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チョコレートを渡し合うトピ【無登録/誰でも歓迎/3L可】/35


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23: モルモットなDK [×]
2018-02-14 23:12:17


>17 マッドサイエンティストなJK


( 立ち入り禁止区域に逃げ込むなど危険極まりない愚行だが、彼女に捕まるよりか100倍はマシだろう。バレンタイン、日本では女性から男性にチョコレートを贈る日、2月の一大イベント。彼女が何か仕掛けてくるのは明白だった。寧ろ常日頃から無茶苦茶なクスリを発明しては試飲してみてくれと追い回してくる彼女がこんな日に限って大人しくしているわけがないのだ。お蔭で逃げ足だけは人一倍速くなったけれど。放課と同時に教室を飛び出し、遮二無二走り続けて辿り着いた先がこの工事中の工場。流石にこんな所まで追いかけては来ないだろう。家と逆方向だし。漸く身の安全を確信してほっと息をついたのも束の間、自分以外に誰もいない筈の薄暗い工場内に突如響いたのは、紛れもない彼女の声で。 )
―――……ヒッ…!
( なんで、どうして、あいつがここに居る。こんな場所見当もつかない筈だろう。咄嗟に身を隠した大型コンプレッサーの陰で息を潜めていると、その謎は彼女によってすぐに明かされた。カタカタと震えの止まらぬ手で胸ポケットに触れれば、確かにその内側には固い感触が。まさか先手を打たれていたなんて。ご機嫌な彼女は今にも笑い出しそうなほど楽し気に言葉を続けて、コツン、コツンとローファーの踵がコンクリートの床を蹴り、その音が薄暗い工場の中に反響する。ああ、神様仏様、天国のおじいちゃん、どうか我が身をお守り下さい!胸の前に両手を固く組んで祈りを捧げていると、ぴたりと止んだ足音。まさか祈りが通じたのだろうか。機械の隙間からそっと覗いてみると、床に置かれた小さな赤い箱と、珍しくしょぼくれた様子の彼女が見えた。 )


ちっ……仕方ないなぁ。
( あんな風にしおらしく謝られてしまっては調子が狂うじゃないか。彼女が立ち去った後、置いてけぼりの赤い箱を拾い上げて綺麗に結ばれたサテンのリボンを解く。恐る恐る蓋を開けると、中身は可愛らしく飾り付けられたチョコレート。しかし見た目に騙されることなかれ、これはただの手作りチョコレートではない、何か知らないが確実にヤバいクスリが混入されているに違いないのだ。こんな危ないチョコレートを口に出来る人間なんて、きっと地球上で自分くらいのものだろう。理由は日々彼女が生み出す薬品を飲まされ続けて薬剤耐性がついたから―――だけじゃないって気づいてる。ハートに模られたそれを一つ摘み口の中に放り込むと、意外なほどに優しい甘さが口いっぱいに広がった。 )


(/可愛らしいマッドサイエンティストちゃんに心を鷲掴みにされ、僭越ながらレス失礼致します…!のろのろ作文していたところ>21のトピ主様とレス先が被ってしまったのですが、素敵なトピックに是非参加させて頂きたく、折角なので勿体無い精神でそのまま載せさせて頂きました。好みに合わなければ申し訳ありません…!)



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