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オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
121:
迅 秀一 [×]
2017-03-03 01:53:33
>秀次
なんだよ。ツレねぇなー。
(当然の様にその手は掴まれるものだと確信していたから、自力で立って通り過ぎていってしまう彼の行動に、え。と間の抜けた声をあげ。宙を掴んだだけの片手をひらひらとさせながら、己も砂浜に歩き出せば上着や鞄の砂を払ってくれている優しい行動からは考えられない嫌悪感剥き出しの視線や言葉を痛いくらいに浴びて。フルネームまで知られているとなれば只の偶然で済む領域を超えている気がし、うーん…と眉を寄せ顎に触れながら考え込んで。矢張り心当たりは無いのだが個人的に彼の食ってかかってくる様な目つきは好ましく「捜してた?俺を?――そりゃ会えて嬉しいね。でも……何で?好きなの?俺の事」茶化しているのか真剣なのか全くと言っていい程読みとりにくい態度で質問に質問を重ね。彼との距離を詰めれば私物を返してもらおうと両手を伸ばし)
(/丁寧なお返事ありがとうございます。それでは学生と怪盗ということでこのまま話を進めていきたいと思います!選んでくださりありがとうございました。これで迷い無くやっていけます。これからも何か相談事があればお声掛けしますし、秀次背後様からも遠慮なくお声掛けくださいませ。こちらは蹴っていただいて構いませんので、引き続き宜しくお願い致します)
122:
榊原 甚太郎 [×]
2017-03-03 01:56:49
>伊月君
偶然っていう言葉だけで片付けてしまって良いんだろうか……。私も“榊原”って言うんだよ、榊原甚太郎。宜しくね伊月君。
(既にこの世に存在していない故人だとも知らずいつか会えたなら――と想いを馳せて、名前を聞くなり偶然の一致とは到底思えない驚いた様子で瞬きし。難しい顔で腕を組めば偶然とも運命とも判断つかない彼との出会いに胸が騒つくのを感じながら己の名前も明かして、心に引っ掛かりは残るもののそれ以上に騒ぎ立てる訳でも不審に思うでもなくいつの間にか表情は穏やかな笑みへと戻っており。鞄を拾い上げては軽く砂を払いながら立ち上がって。不自然なくらい視線も合わないし、その表情からも心が沈んでいるのは一目瞭然でついつい甘やかしてしまいそうになる己を叱咤する様に拳を握り。知らない地に来て心細い気持ちは分かるが、男ならもう少し男らしくあってほしいとまるで居もしない息子に告げるように「それなら伊月君はずっとこの船着場に居る?君自身が動き出そうとしなければいつ迄経っても何ひとつわからないままだと思うよ。どうする?」選択を彼に委ねては未だしゃがみ込んだままの彼の肩にとん、と手を乗せ)
123:
アレン [×]
2017-03-03 01:59:08
>ロア
そういう顔もするんだ。かわいいね。
(顔立ちが整っていることやつり目がちな目元のせいか彼女の脆く儚げな雰囲気だけを強く感じ取っていた気がする。だからこそ何気無く浮かんだあどけない表情とのギャップに心が強く惹きつけられ、お世辞ではない心からの褒め言葉を囁く様に呟いて。泣き顔にも特有の色気がありもちろん良さはあったが矢張り彼女には笑顔が似合う。誰を想って手を重ねてくれたのはわからない、でも今はそれでいい、そう心の中で自分に言い聞かせれば「ゆっくり歩こうか。伝えなきゃならないこと山ほどあるんだ」目指す中央地区の方向につま先を向けると華奢な手を引いて歩き出し。二人の空間だけ切り取ったようなのんびりとした時間が流れ。この島のことや世話係となったこと、そして彼女には住む場所も用意されていることを、混乱を招いてしまわないよう気をつけながら順序立てて説明していき)
124:
佐久間 直人 [×]
2017-03-03 02:05:30
>更木さん
(まるで其れも身体の一部であるかの様に大事そうに指輪に触れる光景を見てしまえば、たとえ一瞬でも手が重なり喜びを感じてしまった己が馬鹿みたいに思えてきて。彼女の謝辞にどう返すのが正解なのかわからずただ黙って首を小さく左右に振り、手を繋ぐという罪悪感を手放した代わりにそこに残ったのは先程までとは打って変わった重苦しい空気感。沈黙を避ける目的か、話し出す彼女の声に途中まで耳を傾けていたが無理に話し続けているせいで次第に彼女の歯切れは悪くなり、聞くに耐えない内容も伴って「あのさ、」珍しく大きな声量で割り込めば少し先を歩いていた彼女の顔も見ないまま追い越していき。「俺にだって話したくないことの一つや二つ、あるよ。聞いてほしいならいくらでも聞くけど、今の更木さんは俺に聞いて欲しくて話してる様には……どうしても見えない」振り返ってしまったら彼女がどんな顔していようとこの腕の中に閉じ込めてしまいそうで、ぐ。と気持ち堪えては靴屋のある春の区域目指して一心不乱に歩みを進め)
125:
榊原 伊月 [×]
2017-03-03 09:15:52
>甚太郎さん
……っ!?
(告げられた名前を聞くや目を見開き、思わず刮目する。その気持ちを形容するなら驚愕、或いは愕然とも。容姿と声だけでなく名前までもが父親と一致しているのだ、驚かずに居られる訳がない。仮に彼が父に酷似しただけの人物であるならばそれまでだが、最早此処まで偶然が重なると運命的な感覚を錯覚してしまい、甚太郎という眼前の男性へ揺らいでいた心に拍車が掛かり。すると動悸に似た息遣いに呼吸が変化していき、この人をもっと知りたい、話してみたいという欲求が沸き立ち。それに伴って行動指針の選択を与えられたことも含めれば何か決心したかのように首を縦に振り、自身の肩に触れる父に似た大きな手にそっと利き手を重ねて添えると立ち上がり「この島のこと、教えて下さい。お願いします、と――甚太郎さん」砂埃を払い落としなから、黄昏島について教えて貰うことを進言し、小さく頭を下げてみせた次の瞬間には視線を逸らさず真っ直ぐと互いの顔を向かい合わせるようにして)
126:
榊原 甚太郎 [×]
2017-03-03 18:26:59
>伊月君
そう言ってくれると思っていたよ。
(己の名を聞いて一瞬時が止まったかの如く動かない彼を見て不思議に思うものの、それよりも自ら立ち上がる選択肢を選んでくれたことが嬉しく顔をくしゃりとさせた優しい表情で見守っていて。触れ合った手は彼を勇気づける様に一度きゅ、と握ってから引き戻し「ああ、もちろん。私が知っていることは全部教えてあげよう」意思の固まった真っ直ぐな彼の視線に応える様にして見つめ返せば、背広と鞄を片手に引っ掛けて船着場に背を向けると「――今から君の家まで案内する。その間に島のことも話せればと思うんだが、歩けるかい?」焦茶色の双眸覗き込みながら伺い立てて)
127:
三上 秀次 [×]
2017-03-03 19:58:23
>迅
好きじゃない、憎いだけだ
( 茶化しているのかどうか分からない質問に絶対零度の瞳と冷たい声で返せば、上着とカバンを押しつけあからさまに距離を取って。磁石でも付いているのかと思わせるほど離れると、ようやく安全だと判断したのか立ち止まる。飄々とした態度を崩さない彼に不満気な顔を向けると、不意に何か考えるような仕草をしては足元の砂へ視線を落とし。しばらくの間そうしているも、唐突に顔を上げては真偽を確かめるような目で彼を見つめ。少しの逡巡のあと、躊躇いがちに口を開けば「 四年前、髪の長い女性に助けられたことは? 」責めるわけでもなく縋るわけでもない、妙に落ち着き払った声色でそう訊ね。答えを聞くのが恐ろしい気もするし、待ち遠しいような気もする。彼の答えを待つ間は気持ちが悪いほど遅く感じ、時間が止まった錯覚さえ覚えた )
128:
迅 秀一 [×]
2017-03-04 00:57:08
>秀次
憎い、って。初対面の人に言っちゃ駄目だろー。
(好き嫌いなら未だしもそれらを通り越した憎しみを向けられているのだと分かれば、今までの嫌悪剥き出しの態度にも納得がいき。だが憎まれるくらい彼のことも知らないし、きっと彼も同じく己のことを知らない筈なのに。そう思いながらも押し返された上着と鞄を元通りに身につけ直しながら、不自然に空いた距離に只々苦笑い溢すことしかできず。突きつけられた質問の裏に彼が深い想いを抱いているなんて、落ち着き払った声色からはこれっぽっちもその本心を読み取れないまま「世の中の人間はみーんな、誰かに助けてもらったり、助けたり。そうやって生きてんでしょ」肯定とも否定とも取れる答えを返せば暢気にヘラリと笑ってみせて。彼が何を知りたがっていて、何を求めているのか――皆目見当もつかないが、鋭い視線に臆する事もなく一歩二歩と彼に近づいていくのは無意識に底知れぬ興味を抱いてしまったからで)
129:
榊原 伊月 [×]
2017-03-04 14:51:58
>甚太郎さん
え、俺の、家……ですか?
それは一体どういうことなんです?
この島に俺は来たことは一度もない、はずだと思うんです、けど。
(握り締められた温もりを追うように手指で空気を掴むようにしながら此方も腕を引き、父親と瓜二つの眼差しに高鳴る心臓の鼓動音を耳裏にて感じつつも彼の説明に首を傾げては不可思議そうに眉を持ち上げ。自分の家は海に面していない内陸側で都内からも少し離れた閑静な住宅街にあり、黄昏島のような潮の風を肌に受ける開放的な環境とは疎遠な場所に建っている。在る筈がない、そうは思うのだけれども、きっぱり断言出来ないのは目先の人物に心惹かれるあまり否定的な態度や反応を示したくないから。それを裏付けるように濁る語尾、どちらにしても話を聞かねば分かるまいと「いえ、質問は後にします。島のこと、甚太郎さんのこと、色々と教えて下さい」貰った水ペットボトルを大事そうに抱え、確認の問いに頷いてみせれば移動に問題はないとばかりに歩くや彼の隣へ立ち)
130:
三上 秀次 [×]
2017-03-04 19:30:22
>迅
………くしゅっ……
( 望んだ答えは得られず、これまで以上に機嫌が悪くなるのが自分でも分かった。 “ そういうのが欲しかったんじゃない。そんな、道徳の教科書にでも載ってそうな言葉 ” と無意識に唇が尖り眉間にしわが寄る。子供のころ何度か味わっていた欲しがったおもちゃを買ってもらえないような気分だ。悔しいような悲しいような、けど腹の底に怒りも溜まっている__そんな、変な気分。それが態度にも表れ、発している雰囲気も先ほどとは違い刺々しさが増す。黙りこんだ姿は貝を連想させるが、寒さから出たくしゃみのせいで不機嫌アピールも半減し。暫しの沈黙のあと、一向に沈む気配を見せない夕日を背後に近付く彼から一歩後退りしつつ 「 __もし俺とお前が本当に初対面だとするなら… 」 と、この島に来て初めて申し訳なさそうに表情を緩め。 “ 事故の影響で記憶喪失に ” だとか “ 誤魔化そうとしてる、うそをついてる ” とか、彼に対する疑念は尽きない。しかし、姉が庇った男を疑いたくもない。彼の『 初対面だ 』という言葉を信じた上で言うのだと自分に言い聞かせながら 「 今まで疑ったりして、…その…悪かった 」 なんて小さく謝罪を口にして。謝るなんて最近はしていなかったことと、散々疑って警戒していた相手だということもあり羞恥の気持ちが一層強く、それに影響されて頬も紅潮していき )
131:
榊原 甚太郎 [×]
2017-03-06 11:57:43
>伊月君
本当に何も知らないんだね。この黄昏島はずっとこの夕暮れ時、方角によって四季はあるんだ。時々、君と同じようにこの島に迷い込む人がいてね――黄昏島の長老はそういう人たちを分け隔て無く迎え入れている。伊月君もきっとその内の一人なんだと思う。
(この状況を理解できていないのに前を向いて進みだそうとする心の強さには親子程離れた歳の差なんて関係なく、ほう。と吐息混じりに感嘆の声を洩らして。隣に立った彼に歩調合わせ砂浜を歩きながら己の知る限りの情報を提供するも、己のことについては何故そんなに知りたがるのか不思議に思うのと同時、語る程のものでもないと思っている様でフと目を伏せれば「私の事……?聞いてもつまらないよ。ただのサラリーマンだしね」言葉通り他に秀でている所もないと思っている為、困り顔で片手に持った鞄を軽く振り。強いて挙げるとするならば歳の割に運動神経が優れているところくらいだろうか、夏の区域を抜けるまで若い彼の足取りに遅れを取らず歩き続けており、木々に囲まれた一帯を抜ければその先に広がった民家がぽつぽつと見える長閑な風景にス、と双眸細めて彼の顔を振り返り)
此処には空き家が沢山あって、その一つを君に貸すってさ。長老からの伝言。
132:
迅 秀一 [×]
2017-03-06 12:01:17
>秀次
(ありきたりな回答では満足いかなかったのだろう。一段と刺々しさが増した彼の様子から察するに、次に向けられる言葉はきっと想像以上に辛辣なものになる筈で。強気で進めていた足もこの時ばかりは一時停止、ついでに両手で耳を塞ぐ真似まですれば彼からの罵声に備え。しかし張り詰めた空気を救ってくれたのは他の誰でも無い、彼の生理現象。思わずキョトンと目を丸くさせ呆気に取られたのも束の間、残り僅かだった距離をトントンと歩んで詰めれば先程身につけ直したばかりの上着を脱ぎ今度は己から彼に押し付ける様にしながら「ほーら。風邪の予兆出てるじゃんか、コレ着とけって」笑うでも小馬鹿にするでもなく、寒さに震えているであろう彼の身体が心配で。パタパタと忙しなく今度は鞄を漁り、折り畳み傘の代わりにと急な雨に備えて忍ばせていたハンドタオルを引っ張り出せば「お前とは今日初めて会った――本当に、それは真面目に言ってるから」伝え終わるや否や己にまで謎の羞恥心が伝染してしまう前に、夕陽に反射して明るく色付く髪にタオルを掛けてやると有無を言わさずゴシゴシと雑な手つきで水気を拭い始め)
133:
迅 秀一 [×]
2017-03-06 13:09:54
>秀次
あ、悪い悪い。ひとつ訂正させて。
ハンドタオルじゃなくフェイスタオルな。ハンドタオルじゃ流石に小さすぎだよな。読み返してて笑ったわ。
んじゃ、ちゃんと伝えたからな!脳内変換よろしく頼んだぞー。
134:
榊原 伊月 [×]
2017-03-06 13:50:40
>甚太郎さん
何て言うか、不思議な島です。
ずっと夕暮れなんて……
俺はその長老という人に助けられた、ということなんですね。なるほど……
(説明を耳にして何となく、それも奇妙な方向で物事を理解してしまう。日本に於いて常に夕暮れ時など有り得ず、黄昏島という地名も存在していない。彼が嘯いているだけなら兎も角だが、此処まで不思議が重なると演技とは考えにくい。何より故人である父親に恐ろしく似ている事も踏まえると弾き出される答は一つ、此処はきっと現世ではない、ということ。自身は何らかの理由で天国ないし地獄か手前の世界に迷い込んだか、若しくは白昼夢でも視ているんだろうと考えを帰結させるや不安が和らぎ、先程と比べて気分も落ち着きを取り戻していて。冷静なのではない、悲嘆に陥りつつある訳でもない。多分に、嬉しいのだ。夢だの冥土だの何であれ恋い焦がれていた人物にまた逢えたから。別人でもいい、単なるソックリさんでもいいからと、彼と肩を並べて歩けることに口許を緩ませては頻りに甚太郎の横顔を目に入れながら道中の木々や足場の変化も平然と進みつつ、軈て見えてきた住まいの紹介に目を瞬かせると「俺に、空き家を? 一人で使っていいんですか?」長老の寛容さに舌を巻きながらも確認の問いを投げてみる。こんな成人も迎えていない学生に一軒家とは恐縮、というか独り暮らしの経験がないため生活面に不安があり、その表情には戸惑いの色が浮かんでいて)
135:
永塚 弥生 [×]
2017-03-06 13:50:51
>明浩さん(>120)
そんなことないです。明浩さんは、自分のことがよく見えてないんじゃないですか?
(謙遜か、照れ隠しか。聞こえた言葉に再び視線を戻してから、とにかくそのどちらもをキッパリと否定する言葉を言い放ち、からかうような口調で続け。吸い殻を取り上げられるときょとんと目を丸くして数度瞬き。まるで叱られた子どものような態度が可笑しくて、ふはりと笑い声こぼし。「――さっき、落ちてた貝を踏んで少し切れちゃったけど……用意されてるお家に絆創膏ってあるでしょうか。あ、でも土踏まずの所だから、ちょっと気を付けていれば下に触れずに歩けるから大丈夫です!」向けられた気遣いに慌てて口元を締め、先程歩いた時に小さな傷を作った右足の裏へちらりと視線を遣り。何の気なしに言ってしまったけれど、これでは相手に心配をさせるだろうと顔の前で慌てて手を振って、その箇所を少し浮かせるような立ち方をして見せて)
136:
三上 秀次 [×]
2017-03-08 21:13:21
>迅
う、っ…悪い、洗って返…します
( 風邪の兆候。痛いところを突かれた、とでも言いたげに小さく唸れば先程の様子とは打って変わって大人しくなり為されるがままに。わしゃわしゃと撫で付けられる感触は今まで味わったことのない乱暴な手付きだったが、不思議と嫌な気はしない。ずり落ちないよう彼から押し付けられた上着を手に握ると、何となく夕日の浮かぶ海を眺め。橙の光を放つそこは美しくもあるが同時に眩しくもある。視界に映りこむ海をぼんやり見つめているも、夢から覚めたようにバッと顔を上げその勢いのまま彼に詰め寄り。 「 ここは一体どこなんだ!?日本のどの辺りにある?なんで俺はこんなところに… 」 最初こそ語気が強かったものの、後半につれて独り言のようなぽつりとした声に。自分がどうしてここにいるかさえ分からないのに何故今の今まで平気でいられたのか不思議に思えてくる。困ったように眉を下げると、不安を押し殺した声で 「 …帰れなかったらどうしよう 」 と一言 )
137:
榊原 甚太郎 [×]
2017-03-10 22:32:26
>伊月君
長老は来る人来る人、みんなの世話をしている。優しくて良い人だよ。
(不思議だとそう言われればそうなのかもしれない。事実此処では追い返される者もおらず、人種問わずそして人類以外にも住み着くものたちが多い。長老にどんな事情や役目があるのかなんて年齢でも経験でも勝る点のない己が考えてもわからないが、その滲み出る人柄だけはよく知っているつもりで、ふと長老の顔を思い浮かべては優しい皺を顔に刻んだ笑顔を作り。一人きりが不安なのだろう。不安な気持ちが声や表情に出てしまっている彼に気づきながらも再び足を進めてやがて小さめの青い色の屋根した家の前で止まると「ここが君の家。一人で使って良いし、一人が嫌なら誰かを招いたり、誰かの家に行ったりすればいいんじゃないかな。……不安になる事はないから、私もいるしね」何も心配要らないと主張できるのはこの島の人達を信頼している証拠。持っていた背広に腕を通せば、トンと己の胸を叩いてみせてもしもの時には頼ってくれという意味を込めた目配せを添え)
138:
大宮 明浩 [×]
2017-03-10 22:35:40
>永塚
ばーか。ガキに言われるほど俺の目は腐ってねえよ。
(か弱いだけの女の子だろうと勝手に思い込んでいたこともあり、主張してくるような強い意志を持ち合わせていた事にやや驚いて。迷いなく言い切られる形になれば目を逸らし、オマケに笑い出されてしまうと不本意な展開に不満気に舌打ち、ガシガシと後頭部掻きながらぶっきらほうに言い返し。明るい声色で伝えられようが負傷を知ってしまった以上放置は出来ずそのまま歩いて家まで向かうなんて論外で。海水浴用のシャワー設備の存在を思い出せば彼女に背を向けて腰を屈め「医者として歩かせるわけにはいかない。絆創膏なら手持ちにあるが……先ずは傷口を洗ってからだ。――乗れ」言葉の最後に振り返ると、後ろに両腕を伸ばし誘う様に指先をクイ、と折り曲げて。もし遠慮しようものなら強制的にでも連行していくつもりらしく視線は彼女にジイと向けたまま待ち)
139:
迅 秀一 [×]
2017-03-10 22:47:10
>秀次
――なんだよ、急に畏まって。洗わなくていいっての。変な奴。
(抵抗されるとばかり思っていたから忠犬の様に大人しく拭われる様子を見ていると、その愛らしさに庇護欲がかき立てられて。最初の刺々しさは見る影も無くこうも素直になられてしまえば己もそれ以上強気の言葉を並べるつもりもなく。気を遣ってくれたのか洗って返してくれるという彼らしくない発言に思わずふは、と笑いながら雑に撫でていた手の動きをゆるりとした優しいものへと変えて。粗方水分を拭いきったその時勢い良く顔を上げられたことにより手からタオルが滑り砂浜に落ち、それを取り上げるよりも先に困惑した表情を視界に捉えては意識を彼に集中させ、尻すぼみになっていく言葉を聞けば不安感がひしひしと伝わってくるのか少しでも力になりたいという気持ちが己の心に芽生え「此処は黄昏島。日本ってのは単語だけは聞いたことあるけど、この島が何処にあるのかは知らない。俺は……いや、きっとこの島の人たち全員がこの島のことしか知らないと思う」きゅ、と控えめに手を握ったのは安心させようとする意味もあるが、無性に彼に触れてみたくなったから。帰れないと心配する彼を余所に、己は正反対のことを考えており「俺が居るじゃん。大丈夫だから――」帰るなんて言うな、と。そこまで言う権利もないし間柄でもない。頭ではわかっているのに出逢ったばかりの彼を閉じ込めてしまいたいというイかれた思考が生まれたのも確かで、今度は己がぽつぽつと呟く様な声量になり。言葉の最後には目を伏せて)
140:
三上 秀次 [×]
2017-03-12 01:17:32
>迅
………ありがとう
( 自分よりも温かい手の温度に、思わず握り返してしまいそうになった。すんでのところでそれを堪えると、拒むわけではないのだと言い聞かせるようにゆっくり彼の手を解いていき、感謝の意を伝える。タオルの礼でもあったし、安心させようと握ってくれた手の礼でもあったし、俺が居るからと慰めの言葉をかけてくれたことに対する礼でもあった。出会ったばかりの人間、その上初対面だというのに噛みついてきた己を、それでも気遣う彼の懐の深さは一体どうなっているのだろう。彼と関わる人達は足を踏み外して落ちぬよう気を付けないといけないな、なんて冗談を頭に浮かべながら、自分のせいで落ちてしまったタオルを手に取り。水気を含んだせいか、砂が多数付着してしまっているそれは、先程の彼が落とした上着達のように簡単には取れなさそうだ。 ” 彼はまるで自分に帰ってほしくないようだ ” と、片膝ついた姿勢のまま、都合の良い妄想を重ねていく。 “ 帰り方も分からないし、暫くはここに滞在してみよう ” “ 少しだけ、ほんの少しだけ。彼があんまりにも居てほしそうにするからしょうがない ” この島に滞在する理由を彼のせいにするなんて、と思わず自嘲気味に口角が上がる。緩んだ頬を一瞬で引き締めると、伏せられた彼の目を見上げるように顔を上げ。「 変な奴でも何でもいいが、とりあえずタオルは洗って返させてくれ。それと……できれば風呂を借りたい 」彼のおかげで大分マシになったものの、やはりそれでも湿った学生服は気持ち悪く今すぐにでも着替えたい気分だった。よっこいしょ、と声を出しながら立ち上がると、ほのかに石鹸のような匂いがするタオルを片手に彼を見遣って )
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(C) Mikle