TOP > 1対1のなりきりチャット

( __二振一具__ )〆/192


最初 [*]前頁 次頁[#] 最新 50レス ▼下へ
自分のトピックを作る
61: 髭切 [×]
2018-05-27 23:00:38

…ん、…ふぁ、おはよう……んん、おはようの時間ではないかな。さっきまであれだけ可愛らしく鳴いていたのに、寝起きがいいねぇ(指先の触れる感覚、肌の上で揺れる髪にゆっくりと瞼震わせ視界開いてはそれを埋めんばかりに映る愛しい顔、衝動的に鼻先へと口付けては欠伸を漏らし。一通り息を吐き出すと体を起こしては視線巡らせて、低くわずかに差し込む橙色の光にゆるりと首を傾げ独りごちる。先程まで触れていた指先とは打って変わって相手の体労わるように肩から腰へとなでおろしては臆することなく言葉放ち覆いかぶさるようにして額へ口付ける、そのまま頬へと唇這わせると先程まで己の欲を受け止めてくれていた弟に先を越された僅な悔しさに悪戯含ませ甘さの滲む肌へと噛み付いては離して)…体は?どこか辛いところはないかい。

-----------------------------------

また時間が空いてしまったねぇ…ごめんね。よしよし、泣かないで。お前に泣かれると僕は困ってしまうんだ(ぽんぽん)いやいや、落とし所を見失っていたからとても助かったよ。ありがとう、さすがは僕の弟だね。うんうん、気がすむまで付き合ってくれるなら次を楽しみにしていようかなぁ(にこりと笑み深めて一つ頷き)

お前もそう考えていたのかい?鏡写し、交わらないだけで僕たちは同じ存在みたいだね。(嬉し気な色混ぜて答え) くじ引きかな?それなら平等だし、正直どれがでても楽しいと思うんだよねぇ…だからいい案だと思うよ。(手元のくじをじっと見つめ)…さて、何をどう選択肢に入れようか。誰が誰に懸想しているかを選択肢にすれば分かりやすいのかな。

そうかい?お前がそう言うなら良いのだけど。あはは、得意とは言わないけれど長くするのも嫌いじゃないから、お前は心配しなくて大丈夫だよ。むしろ新鮮で楽しいかもしれないなぁ( くす )結局また長く話してしまいそうだから、申し訳ないけれどばっさり行かせてもらったよ。お前と話すのは楽しくて困るね、際限がなくなってしまう。…僕も、お前の言葉を楽しみにしているよ。また手の空いた時に、ね( なで )

62: 膝丸 [×]
2018-05-28 19:37:39

 
 
 
ああ、すまない、起こしてしまったか?───ふ、そろそろ夕餉が近い頃合だろうか。
( その瞳が閉じている間くらいは、と甘やかすように指の腹で撫ぜるも控えめな寝息をたてていた口唇より微かな声が漏れると手を離し詫びの言葉をひとつ。覗き込むように近付くと射し込む橙の灯りに照らされ滑らかな頬に影を作る睫毛が揺れやがてその狭間から揃いの瞳が現れるまで見つめ。──ぱちり、視線かち合った途端鼻先に落とされた口付け、そして隠すことのない不満げな様子に小さく笑みを浮かべては自身へと覆い被さる背をぽんぽんとあやす様に叩いて。尊大な兄の愛らしい姿に口許緩ませていたのも束の間。額から頬へと送られる口付けにきゅう、と瞼閉ざしながら労わる様な手付きで撫でる手の平、そして悪戯に食む口唇より逃げるように僅かに身を捩り。先までの情事を思い出してしまう、それより前に。と勢いに任せ兄の両頬へと手を添え口唇に触れるだけの口付けを落とし、慌てて口を開くも最初の勢いとは裏腹に段々と声音は小さくぽそぽそと呟き )……──な、鳴いていた、は余計だぞ。ん…、平気だ。むしろこれ程までに満たされた気持ちになったことはない…くらい。

***
 
だから泣いてはない…と!( 裾で目元拭い/ごしごし )なに、そう気にする程ではないぞ?兄者の余裕がある時で良いのだからな( 頬に手を添え/ふ、 )…─よかった、──…うっ、…うむ、次は期待していてくれ( 深くなる笑みに墓穴掘ったかと冷や汗かきながら目線逸らし )

ああ…!本当にな。( ほわり、綻ぶように表情和らげ )うむ、俺も兄者の提案はどれも楽しそう故決めかねてしまってな、これならば天啓として身が入るというもの!( くじを文机の上に並べると筆片手に兄の顔色伺うような視線向け )ああ、その方がわかりやすいだろうな。ならば俺はこの文の秒の値が偶数ならば鶯丸は鶴丸へ想いを寄せるとしよう、奇数ならば大包平、で───よし。( さらさらとくじに名前を書き記し )兄者の分も書いておくか?

──そうか…!そう言ってもらえると嬉しいぞ。俺も兄者とのやり取りはいつも新鮮で楽しいのでな( ゆるり眦和らげ )こうして新しい会話に花を咲かせるのも一興、ばっさりと切ってもらえる方が俺も助かる。( 心地よさそうに目を細めつつ撫で受け )ああ、お互いのやりやすいペースで、な。兄者のことを考えながら待つのも離れていた頃を思い出して良いだろう?( ふ、 )
 
 
 

63: 髭切 [×]
2018-05-29 07:37:58

どうせ起きていただろうし、謝ることはないよ…ふふ、昼餉は結局食べ損ねてしまったね。(己の覚醒により離れてゆく手を取り引き寄せると手のひらへと口付けて自らの頬へと当て、先程までの心地良い体温ねだるように頬摺りして。愛しい番の顔に笑みが浮かぶ、それだけで小さな不満はかき消え背を撫でる仕草認めると受け入れるように動きを止めて。逃げる体と閉じられ瞼は先程までの交わりを思い浮かべているのだろうか、想像の先に釣られるよう熱を持ちかける肌抑える為かゆるゆると頭を振るも頬挟まれると予想から外れた動きに目を見開き。次いで視界を埋める薄緑と塞がれた唇、弱々しく紡ぐ言の葉に状況理解すると愛しさ込み上げ堪え切れぬ笑みを眦に浮かべては自ら顔寄せ軽い音とともに口付け一つ落として)…ふ、ふふ。ごめんね、お前が可愛らしいものだから。…そう、それなら良かった。僕も満たされて、…こういうのを幸せ、っていうのかな。

-------------------------

うんうん、そういうことにしておこうか。ほら、こすると腫れてしまうよ( 手首取り上げ目元に口付け )お前は優しいねぇ、安心して言葉を返せる。ふふ、ありがとう( 触れる側へと顔傾けて )僕の弟が楽しませてくれるのを期待していよう ( 楽しげな様子で頷き )

ここまで話を合わせられるのは嬉しいものだね( 表情につられ甘やかすように頭なでなで )ええと、お前のくじは…鶯丸から大包平、かな?どうしようか、それなら鶴丸の方は鶯丸に想いを寄せていることにしようかなぁ。驚きを求めて僕もくじにしても良いのだけれど、お前はどうだい(手元覗き込んでは首を傾げて見遣り)

お前もそう思ってくれているなら何よりだよ。お互いが楽しまないと勿体ないもの( 指先で目元なぞり )それなら良かった、其方でも長く感じたら適当に切ってしまって良いからね( ゆるむ表情に撫で続け )…そういわれると、早く迎えに行ってあげないと…って気分になるよ。…まあ、なにより僕が会いたいのだけど、ね。

64: 膝丸 [×]
2018-05-29 21:41:03

 
 
 
ッ、ふふ、兄者…くすぐったいぞ…?──うむ、夕餉はきちんと食して頂くからな。残すようなら雛のように口へ運んで差し上げる心積り故、覚悟なされよ。
( 邪魔になるだろうと離れようとした手はあっという間にかすめ取られ、手のひらへと落とされる口付け。この兄に他意はないと分かっていながらも過去に聞き齧ったその意味も相まって感じる擽ったさに笑い声とともに肩を竦めると甘えるような仕草に答えるようにふんわりとした髪へと指差し入れ撫ぜつつ、ほんの悪戯心で揶揄う様に夕餉のことに触れ。半ば勢い任せに口に出した本心、伝わらなくとも良いと思っていたが兄の表情見ればすべて伝わったのだろうと確信する。愛しき番からの口付けは受け入れながらもその笑みばかりは腑に落ちず、ぐうっと言葉飲み込み思い出すは先程自身が口付けた時の反応。双眸閉じてはその光景を思い浮かべるように言葉を続け )む、兄者も先は大層愛らしいものであったぞ。兄者は不意打ちに弱いからなぁ?……─ん、兄者も同じ気持ちだったのだな、あなたがいなければ朽ちるまで知ることのなかった感情だ。

***

う、うう……。俺は兄者の弟なのだからそのような軟弱者ではないぞ。( 兄の行動に両の目ぱちりと開けば驚きに涙は引っ込み )俺はいついかなる時でも兄者の心休まる場所で居られる、それだけで身に余るほどの幸せを感じるのだから( ふ、と微笑み浮かべては触れた頬の感触楽しむように撫で )必ずやこの膝丸、兄者の期待に応えて見せよう…!( 期待、の二文字に反応し意気込み/ぐっ、 )

ああ、どうやらそのようだな!──ん、ううむ…俺はどちらでも構わんのだが……( 自身の頭を撫でる手のひらの心地よさに擦り寄りながらもじい、と相手の顔色をうかがい )……そうだな、兄者の目がくじを引いてみたい、と語っているように感じたのでな、折角だ、用意してみたぞ?( それぞれ三日月、一期一振、鶯丸と書き記したくじを用意し/すっと相手の方へと差し出して )数は兄者のお好きなように組み分けてくれ。

うむ、兄者の言う通りだ!( なぞる指先に擽ったさ覚えると喉奥鳴らすように笑い声上げては両目閉じ )ああ、こちらでも良いところで削ったりしているので問題ないぞ…!( こくり頷き )──…!そ、それは俺とて同じ事。兄者に会いたいと日頃思っている程なのだから。ああ、でも偶には迎えに来て頂くのも悪くはない…かもしれぬ。あなたはいつだって俺よりもずっと先にいるのだから( ふ、と口許緩めては懐かしむように呟き )
 
 
 

65: 髭切 [×]
2018-06-01 22:49:23

ん、…僕が触れたいんだ、少しだけ我慢して?…雛、雛鳥かぁ…構わないけれど、その代わりお前のことも僕がどろどろに甘やかしてあげよう。それでも良いかい(肩すくめる仕草と紡がれる言葉拾い上げつつもその声色に拒否の色が全くと言って良いほどないことに眦緩め、問う形をとりながらも答え待つまでもなく体温求めるように頬寄せて。髪を通り肌を撫でる指先が心地良いのか頭揺らす動きを止めるともっととねだる視線を相手へと向け、重ねた指先で手の甲なぞっては慈しむように穏やかな動きで絡め。兄へと向け珍しく揶揄う色乗せて伝う言葉に考える仕草見せ、暫くの後受け入れんとばかりに大きくうなずき重ねていた手のひら話すと開く唇を押し撫で至極楽しげな笑みを浮かべてみせ。納得がいかない、素直な弟は表情にそうありありと浮かべそれを視界に入れつつ唇から溢れる笑い声は更に増し。反撃のように紡がれた言葉にそれ収めてはたまにはと素直に認める言葉返し身を起こして)…まぁ…僕の不意をつけるのはお前くらいのものだから、結局僕はお前に弱いんだよ。…ふふ、僕も同じだ。愛しい番に教えてもらった感情だもの、大切にしないとね。

------------------------------

うんうん、お前は強い子だね。泣かない泣かない(まだ潤んだものの雫の止まる目元をよしよしと撫で)…お前は本当に可愛らしいね。いつでも帰って来たくなるよ( 伝わる体温に瞼閉じつつ呟いて )…ありゃ、焚き付けちゃったかな?まぁ、頑張ってくれるなら僕はそれで良いかな( くすくす )

ありゃ、僕はどちらでもよかったのだけれど…ふふ、せっかく作ってくれたなら使おうか。そうだね、この文の秒のいちの位がまでなら三日月、6までなら一期、それ以外なら鶯丸にしよう(作られたくじにまなじり緩ませうんうんと頷き)

僕は充分楽しめているから、お前が楽しめているなら達成かな。…今の所、問題なく楽しんでくれているようで何よりだ( 閉じられた瞼へと軽く口づけ落とし )それなら良かった、何か大事なところを削ってしまったらお互い様で許してくれると嬉しいよ。もしくは無理やり連れて来ても構わないし…ふふ、仕方のない弟だなぁ。僕がしっかり迎えてあげるから、良い子で待っているんだよ。(緩む口元を遊ぶように両頬挟んでは揉み、そのまま手のひら滑らせては抱き寄せ)

66: 膝丸 [×]
2018-06-05 00:13:18

 
 
 
あ…あにじゃ…!──う、それでは意味が無いではないか…!俺が兄者を甘やかしたいのに。
( 愛しい愛しい番からのささやかな願い。自身の反応を待つことなく擦り寄せてくるその仕草は有無を言わせぬ程のものであるにも関わらず、ぎゅううっと──まるで心の臓を直接握られたかのような衝撃に情けなくも兄を呼ぶことしか出来なくて。募る思いに息苦しさすら覚えながらも強請る視線に逆らう事なく柔らかな色味の髪梳くように撫ぜては重なる手、絡まる指先に幸せそうに、そして溢れんばかりの愛しさに緩りと目を細め近付くために半身持ち上げると髪に触れる手とは逆の手で相手の前髪かきあげ露になる額へと口付けをひとつ。自身の放った言葉はさぞかし兄の笑いを誘ったのだろう、くすくすと己を挑発しない程度の笑みだったそれは誤魔化しのきかない程になっており。笑い声に不意をつかれぱちり、双眸まるく開くも次いだ素直な言葉にすぐさまその表情は嬉しさと気恥しさ入り交じる複雑なものに変わり。身体を起こした兄に続くようにしっかりと身体起こせば乱れた服直し、顔半分隠すように口元へ両手運びぼそりと )──っ、またそのような事を。ずるい、あなたはどれだけ俺を調子付かせるのだ。夕餉に向かわねばならんのに……、こんな緩みきった顔では皆の前に出れん…、っ。

***

…ふ、我ら兄弟は互いの側が居場所なのだからお好きな時に帰ってきて良いのだぞ…?ああ、でもそうなってしまっては寧ろ俺が離れがたくなってしまう、それこそ一時も。( 涙は止まったもののじんわりと熱持ったまま赤らむ眦触れられ恥ずかしそうにはにかみ/双眸閉ざす兄の額に重ねるように自身の額合わせ )

うむ、まあ折角だからな、こういうのも刺激になって良いだろう?( 自慢げに胸張り )……っと、兄者のクジは──三日月、だな?鶴丸がケーキであるかフォークであるかは任せよう、空いた方を俺が頂く。夕餉の後に同時進行させるもよし、ひとまずどちらか片側だけの話を進めるもよし。兄者はどちらが良いだろうか?( ゆるり首傾げ )

っ、( 柔らかな口唇の感触に目をゆっくりと開き )ああ、俺も無意識に削りすぎてしまう事があるだろう、そうして頂けると助かる。( うむ、 )──!( 両頬弄ぶように触れられ兄者のお好きなように、と無防備にしていれば突然引き寄せられた事に受け身取れず抱き竦められるよう腕の中へ )ふ、そうだなぁ、兄者に迎えに来て頂けるならば兄者好みの良い子でいなければならんな?凛と前を向くあなたの背中が一等好きだが振り返る時の優しげな表情も堪らなく愛おしい。( 美しい顔ばせ拝むように両手で包み込むように兄の頬へ手を添え覗き込み )
 
 
 

67: 髭切 [×]
2018-06-09 13:16:39

ふふ、可愛い可愛い僕の弟。ええ、仕方がないなぁ…気が向いたら甘やかされてあげるよ。気が向いたら、ね?(拒まれるでも、振り払われるでもなく、ただ自分の意思でのみすり寄せた甘えを受け入れるその手のひらに触れた箇所が温もるのを感じては小さく笑い声を漏らし、愛情で埋められたような声色で呼び名を紡ぐ唇に眦緩めて。慈しむような指先が柔く髪を撫でる感覚に、百を、千を生きて来た自分が肉の器を持ち番として愛しい対の弟に触れられていることを再確認しては琥珀色を幸せに蕩けさせ、ただ肌に触れるだけの口付けにすら肩震わせると身を寄せ答えるように頬へ口付けを落とし。ころころと表情を変える弟の、緩むそれを視界に収めては思わずぱちりと瞬きを一つ。両腕伸ばし抱き寄せ腕の中へとその半身閉じ込めると表情覗き込むように額を合わせて声に混じるからかいの色隠すことすらしないままその一端には黒く淀むような独占欲を滲ませて)…あはは、ずるいかぁ。そんなに可愛い顔をして…ほら、よく見せて?お前も僕に弱いのがよく分かったよ。…でも、そんなに可愛い顔は他の刀には見せられないかなぁ

------------------------------

お互いが帰る場所…ふふ、そうだね。離れなければ良いんじゃないかな?ずっと一緒にいようよ。( 相手の言葉繰り返しゆるゆると頬を押し付け )

うんうん、お前の提案のおかげで楽しかったよ。ありがとう ( 幼子褒めるようによしよし )そうだね、鶴丸は三日月に懸想をしているらしい。…ううん、折角だから逆の…フォークの方をして見たいかなぁ、お前が構わないならそれでお願いするよ。出すタイミングを失いそうだから、ややこしくなくならなければ同時進行で良いと思うけれど…長くなってしまいそうだね?( 釣られたように首かしげ)

…ふふ、綺麗だね。(開く瞼の向こうにこちらを除く瞳見ては微笑み) 長くすると、お互い際限がなくなってしまうからね…削りすぎ、のくらいで丁度良いかもしれないよ。( うんうん )お前がいい子でなかったことなんてない気もするけれど…ふふ、僕が振り返ったときの、お前の嬉しそうな顔が僕は一等好きだなぁ(抱きしめる腕離さないまま触れる手のひらに表情緩ませては相手の言葉を引いて答え)

68: 膝丸 [×]
2018-06-14 22:44:37

 
 
 
…む、ぜったい、絶対だぞ。
( 言葉は気まぐれなものでありながらも兄の仕草は正しくも甘えるものであり。拗ねたような口振りで言葉並べては、いつかの兄の手のひら思い浮かべその記憶を辿るように口唇で、手のひらで──…自身の思い全てを乗せるように頬や瞼、髪に触れ。甘くあまく、まるで砂糖菓子のように柔らかな声の音が耳許を擽ったと思えば頬に落とされる口付け。──そのことに ぱちり、正しく無我夢中に触れていた兄へと視線合わせると蜜のように蕩けた瞳から奪われたように視線逸らすことが出来ず、その神々しさと言えば思わず はぁ、と感嘆の溜め息が出る程。時間を置いて襲い来る羞恥に熱を持ち始める頬を誤魔化すように ぐりりと兄の首筋へと額押し付けては、そのまま引き寄せられるがままに兄の腕の中へ。額を合わせることにより、更に近づいた兄のかんばせに喉を鳴らしながらも自身に向けられる言の葉に混じった欲。鬼を切った事のある兄は厭うやもしれぬその欲は自身にとっては何よりも甘美な毒であり。どろりと纏わり付くそれがもたらす快感に身を震わせながらも挑戦的に口角上げてみせ とん、と胸を一突きし )何を言う、俺のすべて──…頭の先から爪の先まで丸ごと兄者のものだと言うのに。兄者こそ…他の者を愛でては俺は何を仕出かすか分からんぞ。

***

ッ、よ、よいのか……?兄者が、…兄者がお許しになるのであれば…俺を兄者の側に置いてくれ…!( ぱああっと隠すことなく興奮した面持ちで )

そうだろう…!もっともっと褒めてくださっても良いのだぞ…?( どこか誇らしげに撫で受け )うむ、食われる方…だな?となれば俺はフォークの役回りを頂こう。( こくり頷き )俺も片側だけとなればタイミングを失ってしまうだろうと考えていたのでな、丁度良い。長さは──…うむ、描写は中あたりを意識しようとは思っているのだがどうだろうか?同時進行している間はさっくりと回せるよう俺も努力する心算だ!──と、言った形で良ければ次あたりに夕餉前か夕餉後に飛ばそうかと思うぞ。( うむ、 )

──…兄者の方こそ、どんな月よりも…おうつくしい。( 視界いっぱいに広がる兄の姿に瞳蕩けさせては視覚に囚われ舌足らずに言葉紡ぎ )いついかなる時も兄者を独り占めしたいと考えている俺が良い子とは…、ふ、くくっ、兄者も変わっておられる。───…んな、や、やめてくれ…!そ、そのような顔はしていない…は、ず…だぞ?( 己でもどのような表情していたか察し、その表情見られていたことに恥ずかしさ覚え耐えきれず虚言並べて )
 
 
 

69: 髭切 [×]
2018-06-19 01:08:36

ふふ、わがままな弟。…わかったよ、約束。ほら、指切りげんまん…弟が僕を甘やかす約束。(何気なくこぼした言葉拾い上げては拗ねた声色で答える姿見せる番を見つめては他の刀に見せないこの表情すら己へ甘える仕草なのだろうと心緩めては小さく頷き。触れあった肌全てから伝わる体温にほうと吐息漏らしては相手の目の前へと小指突きつけて、滑る指先から小指絡ませ持ち上げると童子が約束事を交わす真似事のようにその手を揺らしては言葉を紡ぎ、それが守られるとも守られずとも弟を縛るように感じた言葉に僅かに目を細めて。朱に濡れた頬視界に収める前に首筋へ押し付けられた額とその熱に隠れた表情思い浮かべてはくすくすと小さく笑い声響かせて。己の口から漏れ出る欲、己が逸話を否定する様なそれを厭うてかはくりと唇動かすもその黒すら飲み込み笑みを浮かべた番に瞬きを一つ落として。ただ腕を伸ばし一度きり、強く抱きしめては立ち上がり裾をはたいて)…うんうん、お前は僕のもので、僕はお前のものだものね。お前が何をしてくれるのかは少しきになるから…まずは、その他の刀がいるところへ行こうか。そろそろお前もお腹が空いただろう。

------------------------------

良いも何も、お前はぼくの…ふふ、そんなに喜んでくれるの?( ただ隣に在るのを当然として紡いだ言葉に興奮した声色すら覗かせる姿に思わず頭を撫で )

よーしよし、僕の弟はいい子だねぇ。可愛らしくて頭も切れて、色気があってやきもちやきで…うん?これは褒め言葉かな?でもまあ、どんなお前も好きだからなんでもいいかな ( 首かしげつつよしよし )ありゃ、間違えてしまったよ。うんうん、お前がフォークであっているよ、ごめんね。( こくん ) そう?それなら良かったよ。あまり長すぎても時間がかかってしまうしねぇ…僕もそのあたりだと有難いかなぁ。…おや、ほんとう?それじゃあお願いしようかな、さっくりと切ってしまおう。いつも助かるよ( ぽんぽん )

…ふふ、またそんな顔をして、そんなに可愛いことを言って。お前は僕の顔が好きだねえ(蕩けきった瞳と声に笑み深めるも身の内の震えから逃げるように揶揄う台詞続け)そうかなぁ、お前はいい子だよ。そうして考えるだけでやろうとはしないんだもの、もう少し悪い子になっても良いくらいだよ。…わかってるくせに。僕が好きで好きで堪らないって、今すぐここに会いに来てくれって顔をしてるんだよ。(逃げるため紡がれた言の葉に意地悪く微笑んではそれねじ伏せるように表情思い起こさせるように頬撫でつつ答えて)


70: 膝丸 [×]
2018-06-22 22:53:41

 
 
 
偶には俺とて我儘を言う。それにしても…こうしていると昔を思い出すな。───…っ、あ、兄者!?気になるとはそれはどういう意味……ッ、いっ今のは…不可抗力であってだな…。ああ、もう…!早く行くぞ、遅れては皆に食われてしまう。
( わがまま、そう言葉にされると気恥しさに言い訳じみた返しをひとつ。差し出された小指に一寸呆気に取られるも見よう見まねで同じように差し出した小指を掠め取られ、聞き覚えのあるフレーズに懐かしさ覚えて。果たしてそれは自身がやった事なのか、それとも嘗ての主らがやっていた事なのか、長くある歴史の中で曖昧になった記憶ながらも目を伏せ感慨深く呟く。そうして愛しい番の腕の中、甘く言葉紡ぎ合うも最後にと背が仰け反る程にきつく抱き締められ、やがて解放された時には既に先程までの欲は全く感じられず、眼前の兄はいつもの " 兄 " の姿。笑顔浮かべ悪戯げに紡がれる言の葉に聞き返そうとするもその声すら遮るようにくるる、と腹の虫が響いて。慌てて両手で鳩尾抑えるも時すでに遅し、聞こえただろうその音に先までの色とはまた違った色で顔を朱に染め逃げるように踵を返し。

ざわざわと出来上がった面々が数名居る中、少々遅れたものの食事の席に着くとなんとか食事は残っているようで。ふた席分空いた場所へ向かえばベッドメイクかと思うほど丁寧に座布団整え直した後、手のひらで兄へ座るよう促して。その逆側──萌葱色の頭に視線向ければ失礼する、と一言だけ告げ )


 鶯丸 : 

二振りして随分と遅いお出ましじゃないか。…───それにしても、随分と甘い香りをさせて…夕餉前に甘味でも食べたのか。…なあ、髭切?
( 自身の膳にはまだ多く残っているものの当の本人はこれ以上は口にするつもりもなく、食後のまだ暖かい茶を啜りながらこちらに向かって声をかける薄緑色にゆるりと目を細めるだけで答えとし。その刹那ふわりと香る甘い香りに脳裏に浮かんだ白い同じく鳥の名を有する刀思い浮かべては昼餉の時間から姿を見せることのなかった二振り─弟刀を甘味と揶揄しつつまるでただの日常会話のように問いかけ )


***

当たり前だろう、あなたの傍に入れるのならば何よりも有り難きこと。( 頭撫ぜる感触の心地よさに目をゆるりと細めて )───っ、な、う…うう、喜んで良いのかわからんぞ兄者…。( 自身を形容するように並べられた単語に複雑そうな表情浮かべ )俺の前半の返しはばっさりと切ってもらって構わん故、兄者のお好きなように。ああ、それと俺は短い文に纏める事にあまり慣れていないから度々長くなってしまうやもしれんが兄者は気にせずやりやすい長さで良いからな。ひとまず夕餉の最中として進めたがこのまま食事を終わらせたことにしても良いのでな、楽な方で進めてくれ( うむ、/こくり頷き )礼を言うならばそれこそ俺の方だ。こうしてスムーズに事が進んでいるのはいつも兄者が合わせてくれるからこそだぞ?( ゆるり首傾げ )

また俺は変な顔をしていたか…?( 兄の言葉に蕩けた表情から はた、と双眸瞬かせては自身の両頬へ手を添え )顔だけでなく兄者の全てを愛しいと思っている!無論、その気高きお姿もまた俺の心を乱すわけだが…。( うぐ、 )っ当たり前だ…!あなたは源氏の惣領となるお方、おいそれと物のように独占されては───…っ、は…、( 捲し立てるように言葉を紡ぐも遮るように触れる指先にじわりじわりと熱がこみ上げ )今日の兄者は意地が悪い…!そこまで分かっていながらいつも涼しい顔をして…、俺ばかりが思っているみたいではないか。( 自身の頬撫ぜる兄の手のひらに隠れるように顔をすり寄せ )
 
 
 

71: 髭切 [×]
2018-06-27 02:30:51

ふふ、ありがとう弟。…お邪魔するよ。(整えられる座布団とその手際を感心したように眺めつつ満足した弟が手を離すのを見とめると甘やかされる感覚に笑み混じらせながら感謝の言葉を告げて。次いで隣の春告鳥へと声をかけるそれに便乗するよう述べては整えられた座布団へゆるりと腰を落とし。食事の準備に手を動かしながらもかけられた声に一瞬目を開きすぐその表情隠してはちらとそちらへ視線を送り、少し前の己が食事のたび目にしていたようなまだ残されたままの膳に瞬きをして。伺うよう表情眺めつつも返す言葉に揶揄うような色を混ぜて送り)…うん、あまりに美味しそうだからついつまみ食いをしてしまってね。…君の方こそ箸が進んでいないみたいだけど、間食でもしたのかい?それとも、何か味が足りない?

------------------------------

お前が望まずとも離すつもりは無かったけれど、こうしてお互いの望みでそばにいる方がずっと幸せだね(連れ目がちの瞳が緩む様子に満足気な色を乗せて言葉紡ぎ)
まあ、ほら、細かいところは気にしないで…僕がお前を好き、ってところだけ分かってくれれば良いよ(並べ立てた単語を切り捨てるように笑み浮かべると首を傾げ)お言葉に甘えて、長くなってしまいそうだからすぱっと行かせてもらったよ。お互い自分のやりやすいようにできたらいいよね…ああ、次あたりに鶴丸を押し込むつもりでいるから少し話したら食事も終わらせてしまおうか。このまま話を長く続けても構わないけれど、場面が変え辛くなるかな。 提案ありがとう( よしよし )どうにも話を変えたり飛ばしたり、っていうのが苦手でね…お前が引っ張ってくれる方が有難いんだ。だから素直に受け取って、ほらどういたしまして、って(頬挟んでじっと)

変な顔どころか…とっても魅力的な顔をしていたよ?食べてしまいたくなるくらい(誤魔化す言葉探し暫く逡巡するも諦めたのか欲をそのまま言葉に乗せ )うんうん、知っているよ。ああでも…お前が僕のどこをどのくらい好きかまではさすがにわからないから、また教えてもらわなきゃね。 (くすくす) その源氏の惣領をそうやって独占していいのはお前くらいのものだって話をしたいんだけど…あはは、僕の弟は可愛いなあ。…ありゃ、そんなことを言うってことは僕がどれだけお前を好きか、ちゃんと伝わってないって事かな?(擦り寄る肌の目元を指先で撫でつつ表情覗き込み視線絡めて)

72: 膝丸 [×]
2018-06-30 01:34:52

 
 
 
 膝丸 :

うむ、兄者が座られるのだ、出来るだけ良い席でなければな。本来ならば上座でも良いだろうが…、────?
( 横に膝を付き兄が腰を下ろすその時まで座すことなく見守りながら言葉紡げば自身らの主人の席へと視線を向けて。とは言え行動に移さぬのは少なからず兄と巡り会うことが出来た感謝から。兄に続きしゃんと背筋伸ばしつつ腰を下ろしては刀派含め非なる者であるはずなのに纏う雰囲気、掴めそうで掴めない、そんな共通点を持つ二人の応酬を顔全体に疑問符浮かべながら、箸片手に戸惑いが綯い交ぜになった視線で交互に見やり )


 鶯丸 :

ほう、お前がそこまで認める物ならば是非とも相伴に預かりたいものだなぁ。…箸?──…ああ、これのことか。なに、そちらが気にすることではないさ。鶯というのは少食でな。だがまあ…肉食の鳥、好むものは獅子と同じだろう。
( 兄刀の向けた、こちらの出方を伺うような不躾な視線に気を悪くするどころか全くもって気にすることもせず。マイページにも暖かな液体を喉奥へ流し込みじくじくと胸を焼くような食道を伝う感触にほうっと一息つけば湯呑みを持ったまま両手を膝元へ下ろし。顔ごと視線を相手へと向けゆうるりと目を細めて一言、" 美味しそうだったから " 、それが何を指したるかは聞かず確信を持って挑発するように" 相伴 "と答え。次いで投げられた問いには深くは語らずともうっそりとした笑みを浮かべては仄めかす言葉を否定も肯定とも取れるような返しを送り )

***

( 愛しさ募り募って溢れんばかりのそれを噛み締め )俺も兄者の事を好いている、それこそ兄者よりも、だ!
ああ、そうだな。俺は同時に進めるということもあまりしたことが無い試み故、何かと粗相をしでかしてしまうやもしれんがよろしく頼む。( す、と居住まい正し )いや、それで構わんぞ。俺も兄者が夕餉を食べ終えた所で片付けという名目で席を離れようと思っていたのでな。…──ふ、兄を補佐するのも弟の役目、俺はそちらの方が得意だからな!補い合うくらいが我らには合っている。( 撫でられ誇らしげに )っ、う……どういたしまし……て?( 見詰められ兄からの言葉を無下にすることは出来ず促されるまま言葉口に出し )

っ、──…?またそう…おかしな事を、( 素直に認めるには些か素直さが足らず。僅かに耳許へ赤み滲ませ )…む、望むところだ。だが、その…どうすれば伝わるのか、この出来の悪い弟へお教え願いたい。( 伺うように兄の方へ身体傾けては下から覗き込み )──つ、伝わっている!( 俺、だけ…と口の中で味わうように兄の言葉を転がしその幸福感に浸るも束の間。目元をなぞる指先、絡まる視線に良からぬ事起きぬよう慌てて口を開き )
 
 
 

73: 髭切 [×]
2018-07-03 00:29:12

髭切.
そんなことを言っているとへし切くんあたりに叱られるよ?少食ねえ、肉食故に味の好みがうるさいだけだったりして。…だめだよ、あれは僕のだもの。手を出されたら腕の一つや二つ落としちゃうかもしれない(主たる存在がいるにも関わらず己を上へと据え置こうとする弟に満更でもない笑み浮かべつつも窘める言葉をかけ。話が通じたであろう相手の返答に口端持ち上げては揶揄う言葉をそれに収め、一度口閉じて箸を手に手を合わせる。さて味気のない食事をと、目の前の膳に手を伸ばすまもなく続けられた煽るような言葉に目を細めては冗談とも本気ともつかない言葉を紡ぎ笑みを深め)

鶴丸.
や、三人で夕餉かい?珍しい面子じゃないか。…鶯丸、君はまたそんなに残して。それじゃ夜半に腹が空くぜ(背後より忍び寄るまま剣呑な空気に気付いたのか気付いていないのか、膳を前にしたままの3人へぽんと声をかけては鶯丸の肩に手を置きさり気なく手元に視線を遣る。食事が残されたままのそれ見ると僅かに眉潜めては幼子を叱るかのように触れた肩を叩きつつ言葉を紡ぐと3人の座る向かいへと足を向ければ表情伺うように眺めて)

------------------------------

お前が僕より僕を好いているなら、僕はお前よりお前を愛してあげないとね。(うんうんと頷いては蕩けるように笑み)
まあまあ、そんなに固くならずに。僕もお前も不慣れなことがあるんだからお互い様で行こうよ。何かあったらここで伝えれば良いし、正直何が置きても気にしない自信はあるからさ( 生真面目に紡ぐ言葉を緩めるように頭撫で )
結構無理やり押し込んじゃった、どうにかなるよね。…うん、じゃあこのまま行こうかな。お前は本当に真面目で良い子だねえ…これからもよろしく頼むよ ( にこ )そうそう、よくできました〜(促す言葉が繰り返されると満足気に頷いて)

おかしくないよ?お前はとっても可愛くて美味しそう。フォークでなくとも食べてしまいたくはなるよねぇ(言葉とは裏腹に隠しきれぬ照れの色を指先でなぞり)どうすれば、か…言葉にして伝えるのは、恥ずかしがってしまうものね?(故意にか無意識か、此方を煽るように見上げる視線と表情を目に焼き付けつつ素直に言葉を紡ぐことの多くはない唇を柔くつついて)ええ、ほんとう?さっきのを聞く限りとてもそうとは思えないけれど…(鼻先が触れ合うほどの距離まで顔寄せるとじっとその琥珀の瞳を見つめて)



74: 膝丸 [×]
2018-07-04 07:58:18

 
 
 
 膝丸 :
長谷部は少し融通が利かなすぎる。…だが、そうは言いつつも満更ではない兄者も兄者だぞ。
( 嗜める言葉に想像すれば眉を顰めつつも横目で一瞥した兄を見習い両手合わせ。光を反射する程に艶やかな白米は湯気を立ててなんと美味しそうな事か、…それに反して自身の頭上飛び交う応酬にこの近辺だけ妙に冷えている気さえして。兄の話を邪魔するわけにも行かず大人しく目の前の食事に箸を──と、同時に掛かった声に振り向くとあからさまに助かったと安堵の表情を浮かべ。ひとくちふたくちと食事を進める中、鶴丸の言葉に疑問抱き )鶴丸か、3人…というわけでは無かったのだが兄者と鶯丸がどうも何かについて話しているようでな。ところで鶯丸はいつもこんなに残しているのか?…兄者も最近よく残される故、同じだな、と。


 鶯丸 :
ほう、そう思うか。…まあ、否定はしないが美食家と言ってほしいものだなぁ。…ふふ、これはこれは…源氏の兄刀は随分と独占欲が強いようだ。しかし、お前の大事なものは人が良い様だから頼めば──…と、流石に藪蛇だったか。
( にっこりと変わらない笑み浮かべながらも言葉の端々に感じる確固たる意思に己と比較し少しばかり意地の悪い足掻きをしてしまうのも仕方なく。深く考えもせず口に出した言葉は流石に地雷になったろうか、最後まで言葉にする事はせず、肩に触れた感触にこれ幸いと口を閉ざしそちらへ視線やり。叱るように掛けられた言葉に悪びれることもなく表情変えず笑み携えたまま )──夜半に、か。その時は鶴丸が夜食を馳走してくれるんじゃないのか?…兎にも角にも今はこれくらいでいい。食事を楽しむには無理しない程度が1番だそうだ。…鶴丸、腹が空いてるなら俺の分も食べてもいいんだぞ?

***

いけない、こ、これ以上愛されては腑抜けになってしまう…!( 蕩けるような笑みにぐう、と自身の衣服、心臓のあたりを握り )
う…うう、恩に着るぞ…!だがしかし、そう言ってすぐに恥ずかしい誤字をしていたようで…、すまない、兄者。なんと申し開きすればよいか…( ぐぬ、 )穴があるなら入りたいくらいだ…!( 撫でられ居心地悪そうに身を小さくし )
何も無理に感じなかったぞ?寧ろさすが兄者、とさえ思ったのだが( うむ、 )兄者とならばどうにかなる、気がする。大船に乗ったつもりで任せてくれ…!( 褒められ誇らしげに誉桜咲かせ/ぽんっ )

っ〜、お、俺は!美味しくない!寧ろ兄者の方が─…!( 赤みが差した耳を指先でなぞられ、たまったものではないと大きな動作で守るように隠し )う…、意気地がないと笑ってくれ…!兄者じゃなくて…兄者本体に向かって、なら( 催促するような仕草に数度視線泳がせた後、己と共に二振り掛けてある " 髭切 " 本体を指差して )え…──あ…あああ兄者!?( あまりにもの近さに瞠目し、奥底を覗き込むように光る揃いの瞳に大きく視線逸らしては白状するべく口を開き )ほ、本当!本当だぞ!ただ先のは恥ずかしくてだな…、だから兄者の気持ちを疑うなんてことは無い!( じりじりと後ずさりするように身を引きながら )
 
 
 

75: 髭切 [×]
2018-07-07 09:04:38


髭切.
それはお前も似たようなところだと思うけれど…だって、お前がかわいいんだもの。…美食家なんて大層なものじゃないだろう、僕らじゃ選べないんだから。そんなに僕の刀を受けたいなら付き合うよ?(織田の下にあったかの刀ほどにないとは言え生真面目で融通の利かない弟の言葉に小さくつぶやきつつも食事を進める姿を満足気に眺めつつ、倣い口に運ぶものは無味無臭、糊を噛むような感覚に僅か眉寄せてはそれを隠し食事を続け。畳み掛けるように紡がれた言葉を受け取ると隠すことなく苛立ちみせるも目の前で交わされる鳥たちの会話に緩く首を傾げて不躾な問いを投げかけ)…君たち、仲が良いんだね。そういう関係だっけ?

鶴丸.
ああ、なんだ、たまたま顔を合わせただけなんだな…って君、またそんなちょっかいをかけて。そのうち後ろから刺されるぞ…。ん、まぁそうだな、量を食う方じゃないし味には煩いんだ。…夜食か、馳走してやっても良いが俺の料理は高いぜ?いや、先ほど食事を終えたばかりでそれは…ああ、(言葉の応酬にそれまで何が話されていたか想像すると目の前に座る鶯鳥の八つ当たりじみた意趣返しであろうそれを止めるように声をかけ、いつもの事だと問われた言葉に一つ頷き。さも名案かのように差し出された提案に首を振る事で答えつつ前に置かれたままの箸を無言で持ち上げると皿の上のおかずをつまみ口元へ差し出し、不躾にかけられた言葉受けて面白そうだとばかりに目を光らせるとゆうるりと首を傾げ芝居掛かった口調で答え)そう見えるかい?うん、君がそう思うならそうかもしれない。夜食だ何だと部屋に連れ込まれて外にはとても話せぬあれやこれやをだな…。

------------------------------

お前が腑抜けになったらちゃぁんと僕がお世話してあげるから大丈夫だよ、安心して。僕が居ないと生きて行けないようになってくれたっていいんだから(心の臓に添えられた手へ己の手を重ねると楽しげな笑みを浮かべたまま首を傾げて)誤字くらいでそんなに謝らなくても良いよ、僕もしてるし。仕方がない、仕方がない( のほほんと答え )
そうかな?それなら良かった。大抵のことはお前が受け止めてくれると思ってるし、大抵のことは受け止めるつもりでいるから、のんびり行こう(言葉に頷きつつ舞い散る桃色を手に乗せて)

僕の方が、美味しそうに見える?…食べてみても良いよ?( 触らないという意思表示のように手を引き手のひら広げつつ)へえ、それじゃあどうぞ。ほら、これを僕だと…ええと、これも間違いなく僕だけど。僕だと思って語ってごらん( いそいそと本体持ち上げると相手の前へと寝かせて期待の目を向け)ありゃ、逃げられちゃった。…残念だなあ、僕がお前をどう愛していて、どうしたいか、懇々と語るつもりでいたのに…( 外された視線に態とらしく眉を下げ離れる体はそれ以上追うことはなく)

76: 髭切 [×]
2018-07-07 09:05:34


髭切.
それはお前も似たようなところだと思うけれど…だって、お前がかわいいんだもの。…美食家なんて大層なものじゃないだろう、僕らじゃ選べないんだから。そんなに僕の刀を受けたいなら付き合うよ?(織田の下にあったかの刀ほどにないとは言え生真面目で融通の利かない弟の言葉に小さくつぶやきつつも食事を進める姿を満足気に眺めつつ、倣い口に運ぶものは無味無臭、糊を噛むような感覚に僅か眉寄せてはそれを隠し食事を続け。畳み掛けるように紡がれた言葉を受け取ると隠すことなく苛立ちみせるも目の前で交わされる鳥たちの会話に緩く首を傾げて不躾な問いを投げかけ)…君たち、仲が良いんだね。そういう関係だっけ?

鶴丸.
ああ、なんだ、たまたま顔を合わせただけなんだな…って君、またそんなちょっかいをかけて。そのうち後ろから刺されるぞ…。ん、まぁそうだな、量を食う方じゃないし味には煩いんだ。…夜食か、馳走してやっても良いが俺の料理は高いぜ?いや、先ほど食事を終えたばかりでそれは…ああ、(言葉の応酬にそれまで何が話されていたか想像すると目の前に座る鶯鳥の八つ当たりじみた意趣返しであろうそれを止めるように声をかけ、いつもの事だと問われた言葉に一つ頷き。さも名案かのように差し出された提案に首を振る事で答えつつ前に置かれたままの箸を無言で持ち上げると皿の上のおかずをつまみ口元へ差し出し、不躾にかけられた言葉受けて面白そうだとばかりに目を光らせるとゆうるりと首を傾げ芝居掛かった口調で答え)そう見えるかい?うん、君がそう思うならそうかもしれない。夜食だ何だと部屋に連れ込まれて外にはとても話せぬあれやこれやをだな…。

------------------------------

お前が腑抜けになったらちゃぁんと僕がお世話してあげるから大丈夫だよ、安心して。僕が居ないと生きて行けないようになってくれたっていいんだから(心の臓に添えられた手へ己の手を重ねると楽しげな笑みを浮かべたまま首を傾げて)誤字くらいでそんなに謝らなくても良いよ、僕もしてるし。仕方がない、仕方がない( のほほんと答え )
そうかな?それなら良かった。大抵のことはお前が受け止めてくれると思ってるし、大抵のことは受け止めるつもりでいるから、のんびり行こう(言葉に頷きつつ舞い散る桃色を手に乗せて)

僕の方が、美味しそうに見える?…食べてみても良いよ?( 触らないという意思表示のように手を引き手のひら広げつつ)へえ、それじゃあどうぞ。ほら、これを僕だと…ええと、これも間違いなく僕だけど。僕だと思って語ってごらん( いそいそと本体持ち上げると相手の前へと寝かせて期待の目を向け)ありゃ、逃げられちゃった。…残念だなあ、僕がお前をどう愛していて、どうしたいか、懇々と語るつもりでいたのに…( 外された視線に態とらしく眉を下げ離れる体はそれ以上追うことはなく)

77: 髭切 [×]
2018-07-07 09:15:31

((ありゃ、何だか二つ送られてしまったよ。ごめんね、多分僕が手を滑らせただとかだと思うから気にしないで

78: 膝丸 [×]
2018-07-10 21:37:04

 
 
 
膝丸 :
う……ぐ、このような人が大勢いる前で可愛いなどと…!兄者がおかしな思考をお持ちだと思われるではないか…!───む、ところであまり箸が進んでいないように見えるが…、苦手なものでも?ッ───鶯丸!
( いくら目に入れても痛くないほどに思いを寄せる兄であろうとも、食事中の様子眺められては居心地悪く。やれ一言小言でも─……と横へ視線向ければ自身と比べ減りの遅い膳。はた、と瞠目しては疑問をそのまま口に出して。そんな中、鶯丸の一言で急降下した兄の機嫌に慌てて諌めるように彼の名を。楽しげな夕餉の席で抜刀騒ぎなど言語道断と兄の様子窺うように一瞥すれば興味は他の所へ行ったようで安堵し。芝居じみた実に嘘くさい話であるにも関わらず真面目な性分から素直に信じ込み、目の前で行われる事に双眸まるく見開いては思わず叫び )味には煩い──…?何を贅沢な…そんなに少食では出陣しても足を引っ張るのではないか?…は、最近何かと距離が近く思えたがまさか本当にそう言った関係だったとは……。ッ、こら、お前達!少しは謹みというものをだな─……!


鶯丸 :
ふふ、いやぁ、いいものが見れた。…とは言え刺されてはたまらんからなぁ、このくらいにしておこうか。なあに、お前達があまりにも目に毒だから少しからかったまでだ。ほう…選べない、か。──さあ、どうだろうな。普通の食事と同じように好みの味、苦手な味があるらしいが…その様子だとお前の甘味はさぞかし口にあったようで。…、──つるまる──?
( 噛み付くように言葉を紡いだのは確かに彼らの幸せそうなあれそれが目に付いたから。苛立ち隠すことなく刀らしい言葉を耳にすれば、ささくれ立った気分はようやく収まりどころを見つけ満足気に噛み殺した笑いを浮かべながら多方から寄せられる静止の言葉に素直に応酬に軽口で終止符を打ち。暗にもう食事は不要だと告げたつもりが口許まで運ばれるおかずに怪訝そうな表情浮かべ。やがて彼の人物の思惑察すれば苦い表情隠すことなくぱかりと雛鳥のように小さく口を開き、箸持つ腕をゆるく掴んでは咥内へと迎え入れ。味のないまるで粘土のようなそれは先程とは打って変わって甘く、それでいて彼の刃生を描いたの如くシナモンが効いた洋菓子特有の甘みを纏い。一頻り咀嚼した後飲み込み、襲う飢餓感のままに )──…気が変わった。鶴丸、もっと、だ。


***

酷いお人だ、そこまで言われては大人しく明け渡してしまいそうになる。( 勿体ぶるように一度視線をそらしておきながら満更でもない心隠さず重なる兄の手を受け入れ包み込むように逆の手で触れ )う…うう、恩に着る。こればかりは気を付けていても起きてしまう。( ぐぬ )…ふ、こうして見ると兄者も人の子となんら変わらんな?よくある事ゆえ、お互い様だ( ゆるり眦和らげ )

……ん、兄者は甘そう…だから。( 傷付けるのは心苦しく、とは言えこのまま引き下がれるほど諦め良い方ではなく。恭しく開いた兄の手取れば中指に口付け控えめに口に含み )ん゙…んん!?…や、え、兄者もそこで見るのか!?( 流石に目の前で語る事になろうとは小指の爪先ほども考えておらず、拒否しようにも期待に満ちた瞳で見られては口から出るのは疑問のみで )……っ、いつも頭を撫でてくれる兄者の優しい手が…すきだ。いつもの優しい眼差しも、褥での獰猛な瞳も、全て。笑いかけるその笑みはいつだって春の陽気に似た暖かさを俺にもたらすのだ。だが兄者に触れられるとそこが焼けるように熱くなる。だがそれは不快なものでなく、其れ処か際限なく求めてしまいそうになるほど。その度に兄者だけには知られてはいけない、と、浅ましい弟と思われたくなくて蓋をするのだ。そうして弟の顔をしてあなたの隣に立つ。ああ、人の身はなんともままならん。このままドロドロに溶けて一つになってしまえたら、楽なのに───……ッ、は…、すまぬ、兄者。今のは忘れてくれ…!( 両手でこわごわと兄の本体持ち上げ、渋々と口を開き言葉紡ぎながら鞘から半分程抜き。ざわめく心落ち着かせるべく顕になる白刃にまるで愛撫するかのように指先滑らせ、勢い衰えることなく本音口から零し終いには決して口に出すまいと奥に仕舞った心の内まで出してしまい、慌てて口を閉ざして )…──に、逃げた訳では無いぞ!?そうだな…この続きはいつか酒をたらふく呑んだ時にでも。月見酒を嗜みながらというのも乙なものだ。( 素面で聞くには耐えられず漸く諦めてもらえた、その事に安堵の息を吐けば逃げ打つ身体は自然と留まり )
 
 
 

79: 髭切 [×]
2018-07-16 09:54:56

髭切.
だって本当のことだもの、可愛いものは可愛いし。ああ、うん、ちょっとね…なんだったらこれはお前が食べてくれても良いんだよ?…食えない刀だねえ…君も、自分の好みを捕まえてしまえば良いのに。君の本当の好みは味じゃないでしょ(向けられた視線に気がつくと何でもないというようにゆるく笑みを浮かべて答え、ふと瞬きしてはなにを思いついたか目の前で行われたことを習うように一つ摘み上げると相手の口元へと寄せてはねだる言葉をかけて。こちらの苛立ちを受けてなお飄々と言葉を紡ぐ姿に毒気を抜かれたのか飽きたのか、面倒だと言わんばかりの表情で二振りを眺めつつも好みという言葉に首を傾げては再び踏み込むような言葉、己の言葉から恋仲と信じ込んでいるだろう弟を尻目に食堂の中へと視線巡らせて)ありゃ、お熱いねぇ。ほら、僕のも食べてよ、弟丸。

鶴丸.
いいものを見れたって君…相変わらずだなぁ…ま、気持ちは分からなくもないが。…本当に刺されたら俺は助けに行かないぜ、鶯丸。はは、君たち兄弟はは本当に仲がいいな。そう怒らないでくれよ、これはこういう刀だし残念なことに俺もこういう刀だ(彼の刀らしからぬ言葉で噛み付く姿を諌めつつもそれに己を重ね、目の前にある対の刀たちに叶わないであろう自らの夢を見てはふと困ったような笑みを浮かべ。紡ぐ言葉は仲の良さを讃えるようなもの、しかしその声色は普段の跳ねるようなものより僅かに暗く、目の前でやったばかりのことを踏襲されると参ったと言わんばかりに笑い声を漏らして。口元へ運んだものが咀嚼され飲み込まれる、その様子をぼんやりと眺めていたものの隣から叫ぶように声を上げる弟刀を尻目に肩をすくめてみせると強請る言葉を吐いた刀に僅かに目を細め、乞われるまま再び箸先で摘み上げると薄い唇へと押し付けて。こちらの番だと言わんばかりに煽る言葉を紡ぐ兄刀に眉寄せつつも目の前で餌を待つ鶯へ問いかけ)ふふ、仕方がないな。…好みか…それなら君はどうだい?君の甘味は美味いだろう

------------------------------

…ふふ、お前も随分と…お前が明け渡してくれるならどろどろになるまで甘やかしてあげるよ(紡いだ言葉は予想通り跳ね除けられることはなく、満足気な笑み浮かべては体温の重なる触れた頬をゆっくりと撫で)しかも、言葉を紡ぎ終えた後に気がつくんだよねぇ…残念ながらお前のいう通り僕は完璧じゃあないけれど。それでも良いかい?( 緩む表情愛しげに見つめては眦へと口付け )

甘そう…ふふふ、僕は食べられたらどんな味がするのかな。お前好みの味だと良いなぁ( きょとりと言葉を繰り返すと嫌悪示すどころか嬉しげに笑みをこぼして暖かな口内へ迎え入れられた指先を小さく揺らし )せっかくお前が愛を囁いてくれるんだから僕も見ないとでしょ?( 驚く言葉をかけられるも離れるつもりがないのかその場に居座ったまま、当然だとばかりに頷いて )…ふ、ふふ、ああ…お前は本当に可愛いね。お前が望むならいくらでも撫でてあげる、いくらでも触れてあげる。お前が求めるなら、僕はきっとなんだってできるよ。この体のままで一つ溶け合ってしまうことだって厭わない(此の刃に触れてそれを許せるのは己の他に此の弟刀だけであろう、ぼんやりとそんなことを思いながら愛しい存在か己の本体を扱う感覚にぞくりと背筋震わせてはじっとそれを見つめ。愛しい声で愛しい言葉が紡がれるごとになんとか取り繕った真面目な表情は次第に崩れ終える頃にはとろりとした笑みを浮かべて相手の腕を取ればこちら側へと引き、本体を挟み揃いの瞳を見つめて紡がれた言葉追うように答えを述べ己の胸元抑えては嘘も偽りもない言葉を愛しい想いとともに紡いで)
ええ、ほんとうに?…うんうん、お前が言ったのだからそうしようか。美味しいお酒をたくさん持って会いに行くから、その時は逃げてはいけないよ?…隙あり!(弟自身の口から出された提案にとどめた言葉吐き出す場所見つけると占めたとばかりにそれを拾い上げ、動きの止まる体見ると勢いよく体を寄せ強く抱きしめて)

80: 膝丸 [×]
2018-07-22 17:16:16

 
 
 
膝丸  :
可愛いというのはああいう者に言うべき言葉なのに…。……む、それは兄者の夕餉だ。兄者が食さねば───…あ、
( 少しも気にすることなく笑みを浮かべた兄に何を言っても無駄だと肩の力抜くと一瞬だけ兄弟仲睦まじく食事をとる粟田口派の面々に視線向け。すぐに視線戻せば強請る言葉と共にこちらへ差し向けられる箸。断ろうにも摘んだおかずから汁気が滲む様にぱくりと一口で食し、そのまま行儀悪く挑発するように箸先一度だけ舐り、離れ。ゆるりと口角意地悪く持ち上げては側で甲斐甲斐しく食べさせ始めた2羽の鳥を比喩すると、その元凶である彼らの内情知らず恨み言に近い言葉吐き )ほら、食べたぞ?あまり我儘言っては先に言った通り、皆の前で俺に食べさせられることになるのだから…。ああはなりたくはないだろう?──…俺達は仲の良い兄弟だからな、当たり前だ!無論君たちがどう言った性質の刀かどうかは知っているが…、そのせいで兄者が良からぬ影響を受けてしまったではないか…!


鶯丸 :
これはこれは…、番が身の危険に晒されているというのに薄情者だな。──ん?ああ…食えない刀と言うのはそっくりそのまま返させてもらおうか。そこまで知っておきながら俺達のことを揶揄うのはどの口なのやら……、まぁ至極簡単な話だ、俺は好いた奴には幸せになってもらいたい、それだけのこと。だがしかしお前はどうなのだろうなぁ。
( 同意しながらもあくまで加担する気はない共犯者の彼に愉悦隠すことなく口唇を三日月に歪め、当の彼が初めに口にした番という言葉を意味ありげに紡ぎ。彼自身が紡いだ言葉であるにも関わらず気落ちした庇護欲煽るその様子に萌黄色の瞳ゆるりと細め、ぴん、と1本伸ばした食指で鶴の名を有する相手の額…、眉間をぐいと押しやり。そんな中掛けられた兄刀の言葉に両の目そっと閉じ思い浮かべたのは自身の弟のようなかの刀。とうに思いは弟に向ける情だけではないが、あれの視線の先には別の者がいるのは知っていること──…それは誰よりも見ていたからであり。思うままの言葉を返せば兄刀に…、想い人に同じだけの想いを返されている男にこの気持ちはきっと理解出来まいと浮かんだ疑問を舌に乗せ。ふ、ともう1度兄刀に向け眦和らげると視線再び鶴丸に向けて。摘んだそれを先と同じように食せば口端に付いた食べかす親指で拭い、さらりと強請る言葉も付け足して )──ん。そうだなぁ、実に俺好みだぞ。甘いだけでなく酸いも甘いも経験した深みのある味で…ついつい茶が欲しくなる。


***

んん、なんとも魅力的な提案だな…?( 頬撫ぜる手のひらに擽ったさ覚え僅かに身動ぎしながらも琥珀色の瞳に期待滲ませ )ふ、ふふ…、何を言うと思えば…。そのように隙を見せてくれるのは俺だけなのだと思えば全て愛しく思えるというもの。どんなあなたでも全て堪らないと感じるのは惚れた弱みなのだろうな…?( ぴくり、眦に落とされる口付けに身を竦ませるも微かに口唇から零れる笑い声と共に返しにと頬へと触れるだけの口付けを送り )

…ん、ぅ…?……は、( 喜色滲ませた声色にごくりと喉鳴らし。その喉の躍動で含んだ指先吸い上げては名の元となった彼の爬虫類に似た長い舌先を指の間擽るように伸ばす。そのまま舌先でなぞる様に手の甲まで辿ればそこに口付け一つ落として解放し )兄者は何処も彼処も甘い。麻 薬みたいだ…、
ッ、あ、兄者──…?( ゆるゆると懺悔に似た言の葉紡ぎながらその本体に触れ、そっと両目閉じるも腕を引かれる感触に双眸大きく見開き、その事に力が緩み露になっていた刃はすとんと鞘の中へ、そして本体はお互いの体の間にあるまま挟むように兄の腕の中へ収まり。兄の顔色窺うべくそろりと視線持ち上げ、その蕩けるような笑みに息を呑む。一言一言答えるかのように耳に注ぎ込まれる言葉、その滲む心音に反応するようにぴく、ぴくと身体震わせ。熱に浮かされた瞳で緩く笑みを浮かべて )うれしい…、兄者も同じだったのだな。もっと欲しがってもよいと…、兄者はそう仰ってくれるのか?

っ、ああ!もちろんだ!兄者との晩酌とても楽しみにしているぞ?だから今日のところは───…ッな!?
( いつにも増して食いついてくる兄の様子に呆気に取られながらも数度頷き。兄と酒を嗜むのはいつぶりだろうか、本心包み隠さず楽しみであること口に出し警戒を解いた──のも束の間、あっという間に揃いの装束に包んだ真白の両腕に囚われると瞳白黒させ。やがて平静取り戻せば恨みがましい視線を兄へと向け抵抗するような言葉を紡ぎながらも身体的な抵抗は一切せず )ん、んぐぐ…兄者ぁ…。は、謀ったな……!酷い、酷いではないか…!
 
 
 

最初 [*]前頁 次頁[#] 最新 50レス ▲上へ

名前: 下げ

トリップ: ※任意 半角英数8-16文字
※画像を共有する場合は、外部の画像アップローダなどをご利用ください

規約 マナー
※トリップに特定文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます

【お勧め】
初心者さん向けトピック



[0]セイチャットTOP
[1]1対1のなりきりチャット
[9]最新の状態に更新
お問い合わせフォーム
(C) Mikle