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〆 ゼラニウム/68


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自分のトピックを作る
41: ノラ [×]
2017-05-14 00:34:07


(僕の屋敷の裏手には、あの犬を飼った、そして僕が買われた市場がある。その裏手にある搬入口に売れ残った商品はあった。廃棄、使用人には任せられない作業は淡々とこの手で行い屋敷へと戻ったのは空が少しばかり明るくなった頃。正面玄関を潜り、真っ直ぐ、気が立っている僕は誰にも会わないようにと歩いていたのに声をかけてきた新人の使用人。暗い廊下でかけられた声が、どうしても商品達の断末魔に重なった)
僕に近付かないで。僕はこの屋敷の主人だぞ、お前達が気安く呼びかけていいような身分じゃない。分かっているだろう、なあ
(まだ犬は寝ているのか、まだ他の使用人は寝ているのか、そんなことを頭の片隅で思う。鞭を掴み思い切りその使用人に向けて振り下ろし、床に、花瓶にあたったそれが酷い音を立てるのを遠くで聞いているよう。_甘さを見せれば飲まれる年齢と見た目であることに自覚がある。鞭と手が擦れて痛んだ瞬間に我に返ったように動きを止めては舌打ちをし、使用人を蹴り飛ばして)


42: ラギト [×]
2017-05-14 01:18:33


(長い間飽きもせず空を仰ぐ、雲がゆっくりと流れているのを見つめながら、自分は何処で産まれ何の為に生きているのか―とうに答えを探すのを諦めた疑問が再び芽生えると、感傷に浸っているのは生活と時間に余裕が出来たからかと気付いて鼻で笑い、今を生きる為には必要の無いつまらない思考など脳裏から飛ばして。ずっと窓辺に立ち続けるのにも飽きベットに戻ろうとした時に、ガチャンと花瓶の割れる音がし、廊下から聞こえてきた音に身体を向け部屋の外へ出ると、廊下に居た主が使用人を蹴り飛ばしたところで)
・・・何してんの?(主は主なのにこんな早い時間から起きているのかと驚き、挨拶もせずに背後から近付くと、花瓶が割れているのと使用人が床に膝をついているのを真顔で交互に見て)

43: ノラ [×]
2017-05-14 01:43:24


(相手が背後に立つ気配すらも気にならないほどに、僕はどうやら興奮しているようで。聞こえた犬の声に振り向いては言いたいことを纏めるようにじっとその橙を見据え_例えば、言葉遣い、それから服装。それから遅れて理解したように、何をしているのか、という問いかけに答えようと鞭を持つ手を少しだけ上げては)
使用人の躾…直ぐに廃棄しないだけ僕は優しい主人だろう、なあ?_僕を子供扱いするな、仕事の後に声はかけるな…お前達分かったな
(躾だと、これは躾なんだと犬に教え込むように見上げ、薄く血が滲んだ手から鞭を腰へ戻すと、そのままラギトのネクタイを結んでやり。肩越しに使用人達を見て言葉を吐き捨てれば「ラギト、来い」と呼びつつ足を自室へ向け。割れた花瓶を踏みつけ廊下を進む。空はもうそろそろ明るくなり始めているようで)


44: ラギト [×]
2017-05-14 08:09:33


(見据えられると、まさか自分に問題があるなどとは思わずキョトンとして首を傾げ)
・・・へェ、自分も怪我してるけど?(躾、と聞くとそうなんだな、と言葉のままに納得し、機嫌が悪そうながらにネクタイを結んでくれる主の顔をじっと見た後に血の滲んだ掌を見つめ。ネクタイはきっちりと締められだらしの無い印象はなくなり。来い、と言われると、言う通りに黙ってついていき。蹴られた使用人が、よろよろと立ち上り花瓶を片付け始めるのを行き際に尻目に見て)

45: ノラ [×]
2017-05-14 11:47:55


(自分の部屋へと向かう途中、かけられた言葉に返事をすることはなく、ただ真っ直ぐに前だけを見て進む。廊下にある調度品が1つ減ったことはあまり気にならなかった_新しく来た使用人なら気が付かなくて正解かもしれない、僕が子供扱いされることを嫌っていることも、僕が夜のうちに仕事をすることも。怪我をしていると指摘された掌は仕事に支障がなければ良いと思う程度。自分の部屋の扉を開け、中に踏み入りつつ)
お前も入れ。少しだけ仕事について教える…あいつと同じ轍は踏むなよ
(そう言ってラギトを肩越しで見上げ、釘をさす。僕は自分が思っている以上に不機嫌だったのだと思い、少しだけ困ったように口角を歪め)


46: ラギト [×]
2017-05-14 14:56:49


(掛けた言葉に返事は無かったが、特に気にするでもなく着いていき。相手の部屋に辿り着くと扉手前で待機し、入れと言われると足を踏み入れ室内をぐるりと首を巡らせて眺め。仕事ぶりを教えると言われれば頷いて、釘を刺されるとそれがどういう意味なのか分からず、不機嫌な彼女の表情を横目で見つめて)
……広いな。此処に居たら、何不自由の無い暮らしが出来るんだろうな(隣に居る小さな主人の壮絶な孤独や苦労など、ただ人に使われるだけの身だった自分には分かる由もない。部屋を見渡した後、無遠慮な一言を小さくポツリと発して)

47: ノラ [×]
2017-05-14 15:38:25


(僕の声を聞いてから部屋へと踏み入った犬、こちらを横目で見やるその瞳はやはり僕の知る汚い大人のそれには染まっていない。聞こえた言葉はかつて僕が抱いたそれに酷く似ていて、笑いながら歩いては自身の机、書類が積まれたそれに腰掛けラギトを見据え、喉の奥で低く笑ったまま歳にはそぐわぬ歪んだ笑みを浮かべると)
僕のような子供が何不自由の無い暮らしをする為には高い地位と大きな力とが必要だ。だから僕はモノを売り、モノを消す_お前も身をもって知っているだろう?
(腰掛けた机の上、手元にあるのは昨日の夜の商品リスト。そこからラギトの分を取り出すと見下ろすように片手間に流し読み)


48: ラギト [×]
2017-05-14 22:00:07


…そうだな(身をもって、と言われるとフンと鼻を鳴らし、机に腰掛け視線の高さが近付いた主を見つめ。彼女が何をしてようが、それがどんな事だろうが、自分にはどうでもいい。「俺は買われた…買う側の奴の気持ちなんてわからねぇし、考えた事もねェ」ぽつりと呟きながら、商品リストに視線を下ろす相手を睨むようにして見つめ)…仕事って、俺はなにすればいいんだよ?


49: ノラ [×]
2017-05-14 22:49:36


お前には、僕の側近として商品販売の補佐をしてもらいたい…僕からしてみたら誰も彼も汚い嫌な客ばかりで、どんなに金を出す良客でも殺意しか芽生えないんだ
(一通りの内容を読み終え、顔を上げれば同じ高さに近い目線にニヒルな笑みと共に答え。手元にある紙_今日の商品リストと顧客リストを手繰り寄せては、それをラギトへと差し出す。一度、あの場所に立った犬なら分かるだろう。僕がどうやって商品を売るか、それを横から見て、僕が求める動きをすればいい簡単なオシゴト)
僕が壇上にいる間だけでいい、僕の隣で僕の指示通りに動け。裏には行くな、お前が入るには汚すぎる
(まるで忠告のような言葉だと自分で自分の言葉を笑っては脚を組んで腰の鞭を片手で外し机の上へ。犬が、奴隷が、入るには汚すぎる場所なんて最初は僕自身あるわけがないと思っていたが、今この犬を見て思う。本当に存在するのだ、人間の欲と中身とで散らかった「裏」というのは酷く汚い場所)

50: ラギト [×]
2017-05-15 08:53:52


しょうひんはんばいほさ…(いまいちピンときていない様子で繰り返し、手渡された商品リストと顧客リストを眺め。真剣に目を凝らすが書かれた文字がほとんどわからず、眉間を寄せ「…読めない」と呟くと書類を突き返し)
……俺が行くには汚い所ってなに?そんな場所、ねぇよ。俺が汚いから行けない、じゃなく?(裏と言われて想像がつかず、最下層の奴隷でも行けないような汚い場所に主人がいくというのはさっぱり理解が出来ずにいて。腰の鞭を外したのにチラリと視線をやってから、机の上に乗る主を見上げ)


51: ノラ [×]
2017-05-15 14:04:14


…ああ、そうか。まあ良い、何も今必要な知識はこれじゃあない。お前には今夜までに立ち振る舞いだけでも覚えてもらわないとな
(読めないと突き返された資料に数度目を瞬かせるも、納得のいったように受け取ってはそれを隅に放る。続いた言葉を噛み砕く様にじっとラギトを見据えては、ラギトの首筋に触れるよう手を伸ばし、歳にはそぐわぬニヒルで寂しげな笑みを浮かべ)
この世界には知らない方が良い汚い部分なんて腐るほどある、お前が生きてきた世界のような場所が。僕の仕事場、裏の場所はその汚いモノで塗れた頂点だ。…いずれお前も僕くらいに汚れる、その時が来たら裏に行こう_一緒に堕ちようか


52: ラギト [×]
2017-05-15 16:39:48


あぁ、わかった(立ち振る舞いを覚えろと言われると頷き。これから始まる仕事に小さな興味を示しながら、支配者然とした相手の笑みを見つめて)
……あんたは、自分を汚いものと思ってるのか?俺じゃなく?
(時が来れば一緒に堕ちよう、と告げてくる相手の瞳は、年相応の子供の瞳のものではなく、深く暗く寂しげに見える。「…なんだか、俺より不幸そうだな。」最下層の自分より不幸だなどということは有り得ないとわかりつつも、その瞳を見ると自然にポツリと口から出ていて。彼女の指が首筋に触れようとしても微動だにせずにその指を見つめる。自分から寄り添う事はしない、自分が触れようとすれば彼女はそれを拒絶するはずだから)

53: ノラ [×]
2017-05-15 17:44:21


お前と同じくらいには汚いかもわからんぞ…まあ、僕は自分が不幸だとは思わない。過去を悲嘆することもない…お前も僕も身なりだけはちゃんとしていないとな
(問いかけに、目を細め伸ばした指先から手の甲にかけてその首筋を撫でるように擦り寄せてはさも当たり前のように言葉を放つ。微かに伝わる脈と体温、自分からこちらに寄ってこない犬にどこか安心感を覚えながら僕は片手に鞭を握り、その首筋から手を離せば机に片膝を上げて口角を上げ、ラギトを見やる)
_始めよう、精々頑張って覚えることだな。まず立つ時は必ず踵を揃えろ、僕がどんな動きをしようと前だけを見据えていろ
(出来る限り簡単な言葉で、基本的な事から少しずつ。この犬は決して頭が悪いわけじゃあないと思うから、僕の隣に立って動く上で最小限のことを教え込む。ラギトの踵、指先までを目で追いながらの命令はさながら調教師だろうか)


54: ラギト [×]
2017-05-15 19:19:05

俺と同じなんて、相当だな
(主が自ら犬と同じだと言う滑稽さに可笑しくなりククッと笑ってしまい。首筋を撫でられると擽ったそうに身を捩るも、拒否する事はせず、鞭を握る相手の手首をチラと見下ろしてから、彼女へと再び視線を上げて)
……こう?(始めよう、と言われると頷き、踵を揃えて手を後ろへ組み、少しだけ背筋を伸ばしてみる。前だけを見据えろと言われると、主から視線をずらして前方の壁をじっと見つめ。暫くじっと壁を見つめているが、反応がないのでそわついて、視線を主に移し)


55: ノラ [×]
2017-05-15 20:32:20


_僕の方は見るな。前だけを見据えていろと言っただろ
(言ったことを直ぐに実行できるだけの頭の回転の早さ、昨日も思ったことだがそれなりにしっかりとした身体をしているから立ち姿も悪くない。じっとその様を見ていれば、こちらに注がれた視線に右手に掴み直した鞭をそのまま流すように振り下ろし、その先は傷が深くつかない程度に減速しつつもラギトの脚へ。冷たい声、意識して出るものではなく、これは慣れなのだと思うが)
立ち姿は悪くない。僕が壇上で指示した動きの後はこの形に戻れ。良いな?_次だ、これを片手で持て
(右手の鞭を握ったまま。机から降りると近くの棚から取った銀盆にワインのボトル、グラス、クロスを乗せ、自分が片手で運ぶには重たいそれは机へ置いてからラギトへそれを指差しては軽く鞭で床を払い)


56: ラギト [×]
2017-05-15 21:24:56

つッ!(軽い仕草で動かされた鞭が半身近くでヒュッと音を鳴らし、打たれた片脚を持ち上げ顔を歪めるも一瞬で、直ぐに元の位置に戻ると再び前を見据えて。壇上では指示が終わればこの形に戻れと言われると、ウンと小さく頷き。はじめに紙面を渡された時には文字を憶えさせられるのかもしれないと嫌悪と不安しかなかったが、この位のことなら出来そうだと内心でほっとし)
…(次に見せられたのは銀盆にワインのボトル、グラス、クロスが乗ったもので。過去に見た事はあるが給仕は女奴隷の役目だった為、自分は触ったことはなく。片手で持てと言われると少し緊張しながら「オウ」と口を尖らせ頷いて、盆を受け取り。片手で落とさないように掌の上に盆を乗せ、ゆらゆらするのを奴隷にしては形の良い指で踏ん張ってバランスを取り。するとしなった鞭が床で音を鳴らし、ピクリと身体が音に反応し意識がそちらを向くと盆が掌の上でぐらつきグラスが倒れ)


57: ノラ [×]
2017-05-15 22:10:54


(鞭が身を打っても声を上げない犬、飼い犬としては正解の反応を示すラギトが黙々と手を伸ばした銀盆。慣れないことなのか覚束無い手付きは僕が地面へ打った音で簡単に崩れた。ぐっと鞭を持つ右手に力が入る。叱るにはまだ早い、正しい持ち方も支え方も教えていないモノを叱るのは愚鈍な人間がやることだ)
…手は少し広げろ。指の腹で押さえるんだ、重心は少し自分の方へ寄せろ。視線は前を向いたまま、持ってただ真っ直ぐ立て
(空いている左手でグラスを元の位置に戻しては、指先でそっと盆の下の指を移動させるようつつく。少しばかりぐらついたラギトを支えるよう腰に鞭を持った手を添えては安定するのを待ちつつ)
_僕は無闇矢鱈にお前を打つことはしない。ただ、一度教えたことは完璧に覚えろ…失敗すれば問答無用で打つ。良いな?


58: ラギト [×]
2017-05-16 10:13:20

……ん(言われた通りに手を広げる。指の腹で踏ん張るようにして重心をやや寄せ、背筋を伸ばして前を見据えると見栄えだけは品の良い執事か給仕のように見える)
このくらいなら俺にだって出来る…馬鹿にすんな(問答無用で打つと言われると直ぐに鼻をフンと鳴らして、練習用の銀の盆をデスクに置くと代わりに掌をつき)
さぁ、行こうぜ?…その仕事はいつから始まるんだ?早起きし過ぎて飽きちまった…俺、外に行きてェ
(大きな窓の外にちらりと視線を移すと、青い空が見え流れる雲も見える。 同じ動作をし続けていることに疲れ、重心を机の方に傾けて主の方を振り向き)

59: ノラ [×]
2017-05-16 13:18:54


(飲み込みの早さと、それをすぐに身体に反応させることが出来る能力はある種天賦の才なのだろう。生意気な言葉には同じように鼻で笑い、外に行きたいという言葉に緩く頷くと鞭を再度纏め腰に納めながら)
仕事は夜、まだ明るいうちから出来るような内容じゃあない…外も、屋敷から出ないのなら構わない。僕も散歩になるしな
(逃げ出すのではないか、そんなことは元より心配していなかった。それよりも心配していたのは不慣れな場所での犬の体調。昨日の今日だ、初めてのベッドも、朝から使用人を蹴り飛ばす小さい主人も異質だったことだろうと。こちらを向いた犬に「それで良ければついてこい」とだけ続けて扉へと向かい)

60: ラギト [×]
2017-05-16 15:05:13


夜まで出られないのか……
(仕事は夜からだと言われると拍子抜けしたように肩を落とし、屋敷の外にはまだ出られないのかと思うとチラリと窓の外の空を見て残念そうに眉を下げ。以前は過酷な労働はあったがほとんどを外で過ごしていた。広い部屋や薄暗い廊下は落ち着かず、僅かだがストレスを感じて小さく息をつき。しかし此処が住処となった以上は屋敷の内部構造も覚えなくてはいけないだろうと思い、着いてこい、と言われると首を縦に振って主の後から部屋を出て。屋敷は長い廊下が続き、窓拭きをしていた使用人がノラに気付くと一旦仕事の手を止め振り向いて一礼をし。先程の、鞭打たれていた使用人とは顔が違うようだ。その姿を目で追ってから、主を振り向いて)
……この屋敷は何人、人がいるんだ?

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