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〆 ゼラニウム/68


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自分のトピックを作る
18: ノラ [×]
2017-05-11 22:40:17


(薄ら笑い、口元に浮かぶそれを見据えては持つところをネクタイに変え、その場から動かないものの革靴の先は濡れた床、タイルの先に見える浴槽へと向け、横目でラギトを見上げては怯えることのないその瞳に自分の姿を映す。僕を見下すその目、どうせなら泣いて許しを乞えばいいと思ってしまうのは性)
試してみるか?なんならオプションも付けてやるが…大人しく僕のことを主人と呼ぶなら、お前の部屋に連れて行ってやる
(大人にも男にも、下手をしたら女にも勝てない程に腕っ節は弱いが武器がある。片手でその武器に触れては言葉を紡ぎ出し、相手にとって逃げ道の様な提案を出しつつ1歩、水の張った広い浴槽へと踏み出し)


19: ラギト [×]
2017-05-11 23:30:39


―俺の部屋…?(今まで馬舎や倉庫でしか寝た事が無かった自分に部屋が用意されていると知ると目を真ん丸と見開き。部屋というからには、其処には温かい布団があるのだろうか。空を見上げられる窓があるのだろうか。自分が人として寝床につくことが許されるのだろうか。そう考えている内にもネクタイを引かれ身体は水の張った浴槽へと傾いていて。自分が此処へ沈められたとしても恐怖など無いが、お前の部屋、という言葉は今は何よりも魅力的で)…フン、なんて呼べばいい。ご主人様か?(取り敢えずとでも言うかのような態度ながらも、相手に従う意思を見せて尋ね)

20: ノラ [×]
2017-05-12 00:31:52


(丸くなった目に少しばかりこちらも目を見張るも、ふと腑に落ちた。この男の境遇は僕と似ている、はず。飼い犬に与えるには豪華すぎる部屋を用意した、温かい布団、柔らかいベッド、外の見える窓はまあ格子をはめてあるけれど。鼻で嘲笑う様な態度はまだ治りはしないが少しずつ矯正していけば良い、そう思えばネクタイの根本からその先へ手を移動させては)
僕の名前はノラ。お前は僕をノラ様かご主人様と呼べ、命令だ_行くぞ、犬
(名乗るのは主人として当然、犬に名前を覚えさせるのも当然。告げ終えてから濡れた革靴を出入口の方へと向け直し、掴んだネクタイをリードのように引き歩き出す。犬の部屋へ案内するのも、主人の務め)


21: ラギト [×]
2017-05-12 08:24:44


(こちらを見つめてくる視線はモノを値踏みするように無機質で心地いいものでは無いが、不快に感じる程でもない。そんな類の視線には慣れている。ネクタイの先を引く相手にそのまま身を任せると、首ごと身体を引っ張られるような姿勢になって)
わァかったよ…ノラ様。これでいいのか?(唇の端を少しだけ持ち上げ新しい主人だと言う彼女の名を呼ぶ。ネクタイを引かれるまま歩き出され、背の低い彼女に引っ張られるとやや腰が落ち、後から足が付いていくような形になって歩き。屋敷の廊下は薄暗く蝋燭の灯りがほんのりと照らし、これから自分の部屋に向かうのかと思うと心が逸り)

22: ノラ [×]
2017-05-12 14:39:59


(明るい部屋から出てすぐの廊下は酷く暗かった。呼びかけられた名前と問いかけには直ぐに答えることはせず、歩みを進める。手の先に感じる上等なネクタイの感触と確実な人間の重さの抵抗。何も答えぬまま、数メートル程歩いた先、視界の端にラギトに与える部屋が見えればそちらへと向かい)
それでいい、よく呼べたな。ところで、お前はベッドの使い方を知っているか?
(扉を開け、ネクタイを掴んでいない方の手で室内を指差しては失礼な問いかけを。褒める、だなんて半分くらい貶しているようだが犬には丁度いいだろうと至極当然なように)


23: ラギト [×]
2017-05-12 15:49:01


(引っぱられるままに歩いて辿り着いた先の目的地の扉が開くと、動物がテリトリー外の世界を警戒するかのように暫く足を踏み入れず、扉手前で立ち止まったまま部屋を凝視し。ノラが部屋へと足を踏み入れると引っ張られ自然な動作で入室する事になり)
ベットの使い方?ハン、馬鹿にすんな…それくらい知ってる。―上に乗ってヒトが寝る所だろ?(いつまでもネクタイを掴まれたままで、首を上に向かせられ中腰も疲れてくると、相手の足元に尻をつき絨毯に直に座り、片膝を立ててもう片方のは足は胡座をかき、隣りにいる主人を見上げ。ベットを使ったことは無かったが自分の知っているなりの知識で答え)

24: ラギト [×]
2017-05-12 15:50:58

(/訂正 : 首を上に向かせられ→首を下に向かせられ)

25: ノラ [×]
2017-05-12 17:23:42


(足を踏み入れその場に座り込む犬に、本来ならば許可なく主人の前で座るなだとか_しかしながら、とりあえずはあくまでも人間らしい生活を提供しつつ犬として駒にすることが目的であると考えればネクタイから手を離しラギトを見下ろす様に見ては)
分かっているなら良い、あれは好きに使え。この部屋のものはお前のモノだ、他に必要なものがあれば僕に言え、考えてやる…ああ、それから
(小綺麗にされた犬、それでも中身は粗野なままだということば僕が一番よく分かっている。事務的なことを告げ「ああ、それから」と付け足しつつ片足を上げれば、その足をラギトの立てられた方の膝へと乗せ緩く体重をかけ。見下ろしたまま告げる言葉は主人としての命)
今後、僕の目の前では、座ることも、食べることも僕の許可無しにすれば許さない。言葉遣いにも気を付けろよ、駄犬


26: ラギト [×]
2017-05-13 08:39:54


(部屋を好きに使えと言われると礼や感嘆の言葉は出ないものの粗野な瞳の奥は確かに悦びで輝いていて、しかし嬉しい事に慣れていない自分はその不可思議に押し寄せてくる感情を表す方法を知らず、口は開かずに。黙っていると、それから、と主の声が続き不意に足を乗せられ体重が軽く膝にかかると、首を相手へと動かして。足蹴にされる事は腕を触られる事と同じくらいのもの、抵抗は無く、普段通りの表情で少女の言葉に耳を傾け)
あぁ―…。…わかりました、ノラ様。(見下ろしてくる少女の瞳は支配者たるもので、表情には出ないものの個人部屋と上等な衣服いう贈り物に内心では浮き足立っていて、年端が下過ぎる相手にかしずくのは引っ掛かるものの今までの主人よりは何倍もマシだと内心でほくそ笑み、言葉では表向きだけの了解を伝え)


27: ノラ [×]
2017-05-13 11:44:37


(乗せられた足を振り払うこともせず、少しの言葉も吐き出さず。ただ、こちらを平然と見上げる犬はそれでも確かにあの僕が捌く売り物とは違う。しっかりと続けられた言葉に満足げに口元に少しばかりの笑みを零しては足を下ろし軽く身をかがめれば指先でその足を乗せていた場所をはたいて)
うん、いい子。僕はまたお前を僕の市場で売りたくはないからな_お前はもう寝ろ、明日の朝からはちゃんと僕の傍に控える人間に相応しく色々と教える
(歳上に対していい子、とは。まあ相手が犬だと思っての行動だが、そっとかがめていた身体を戻し手を伸ばせばその自分には無い色の髪に触れ緩く撫ぜ。その撫でていた手で、そのままネクタイを再び掴むと立てと促すように引き。僕は知っている、初めてベッドで寝るときは本当に上手く眠りに落ちることが出来ないのだ。床で寝ていた者には落ち着かない)


28: ラギト [×]
2017-05-13 12:30:37


また売られるのは嫌だ(この部屋はもう自分のものなのだ、此処にさえ居座る事が出来るのなら。ポツリと独り言のように答え。踏まれた場所を手ではたかれるとわざわざ汚れを落としてくれたのだろうか、明日から始まるという仕事の話に耳を傾けつつも不思議そうに見遣り。いい子と呼ばれても笑みを見せるでもなく、髪に触れられれば何故自分に触れるのだろうとじっと相手を見遣り、ネクタイを掴まれ促されるようにして立ち上がりベッドに連れていかれると、ベットには乗らずに)…俺は此処の上に乗っていいのか?(初めてのベット、シーツは綺麗に洗濯されているのかそれとも新品なのか汚れ一つない白で、少し躊躇するようにノラを見上げ)

29: ノラ [×]
2017-05-13 13:18:22


(ふと耳に入ってきた言葉、自分とこの犬は違う生き物だから軽率に「わかる」などとは言いたくはないが、その気持ちは理解が出来る気がして唇を噛む。汚れのないシーツも、床も、調度品も、全ては飼い犬のため。甲斐甲斐しいと思われても仕方の無い高待遇、これから先のことを思えばこれ位のことは当然だと僕は思う。ベッドには乗らず、ただ尋ねるような言葉に少しばかり驚き少し逡巡すればネクタイを離し、足をクローゼットの方へと向け)
言っただろう、ソレはお前のモノだ。お前が乗らずにどうする…その格好では寝苦しいだろう、これに着替えればいい
(クローゼットから取り出したのは深い紺色の寝間着。ネクタイをしたまま寝ろと言うほど鬼ではないつもり。手に持ったそれをベッドの上に置けば軽く犬の背中を叩いて「今に慣れる」とだけ告げ自分は早々にベッドの端に腰掛けて犬を見上げ。勿論自分は此処で寝やしないが、主人がこれは危ないものではないと示すのは教育上悪くは無いだろう)


30: ラギト [×]
2017-05-13 15:00:03


へェ…じゃあ、乗る。(これが自分の物と念を押されると口端を歪めるようにして笑み、ネクタイを離された途端に淵に片手を掛けると身軽な動作で飛び移り。背中からベットにダイブするとスプリングの反動で身体が跳ねてその予測出来ない動きに驚いたようにし一瞬だけ愉しそうな笑みを浮かべて。クローゼットから出された深い紺色の寝巻きを差し出されると、腹筋を使ってベットから上半身を起こし受け取って、その手触りの良さに再び目を丸くし。ベットの上でネクタイを外してシャツを脱ぎ、ズボンも脱いでパンツ一枚になり、不均等だが引き締まった肉体は程良く年相応かそれ以上に筋肉が隆起し、身体中が傷だらけではあるが哀れさは無く何方かと言えば官能的で雄々しく、少年と青年の間のようなまだ幼さの残る顔立ちとは裏腹で。言われるままに寝巻きに着替えると自分の肩口を鼻に近付け新しい衣服の匂いをすんすんと嗅ぎ)
…このベットは俺のモノだから、此処なら俺は、何をしてもいいんだよな?(ベットの淵に座るノラの傍らに胡座を掻いて座り確認するように尋ね、唐突にノラの細い手首を掴んだかと思うと自分の胸元へと引き寄せようとし)

31: ノラ [×]
2017-05-13 17:09:22


(臆することも無くベッドに乗り、渡した寝間着に平然と着替える様に少しばかり驚き目を丸くするも傷だらけの身体を見れば、そう言えば奴隷として売られる予定だったなと、あの時手元にあった書類を思い出した。すい、と目を逸らしては正面を見据え_揺れたスプリング、視界の端に着替え終えた犬、その問いかけに答えようとした瞬間。思っていたよりも強い力で引かれ、身体が犬の方へと傾く。咄嗟に掴まれていない方の手を伸ばし犬の肩に突っ張るように支えを取れば)
何をしても良いのは確かだが、僕を強く掴むな。痕がつく…ああ、寝方が分からないか?
(浴室で言葉を交わした時よりも近い相手の体温、相手の目的が分からない以上下手に動くことをしないのは自分がそう躾られていたから。それでも小馬鹿にしたような口調は変わらず見下すように告げては鼻で笑って)


32: ラギト [×]
2017-05-13 17:58:51


(肩を押さえその細い腕をつっかえ棒のようにし見下ろしてくる少女―こちらが力づくで引き寄せようとしても、その深い青色の瞳には、一瞬の躊躇も恐怖も映らなかった。じっと表情を見つめ、それを確かめると手を離し)
寝方が分からないわけじゃねェ…主が俺のベットに入るなんて、この先一生起こらなそうだから。あんたに触れてやろうと思った。…無理だったけどな。(相手の小馬鹿にしたような口調は当然と思い気にならず、ただ馬 鹿 正直に伝え。主が自分を犬として試すように、自分も無意識に何処かで、相手を試している。己とは世界の違う人物を自分の手でこちらに引き入れ動かし、彼女がこの胸に収まり驚愕と羞恥に目を見開いたならきっと滑稽で愉快だっただろう。己が主人を試せる立場では無いとわかっていながら、この小さな相手ならば、力でどうにか出来るのではないかと頭の隅を過ぎったのは確かで)

33: ノラ [×]
2017-05-13 18:48:36


(橙の瞳が僕の青を見据える。離された手首、不思議な感覚を残したまま熱だけが逃げていくのを感じながら自分も肩についていた手を離し姿勢を正すようにベッドの端に膝立ちになれば_嘘もつく気がないらしい犬の言葉に小さく息を吐き出すように笑う。まるで僕をそちら側へと呼ぶような行動だった、大人しく飼われる犬でいるつもりもない様、きっと彼の歴代の主人の誰よりも若い僕だから)
なんだ、寝方がわかるだけ偉いじゃないか…と、言いたいところだが、僕の名前は「あんた」じゃない
(犬よりも小さい身体。力でかなう事はないだろうが、僕はお前を飼う主人。両手を伸ばし、そっとラギトの両肩にそれを置くと「初心じゃなくて悪いな」と、歪んだ笑みを浮かべ目の前の橙を見据え。残念ながら、僕は犬に噛みつかれる前に牙を抜く質なんだ。そう心の中で呟いてはベッドに倒すように、突き飛ばすように、ラギトを押そうと全体重をその手の先にかけ)


34: ラギト [×]
2017-05-13 19:07:32


―(突き飛ばすように両肩を押されてベットに倒され見下ろされると目を見開き)
ノラ様、主、ご主人様。・・・悪いな。犬だから直ぐ忘れる。(「あんた」じゃない、と呼び名を咎められると、相手の呼び名を何度も声に出して反芻しながら、押し倒されたままの態勢で薄ら笑みを浮かべ。己の身体に乗った相手の全体重は驚く程に軽く、力を入れれば跳ね飛ばす事も出来るだろうが、彼女を傷付ける事までは念頭に無く。だが己が生意気である事は自覚していて、殴られるのだろうと予想するとわざと身体の力を抜き)

35: ノラ [×]
2017-05-13 19:45:03


(スプリングが軋む。僕とは違う相手の髪の色、瞳の色が自分よりも下にある光景はきっとこれから先何度か目にするのだとは思うが、存外綺麗なものだと思った。何度も呼ばれる僕のこと、けれどそれを呼ぶ犬はどこか慣れたように笑みを浮かべては身体の力を抜くものだから少しばかり驚き。けれど、何となくわかる気がした。主人が奴隷を突き飛ばせば、次に来るのは大体暴力だったから)
僕はお前を殴る気なんて無い、第一、僕の力でお前を殴れば傷つくのは僕の手だ。それくらい分かるだろう…まあ、犬だから分からなくて当然か
(小さな溜め息と共に両手を離すとラギトの太股の上に腰を下ろし、見下ろしたまま言葉を並べてはこちらも薄く意地の悪い笑みを浮かべ。けれど離した手をそのまま下ろすことはなく、ラギトの寝間着の上、その隙間から手を入れれば腹部にその手を這わし。何も言わずに、その身体中にあった傷を探る様に少しずつ手の位置を変えるように動かし)



36: ラギト [×]
2017-05-13 20:42:06


・・・
(こちらを覗き込む深い青、随分と長い時間に感じる。だが待てども手をあげられる事は無く、傷付くのが相手の方だと知らされると目を見張り。自分の太股に腰を下ろした彼女はその衣装からか顔立ちからかまるで人形のようで、何をするのかと不思議そうに見つめ。寝巻きの間から小さな掌が入り込みその指が肌を這うと人形ではない生身の彼女の体温を感じ、不快とは違う経験したことのない不可思議な感覚が身体の真ん中を走り。指は傷の上を確認するように動きまだ比較的真新しい切り傷に触れられると擽ったさと痛みが混ざり合いぴくりと小さく身動きして)


37: ノラ [×]
2017-05-13 21:28:00


(指先に感じる体温。また振り払われない、と頭の片隅で思いながらその身体を撫でるように触れていたが、とある一点を掠めた時に微かな音を立てて下の身体が揺れた。新しい傷なのだろうか_少しだけ妬ける。少しだけ強く、その傷を押すように撫でつつラギトの目を真っ直ぐに見下ろしては薄く、年齢の割りには冷たい笑みを見せ)
僕もお前を傷つけることを躊躇わない、よく覚えておけ。
(呟いた言葉は本心か嘘か。ゆるりと上半身を倒すとその傷がある場所に衣服の上から頬を擦り寄せ。それから吐き捨てるように「なんだ?僕に触れないのか」とどこか何もかもを諦めたかのような笑みを浮かべて問いかけては、その寝間着の隙間から手を引き抜きラギトの頬へ触れようと手を伸ばし)

38: ラギト [×]
2017-05-13 22:22:53


いてェ…よ(傷を撫でる指に力が少し掛かると身を捩るも、頬を擦り寄せられるともう少しこうして居たいと思う気持ちが相手を邪険に出来ず、「触れないのか?」と聞かれるとその言葉が意外で大きく目を見開いて。その瞬間まで相手に呑まれていた事に気付き、こんな小さな子供に、と自分の感情に驚き頬へ触れられる前に慌てて上半身を起こし)……やめとく。俺なんかに触れてもいい事ねェから(傷付けることを躊躇わない、という割には自分の願いを叶えてくれようとする相手の意図がわからず、優しさを知らない本能がその仕草と冷笑とのギャップに戸惑って。相手の手首を今度は弱く取るとそっと押し退けそれきり視線を逸らすとベットの隅、壁際まで移動し動物のように丸くなって目を閉じ眠りにつき)

39: ノラ [×]
2017-05-13 22:57:37


(暴れて、殴って、拒絶する。そうしてくれれば僕はきっともっと酷くこの犬を躾られたのだ。抵抗することもなく、そっと手を離させると僕から離れて丸くなった犬に心で、これから僕が教えようとしている世界は汚すぎると何かが叫ぶ。それでも、僕はこの犬を売り飛ばす気は起きない。そっとベッドから降りると扉に向かいながら)
何かあれば僕の部屋へ来い。階段を上がって直ぐの部屋だから…おやすみ、ラギト
(どんなに言葉を並べても頭の中にあるのは今日の商品リスト、今から行うことは商品の廃棄。おそらく眠りに落ちるであろう犬が、僕の部屋に来ることはないだろうと思っての言葉は部屋に冷たく響く。扉を開け、廊下に出ると振り返ることもなく裏手へと向かう出入口へと向かった。廃棄作業を、早く終わらせて僕も寝ようと…事務的な僕をきっとあの犬も使用人も嫌がるだろうが。あの犬はまだ可愛い、僕も、できる限り傷つけたくはない)

40: ラギト [×]
2017-05-13 23:59:02


(目を瞑りながら主の言葉を聞く。自分から部屋に向かう事など無いだろうと睡魔に落ちかけた朧気な頭で思いながら、瞼を閉じているとやがて眠りについていて。生まれて始めて使ったベットは布団など掛けずとも温かく、隙間風も吹かない部屋は驚く程に快適で。しかし新しい寝床に慣れない身体は陽が登る前に起きてしまい、起きて立ち上がり窓のカーテンを開けると外の景色が見え、その窓から見える白んだ空は普段より近く感じて)
俺はこれからどうなるんだか……(使用人にも主にも仕事内容はまだ何も聞いてはいないが、兎も角洗顔と歯磨きを済ませ寝巻きをベットに放り、黒の衣服に着替え。昨日の着替えの時に使用人に教わったネクタイの結び方は一日経ったら忘れてしまい、ネクタイの結び目が出来ぬまま適当に輪っかを作り首に掛けて、部屋に誰かしらが訪れて来るのを待ち)

41: ノラ [×]
2017-05-14 00:34:07


(僕の屋敷の裏手には、あの犬を飼った、そして僕が買われた市場がある。その裏手にある搬入口に売れ残った商品はあった。廃棄、使用人には任せられない作業は淡々とこの手で行い屋敷へと戻ったのは空が少しばかり明るくなった頃。正面玄関を潜り、真っ直ぐ、気が立っている僕は誰にも会わないようにと歩いていたのに声をかけてきた新人の使用人。暗い廊下でかけられた声が、どうしても商品達の断末魔に重なった)
僕に近付かないで。僕はこの屋敷の主人だぞ、お前達が気安く呼びかけていいような身分じゃない。分かっているだろう、なあ
(まだ犬は寝ているのか、まだ他の使用人は寝ているのか、そんなことを頭の片隅で思う。鞭を掴み思い切りその使用人に向けて振り下ろし、床に、花瓶にあたったそれが酷い音を立てるのを遠くで聞いているよう。_甘さを見せれば飲まれる年齢と見た目であることに自覚がある。鞭と手が擦れて痛んだ瞬間に我に返ったように動きを止めては舌打ちをし、使用人を蹴り飛ばして)


42: ラギト [×]
2017-05-14 01:18:33


(長い間飽きもせず空を仰ぐ、雲がゆっくりと流れているのを見つめながら、自分は何処で産まれ何の為に生きているのか―とうに答えを探すのを諦めた疑問が再び芽生えると、感傷に浸っているのは生活と時間に余裕が出来たからかと気付いて鼻で笑い、今を生きる為には必要の無いつまらない思考など脳裏から飛ばして。ずっと窓辺に立ち続けるのにも飽きベットに戻ろうとした時に、ガチャンと花瓶の割れる音がし、廊下から聞こえてきた音に身体を向け部屋の外へ出ると、廊下に居た主が使用人を蹴り飛ばしたところで)
・・・何してんの?(主は主なのにこんな早い時間から起きているのかと驚き、挨拶もせずに背後から近付くと、花瓶が割れているのと使用人が床に膝をついているのを真顔で交互に見て)

43: ノラ [×]
2017-05-14 01:43:24


(相手が背後に立つ気配すらも気にならないほどに、僕はどうやら興奮しているようで。聞こえた犬の声に振り向いては言いたいことを纏めるようにじっとその橙を見据え_例えば、言葉遣い、それから服装。それから遅れて理解したように、何をしているのか、という問いかけに答えようと鞭を持つ手を少しだけ上げては)
使用人の躾…直ぐに廃棄しないだけ僕は優しい主人だろう、なあ?_僕を子供扱いするな、仕事の後に声はかけるな…お前達分かったな
(躾だと、これは躾なんだと犬に教え込むように見上げ、薄く血が滲んだ手から鞭を腰へ戻すと、そのままラギトのネクタイを結んでやり。肩越しに使用人達を見て言葉を吐き捨てれば「ラギト、来い」と呼びつつ足を自室へ向け。割れた花瓶を踏みつけ廊下を進む。空はもうそろそろ明るくなり始めているようで)


44: ラギト [×]
2017-05-14 08:09:33


(見据えられると、まさか自分に問題があるなどとは思わずキョトンとして首を傾げ)
・・・へェ、自分も怪我してるけど?(躾、と聞くとそうなんだな、と言葉のままに納得し、機嫌が悪そうながらにネクタイを結んでくれる主の顔をじっと見た後に血の滲んだ掌を見つめ。ネクタイはきっちりと締められだらしの無い印象はなくなり。来い、と言われると、言う通りに黙ってついていき。蹴られた使用人が、よろよろと立ち上り花瓶を片付け始めるのを行き際に尻目に見て)

45: ノラ [×]
2017-05-14 11:47:55


(自分の部屋へと向かう途中、かけられた言葉に返事をすることはなく、ただ真っ直ぐに前だけを見て進む。廊下にある調度品が1つ減ったことはあまり気にならなかった_新しく来た使用人なら気が付かなくて正解かもしれない、僕が子供扱いされることを嫌っていることも、僕が夜のうちに仕事をすることも。怪我をしていると指摘された掌は仕事に支障がなければ良いと思う程度。自分の部屋の扉を開け、中に踏み入りつつ)
お前も入れ。少しだけ仕事について教える…あいつと同じ轍は踏むなよ
(そう言ってラギトを肩越しで見上げ、釘をさす。僕は自分が思っている以上に不機嫌だったのだと思い、少しだけ困ったように口角を歪め)


46: ラギト [×]
2017-05-14 14:56:49


(掛けた言葉に返事は無かったが、特に気にするでもなく着いていき。相手の部屋に辿り着くと扉手前で待機し、入れと言われると足を踏み入れ室内をぐるりと首を巡らせて眺め。仕事ぶりを教えると言われれば頷いて、釘を刺されるとそれがどういう意味なのか分からず、不機嫌な彼女の表情を横目で見つめて)
……広いな。此処に居たら、何不自由の無い暮らしが出来るんだろうな(隣に居る小さな主人の壮絶な孤独や苦労など、ただ人に使われるだけの身だった自分には分かる由もない。部屋を見渡した後、無遠慮な一言を小さくポツリと発して)

47: ノラ [×]
2017-05-14 15:38:25


(僕の声を聞いてから部屋へと踏み入った犬、こちらを横目で見やるその瞳はやはり僕の知る汚い大人のそれには染まっていない。聞こえた言葉はかつて僕が抱いたそれに酷く似ていて、笑いながら歩いては自身の机、書類が積まれたそれに腰掛けラギトを見据え、喉の奥で低く笑ったまま歳にはそぐわぬ歪んだ笑みを浮かべると)
僕のような子供が何不自由の無い暮らしをする為には高い地位と大きな力とが必要だ。だから僕はモノを売り、モノを消す_お前も身をもって知っているだろう?
(腰掛けた机の上、手元にあるのは昨日の夜の商品リスト。そこからラギトの分を取り出すと見下ろすように片手間に流し読み)


48: ラギト [×]
2017-05-14 22:00:07


…そうだな(身をもって、と言われるとフンと鼻を鳴らし、机に腰掛け視線の高さが近付いた主を見つめ。彼女が何をしてようが、それがどんな事だろうが、自分にはどうでもいい。「俺は買われた…買う側の奴の気持ちなんてわからねぇし、考えた事もねェ」ぽつりと呟きながら、商品リストに視線を下ろす相手を睨むようにして見つめ)…仕事って、俺はなにすればいいんだよ?


49: ノラ [×]
2017-05-14 22:49:36


お前には、僕の側近として商品販売の補佐をしてもらいたい…僕からしてみたら誰も彼も汚い嫌な客ばかりで、どんなに金を出す良客でも殺意しか芽生えないんだ
(一通りの内容を読み終え、顔を上げれば同じ高さに近い目線にニヒルな笑みと共に答え。手元にある紙_今日の商品リストと顧客リストを手繰り寄せては、それをラギトへと差し出す。一度、あの場所に立った犬なら分かるだろう。僕がどうやって商品を売るか、それを横から見て、僕が求める動きをすればいい簡単なオシゴト)
僕が壇上にいる間だけでいい、僕の隣で僕の指示通りに動け。裏には行くな、お前が入るには汚すぎる
(まるで忠告のような言葉だと自分で自分の言葉を笑っては脚を組んで腰の鞭を片手で外し机の上へ。犬が、奴隷が、入るには汚すぎる場所なんて最初は僕自身あるわけがないと思っていたが、今この犬を見て思う。本当に存在するのだ、人間の欲と中身とで散らかった「裏」というのは酷く汚い場所)

50: ラギト [×]
2017-05-15 08:53:52


しょうひんはんばいほさ…(いまいちピンときていない様子で繰り返し、手渡された商品リストと顧客リストを眺め。真剣に目を凝らすが書かれた文字がほとんどわからず、眉間を寄せ「…読めない」と呟くと書類を突き返し)
……俺が行くには汚い所ってなに?そんな場所、ねぇよ。俺が汚いから行けない、じゃなく?(裏と言われて想像がつかず、最下層の奴隷でも行けないような汚い場所に主人がいくというのはさっぱり理解が出来ずにいて。腰の鞭を外したのにチラリと視線をやってから、机の上に乗る主を見上げ)


51: ノラ [×]
2017-05-15 14:04:14


…ああ、そうか。まあ良い、何も今必要な知識はこれじゃあない。お前には今夜までに立ち振る舞いだけでも覚えてもらわないとな
(読めないと突き返された資料に数度目を瞬かせるも、納得のいったように受け取ってはそれを隅に放る。続いた言葉を噛み砕く様にじっとラギトを見据えては、ラギトの首筋に触れるよう手を伸ばし、歳にはそぐわぬニヒルで寂しげな笑みを浮かべ)
この世界には知らない方が良い汚い部分なんて腐るほどある、お前が生きてきた世界のような場所が。僕の仕事場、裏の場所はその汚いモノで塗れた頂点だ。…いずれお前も僕くらいに汚れる、その時が来たら裏に行こう_一緒に堕ちようか


52: ラギト [×]
2017-05-15 16:39:48


あぁ、わかった(立ち振る舞いを覚えろと言われると頷き。これから始まる仕事に小さな興味を示しながら、支配者然とした相手の笑みを見つめて)
……あんたは、自分を汚いものと思ってるのか?俺じゃなく?
(時が来れば一緒に堕ちよう、と告げてくる相手の瞳は、年相応の子供の瞳のものではなく、深く暗く寂しげに見える。「…なんだか、俺より不幸そうだな。」最下層の自分より不幸だなどということは有り得ないとわかりつつも、その瞳を見ると自然にポツリと口から出ていて。彼女の指が首筋に触れようとしても微動だにせずにその指を見つめる。自分から寄り添う事はしない、自分が触れようとすれば彼女はそれを拒絶するはずだから)

53: ノラ [×]
2017-05-15 17:44:21


お前と同じくらいには汚いかもわからんぞ…まあ、僕は自分が不幸だとは思わない。過去を悲嘆することもない…お前も僕も身なりだけはちゃんとしていないとな
(問いかけに、目を細め伸ばした指先から手の甲にかけてその首筋を撫でるように擦り寄せてはさも当たり前のように言葉を放つ。微かに伝わる脈と体温、自分からこちらに寄ってこない犬にどこか安心感を覚えながら僕は片手に鞭を握り、その首筋から手を離せば机に片膝を上げて口角を上げ、ラギトを見やる)
_始めよう、精々頑張って覚えることだな。まず立つ時は必ず踵を揃えろ、僕がどんな動きをしようと前だけを見据えていろ
(出来る限り簡単な言葉で、基本的な事から少しずつ。この犬は決して頭が悪いわけじゃあないと思うから、僕の隣に立って動く上で最小限のことを教え込む。ラギトの踵、指先までを目で追いながらの命令はさながら調教師だろうか)


54: ラギト [×]
2017-05-15 19:19:05

俺と同じなんて、相当だな
(主が自ら犬と同じだと言う滑稽さに可笑しくなりククッと笑ってしまい。首筋を撫でられると擽ったそうに身を捩るも、拒否する事はせず、鞭を握る相手の手首をチラと見下ろしてから、彼女へと再び視線を上げて)
……こう?(始めよう、と言われると頷き、踵を揃えて手を後ろへ組み、少しだけ背筋を伸ばしてみる。前だけを見据えろと言われると、主から視線をずらして前方の壁をじっと見つめ。暫くじっと壁を見つめているが、反応がないのでそわついて、視線を主に移し)


55: ノラ [×]
2017-05-15 20:32:20


_僕の方は見るな。前だけを見据えていろと言っただろ
(言ったことを直ぐに実行できるだけの頭の回転の早さ、昨日も思ったことだがそれなりにしっかりとした身体をしているから立ち姿も悪くない。じっとその様を見ていれば、こちらに注がれた視線に右手に掴み直した鞭をそのまま流すように振り下ろし、その先は傷が深くつかない程度に減速しつつもラギトの脚へ。冷たい声、意識して出るものではなく、これは慣れなのだと思うが)
立ち姿は悪くない。僕が壇上で指示した動きの後はこの形に戻れ。良いな?_次だ、これを片手で持て
(右手の鞭を握ったまま。机から降りると近くの棚から取った銀盆にワインのボトル、グラス、クロスを乗せ、自分が片手で運ぶには重たいそれは机へ置いてからラギトへそれを指差しては軽く鞭で床を払い)


56: ラギト [×]
2017-05-15 21:24:56

つッ!(軽い仕草で動かされた鞭が半身近くでヒュッと音を鳴らし、打たれた片脚を持ち上げ顔を歪めるも一瞬で、直ぐに元の位置に戻ると再び前を見据えて。壇上では指示が終わればこの形に戻れと言われると、ウンと小さく頷き。はじめに紙面を渡された時には文字を憶えさせられるのかもしれないと嫌悪と不安しかなかったが、この位のことなら出来そうだと内心でほっとし)
…(次に見せられたのは銀盆にワインのボトル、グラス、クロスが乗ったもので。過去に見た事はあるが給仕は女奴隷の役目だった為、自分は触ったことはなく。片手で持てと言われると少し緊張しながら「オウ」と口を尖らせ頷いて、盆を受け取り。片手で落とさないように掌の上に盆を乗せ、ゆらゆらするのを奴隷にしては形の良い指で踏ん張ってバランスを取り。するとしなった鞭が床で音を鳴らし、ピクリと身体が音に反応し意識がそちらを向くと盆が掌の上でぐらつきグラスが倒れ)


57: ノラ [×]
2017-05-15 22:10:54


(鞭が身を打っても声を上げない犬、飼い犬としては正解の反応を示すラギトが黙々と手を伸ばした銀盆。慣れないことなのか覚束無い手付きは僕が地面へ打った音で簡単に崩れた。ぐっと鞭を持つ右手に力が入る。叱るにはまだ早い、正しい持ち方も支え方も教えていないモノを叱るのは愚鈍な人間がやることだ)
…手は少し広げろ。指の腹で押さえるんだ、重心は少し自分の方へ寄せろ。視線は前を向いたまま、持ってただ真っ直ぐ立て
(空いている左手でグラスを元の位置に戻しては、指先でそっと盆の下の指を移動させるようつつく。少しばかりぐらついたラギトを支えるよう腰に鞭を持った手を添えては安定するのを待ちつつ)
_僕は無闇矢鱈にお前を打つことはしない。ただ、一度教えたことは完璧に覚えろ…失敗すれば問答無用で打つ。良いな?


58: ラギト [×]
2017-05-16 10:13:20

……ん(言われた通りに手を広げる。指の腹で踏ん張るようにして重心をやや寄せ、背筋を伸ばして前を見据えると見栄えだけは品の良い執事か給仕のように見える)
このくらいなら俺にだって出来る…馬鹿にすんな(問答無用で打つと言われると直ぐに鼻をフンと鳴らして、練習用の銀の盆をデスクに置くと代わりに掌をつき)
さぁ、行こうぜ?…その仕事はいつから始まるんだ?早起きし過ぎて飽きちまった…俺、外に行きてェ
(大きな窓の外にちらりと視線を移すと、青い空が見え流れる雲も見える。 同じ動作をし続けていることに疲れ、重心を机の方に傾けて主の方を振り向き)

59: ノラ [×]
2017-05-16 13:18:54


(飲み込みの早さと、それをすぐに身体に反応させることが出来る能力はある種天賦の才なのだろう。生意気な言葉には同じように鼻で笑い、外に行きたいという言葉に緩く頷くと鞭を再度纏め腰に納めながら)
仕事は夜、まだ明るいうちから出来るような内容じゃあない…外も、屋敷から出ないのなら構わない。僕も散歩になるしな
(逃げ出すのではないか、そんなことは元より心配していなかった。それよりも心配していたのは不慣れな場所での犬の体調。昨日の今日だ、初めてのベッドも、朝から使用人を蹴り飛ばす小さい主人も異質だったことだろうと。こちらを向いた犬に「それで良ければついてこい」とだけ続けて扉へと向かい)

60: ラギト [×]
2017-05-16 15:05:13


夜まで出られないのか……
(仕事は夜からだと言われると拍子抜けしたように肩を落とし、屋敷の外にはまだ出られないのかと思うとチラリと窓の外の空を見て残念そうに眉を下げ。以前は過酷な労働はあったがほとんどを外で過ごしていた。広い部屋や薄暗い廊下は落ち着かず、僅かだがストレスを感じて小さく息をつき。しかし此処が住処となった以上は屋敷の内部構造も覚えなくてはいけないだろうと思い、着いてこい、と言われると首を縦に振って主の後から部屋を出て。屋敷は長い廊下が続き、窓拭きをしていた使用人がノラに気付くと一旦仕事の手を止め振り向いて一礼をし。先程の、鞭打たれていた使用人とは顔が違うようだ。その姿を目で追ってから、主を振り向いて)
……この屋敷は何人、人がいるんだ?

61: ノラ [×]
2017-05-16 18:33:53


出してやりたいが、下手に出てお前がまた売り飛ばされては僕が困るからな…さあ、何人だったか
(しっかりと付いてくる犬の気配。頭を下げる使用人達は誰も彼も僕がここに来る前からいた奴らばかりで、きっと僕のことを快くは思っていないだろう。黙々と進む廊下、暗い照明も僕からすれば悪趣味な装飾も全て僕の前の当主のもの。肩越しに見やった犬の表情にどこか晴れないのを見れば、少し逡巡した後立ち止まり、綺麗に磨かれた窓の外を指差して問う。飼い主として、優しさでも何でもなく、飼い犬の精神面の面倒をも見るのは当然のことだろう)
庭が無駄に広いんだ。お前、この屋敷内が窮屈なら僕と中庭で散歩でもするか?

62: ラギト [×]
2017-05-16 19:53:57


沢山いそうだな・・・みんな、俺より大人っぽい(屋敷が大きいから使用人も多く必要なのだろうか、キョロキョロしながら主の後ろを歩き。ノラが通る度に使用人が頭を下げるので、直ぐ後ろにいる自分もかしずかれているような気がして、単純な頭は優越感を感じ、少し得意気な表情になって歩き。主が立ち止まると自分も立ち止まり、窓の外を指さされれば視線を向けて)
中庭……。…うん、行ってみてぇ
(庭と言うからには敷地内だが外なのだろう。無駄に広いと言われるとその場所が気になり、二つ返事で頷いて)

63: ノラ [×]
2017-05-16 22:10:30


…お前は僕の側近である犬になった。他の奴らよりも僕の傍で、僕が命じるまで僕の為に生きろ。もう僕以外、他の奴らはお前を奴隷としては扱わない
(二つ返事。真っ直ぐで素直な犬に僕は後ろで頭を下げ続ける使用人には聞こえないように犬に向けて言葉を放つ。僕の犬になるということ、それは二度と日向は歩けないということ。けれど、それでもこの犬が、今後、構わないと自らの口で言ってくれるなら。そう思ってしまうのは主人のエゴか)
行くぞ
(まるで犬の散歩だ、と思いつつ外へと向かう玄関へ歩き出す。外の世界、と言えば聞こえはいいがその実現実世界も閉鎖空間だ。ラギトを横目で見ながら玄関の扉を開ければ、久しぶりの太陽の下にゆっくりと進み出て)


64: ラギト [×]
2017-05-17 10:08:06

(他の奴が自分を奴隷と扱わないと聞いて驚いたように目を丸くし。そういえば自分から挨拶をしなくても何も咎められていなかった事を思い出し)
……なァ、何で俺を買ったんだ?アンタ(新しくやって来たこの地でも変わらないと思っていた自分の立場が思いの外の高待遇で、嬉しさよりも先に戸惑いや不思議な気持ちが沸き起こり。主人が大きな玄関扉を開くと、重い音を立てて扉が開き、外の日射しが空いた扉の隙間から屋敷内に射し込んで。自分もゆっくりと歩み出ながら、主の顔を見下ろし質問する。逆光で相手の顔は見えず、眩しそうに目を細めて)

65: ノラ [×]
2017-05-17 12:41:35


_僕はお前達のような人間を商品として売るのが仕事、たまたま自分の商品の中に番犬に良さそうな奴がいたから僕が買い取った。それだけのことだ
(眩しい外はあまり得意ではない。夜の闇に紛れて生きる僕には身を焦がすような鋭さを向けられているようで、けれどこれから先、この僕の世界に入って間もない犬の手を引いてより深い所へ行くというのならこれくらいの罰は受けてしかるべきだろうと。素朴な疑問、答えながら中庭へと足を進め。犬を振り返ることはないけれど)
お前だけは処分するには勿体ない商品だったのさ、精々這い蹲ってでも生きることだな


66: ラギト [×]
2017-05-17 16:24:14

…番犬か。じゃあ、アンタを護るのが俺の仕事ってわけだ(自分は偶然に目に止まっただけの存在なのだろう、だが奴隷としての待遇としては破格、運が良かったんだなとぼんやりと考え。相手は人を人と思わず処分する冷酷さや決断力を持っている。それを頭の隅ではわかっていながらも、自分が棄てられるという焦りも恐怖も今はなく、どこかでこの少女を今までの"主人"とは違う目線で見ていて)
今までそうやって生きてきた…這いつくばって泥水を啜ったって、俺は俺でいられる。鞭を振るってるアンタには、無理かもな(恩を受けた事は確かだ、自分の願いを聞き入れてくれた少女に敵意は無いが、ついひねくれた性格から毒づいてしまい)

67: ノラ [×]
2017-05-17 17:30:54


そこまでアテにはしていないがな。一応だ。
(あの汚くて暗い裏の闇の中でも目に宿ることがなかった諦めの色。それがあの黒の中でどれだけ彩度のあるものだったかきっとこの犬は知らないだろう。アテにしていないと鼻で笑っては、続けられた言葉に小さく笑い)
ああ_そうだな。僕は僕らしく、そんな世界では生きていけないさ。まあ、そもそもこの僕がそんな底辺の奴隷に落ちる様なんて想像出来ないが
(ひねくれた言葉なんて嘘ばかりの大人の言葉と比べれば可愛いもの。ラギトの言葉に口角を上げただけの冷たい笑みで言葉を返しては陽を避けるように陰を抜いながら花の咲く方へと歩いていき)


68: ノラ [×]
2017-05-24 22:40:50

(/あげ)

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