えるようにして己の手のひら添え、口から零すのは諌めるような言葉でありながらくすくすと笑いを混じらせ )承知した。長くてもあと2、3回で先に進めるとしよう。( うむ )

ふふ、兄者に喜んで頂けたのならば何よりだ。…そうだぞ、一生を共にする仲となったのだから兄者が取る手は後にも先にもこの手だけなのだからな。(  指先に落とされる口付けを瞳細めながらうっとりと見つめ、やがて兄の前でしか見せることの無いとろりと蕩けた笑みを浮かべては、指先絡んだ兄の手の甲へ頬を寄せ )ああ、しかと心に刻みつけておこう。だが俺が嫌になることは万に一つもありはせんぞ。欲張りになってしまった弟を持って兄者は大変だな。( 殺し文句に見事に撃ち抜かれ、意図せずじわじわと上がっていく体温に気付かないはずもなく、茶化す言葉を混じえながら咳払いを大きくひとつ響かせて )
 
 
 

148: 髭切 [×]
2019-04-10 00:49:22


髭切.
散らかしたのは僕もだし、その手伝いくらい…ぁ、危ない…わ、わ(戯れも込めてそっと乗せた頭が拒まれることなく受け入れられるとこれ幸いと肌を寄せて見つめ、その視線の先に緩んだ表情見とめてはつられて目尻緩めながらもなぞった手のひらを緩やかに握り。捉えた手は悪戯じみていたもののかけた提案は善意からのもので、それに色好い返事のないどころか腕の中から弾かれたよう離れていく体に態とらしく頬膨らませるも部屋の中へ逃げ込み廊下からの薄暗い光に照らされた体が大きく揺れたことを察しては思わず伸ばした腕を腰元へと回し。然し咄嗟に起こした行動では同じ体格の弟刀を支えることはできず回した腕ごと体引かれると同じく体勢崩しながらのしかかることがないようにと床へ腕を伸ばして)

鶴丸.
ああ、まかせておけ…と、はは、親鳥か。鶯の子守をする鶴とはそれこそ驚きだな(湯呑みを洗い流す動きは止めないままに零された言葉を聞き取ってはぱちりと瞬きをひとつ、雛だなんだと揶揄ってはいたものの相手の口から紡がれることを予想していなかった言葉に笑い声を漏らすと至極楽しげに応えて。童の手伝いの様に並べられていく湯呑みを次へ次へと流しながらもたれ掛かる体を支えて横目に見ると最後の一つを洗い上げ、擽った気に肩すくめながら濡れた手をぬぐい優しく声をかけ)…終わったぞ、鶯。こら、そこで寝るなよ。

------------------------------------------

消えたらまた付けて貰うから良いの。…ううん、ひっつき虫のお前も可愛らしいだろうけど僕の役に立とうと頑張るお前も捨てがたい…どちらを見せてくれるんじゃあだめかい?(撫でる指先を心地良さ気に受けさも当然かの様に呟いては己の手を重ね指絡め離れない様にと押さえ、抱きついた体へ腕を回し支えながらただ甘やかしたいと背を撫でて。取り留めなく頭に浮かぶ声を言葉にすると初めの疑問からは遠い場所で相手へ問いかけ同じく首を傾げて)ん、ん…僕が今決めたからそうなの。…ふふ、嬉しかったんだね。お前は本当に愛らしいよ(触れた温もりが逃げることなく応える様子見せると満足気に目を細め同じ菓子を食べたはずだというのに随分と甘く感じる唇へ柔く吸い付いて、離れた番の表情に一切の嫌悪がないこと確認してはくすくすと笑い声を混ぜ)

お手柔らかに…できるかなぁ、一応頑張ってみるよ。可愛い姿が見たいからだめかもしれないけれど。(強請られたなら応えねばなるまいと紡いだ声は肯定の意をもてど、惑う視線すら愛らしく感じては受け入れたばかりのおねだりに曖昧な言葉を付け加え)…僕がどれだけお前のことを好いていてどれだけ大事にしているかなんて、とうの昔に分かっているでしょう?そりゃあ狭量にもなるとも、大事な大事なお前のことだよ。(添えられた手のひらへ視線落としては掛けていた柄から手を返し握りながらあっけらかんと紡ぐは当然のことの様で、咎める言葉に混じる笑い声を聞くまでもなく一切の怯みを見せずゆったりとした笑みを浮かべて)うん、そうだね、頑張ってその辺りに収めようか。

一生を共に…僕らは終わりのある刀だけれど、どうせなら死が2人を別つとも、愛し合っていたいなぁ。(かけられた言葉を同じ様に繰り返してはわずかに首を傾げ逡巡しはたと思い至ると緩みきった表情見せる弟へ顔を寄せて額合わせ、一対の琥珀を愛しげに見つめながら蕩けた声で呪いの様に紡ぎ)ありゃ、それならずっとずっと愛して甘やかしてあげないといけないかな。大変どころか、僕のやりたいことをさせてくれるんだから幸せだよ?だから同じだけ幸せにしてあげないと、ね(一寸の迷いもなく否定しながら響いた空咳聞くと不思議そうに見つめ、赤みのさす頬に気がつくと下からじっと顔を覗き込み満面の笑みを見せ)

149: 膝丸 [×]
2019-04-13 14:01:10

 
 
 
膝丸 :
───ッ、………ぅ、ん?…ッ!あにじゃ…!?…す、すまない…、俺が兄者を出し抜こうなどと良からぬ事を考えたせいだ。どこか痛む所は無いか?俺など捨ておけば良かったのに……。( 受け身を取ろうにも時すでに遅し、勢い良く迫る畳に為す術なく叩き付けられるのを待ち。やや大きな衝撃の後、覚悟していた痛みが来ない事に薄らと瞼を開けると外からの月明かりが差す中でも己の上に掛かる影と支える腕少しばかり浮いた身体に察しては うつ伏せの状態から上半身捻り兄の方へと向き、身体を起こす事もおざなりに両手でぺたぺたと心配あらわに兄身体に触れ。眉を下げつつ逆の立場であれば意地でも聞き入れることも出来ぬ言葉を放つと、ふと視線を外に向け兄を出し抜くどころか自ら誘い込んでしまったような状況に困ったような笑みを浮かべ、視線戻し数拍間を置いて一度は遠慮したが故にやや遠慮がちに、そして伺い立てるように軽く二の腕辺りの袖を引いて )───、つまらぬ意地を張るのはよそう。なあ、兄者よ。手伝ってはいただけないだろうか?


鶯丸 :
ははあ、良かったじゃないか。鶯の子守りは退屈はしないだろう?お前の天職だなぁ。( 白い羽織に顔を埋め視界閉ざしたまま応える声はどこか楽しげな色を宿し、軽口の応酬を重ねて。やがて水音が止むと正しく子へ語りかけるようなまるく角のない声に顔を上げ、否定の意味と霞む思考を振り払うべくふるふると頭を振り、隠す気配の欠けらも無い欠伸をひとつ零しては何の気も無しに冗談を口にし )…ね、て、ないぞ。…じゃあそろそろ帰るか。寄り道なんかしたら今度こそ寝てしまいそうだ。なんなら泊まってもいいんだぞ。


***


ん…、ふふ、欲張りめ。ほんとうに…仕様のない兄者だ。そして、そんな兄者の強請りには応えたいと思ってしまう俺も仕様がないな。( 背を撫ぜる慈しむ様な手のひらの動きに心地良さを覚えては薄く目を細め、言葉通り身体全体で甘えるように強請られるがまま身体を寄せた状態で揶揄う言葉を並べながらも兄からの問いに対しては渋るどころか丸ごと頷いてみせ )……む、兄者に触れて頂いたのだから、当たり前だろうに。…しかし次は負けぬぞ。( 無意識のうちにとはいえ滲み出てしまった己の感情を悟られてしまえば羞恥を覚えざるをえず、両手で顔の半分を覆うと視線をわざと笑みを浮かべた兄から外しぽつりと天邪鬼にひと言。次いで紡いだ言葉は幾重にもオブラートに包んだものの、いつか訪れるであろう ” 次 ” を意識したと言わんばかりで )

う、兄者ぁ…。今ほど兄者の言葉が信用出来んと感じたのは後にも先にも無いのだろうな。…──っ、勿論心得ている。兄者の心を乱せるのは俺だけだと自惚れてしまうほどに。( 加減を強請りそれに応えた兄へあからさまに安堵の表情浮かべるも、次いだ言葉に情けなく語気を弱めては諦め半分に、然しそれも兄らしい所である事には変わらず眉下げ困ったようにくすくすと笑を零して。兄の手に重ねるようにして添えた手のひらが握り込まれた事に意識戻すと、あっけらかんと紡がれた眩暈がする程の直接的な言葉に息を呑み。愛されていることを改めて意識させられてしまえば、勝手に緩む顔を見られまいと兄の片口へ額押し付け )ああ、任された。──と、そうだ。兄者にもうひとつ聞いておきたいことがあったのだ。話の流れでどうしても町の方で離れ離れになることもあろう。合流するまでどれぐらいの回数を挟もうかと迷ってな。俺は別に一度の返しで離れた所から噛みつかれる所までを一気に回しても良いし、2、3回に分けても良いと思うのだが…兄者はどちらが良いだろうか?

ああ、もう…。ふふ、兄者は俺の一生だけでは足らぬと申されるか。ならばもっとどろどろに溶けてしまう程に愛して、甘やかして、俺を兄者なしでは居られんようにしてくれ。……──それこそ、しあわせ、で息が出来なくなるくらいに。( 兄の透けるような飴玉色の瞳にすら感情があるのではと錯覚してしまうほど、饒舌に語る視線を真っ直ぐに受け止めながら甘い毒を帯びた言葉に既に己の全て丸ごと明け渡しているにも関わらず、熱を帯びた挑戦的な瞳を向け独占欲を駆り立てるような言葉を紡ぎ。 )
 
 
 

150: 髭切 [×]
2019-04-30 23:44:42


髭切.
ん…びっくりしたぁ、……ふふ、それは構わないけれどお前こそ怪我はない?…あのね、僕がお前を放っておくはずがないでしょう。(体支えた腕はそのままに髪はね上げて勢いよく顔をあげるとあっけらかんと放ち、体の下にある人影がこちらを向いたこと察しては視線を向けるも言葉を返すより先に肌を確かめるよう触れる手のひらにはふっと笑みを浮かべながら視線で傷のないことを確認しては言葉でもと声をかけ。慌てた様子を隠しもしない弟の口から紡がれるのは謝罪と心配の言葉ばかりで、それに重ね身を投げ出すような台詞を吐かれると浮かべた笑みをわずかに潜め自由なままの手のひらでぺちりと額を叩いて。ようやっと体を確かめる動きが止まるとゆったりと体を起こしながらもこちらを伺うように恐る恐ると袖を引く手つきは愛しく、断る理由などかけらもないそれに一も二もなく返答しては相手起こすために手を差し伸べ)…ああ、もちろんさ。ほら、早く片してしまおう。

鶴丸.
退屈しないのは間違いないが、自分で言うなよな…何が天職なんだか、全く(言葉には否定の意味を含ませながらもそれを紡ぐ声色は柔らかく、軽くなった背の感覚と視界の外からわずかに聞こえる欠伸の音にそちらを振り向いてはせめて部屋まで持たせろとばかりに両の頬を軽く叩いては撫でて。冗談であろうそれをわざと拾い上げては笑い声含ませて頷き、腕を撫で手のひらまでたどり握っては厨を抜けて部屋へと向かい)ああ、帰るか…はは、そりゃいいな。きみを抱き枕にできるのかい?


------------------------------------------

ああ、間に合った。…待たせてばかりで本当にごめん、非番の兼ね合いの遠征が重なって忙しなくてね。…というのは言い訳になってしまうかなぁ、ごめんね。それでも最後の日をお前と迎えたくて頑張ったんだ、少しだけ褒めて欲しいなぁ。ふふ、わがままで勝手な兄でごめん。…次の時代も、お前の隣にいても良いかな。

弟のことに関しては欲張ってしまうんだもの、仕方がないよ。…お前がそうして甘やかすからつけあがってしまうんだけどなぁ(求めるまま体全てを許し委ねる相手をじっと見つめてはむしろその欲深さは自分のせいでないと言葉に乗せて、撫でる手のひらから伝わる温もりに満足げに息を漏らして)…おや、負けず嫌いだこと。次も僕が勝つから、楽しみにしておいで(表情を隠すために置かれたであろう手のひらの隙から見える視線を追って覗き込んでは口角を吊り上げ、兄弟といえど譲れぬ矜持からか言葉を返しながらも包まれた次の言葉に目尻を緩め)

あはは、ひどいなあ。これでも努力するつもりは一応あるんだから、そこは評価して欲しいところだよ。…それで間違えてはいないよ、僕の心を動かせるのは愛しい僕の弟だけだ(小さく萎んだ語尾の原因が救いようもなく根拠のない己の言葉であるとはわかりながらも返す声には褒めろとねだり、ふと表情を変えわずかに真剣な目元写しては握る手から指先を絡め間撫でるように深く組みながらも曖昧な部分などなくはっきりとそれを肯定してみせ。押し付けられた頭に数度瞬きするも表情緩めると受け入れる様頭を撫でて)…分けた方が回しやすい、とは思うけれど…分け方が少し難しいかなぁ、お前相手なら良いけれど他相手になってしまうものね。でもあまり長いと僕が長考してしまうから…ううん、やっぱり数度に分けた方が僕は助かるかもしれないや。それで構わないかい?

足りないよ、一生なんて隣にいたらすぐに過ぎてしまう。…ああ、お前が良いと言うのなら戻れないほどに甘やかしてあげよう。息すらも食らって、何も分からなくなるくらい…(逃げることもなく隠すこともなく己全てを所有物だと告げる視線に恍惚の息を漏らしては繋ぐ楔をさらに打ち込もうと言葉を重ねて、両の手のひらで頬を抑え視線そらすことのできない様捉えては吐き出す息を煽る言葉ごと飲み込む様に長く口付けて)



151: 膝丸 [×]
2019-05-03 17:11:24

 
 
 
膝丸 :
っ、う……。い、今のは言葉の綾で──…!…と、すまない。では兄者は枕を押し入れから出してもらえるだろうか?俺は布団を敷き直すのでな。( 己の言葉がひっかかったようで、柔和な笑が途端になりを顰めてしまった事に固まり額を軽く叩かれ漸く動き出せば撤回の言葉を吐き出し。こちらへ伸ばされた手を取り地に足を付けると兄へと頼み事一つ残し、畳んだとは言えないくしゃくしゃに丸まった布団を襖の方へ、その逆側へは綺麗な布団を敷直し。既に皺の入った布団はどうせすぐに寝てしまうのだからと少々適当に引き伸ばし、皺の入っていない方を丁寧に整えてはふんわりと日光を浴びたあとの掛け布団の上をぽんぽんと叩いて )兄者はこちらへ。俺はこちらの布団で寝よう。


鶯丸 :
ふふ、我ながら的を射たと思ってるんだがなぁ。そんなにしなくてもここで寝たりしないから大丈夫だぞ。( ぺちぺちと力無く両頬を張られながらも楽しげに笑みを浮かべ、子のように手を引かれながら厨を後にして。普段ならばこのように誰かと手を繋ぐこともないがふわふわと睡魔で緩んだ思考は疑問も抱かず、やがて己の部屋の前で立ち止まると繋いだままの手を軽く引き。このまま相手の部屋まで送り届けても良いが何せ今は自身を送り届けるのだと聞かんだろう。ならば大人しく部屋に戻るのみだと手を離し )寝相は保証しないがなぁ。……と、着いたな。一人で寝れなかったら枕を持ってきたらいいさ。……なんて冗談は程々に、月に見つからないように寄り道せずに帰るんだぞ。


***


いいや、俺は兄者がこうして忙しい中会いに来てくれた事が嬉しい。──と、褒める、褒める……か。ううむ…兄者、少し失礼するぞ。( 少しの迷いを見せた後、兄の頭を胸に抱き込み自らの鼓動の音を聞かせるようにしては鳥の子色の髪を撫で )…いいこいいこ。ええと、その、他の者に聞いたのだ。愛しい者との抱擁はふかふかの布団での睡眠と同じくらい癒されるのだと。兄者に如何程の効果があるかはわからんが──…どうだろう、少しは気も紛れただろうか?( 覗き込むようにちらり )…俺の隣も腕の中も全て兄者の物なのだから、遠慮はいらぬ。どうか新たな時代もその先も、俺をあなたの傍に置いてくれ。

ふふ、困ってしまうなぁ。兄者が俺のせいだと申される。( くすくすと可笑しそうに笑みを零しては揶揄う言葉をひとつ残し )兄者の弟としても勝負事を前にすごすごと尻尾を巻く訳にはいかんのでな。兄者に退屈させんようしっかりと努めさせて頂く。( 逃げた視線を追うように覗き込まれてしまえば逃げ場は無く、そんな己を面白がるような表情に触発され強気に振る舞い )と、こちらは軽くしておいたから蹴ってもらって構わんのでな!無論他もだが。( うむ )

本当か?ならば俺が嫌と言えば必ず止めてくれるのだな?……ふふ、よかった。知っているか?俺の心を動かすことが出来るのも兄者だけなのだぞ。( 眉を下げたまま褒めるどころか何処か訝しげに兄を見遣りながら、試すような言葉を紡ぎ。片手の指が絡むと他意は無いとしても、指の間を擽るような感触に少しばかり絡む指から逃げうち。己の頭を撫でる手のひらの邪魔をしないように肩口に片耳を押し付けたまま、そろりと顔半分持ち上げては愛しい愛しいその姿を目に焼き付けるかのように見つめながら言葉を返し )うむ、ならばそうしよう。俺も長考する時は長考するのでな、お互い様だ。( ふ )床に入る頃合に明日の予定はとお誘いしたいのだが兄者の方から誘ってくださっても良いのでな、タイミングが良い方で進めよう。( うむ )

…ふ、はは、うれしい。全部全部もらってくれ───ッ、ん、( 兄の恍惚とした表情へ湧き上がる歓喜隠さず、重なる言葉に絡め取られるような心地でずれた感謝の言葉を並べ、そのさなか呼吸全てを奪うような口付けに瞳を瞠るも直ぐにとろりと蕩けさせ、しかしながら時折漏れる声は己の耳を疑うほどに甘えた声であり。兄の耳を塞ごうと両手を耳へ添えて、暫く甘い口付けに酔いしれながらも霞み始めた脳内の信号に少しだけでも唇を離そうと背に力を込めて )
 
 
 

152: 髭切 [×]
2019-05-08 00:08:18


髭切.
…分かっているよ、心配してくれたんだね。でも、次に言ったら僕も怒るから気をつけておいで。うん、これで良いかなぁ…っと(紡がれた言葉にふっと表情緩めては幼子を褒めるようにゆったりと頭を撫でながら言葉には諭すような色を乗せて語りかけ、伸ばした手に重さがかかるとそれを難なく引き上げては受け止めるように軽く背を叩いて。頼まれるまま押し入れ覗き込み膨らんだ枕を二つ重ねて引き出すと見るからに様子の違う二つの布団とその片方を己に指し示す弟の姿みては小さく首を傾げ、整えられた片方へ一切の迷いなく二つの枕並べるとこれが正しいと言わんばかりの笑顔で相手を手招き布団を軽く叩いて)……うん、これで良し。お前もこちらで寝るんだよ、早くおいで。

鶴丸.
天職だというならきみから離れられなくなるが、きみはそれで良いのかい?…こうでもしないと今すぐ寝てしまいそうじゃないか(多少の意地悪を込めて相手に、そして己にも響くであろう問いかけを一つ残しては冗談めかして重ねた手を強く握りその体温に小さく吐息漏らして、つないだそれが軽く引かれると立ち止まっては相手を振り返り。離された温もりを視線でおいながらも言葉に紡ぐは未だ母のように心配するものばかりで、それに己で気付いては小さな笑みとともに夜の挨拶を付け足し。口元に淡い笑み浮かべながら背を向けてはひらりと手のひらを振ったのみに己の部屋へと歩き出して)1人で眠れないのは鶯の方じゃないのかい?それこそ寝相悪く腹を出して寝るなよ、風邪をひくぞ。明日に用があるなら寝坊もしないように…はは、これじゃあ確かに子守だな。…ああ、見つけられたところでとは思うがさっさと部屋に戻るとしよう。おやすみ、鶯丸。

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またそうして僕を甘やかして、もっとつけあがっても知らないから…、…うん。…うん、任務の疲れも吹き飛んでしまった。…お前はすごいねぇ、こうしているだけでとても心地が良いよ(伸ばされる腕に瞬きしながらもその身を納めると耳を塞ぐ体温と心地よく響く音にどこか包まれるような感覚おぼえ瞼を下ろし、撫でる手のひらには無意識に擦り寄りながらも問われた言葉に視線上げ目尻緩ませて答え) ふふ、そうだったね。お前の全ては僕のもので、僕の全てはお前のものだ。大事にそばに置いておくから、この先も離れてはいけないよ。

だって本当のことだもの、欲しいだけもらえるのなら欲張りにもなるだろう?(何も間違いはないとばかりに言い募っては緩む頬を軽くつついて)ふふ、良いね。お前のその顔、好きだよ、僕。次が待ち遠しいなあ(覗き込んだ表情が己の言葉に反発したように固められるのを見ると至極楽しげな笑みを浮かべて、逃げることができないようにと言葉を重ね)何から何まで有難う。次に無くしてくれても構わないから少しだけ返させてね。

努力はすると言っているじゃない、必ずと約束はできないけれど。…うん、知っているとも。僕のことが大好きだものね?…僕も大好きだよ。(幾度言葉を結ぼうと未だ信用ができないのか此方を見つめる弟に向けてさらに曖昧な答えを返しては誤魔化すように指挿し入れて肌なぞり髪を梳き、逃げる手のひら追ってさらに深く指絡み合わせてはその手ごと引き寄せ手の甲へと口付けて。答えるどころか問いかける形に紡ぐも声色は迷いなく己へ向けられる愛を語っては感じた視線へと瞳を向け、絡んだその琥珀色がどうにも愛しく顔寄せては目元へと唇を触れさせ囁いて)有難う、お互い様にしても時間をかけすぎるところはあるけれど…そう言ってもらえると助かるよ。うん、隙があれば僕からも声をかけられるようにするから任せて( こくん )

…ふ、…可愛い可愛い僕だけの弟。…お前の体温も吐く息も髪の一本さえも、全て僕のものだ。誰にも触れさせてはいけないよ(重く重く響いたであろう言の葉を聞いて尚逃げる素振り見せずそれどころか感謝の言葉すら紡ぐ唇は触れる側から甘さを伝え、混ざる呼吸も唾液も全て飲み干さんとばかりに深く唇を重ねて。普段の凛としたものとは似ても似つかぬ甘い声が耳に届くと心残りながらも背を引く仕草に僅かな隙を作り、鼻先が触れ吐息のかかるその距離で視線絡ませたまま言い聞かせるように紡ぎ)

153: 膝丸 [×]
2019-05-11 11:04:45

 
 
 
膝丸 :
…う、心得た。兄者が怒るとこわいのでな。…兄者も寝着に着替えよう。寝違えでもしたら大変だ──…う、ん?枕はひとつこちらへ渡して頂きたいのだが──……( 最後に兄が怒った姿を見たのはいつだったか。険しい表情から一転していつもの柔らかな笑みにあからさまに胸を撫で下ろし、そそくさと一人寝着に着替えるとその間にふたつの枕を手にした兄が不思議そうに首を傾げたのを皮切りにどちらも片側の布団へ並べられていく姿へ疑問を投げかけるも、答えは既に己の中でも出ており。己の首裏に片手を回し逡巡するも答えは一つしかないのだからと早々に切り上げ、寝着を手に兄の待つ布団へ潜り込んでは掛け布団にくるまり籠城し、暫しの後ひょこりと布団より鼻から上を出して )……よくない、良くないぞ兄者。しかし今日は兄者に添い寝するかわりに俺の願いをひとつ聞いて欲しいのだが。


鶯丸 :
俺は別に構わないんだがなぁ。鶴と違って鶯は留鳥なんだ。寧ろお前が音をあげる方が早いだろうさ。…──と、本当に子守りと変わらないな。そこまで心配されずとも誰かが起こしに来るだろうに。それじゃあ、おやすみ、鶴丸。( 相手の背に向けて声を掛けつつも最後の最後まで己を気遣う様子に喉奥で笑いを零しつつ手を振り、世話焼きの刀らを思い浮かべては結局駆り出されるであろう今別れたばかりの白い羽織を思い浮かべ。やがてその背中が小さくなった所で自室に足を踏み入れ、大雑把に入眠の準備を済ませるとそのまま瞼を下ろし )


***


思ったよりも効果的であったようで何よりだ。…──ふふ、思う存分つけあがってくれ?俺が……兄者がそうなるように仕向けている、と言ったら兄者はどうする?( いつもとは逆と言っても過言ではない、腕の中に収まる兄に優越感に口元を綻ばせては背中を届く範囲で上から下へ、労るかの如く撫で下ろし。まるで猫のように己の手のひらに擦り寄ってみせる兄を更に更にと甘やかすように撫で、言葉尻に喜び滲ませ優しく囁き掛けるとこちらを見上げる瞳へ視線を合わせ、ふと試すような言葉を紡いで )ああ、勿論。今更兄者が要らぬと申されても離れてはやらんのでな、覚悟されよ。しかし…飾られるだけは御免こうむる。傍において、十二分に愛でてくれ。なんて、少々らしくないことを言ってしまった…、聞かなかったことにしてくれると、うれ、しい。

ぐ、ぐう……、そんなことでは誤魔化されんぞ…!ッ、んな!?ずるい。ずるいぞ兄者ぁ…!( あくまで約束は出来ないと言い切る兄にやはり、と口を開こうにも自身を甘やかす手指に釣り上げた瞳は意に反して徐々に解け。籠絡されまいと可愛げのない言葉を返しつつも、逃げる己の手のひらを目敏く見破られ再び引き寄せられてしまえば抗えず、ばっちりと目撃してしまった口付けに白旗は上げずともわかりやすく狼狽し。真っ直ぐに語られる愛情に込み上げる照れについ逃げそうになりながらも堪えてはほんの少し迷った後、両手を兄の肩へ乗せると勢いに任せ愛を語る唇へ触れるだけの口付けを送り、不器用な言葉で気持ちを返せば半ば照れ隠しに眉をへにゃりと力なく下げ )──うむ、俺は、兄者が好きで、兄者が思うよりもずっとずっと兄者のことが大好きだぞ。っふふ、兄者が任せろと仰るならば心強いなぁ。ある程度決めたことだ、そろそろ次の日に移るとしよう。鶯丸はここで回収しておく故、兄者も頃合で鶴丸を回収してもらって構わんのでな!

ん、ん──、は、あ…っ。ちかおう、あにじゃに全て捧げると。──ああ、しかし兄者がよそ見をしようものなら触れさせてしまうやもしれんなぁ?わるいこの俺はそうやって兄者の目を奪おうとしてしまうのだ。( 言葉に込められる支配に近い独占の欲にすら浅ましく胸を高鳴らせ、より深くなる口付けに最早どちらのかすら分からなくなった唾液を飲み下しては、初めは舌を縺れさせながらも兄の言いつけを是と答え。絡まる視線そのままに ふ、と目を細めると僅かに擡げた悪戯心のゆくまま誇張した言葉で挑発し己を見つめる目尻をそっと撫で、戯れに音を立てて軽く下唇を吸っては離し )
 
 
 

154: 髭切 [×]
2019-05-22 00:44:31


髭切.
怖がらせるつもりはないんだけどなぁ……ふふ、ありがとう。よくないという割にしっかり入ってるじゃない、…お前がお願いだなんて珍しいね。いいよ、なんでも言ってごらん(意味もなく声はあげないものの叱るとなれば容赦はしない己のことを棚に上げながら立ち上がっては困惑の色を隠すことなく問いかけられた言葉が寝場所を整える頃にはすっかりなりを潜めてしまったことに小さく笑い声をこぼし、その手に持たれた寝着を取り上げ労わるように頭撫でては潜り込んで行く弟を尻目に着ていた服を床に落として。肌隠すことなく寝着へ袖を通しながら何時もであればこちらからねだっても尚口には出されない言葉が珍しく紡がれたことに驚き隠せず瞬いて、一も二もなく頷き先を促しては側で着替えた残り香がふわりと揺れる甘さに目を細め突き出された鼻先を軽く指でつついては首を傾げて)…寝ている間、寝ぼけてお前をかじってしまったらごめんね?

鶴丸.
月に、連れ去ってもらえるならそちらの方がずっと…なんてな。さて、俺も寝るか(忠告の通りに真っ直ぐ部屋へ戻る道すがら空へ浮かびこちらを見下ろす金色をぼんやりと見つめて、手のひらには収まらず腕を伸ばしても届かないそれが落ちて来てくれたならと夢物語に苦笑してはあくびとともに布団へと潜り込み)
------------------------------------------

だって、弟と話しているだけで幸せなんだもの。触れ合ったら勿論もっと幸せでしょ?……わるいこ。でも、そうしたいと思うほど僕に囚われてくれているなら…ん。僕の勝ちだよ(わずかに持ち上げた視線の先見えた口元へ浮かぶ笑みに小さな愉悦を見出してはそれに釣られたか口元を緩めて、撫でる手のひらに応え背中へ回した腕に軽く力を込めて抱きしめ。紡がれた問いかけにはゆったりと目を細め言葉と裏腹に楽しげな色を弾ませ、困惑するどころか至極嬉しげな答えを返すと触れるだけに唇を重ねながら瞼閉じることなくその表情を見つめ)要らないなんて言わないよ、全く。ありゃ…ふふ、そうだねぇ、お前も今はひとのこだ。たくさん触れて、愛でてあげないと勿体無いや。…聞かなかったことにはできない、かな?

ふふ、誤魔化されてくれないのかい?それは困るなぁ、だって僕にはお前がどうしたって可愛いんだもの…あはは、顔が真っ赤だよ、ねえ?(言葉は固く曖昧に紡いだ己のそれを打ち砕かんとするものながらもこちらへ向けられた視線はたやすく緩み、自身が弟の弱みであることを理解した上で落とした口付けは予想に違わず心を射抜いたようで赤く染まりきった肌にくふくふと楽しげな笑い声を含ませさらに揶揄う色混ぜて問いかけ。尚も愛を続けようとした唇が寄せられた柔らかいものに止められると緩やかな瞬きをひとつ、言葉を唱え直す暇もなく単純な、それでいて甘く満たされた台詞が耳に届けば思わずとその体を抱き寄せ頬が触れ合う場所で温もりに息を吐き出し)んっ……ああ、お前は本当に…ありがとう、僕もお前が思うよりずっとお前のことがだいすきだ。うんうん、心強いだろう?そうだね、のんびりしていると進まなくなってしまう。こちらも回収しておくよ、進めると変に長引かせてしまいそうだ。

ん、…は。…うん、いいこだ。…うーん…そんなことをしなくても僕は弟しか見ていないけれど…そうだね、お前が他の誰かに指の一本でも触れさせたら僕はきっとその相手をかけらも残さず壊してしまうよ。それから…わるいこのお前は、誰にも触れられないような場所に首輪でもつけて閉じ込めてしまおうか(唇の端から溢れる雫すら勿体無いと舌を這わせ一度きり口付けては緩みきった肯定を満足げに受け入れて、ただ甘やかすように手のひらで頬をなぞりその体温を楽しみ。己以外の誰かが弟に触れたなら、考える間もなく答えた声は幼子が玩具で遊ぶかのように無邪気ながらもその中はいっそ清々しいほどに淀んだ執着の形で、戯れ付いた唇を追って軽く食んでは言葉になぞらえ爪の先で相手の首筋なぞりいつも通りの笑みを浮かべて)

155: 膝丸 [×]
2019-05-25 15:24:35

 
 
 
膝丸 :
う、俺とて兄者に甘えたい日くらいあるのだぞ。──その、な、大したことではないのだが、もし明日どちらも非番であったなら共に出掛けたいと思ったのだ。…もちろん、兄者がお嫌でなければ。( 布団から顔を出した所で一番に視界に入ったのは真白い滑らかな肌色。生娘のように声を上げるつもりも照れるつもりも無いが、まじまじと見てしまうのは兄に対しても失礼のように思えては視線をうろうろと彷徨わせつつ、時折兄の方へと視線向けるだけにとどめ。願い出たのはこちらだと言うのにも関わらず、己以上に前向きに聞く姿勢を取る兄に呆気に取られぱちぱちと瞳を瞬かせるも、言いよどみながら促されるままぽつぽつと口に出し。最後に逃げ道を残して置きつつ窺うような目線を向けると、返答よりも先に伸ばされた指先に双眸をきゅっと瞑り、やがて鼻先に訪れる僅かな感触にうっすらと視界開き両腕伸ばしては兄の腰元へ抱き着くように腕を回し、自分では感知できぬ甘い香りを漂わせながら悪戯な笑みを浮かべて )……兄者のおすきに。兄者が良い夢を見られるようにくっついて眠るのも悪くはないな。


***


ああ、しかしこうして触れていると兄者に依存してしまいそうで恐ろしくもあるのだが──…。……ッああもう、兄者に勝てた試しがない。それは今までもこれからもそうなのだろうなぁ。( 緩んだ兄の表情にどうしようもなく湧き上がる愛おしさを噛み締め、そんな情を伝えるようにするすると指の腹でひとしきり背を撫でた後、額を撫で上げ前髪をかき上げると顕になった肌に口付けをひとつ。触れ合うことで満たされる幸福感に身を委ねたい気持ちと、後戻り出来なくなりそうな恐ろしさに眉を下げて。悪戯に掛けた問いには気を悪くするどころか、寧ろ楽しげな様子で応える兄にぱちりと大きく一度きり瞬かせ。言葉を返す間もなく重ねられた唇に強ばる眉は徐々に和らぎ、こちらを見つめる瞳から逃げるように視線を逸らせば瞼を伏せほんのりと耳元を赤らめさせて )…ん、兄者のいじわる。今は情けない顔をしてるのでな、しばしこちらを見ないで頂けると……助かる、のだが。うう、恥ずかしい。なんてことを口走ったのだ俺は……ッ!

ッ、────!あ、に、じゃ!( 兄に隠し事は通用せず、すました顔を繕うも見破られた上に揶揄いの色を含んだ声音で問われてしまえばぐうの音も出ず、耳を擽る笑い声といい様に弄ばれた悔しさにぽこぽこと力無く胸を叩き。いつもは胸の奥に大切に閉まったままの気持ちを口に出す──その満足感に身を浸しては無防備に兄を見つめたのもつかの間、前触れもなく引き寄せられ驚きに瞳を白黒とさせながらも、触れた頬から伝わる常より少しばかり火照った熱に嬉しさ覚え滑らかな肌に頬を擦り寄せ。もしや己の言葉が兄の心を動かしたのではないか、そんな想像からひとたび口に出せば堰を切ったようにぽろぽろと唇から情の言葉を紡ぎ )──ふふ、珍しい。兄者がこんなにも乱されるだなんてなぁ。…すき、好きだぞ。誰よりも何よりも兄者の事が大好きで愛おしく思う。ああ…口に出すだけでも満たされようとはな。

ん、ふふ、兄者を独り占めしたいと願う欲張りな弟なのだ。……それと同時に兄者からも同じように求められるのも堪らなく心地よい。まあ…兄者しか見えていない事には変わりないが──…その腕に囚われるのなら本望というもの。兄者はどうやって閉じ込めてくださるのか。( 慈愛に満ちた手のひらが己の頬に触れると、移る温もりに身体の境界さえも曖昧に感じては纏う雰囲気から表情全て甘く綻ばせて。互いの纏う空気は恋仲らしい甘ったるいものでありながらも己にとっては甘美な毒でしかない言葉を全て受け入れ、そればかりか擦り合わせやや色付いた唇を引き上げると毒を食らわば皿まで──向けられる執着全て楽しむように喉元晒し )
 
 
 


156: 髭切 [×]
2019-06-04 23:41:53


髭切.
うん、もう少し甘えてくれてもいいくらいだと思うけどねぇ。…お出かけ。ふふ、勿論いいとも。僕たちだけで外へ出るのも久方ぶりかな、明日が楽しみになってきた(歪ながらも襟を合わせ胸元に視線落としたまま紐を結びつつねだられた言葉に視線あげると視線を彷徨わせる姿に小さく笑い声こぼし、その視線が伺う色込めてこちらへ定められると床へ落とした服をたたむのもそこそこに布団の膨らみへ近寄っては断る選択肢などないとばかりに大きく頷いて笑みを深め。腰元へ回された腕へ手のひらを置き愛しげにゆるゆると撫でながら堪えた自身に反してこちらを煽る表情浮かべた恋しい相手へわずかに口角釣り上げ、上半身かがめて緩んだ唇へ噛み付くと舌先でなぞり吸い付き)…ん、…お前ね、僕にかけら残さず食べられてしまっても知らないよ。

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…依存、かぁ…ふふ、重たい鎖だね。そのまま縛られてくれても構わないんだけど。…僕に勝とうなんて100年早い、出直しておいで。100年後にまた同じことを言ってあげる(背を伝う温もりがどうにも心地よく感じ入るようにゆっくりと瞼を閉じるとその穏やかな表情のまま紡がれた言葉引き継いで眉下げる相手を引き止め捉えようと答え、従順であることの多い弟とはいえ刀である相手の反抗心を掻き立てようと自信に満ちた声紡いで見せて。息交わらせたまま見つめる表情が緩んで行く度につられて目尻和らげると触れるだけで甘く感じる唇を指先で押さえ、こつりと額重ね相手待つように動くことはなく)いじわるでも、お前を愛でられる方が良いよ。ううん、とっても可愛い顔をしているから大丈夫。逃げないでちゃんと僕に見せて?

ごめん、ごめん。ほら、そう怒らないでさ(からかいが過ぎたか未だ赤く染まる頬や目元を眺める間も無く幼子が癇癪を起こすように胸元へ当てられる手を受け入れながら怒るでもなく楽しげな笑み浮かべては軽く握っては手のひらくすぐって指を絡め取りそれ以上動くことのないようにと背へ回して抱きしめ。言葉には不満を紡ぎながらも緩みきった表情隠すためにすり寄せた頬が応えるとそれすらも嬉しく感情抑えきれず瞼を閉じて、幾度も重ねられる甘い言葉耳に拾い上げて唯一度頷いては伝えるべき想いを言葉へと形作り)お前のせいだよ、全く。…うん、僕も好きだよ、愛してる…何よりも、お前を幸せにしたい。お前と、幸せになりたい….…ふふ、不思議だねぇ。言えば成るような気がするよ。

もっと欲張って、もっと欲しがってご覧。お前の欲しいだけ僕をあげる。…あはは、お互い様ってわけだ…どう、閉じ込めてしまおうか。まずは誰の目にもはいらないところで、何処へも行けないようにしてあげたいかなぁ(押し当てた爪先に怯むどころか寧ろ晒された首筋に誘われるまま撫でる手のひらをそのまま滑りおろして背中へ指を辿らせると軽く引き寄せ、唇を押し付けたならそのまま噛みつき痛みを与えるであろう強さで肌を食み淡い跡を残し。それを満足げに撫でながら紡いだ全て肯定する声はただ甘く蜜のように絡め取れたならと目を細め、声色は朗らかながら己1人に繋がれた愛しい相手の姿想像しては瞳に食い尽くす執着を見え隠れさせて)

157: 膝丸 [×]
2019-06-08 13:55:28

 
 
 
膝丸 :
………!本当か!…俺も楽しみだぞ。──っ、ふ、ンん……、っふ、ははっ、望む所だ。……が、しかしこのままでは些か褥がつめたい。なあ、早く来てくれ。( 本丸に属する他の兄弟よりは甘える事も少ないことすら己自身も承知の上で、呟かれた言葉は依然として聞こえない振りを貫き、視界の端で見えたお世辞にも整えられたとは言い難い脱いだ衣類に普段ならば小言の一つや二つ呟こうものの、己の誘いに返された色良い反応に意識全てそちらに向かえば、何処かそわそわと幼子のように浮ついた様子で。ぎゅう、と兄を抱き締める腕を撫でた手のひらに不思議と心の奥底が擽られるような心地抱いては、くふくふと笑みを零し。そうして不意に自身にかかった影に視線上向けると、瞬きの間もなく落とされた口付けは ままごとのような唇を合わせるような物でなく、食われるかと錯覚するほどに荒々しく、意図せず鼻にかかる甘えたような声を漏らし。しまいにと音を立てて離す唇眺めては先程まで触れていたそこを舌で濡らし、身体を屈めたままの兄の首裏めがけて両腕回すと布団の中に引きずり込むように背中に力を入れて身体ごと引いて )

***

ならぬ、これ以上縛られたらどうにかなってしまいそうだ。……む、俺をそう見くびらないでもらいたい。それに既に兄者も同じではないか。兄者とて俺を追わずにはいられんだろう?( 鈍になってしまわぬよう、均衡を崩し傾いてしまいそうな瀬戸際で揺れる自身を突き落とさんとばかりの言葉に和らいだ表情とは裏腹に口だけの否定で緩く首を振り、何処かこちらを煽るような口振りに乗せられきゅっと眉を上げ薄く唇で笑みを形作れば、髪に触れていた指先で視線を揶揄するかの如く目じりをなぞり戦場で見せる勝気な笑みを浮かべて。額合わせてしまえばそっぽを向くことすら出来ず、負けたとばかりに視線交わらせては己の唇に触れる指先をぱくりと唇で挟むように食み。 )──っ、兄者のたわけ、俺は見せたくないと言ったのに。覚えておれ、兄者にも仕返ししてやる。

ぬ…ぬう、反省が感じられん。……ふふ、今日の兄者は存外愛らしい。──が、これ以上はだめだぞ。…身が持たない。( 謝る言葉を並べながらも零れ落ちる笑い声には遊ばれているとしか思えず、軽く唇への字に曲げるも背に腕を回すよう兄によって誘導されてしまえば逆らうことなく抱き締め返し。返された言葉はやや不満さを滲ませたものだが、仕草の一つ一つにそれが照れ隠しの類だったのだろうと察すれば、緩む頬と同じように緩んだ声音で愛でる言葉を零し。ひとつを皮切りに次々と形作られる思いに意識せずとも火照る恥ずかしさに耐えかね、唇を再び押し付けることで少しの間を作り )

ッ、は──…、っく …ふふ。兄者がずうっと俺の傍にいて下さるならば、何処にも行けぬようにして良いのだ。……この部屋だけならば枷をつけていただいても。( 引き寄せられるがまま身体を預けては首筋にくい込む揃いの牙の感触に溜まる熱を吐息とともに吐き出し、声の響きは普段と変わらず視界が閉ざされた状態ならば冗談であろうと錯覚してしまうものであり、しかしその瞳が語る溢れんばかりの執着に胸を高鳴らせては ただひたすらに甘く誘うように己の脚を兄へと擦り寄せ。そうして紡ぐ言葉は二人だけの秘密だと言わんばかりに囁いて )
 
 
 

158: 膝丸 [×]
2019-06-09 01:41:57

 
 
 
( その、すまぬ兄者。推敲はしていたのだが少々寝惚けていたようでな…、今回余りにも酷すぎるゆえ、色々と気にせず蹴っていただいて構わぬということを残させて欲しい。知らぬふりをしていようと思ったのだがあまりにも酷すぎて…ッ何たる不覚、きっととてもじゃないが読めたものではなかろう。書き直す覚悟は出来ているのでな、気にせず言ってくれ( ずきりと痛む額抑え ) )
 
 
 

159: 髭切 [×]
2019-06-18 12:43:53


髭切.
うん、本当さ。僕がお前に嘘をついたこと…は、あったかもしれないけど、この約束はきちんと果たそう。…よしておくよ、折角のお出かけを寝坊で潰してしまうのも勿体無いや。きっと今始めると、それこそ止めてやれないだろうから。(受け入れた言葉ひとつで小言を零すどころか幼くも喜んで見せる弟の普段は見ることのできない笑顔がただ愛しくふと眦緩めてはさらに硬く言葉重ねようと唇開き、しかしほんの少し前までは気遣いからとはいえ弟を欺き表情に陰を落とすまでさせた己の言動思い返しては困った様に眉尻下げて。少しの間を置いて小さなことながら今回こそはとはっきり言い重ね、笑い声漏らす弟の頬を指先で柔らかくつつきじゃれついて。唇なぞる赤い舌に煽られ拒むどころか求める様な言葉通り隅の隅まで食い尽くしたいと身の内で燻る欲望を吐息とともにかき消しては先ほどとは一変額へ触れるだけの口づけを落とし、引き寄せる腕に逆らうことなく布団へ潜り込み背へ腕回しては足先まで絡めて体温を伝え)おっと…ふふ、可愛らしいおねだりだね。これで寒くはないかい?

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わかってないなぁ、僕はお前にどうにかなってしまってほしいんだよ。ふふ、僕に勝てるつもりでいるのかい?…ありゃ、ばれてしまった。縛られているのはお互い様、かな(未だ地に足つけたままでいようとする弟を不満げに見つめてはどこまでも絡めとりたい欲望をそのまま言葉へと変え、想像通りに眉尻上げたすがたも愛しく肌に温もり伝える指先へと自ら擦り寄り柔らかな棘の混ざるこのやり取りすら楽しいと笑みを浮かべてみせ。ようやっと重ねられた視線を満足げに受けると指先包む唇ゆったりとなぞりながら紡がれる恨み言に怯む様子はかけらもなくむしろ笑みを深めて)うん、うん。それでもみせてくれるお前が好きだよ。…それは困った、どんな仕返しをされてしまうのかな。

これでも反省しているんだよ?…愛らしいの言葉はお前の方が似合うと思うけれど……ん。…ほら、ふふ。僕よりずっと可愛いよ。(不満隠すことなく表情に浮かべながらも言葉と裏腹に引き寄せた手のひらがおとなしく背に回されるとやはり緩んだ笑みを抑えることができず、己も回した腕に力込めて抱きしめ。普段は伝える側である己へ届けられた愛でる言葉はどうにもくすぐったく、小さな声で否定しては押し付けられた唇にこれ幸いと視線合わせて言い聞かせるようにゆったりと言葉紡いで)

良いのかい、僕を受け入れてしまって。…勿論離れるつもりはないとも。だからずっと僕の、僕だけのもので居るんだよ。…ふふ、枷をつけて繋いでしまうのも良いかなぁ(確認する言葉を吐きながらもそれに対する答えは出ているようなもので、首筋にはっきりと残る跡へ幾度も口付けながら胸元へ手のひらなでおろしては己のものだと主張するように指先押し当て。繋がれるはずの相手より告げられた提案に楽しげな笑み浮かべ首傾げると絡められた足を辿り細くくびれた場所を軽く手のひらで捉え)

おかしな所はなかったよ、大丈夫。むしろひどいのはひとつ前の僕の方かな…何も言わないでくれてありがとう。…それより、体調が思わしくないのかい?少しでも辛いなら無理をしないで、きちんと休んでおいで。任務があるだろうから難しいかも知れないけれど、体を壊しては元も子もないよ。…今回もそうだけど、いつも僕が待たせてしまっているんだ。僕への返事はいつまででも待っているから己の身を一番に考えること、良いね?(そっと頬を両手で挟み視線合わせて)

160: 膝丸 [×]
2019-06-26 00:00:52

 
 
 
ん、ふふ。兄者に隠し事は出来んなぁ。( 一対の琥珀眺めながら己の頬挟む両手の上から自身の手のひら重ね )…体調はすこぶる良好なのだが、月末に遠征が連続していてな。月が変わればまたひと月程のんびり出来るとは思うのだが…それまであと少しの辛抱だ。( 眠たげにゆっくりと数回瞬きし )…しかし、兄者のお言葉に甘えてもう暫くだけ時間を頂きたい。頂くと言っても差ほど掛からんだろうが…それまで待っていてくれるか。( 目線同じかながらも下から覗き込むように )──それと、兄者の言葉におかしな点など何一つ無かったぞ!どれだけ忙しくとも、兄者のお姿を見にここに来れば元気が出る。だから、その……おかしいどころか、いつも助かっているくらいなのだぞ( ふふ )それでは俺は先に休ませてもらおう。兄者もゆっくり休んでくれ。 
 
 


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