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自分のトピックを作る
121: 髭切 [×]
2018-12-25 01:59:52


髭切.
先のことなんてわからないよ、そこまでは断定できない。…できないけれど、きっと僕がいる限りはあの子の一番は僕だ。もしあの子のことをたくさん知っている刀がいたとしても、ね?…うん、きみになら任せられそうで安心した。よろしく頼むよ(ふと目を伏せてはいつもより幾分力のない台詞を吐きながらもけろりとした表情で次にはいつも通りの言の葉を紡ぎ。相手に言い聞かせるように言葉尻上げつつも受け入れると答えた相手には目尻を緩めて茶化したようにも頭を下げ。ふた振りを気遣ってか開けられた隙に笑み深めると体を後ろへそらしてははっきりと視界に映る距離で足を止めた影へと手を振り)…そうだね、ありがとう。…二人とも早くおいで。お茶が冷めてしまうよ

鶴丸.
冗談は冗談だというのに全く…と、足を踏み外したらきみが助けてくれよ!(小さく呟いた限りの己の言葉一つで表情を変えた刀の優しさに緩んだ声色こぼしてはそれ以上その優しさで気にしてしまわないようにとわざと肩をすくめつつ、かけられた声には振り返ることなくすべて任せたと言わんばかりに手を振り。後ろを歩く早められた足音聴き足音緩めずにいたもののそれがひたりと止んでは思わず後ろを振り返り)…膝丸?どうかしたかい。

------------------------------------------

うん、僕も同じ。お前からの言葉だからだ…こら、くすぐったいよ(当然のように返される同じという言葉、それを受け取り幼子のようにただ頷いては肌の上を滑る手のひらに笑い声を漏らして。じゃれつく猫を諌めるよう手のひら重ねると抑え)もとより責任を取るつもりはあるけれど…それ以外、何か問題があったかい?僕はないと思うなぁ(応えるよう添えられた手を見るとさらに腰抱き寄せ、指先から離れた唇おって口付けては挑発を受け入れるどころかむしろ問い返すように首を傾げて)

うんうん、僕の一番近くにいるのはお前だものね。首輪でも主でもなくて、確かにお前だ。(隠すことなく拗ねた表情浮かべる相手の頬へ手のひらを添え挟んでは弱点に触れる腕から逃げることはなくうっそりとした笑みをにじませ。隠しきれず溢れた期待に満足げに一つ頷いては手を取り指先絡ませつつ耳元へと囁き)…そうだよ、お前を見る皆に僕のものだと知らしめてやりたい。…僕のことをずっと考えていてくれるなら、僕は嬉しいけれど?

地獄の果てまでかぁ…ふふ、安心して逃げられそうだね。、ん(まるで捉えられるために逃げるような、矛盾した台詞を吐きつつも開かれた唇の奥に覗く下を引き出しては噛み付くように口付けて。言葉に怯むことはなく認めてはつつかれた頬をゆるく膨らませ態とらしく拗ねた表情を形作り、こらえきれずそれを崩しては楽しげに笑みを浮かべ)だって嬉しいもの。心外だなぁ、僕がこうして受け入れるのは弟だけなのに…ふふ、鬼になったら一緒に地獄へ落ちてあげるよ。

ずっと埋まらないなら、ずっと側にいないといけないねぇ。嫌になってしまっても知らないよ?(閉じた瞼をくすぐるように幾度かそこへ口付け落とすと額を合わせて同じように瞼を閉じ。握られた手のひらに答え指先擦り合わせては答えのわかったような問いをかけて)…おや、その誰かさんからはこうして馴らして貰わなかったのかい?悪戯をした分はされ返されるものだってことも覚えて貰わないと困るな…ねぇ、あにさま(耳元に響くぞわりとした淡い快感に目を細めるも流れを取らんとばかりに言葉に合わせて腰元を撫でさすりそのまま触れられる限りをなでおろして、先程より揺らぎながらも腕をたどる指先に未だ戯けて兄の名を呼び)

ん、ん…ふふ、お前は優しい弟だねぇ。(抵抗するまもなく引き寄せられ食われた唇に目を見開くもすぐそれを受け入れわずかながらの反撃とばかりに唇を柔く食んでは離し、おまけに鼻先へと口付けて。答えられた言葉に破顔し広げられた腕の中体押し込んでは相手を抱き上げくるりと一回り、そのまま抱きとめるとはれないよう強く抱きしめ)うん、うん。きちんといえた良い子には僕をあげよう、なんでもしてあげるよ。

(年の瀬だもの、忙しいのは仕方がないし遅れるのも構わないよ。…というより、その辺りは僕の方がお前を待たせてしまっているから…落ち着くまでもうひと頑張りしておいで。ああ、無理をしてはいけないよ?お前が疲れた顔をしていたら疲れさせたものを全部斬ってしまいそうだから。気使いありがとう、分かり辛いところなんてなかったから大丈夫。…うん、お前に喜んでもらえたら僕も嬉しい…ふふ、また堂々巡りだね。)

122: 膝丸 [×]
2018-12-28 11:46:38

 
 
 
膝丸 :
っ、あ、………いや、なんでもない。──失礼する。( 足を止めたのは半ば無意識であり、振り返る白い刀に我に返れば先程までの勢いは何処へやら。頭を数度振り、兄と鶯の不自然に空いた空間の意図に察せない程愚鈍ではなく、だからこその迷いを見せて。しかしそんな迷いを払う兄の声に口唇噛み硬い表情で側まで歩み寄ると縁側に足を投げ出すことなく半歩下がったところで正座し、何か言わなくてはと思えば思うほどに声は出ず無様にもぱくぱくと口のみが動く百面相を晒し )


鶯丸 :
たらればが信用出来るほど短い刃生では無かったからな、そうだろうさ。しかし俺も馬に蹴られるのは御免だからなぁ。もし、の未来が来ないよう生き残れ。( 弟に関わる事ならばいつもの調子では居られない兄刀の様子に薄く笑みを浮かべては珍しく見えた旋毛に目掛けて茶菓子が納まった箱の面をぱこんと振り落とし。悪戯が成功した童のようににんまりと表情歪めるとそのまま足音の止まった二振りの方へ視線向け、冗談交じりに待っていたと意を込め意地の悪い言葉を紡ぎ )──そうだぞ、せっかく淹れた茶が冷めてしまう。俺に冷えた茶を飲めと言うなら止めないが?


***

兄者が喜んでくださるのならば、沢山言葉を送らねばならんな?……ふふ、捕まってしまった。( 他意のない己の言葉に対し素直に頷く兄に覗き込むように首を傾げては問いかけ、滑らせた手のひらは流れるように取られ自由の効かなくなったそれに口元緩ませおどけて見せて )ん…っ、問題はあるぞ?兄者が他の者を構っていたらきっと俺は寂しいと拗ねてしまう。( 腰を抱き寄せられるままに腹を触れ合わせ口付けを受け入れると、続け様に掛けられた問いに兄からして見れば差ほど問題では無いだろう事を軽い口調で答えて )

ああ、それは未来永劫決して変わることは無い。──なんて、主に勘づかれてしまえば謀反でも考えているのかと思われてしまいそうだなあ。( 兄の熱を帯びた笑みにへの字に歪んだ口角を機嫌良く引き上げるとそのまま裏返した4本の指で首筋撫で上げ、両頬を包む手のひらの片側へ顔を向けると掌に口唇押し当て。囁く度にぬるい吐息が耳を撫で、むずがるように小さく声を上げながら手を取られたために先程よりかは幾分通りが良くなった声で言葉を返すと見える首筋に触れるだけの口付けを落とし )ぅ、んん、……ふふ、そうか、兄者が嬉しいのならば──もっと、もっと俺を独占してくれ。そして兄者のことしか考えられんようにして欲しい。

追われるために逃げているような口ぶりだなあ?悪い子──っふ、あ、( 言葉の矛盾に触れては脅すように開いた口はその意図とは裏腹に強引に口付けられ、引き出された舌をそのままえずかないよう注意しつつ焦らすよう、そして存在を知らしめるようにゆっくりと絡め、解放し。ふにふにと指先で兄の柔らかな頬の感触楽しんでいれば膨らんだそれにおお、と一言。すぐ様崩れた表情に頬から指を離すと双剣らしい同じ顔で似た笑みを浮かべて )ふふ、すまない、意地悪をしてしまった。兄者が共に落ちてくださるならば何も恐れることはあるまい。なあ、そうだろう?

兄者を厭うことなどあるものか。だからこそ、千年経てども変わることなくあなたを恋うているのだ。( 瞼に触れた柔らかな感触の正体にくすくすと笑い声を零し、額が合わさるその瞬間までも瞼閉ざしたままで問われた言葉に不変とばかりに言い切って )ぁ、や──…っんんぅ……し、しらんっ。……なあ、もう、いいだろう?ゆるして、ゆるしてくれ。( 不埒な動きを始めた手のひらに気付いた時には既に遅し、なで下ろす手とは逆に駆け抜ける快感に上がりそうになる嬌声飲み込み気遣う余裕なく耳元へ熱の籠る吐息を掛けては動きに含んだ意図に身体ごと火照らせ惚けるべく知らないと首を振り。許してとうわ言のように呟くそれは兄を兄と呼べない事へなのか、襲う快感から逃れるためなのか、主語なく零して )

っ、わ……ッ( 自分から引き寄せ仕掛けた口付けの仕返しとばかりに触れた口唇、鼻先に落とされた口付けに照れを隠すことなく表情緩めたのもつかの間、破顔した兄に抱きしめられたかと思えば襲う浮遊感に視界がぐるりと一回転し驚きに声上げるも程々に楽しげに表情和らげ身を任せて。勢い落ち着き抱きとめられるとぎゅう、と自身からも首裏に手を回しぴったりと胸を合わせ抱き着いて )っふふ、これ以上にない褒美だな。なんでも、かぁ。ならば兄者からの言葉が欲しい。──それと、もう少しこのままでいてくれ。


( ふふ、兄者はそのような意図はなかったのやもしれんが、朝起きて兄者からの言葉があったのは何よりも嬉しいクリスマスプレゼントだった。気遣ってくださるその言葉が身に染みたぞ。無事に務めを果たして来れたのも兄者の激励あってこそ、だな。…これで、兄者に手を汚させずに済んだな。
我らは仲の良い兄弟なのだ、互いの喜びが己の喜び──…だから堂々巡りになってしまうのだろうな?ふふ、兄者を待つのも好きだから気にしないでくれ。それに、あまり共に居ては兄者を思う気持ちで心の臓が止まってしまう。だから、な、……ええと、その、……すまない、要らぬことを口走ってしまった。このことは忘れてくれ…! )
 
 
 

123: 髭切 [×]
2018-12-31 02:15:27


髭切.
あいた。もう、ひどいなぁ。…言われなくてもあの子を一人置いて行ったりする予定はないけれどね(下げた頭へ軽く響く衝撃におもわず顔をあげると幼子のように拗ねた声色を作り痛みもないそこへ手のひらを当てると戯れを込めてひと睨み、ふとそれを崩しては己も生きるのかそれとも連れて行くのか曖昧なままに言葉を紡いで。兄である己に対しては控えめな弟なれど席が用意されたことを察すれば隣へ来るものと思い込んだその人影がわずか後ろへ腰を落ち着けたことにそちらへと視線向け、一人披露している百面相にこてりと首を傾げて声をかけつつ己の隣を叩いて)…どうしたの、そんなに離れたところで面白い顔をして。何か言いたいことでもあるのかい?

鶴丸.
なんでもないって様じゃあ…ないよなぁ(止まった足が再び動き出すもそのぎこちない足取りが兄刀の後ろへ控える位置へ止まるまでじっと視線で追い、さらに酸素を求めるようせわしなく変わる表情におもわず呟いて。もうこのふた振りのやり取りには巻き込まれるまいと鶯を挟んだその隣へ腰落ち着けてはまだ湯気の立つ湯のみへ腕伸ばしつつ労りを込めて軽く背を叩きつつ耳元へ唇寄せ)まあそう意地悪を言うな、温かいうちに頂こう。…それで、髭切のご機嫌は治ったのかい。

------------------------------------------

そうだねぇ、お前の言葉で僕を満たしてよ。…捕まえたら次はいたずらのお仕置きかな?(かち合う視線の中に映る己を見つめてはただ幸せそうに微笑み、おどけた言葉を引き継ぐと指の隙へ己の指組ませてぎゅうと握り)…拗ねるお前は可愛らしいと思うけど、悲しませるのは嫌だな。となるとお前だけを見ることになるし…ふふ、結局はいつもと同じだねぇ(かけられた問題がどれほど軽いものか、それが当然かの如くくすくすと笑い声まじらせると腰へ添えた手のひら離し持ち上げては手の甲で頬を撫でて)

そうしたら、謀反人として皆に追われる立場になってしまったり…僕とお前であいのとうひこう、ってやつかな?(唇から紡がれるのは童が語るような根のない絵空事、しかし触れる温もりには嬉しげに目尻蕩けさせ手のひらへ触れた唇捕まえるように指先でなぞると軽くかがみ柔く食んで。望む応えが返ると耳元へ唇を触れさせ、そのまま肌へ口付け降らせつつ首筋へ下ろしては先ほど触れられた同じ場所へと口づけさらに痕を残して)ん、……うん、お前は僕だけのもので、僕だけを愛していればいいってこと、たくさん教えてあげる。

ふ、ん…たまにはそうして遊ぶのも良いかと思って。…ううん、でも途中で僕が耐えられなくなって自分から迎えに行ってしまうかなぁ(柔く口内を撫ぜる舌先に吸い付き遊んでは離れるそれを追うことはなく、湿る唇揺らして紡いだ言葉では言外に問われたことを肯定しつつも暫し間を開けると手のひらを返したようにとぼけた声をもらし。破顔する弟を愛しげに見つめ、相手の手を持ち上げるほど強く指に結ばれた赤を引いては手のひらを取り結び目へと口付けて)共に落ちるどころか、僕がこうして引っ張っていってしまうかもしれないけど…恐れるも何も、僕たちで居られたらどこでも幸せだよ。

ふふ、言い切ってしまった。…千代に八千代に続く大恋愛だ、巻物にしたらとんでもない長さになりそうだねぇ。きっと一本じゃ足りないや(触れた場所だけでなく体全体がじわりと温もるような幸福感に緩みきった表情晒しては突拍子も無い例えを上げつつ額ずらしてそこへと口付け)嫌だなぁ、それじゃあ僕がいじめているみたいじゃない。…ねえ、弟。こちらを見て(繰り返される懺悔の言葉にきゅうと態とらしく眉を寄せ方すくめては先ほど己でかけた言葉を、呪縛を解くように常の呼び名を唇から紡いで。肌なぞる手のひらは止めないながらも宥めるように頬を軽く叩きそのまま頤へ手を添えると軽く持ち上げ視線をねだり)

お前は相変わらずかわいいねぇ。…このままいたいのは僕も同じだからご褒美にはできないかな。ええと…(腕の中収まる体と楽しげな表情見ては思わずと言った風に呟きつつ並べられた言葉には軽く背を叩いて、お互いが幸せである今を離すつもりはないとばかりに抱く腕を強め目の前の彼にだけ届けるよう淡く囁いて)…膝丸。お前が幸せなら僕はもっと幸せだ。愛しているよ

(ありゃ、僕はお前のサンタクロースだったかな?…ふふ、贈った言葉を喜んでもらえるのは嬉しいねぇ、ありがとう。うんうん、今年もきちんと末を迎えられたねえ、良い子良い子。僕じゃなくて、お前が頑張ったんだよ。僕はほら、何も起きないように鯉口を切って待っていただけだし。
堂々巡りで、どんどん嬉しいが増えて……そのうち埋もれてしまいそうだけど、どうしようか。…僕もお前を待つのは好きだから少しわかるかな。ふふ、でも、心の臓が止まるのは困ってしまうなぁ。本当はもっともっとお前といたいのだけど、息が止まりそうになったら教えてくれるかい?)

124: 膝丸 [×]
2019-01-01 03:02:54

 
 
 
膝丸 :
あ、兄者……、あの、その、先程は済まなかった。少し指を切ってしまっただけなのだが……、兄者に心配をかけまいと鶴丸に口利きしてもらって──…、隠し事をするつもりは、なく……だ、な……。( 後ろめたさに少し離れて腰を下ろしたものの、その事に疑問を抱かないはずなくこちらへ向けられた兄の視線に耐えきれず怪我をしていない方の指先で兄の羽織る白い上着の袖をきゅ、と摘み、逆の手は見せまいと背に隠しながら表情伺おうと恐る恐ると言ったふうに視線向けると謝罪の言葉を詰まりながらも紡ぎ。兄の横へ座り直すことはせず、その場に留まったままその視線には怒っていないだろうか?そんな不安を滲ませて )


鶯丸 :
ふふ、隙を見せたお前が悪いなぁ。……ああ、そうしてやれ。そうしてやるのがあれにも一番だろうさ。( 鋭い視線に臆することなく、拗ねた子供のような口振りににんまりと口角ゆがめては楽しげな様子隠さず菓子箱を口元へ持ちやり、遠慮の欠片なく派手に笑い声を零し。やがて少し離れた位置に腰を下ろした弟刀に兄刀との話切り上げるべく口を閉ざした所で横に腰を下ろした鶴へと視線を流し。耳元へ寄せられる口唇に己からも寄るように背を預けては菓子箱で口元隠したまま )…ん、機嫌か。初めは随分とささくれ立っていたが弟御のお陰様でこの通りだ。お前と話していたのを聞いていたんだろう。──まあ、当の弟御はそのことに気づいていないようだがなぁ。俺もお前を労わってやった方がいいか?


***


ふふ、珍しい兄者からのお強請りならば応えてやるほかあるまいなぁ。なあ、兄者よ、あなたはどうすれば満たされよう?……む、悪戯などしておらぬのに仕置とは…兄者がしたいのではないか?( 幸せそうに微笑む兄を満たしてやりたい、その一心で囚われていない手の指先で目尻なぞり上げながら問いかけ、仕返しとばかりにおどけてみせる兄に揶揄うように言葉尻はね上げ言葉を返して )む、また可愛いなどと……。ふふ、そのように言っては兄者はいつだって俺の事をだけを見ているのだと言っているようだぞ?( 自身が拗ねる様を可愛いと言ってのける兄にそんなはずはないとばかりに拗ねてみせるも、耳をくすぐる笑い声と滑らかな白皙の手で撫でられてしまえばそんな刺々しい感情はすぐさまなりを潜め、心地良さにうっとりと表情蕩けさせ )

あいの…とうひこう?っふふ、それも悪くは無いなあ。その時は俺を連れ去ってくれるか?全てを敵に回したとしても、兄者とならば本望だ。( 物語を語るような口振りで答えてみせると何処か甘く感じる口唇に舌先で触れては軽く吸ってやわい感触を楽しみ。兄の口唇が触れる度にじんじんと火傷したように熱を帯び、舌足らずに言葉を紡ぎながら受け入れるように首を傾け、鳥の子色をした髪を梳くように撫でつつ取られたままの手を徐に引き寄せ顕な手首に口付け落とせば柔く吸い付きうっすらと痕を刻んで )は……ッ、ああ、もっと、もっと、刻んでくれ。俺の全ては兄者の物だと。

…んッ、…は、ふふ、兄者が迎えに来てくださるならば俺も逃げた方がいいのだろうか?( 舌先吸われじんと腰が重くなる感覚に身ごと震わせ、とぼけてみせる兄に薄く口角引き上げては揶揄うよう問いかけて。糸をひかれるままに手を差し出しては結び目へと口付ける兄に初めは目を丸く開いてみせるもすぐ様眩しそうに目を細め )──兄者に置いていかれるくらいなら連れていってくれ。兄者と共に居られるならば何処だって構わんのだから。……しかしこうしていると、婚姻を結ぶようにおもえてしまう、な。

…だが、誰かにひらかそう等とは思わんがなあ。兄者のことは、俺だけが知っていればいいのだ。……しかしながら巻物にしよう物なら一本では足らんだろう。なぜならこの先もずっとずっと続くのだからな?( 額に触れた柔らかな感触にくすくすと笑みを零し瞼持ち上げると、視界に広がった兄の幸せそうな表情にそうさせたのは己であると実感すれば愛しさ募り耳へかかる兄の髪をかき上げるように撫で顕になった目尻に口付け落とし )あ……、ん、んッ、実際にそうではないか──…っ、俺をいじめる、悪い兄者だ。…は……い( 兄の胸元へ縋り付いては ぴくっ、びくっと触れられることに慣れ淡い快感を拾い始めたために肌をなぞる手のひらに過剰な程に反応しその度に縋る手に力を込め。頤を持ち上げる手に誘われるままに揃いの飴色をした瞳へ己のとろりと膜の張った瞳で視線合わせ )

う、うう、兄者の前だけで、なのだぞ?……ふふ、ならば日々頑張っている兄者のご褒美でもある、ということでどうだ。…───?( 無意識に呟かれたであろう言葉に否定することはせず、背を叩かれるまま耳元へ口唇寄せては特別であるのだと声音甘く囁きかけ。迷うような口振りに疑問符浮かべ兄を見つめると続け様に囁かれた言葉に心臓ぐっと掴まれたのかと感じるほどの衝撃が身体を襲い思わず息を飲み、じんわりと目尻に雫滲ませては両手で兄の頬を包むように触れ )ッ、兄者……、どうしよう、ッ今凄く……しあわせ、だ。おれも、すき、愛してるぞ。

( ふふ、いつだって俺に幸せを届けるのは兄者なのだぞ?…──ッ、な、なな……、兄者は本当に過保護なのだから。しかしながら兄者がお傍におられると考えればなんでも出来るような気がする。
…ならば一層のこと二人で埋まってやろうではないか。誰にも邪魔されず、ずっとずっと二人の世界だ。なんとも魅力てきではないか。ふふ、困ってしまうなぁ。俺の都合の良い耳では息が止まりそうになるその瞬間までは遠慮しないと聞こえてしまった。

さて、少しばかり遅れてしまったが兄者、あけましておめでとう。……──昨年はあなたという掛け替えのない愛しい人に出会えて幸せだった。やり取りを重ねる度に愛しい思いが募り募って……どんどん惹かれていく。本当に……どれだけ溺れても底がないのは不思議でたまらんなぁ。許されるのであれば、これからもこうして兄者との日々が続けば嬉しく思う。それこそ兄者が……俺の手を離すまで。──不束者の弟だがこれからもどうか宜しく頼む。 )
 
 
 

125: 髭切 [×]
2019-01-09 21:50:04


髭切.
ああ、…うん、お前が僕を慮っていたのはわかっているよ。でも、嘘をつかれたのは少し悲しかったかなぁ。…ふふ、怒ってはいないからこちらへおいで?せっかく鶯くんがお茶を淹れてくれたんだから一緒に頂こう(表情を曇らせるのは先ほどの出来事かと思い至り問いかけようとするも己から声をかけるまでもなく辿々しく紡がれ始めた謝罪の言葉にぱちりと瞬きしては態とらしく視線を逸らし眉を下げて見せ。然しいじらしく引かれる袖先に堪えられず笑みを浮かべて、柔らかく声色を変えると許しの言葉を述べ袖ひく腕捉えては指先絡み合わせ己のそばへと引き寄せ)

鶴丸.
なんだ、聞かれていたのか。まあそんな気はしていたが…骨折り損のくたびれもうけだな、全く。(小さく問うた声に返る言葉を聞くと厨での不機嫌は何処へやら楽しげに弟へ構う兄の姿と重ねて大袈裟にため息をついては湯のみへ口をつけ、体の力を抜いて隣の刀へもたれるように背を預け。血は止まったものの傷の残る指先を眺めるもかけられた声に視線向けては面白いものを見たとばかりに口角引き上げ)それが彼の良い所なんだろうさ、純粋で素直だ…と、きみが労ってくれるのかい?そりゃいいな、どう労ってくれるんだ。

------------------------------------------

…うん。お前のそのかわいい口で僕の名を呼んで?あはは、ばれてしまっては仕方がない…口封じに遊んであげよう(となりにある温もりと己へ向けられた愛情の篭る言葉、その存在で満たされるように感じてはただ一言を求めて答え。ふと悪戯に笑み浮かべると空いた手のひらを脇腹へ添えては軽く擽り) 僕の弟は可愛いの。…そう言っているのだけれど、伝わらなかったかい?(拗ねる仕草の可愛らしさに笑み含めつつそれを真似て唇を尖らせるも溶けた表情に手の動き止めては裏返し頬に添えて、疑問符のついた言葉を繰り返し述べるとじっと視線合わせ問いかけ)

うんうん、お前ならそう言ってくれると思ったよ。もちろん、僕の隣には弟がいないとはじまらないじゃないか。、ん…僕がちゃんと連れ去ってあげるから安心しておいで(2人で紡げば離れる終わりなどないだろう、語るように問われた台詞を頷き一つで受け入れては触れた舌先を捉え唇触れあわせて。与えれば与えるほど蕩けてしまう目の前の愛しい刀に、このまま崩れてしまえとばかりに晒された場所へいくつも印を残して。執着の形のように残された華には笑みを深め)…ああ、愛しい子。これじゃあ、幾つ印をつけても足りないや。

ありゃ、今度は僕が鬼かい?それでも良いけれど…逃がすつもりなんてないから、本気にならないと食べてしまうよ(のんびりとした口調で答えるもゆっくりと細められた目は声色とは裏腹に手の内にある捕食対象を弄ぶ光を宿し、揶揄う言葉紡ぐ相手見つめたまま額を合わせて。悩むようにじっと目の前の結び目見つめるとはたと顔を上げ聞き覚えた口上を淀みなく述べては緩く首を傾げて)婚姻かぁ。…ええと…病めるときも、健やかなるときも、隣にいるときもただ離れていても、汝、髭切の御刀を愛すると誓いますか?…って、これは自分で聞くものではなかったかな

ふふ、他に知れたらお前がやきもちを焼いてしまうものね。…ううん、そうなると仕舞うところが足りなくなるだろうし…紙にするのはやめておこうか、お前と僕だけの秘密だ(寄せられた唇に目を閉じると触れた撫でる手のひらへと頭を傾け、じわりと広がる温もりが心地良いのか瞼を落としたまま髪の乱れも気にせずすり寄せつつ幸せすら2人のみに閉じ込めて仕舞えば良いと呟き)そんな悪い兄者が好きなくせに…うん、良い子。こんなに涙をためて、この目ごと落ちてしまいそうだねぇ…ふふ、食べてしまいたいくらい綺麗だ(求めたままこぼれ落ちんばかりに艶めく瞳がこちらに向けられると酷く美味しそうに見えるそれへ唇を寄せ雫が流れる前にと目尻へ口づけ落とし、手のひら滑らせ腕を回すと震える相手の体につられたまり行く熱を逃がすように強く抱きしめて)

そうじゃないと困るよ、他に見せていたら見た誰かを斬ってしまいそうだし…ふふ、(いつもの調子でそれが当然とばかりに答えると耳を擽り囁かれた声に柔らかな笑い声混じらせつつ次第ににじむ水滴見ると困ったように笑みを浮かべて、拭うべきかと迷った末に抱いた腕へ力を込めると添えられた手のひらへ動きを預けて視線絡ませてはただ想い伝えるように言葉を零して)困ったなぁ、泣かせるつもりはなかったのに。…僕も沢山ご褒美をもらってしまったよ、嬉しい。とてもしあわせだ。

(それなら僕のサンタクロースは弟かな。いつも幸せをありがとう。だって、心配なんだもの…ふふ、それならお前が頑張れるように僕はここでずっと帰りを待っているよ。
お互いの嬉しいと幸せで埋もれて、ずっと2人かぁ。お砂糖みたいにとろけて無くなってしまいそうだけれど、弟とならそれも悪くないかな。よく聞こえる耳だねぇ、聞こえた通り息の止まるまで…ええと、止まってしまっても遠慮できないかも知れないけれど、許してね?

…随分遅くなってしまったね、ごめんよ。…明けましておめでとう、膝丸。お前に声をかけたあの時の僕を沢山褒めてあげたいくらい、今がとても幸せだよ。ほんとうに…お前に会えてよかった、お前と話せてよかった。…良かったけれど、僕も同じ時を過ごせは過ごすほど惹かれてしまっているんだよねぇ…つまり、まだまだ話し足りないみたいだ。なんども言うけれど、僕から手を離すつもりはないから…これからも宜しくね、僕のかわいい弟。…来年は一番に挨拶出来ると良いなぁ)

126: 膝丸 [×]
2019-01-18 02:46:25

 
 
 
膝丸 :
ッ、あああ兄者…!俺が悪かったからその様な悲しい顔をせんでくれ──…、っ?( そうっと兄の顔色伺うも悲しげな表情に慌てて顔を上げては合わぬ視線を追うように縋り、そんな己の表情の情けなさが余程気に入ったか崩れた表情にぱちぱちと目を数度瞬かせ、ぐいと己を引き寄せる腕に身構える間もなく身を任せると指先絡む手は離さずそのまま倒れ込むように半身を兄の背中に預け )っ、兄者、 す、すまない。…うむ、夜は少し冷えるから助かるな。……し、しかし鶴丸や鶯丸がいるのだから…さすがに近すぎやしないだろうか?


鶯丸 :
っはは、いいじゃないか。そうでなければ怪我をさせたと今頃手入れ部屋で寝ていたかもしれないぞ。……なんだ、そんなに元気なら早まったか。( 本人の気苦労を窺える程の大きなため息に思わずといったふうに笑み浮かべては凭れかかる重みを受け入れ冗談をひとつ。面倒見が良すぎる眼前の刀を少しでも労る事が出来ればと掛けた声ながらも悪戯気味に笑みを浮かべるその反応に小さく肩竦め呟くと徐に手に持ったままの茶菓子の箱を開け、中から手のひらよりも小さな雛の形をした饅頭取り出し嘴を相手へと向けそのまま口元に押し付けて )そうだなぁ。お前ももう少し素直になったらいいんじゃないか。


***

…、ひげきり、すきだぞ。──っ、へ?……ひ、ッく、ふ…っはは、や、やめ…ッ。は、は…っ、ああもう…!( 強請られるままに耳元へ口唇寄せ囁き、その達成感に満足していると不穏な笑みと言葉に素っ頓狂な声上げたのも束の間、遅い来る擽りに息も絶え絶えに眉吊り上げて、仕返しとばかりに片手を兄の脇腹へ滑らせ )む、兄者の方がずっとずっと愛らしいぞ。…──う、……ッあまり見んでくれ( 愛らしくもつんと尖らせた口唇にゆるゆると表情緩めては指先で軽く柔い感触楽しむように突き、視線交わらせ掛けられた問いの解に辿り着けば口に出して答えることはせず、然し伝わったからこそ見られることにむず痒さ感じ逃げるように軽く顔を背け )

は、…っ、兄者がそう仰るならば安心だなあ。──ッ、ふふ、それにしても…こんなに沢山刻んでもまだ足りんか?兄者の思いは一体どれ程なのだろうなあ。それだけの想いを注いで頂けるとは俺以上に果報者はいまい。( 触れ合った口唇を数度離れては押し付けた後、惜しむように離れ。晒した首筋にチリチリと幾度か痛み覚え、その数刻まれたであろう執着の証へ指先滑らせては狂喜に近い笑みを浮かべ )

おおこわ。…しかしこの腹のうちに収められるならば食われるのも吝かでは無いのだが……一思いに、とはいかんのだろうなあ。( 被虐心を煽るような色を宿す瞳に射抜かれ無意識の内に溜まる唾液に喉を鳴らしては額合わせたままに、四本の指先使い探るように兄の体へ鳩尾から下腹まで撫で下ろし。どこかで聞き覚えのある口上に飴色の目玉をぱち、と丸く開くも直ぐに表情綻ばせ頷き、兄の言葉を真似し瞳の奥を覗き込むように首を傾げては楽しげに問いかけ )──誓おう。ならば兄者にも聞かねばなあ。…病めるときも、健やかなるときも、隣にいるときもただ離れていても、汝、膝丸の御刀を愛すると誓いますか?

兄者に関することだけは狭量なのは仕様がない。ん、─はは、兄者はまるで猫のようだなあ。( 嫉妬してしまうのは本当のことながら素直に認めるには自尊心が邪魔し、僅かながら拗ねたような口ぶりで呟くも手のひらに擦り寄る兄の愛らしさに瞳細め両手で少々乱雑に乱すように髪を撫で )う、う……意地悪をする兄者なんて…き、き、──すきだ…。…ッ、兄者の身体はあついな。ほんとうに、やらしいひと。( きゅ、と口唇噛み締め揶揄うような言葉に一矢報いてやろうと口を開くも本心ではないとは言え、兄に嫌いなどと言えず白旗上げ。口唇受け入れ己を包むようにして回される腕の中、いつもよりもやや熱もった兄の胸に両手をひたりとつけ首筋に額擦り寄せては呟き )

ふふ、切ってしまう、か。となれば俺は兄者を謀反者にせんように一層気をつけねばならんなぁ。( いかにも、と言わんばかりに紡がれる言葉に思わず笑みを零してはぽろりと溜まった雫が頬を伝い。それを拭うことなく兄の頬へ添えたままの手で軽く引き額を合わせては兄の困り顔に反し至極楽しそうに )うれしくても涙は出るものなのだぞ、兄者。しかしながら俺は兄者に十分の一も返せていないのでな、もっと兄者を幸せにして差し上げたい。兄者の嬉しそうな顔を見るのが俺の一番の幸せだからな。

( む、心配されるほど童ではないぞ?だが…そうだな、兄者が待っていてくださるならば寂しい思いをさせんようなるべく早く戻らねばなあ。
ふふ、兄者の言葉ひとつとして聞き漏らす訳にはいかんのでな。しかしまあ…止まってしまっても手加減無しか。許すも何も──…望むところだ、と言っておこうか。兄者も覚悟なされよ。

いいや、俺も遅れてしまった故、そう謝らんでくれ。……っくく、過去へ遡って…となると検非違使に狙われるやもしれん。代わりに今の兄者をめいいっぱい褒めてやらねばなぁ。俺も兄者と話し足りない。だからこそ、もっともっとと欲張りになってしまって返事が長くなってしまうのだが──…と、兄者の願うことはなんでも叶えて差し上げたいが……それだけは譲れんなあ。来年も俺が一番に挨拶するのだからな!……なんて、ふふ、少し気が早いか。 )
 
 
 

127: 髭切 [×]
2019-01-24 01:47:33


髭切.
ふふ、捕まえた。ほらほら、隣に座って。…確かに今は2人じゃないけれど…お前の言うとおり寒いし、こうしていればどちらも暖かいでしょう?一石二鳥だよ(己の腕の中で呆けたような表情を晒す弟の姿にくすくすと笑い声こぼしながらも指絡めたまま床へと手のひらを縫い止めては背中へ触れた熱へ体押し当てつつ移動するよう促し、それが道理とでも言う風に言い切るとふと先ほどまで交わしていた会話思い返して。いくつも傷を残したままの弟と外の世界、箱庭の中での平和を秤にかける様僅かに視線泳がせるとゆっくりと声をかけ)ねぇ、弟。お前はこの本丸が好き?

鶴丸.
ああ、それもそうだ…全くこの兄弟は、いつも冷静な癖にお互いのこととなると途端に斬れ味が鋭くなる。そう言わずちゃんと労ってくれよ…むぐ(倣う様に冗談めかして肩をすくめるも少し向こうで肩を寄り添わせる一つの影には呆れというより安堵を混ぜた息を吐き出し、視線は優しく穏やかに眺めて。楽しげに口角引き上げねだる言葉紡ごうと唇開くもそれを抑える様に押し当てられた甘味にぱちりと瞬きしては口付けを真似て音響かせ、大きく口を開いて咥えると咀嚼して甘味を楽しみつつ首を傾げて)なんだい、急に。…そもそも、それはきみにも言えると思うがなぁ。

------------------------------------------

ん、ふふ…すごく嬉しい、僕も好きだよ…ゎ、こら、ちょっと…あはは、擽ったい(体内満たす様に注ぎ込まれる言葉をとろけた表情で受け止めるも仕返しの様に肌をくすぐる指先に動き止め、涙でぼやける眉の上がった表情から視線外すと笑い声響かせて相手へ縋り) そうかなぁ、お前の方がよっぽど可愛らしいけれど…ありゃ。…そう意地悪言わないで、ちゃんとこの兄にお顔を見せて?(つつく指先を唇で捉え柔く食むと口付けの真似事の様に軽く吸い付いて遊び、逃げた視線を追って表情覗き込むとそこに映る感情にふと表情緩めながらも無理に視線合わせることはせず相手待ったまま声をかけ)

2人ならきっと何処へでもいけるし、どこにいても幸せだよ。…足りない、食べれば食べるほどお腹が減るみたい。これだけ沢山もらっているのに、僕はずいぶん欲しがりだったんだねぇ。…でも、お前が満足ならそれで良いかなぁ(所有を示すいくつもの華を唇でなぞるもどこか飢えたような感覚に幼い仕草で首傾げては減るはずのない腹を手のひらでなぞり、しかし次には浮かべられた笑みにつられる様ふにゃりと目尻を緩め)

そりゃあ勿論…折角愛しいお前を腹に収められるんだもの、じっくり、丁寧に食べてあげるとも。(体の線たどる手のひらが腹へとたどり着くとそこへ己の手を重ね、指絡め捉えてここが収まる場所だとばかりにぐうとそこへ押し付けたままゆったりとした口調で答え。しっかりと紡がれた誓う言葉に表情輝かせては同じく紡がれる口上を笑み浮かべたまま聞き入れ砂糖を煮溶かした様な声で答えると頬に手を添えて)…ふふ、…誓います。ずっとずっとお前を愛するよ。…さて、お次は誓いの口付けかな?

まあ、その辺りはお互い様かなぁ…ぅ、ん?猫かぁ、猫になれたら1日お昼寝して遊んでって、楽しいかもしれないね。…ああでも、お前と一緒に出陣できないのは頂けないや(髪を乱す手のひらに大人しく頭揺さぶられつつぼんやりと呟くと意識してかすりすりと肌を押し付け、楽しげな声色で紡ぐも言葉を止めては佩いた刀を手のひらでなぞっては呟いて) …ん、ふふ、お前は本当に素直で可愛いねぇ。…誰のせいで昂ぶっていると思ってるの、…我慢しているから褒めてくれても良いんだよ?(紡がれることのなかった言の葉を想像してはその小さな嘘すら紡ぐことのできない弟を愛しげに見つめては優しい声色で答え、噛み締められた唇解こうと指の背でなぞり。熱を持つ体は相手のせいだと言わんばかりに頬膨らませると謝罪の言葉かけるどころか褒美を強請り、目前に見える形の良い耳へゆっくりと口付けを落として)

うんうん、手を出さずにいられるかは弟にかかっているから…そう、嬉しくて泣いてくれたんだねぇ。…ありゃ、お前は僕をまだ幸せにしてくれるつもりでいるのかい?(引き寄せられるままひたい合わせると目元へ口付け白い肌の上を幾度となく転がり落ちる雫を捉えては目尻緩めて微笑み、思案する様に視線逸らすと言葉と裏腹に表情蕩けさせたまま愛しいと紡いで)困るなぁ、弟が隣にいるだけでこんなに幸せなのにこれ以上だなんてどうにかなってしまいそうだよ。

(僕からすればお前はずっと可愛い弟だもの、…小さな童でないことはわかっているけれど心配はさせてよ。ね?ふふ、お前がそうしてちゃんと帰ってきてくれるだけで僕はとても嬉しいよ。
大袈裟だなぁ、聞き逃したら何度でも聞かせてあげるから落ち着いておいで。…それは勿論、弟相手にする加減なんて持ち合わせていないもの。任された、首を洗って待っているからお前も全力で…ふふ、手合わせの話みたいになってしまったよ。

お互い様、にしておこうか。………やっぱり僕じゃなくてあの時のお前に、たくさんお礼を言いたいや。僕を選んでくれてありがとうって。…ううん、検非違使の相手は少し面倒だから今のお前にたくさん伝えておこうかなぁ…大好きだよ、僕を選んでくれて本当にありがとう。……ふふ、同じだねぇ。お前と早く話したくて、でも話すことはたくさんあって…どんどん長くなって時間もかかってしまうけれど。それでも話し足りないのだから、ずいぶん欲しがりになってしまったなぁ。ありゃ、これは勝負だね。どちらが先に挨拶をできるか…気が早くなんてないよ、だって来年も隣で年を越すんでしょう?)



128: 膝丸 [×]
2019-01-27 12:26:04

 
 
 
膝丸 :
う、む、それでは…失礼する。兄者のお傍は暖かいから好きだぞ。…それにしても一石二鳥か。ふふ、一体何と何を持ってして一石二鳥と仰るのだろうな?( 最早逃げよう等とは思えないが、縫い止めるように兄の手と床に挟まれた手は一度も藻掻く事なく受け入れ。こじつけの様に横へ並ぶように促す兄に眉下げ困ったような笑みで疑問を投げかけ、押し当てられる身体の熱を支えるように片手を背に残しながら横へと身体をずらし。たった数十分程離れただけというのに恋しく思う姿に見蕩れ、僅かに揺れた瞳と共に不意にかけられた問いに間髪入れず口を開き、全ては兄がいるから愛しく思うのだとそんな思いを言の葉に乗せて )そうだな、俺はこの本丸をとても愛しく思っているぞ。兄者と再びこうして会えたのは此処が在ったから、なのでな。兄者は、どう思っているのだ。


鶯丸 :
っふふ、今もすっかり二人の世界だからなぁ。邪魔しよう物ならうっかり切られてしまうかもしれないぞ。( 他の刀の兄貴分としても振る舞う事の多い鶴らしいと言えばらしい、丸く納まってよかったとばかりの安堵が混じったため息と共に瞳の優しげな色を覗き込むようにして見詰めては口元緩め。ぐいと押し付けた甘味はそのまま相手の胃袋へ。食しておきながら不思議そうに首を傾げる様子に対し、まるで悪戯に成功した子供のようににんまりと口端歪めると手に残った首から上がなくなった鳥の子を咀嚼も程々に飲み込み )ふ…ッ、くく、いやあ、労われと言うものだから菓子を食わしてやったんだが……どうやら労りには失敗したか。──、さあ、俺はいつだって素直に生きているつもりなんだがなぁ?


***

は──、もう…そんな蕩けた顔をして…。ふん、俺とてやられっぱなしでは無いのだ。…擽ったいと、気持ちいいは紙一重だと聞いたのだが…兄者はどうなのだろうな?( 己の言葉に見せたとろりと蜂蜜を溶かしたような甘い表情に燻りそうになる熱を溜息に乗せて外に出し、もたれ掛かる身体を受け止め労わるように背中をぽんぽんと叩くも、言葉紡ぎ終えるよりも先に再び兄の脇腹へと手を滑らせ軽く指先で擽りはじめ )っ、み、とめないぞ。…ずるい、そんなふうに強請られると断れないのをわかっている癖に─、( あくまでも兄が一番格好良く可愛いのであると、指先に口唇が触れる度に言葉詰まらせながら主張し。兄に合わすまいと逃げた視線の端に見える鳥の子色をした髪と自身に選択肢を残したまま強請るように掛けられる声に横目で視線を送り )

っ…ん、ふ、はは、本当に欲しがりな兄者だ。いくらでも召し上がれ?( 辿るような動きで触れる口唇に吐息漏らしつつ、捕えられた手の唯一自由な手のひらで触れた腹を小さく撫で、甘やかすように顎先に触れるだけの口付けを繰り返し。真っ直ぐに届く兄の言葉に意識せずとも顔に熱が集まっていくのを感じ、脳が麻痺してしまうほどに甘く煮詰めた甘い声を一心に受け。耐えきれなくなった言葉を次々に吐き出しながら兄の言う次、を強請るべく頬に添えられる手の上から己の手を重ねると双眸を閉じ )ッ、うれしい。俺も、すき、愛してる。俺も兄者のことを、兄者だけをずっと愛し続けるから、……っ。

うっ、…か、──…!もし、兄者が猫になってしまったのなら、外には出せないなあ。大切にずっとずっと閉じ込めてしまいそうだ。…しかし同じ戦場に立てぬのは…すこし寂しい、な。( 正しく気まぐれな猫のようにすり、と寄せられるその姿に思わず可愛いと口走りそうになるも既の所で留まり、寂しいと紡ぐ言葉に合わせ別れを惜しむようにゆっくりゆっくりと中指の先で下から上へ、兄の刀を鞘の上からそうっとなぞり上げ )っン、…はは、我慢せずとも良いのだぞ?あまりに焦らすようであれば兄者を手篭めにしてしまうやもしれん。──なんて、ふふ、兄者は我慢ができて偉いなあ。( 優しげな瞳に射抜かれながら、ちっぽけな嘘すら紡げなかった己の情けなさに顔ごと下に向けるも意思を持って自身の口唇をなぞる指は無視出来ず軽く食み甘く噛んで。意識させるようにゆっくりと耳に落とされる口付けと触れ合った肌から溜まりゆく身体の熱を冷ますべく態とらしく極めて明るく振る舞い、白々しくも偉い偉いと頭を撫でてみせ )

うぁぁ…も、そんなに大事にせんでくれ…、これ以上されると、…本当におかしくなってしまいそうだ。( 間近に受けた柔らかな微笑み、目尻に落とされる口付け、声のトーン、これら全てに込められる兄からの愛しいという気持ちに息が止まりそうなほど心臓が大きく脈打ち、普段よりも甘える様な角の取れた声色で願い。考えに耽るように逸らされた視線を追いかけようとするも、すぐに戻った視線に警戒心がまるでないふにゃりとした笑みを見せながら両腕を兄の背に回し隙間無くなるようにぐっと力を入れ )ふふ、ならばどうにかなってくれ。兄者を困らせる事が出来るのは弟である俺の特権でもあるからなぁ。もちろん、幸せに出来るのも、だ。

( む、兄者がそう仰るならば…。しかし!兄者にだけ許すのだからな?─ふふ、ならば次は出迎えてもらわねばならんなぁ。
ふ、ははっ、当たり前だろう。兄者相手に加減などすれば一息に食べられてしまいそうだからなぁ。俺とて負けてられん。手合わせのようなものだからあながち間違ってはいないだろう。なあ?

うむ、兄者こそ…俺を見つけてくれてありがとう。こんなにも暖かな気持ちを知れたのは兄者が与えてくださったからなのだぞ。──ええと、その…、俺も、あ、愛してるぞ、兄者…っ!兄者にもそう思っていただけていたとは…、もっともっと欲しがってくれ。俺の全てをあなたに受け取って欲しいのだ。俺も兄者が足りないから…くれる、か?──!ああ、任された!必ずや兄者に勝ってみせよう。来年だけでなくこの先も、年を越すだけでなく色々な景色を兄者のお傍で見たいものだな。…なあ、兄者よ。欲しがりな弟だが、この先も隣に立つことを許しては頂けないだろうか。 )
 
 
 

129: 髭切 [×]
2019-02-07 01:40:10

(遅くなってしまってごめんね、弟。もう少しすれば返せると思うから、あと少しだけ待っていてくれるかい?…近頃は寒くなったり暑くなったりで大変だけど、体には気をつける様に。これには返事はいらないよ、お前と早く話せる様頑張るから良い子で待っていて)

130: 膝丸 [×]
2019-02-08 08:04:12

 
 
 
( 兄者は本当に心配性だなぁ。少し、なんて言わずとも兄者が戻られるまでずっと此処で待っていると言うのに。兄者も寒暖差が酷くなってきたが体調には気をつけるのだぞ?やつれた顔で帰ってきた日には殴り込みに行ってしまうやもしれん。……と、そんな冗談はさておき、色々と削ってしまっても構わないし、これの返事も必要ないのでな。兄者のことをいい子で待っているから落ち着いたらでいい、迎えに来てくれ。──その時は頑張った兄者に褒美を用意しておこう。 )
 
 
 

131: 髭切 [×]
2019-02-13 00:42:38


髭切.
ふふ、僕もお前の隣は暖かくて好きだよ。そりゃあ…お互いに暖かいし、弟は僕の隣にいて嬉しいし、僕は弟の隣にいられて…ありゃ、これじゃあ一石三鳥かな?(遠慮なく身を寄せ預けた体を支える腕にこちらを慮る弟の真面目さと柔らかな愛情感じてはくつくつと笑い声を漏らしつつ己のねだった通り隣へ腰を据える様子を笑み浮かべたまま見つめ、床に縫い止めた手のひらを絡み合った指逃さぬようすり寄せ持ち上げると己の足の上へと置いて捉え。柔らかく刺さる視線に瞬きしてただ応えるために琥珀を覗き込んでは悪い感情など一つもなく返された答えに目を細め、己さえ此処を出るといえば間違いなく寄り添おうとするであろう相手からの問いかけにぼんやりとした答えを導き)…そうだねぇ、お前と同じかな。この本丸に顕現しなければこうして茶を楽しむこともできなかったんだもの。良い本丸だと思うよ。



鶴丸.
違いない、あそこ2人は下手に手を出すと食いつかれかねん…それで幸せだってんなら手を出す道理もないんだが…と?(笑い声交じりに紡ぎ出された相手の言葉通り揃いの瞳にはお互いしか写っておらず、さもその場にふた振りしか存在していないかのように言葉を交わし合う一揃えをみては肩をすくめつつも覗き込む若草色にゆるりと首をかしげると瞬きを1つ。口の中に残る甘さと抜ける香りを楽しむように吐息漏らしては残りの胴体が薄い唇に食まれ腹の中へ納められていくのをのんびりと眺め、普段よりわかりやすく浮かべられた楽しげな表情を崩すかに両の腕伸ばし頬を挟むと不自然に空いた間を読んで一言呟いては笑み深めぱっと手のひらを離して)…ん、労わりにはなったがきみは言葉が足りん、何事かと思っただろ。…彼に関してもそうだな、言葉も態度も足りなすぎるんだ。素直だなんてどの口が言うんだろうなぁ?


------------------------------------------

随分待たせてしまってすまない、待っていてくれてありがとう。もう少しすればといったは良いもののまだ少し忙しない日が続きそうでねぇ…その間少しでもお前と言葉を交わしたいから、申し訳ないのだけれど言葉に甘えて短くさせてもらうよ。折角紡いでくれた言葉だというのに…随分短くしてしまって、ごめんね、膝丸。どうしてもというものはもう一度引いてきてもらえたらきちんと返すから遠慮はしないでほしいかな。…ああ、でも、これだけは…(やわい頬に手を添え額合わせて暫くすり寄せるとただ触れるだけの口付けを1つ落とし)…誓いの口付け、だ。お前が望む限り僕の隣はお前のもので、お前が拒まない限りお前の隣は僕のものなんだから。許可など取らなくとも、たくさん、たくさん欲しがってくれて構わない…僕にあげられるものなら全部あげる。…その代わり、いった通りに来年だけでなくその先も、僕と同じ景色を見るんだよ?…もう一度、待っていてくれてありがとう。これからもどうかよろしくね、愛しい膝丸。

132: 膝丸 [×]
2019-02-15 07:53:53

 
 
 
膝丸 :
はは、一石三鳥か。それなら尚のこと離れられんなあ。──しかし本丸が好きかなどと…急にそんな事を聞くなど珍しい。何か嫌なことでもあったのか?例えば鶴丸と席を外している間に鶯丸に虐められたとか……( くすくすと耳を擽る柔らかな笑い声に耳を傾けながら、冗談交じりに紡ぐ兄に乗り応えては指を絡ませ取られた手と背中に残した腕で兄を囲って温もりを分け合うように身体を擦り寄せ。己の感情を探る為か瞳を覗き込むようにしてかち合った視線から逃げず合わせたまま、何処かぼんやりと的を射ない回答に瞳を数度大きく瞬かせた後、兄の考えを察することが出来ず少しばかりずれた疑問をおそるおそると言ったふうに口に出し )いや、もちろん良い本丸であるのは確かだが。しかしあまりにも平和過ぎるのは些か不安にもなってしまうな。…あれだけ長くの時間を兄者と離れ離れに過ごしていたのと言うのに……俺も欲張りになったものだ。


鶯丸 :
ん、ああ。そうだなぁ、明日の朝餉につくねが出たらその時は墓前に茶でも献じておこう。…──う、ん?ふふ、驚いただろう。…それに言葉が足りんのは今に始まった事では無いぞ。俺はお前と違って 元々話す方ではないからな。( 言葉と変わらない程に饒舌に語る鶴丸の一挙一動を眺めつつ相槌を打てば、覗き込む自身に気になったのか首をかしげ不思議そうにする相手に我に返り僅かながら反応が遅れるも冗談を返して。全く味のしないねっとりと口の中にこびり付く餡子も鶴丸をかえして摂取すれば少しはマシに感じ、指をひと舐めしては満足気に息を吐く。しかし両頬に触れた手のひらに大きく眼を開け、驚いたとばかりに表情崩しながらも開き直ってみせて。 )どの口がと?…この口だなぁ。いつだって思った事を言ってるつもりだが…──それに、あれには言葉なんかいらないさ。くれてやる言葉もないがなぁ。


***

ふふ、言っただろう?兄者のことをずっと待っていると。しかし…まだ忙しい日々が続くのだな、あまりこんを詰めてはならんぞ?疲れた時はしっかり休んでくれ。俺とのやくそく、だ。( 円い一粒のチョコレートを兄の口元に押し付け )なに、気にせずとも良いのだぞ。俺もいつかは削らねばと思いながらも兄者からの言葉を削るのは些か勿体なく感じそのままにしてしまっていたのでな。どちらにせよ兄者と過ごすうちにまた話したいことも出てくるだろうし、今はこのままで十分満足している。……ん、( 一瞬だけ、掠めるようにして触れた唇に兄の顔を直視出来ずはにかみ )ああ、誓ってしまった、な?ふふ、隣だけでなく兄者が望んでくださるならば俺の持ち得る物は全て捧げる心積りだぞ。──はは、来年だけでなくその先も、か。望むところだ、この先も兄者の隣に在ることを誓おう。言われずとも兄者の傍を離れるつもりは無いのでな!愛しい愛しい俺の、俺だけの兄者。
 
 
 

133: 髭切 [×]
2019-02-25 00:28:19


髭切.
そうそう、そもそも離れる理由もないだろう?珍しいかなぁ…少し気になっただけだし、まして嫌なことがあったわけじゃないから安心しておいで。…ああ、どうかな。確かに彼から少し意地悪はされたかもしれないけれど。(言葉通り己の体を抱く様に回されたままの腕と触れる温もりを楽しむ様に瞼閉じると口元には緩やかな笑みを浮かべ、然しこちらを心配してか問いを重ねた相手に小さく唇を開いては普段通りの声を紡いで。意識を逸らすためか一度は否定したそれを首を傾げて訂正しつつ先ほどの苦い問答を思い浮かべては1つ隣でよそを向いた鶯色へ一瞬目向けるも相手から逸らされることはない瞳へと再び視線も戻し、己の思惑には気づいていないであろう弟の口から並べられる文言にふと表情を緩め幼子を宥めるように髪へ指通し撫でては冗談に交えて1つ言葉を落として)…ふふ、僕の弟は相変わらず心配性だ。どうすれば安心させてあげられるんだろうね?外に出て、お前だけの兄にでもなってみようか…いや、これじゃあ余計に平和が遠のいてしまうかなぁ。

鶴丸.
そうじゃないんだ、俺が滅多打ちにされる前に助けてくれよ。…というか茶を献じたとしてもそのあと迷いもせず美味しくいただくだろう、きみなら…まぁ、誰も食べてくれないよりは良いけどな。話す方じゃないからこそ大切な事は伝えろと──……(言葉になくとも食卓に並べられる己の行く末を想像しては大げさに身を振るわせながら相手の肩を小突き、僅かな意趣返しを込め相手の性質になぞらえて意地悪に問いかけるも誰のせいでもないそれに関しては言いすぎたかとふと言葉を止めて視線を逸らし少々投げやりに埋める言葉重ねて。離した手のひらをゆるゆると振りながら呆れたとばかりに片眉釣り上げるも言葉へ耳を傾け、最後まで伝える気のないと見える相手に頑なしくも開き直られては暖簾に腕押しかと肩へ腕を置き寄りかかりつつ動く人の気配が随分と減った本丸の中心を振り向き)…そりゃあ嘘は言っていないだろうさ、思ったことの何割を口に出しているかは知らんがな。…くれてやる言葉もないねぇ…俺も人の事は言えないにしても、全く頑固な爺だぜ。…その爺さんはそろそろ部屋に戻らないと明日が辛いんじゃないのかい?
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うん、お前のその言葉1つで僕は安心してここに帰ってくることができるんだよ、いつもありがとう。任務が色々と重なってしまってねぇ、本当はそれも放り出して此処へ会いに来たいのだけれどそうもいかなくて困ってしまうよ。うんうん、心配をかけるわけにはいかないからきちんと…むぐ(押し付けられたそれを唇開いて受け入れると中でとろける甘味に目を細め)…大切な人に菓子を贈る日、だったっけ。ありがとう、…貰ったからにはまたきちんとお返しをしなければいけないなぁ。…そう、いってもらえると少し気が楽になるよ。削ってしまうのは勿体なかったけれど、確かにこうしてまた話したいことが増えていくものねぇ…ふふ、結局は同じことかな。(緩んだ表情を見せる弟を思わず抱きしめては頬すり寄せ)しまった、なんて…離れ離れにはなりたくないから僕が望んで誓ったんだよ?…ふむ、貰えるならば全てもらってしまおう。もちろんお前ごと。代わりに僕の全部を持っていって、ちゃんと大事にすること。お前の誓い、きちんと聞き届けたよ。破った時は一息に飲んであげるから覚悟しておいで、僕だけの弟…ああ、幸せだね。

134: 膝丸 [×]
2019-02-28 00:56:59

 
 
 
膝丸 :
そう、か?兄者がそう仰るなら───…ッ、な、何!?何をされたのだ。……っ、こんなことなら兄者の傍を離れるんじゃなかった。( 安心するように。その言葉に溜飲を下げるも続く言葉に驚き目を見開いては兄の言った彼の姿を兄の視線を辿ることで探し、話を丸ごと信じきってしまうとわなわなと身を震わせ己の行動を省みて。ぐ、と囲い込んだ腕に力を込め肩口に額を押し付けては、地面に吸い込まれていくほど小さく後悔に塗れた悔いるような声音で呟き、そうして不意に慰めるかのように髪に触れた兄の手のひらに眦を下げ。思わぬ言葉に擡げる外の世界への興味に少しばかり反応が送れるも悟らせまいと続け )ふふ、おかしな兄者だ。──、兄者の傍が一番平和、なのではないか?兄者はどうやら外の世界に余程興味があるのだなぁ。


鶯丸 :
っふふ、よく分かってるじゃないか。それにお前もその程度で倒れるようなタマじゃないだろう。( 避けることなく大人しく小突かれると身体を軽く後ろに仰け反っては、隠す素振りすらなく笑を零し。ころころと変わる鶴丸の表情をにこやかに眺めては飽くまでも本質に触れることの無い曖昧な回答を繰り返し。諦めたのだろう、己に掛かる自分以外の重みはそのままに淹れた時よりもずっと冷たい感触を指先に伝える茶を飲み干し、湯呑みを盆の上に置き直すと鶴丸の言葉に少しばかり考えを巡らせ、盆を挟んだ向こう側に腰を下ろした兄弟へと声をかけ )俺はあれと違って自分のことを爺とは言った覚えは無いんだがなぁ。それを言うなら爺であるお前もそろそろ瞼が降りてきた頃か?……なぁ、髭切、膝丸。俺達はそろそろ床に戻ろうかと思うんだが、お前達はまだここに残るか?


***

ふふ、俺はその気持ちだけで天にも登る気持ちだ。……しかし、そうだな。兄者の前では物分りの良い弟であれと思っていたのだが、少しだけ寂しい時も──…、いいや、それは兄者も同じ事だな。( 首振り薄く笑み浮かべ、兄の口元から指先離せば薄く残る甘味を舐め取り )……あ、兄者……知っておられたのか。兄者にはその、いつも世話になっているのでな。差し上げたくてしたこと故、返しなど兄者は気になさらんでくれ。( 首振り )それに、兄者には沢山貰ってしまったのでな( 広い胸に身体を預けては梳くように髪へ手を差し入れて )

そろそろ次の展開について話しておこうと思うのだが良いだろうか?俺としては、鶴丸に茶々を入れられた通りに兄者と万屋に行ければと思っているのだが──…。少し進展させるならばそこで何かアクシデントを起こすのも悪くは無いな、と。兄者はどうだろうか?
 
 
 

135: 髭切 [×]
2019-03-04 02:25:21


髭切.
ありゃ、…お前は本当に真面目だねぇ。…ごめんね、大方は冗談だよ。戯れあっていただけだからそう落ち込まないで?(嘘ではないもののひとつ落とした言葉に反省どころか深く沈み込んだ姿に思わずぱちりと瞬きしては首を傾げ、押し付けられた頭を労わるように軽く撫でるとそのまま頬へと手のひらを滑らせ頬に添えたまま軽く力込めてうつむく視線持ち上げては視線を絡めようと覗き込み。こちらの思惑も告げぬまま問うた言葉へ正しさは兎も角求めた解を示した目の前の恋刀を愛しげに見つめては持ち上げた額へと己の額を合わせ答えて、一息の間には気付く事なく1つ隣から聞こえた声に肌を離し顔を上げると頷き)…そうだった、傍にいる限り僕が守るから平和に違いないよね。興味というより、お前の見る景色が少しでも良ければと思って…ああ、もうこんな時間だものね。…僕たちももう少ししたら部屋に戻るよ、あまり外にいると体を冷やしてしまうから。

鶴丸.
勿論俺とて抵抗もせずやられるつもりはないが…手負いの獣は恐ろしいからなぁ、まず牙を剥かれないようにするのが食卓と君の胃から逃げる近道だ…ん(言葉もじゃれつく腕も目の前で全て受け止め跳ね返すことすらしない穏やかな刀に肩をすくめつつも相手を倣いすっかり冷えた茶を飲み干しては盆へと並べ、問いかけた言葉の全てをはぐらかされた腹いせとばかりにわざと体重を寄せ凭れた体へ伝わる熱に小さく欠伸を漏らしては素直に頷き。兄弟刀の答えを待つまでもなく湯飲みの2つ乗ったお盆を持ち上げては軽く勢いをつけて立ち上がり言葉とともにふた振りへ差し出し)眠気がないとは言えんな…最近は出陣が多くていかん。…ほら、片すものがあるなら任せてくれ。鶯がやってくれるさ。

------------------------------------------

うん、そうだね、たくさん寂しくさせてしまった。物分かりの良い弟より、おねだりをしてくれる方が嬉しいなぁ…ほら、僕の寂しさはお前でしか埋まらないし、お前の寂しさを埋められるのは僕だけだろう?どうしたら穴を埋められるか、この兄に教えてくれるかい(離れた指先追って口付けつつ首元へ腕伸ばし閉じ込めるように抱きしめてはゆるゆると背を撫でて)ふふ、皆が騒いでいたからねぇ。…おや、同じことをそっくりそのまま返すかい?僕だってお前にお礼がしたいんだよ、今まで弟からたくさんもらっているもの(くすぐったげに目を細めつつも耳元へ口付け)

うん、勿論。僕のせいで少し話が停滞してしまっているからね、話を進めようか。万屋でアクシデントかぁ…はじめに行った終わりへ向かわせるのなら戦闘が起きるのも良いかと思ったけれど…他所のフォークがケーキであるお前につられて事が起きるだとか、そういったことが思い浮かぶかな。お前はどうだい?

136: 膝丸 [×]
2019-03-07 21:35:37

 
 
 
膝丸 :
……兄者は嘘つきだから信用ならん。( 自責の念に駆られ俯き兄から視線を外したものの、全てではないとしても冗談であったのだと拾った言葉に理解すれば、拗ねたと言わんばかりな口振りで応え己の顔を上へと持ち上げようとする兄の力に反する様に力を込めて。僅かな間を置きそろりと視線を持ち上げた所で、触れ合った額と声色から甘く煮つめたような言葉に口を開こうにも、第三者からの声に慌て背に力を入れると触れた兄の身体を押し仰け反るようにして離れては二つの声の主の方へと顔を向け。差し出される盆に視線を己の分であろう一度たりとも触れることのなかった湯呑みに視線向けると、それへと手を伸ばし一息に流し込み静かに盆へ返して )…ふふ、そうだろう?無論兄者は俺がお守りするのだぞ。 それに───…、あ、ああ、すまない。鶯丸も鶴丸も今宵は世話になったな。後日改めて礼をさせてくれ。…兄者も湯呑みを片してもよいだろうか?


鶯丸 :
吸い込まれるんじゃないかと錯覚するくらいに大きな欠伸だな。手負いの獣に襲われないようにそろそろ退散──…と、片付けを押し付けるとは随分と冷たいんじゃないか。( 伸し掛る重みが突然消えたことで僅かに身体が揺れるも、鶴丸を倣い立ち上がりながら からかいじみた嫌味を零し。横へと並ぶと仕返しとばかりに肩へ腕を乗せると遠慮の欠片もなくずっしりと体重を乗せ、白い羽織りの奥にいるであろう二人の兄弟の姿を肩越しに覗き込んでは欠伸は噛み殺 すものの、眠たげに数回ゆっくりと瞬きして )──片すなら湯呑みを鶴丸に預ければいい。一緒に片しておこう。お前達も長居しないようにするんだぞ。


***


っ、ふふ、俺はこうして兄者の目に写っているだけで──…っ、いいや…そうだな。…あ、にじゃ…、触れても…?( 背を撫でる手のひらに擽ったさ覚え小さく笑みを零すと、いつも通りの返しをと途中まで言葉を紡いだ後、兄の腰に腕を伸ばして一度は離した指先を再び口元へ持ちやれば色付いたそれをなぞりながら許しを強請り )う、む。兄者がそう仰るのならば待っていよう。だが兄者から貰い受ければ受けるほど、また返したくなってしまうのでな。きっと堂々巡りになってしまう( 耳元への口付けに首を軽く竦めるも、ほんの少し背伸びをし兄の額へと唇押し付け )

兄者のせいなどではないぞ!それを言うならば俺も同じ──と、本題に入るか。戦闘か、兄者はどういったタイミングでの戦闘を思い浮かべていたのだ?例えば今回のアクシデントで審神者に疑念を抱かせ後に戦闘に入ることも出来るのでな、差し支えなければ聞かせ願いたい。
万屋のくだりは兄者と同じだな。それ以外だと兄者が他のケーキを口にしてしまう、とか…。俺は兄者に対し依存気味であろう事から間違いなく兄者ではなく、ケーキ側に悋気を起こしてしまうのではないかと思う。兄者はどういった流れが一番好まれるだろうか?
 
 
 

137: 髭切 [×]
2019-03-13 00:44:42


髭切.
…うん、そうだねぇ…このままじゃ地獄の閻魔様に舌を抜かれてしまうかも(己の言葉に対しはっきりと悪い感情の示された声と手のひらに込めた力に抗う様視線を外したままの弟に瞬きをしてはからかいがすぎたかと僅かに眉を下げて、暫くののち応えた仕草に安堵した表情浮かべながらも己を戒める様に肩をすくめ。勢いよく離れた温もりに小さく笑い声漏らしつつ頭を撫でるとただ1人へ伝わる様耳元で囁き、湯呑みをあおる弟に倣い残りの茶を飲み干しては差し出された盆へそれを戻しながら笑みとともに礼を述べて。言葉をなぞって己の胸元を叩きつつかけられた声に応えると眠たげな様子を見せるふた振りに言葉を続け見送る様に手を振って)ふふ、それに…の後は2人の時にゆっくり聞くよ。うん、お言葉に甘えて僕も片してもらおうかな、ありがとう。この体は宵っ張りが過ぎると壊れてしまうからねぇ…ああ、君たちも随分と眠たそうだから早く寝ておいで。おやすみ、良い夢を見るんだよ。

鶴丸.
きみも人のことは言えないじゃないか…。はは、このくらい働いても良いだろ?働かざる者食うべからずって言葉も…ぐ、おもいんだが…(立ち上がる細身が倒れることのない様直接ではないながらも腕を伸ばし構えつつ嫌味をこぼした同じ口に欠伸をかみ殺す相手を見ては子供の様に反論して見せ、それのお返しとでも言わんばかりに正論らしきものを並べ立てつつのしかかる体から逃げる様に肩を揺らして。諦めたのか寄りかかる体支えながらも2つ湯呑みの増えた盆を腹あたりへ引き寄せてはここに至るまでの出来事思い返したのか言葉を止めて弟刀へと強請る笑みをひとつ、視界の端に見える鶯色へ親指を指しつつ冗談めかして答えると同じく手を振り)礼なんて要らないさ、そもそも茶を入れたのはきみだし俺は何も…いや、いろいろあったにはあったか…まあ茶菓子の1つでも奢ってくれればそれで良い。…ああ、眠そうにしてるこれを寝かしつけてくるぜ。きみたちも良い夢が見られると良いなぁ。

----------------------------------

…もちろん。お前の好きな様に触れて良いんだよ。さて、弟はどう触れてくれるんだい?(いつも通り紡がれかけた良い子の言葉が止まると驚きに僅か目を見開くも続けられたおねだりには至極嬉しげに笑みを浮かべ頷き、なぞる指先を柔く食み戯れつくとさらに体を寄せ期待を込めてじっと見つめ)…終わらなくなってしまいそうだねぇ。僕はそれでも構わないけれど……とりあえず。はい、口を開けて?少し早いけれど僕からのお返し(押し付けられた柔らい温もりにくすくすと笑い声こぼしながらもふと言葉止めると細長い形のチョコ菓子取り出してはその唇へと差し出して)

ふふ、こちらも堂々巡りになってしまうからお互い様ということにしておこう。万屋への道すがらで店内ででも、敵の乱入があれば戦闘に持ち込んでと思っていたけれど…確かにお前のいう流れにした方がしっくりくるかもしれないね。
どちらも可愛いお前が見られるだろうし、捨てがたくて困ってしまうなぁ…

138: 髭切 [×]
2019-03-13 00:46:00

(ありゃ、切れてしまったや。ごめんね。
僕じゃあ決められそうにないから、どちらかはお前の希望を聞いても良いかい?それでも決められなければ…そうだな、またくじでも引いてしまおうか。

139: 膝丸 [×]
2019-03-16 11:51:29

 
 
 
膝丸 :
ッ、( 人前でだらしのない姿を見せまいと勢いよく離れたものの、優しい手のひらで沿うようにして撫でられてしまえばそちらに意識を向けざるを得ず、注ぎ込まれた言葉に息を飲みつつ顔に出すまいと無意識のうちに身体がきゅっと強ばり。悟られまいと平気な顔で去ろうとする二振りに見送る声を返し )茶菓子か。ああ、任された。君たちも良い夢を見るのだぞ。

──、兄者。我らもそろそろ戻らねばならんな。こんな時間だ、誰も起きて来んだろうが…( 二振りの背中を見送り姿が見えなくなった頃、先に立ち上がり兄の両手の指先をくい、と急かすように引き。 )


鶯丸 :
…うるさいぞ。んん、これぐらいなんともないだろうに。…お前に寝かしつけられるほどじゃな、い。……は───、これ以上は明日に響く。俺たちはここで下がろう。どうやら俺は寝かしつけられるらしいんでな。( 自身が既に睡魔に負け始めていることに目敏く気付いた鶴丸に対し、反感的な言葉を返しながらも不意にかくんと頭が落ち。諦めの色を濃く残した大きなため息を吐き出すと、白い羽織が空気を含んで揺れる薄い背中の真ん中を軽く押しては前に進むよう促し自身もその後を続いて )

鶴丸、それは預かるからお前はもう戻っていいぞ。( 少し歩みを進めた後、そろそろ前を歩く人物の部屋の傍であることに気付けば不意に鶴丸へと声を掛け、ここまでで良いとばかりにお盆を受け取ろうと両手を差し出し。 )
 
 
***


ああまたそのような悪戯をして──…ん、は…ッ、こら、兄者。そんな目で見んでくれ。俺とておのこだ、歯止めが効かんようになってしまっても遅いのだぞ。( 己でも自覚している珍しい強請りが余程響いたのだろう、嬉しげな様子で指先を食む兄に嗜むように告げては反応待たずして唇から離した手を頬へ、薬指と小指だけで頤を軽く上向きに支えると擦り合わせるかのように角度を変えてひとたび、またひとたびと唇を合わせ。僅かに触れた唇を離せば額を合わせ熱の篭った声音で囁いて )あ、あにじゃ…!ふふ、本当に頂けるとは。それでは有難く頂こう。( 差し向けられた菓子に眼をひとたび瞬かせるも、その真意に花が綻ぶようにふわりと笑みを浮かべ。菓子を咥えると頭を少しばかり引くことで手から抜き取り、ほんの僅か顎を上げ逆の端を兄の口元へ向けたのも束の間、えも言えぬ気恥しさに瞼を伏せて端から食べ始め )

なるほど、そういうアクシデントもあるな。…その機会があるかどうか分からんが本丸に敵の乱入というのも悪くないのではないか?は、な……、か、可愛…ッ!?──んん、今回は……ううむ、せっかくだから初めに兄者が仰った余所のフォークに傷付けられるぐらいにしておこう。万屋の通りとなれば人通りも多いだろう、そんな中俺が兄者を探せるとは思えん。…いや、そもそも離れたりはせんのだが…!──で、だ。仮にそうするとして兄者は俺が傷つくのはどこまで許せるのだろうか?俺は別に噛み付かれるくらいは構わんのだが…兄者が苦手であればと思ってな。
 
 
 

140: 髭切 [×]
2019-03-24 04:25:13


髭切.
…うん、そうだねぇ。ひとまず部屋に戻ろうか、さっきの続きも聞きたいところだし。…誰も起きてこないだろうから、ね?(囁いた言葉を聞いたそばからじっと見ていればわかるほどに体を固めたまま挨拶を交わす弟を至極楽しげな表情で眺めてはそれにたがわず僅かに弾んだような声で答え、前も後ろも人気のない廊下にしばし考え込むと引かれた手に逆らうことなく立ち上がり。そのまま手のひらを握り込んで指絡めてはすり寄せくすぐりながらねだるように首を傾げて)

鶴丸.
あーあ、もうぎりぎりじゃないか…(頭の揺れる相手に背を押されるまま大人しく歩き出すと己から声をかけたからであろうか、頑固にも認められることのなかった言葉に肩を竦めては呟いて。後ろからかけられた声に自室の近くまで歩いていたことに気付くと髪を揺らし振り向いて、差し出された手へお盆を手渡そうとするも先ほどの眠たげな様子思い出してはやはりとそれを引っ込め。再び背を向けると厨へ向け歩を進め)ああ、…いや、最後まで付き合うさ。今のきみを放っておくとそこいらで寝てしまいそうだしな、鶯丸こそ先に戻っていても構わないぜ?


------------------------------------------


ん、ふふ、ごめんごめん…ふ、ん…まだ何か止めようとしているのかい?お前は真面目だねぇ(いつも通り慌てた様子を見せる弟に堪えきれず笑い声漏らすも肌へ添えられた手のひらにはぱちりと瞬きをひとつ、見上げる形で絡み合う視線の先熱を持って見えた琥珀色に目を細めては漏らした笑い声飲み込むようにして重ねられた唇を受け入れ。離れるそれに吸い付き音響かせては楽しげに目を細めたまま煽るよう囁き) うんうん、ゆっくり食べるんだよ。…僕はこっちからいただくから(緩みきった表情見るとこの小さな菓子ですら喜びに染める弟の愛らしさにぐっと息を詰めながらもそっと横髪を耳へと持ち上げ、一瞬差し向けられた端を追って唇で捉えると味楽しむように噛み締めながら食べ進め)

ああ、少し描写がややこしくはなるかもしれないけれどそれはそれで楽しそうだね。…どうしたの、今更。お前は可愛い可愛い僕の弟でしょう?…たしかに、万屋は人が…ふふ、刀が多いものねぇ。僕が迷子になってしまうかもしれないし。…本当はお前に傷なんてつけさせたくないけれど、そうだな…ううん、噛みつかれるのも構わない、かな。あとで何をしでかしてしまうかは別として。

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