TOP >
オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
81:
ロア [×]
2017-02-27 14:31:14
>アレン
( 今その黄金色が映し出すのは、かつて亡くなった筈の愛しき人。余りに非現実的過ぎる眼前の光景に言葉等出る訳もなく、唇を微かに震わせ硬直した侭何も出来ず、唯々真紅の瞳を見詰めて。如何やら己の脚に出来た数々の痣が気になるらしい彼は其の痛々しさに、まるで自分の事のように苦痛に顔を歪めている。馬鹿みたいに優しい所は彼であると証明する一つの要素ではあるが、目の前の彼は恰も初めて此れを見たかのような反応を示している。小さな違和感を覚えるが今はそんな事如何でも良い。下に移していた視線が彼が立ち上がるに伴いまた上へと動くと、真摯に此方と向き合い謝罪を貰い。何故謝るのか、そんな疑問を浮かべる前にその言葉と声音を聴いた刹那金縛りが解けたかのようにバッと距離を縮め、両腕で彼の左右の腕を弱弱しく掴むと咄嗟に一番知るべきであろう問いを投げ掛けて。 )
…ッ、アンタ、死んだ筈じゃ…!
82:
大宮 明浩 [×]
2017-02-27 16:30:36
>永塚
此処は黄昏島。明日も明後日も、この夕暮れ時。だが区域によって四季はある、此処はちょうど夏の区域だ。
(酷い事を言ってしまったと自覚はある、普通ならもっと泣き出してしまっても可笑しくはない場面で、彼女は涙を拭うと力強い瞳で見上げてきて。なんて強い子なんだ。一回り以上歳が離れているであろう彼女にある種の尊敬の念を抱き。本来であれば人の面倒を見るなど真っ平御免なのだが、彼女を見ていると庇護欲が掻き立てられるのか手始めに島についてゆっくりと語り出す。先程取り損ねた煙草を求めてポケットに手を伸ばせば煙草一本と小さな袋に入ったチョコを一つ取り出して、パンプスを手にしていない彼女の手と握手する様な形でチョコをそっと渡すと「――他に、聞きたい事あるなら何でもどうぞ。俺の知ってる範囲で答える」相変わらず淡々とした口調は変わりないものの背けていた視線は真っ直ぐ彼女を捉え、返事を待つ間に口に咥えた煙草に火をつけて)
83:
アレン [×]
2017-02-27 16:54:04
>ロア
(謝罪を述べても暫く無反応突き通されれば、御立腹だろうかと赤い瞳を気まずそうに下げて。しかし次の瞬間腕に柔らかな圧を感じ反射的に顔を上げ、まさかの発言にパチパチと数回瞬きを繰り返してから「死んだ――って、僕が?」未だ信じられないといった感じで緩く首を傾げて。触れ合っている身体から伝わる体温が生きてる何よりの証拠になる筈で、自らも相手の腕に手を伸ばせばついでに軽く、ぴょんぴょん、と跳ねて見せ。「暖かいだろう?それにほら、ちゃんと足もある。幾ら僕の肌が白いからって幽霊とかじゃないよ?」てっきり非現実的な何かと間違えられたのだと思い、ぷっ。と吹き出せば彼女が怒りで硬直していた訳じゃ無いことを知り、其れに安堵した様に穏やかな笑みを浮かべ)
84:
永塚 弥生 [×]
2017-02-27 17:37:27
>明浩さん
(白衣から出てきた煙草とチョコレートに、再び涙腺が弱まるのを堪え、離れてしまう指先を惜しむように、手に残る温もりを確かめるように受け取ったチョコレートを握り締め。自身を子どもだと揶揄っていた彼を、チョコ持ち歩いてる方がよっぽど子どもだよ、と言って笑ったら、うるせぇと短く返されてそっぽを向かれてしまったのを覚えている。どうしてこんなに同じなんだろう。それなのに、どうしてこんなに距離を感じるのだろう。色々な感情が渦巻く脳内に、今教えてもらったことをしっかりと叩き込み。「だから、こんなに暑いんですね。えっと、それじゃあ、どこか旅館のような物ってありますか? ……ああ、でもお金が無いな」区域によって異なる季節。何かの実験施設だろうか。そんな事を思い付くと自分を納得させるように頷いて。それから、せめて今日だけでも寝泊まりできる場所を、と問い掛けたところで、今の自分が手ぶらの状態であることに気が付いて溜息を吐き)
85:
ロア [×]
2017-02-27 17:47:19
>アレン
( 暫く答えを待つように、されど何かに救いを求め縋るように真紅の瞳を見詰めていると、発せられたのは予想外の言葉の羅列達。自分でも表情筋が固まり強張っていくのを感じる。生前の想い人と今目の前に居る想い人は同様人物である筈なのに明らかに違う。まるで繋がらない二つのパズルピース、一致しない断片。圧倒的な違和感が生じる。忘れもしない遠い昔日、恐る恐る取った硝子のように冷たくなった大きな掌、真っ赤に染まった白髪、然し己の使命を全うし穏やかな微笑みを湛え永久の眠りについた其の顔。幻でも見ているのか――否、彼は確かに生きている、彼の言う通り己と触れ合っている部分は生者にしかない温かさ。この際夢幻であろうと偽者であろうともう一度確と此の瞳で姿を見る事が出来たのだ、違和感等全てかなぐり捨て、彼が偽者であるという可能性さえも忘れて、穏やかな笑みを浮かべる彼とは対照的に眦から次々と大粒の真珠のような涙を零すと細身な身体にしがみ付くように精一杯腕を回し。どくん、と其の存在を主張するように鳴る心臓は生きている証し、耳朶に響くその音に更に透明な雫を流すと懇願するような声を紡いで。 )
…ご、めん、私のせいで…!お願いだから、もう、居なくならないで…
86:
更木 奏 [×]
2017-02-27 17:55:58
>佐久間さん
そ、そうですね……佐久間さんが大丈夫なら、お店に――。
(成人を過ぎて四年も経つ人間が背負われることに慣れている筈もない。相手の存外歩調が早くずんずんと容赦無く進んでいく景色に心身に訪れるのは落下への危機感で、羞恥心を遥かに上回るその感情と姿勢の不安定さから首筋に回す腕の力は少しずつ強く、意識して隙間を作っていた背中へ上半身を密着させ、四肢はリラックスとは程遠い強張りを帯び。彼の頭に頬を預け、鼻腔を擽る爽やかなシャンプーの香りが心臓の鼓動を速めていた矢先、耳に滑り込んだ男性の提案に驚いて目を丸くして。あまりにも近い端正な横顔が眩しくて視線だけを民家の小豆色の屋根へ移しつつ、今現在靴が無いことで相手に負担を強いていることを考慮すれば断る理由など一つとして思い浮かばず、けれどそうなると彼にばかり労を求めることになる為あくまで肯定する声は決定権を委ねたもの。しかし、その前に致命的な問題があると言葉を寄せるその過程で思考が至るなり眉尻を下げ「ごめんなさい、やっぱり遠慮します。私、お財布持ってきてなくて」招待状の閃光に呑まれ部屋から黄昏島へ突然連れて来られたために、靴も財布も携帯端末も、金銭どころか必需品は何一つとして手元にない。身上の不安と相手への申し訳なさから声色を曇らせて)
87:
大宮 明浩 [×]
2017-02-28 00:10:02
>永塚
(チョコレートなんて成人の女性に持たせるにしては少し子供染みていただろうか、少し後悔にも似た気持ちがふつふつと湧き始めた頃、寝泊まりの場所を気にしているのであろう質問に、ああ。と口を開いて「それなら安心しろ。この島には沢山の空き家があって個人に家が用意されてある。勿論お前の分もな」肺の隅々までニコチンを行き渡らせてから、紫煙を吐き出しながら告げ。それから。と少々言いにくそうに眉を顰めて続ければ「此処でのお前の世話係は俺らしい。――こんなオジサンで悪いけど、文句があるなら長老に言ってくれ」若い彼女に見合う様なもっと爽やかな青年が良かった事なんて明らかで、かと言って指名変更を願われても困る為、飽くまでも長老命令であると予め先手を打っておき。沈黙になるのを恐れてか少しでも間があれば煙草を吸っていたせいで、今さっき火を点けたばかりの煙草はもう殆ど灰となって落ちていて、短くなった其れを砂浜に、ポイ、と捨ててしまうマナー違反を悪気なくやってしまい)
88:
アレン [×]
2017-02-28 00:42:27
>ロア
(己が生身の人間だと確認が取れさえすれば彼女も笑ってくれるのだろうと、そう思っていたから、ポロポロ、と止め処なく頬を伝う涙を見れば驚きで目を見開き。浮かべていた笑みは消え、次に見せたのは彼女の事情を少しでも察そうとする真摯な姿勢。何から尋ねたらいいかと考え巡らせていれば不意に華奢な手が必死に己に絡みついてきて、ドクドク、身体中の血が騒ぎ出すのを感じながら「お、――っと、これはちょっと予想外だな」彼女の行動になのか、それとも速まる己の鼓動に対してなのか戸惑い気味に小さく呟き。それが正しいのか分からないけれど、それでも“違う”と否定する事だけが全てでは無い気がして「……僕は、此処に居るさ」己の存在だけは確固たるものとして示す様に伸ばした腕で力強く抱き返し)
89:
佐久間 直人 [×]
2017-02-28 00:51:40
>更木さん
(少しの間でも一緒に過ごせる時間が増えそうだと、隠しきれない喜びが緩んだ口許に表れてしまい。そのだらし無い顔を見られてしまう気恥ずかしさから再び前を向き直したその時、まさかの断りを受けたショックで、ズル。と思わず落としそうになってしまった彼女の身体を慌てて背負い直して。脳内は既に靴選びの事でいっぱいで簡単に引き下がれない所まで思いは膨らんでいる、かと言って女性に無理強いするのも己の性分ではなく、うーん、と暫しの間を置けば「靴は俺が買います。その代わりに、今度俺のお店に食べにきて下さい。……それでどうですか?」今までにないくらい頭をフル回転させた結果、お互いに都合の良い条件を提示しつつ、ちゃっかり次回会う口実を取り付けようと。己の人生史上においても上位に喰い込むレベルの大胆な誘いをしてしまったせいか、ぶわっ。と顔に集中し始めた熱を振り払う術もなくじっと前を見据えたまま返事を待ち)
90:
長老 [×]
2017-02-28 09:14:29
お嬢さんたちいつもお相手ありがとう
……さて、お目覚めの気分はどうじゃろか?
こんな時間じゃが今から即レスで対応可能じゃ
すまんがワシ背後の力量だと一人の相手が精一杯でな、先着順とさせてもらおうかの
遅筆になってしまうがそれでも良いという島民は、即レス希望と一言もらえれば対応させてもらう
勿論、返事の投稿や、新規参加者様のPFはいつでも置いていってくれて構わん。時間を見つけて返事をさせてもらう。簡単に言ってしまえば、即レス希望の人に優先して返事をする……というだけで、他は何も変わらない思ってもらえればそれで良い
それじゃあ茶でも飲みながら、誰かが来てくれるのを待ってるとしよう
【 即レス対応可能 / 新規参加者様も募集しております! 】
91:
通りすがりさん [×]
2017-02-28 12:49:44
(/こんにちは、素敵な雰囲気に誘われてしまいました。宜しければ子と父親で希望致したく…!
大丈夫でしょうか……?)
92:
長老 [×]
2017-02-28 12:59:10
>91様
(/参加希望ありがとうございます。貴方様にとっても居心地の良い場所になるよう、より良い雰囲気づくりに努めていきたいと思います。
父と子でも勿論可能でございます!年齢も特に指定はないのでお相手様のお好きな年齢差でお受けいたします。この場合、提供キャラと親子の様な関係を求めているのか、または徐々に恋愛感情を抱くことになるのか記入していただくことでお話がスムーズに進められると思うので提出物のどこかに書き込んでいただけると助かります。素敵な娘様又は息子様を楽しみにお待ちしておりますね!)
93:
91です [×]
2017-02-28 14:55:40
名前/榊原 伊月(さかきばら いつき)
性別/男
年齢/16歳
容姿/無造作に遊ばせたミディアムショートの髪は明るいブラウン、焦茶色の光彩を持つアーモンド型の瞳はぱっちりと開かれた二重。なだらかな曲線を描く眉は細く、しかし前髪が乗っかるためやや見えにくい。口角が下がり気味の唇は厚めで赤く膨らんでいる。体格は細めの中背。着痩せするタイプなので服の上からでは分からないが適度に引き締まった筋肉が隠されている。身長168cmと平均的であり、特段これといったような何か秀でているものはない。格好は学校指定の青色ブレザーと白シャツにネクタイ、灰色のズボン。靴はスニーカー、腕に時計。見た目はやんちゃ系男子だが、印象に対して中身は相反している。
性格/基本的には真面目。人知れず努力を重ねるタイプであり、労している姿を見せたくない見栄と強情を持ち、そしてそれを否定されたくない臆病者でもある。甘え下手の甘えたなので親しい人にはぶっきらぼうな振る舞いをしてしまったり、本心とは逆の対応をしてしまうこともあって大体は後悔に苛まれる。精神的な成長もまだ未熟であるため依存しやすく、その執着心は根強い。
備考/施設育ち。10歳頃に里親となった義理の父親に引き取られ、その半年後に母親となった女性は交通事故にて故人となり、義理の父と子だけの生活が始まった。伊月自身が既に10歳を迎えていたため手が掛からないこと、父に妻以外を再婚相手に迎えるつもりがなかった点から二人きりで過ごすことに。そんな義理の父だったが、彼は伊月を本当の子として接し、熱心に愛してくれたので此方も父に対して本物の家族のような、それ以上の感情を抱くほど父は大事な想い人となった。裏切らないこと、どんな時も誠実であるところが何よりも好き。
名前/榊原 甚太郎(さかきばら しんたろう)
性別/男
年齢/35歳
容姿/短く切り揃えた清潔感のある黒髪で前髪は7:3分け。面長で鼻梁は高く、怜悧さを感じさせる黒い瞳、口許に湛えた小じわが穏やかさな雰囲気を与える。髭は毎朝剃っているため顎付近はつるつるで若々しさを残しており、健康と体型に気を付けていたので中年男性と感じさせない容姿をしている。服は大手会社の営業マンで基本がスーツ。私服でもシャツとベスト、スラックスという組み合わせでいることが常であった。身長は179cm。学生時代にバスケをしていたことからガタイは宜しい方。
性格/穏やかで優しく、不正を許さない誠実な男性。学生時代にバスケ部のキャプテンをしていたため人を惹き付けるカリスマ性があり、実直且つ真摯な姿勢で物事に取り組むので人望に厚い。仕事も出来るが、家庭にも熱心。とくに義理の息子である伊月は血こそ繋がりはないが実の子として最初から接し、亡くした妻の分まで心から愛そうとしていたが、それが家族愛を越えた感情であったかは不明。周りからは過保護だとは言われていたらしい。頭はキレるが恋愛沙汰には天然なので妻とも出逢いから結婚まで長く友人曰くプラトニック過ぎると揶揄されていた程。
備考/26歳で結婚し、その一年目にしてめでたく第一子を懐妊した。が、その子供はあえなく流産、以降二人の間にはどうしても子が生まれなくなり、検査の結果、妻は妊娠出来ない身体になっていた。しかしどうしても子が欲しい、何歳でもいい、と。そういった同意のもとで出逢ったのが伊月であり、彼の里親として息子に迎え入れることを決めた。交通事故による妻の死後、暫くは抜殻のような日々を過ごしていたが、伊月からの「お父さん」と呼ぶ声に叱咤され、前に進むことを目指した。趣味はバスケ、ランニング、音楽。料理はいつまで経っても上達せず、食卓事情は伊月に一任していた。呼び方は普通に「伊月」と柔らかい調子で名を紡ぐ。
亡くなった理由/運転中に飛び出してきた小学生を急ハンドルで切ったことによる電柱への衝突事故
貴方との関係性/義理の父子
「おはよう、伊月。よく眠れたか?」
「ああ、ごめんごめん。また焦がしてしまった。どうも私には料理の才能がないらしいようだ……ははは」
「どんな時でも私はお前の味方だ。だから安心していいんだ」
ロルテ
(学校での授業中に届けられた報せ。父の不幸に息が止まり、自分だけ時間が停止したような、漠然とした虚無と絶望に包まれたのが先日のこと。死亡届、事故の処理、警察、葬儀、父の親戚……目まぐるしい環境の流れに取り残され、何一つ追い付けないまま、火葬と納骨を済ませた日の翌朝、日々のルーティンから郵便受けへと泣き腫らした顔で赴くや中には一通の招待状が。黄昏島、甚太郎……、思わず口を衝いて出た父親の名、その瞬間、目映い光が視界を奪い、意識が遠ざかっていくような感覚へと陥っていく。それからどれ程の時が経ったのか、気付けば見知らぬ船着場らしき所で腰を抜かしていて、周囲の風景もガラリと変わっており「ここは、どこなんだ……?さっきまで家の外にいたのに……」そう疑問を口にするが、矢張り此処は見たことのない土地なので表情は困惑と不思議が入り雑じっており)
(/こんにちは、まずはお返事ありがとうございます!時間がかかってしまいましたがpfが出来ましたので提出させて頂きました…!
もし何か不備等ありましたらご指摘下さると幸いです、宜しくお願いします。)
94:
長老 [×]
2017-02-28 15:14:20
>93様
(/お待ちしておりました。思春期を感じさせる素敵な息子様とカリスマ性を持つお父様をありがとうございます!不備もございませんので是非ともお相手願います。そしてこれは此方の表記ミスなのですが、想い人のPF備考欄に一人称及び二人称を追加して頂いてもよろしいでしょうか?よりお相手様の考えるキャラに近づけるため、どうか宜しくお願い致します)
95:
ロア [×]
2017-02-28 15:47:55
>アレン
( 細身で白いが確りと筋肉のついた逞しい腕、何度其の腕に抱かれ包まれた事だろう。敵対心を剥き出しにし人間は信用出来ないと言った時も、村人達に新たな傷をつけられた時も彼は今と同様に、優しく力強く己を抱き締めてくれた。忘れ掛けていた温もりと感触、一度は無理矢理封じ込めようとした彼に関する数多の記憶はダムが決壊するようにぶわりと脳裏を駆け巡り。最早彼の言葉等耳に入らず更に堰を切って溢れ出し、歯止めの利かなくなった大粒の涙達は壊れた蛇口を思わせる程に次から次へと眦から零れていき、彼女の白い頬と彼の服は雫によって瑣少乍にも濡れて仕舞い。臆病な兎の如く身体を小刻みに震わせ、彼は存在しているという今は絶対にもう覆らない事実に縋り暫し幼子のように泣きじゃくっていたが、軈て徐に頭をあげ。今一度、紅に僅かな金色を湛えた恐ろしささえ覚える強烈で美しい夕陽に照らされた彼女の顔が露になり、未だ少量な涙の粒が溜まった潤んだ黄金の瞳を目上にいる彼に向け、珍しく眉を下げた表情を見せると掠れ気味に声を発し。 )
…ご、めん。子供みたいな真似しちゃって…
96:
榊原 甚太郎 [×]
2017-02-28 16:13:22
>伊月君
▶︎第一章 同姓の不思議
(営業は外回りで忙しい。そう広くはない黄昏島と言えど南から北へ、午後は東から西へと歩き回っていれば流石に疲れてくるもので。小道のベンチに腰を下ろし小休憩を挟んでいると、午後2時きっかりにセットしていた携帯のアラームがスーツの胸ポケットでバイブと連動して鳴り響き、ああ。と何か思い出した様に呟きながら片手でアラームを停止させ、その流れでそのまま会社に電話をすると事情を説明し早退させてもらうことに。夏の地区に備え背広を脱ぎ、ワイシャツは腕捲り、それから気を利かせて飲み物でも差し入れようとベンチ横にあった自販機に小銭を投入するも「そう言えば、男性かな、女性かな――、」迷いに迷った挙句“黄昏島の天然水”という当たり障りないものを選び。出てきたペットボトルを片手に持ち時折砂浜に足をもたつかせながらどうにか目的地まで辿り着き、制服を着ている少年が座り込んでいるのを見つければ慌てた様子で、ジャリ、と最後の砂を蹴って彼の傍に駆け寄って)
君っ、どうした?怪我はしてないか?
(/此方の勝手なイメージでお義父様は初対面の人には「〜君」と呼び掛けそうだなと思い、物語のスタートだけさせていただきました。93様に追記していただいたPF確認後、相違あれば次回より訂正致しますので初回のみお許しいただければと思います)
97:
アレン [×]
2017-02-28 16:52:29
>ロア
謝ることはないから。少しは落ち着いた?
(彼女が本当は誰を想っているのか何を考えているのか、きっと己は一ミリだって理解できてないのに黄金色の瞳から涙が溢れる度にまるで己自身が苦しんでいるように胸が締め付けられ。出来る事ならこのままずっと。腕の中に閉じ込めていられたなら――彼女が思い描く夢と喰い違う“現実”を知らせなくて済むのに。涙が服に染みるのなんて気にも留めず抱く力を少し強くして、だが顔を上げる仕草を察すれば彼女の動きに制限を掛けてしまわない様回していた腕をそっと解き。受けた謝辞には穏やかな微笑みを浮かべて緩く頭を振って、先程より引いてはいるが未だ彼女の目尻にはいつ零れ落ちてもおかしくない水玉が数個震えている。ス、と親指の腹で其れらを拭ってやりながら「僕の名前はアレン。もしよければ、君のも教えてくれる?」強制ではないことを暗に伝える様に飽くまでも控えめな声色で尋ね)
98:
長老 [×]
2017-02-28 16:54:30
【 落ち。以降は置きレス進行となります。 / 新規参加者様は募集中です! 】
99:
91です [×]
2017-02-28 18:49:46
名前/榊原 伊月(さかきばら いつき)
性別/男
年齢/16歳
容姿/無造作に遊ばせたミディアムショートの髪は明るいブラウン、焦茶色の光彩を持つアーモンド型の瞳はぱっちりと開かれた二重。なだらかな曲線を描く眉は細く、しかし前髪が乗っかるためやや見えにくい。口角が下がり気味の唇は厚めで赤く膨らんでいる。体格は細めの中背。着痩せするタイプなので服の上からでは分からないが適度に引き締まった筋肉が隠されている。身長168cmと平均的であり、特段これといったような何か秀でているものはない。格好は学校指定の青色ブレザーと白シャツにネクタイ、灰色のズボン。靴はスニーカー、腕に時計。見た目はやんちゃ系男子だが、印象に対して中身は相反している。
性格/基本的には真面目。人知れず努力を重ねるタイプであり、労している姿を見せたくない見栄と強情を持ち、そしてそれを否定されたくない臆病者でもある。甘え下手の甘えたなので親しい人にはぶっきらぼうな振る舞いをしてしまったり、本心とは逆の対応をしてしまうこともあって大体は後悔に苛まれる。精神的な成長もまだ未熟であるため依存しやすく、その執着心は根強い。
備考/施設育ち。10歳頃に里親となった義理の父親に引き取られ、その半年後に母親となった女性は交通事故にて故人となり、義理の父と子だけの生活が始まった。伊月自身が既に10歳を迎えていたため手が掛からないこと、父に妻以外を再婚相手に迎えるつもりがなかった点から二人きりで過ごすことに。そんな義理の父だったが、彼は伊月を本当の子として接し、熱心に愛してくれたので此方も父に対して本物の家族のような、それ以上の感情を抱くほど父は大事な想い人となった。裏切らないこと、どんな時も誠実であるところが何よりも好き。一人称は俺、二人称〇〇さん。
想い人
名前/榊原 甚太郎(さかきばら しんたろう)
性別/男
年齢/35歳
容姿/短く切り揃えた清潔感のある黒髪で前髪は7:3分け。面長で鼻梁は高く、怜悧さを感じさせる黒い瞳、口許に湛えた小じわが穏やかさな雰囲気を与える。髭は毎朝剃っているため顎付近はつるつるで若々しさを残しており、健康と体型に気を付けていたので中年男性と感じさせない容姿をしている。服は大手会社の営業マンで基本がスーツ。私服でもシャツとベスト、スラックスという組み合わせでいることが常であった。身長は179cm。学生時代にバスケをしていたことからガタイは宜しい方。
性格/穏やかで優しく、不正を許さない誠実な男性。学生時代にバスケ部のキャプテンをしていたため人を惹き付けるカリスマ性があり、実直且つ真摯な姿勢で物事に取り組むので人望に厚い。仕事も出来るが、家庭にも熱心。とくに義理の息子である伊月は血こそ繋がりはないが実の子として最初から接し、亡くした妻の分まで心から愛そうとしていたが、それが家族愛を越えた感情であったかは不明。周りからは過保護だとは言われていたらしい。頭はキレるが恋愛沙汰には天然なので妻とも出逢いから結婚まで長く友人曰くプラトニック過ぎると揶揄されていた程。
備考/一人称は私。二人称〇〇さん、〇〇君。息子は名前そのまま。26歳で結婚し、その一年目にしてめでたく第一子を懐妊した。が、その子供はあえなく流産、以降二人の間にはどうしても子が生まれなくなり、検査の結果、妻は妊娠出来ない身体になっていた。しかしどうしても子が欲しい、何歳でもいい、と。そういった同意のもとで出逢ったのが伊月であり、彼の里親として息子に迎え入れることを決めた。交通事故による妻の死後、暫くは抜殻のような日々を過ごしていたが、伊月からの「お父さん」と呼ぶ声に叱咤され、前に進むことを目指した。趣味はバスケ、ランニング、音楽。料理はいつまで経っても上達せず、食卓事情は伊月に一任していた。呼び方は普通に「伊月」と柔らかい調子で名を紡ぐ。
亡くなった理由/運転中に飛び出してきた小学生を急ハンドルで切ったことによる電柱への衝突事故
貴方との関係性/義理の父子
「おはよう、伊月。よく眠れたか?」
「ああ、ごめんごめん。また焦がしてしまった。どうも私には料理の才能がないらしいようだ……ははは」
「どんな時でも私はお前の味方だ。だから安心していいんだ」
ロルテ
(学校での授業中に届けられた報せ。父の不幸に息が止まり、自分だけ時間が停止したような、漠然とした虚無と絶望に包まれたのが先日のこと。死亡届、事故の処理、警察、葬儀、父の親戚……目まぐるしい環境の流れに取り残され、何一つ追い付けないまま、火葬と納骨を済ませた日の翌朝、日々のルーティンから郵便受けへと泣き腫らした顔で赴くや中には一通の招待状が。黄昏島、甚太郎……、思わず口を衝いて出た父親の名、その瞬間、目映い光が視界を奪い、意識が遠ざかっていくような感覚へと陥っていく。それからどれ程の時が経ったのか、気付けば見知らぬ船着場らしき所で腰を抜かしていて、周囲の風景もガラリと変わっており「ここは、どこなんだ……?さっきまで家の外にいたのに……」そう疑問を口にするが、矢張り此処は見たことのない土地なので表情は困惑と不思議が入り雑じっており)
(/すみません一人称が抜けておりまして、ご指摘下さりありがとうございます!(蹴可))
100:
ロア [×]
2017-02-28 19:40:41
>アレン
( 呆れているだろうか、不快さに顔を歪めているだろうか、と思い顔を上げたが彼の浮かべる表情はいつかの彼と同じ優しく穏やかな微笑みで。ん、とだけ短く問いに肯定し親指の腹が目尻を撫ぜるように透明な雫を拭い去っていくとやや照れ臭そうに琥珀の瞳を伏せ。頬に若干朱が差しているように見えるのは果たして羞恥からかそれとも夕陽の所為か。優しい声音が又鼓膜を震わせ、然し続いて発せられた単語――否、人の名前にどくりと心臓が跳ねるのを感じ。改めてその名を聞かされると出し切った筈の涙がまた溢れ出しそうになる。堪えるのに必死で何の反応も示す事が出来ずに居たが、軈て今度は己の名を彼に教えて。第一声は僅かに震えて仕舞ったが、口角を歪に上げ急ごしらえの笑顔を浮かべてみせ。 )
――そう。…私は、私の名前はロア。好きなように呼んで。
【お勧め】
・初心者さん向けトピック
[0]セイチャットTOP
[1]オリジナルキャラなりきりチャット
[9]最新の状態に更新
お問い合わせフォーム
(C) Mikle