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【 毛だらけ心臓の魔法青年 】 /6


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2: 語り部 [×]
2017-12-11 19:30:27



>1訂正
「人間らしい心を手放したことで強くなったと主人公は自惚れ」
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「人間らしい心を手放したことで強くなったと青年は自惚れ」



「毛だらけ心臓の魔法青年」


“オリヴァー・ブラッドフォード”

魔法界有数の純血貴族の一人息子。
モデルとなった寓話の主人公同様、ホグワーツにおいて成績優秀者として名を馳せる有能な美青年であり、表面だけを見れば非常に魅力的。
しかし実際は非常に欲深く、目的のためなら手段を選ばない利己的な冷酷さの持ち主。
原作における『トム・マールヴォロ・リドル』とほぼ同じ人格・才能の持ち主である。

しかし彼との相違点は、裕福な家庭で実の両親により育てられたこと、自ら両親を手にかけて孤児になったこと、トム・リドルよりも更に自己本位・個人主義であること。
トム・リドルが取り巻きを従え、後に魔法界で反純血主義者やマグルの大量殺戮という社会的なテロ行為をとった教祖であることに対し、オリヴァーは常に孤立しており、どちらかといえば単独のシリアルキラーのような印象が強い。

貪欲、冷酷、自己本位という根底にあるのは、「自分は何かが欠落している」という強烈なコンプレックスで、強さを手に入れようと分霊箱を造りだしたり、主人公に強い興味を持って関係を持とうとしたりしたのも、これを埋めようとしてのこと。
全ての行為は、「自分に欠けているものを満たす」という人生最大の目的に帰結する。

両親の殺害後に明らかになるが、実はブラッドフォード家の実子ではない(ただし、オリヴァー本人はブラッドフォード家に来てから物心がついており、実の両親を探し出そうともしていない)。
当人たちが死亡しているため真相は闇の中だが、手にかけた両親と何かが上手くいっていなかったこと、愛情に飢えていたことこそがオリヴァーの狂気の一因だった、これが彼を歪ませた、と見る向きがある。




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