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オリジナルキャラなりきりﾁｬｯﾄ
自分のﾄﾋﾟｯｸを作る
43：
匿名さん [×]
2018-04-17 02:40:48
《ロルの回し方》
ロル必須となっているトピックでは、当然ロルを回す必要がある。どのようなロルを良しとするかは好みに寄るところが大きく、一概には言えない。「分かりやすく」「返しやすく」「やり取りしていて楽しい」に越したことはないが、ではそれが具体的にどういうものかとなると、一般化するのは難しい。
ただし、最も基本的なロルを考えるなら「一人称の視点で」「表情や行動を描写しており」「相手に対する確定が含まれていない」ものがそれに当たるのではないだろうか。初心者であれば、そういうロルから練習してみることをオススメする。
また、なりきりチャットの通例として「文末が進行形になっているロル」の方が好まれやすい。気にしない人もいるし、文末が終止形や過去形でも、絡んでいる当事者が楽しめているのなら何の問題もないのだが、「そういう傾向がある」ということは、なりきりチャットの基礎知識として知っておいて良いだろう。
特にセイチャットでは「終止形·過去形ロルの禁止」をルールに掲げているトピックも少なくないので、普段から「進行形」でロルを回すことを意識しておくと、得にはなっても損にはならないはずだ。
44：
匿名さん [×]
2018-04-18 17:01:37
《ロルの回し方》
所謂「嫌われロル」については＞１１でも触れたが、繰り返し「嫌われロル」とされているものには単純に「好みが分かれるだけ」というものも多い。小説ロルや終止ロルはその代表格で、好んで回す人も少なくない。そういうロルは個性が強く、相手を選んでしまうだけなのだ。
その反面で「根本的に好かれにくいロル」というものも存在する。それのツートップが「心情のみのロル(ほぼ心情のみのロルも同様)」と「過度な確定ロル」だ。＞４３では最も基本的と考えられるロルの特徴を述べたが、このツートップはそれらの対極にあるものと言えよう。
よって、逆から言えば、このツートップの表現を避けると基本中の基本は抑えたロルにできる可能性が高い。以下に具体的な例を掲載する。
45：
匿名さん [×]
2018-04-18 17:51:50
《ロルの回し方》
○基本的なロル
一人称の視点で、表情や行動を描写しており、相手キャラクターに対する過度な確定が含まれていないロル。
・パターン１
ちっ、作戦がばれているだと……！？
(苛立たしげに電話を切れば、受話口を見つめながら、吐き捨てるように呟いて)
よぉ、久しぶりに会ったな。
(路地裏に相手の姿を見つけると、にやりと笑い、右手に構えた拳銃を向けて)
※細かいことを言えば「相手を見つけた」も「相手が見つかってしまったこと」を描写したという点で「確定ロル」に含まれるかもしれない。しかし「過度な確定」ではないだろう。相手が事前に余程「見つかりたくなさそうにしていた」場合でもなければ、絡み合うためのごく自然な描写に留まる。
・パターン２
ちっ、作戦がばれているだと……！？
(苛立たしげに電話を切って、その場に立ち尽くし)
よぉ、久しぶりに会ったな。
(相手を見つけてにやりと笑えば、構えた拳銃を発砲して)
※発砲しただけなら相手は撃たれることも避けることもでき、好きな形で続けられるので「確定ロル」とは見なされない。後述の「過度な確定ロル」に掲載した悪例と比較してみてほしい。
・パターン３
お前は…！ よせ、元は仲間だろ…？
(相手の方を振り向き、銃口に気付くと青ざめて、敵意がないことを示すように両手を軽く広げ)
それは昔の話じゃねぇか。
(相手の言葉にぐっと詰まると笑顔が消えて、銃口は向けたままだが、瞳を逸らし決まり悪そうに)
・パターン４
こうなっちゃ仕方ねぇな。弾はまだあるか？
(銃を構え、突如現れた大量の敵を睨みながら)
ああ、また暫しの共闘を頼むぜ。
(相手と同じ方向を見つつ、自分の銃の安全装置を外して、いつでも発砲できる状態にし)
46：
匿名さん [×]
2018-04-18 17:51:54
《ロルの回し方》
○好かれない代表例:心情のみのロル
表情や行動の描写が極端に少ないか、あるいは丸っきり含まれていないロル。相手への働きかけが少なくなり、受け身にもなりやすい。
・パターン５
ちっ、作戦がばれているだと……！？
(苛々しながらも不安に駆られて、逃げないとと思い)
よぉ、久しぶりに会ったな。
(相手を見つけたことを嬉しく思い、次の瞬間には撃ってやろうと考えていて)
※「不安に駆られている」「逃げないとと思っている」「撃ってやろうと考えている」という心情のみで返されても、背後さんはその情報を自分のキャラクターの行動に活かしにくい。自分のキャラクターが相手の思惑に気付けたことにするには、その分、ロルを工夫しないと不自然になってしまうので負担となる。
・パターン６
ちっ、作戦がばれているだと……！？
(作戦がばれていることを知り、それを呟き)
よぉ、久しぶりに会ったな。
(久しぶりに会ったと思いながら、銃を構えて)
※行動描写が少ないことも良くないが、それに加えて「台詞の復唱＋～と思い」のようなリピートは、心情ロルとすら見なされないこともある。「そう思ったから、それを口に出した」というのは本来、説明不要で分かることなので、ロルを回している意味が薄くなってしまう。そういうロルを回すぐらいなら、最初から「ロルが不要のトピック」でロルなしの会話を楽しんだ方が良いかもしれない。
・パターン７
お前は…！ よせ、元は仲間だろ…？
(身の危険を感じるも、ここで撃たれたくはないし、元々は仲間だったのにどうしてこんなことをするのかと恨めしく思いながら)
それは昔の話じゃねぇか。
(本当は自分だってこんなことはしたくないと考えていて)
※内面だけが背後さんにのみ伝わる、返しにくいロルの典型である。全て変えなくても行動描写を加えて臨場感を出せば、ただの「好みが分かれるロル」になる。心情のみは敬遠されがちだが「行動もしっかり描写した上で、心情も盛り込んだロル」なら、むしろ好きだという人も少なくない。
・パターン８
こうなっちゃ仕方ねぇな。
(大量の敵が現れたので、ここは相手と一緒に戦うしかないと考え)
そうだな。
(大量の敵が現れたので、ここは相手と一緒に戦うしかないと自分も考えており、相手に"こうなっちゃ仕方ねぇな"と言われると、その通りだと思い)
※行動描写が少ないこともそうだが、互いに相手への働きかけが不足しており、受け身になっている。また、ほぼ相手の台詞や描写のリピートだけになっているロルは「鸚鵡返し」と呼ばれ、これも好かれないロルの典型である。独自の描写もしっかり交えた上で、多少の引用や表現を変えた復唱をすることは問題ない場合が多いし、むしろ「相手のロルを受け止めている」雰囲気が出て好印象だという人も少なくないのだが、度が過ぎたものはただの「受け身」であり、ロルを回している意味も薄くなってしまう。
47：
匿名さん [×]
2018-04-18 17:51:55
《ロルの回し方》
○好かれない代表例:過度な確定ロル
相手キャラクターの状況や行動、心理等を「既に起こったこと」として確定してしまうロル。相手が取っていない行動を勝手に取ったことにしてしまうロルも含まれる。また、相手に対する直接的な確定はしていなくても「相手との共闘が可能な場面で、共通の敵を一人で掃討する」、背後として何の相談もなく「突然、相手の目の前で自分のキャラクターを殺す」というのも好かれない。それぞれ相手の状況が「強制棒立ち」や「強制見殺し」になってしまい、間接的だが「過度な確定」と言えるだろう。
・パターン９
ちっ、作戦がばれているだと……！？
(苛立たしげに電話を切れば、受話口を見つめながら、吐き捨てるように呟いて)
よぉ、久しぶりに会ったな。
(にやりと笑い、右手に構えた拳銃で相手の胸を撃ち抜き、致命傷を与えて)
※この例における「撃ち抜かれた」「致命傷を負った」は明らかに「過度な確定」である。相手の状況を「既に起こったこと」として決めてしまっており、事態の回避が不可能になっている。背後さんは、本当はここで自分のキャラクターを撃たれたくなかったとしても、この後は撃たれた前提でロルを回さざる得ない。
・パターン１０
ちっ、作戦がばれているだと……！？
(苛立たしげに電話を切れば、受話口を見つめながら、吐き捨てるように呟いて)
よぉ、久しぶりに会ったな。
(相手を見つけてにやりと笑えば、顔面蒼白となって振り向き即座に逃げ出そうと駆け出した相手の足を銃で撃ち抜いて)
※一切描写されていない相手の行動を、自己都合や自分の趣味で勝手に描写することは基本的に控えた方が良い。実は、描写した内容が背後さんのニーズに適っていた場合なら、喜ばれる可能性もすごく高い回し方なのだが、失敗した場合に与える困惑や不快感も甚大なので、平常は避けるのが無難。
・パターン１１
こうなっちゃ仕方ねぇな。弾はまだあるか？
(銃を構え、突如現れた大量の敵を睨みながら)
ああ、任せておけ！
(相手に返事をすると、瞬時に全ての敵を薙ぎ払い、辺りには死体が転がるのみとなって。全滅させたという戦果をはっきり確認すれば、銃口から昇る煙をふっと吹き消し)
・パターン１２
こうなっちゃ仕方ねぇな。弾はまだあるか？
(銃を構え、突如現れた大量の敵を睨みながら)
何を言っているんだ？ 奴等ならもういないぜ。
(その一言に相手が再び敵の方を見れば、そこには死体が転がるばかりとなっており。一瞬でつけた蹴りに酔うこともなく、自分は銃口から昇る煙をふっと吹き消して)
48：
匿名さん [×]
2018-04-18 18:58:50
《ロルの回し方》
注釈だが＞４５-４７は、全て上段のキャラクターと下段のキャラクターの二者の会話形式で例を示した。また＞４７で「過度な確定」になっているのは、下段のキャラクターのロルのみである。
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