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70:
メアリ・アンズワース [×]
2017-11-23 15:15:11
>>65 クレイグ・ウォーカー
(/ここまで、設定についてじっくりと時間をかけての話し合いに協力して頂きありがとうございました!優柔不断な背後故あれこれと主様に頼って質問を重ねてしまいましたが、今回は折角現在のクレイグの人物像や生活背景を丁寧に描写して下さったロルがございますのでそれに繋げる形でメアリを登場させて頂く事にしました。
ふたりのキャラクター像を練っていく内、物語が幕を開ける瞬間をとてもわくわくとした気持ちで楽しみにしておりました。そろそろ、満を持して開幕とさせて頂けたらと思います!では、背後は失礼致しますが、何かご意見ご質問等御座いましたらどうぞお気軽にお声かけ下さい/蹴り可)
(自身の人生にとって第二の転機となった日――"あの女"、もとい、母親が殺されたあの日から12年と言う年月が流れた。一日たりとも、彼の事を考えなかった日…考えずにいられた日は無い。まるで取り憑かれたかのように熱烈に彼を想い続け、まるで煙のように行方を晦ましてしまった彼の事をただただ夢中で捜し続けている。幼い恋心は決して尽きる事の無い原動力となり、ほんの僅かな諦めと失望さえも奪い去って自分自身を動かし続けた。今日という日もまた、買い換えてから少し時間が経ち、手に馴染み始めた手帳を片手にあちこちを歩き回っていたらしい。既に夕刻を迎え、街にはぼうっと明かりが灯り始める。今日はよく晴れた日だった。青々と澄み渡っていた青空は日が沈んでゆくにつれて微かな灰色を溶かし込んだようにワントーン暗くなり、今にも沈みきってしまいそうな夕日が僅かに残したオレンジ色と混ざり合いながらこの時間特有のグラデーションを成している。腕時計と手帳とを交互に見遣った視線は再び真っ直ぐに前を向き、目的地への到着を急ぐように少しばかり歩調が早まった。手帳に書かれた一軒のアパートの名前と住所、そして何やら複数記録されている時刻。どうやら、今から向かうこの一軒のアパートは、これまでのどんな情報よりも精密な情報の元に弾き出された場所らしい。今日こそは、今日こそは、とそう思わずにはいられない。そんな期待と焦りと興奮が、もう何時間も歩き回った筈の足をこうも元気良く回転させるのだ。
そうして辿り着いた目的地。情報通り年季の入った、世辞にも綺麗とは言えそうも無いアパートの錆びた螺旋階段を駆け上がり、息を切らしながら等間隔に部屋の扉が並ぶ通路に顔を出した――その瞬間は、視線の先に捉えたひとりの男性がドアノブに手をかけた正にその瞬間。確信はまだ無い。それでも、ばくばくと胸元に振動を感じるほどに心臓が速度を上げて脈を打ち、全身がかっと熱くなる。無意識の内に掌の中の手帳を合皮のカバーに爪が食い込むほど力強く握り締めながら、微かに震える声で呼び掛けて)
あ……っ、あの――!
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