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---Abandoné【 指名制 】/318


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37: ファナティック [×]
2017-12-09 21:25:07




>35 マリウス

…そう、今までにも色んな人が沢山…何人居たか、思い出せなくなるくらい。
でも、今は貴方ひとりだけ…この館に、死にたがりさんはひとりしか入れないの。
(相手の部屋から夕食会場までの距離はそう遠くは無いらしい。一定の間隔で壁には明かりの灯る古びたランプが設置されているが、その明かりはどうも心許無く弱々しいもので、決して視界が良いとは言えない状況である。此処での生活が長い者であれば、何度も行き来する内に何となく感覚で順路を覚えてしまえるのだが、何せ昨夜到着したばかりの身ではそれも難しいだろう。そんな気遣いから、時折ちらりと後方を着いてくる相手の姿を確認しながら、下の階へ続く階段を下り始めた。ガタン、ガタン、と一段下りる度に響く鉄球の音がどうにも喧しく、折角の会話に水を差されている様な気がしてならない。相手も同じように感じているのでは無かろうかと心配して、無意識の内に小さな背中が更に縮こまった。とは言え、此処に来たばかりの人間の多くが抱く疑問を投げ掛けて来たその声は未だ落ち着きを孕んで耳に心地良い。貪欲に知識を求めんとする相手が予想した様に、特に躊躇うでも無く素直に返事をした。軈て下の階へ辿り着くと、そこから歩き始めて間も無く、正面に見えて来た大きな扉こそが会場の入口らしい。平均と比べて幾らかゆったりとしていた歩調を少しだけ早めて先に扉の前へと進み、ギイイ、と重い扉を開くと「丁度準備が出来た所みたい…良かった、中へどうぞ…」と一声。扉を潜ると、一度に十数名程は着席出来るであろう長いテーブルが見えるだろうか。皺ひとつ、染みひとつ見当たらない純白のクロスが敷かれたテーブルの上には、手前の方にひとつ、そして奥の方にひとつ、間隔を開けて5本の蝋燭を立てた銀の燭台が置かれていた。先程、相手の他に客人は居ないと伝えたばかりにも関わらず、テーブルの左右にはそれぞれ5人分の椅子と食器一式が。そして向かって正面奥側にも同じく椅子が、そして今まさに用意されたばかりの温かな夕食が相手を待っていたらしい。一人が使うには些か広すぎる食卓――物寂しさは否めないがきちんと席まで案内しなければとそのまま夕食会場の奥へと進んで行くと「食事はね、ギャルソンが用意してくれてるの…すごく、美味しいんだよ。何も入ってないから…安心して食べてね。」と、彼の名前を出せば相手があれこれと余計な心配をしてしまうかもしれないと言う事を予測したからこそ、静かに一言添えて微笑み)




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